JPH10122120A - 水車及びポンプ水車の調速制御装置並びにそれらの調速制御方法 - Google Patents

水車及びポンプ水車の調速制御装置並びにそれらの調速制御方法

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JPH10122120A
JPH10122120A JP8279367A JP27936796A JPH10122120A JP H10122120 A JPH10122120 A JP H10122120A JP 8279367 A JP8279367 A JP 8279367A JP 27936796 A JP27936796 A JP 27936796A JP H10122120 A JPH10122120 A JP H10122120A
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water pressure
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turbine
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JP8279367A
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Yasunori Sannomiya
▲やす▼典 三宮
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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  • Control Of Eletrric Generators (AREA)
  • Control Of Water Turbines (AREA)
  • Control Of Velocity Or Acceleration (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 系統の状態に係わらず設定入力指令値の変化
に対して過渡応答性が優れるポンプ水車の調速制御装置
を提供する。 【解決手段】 設定出力指令値ΔPから垂下率値YE及
び回転速度nを減じた偏差値ΔGOVに基づいてPID
演算するものにおいて、PID値GYを入力するととも
に、水圧を検出する水圧センサ23から水圧値PHを入
力し、PID値GYとの変化方向と水圧値PHの変化方
向とが相反するか否かを検定する水圧変化検定手段24
と、水圧変化検定手段24から入力される検定値GHに
基づいてPID値GYをホールドする制御出力ホールド
手段25とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水力発電所にお
ける水車及びポンプ水車の調速制御装置並びにそれらの
調速制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水力発電に用いる水車又はポンプ水車の
調速制御装置は、設定入力信号に基づいてガイドベーン
(Guide Vane)開度を制御し、結果として回転速度等を
制御するものである。そして、調速制御装置への設定入
力信号がステップ状に変化すると、過渡状態において発
電機又は発電電動機の出力が不安定となることがある現
象が知られている。例えば、設定入力信号がステップ状
に減少すると、調速制御装置はガイドベーン開度を閉じ
る信号を出力する。そして、ガイドベーンを閉じ始めた
とき、一時的に水路の水圧が上昇し見かけの出力が増大
する(不安定現象)。その後、ガイドベーンが閉じられ
たことに伴って、出力が低下して安定状態へ移行する。
【0003】そして、上記のような現象に対する対策と
して、例えば、特開昭51−101647号公報に記載
された従来の水車の調速制御装置がある。この水車の調
速制御装置は、水車の回転数を検出する回路、水車の加
速度又は発電機負荷を検出する回路、水車の上下流の水
路内の水の慣性効果に起因し前記2検出回路に伝えられ
ガバナーの速度制御作用又は負荷制御作用を妨げる如く
作用する水路の悪影響項を模擬し、これを前記2検出回
路の各々から差引き前記2検出回路の出力を補正する水
圧補償回路の3回路を具備する。そして、水激(Water
hammer)がガバナーに与える悪影響分を模擬回路で模擬
し、これを大きさ等しく符号反対の補償値を作り、これ
をガバナーの入力として加えることにより、安定性をあ
まり犠牲にしなくても、速応性や高感度を達成すること
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
水車の調速制御装置では、水激がガバナーに与える悪影
響分を模擬回路で模擬できるがその適用は限られた範囲
