JPH0718081U - 常時開放型バルブ駆動機構 - Google Patents

常時開放型バルブ駆動機構

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JPH0718081U
JPH0718081U JP2952193U JP2952193U JPH0718081U JP H0718081 U JPH0718081 U JP H0718081U JP 2952193 U JP2952193 U JP 2952193U JP 2952193 U JP2952193 U JP 2952193U JP H0718081 U JPH0718081 U JP H0718081U
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plunger
diaphragm
solenoid
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正次 大川
龍彦 古門
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Lintec Corp
Takano Co Ltd
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Lintec Corp
Takano Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】 多種多様な流体の質量流量を精密に自動制
御するバルブ駆動機構で、常時開放型バルブ駆動機構を
提供するにある。 【構 成】 バルブとして、フラットプラグバルブを用
い、スプリング17でバルブ本体15を介してバルブダ
イヤフラム19の中心部を押上げ、常時バルブシール部
16を開放させ、円環状ソレノイドダイヤフラム28に
支持されたプランジャ24のガイドピン36の先端が、
バルブ本体15と対向してバルブダイヤフラム19の中
心部に接触させた構成である。 【効 果】 プランジャコイル41に通電しなければ、
バルブシール部16が開放されているので常時開放型と
して動作する効果がある。プランジャコイル41への供
給電力を増減すれば、バルブシール部16の間隔δ
減増し、流体の質量流量を制御できる効果がある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、多種多様な流体の質量流量を精密に自動制御するバルブ駆動機構で 、常時開放型バルブ駆動機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来超LSIの製造に使用される、多種多様な流体の質量流量を精密に自動制 御するバルブ駆動機構として、特開平3−177670号(特願平1−2965 74号)のバルブ駆動機構があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このバルブ駆動機構では、プランジャコイルに通電しない通常の状態 で、バルブ本体が流体入口を閉鎖している。即ち常時閉鎖型バルブ駆動機構にな っている。従って常時開放型として使用する場合には、常時プランジャコイルに 通電していなければならない欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記欠点を皆無にするためになされたものであって、その特徴とす るところは、流体の質量流量を制御するバルブとして、フラットプラグバルブを 用い、フラットプラグの駆動部を高強度、高靭性な材料よりなる円環状ダイヤフ ラムで支持された、軟磁性材よりなるプランジャと、プランジャを吸引する軟磁 性材よりなる磁極を具備した、いわゆる直進型ソレノイドで構成したバルブ駆動 機構において、スプリング17で、バルブ本体15の突出部18が、バルブダイ ヤフラム19の中心部を押上げ、常時流体シール部16を開放し、プランジャ2 4のガイドピン36の下部突出部45の先端が、バルブ本体15の突出部18に 対向して、バルブダイヤフラム19の中心部に接触させ、ガイドピン36が内部 で滑動し得るように保持した軟磁性材よりなる磁極27を、プランジャ24との 間に磁気空隙39が構成されるように軟磁性材よりなるヨーク25にねじ込み、 プランジャ24のガイドピン36がねじ込まれた反対側でソレノイドダイヤフラ ム28の内周をクランプし、ソレノイドダイヤフラム28の外周を、軟磁性材よ りなるヨーク26にクランプして構成したことにある。
【0005】
【作用】
プランジャコイル41に通電しなければ、スプリング17の作用で、流体シー ル部16が開放されていて、常時開放状態にある。 プランジャコイル41に通電すれば、プランジャ24が磁極27に吸引され、 ガイドピン36を介して、バルブダイヤフラム19を変形させ、流体シール部1 6の間隔δが狭くなり、流体流量が少なくなる。従ってプランジャコイル41 への供給電力を増減することにより、流体の質量流量を制御することができる。
【0006】
【実施例】
以下図面について詳細に説明する。 図1は、本考案の実施例を示す側断面図で、バルブ部11と駆動部21とより なっている。 バルブ部11は、バルブ筐体12の一方の壁に流体の入口13及び出口14を 設け、入口13からの流体流量は、PCTFE(ポリクロロフルオエチレン)よ りなるバルブ本体15の上下移動により、流体シール部16(間隔をδとする )を開閉させて制御するようになっている。即ちバルブ本体15は、フラットプ ラグになっている。バルブ本体15は、スプリング17で押上げられ、バルブ本 体15の突出部18で、バルブダイヤフラム19の中心部を押上げる構造になっ ている。 バルブ筐体12、バルブダイヤフラム19及び入、出口のパイプはすべてSU S−316(ステンレススチール)でできていて、フッ素化合物、塩素化合物な どの腐触性気体にも安心して使用できるようにしてある。又バルブ本体15をP CTFEで、弁座(バルブ筐体)をSUS−316で構成することにより、パー ティクルな塵埃の発生を防止している。 21は、本考案の駆動部として用いた直進型ソレノイドで、ソレノイド部22 と、軟磁性材よりなるケース23より構成される。 24は、軟磁性材よりなるプランジャ25及び26は軟磁性材よりなるヨーク 、27はプランジャ24を吸引する軟磁性材よりなる磁極。28は例えば、ニッ ケル、コバルト、クローム、モリブデン鋼(9%Ni、9%Co、8%Cr、4 %Mo、0.1%Al、0.4%Ti,0.01%C、残りFe)を真空中又は 水素中で480°C5時間時効硬化処理し、高強度、高靭性とした材料よりなる 薄いソレノイドダイヤフラムで、その内周をプランジャ24とクランプリング3 2で挟み、ナット33をプランジャ24の先端ねじ部34にねじ込みクランプす る。又ソレノイドダイヤフラム28の外周は、ヨーク26の突出円筒部29とリ ング30で挟み、小ねじ31でクランプしてある。而してプランジャ24は、中 心部に保持され、ヨーク26との間に磁気空隙35が構成される。 36は非磁性材よりなるガイドピンでプランジャ24の下部にねじ込み固着し 、磁極27に埋め込ませた軸受37内を滑動するようになっている。 38はクランプねじで、プランジャ24と磁極27との間にできる磁気空隙3 9の空隙長δを磁極27で調整後、磁極27をクランプする。 40は絶縁材よりなるボビン、41はボビン40にプランジャ24を周回する ように捲かれたプランジャコイル、42はリード線である。以上でソレノイド部 22を構成している。 43は、波形ワッシヤ、44はリングねじで、リングねじ44をねじ込むこと により、ソレノイド部22は、波形ワッシャ43を変形させ、ケース23内部に 固定される。 45はガイドピン36の下部突出部、46は駆動部21の取付座、47は取付 座46の底面である。 バルブ本体15は、スプリング17で押上げられ、バルブ本体15の突出部1 8で、バルブダイヤフラム19の中心部を押上げているが、バルブダイヤフラム 19の反対面が、取付座46の底面47に密着している図1の状態で停止し、流 体シール部16の間隔はδに保持される。δは高々0.1mm程度である。 ソレノイド部22は、磁気空隙39の空隙長δがδ>δになるように外 部で調整し、ケース23に挿入、リングねじ44をねじ込むことにより、波形ワ ッシャ43を変形させ、ガイドピン36の下部突出部45の先端がバルブダイヤ フラム19の中心部に接触した位置に固定する。図1はこの状態を図示してある 。
【0007】
【考案の効果】
以上図面について詳細に説明したが、本考案によるバルブ駆動機構では、プラ ンジャコイル41に通電しない通常の状態では流体シール部16は常にδの間 隔で開放している。従って常時開放型として作用する効果がある。 プランジャコイル41に通電すれば、プランジャ24が磁極27に吸引され、 ガイドピン36を介して、バルブダイヤフラム19を変形させ、流体シール部1 6の間隔δが狭くなるように作用し、プランジャコイル41への供給電力を増 減することにより、流体の質量流量を制御する効果があり、又δ>δに調整 されているから、プランジャコイル41への供給電力をある程度以上供給すれば 、δは零となり、流体の流量を遮断する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す側断面図
【符号の説明】
11 バルブ部 15 バルブ本体 16 流体シール部 17 スプリング 19 バルブダイヤフラム 21 駆動部 22 ソレノイド部 23 ケース 24 プランジャ 25、26 ヨーク 27 磁極 28 ソレノイドダイヤフラム 35、39 磁気空隙 36 ガイドピン 41 プランジャコイル 43 波形ワッシャ 44 リングねじ 47 取付座46の底面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の質量流量を制御するバルブとし
    て、フラットプラグバルブを用い、フラットプラグの駆
    動部を高強度、高靭性な材質よりなる円環状ダイヤフラ
    ムで支持された、軟磁性材よりなるプランジャと、プラ
    ンジャを吸引する軟磁性材よりなる磁極を具備した、い
    わゆる直進型ソレノイドで構成したバルブ駆動機構にお
    いて、スプリング17で、バルブ本体15の突出部18
    が、バルブダイヤフラム19の中心部を押上げ、常時流
    体シール部16を開放し、プランジャ24のガイドピン
    36の下部突出部45の先端が、バルブ本体15の突出
    部18に対向して、バルブダイヤフラム19の中心部に
    接触させ、ガイドピン36が内部で滑動し得るように保
    持した軟磁性材よりなる磁極27を、プランジャ24と
    の間に磁気空隙39が構成されるように軟磁性材よりな
    るヨーク25にねじ込み、プランジャ24のガイドピン
    36がねじ込まれた反対側でソレノイドダイヤフラム2
    8の内周をクランプし、ソレノイドダイヤフラム28の
    外周を軟磁性材よりなるヨーク26にクランプして構成
    したことを特徴とする常時開放型バルブ駆動機構。
JP1993029521U 1993-04-22 1993-04-22 常時開放型バルブ駆動機構 Expired - Lifetime JP2573942Y2 (ja)

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