JP2573246B2 - 可動翼水車の高効率運転装置 - Google Patents
可動翼水車の高効率運転装置Info
- Publication number
- JP2573246B2 JP2573246B2 JP62229454A JP22945487A JP2573246B2 JP 2573246 B2 JP2573246 B2 JP 2573246B2 JP 62229454 A JP62229454 A JP 62229454A JP 22945487 A JP22945487 A JP 22945487A JP 2573246 B2 JP2573246 B2 JP 2573246B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- limit value
- movable blade
- opening
- movable
- zone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/20—Hydro energy
Landscapes
- Control Of Water Turbines (AREA)
- Control Of Eletrric Generators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、可動翼水車を用いた水力発電所に最適な高
効率運転を行うための制御装置に関する。
効率運転を行うための制御装置に関する。
（従来の技術） 可動翼水車を備えた水力発電所においては、水車出力
の全範囲にわたり高い効率が得られるような運転が高効
率運転装置にて行われる。この高効率運転装置は、高い
効率となるように可動翼を開閉制御するものである。
の全範囲にわたり高い効率が得られるような運転が高効
率運転装置にて行われる。この高効率運転装置は、高い
効率となるように可動翼を開閉制御するものである。
第２図は、この種の高効率運転の一例を示したもので
ある。第２図において、ガイドベーン13aと可動翼13bを
備えた水車13に直結された発電機14とPMG15から構成さ
れ、水車の速度や出力を調整するために、上記PMG15の
速度とガイドベーン用サーボモータ７の開度を入力し、
調速機16にて演算を行い、ガイドベーン用サーボモータ
７を駆動してガイドベーン13aを制御する。また、水車
の効率を調整するためには、ガイドベーン用サーボモー
タ７の動きをカム8,10、シャフト９、レバー12で介し可
動翼用配圧弁５を駆動することにより可動翼用サーボモ
ータ６を動作させ可動翼13bを制御する。
ある。第２図において、ガイドベーン13aと可動翼13bを
備えた水車13に直結された発電機14とPMG15から構成さ
れ、水車の速度や出力を調整するために、上記PMG15の
速度とガイドベーン用サーボモータ７の開度を入力し、
調速機16にて演算を行い、ガイドベーン用サーボモータ
７を駆動してガイドベーン13aを制御する。また、水車
の効率を調整するためには、ガイドベーン用サーボモー
タ７の動きをカム8,10、シャフト９、レバー12で介し可
動翼用配圧弁５を駆動することにより可動翼用サーボモ
ータ６を動作させ可動翼13bを制御する。
しかしながら、上述したような高効率運転装置におい
てカムやシャフト等機械的なリンク構造のため摩耗が生
じやすく、このラビリンスによる追従応答性が悪くなる
不都合がある。また落差変動があるプラントにはカム自
体を立体構造にする方法もあるがカム工作上の限界、摩
耗によるズレ等で適正開度運転ができなくなるという問
題がある。
てカムやシャフト等機械的なリンク構造のため摩耗が生
じやすく、このラビリンスによる追従応答性が悪くなる
不都合がある。また落差変動があるプラントにはカム自
体を立体構造にする方法もあるがカム工作上の限界、摩
耗によるズレ等で適正開度運転ができなくなるという問
題がある。
（発明が解決しようとする問題点） 以上のように、従来の高効率運転装置においては、ガ
イドベーンに対する可動翼の追従応答性が悪く、かつガ
イドベーンに対する可動翼の開度設定がズレてしまうな
どして効率の良い運転を行うことができないという問題
があった。
イドベーンに対する可動翼の追従応答性が悪く、かつガ
イドベーンに対する可動翼の開度設定がズレてしまうな
どして効率の良い運転を行うことができないという問題
があった。
そこで本発明では、ガイドベーンの動きに追従して安
定かつ迅速に制御し、かつ正確な開度設定を行うこと
で、常に効率の良い運転を行うことが可能な信頼性の高
い高効率運転装置を提供することを目的とするものであ
る。
定かつ迅速に制御し、かつ正確な開度設定を行うこと
で、常に効率の良い運転を行うことが可能な信頼性の高
い高効率運転装置を提供することを目的とするものであ
る。