内であり、例えば系統の擾乱時にはサージタンクとポン
プの間で水が振動することがあるという問題があった。
そして、上述の模擬回路の適用範囲は、ステップ状の設
定入力信号が与えられ、ある程度時間経過後に所望の出
力に安定する通常の運転形態(図8(a)の状態)であ
った。換言すれば、系統の擾乱(図8(b)及び(c)
の状態)には、上述と同様の模擬回路ではその設定入力
信号が異なるので、対応できなかった。このことを、図
8を用いて詳説する。図8はある時刻に設定入力信号Δ
Pが与えられたときの設定出力P(t)の変化を示すタ
イムチャートであり、(a)はステップ状の設定入力信
号ΔPが与えられ、ある程度時間経過後に所望の出力に
安定する通常の運転形態を示すタイムチャート、(b)
は系統に接続された電源が脱落した状態を示すタイムチ
ャート、(c)は系統に接続された負荷が脱落した状態
を示すタイムチャートである。図8(b)に示す時間T
bは数秒、設定入力信号ΔPは設定出力P(t)の数%
であり、図8(c)に示す時間Tcは数十秒、設定入力
信号ΔPは設定出力P(t)の数十%であり、これらの
値は系統擾乱の程度に応じて変化する。また、系統の擾
乱に対応する模擬回路を予め作成しておくことも考えら
れる。しかしながら、系統擾乱時の現象は様々であり、
設定入力信号ΔPと時間Tbとの組合わせ、及び設定入
力信号ΔPと時間Tcとの組合わせは非常に多く模擬回
路を作成することは非常に困難であった。さらに、1つ
1つの模擬回路の検証をすることは容易ではない。
【0005】この発明は上述のような問題を解決するた
めになされたもので、系統の状態に係わらず設定入力指
令値の変化に対して過渡応答性の優れる水車及びポンプ
水車の調速制御装置並びにそれらの調速制御方法を得る
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る水車及び
ポンプ水車の調速制御装置は、設定出力指令値と検出値
との偏差値をPID演算部で演算し、この演算結果に基
づいてガイドベーン開度指令値を出力する水車及びポン
プ水車の調速制御装置において、水圧を検出する水圧セ
ンサから水圧値を入力し、水圧値の変化が上記ガイドベ
ーン開度変化に伴う制御目的と相反するか否かを検定す
る水圧変化検定手段と、この水圧変化検定手段から入力
される検定値に基づいて上記ガイドベーン開度指令値を
上記水圧値の変化を抑制するように制御するガイドベー
ン開度制御手段とを備えたものである。
【0007】また、設定出力指令値と検出値との偏差値
をPID演算部で演算し、この演算結果に基づいて水車
又はポンプ水車のガイドベーン開度指令値を出力すると
ともに、上記水車又はポンプ水車が同一の水路から分岐
した各分岐水路に設けられた水車及びポンプ水車の調速
制御装置において、上記各分岐水路の水圧を検出する水
圧センサから各水圧値を入力し、少なくとも1つの水路
の水圧値の変化が自己のガイドベーン開度変化に伴う制
御目的と相反するか否かを検定する水圧変化検定手段
と、この水圧変化検定手段から入力される検定値に基づ
いて上記ガイドベーン開度指令値を上記水圧値の変化を
抑制するように制御するガイドベーン開度制御手段とを
備えたものである。
【0008】また、設定出力指令値と検出値との偏差値
をPID演算部で演算し、この演算結果に基づいて水車
又はポンプ水車のガイドベーン開度指令値を出力すると
ともに、上記水車又はポンプ水車が同一の水路から分岐
した各分岐水路に設けられた水車及びポンプ水車の調速
制御装置において、上記各分岐水路の水圧を検出する水
圧センサから各水圧値を入力し、少なくとも1つの水路
の水圧値の変化が他の水路の水圧値の変化方向と相反す
るか否かを検定する水圧変化検定手段と、この水圧変化
検定手段から入力される検定値に基づいて上記ガイドベ
ーン開度指令値を上記水圧値の変化を抑制するように制
御するガイドベーン開度制御手段とを備えたものであ
る。
【0009】また、ガイドベーン開度制御手段は、水圧
変化検定手段から入力される検定値に基づいてPID演
算部の演算出力をホールドする制御出力ホールド手段を
有する。また、ガイドベーン開度制御手段は、水圧変化
検定手段から入力される検定値に基づいてPID演算部
の演算出力に、水圧値の変化と逆位相値の成分を出力す
る逆位相値発生手段を有する。
【0010】また、水車及びポンプ水車の調速制御方法
は、設定出力指令値と検出値との偏差値をPID演算部
で演算し、この演算結果に基づいてガイドベーン開度指
令値を出力する水車及びポンプ水車の調速制御方法にお
いて、水圧を検出する水圧検出工程と、水圧検出工程か
ら水圧値を入力し、水圧値の変化が上記ガイドベーン開
度変化に伴う制御目的と相反するか否かを検定する水圧
変化検定工程と、この水圧変化検定工程から入力される
検定値に基づいて上記PID演算部の演算出力をホール
