JP2579528Y2 - 水車の流量制御装置 - Google Patents

水車の流量制御装置

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JP2579528Y2
JP2579528Y2 JP1992022564U JP2256492U JP2579528Y2 JP 2579528 Y2 JP2579528 Y2 JP 2579528Y2 JP 1992022564 U JP1992022564 U JP 1992022564U JP 2256492 U JP2256492 U JP 2256492U JP 2579528 Y2 JP2579528 Y2 JP 2579528Y2
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松浦勝博
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東芝エンジニアリング株式会社
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、水力発電所に於て、発
電機を駆動する水車への導入水流量を所定値に制御する
水車の流量制御装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の水車の流量制御装置を、水力発電
所の導入水流路及び制御ブロック図を示す図3を用いて
説明する。図に於て、10は貯水池であり、貯留された
水は、その底部から導水路11を介して、水車12のケ
−シング12aに導かれ、更に水車12のガイドベ−ン
12bの開度に応ずる流量に調整されて、水車12内に
導入され、そのランナ12cを駆動する。ランナ12c
は、その主軸12dを介して、発電機13の回転子13
aに連結されているから、回転子13aも回転し発電が
行われる。水車12を駆動した導入水は、吸い出し管1
4から放水口15に放出される。
【0003】全体を一点鎖線で囲み、全体符号20を付
した装置は、水車12の流量制御装置である。21は、
水車12に導入される導入水の流量目標値を設定する設
定器であり、設定された流量目標値Qsは、比較器22
に一方の入力として加えられる。23は、流量測定装置
例えば電磁流量計であり、電磁流量検出器23aと電磁
流量変換器23bとから構成される。検出器23aは、
導水路11の水車側末端に設けられ、変換器23bは、
通常図示しない水車制御用配電盤に設けられ、両者間は
制御ケ−ブル23cで接続される。検出器23aは、導
水路11の流量に応じた検出信号を変換器23bに送出
し、変換器23bは、この信号を受信して、流量制御装
置20の制御レベルに変換し、変換した実流量信号Qm
は比較器22に、他方の入力として加えられる。比較器
22は、両入力を比較して、それらの偏差(Qs−Q
m)を出力し、この出力は、水車12のガイドベ−ン操
作部24に、操作信号として加えられる。ガイドベ−ン
操作部24は、入力操作信号に従って、水車12のガイ
ドベ−ン12bを開閉制御することにより、水車12へ
の導入水流量を調整し、導入水流量が、設定器21によ
り設定された目標流量値Qsと、一致するように作動す
る。このようにして、水車12を任意の設定された目標
流量で運転することができる。
【0004】上記のように、従来の流量制御装置では、
水車への導入水流量の値は、流量測定装置からしか得る
ことができない。従って、流量測定装置に異常が発生す
ると導入水の自動流量調整を行うことができなくなり、
運転員の操作に頼るしか方法がなかった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案が解決しようと
する問題点は、流量測定装置に異常が発生すると、自動
流量調整が不可能になる点である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するため、自己診断機能を有し導水路を介して水車に
導入される導入水流量を測定して自己の異常時には異常
信号を発生する流量測定装置と、予め設定された前記水
車への導入水流量目標値と前記流量測定装置の出力とを
入力されそれらの偏差を演算する比較器と、前記導入水
の落差と水車のガイドベーンの開度とを入力され導入水
の理論流量を出力する関数発生器と、前記流量測定装置
の異常信号を受けて前記比較器に入力されていた前記流
量測定装置の出力を前記関数発生器の出力に切換える切
換装置とを備え、この比較器の出力を操作量として水車
のガイドベーンの開度を調整して前記導入水流量を制御
するようにしたことを特徴とするものである。
【0007】
【実施例】以下図面を参照して本考案を説明する。図1
は、本考案の一実施例を示す水力発電所の導入水流路及
び制御ブロック図であり、図2は、本考案に使用する関
数発生器の作用を説明するための曲線図である。図3に
示した従来の流量制御装置20と、図1に示した本考案
に係る流量制御装置30とで異なる点は、流量測定装置
23に故障が発生し、水車12への導入水の流量の実測
デ−タが異常になったり、測定が不能になった時に、そ
の出力が切換え使用される導入水の理論流量信号を出力
する関数発生器を設けた点のみであり、通常の運転時に
於ける動作は従来装置20と全く同じであるので、従来
装置20と同一部分には同一符号を付し、その説明は省
略する。
【0008】31は、上記の関数発生器であり、水車1
2への導入水の落差と水車12のガイドベ−ン12bの
開度とから、水車12への論理流量を算出する。即ち、
水位計32により貯水池10の水位信号Huを,水位計
33により放水口15の水位信号Hdを送出させ、これ
ら両信号を偏差演算器34に入力し、両信号の偏差Hu
−Hd=H(水車12への導入水の落差)を算出し、落
差信号Hを関数発生器31に入力する。(水位計32,
33は、貯水池,放水口に於ける水位管理上必要不可欠
な装置であり、本考案用として特に設けたものではな
い。)一方、水車12のガイドベ−ン12bの開度は、
図示しないガイドベ−ン12bの開閉制御を行うサ−ボ