（問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するために本発明では、予め静落差を
複数のゾーンに分け、入力される静落差がどのゾーンに
含まれるかを判断し、そのゾーンの上限値および下限値
を出力する判定部と、判定分において分けられたゾーン
の上限値毎に、入力されるガイドベーン開度に対応する
落差高側可動翼開度基準が設定されている落差高側関数
発生部と、判定部において分けられたゾーンの下限値毎
に、入力されるガイドベーン開度に対応する落差低側可
動翼開度基準が設定されている落差低側関数発生部と、
判定部の上限値および下限値に基づき、上限値および下
限値に応じた関数発生部から出力される信号を加算して
可動翼開度基準を出力する加算部と、加算部からの可動
翼開度基準と可動翼開度との偏差信号を機械変位量に変
換する電気−機械変換部と、電気−機械変換部からの機
械変位量に基づき可動翼開度を調節するサーボモータと
を備えることを特徴とする。
複数のゾーンに分け、入力される静落差がどのゾーンに
含まれるかを判断し、そのゾーンの上限値および下限値
を出力する判定部と、判定分において分けられたゾーン
の上限値毎に、入力されるガイドベーン開度に対応する
落差高側可動翼開度基準が設定されている落差高側関数
発生部と、判定部において分けられたゾーンの下限値毎
に、入力されるガイドベーン開度に対応する落差低側可
動翼開度基準が設定されている落差低側関数発生部と、
判定部の上限値および下限値に基づき、上限値および下
限値に応じた関数発生部から出力される信号を加算して
可動翼開度基準を出力する加算部と、加算部からの可動
翼開度基準と可動翼開度との偏差信号を機械変位量に変
換する電気−機械変換部と、電気−機械変換部からの機
械変位量に基づき可動翼開度を調節するサーボモータと
を備えることを特徴とする。
（作用） 上述の高効率運転装置においては、ガイドベーン開度
と静落差に基づいた可動翼開度基準を作り出し、電気−
機械変換器，可動翼配圧弁を介して直接、可動翼用サー
ボモータを駆動するため、応答性が良く、かつ正確な開
度基準が得られることができる。
と静落差に基づいた可動翼開度基準を作り出し、電気−
機械変換器，可動翼配圧弁を介して直接、可動翼用サー
ボモータを駆動するため、応答性が良く、かつ正確な開
度基準が得られることができる。
（実施例） 以下、本発明を図面に示す一実施例を参照して説明す
る。
る。
第１図は本発明に係る高効率運転装置の構成例を示す
もので、第２図と同一要素名には同一符号を付して示し
ている。第１図において可動翼用サーボモータ６とこの
可動翼用サーボモータ６を制御する可動翼用配圧弁５と
から構成されるに対して、その開度を制御するための高
効率運転装置は次のものから構成されている。すなわ
ち、ガイドベーン開度GVと静落差HOとに基づいて可動翼
開度基準RVRを出力関数発生部１と、可動翼用サーボモ
ータ６の位置を検出する位置検出器３と、この位置検出
器３からの可動翼開度RVと上記関数発生部１からの可動
翼開度基準RVRとの偏差を検出する加減器２と、この加
減器２からの偏差信号ΔRVに基づいて可動翼用配圧弁５
を駆動するための電気−機械変換器４とを備えて構成す
るようにしている。
もので、第２図と同一要素名には同一符号を付して示し
ている。第１図において可動翼用サーボモータ６とこの
可動翼用サーボモータ６を制御する可動翼用配圧弁５と
から構成されるに対して、その開度を制御するための高
効率運転装置は次のものから構成されている。すなわ
ち、ガイドベーン開度GVと静落差HOとに基づいて可動翼
開度基準RVRを出力関数発生部１と、可動翼用サーボモ
ータ６の位置を検出する位置検出器３と、この位置検出
器３からの可動翼開度RVと上記関数発生部１からの可動
翼開度基準RVRとの偏差を検出する加減器２と、この加
減器２からの偏差信号ΔRVに基づいて可動翼用配圧弁５
を駆動するための電気−機械変換器４とを備えて構成す
るようにしている。
このため、ガイドベーン開度GVや静落差HOの変化に対
して迅速な追従応答ができ、かつ正確な最適位置制御が
できる。さらに第４図の実線に示す様な幅広い、高効率
運転が可能となる。
して迅速な追従応答ができ、かつ正確な最適位置制御が
できる。さらに第４図の実線に示す様な幅広い、高効率
運転が可能となる。
なお、上記関数発生部自体は、例えば第３図に示すよ
うにゾーン検出器101、乗算器102,103、加減器104、関
数発生器105から簡単に構成することができる。すなわ
ち、ガイドベーン開度GVを入力し、静落差毎のガイドベ
ーン開度対可動翼開度基準曲線を関数発生器105に記憶
させておき、ゾーン検出器101にて現在の静落差HOから
どの関数発生器105を用いるか判定させ、落差高側可動
翼開度基準RVhと落差低側可動翼開度基準RVlを出力させ