ドする制御出力ホールド工程とを含むものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1について
説明する。図1はこの発明の実施の形態1に係るポンプ
水車の調速制御装置の定常時における発電制御時のブロ
ック構成図、図2は水力発電所の概念図である。図3は
横軸が周速度係数Kw、縦軸が流量Qであるポンプ水車
の流量特性を示す図、図4は横軸が周速度係数Kw、縦
軸がトルクTLであるポンプ水車のトルク特性を示す図
である。図3、4は図1中に描かれているポンプ水車5
0の特性を詳細に示したものであり、定格値とは、ポン
プ水車50が定常運転をしているときの状態を表す。定
常時とは、ポンプ水車が起動されてから所定の回転数に
達した状態である。
【0012】図1、2において、10は出力増減指令部
であり、図示しない中央給電所、制御所、配電盤等から
の自動調整機能、運転員操作、発電起電力変動等に基づ
く出力増減指令値ΔPを調速制御装置20に出力する。
20は、加算部21、ガイドベーン開度値Yを増幅し垂
下率値YEを出力する垂下率演算部22、水圧変化検定
手段24、ガイドベーン開度制御手段である制御出力ホ
ールド手段25及びPID演算部30により構成される
調速制御装置(ガバナ)である。そして、調速制御装置
20の直接の制御対象は、ポンプ水車50のガイドベー
ン41(例えば、固定翼のフランシス水車のでガイドベ
ーン)であり、その結果としてポンプ水車50の流量Q
及び出力トルクTLを制御する。また、水圧変化検定手
段24は水圧センサ23から水圧値PHを入力し、PI
D演算部30からPID値GYを入力し、水圧値PHの
変化がガイドベーン開度変化に伴う制御目的と相反する
か否かを検定する。つまり、水圧値PHの増減方向(符
号)とPID値GYの増減方向(符号)とが反対のとき
制御目的と相反することとなる。そして、制御出力ホー
ルド手段25は、水圧変化検定手段24から水圧値PH
の変化がガイドベーン開度変化に伴う制御目的と相反す
る検定値GHを入力したとき、PID値GYの値をホー
ルドする。このとき、ガイドベーン開度指令値GCは、
ホールドされたPID値GYとなる。なお、調速制御装
置20は、出力増減指令部10を有する装置と一体構成
されることもある。また、水圧変化検定手段24と制御
出力ホールド手段25とは一体構成されることもある。
また、出力増減指令部10、加算部21、垂下率演算部
22、水圧変化手段24、制御出力ホールド手段25及
びPID演算部30は、マイクロプロセッサによるソフ
トウェア又は演算増幅器によるアナログ回路により実現
される。30は、比例演算(P)部31、積分演算
(I)部300、微分演算(D)部33、及び加算器3
5により構成されるPID演算部である。また、積分演
算(I)部300は、積分演算(I)要素32と加算部
34とにより構成される。
【0013】40は、調速制御装置20からガイドベー
ン開度指令値GCを受け、この指令値GCに応じてガイ
ドベーン41を駆動するガバナ機械系であるアクチュエ
ータである。50は、ポンプ水車であり、ガイドベーン
開度値Yとフィードバック量である回転速度nと有効落
差Heとにより、図1中のグラフ即ち図3、4に示すよ
うな特性に基づいて、定常時におけるガイドベーン開度
値Yに対応する流量Q及び出力トルクTLが決定され
る。図3、4において、Kwは周速度係数、kは定数、
nは回転速度、Heは有効落差である。そして、これら
の特性は、知られているものであり、予めモデルや実機
などを用いて実験的又は数学的手法により作成してお
く。
【0014】60は、水圧センサ23、サージタンク6
1、損失水頭62、水車下流側圧力63及びそれらの加
算64により構成される水路系である。65は上ダム、
66は水圧鉄管、67はドラフト、68は下ダムであ
る。そして、ポンプ水車50を通過する流量Qにより、
サージタンク61の水位Hsが決り、この水位Hsから
水車下流圧力PGと損失水頭HE(流量Qの関数)との
2項を引去った差が有効落差Heとなる。また、発電電
動機70とポンプ水車50とには、慣性モーメントGD
2があり、与えられた水車トルクTLと発生電力Wとの
差、系統周波数条件等により、発電電動機70・水車5
0の軸系は加減速され、回転速度nが決る。なお、水圧
センサ23の配置位置は水圧値の変化を検出可能で有れ
ばどこでも良いが、図2に示すようにポンプ水車50の
ケーシングに設けることが検出精度の点から好ましい。
70は発電電動機であり、回転速度nを調速制御装置2
0及びポンプ水車50にフィードバックし、実電力Wを
図示しない自動負荷調整器(ALR)、自動周波数調整
器(AFC)等の自動調整システムに対して出力する。
【0015】次に動作について説明する。定常運転時に
おいては、加算部21から出力される偏差値ΔGOVは
ゼロ値である。一方、出力増減指令部10から出力増減
指令値ΔPが調速制御装置20に入力されると、偏差値
ΔGOVはそれまでの定常運転時であるゼロ値から変化
する。このとき、加算部21は出力増減指令値ΔPから
回転速度n及び垂下率値YEを減じ、外乱入力又は制御
指令値に対する偏差値ΔGOVをPID演算部30に出
力する。なお、回転速度n、ガイドベーン開度値Yが変
化したときにも、出力増減指令値ΔPが変化する場合と
同様に、偏差値ΔGOVはそれまでの定常運転時である
ゼロ値から変化する。
【0016】PID演算部30は、ガイドベーン開度値
Yを加算部34に補正用として入力するとともに、偏差
値ΔGOVをPID演算し、PID値GYを出力する。
このとき、比例演算部31は偏差値ΔGOVをP(比
例)演算し比例値GPを出力し、積分演算要素32は偏
差値ΔGOVを時々刻々I(積分)演算し積分値GGI
を出力し、微分部33は偏差値ΔGOVを不完全D(微
分)演算し微分値GDを出力する。このうち、定常運転
時(安定時)において、比例値GPと微分値GDとはゼ
ロ値となるが、積分値GGI自体は有限値を持つ。即
ち、加算部34は、定常運転時において積分値GIがゼ
ロ値となるように積分値GGIから補正用に入力したマ
イナーフィードバック量であるガイドベーン開度値Yを
減算し、積分値GIを出力する構成とされている。そし
て、加算部35は、比例値GP、積分値GI及び微分値
GDを加算し、PID値GYを出力する。定常時におい
ては、水圧センサ23から入力される水圧値PHとPI
D値GYとの増減方向は、同方向である。そして、水圧
変化検定手段24は、制御出力ホールド手段25にPI
D値GYの値をホールドしない旨の検定値GHを出力す
る。制御出力ホールド手段25は、PID値GYを、ガ
イドベーン開度指令値GCとして出力する。
【0017】一方、偏差値ΔGOVが変化したとき、水
圧変化検定手段24は水圧センサ23から水圧値PHを
入力し、PID演算部30からPID値GYを入力し、
水圧値PHの変化がガイドベーン開度変化に伴う制御目
的と相反するか否かを検定する。そして、制御出力ホー
ルド手段25は、水圧変化検定手段24から水圧値PH
の変化がガイドベーン開度変化に伴う制御目的と相反す
る検定値GHを入力したとき、PID値GYの値をホー
ルドする。ここで、PID値GYをホールドする期間
は、予め定めた所定の時間でも良いし、制御出力制御手
段25が水圧変化検定手段24から水圧値PHの変化が
ガイドベーン開度変化に伴う制御目的と相反しない旨の
検定値GHを受取るまでとしても良い。
【0018】以上説明したように、水圧値PHの変化が
ガイドベーン開度変化に伴う制御目的と相反することを
防ぐことができ、系統の状態に係わらず設定入力指令値
ΔPの変化に対して過渡応答性が優れる。この効果は、
上述した図8(b)、(c)のような系統擾乱時にも制
御出力ホールド手段25は動作することから、系統擾乱
時において、特に有効である。逆に、PID値GYをホ
ールドしないときについて説明する。例えば、ガイドベ
ーン41を閉じ始めたとき、一時的に水路の水圧が上昇
し見かけの出力が増大する(不安定現象)。そして、見
かけの水路の水圧が上昇するので、一時的に増加した回
転速度nがフィードバックされ、過渡応答性がよくな
い。
【0019】なお、水圧変化検定手段24は、水圧値P
Hの変化がガイドベーン開度変化に伴う制御目的と相反
するときのみ検定値GHを出力する構成とし、制御出力
ホールド手段25は検定値GHを入力したときのみPI
D値GYをホールドする構成としても同様の効果を得る
ことがでる。また、水圧値PHの変化がガイドベーン開
度変化に伴う制御目的と相反するか否かについて、水圧
値PHとPID値GYとの増減方向に基づいて決める場
合について説明した。PID値GYを用いる代りに、ガ
イドベーン開度指令値GC又はガイドベーン開度値Yを
用いても同様に検定することができる。
【0020】また、水圧値PHは水圧センサ23から得
られた値のみを使用している場合について説明した。し
かしながら、上述の水圧値PHに代えて、サージタンク
61の水位Hsを検出しこれ水圧センサ23位置での水
圧に換算した水圧値と水圧センサ23から得られた水圧
値とから水圧変化検定手段24に出力する水圧値PHを
形成する構成としても良い。この場合には、サージタン
ク61の水位Hsも考慮されるので、安定度の高い制御
を実現することができる。また、上述の説明では、水力
発電所における定常時の発電制御時について説明した
が、ポンプ水車50をポンプとして使用し、揚水を行う
ときもある。このときには、調速制御装置20の直接の
制御対象は、ポンプ水車のガイドベーン41、その結果
として出力トルクTLを制御する。したがって、水力発
電所における定常時の揚水制御も上述と同様にすること
ができる。さらにまた、水力発電にポンプ水車50を用
いる場合について説明したが、水車であっても同様に調
速制御装置20を適用できることは言うまでもない。こ
れらのことは、以下説明する実施の形態においても同様
である。また、PID演算部30は加算部34により積
分値GGIを補正する構成のものについて説明したが、
他の構成のPID演算部であっても良い。このことも、
以下説明する実施の形態においても同様である。
【0021】実施の形態2.以下、この発明の実施の形
態2について説明する。図5はこの発明の実施の形態2
に係るポンプ水車の調速制御装置の定常時における発電
制御時のブロック構成図である。図5において、26は
水圧検定手段24から入力される検定値GHに基づいて
ガイドベーン開度指令値GYを制御するガイドベーン開
度制御手段である逆位相発生手段である。その他の構成
は実施の形態1と同様であるのでその説明を省略する。
【0022】定常運転時においては、実施の形態1で説
明したように、水圧値PHの変化がガイドベーン開度変
化に伴う制御目的と相反することはない。一方、偏差値
ΔGOVが変化したとき、水圧変化検定手段24は水圧
センサ23から水圧値PHを入力し、PID演算部30
からPID値GYを入力し、水圧値PHの変化がガイド
ベーン開度変化に伴う制御目的と相反するか否かを検定
する。そして、逆位相発生手段26は、水圧変化検定手
段24から水圧値PHの変化がガイドベーン開度変化に
伴う制御目的と相反する検定値GHを入力したとき、P
ID値GYの増減方向と逆位相(反対方向)の値をガイ
ドベーン開度指令値GYとして出力する。ここで、逆位
相の値を出力する期間は、予め定めた所定の時間でも良
いし、逆位相発生段26が水圧変化検定手段24から水
圧値PHの変化がガイドベーン開度変化に伴う制御目的
と相反しない旨の検定値GHを受取るまでとしても良
い。
【0023】以上説明したように、水圧値PHの変化が
ガイドベーン開度変化に伴う制御目的と相反することを
防ぐことができ、系統の状態に係わらず設定入力指令値
ΔPの変化に対して過渡応答性が優れる。この効果は、
上述した図8(b)、(c)のような系統擾乱時に逆位
相発生手段26は動作することから、系統擾乱時におい
て、特に有効である。また、実施の形態1の構成と比較
して、PID値GYの増減方向と逆位相の値をガイドベ
ーン開度指令値GYとして出力するので、より過渡応答
性が優れる。
【0024】なお、実施の形態1、2では、1つの水路
(水圧鉄管66)に1台のポンプ水車50が接続されて
いる水力発電所の場合について説明したが、1つの水路
から分岐した各分岐水路にポンプ水車50が接続されて
いる水力発電所にも適用することができる。ついで、実
施の形態3において、1つの水路から分岐した各分岐水
路にポンプ水車50が接続されている水力発電所に好適
に適用できる場合について説明する。また、実施の形態
1で説明したガイドベーン開度手段である制御出力ホー
ルド手段25、及び実施の形態2で説明したガイドベー
ン開度手段である逆位相発生手段26は、水圧値PHA
の変化を抑制するように動作する。
【0025】実施の形態3.以下、この発明の実施の形
態3について説明する。図6はこの発明の実施の形態3
に係るポンプ水車の調速制御装置の定常時における発電
制御時のブロック構成図、図7は水力発電所の概念図で
ある。図6、7において、10A、(10B)は出力増
減指令部である。なお、()をした符号のものは図示し
ていないことを示し、以下の説明においても同様であ
る。20A、20Bは調速制御装置であり、加算部21
A、(21B)、垂下率演算部22A、(22B)、水
圧変化検定手段24A、(24B)、制御出力ホールド
手段25A、(25B)及びPID演算部30A、(3
0B)により構成される。PID演算部30A、(30
B)は、比例演算部31A、(31B)、積分演算部3
00A、(300B)、微分演算部33A、(33
B)、及び加算器35A、(35B)により構成され
る。また、積分演算部300A、(300B)は、積分
演算要素32A、(32B)と加算部34A、(34
B)とにより構成される。40A、(40B)はアクチ
ュエータ、41A、41Bはガイドベーン、50A、5
0Bはポンプ水車、60A、(60B)は水路系であ
り、水圧センサ23A、23B、サージタンク61、損
失水頭62A、(62B)、水車下流側圧力63A、
(63B)及び加算器64A、(64B)により構成さ
れる。65は上ダム、66は水圧鉄管、66A、66B
は分岐水圧路である分岐水圧鉄管、67はドラフト、6
8は下ダムである。70A、70Bは発電電動機であ
る。水圧検定手段24A、(24B)以外の各構成要素
の作用は実施の形態1で説明したものと同様であるので
その説明を省略する。
【0026】次に動作について説明する。水圧変化検定