モ−タのストロ−クを、差動トランスにより測定し、こ
の測定値をガイドベ−ンの開度に変換して求めるが、図
示の便宜上、35をガイドベ−ン12bの開度検出器と
して示す。この様にして開度検出器35により検出した
ガイドベ−ン12bの開度信号Gvを、関数発生器31
に入力する。関数発生器31は、入力された導入水の落
差信号Hと、ガイドベ−ン12bの開度信号Gvより導
入水の理論流量を算出し、論理流量信号Qkを出力す
る。36は、流量測定装置23に故障が発生した場合
に、比較器22の他方の入力信号として加えられていた
実流量信号Qmを、上記の理論流量信号Qkに切換える
切換装置である。切換装置36の常閉接点36bの一端
には実流量信号Qmが,常開接点36aの一端には理論
流量信号Qkが加えられ、両接点36a,36bの他端
は共通接続され、比較器22の他方の入力側に接続され
る。流量測定装置23は、自己診断機能を有し、装置自
身に故障が生ずると、それを検出し、電磁流量変換器2
3bは図示しない接点出力を生じ、破線で示す様に、切
換装置36の励磁コイル36cは付勢される。従って切
換装置36は動作し、その常閉接点36bは開路し、常
開接点36aは閉路するから、比較器22の他方の入力
として加えられていた実流量信号Qmは、理論流量信号
Qkに切換えられる。
【0009】この様にして、流量測定装置23に故障が
発生しても、その出力である実流量信号Qmの代りに関
数発生器31から得られる論理流量信号Qkを切換使用
することにより、水車12への導入水の自動流量調整を
継続して行うことが出来る。
【0010】図2は関数発生器の作用を説明するための
曲線図である。水車を運転する時の水車への導入水量
は、その水車のガイドベ−ンの開度に略々比例する。従
って流量の理論値は、図2に示すように、ガイドベ−ン
開度を横軸に、流量を縦軸にした関数として表すことが
出来る。然し、ガイドベ−ンの開度は同一であっても、
その時の導入水の落差によって、流量は変化する。一般
に、水力発電所に於ける落差の範囲は、発電所毎に異な
るから、ガイドベ−ンの開度から、水車の理論流量を求
めるには、落差の範囲に応じて、ガイドベ−ン開度と流
量との関係を表す曲線を、複数本記述する必要がある。
そのため、関数発生器による流量算出演算に当っては、
通常2本又は3本の曲線を記述し、曲線上に無い落差に
ついては、比例換算によって流量を求める様にすれば、
実用上問題は無い。
【0011】図2は、2本の曲線を記述した場合を示
し、表1は、図2に示す曲線上に無い落差に対する比例
換算の算出式を、示したものである。図2に於て、曲線
H2,H1 は、夫々落差が H2,H1 ( H2 >H1 )の
ときのガイドベ−ン開度と流量との関係を示す曲線であ
り、曲線 Hr は、落差が H2 より小さく H1 より
大きい Hr に於けるガイドベ−ンの開度に応ずる理論
流量を、曲線 H2,H1から表1に示す比例換算算出式
によって算出した値を示す曲線であり、Qr はガイドベ
−ン開度 GV1,落差Hr に於ける表1の比例換算算出
式により求めた流量である。尚、図2においては、ガイ
ドベ−ンの開度が0〜100%の全範囲について示した
が、普通は、その発電所に於いて、最も多く運転される
ガイドベ−ンの開度範囲より少し広範囲にすれば十分で
ある。 [表1]
【0012】
【考案の効果】以上説明したように本考案の水車の流量
制御装置は、流量測定装置に異常をきたして実流量が得
られなくなっても、水車への導入水の落差と、水車のガ
イドベ−ン開度とから、理論流量を算出する関数発生器
をもうけ、この理論流量を切換え使用するようにしたか
ら、自動流量調整を継続することが可能となり、信頼性
の高い水車の流量制御装置を得ることが出来る。尚、貯
水池と放水口の水位デ−タは、貯水池,放水口の水位管
理上必要不可欠のデ−タであり、本考案はこれらのデ−
タを流用することにより実現出来るため、流量測定装置
を2台設ける場合よりコストダウンを計ることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示した水力発電所の導入水
流路及び制御ブロック図。
【図2】関数発生器の作用を説明するための曲線図。
【図3】従来の水力発電所の導入水流路及び制御ブロッ
ク図。
【符号の説明】
10……貯水池 11……導水路 12……水車 12b…ガイドベ−ン 13……発電機 15……放水口 21……設定器 22……比較器 23……流量測定装置 24……ガイドベ−ン操作部 31……関数発生器 36……切換装置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自己診断機能を有し導水路を介して水車
    に導入される導入水流量を測定して自己の異常時には異
    常信号を発生する流量測定装置と、予め設定された前記
    水車への導入水流量目標値と前記流量測定装置の出力と
    を入力されそれらの偏差を演算する比較器と、前記導入
    水の落差と水車のガイドベーンの開度とを入力され導入
    水の理論流量を出力する関数発生器と、前記流量測定装
    置の異常信号を受けて前記比較器に入力されていた前記
    流量測定装置の出力を前記関数発生器の出力に切換える
    切換装置とを備え、この比較器の出力を操作量として水
    車のガイドベーンの開度を調整して前記導入水流量を制
    御するようにしたことを特徴とする水車の流量制御装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62279278A (ja) * 1986-05-27 1987-12-04 Toshiba Corp 分岐水路揚水発電所の運転方法
JP2573246B2 (ja) * 1987-09-16 1997-01-22 株式会社東芝 可動翼水車の高効率運転装置
JPH0292068U (ja) * 1989-01-06 1990-07-20

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