る。この可動翼開度基準RVh,RVlを各々の乗算器102,103
に入力し、ゾーン検出器101にて算出された係数ｋを基
に乗算を行う。次に、この乗算器102,103の出力は加減
器104にて加算され、可動翼開度基準RVRとして出力す
る。
うにゾーン検出器101、乗算器102,103、加減器104、関
数発生器105から簡単に構成することができる。すなわ
ち、ガイドベーン開度GVを入力し、静落差毎のガイドベ
ーン開度対可動翼開度基準曲線を関数発生器105に記憶
させておき、ゾーン検出器101にて現在の静落差HOから
どの関数発生器105を用いるか判定させ、落差高側可動
翼開度基準RVhと落差低側可動翼開度基準RVlを出力させ
る。この可動翼開度基準RVh,RVlを各々の乗算器102,103
に入力し、ゾーン検出器101にて算出された係数ｋを基
に乗算を行う。次に、この乗算器102,103の出力は加減
器104にて加算され、可動翼開度基準RVRとして出力す
る。
以上のように本発明によれば、ガイドベーン開度や静
落差の変化に対して速やかに応答することができ、かつ
正確な適用開度運転を行うことができる。さらに幅広い
高効率運転が可能となる。
落差の変化に対して速やかに応答することができ、かつ
正確な適用開度運転を行うことができる。さらに幅広い
高効率運転が可能となる。
第１図は本発明の一実施例に係る高効率運転装置のブロ
ック構成図、第２図は従来の高効率運転の系統図、第３
図は第１図の関数発生部の一例を示す構成図、第４図は
出力対効率特性図である。 １……関数発生器、２……加減器 ３……位置検出器、４……電気／機械変換器 ５……可動翼用配圧弁 ６……可動翼用サーボモータ、13……水車 13a……ガイドベーン、13b……可動翼 15……PMG、16……調速機 RVR……可動翼開度基準、RV……可動翼開度 ΔRV……偏差信号
ック構成図、第２図は従来の高効率運転の系統図、第３
図は第１図の関数発生部の一例を示す構成図、第４図は
出力対効率特性図である。 １……関数発生器、２……加減器 ３……位置検出器、４……電気／機械変換器 ５……可動翼用配圧弁 ６……可動翼用サーボモータ、13……水車 13a……ガイドベーン、13b……可動翼 15……PMG、16……調速機 RVR……可動翼開度基準、RV……可動翼開度 ΔRV……偏差信号
Claims (1)
- 【請求項１】予め静落差を複数のゾーンに分け、入力さ
れる静落差がどのゾーンに含まれるかを判断し、そのゾ
ーンの上限値および下限値を出力する判定部と、前記判
定部において分けられたゾーンの上限値毎に、入力され
るガイドベーン開度に対応する落差高側可動翼開度基準
が設定されている落差高側関数発生部と、前記判定部に
おいて分けられたゾーンの下限値毎に、入力されるガイ
ドベーン開度に対応する落差低側可動翼開度基準が設定
されている落差低側関数発生部と、前記判定部の上限値
および下限値に基づき、上限値および下限値に応じた関
数発生部から出力される信号を加算して可動翼開度基準
として出力する加算部と、前記加算部からの可動翼開度
基準と可動翼開度との偏差信号を機械変位量に変換する
電気−機械変換部と、前記電気−機械変換部からの機械
変位量に基づき可動翼開度を調節するサーボモータとを
備えることを特徴とする可動翼水車の高効率運転装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62229454A JP2573246B2 (ja) | 1987-09-16 | 1987-09-16 | 可動翼水車の高効率運転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62229454A JP2573246B2 (ja) | 1987-09-16 | 1987-09-16 | 可動翼水車の高効率運転装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6473173A JPS6473173A (en) | 1989-03-17 |
| JP2573246B2 true JP2573246B2 (ja) | 1997-01-22 |
Family
ID=16892456
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62229454A Expired - Lifetime JP2573246B2 (ja) | 1987-09-16 | 1987-09-16 | 可動翼水車の高効率運転装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2573246B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013032766A (ja) * | 2011-07-06 | 2013-02-14 | Osamu Nagao | 水力発電装置 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03237269A (ja) * | 1990-02-09 | 1991-10-23 | Toshiba Eng Co Ltd | 電動―油圧式ランナベーン制御装置 |