手段24Aは、分岐水路66Aの水圧を検出する水圧セ
ンサ23Aから水圧値PHAを入力し、分岐水路66B
の水圧を検出する水圧センサ23Bから水圧値PHBを
入力し、少なくとも1つの水圧値の変化、この場合水圧
値PHA又は水圧値PHBの変化が自己のガイドベーン
開度変化に伴う制御目的と相反するか否かを検定する。
そして、制御出力ホールド手段25Aは、水圧変化検定
手段24Aから水圧値PHA又は水圧値PHBの変化が
自己のガイドベーン開度変化に伴う制御目的と相反する
検定値GHを入力したとき、PID値GYの値をホール
ドし、このPID値GYを、ガイドベーン開度指令値G
Cとして出力し、アクチュエータ40A及びガイドベー
ン41Aが制御される。ここで、PID値GYの値をホ
ールドする期間は、予め定めた所定の時間でも良いし、
制御出力制御手段25Aが水圧変化検定手段24Aから
水圧値PHA又は水圧値PHBの変化が自己のガイドベ
ーン開度変化に伴う制御目的と相反しない旨の検定値G
Hを受取るまでとしても良い。なお、実施の形態3で説
明した水圧変化検定手段(24B)は、実施の形態3で
説明した水圧変化検定手段24Aと同様の動作をする
【0027】以上説明したように、調速制御装置20
は、水圧値PHA又は水圧値PHBの変化が自己のガイ
ドベーン開度変化に伴う制御目的と相反することを防ぐ
ことができ、系統の状態に係わらず設定入力指令値ΔP
の変化に対して過渡応答性が優れる。この効果は、系統
擾乱時において、特に有効である。また、実施の形態
1、2の構成と比較して、他の分岐水路66Bの水圧値
PHBも考慮するので、系統の変動に対してより迅速に
対応することができる。
【0028】なお、実施の形態3で説明した水圧変化検
定手段(24B)を、実施の形態1で説明した調速制御
装置20Bと同様に構成しても良い。即ち、水圧変化検
定手段(24B)は、水圧値PHBの変化が自己のガイ
ドベーン開度変化に伴う制御目的と相反するか否かを検
定する構成としても良い。このときには、調速制御装置
20Bの構成を単純化できる。また、実施の形態3で説
明した制御出力ホールド手段25A、(25B)に代え
て実施の形態2で説明した逆位相発生手段26を適用す
ることもできる。
【0029】実施の形態4.以下この発明の実施の形態
4について説明する。分岐水路であるので、実施の形態
3で説明した水圧変化検定手段24A、(24B)に代
えて、各分岐水路の水圧を検出する水圧センサから各水
圧値を入力し、少なくとも1つの水路の水圧値の変化が
他の水路の水圧値の変化方向と相反するか否かを検定す
る水圧変化検定手段でもよい。以下、説明の都合上、こ
の水圧変化検定手段を24A’、24B’の符号を用い
図6、7を援用して説明する。
【0030】水圧変化検定手段24A’は、分岐水路6
6Aの水圧を検出する水圧センサ23Aから水圧値PH
Aを入力し、分岐水路66Bの水圧を検出する水圧セン
サ(23B)から水圧値PHBを入力し、少なくとも1
つの水圧値の変化、この場合水圧値PHAと水圧値PH
Bの変化の方向を比較する。そして、制御出力ホールド
手段25Aは、水圧変化検定手段24A’から水圧値P
HAと水圧値PHBの変化方向が相反する検定値GHを
入力されたとき、PID値GYの値をホールドする。な
お、調速制御装置20Bの水圧変化検定手段24B’は
実施の形態1と同様の動作又は水圧変化検定手段24
A’と同様の動作をする。上述のように構成したので、
実施の形態3と同様の効果を有する。さらに、水圧値P
HAと水圧値PHBの変化の方向を比較すればよいの
で、水圧変化検定手段24A’の構成を容易にできる。
【0031】
【発明の効果】この発明に係るポンプ又はポンプ水車の
調速制御装置は、設定出力指令値と検出値との偏差値を
PID演算部で演算し、この演算結果に基づいてガイド
ベーン開度指令値を出力する水車及びポンプ水車の調速
制御装置において、水圧を検出する水圧センサから水圧
値を入力し、水圧値の変化が上記ガイドベーン開度変化
に伴う制御目的と相反するか否かを検定する水圧変化検
定手段と、この水圧変化検定手段から入力される検定値
に基づいて上記ガイドベーン開度指令値を上記水圧値の
変化を抑制するように制御するガイドベーン開度制御手
段とを備えたので、系統の状態に係わらず設定入力指令
値の変化に対して過渡応答性が優れる。
【0032】また、設定出力指令値と検出値との偏差値
をPID演算部で演算し、この演算結果に基づいて水車
又はポンプ水車のガイドベーン開度指令値を出力すると
ともに、上記水車又はポンプ水車が同一の水路から分岐
した各分岐水路に設けられた水車及びポンプ水車の調速
制御装置において、上記各分岐水路の水圧を検出する水
圧センサから各水圧値を入力し、少なくとも1つの水路
の水圧値の変化が自己のガイドベーン開度変化に伴う制
御目的と相反するか否かを検定する水圧変化検定手段
と、この水圧変化検定手段から入力される検定値に基づ
いて上記ガイドベーン開度指令値を上記水圧値の変化を
抑制するように制御するガイドベーン開度制御手段とを
備えたので、系統の状態に係わらず設定入力指令値の変
化に対して過渡応答性がより優れる。
【0033】また、設定出力指令値と検出値との偏差値
をPID演算部で演算し、この演算結果に基づいて水車
又はポンプ水車のガイドベーン開度指令値を出力すると
ともに、上記水車又はポンプ水車が同一の水路から分岐
した各分岐水路に設けられた水車及びポンプ水車の調速
制御装置において、上記各分岐水路の水圧を検出する水
圧センサから各水圧値を入力し、少なくとも1つの水路
の水圧値の変化が他の水路の水圧値の変化方向と相反す
るか否かを検定する水圧変化検定手段と、この水圧変化
検定手段から入力される検定値に基づいて上記ガイドベ
ーン開度指令値を上記水圧値の変化を抑制するように制
御するガイドベーン開度制御手段とを備えたので、系統
の状態に係わらず設定入力指令値の変化に対して過渡応
答性がより優れるとともに、単純な構成で実現すること
ができる。
【0034】また、ガイドベーン開度制御手段は、水圧
変化検定手段から入力される検定値に基づいてPID演
算部の演算出力をホールドする制御出力ホールド手段を
有するので、系統の状態に係わらず設定入力指令値の変
化に対して過渡応答性が優れるとともに、単純な構成で
実現することができる。
【0035】また、ガイドベーン開度制御手段は、水圧
変化検定手段から入力される検定値に基づいてPID演
算部の演算出力に、水圧値の変化と逆位相値の成分を出
力する逆位相値発生手段を有するので、系統の状態に係
わらず設定入力指令値の変化に対して過渡応答性がより
優れる。
【0036】また、水車及びポンプ水車の調速制御方法
は、設定出力指令値と検出値との偏差値をPID演算部
で演算し、この演算結果に基づいてガイドベーン開度指
令値を出力する水車及びポンプ水車の調速制御方法にお
いて、水圧を検出する水圧検出工程と、水圧検出工程か
ら水圧値を入力し、水圧値の変化が上記ガイドベーン開
度変化に伴う制御目的と相反するか否かを検定する水圧
変化検定工程と、この水圧変化検定工程から入力される
検定値に基づいて上記PID演算部の演算出力をホール
ドする制御出力ホールド工程とを含むので、系統の状態
に係わらず設定入力指令値の変化に対して過渡応答性が
優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るポンプ水車の
調速制御装置のブロック構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る水力発電所の
概念図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係るポンプ水車の
流量特性図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係るポンプ水車の
トルク特性図である。
【図5】 この発明の実施の形態2に係るポンプ水車の
調速制御装置のブロック構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態3に係るポンプ水車の
調速制御装置のブロック構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態3に係る水力発電所の
概念図である。
【図8】 設定入力信号が与えられたときの設定出力の
変化を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
10、10A、10B 出力増減指令部 20、20A、20B 調速制御装置 21、21A、21B 加算部 23、23A、23B 水圧センサ 24、24A、24B 水圧変化検定手段 25、25A、25B 制御出力ホールド手段 26、26A、26B 逆位相発生手段 30、30A、30B PID演算部 40、40A、40B アクチュエータ 41、41A、41B ガイドベーン 50、50A、50B ポンプ水車 60、60A、60B 水路系 61 サージタンク 62、62A、62B 損失水頭 63、63A、63B 水車下流側圧力 66 水圧鉄管 66A、66B 分岐水圧鉄管 70、70A、70B 発電電動機 ΔP 設定出力指令値 ΔGOV 偏差値 n 回転速度 GC ガイドベ
ーン開度指令値 GH 検定値 GY PID値 Y 弁開度値 YE 垂下率値 PH 水圧値 PHA 水圧値 PHB 水圧値

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定出力指令値と検出値との偏差値をP
    ID演算部で演算し、この演算結果に基づいてガイドベ
    ーン開度指令値を出力する水車及びポンプ水車の調速制
    御装置において、水圧を検出する水圧センサから水圧値
    を入力し、水圧値の変化が上記ガイドベーン開度変化に
    伴う制御目的と相反するか否かを検定する水圧変化検定
    手段と、この水圧変化検定手段から入力される検定値に
    基づいて上記ガイドベーン開度指令値を上記水圧値の変
    化を抑制するように制御するガイドベーン開度制御手段
    とを備えたことを特徴とする水車及びポンプ水車の調速
    制御装置。
  2. 【請求項2】 設定出力指令値と検出値との偏差値をP
    ID演算部で演算し、この演算結果に基づいて水車又は
    ポンプ水車のガイドベーン開度指令値を出力するととも
    に、上記水車又はポンプ水車が同一の水路から分岐した
    各分岐水路に設けられた水車及びポンプ水車の調速制御
    装置において、上記各分岐水路の水圧を検出する水圧セ
    ンサから各水圧値を入力し、少なくとも1つの水路の水
    圧値の変化が自己のガイドベーン開度変化に伴う制御目
    的と相反するか否かを検定する水圧変化検定手段と、こ
    の水圧変化検定手段から入力される検定値に基づいて上
    記ガイドベーン開度指令値を上記水圧値の変化を抑制す
    るように制御するガイドベーン開度制御手段とを備えた
    ことを特徴とする水車及びポンプ水車の調速制御装置。
  3. 【請求項3】 設定出力指令値と検出値との偏差値をP
    ID演算部で演算し、この演算結果に基づいて水車又は
    ポンプ水車のガイドベーン開度指令値を出力するととも
    に、上記水車又はポンプ水車が同一の水路から分岐した
    各分岐水路に設けられた水車及びポンプ水車の調速制御
    装置において、上記各分岐水路の水圧を検出する水圧セ
    ンサから各水圧値を入力し、少なくとも1つの水路の水
    圧値の変化が他の水路の水圧値の変化方向と相反するか
    否かを検定する水圧変化検定手段と、この水圧変化検定
    手段から入力される検定値に基づいて上記ガイドベーン
    開度指令値を上記水圧値の変化を抑制するように制御す
    るガイドベーン開度制御手段とを備えたことを特徴とす
    る水車及びポンプ水車の調速制御装置。
  4. 【請求項4】 ガイドベーン開度制御手段は、水圧変化
    検定手段から入力される検定値に基づいてPID演算部
    の演算出力をホールドする制御出力ホールド手段を有す
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の
    水車及びポンプ水車の調速制御装置。
  5. 【請求項5】 ガイドベーン開度制御手段は、水圧変化
    検定手段から入力される検定値に基づいてPID演算部
    の演算出力に、水圧値の変化と逆位相値の成分を出力す
    る逆位相値発生手段を有することを特徴とする請求項1
    〜3のいずれか一項記載の水車及びポンプ水車の調速制
    御装置。
  6. 【請求項6】 設定出力指令値と検出値との偏差値をP
    ID演算部で演算し、この演算結果に基づいてガイドベ
    ーン開度指令値を出力する水車及びポンプ水車の調速制
    御方法において、水圧を検出する水圧検出工程と、水圧
    検出工程から水圧値を入力し、水圧値の変化が上記ガイ
    ドベーン開度変化に伴う制御目的と相反するか否かを検
    定する水圧変化検定工程と、この水圧変化検定工程から
    入力される検定値に基づいて上記PID演算部の演算出
    力をホールドする制御出力ホールド工程とを含むことを
    特徴とする水車及びポンプ水車の調速制御方法。
JP8279367A 1996-10-22 1996-10-22 水車及びポンプ水車の調速制御装置並びにそれらの調速制御方法 Pending JPH10122120A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102004503A (zh) * 2010-09-25 2011-04-06 肖公平 索道用液压驱动装置电压调速控制电路
CN104898419A (zh) * 2015-04-30 2015-09-09 长沙理工大学 并矢协调控制器及其基于梯形联合指令的优化设计方法
WO2016016685A1 (en) * 2014-07-29 2016-02-04 Face Moore International Ltd Drive for home appliance
CN107061133A (zh) * 2016-12-12 2017-08-18 国电南瑞科技股份有限公司 一种用于频率紧急控制的水电机组出力快速调节方法

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