| JP2579528Y2 (ja) * | 1992-03-16 | 1998-08-27 | 東芝エンジニアリング株式会社 | 水車の流量制御装置 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5578765U (ja) * | 1978-11-22 | 1980-05-30 | ||
| JPS57191470A (en) * | 1981-05-19 | 1982-11-25 | Meidensha Electric Mfg Co Ltd | Controlling apparatus for guide vane of water turbine |
| JPS62105369U (ja) * | 1985-12-23 | 1987-07-04 | ||
| JPS6332166A (ja) * | 1986-07-26 | 1988-02-10 | Hitachi Ltd | 可動翼水車の運転制御方法 |
-
1987
- 1987-09-16 JP JP62229454A patent/JP2573246B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013032766A (ja) * | 2011-07-06 | 2013-02-14 | Osamu Nagao | 水力発電装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6473173A (en) | 1989-03-17 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4815278A (en) | Electrically driven fuel pump for gas turbine engines | |
| JPH0581742B2 (ja) | ||
| JP2573246B2 (ja) | 可動翼水車の高効率運転装置 | |
| US4577271A (en) | Sampled data servo control system | |
| US3986788A (en) | Prime mover speed control system | |
| EA005895B1 (ru) | Способ и устройство для регулирования скорости паровой турбины | |
| JPH10122120A (ja) | 水車及びポンプ水車の調速制御装置並びにそれらの調速制御方法 | |
| JPS6363736B2 (ja) | ||
| JPS6350608A (ja) | タ−ビン内部非干渉流量制御方式 | |
| KR920006163B1 (ko) | 전류 제어형 디지탈 위치 제어방법 | |
| SU653421A1 (ru) | Способ регулировани мощности поворотнолопастной гидротурбины | |
| RU1822908C (ru) | Способ управлени гидроагрегатом | |
| JP3770283B2 (ja) | 同期制御装置 | |
| SU541144A1 (ru) | Электромашинный след щий привод | |
| JPS607444B2 (ja) | 自動運転装置 | |
| JP2566751B2 (ja) | エンジン駆動の可変容量型油圧ポンプの出力制御方法 | |
| JP2686336B2 (ja) | プラント負荷制御装置 | |
| JPH0428907B2 (ja) | ||
| JP2715446B2 (ja) | ガバナ制御装置 | |
| JPS6111444Y2 (ja) | ||
| JP2999884B2 (ja) | 給水ポンプ駆動用タービン制御方法及びその装置 | |
| JPS6279509A (ja) | デジタル式サ−ボアンプ | |
| SU399608A1 (ru) | Автоматический регулятор мощности турбоагрегата | |
| JP2525836B2 (ja) | タ―ビン制御装置 | |
| JP2559975Y2 (ja) | クロスフロー水車の単独運転制御装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |