JP3510117B2 - 可変速揚水発電システムの制御装置 - Google Patents

可変速揚水発電システムの制御装置

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JP3510117B2
JP3510117B2 JP26543498A JP26543498A JP3510117B2 JP 3510117 B2 JP3510117 B2 JP 3510117B2 JP 26543498 A JP26543498 A JP 26543498A JP 26543498 A JP26543498 A JP 26543498A JP 3510117 B2 JP3510117 B2 JP 3510117B2
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健志 森
勝 下村
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

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  • Control Of Water Turbines (AREA)
  • Control Of Eletrric Generators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、揚水運転時にお
けるポンプ水車の回転数を最適値に制御する可変速揚水
発電システムの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図17は例えば特開昭61−24729
8号公報に示された従来の可変速揚水発電システムの制
御装置を示す構成図であり、図において、1は電力指令
値とポンプ水車の実揚程からガイドベーンの開度指令値
とポンプ水車の回転数指令値を演算する指令値演算部、
2は指令値演算部1により演算された回転数指令値とポ
ンプ水車の実回転数の偏差を求める減算器、3は電力指
令値と実入力電力の偏差を求める減算器、4は減算器2
の減算結果である回転数偏差を減算器3の減算結果であ
る電力偏差に加算する加算器である。
【0003】次に動作について説明する。まず、指令値
演算部1は、発電電動機の電力指令値と、ポンプ水車の
サーボ制御系に出力されるガイドベーンの開度指令値と
の対応関係を示すデータテーブルを記憶しているので
(ただし、ポンプ水車の実揚程が異なると、電力指令値
と開度指令値の対応関係が変化するので、ポンプ水車の
実揚程に応じて複数のデータテーブルを記憶してい
る)、電力指令値とポンプ水車の実揚程を入力すると、
その実揚程に対応するデータテーブルを選択し、そのデ
ータテーブルを参照して電力指令値からガイドベーンの
開度指令値を算出する(図18を参照)。これにより、
ポンプ水車のサーボ制御系がガイドベーンの開度指令値
に基づいてポンプ水車の流量を制御する。
【0004】ここで、例えば、実楊程が400mの場合
には、実楊程が400mのデータテーブルを選択する
が、実楊程が400mのデータテーブルがなく、実楊程
が390mのデータテーブルと、実楊程が410mのデ
ータテーブルがある場合には、2個のデータテーブルか
らそれぞれ電力指令値に応じた開度指令値を算出し、2
個の開度指令値の実楊程による比例配分から最終的に開
度指令値を算出する。
【0005】また、指令値演算部1は、発電電動機の電
力指令値と、ポンプ水車の回転数指令値との対応関係を
示すデータテーブルも記憶しているので(ただし、ポン
プ水車の実揚程が異なると、電力指令値と回転数指令値
の対応関係が変化するので、ポンプ水車の実揚程に応じ
て複数のデータテーブルを記憶している)、電力指令値
とポンプ水車の実揚程を入力すると、その実揚程に対応
するデータテーブルを選択し、そのデータテーブルを参
照して電力指令値からポンプ水車の回転数指令値を算出
する(図19を参照)。なお、データテーブルの選択方
法等については、開度指令値を算出する場合と同様であ
る。
【0006】そして、減算器2は、指令値演算部1がポ
ンプ水車の回転数指令値を算出すると、ポンプ水車の回
転数指令値から実回転数を減算して、両者の偏差を求
め、その回転数偏差を加算器4に出力する。一方、減算
器3は、電力指令値と実入力電力を受けると、電力指令
値から実入力電力を減算して、両者の偏差を求め、その
電力偏差を加算器4に出力する。
【0007】そして、加算器4は、回転数偏差と電力偏
差を受けると、その回転数偏差を電力偏差に加算して、
その加算結果を発電電動機の励磁制御系に出力する。こ
れにより、発電電動機の励磁制御系は、加算器4の加算
結果に基づいて発電電動機の入力電力を制御して、ポン
プ水車の回転数を制御する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の可変速揚水発電
システムの制御装置は以上のように構成されているの
で、指令値演算部1が記憶するデータテーブルが実プラ
ントの特性に一致する限り、ポンプ水車の回転数を回転
数指令値に一致させることができるが、実験中に組み込
まれる諸条件と実プラントの諸条件は必ずしも一致しな
いため、指令値演算部1が記憶するデータテーブルが実
プラントの特性に一致するとは限らず、特性が一致しな
い場合には、ポンプ水車の回転数指令値と実回転数の間
に定常偏差が残る結果、発電電動機の電力指令値と実入
力電力の間に定常偏差が残り、発電電動機の実入力電力
を電力指令値に一致させることができなくなる課題があ
った。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、特性の不一致に伴う定常偏差を解
消して、発電電動機の実入力電力を電力指令値に一致さ
せることができる可変速揚水発電システムの制御装置を
得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る可変速揚
水発電システムの制御装置は、指令値演算手段により演
算された回転数指令値からポンプ水車の回転数偏差を減
し、その減算結果からポンプ水車の実回転数を減算す
ようにしたものである。
【0011】この発明に係る可変速揚水発電システムの
制御装置は、指令値演算手段により演算された回転数指
令値から制御信号を減算し、その減算結果からポンプ水
車の実回転数を減算するようにしたものである。
【0012】この発明に係る可変速揚水発電システムの
制御装置は、電力指令値と実入力電力の差分値を指令値
演算手段により演算された回転数指令値に加算し、その
加算結果からポンプ水車の実回転数を減算するようにし
たものである。
【0013】この発明に係る可変速揚水発電システムの
制御装置は、回転数指令値から回転数偏差を減算する
際、その回転数偏差を積分要素に入力し、その積分要素
から出力される回転数偏差を回転数指令値から減算する
ようにしたものである。
【0014】この発明に係る可変速揚水発電システムの
制御装置は、回転数指令値から制御信号を減算する際、
その制御信号を積分要素に入力し、その積分要素から出
力される制御信号を回転数指令値から減算するようにし
たものである。
【0015】この発明に係る可変速揚水発電システムの
制御装置は、電力指令値と実入力電力の差分値を回転数
指令値に加算する際、その差分値を積分要素に入力し、
その積分要素から出力される差分値を回転数指令値に加
算するようにしたものである。
【0016】この発明に係る可変速揚水発電システムの
制御装置は、回転数偏差の絶対値に対応する定数を当該
回転数偏差に乗算し、乗算後の回転数偏差を積分要素に
入力するようにしたものである。
【0017】この発明に係る可変速揚水発電システムの
制御装置は、制御信号の絶対値に対応する定数を当該制
御信号に乗算し、乗算後の制御信号を積分要素に入力す
るようにしたものである。
【0018】この発明に係る可変速揚水発電システムの
制御装置は、差分値の絶対値に対応する定数を当該差分
値に乗算し、乗算後の差分値を積分要素に入力するよう
にしたものである。
【0019】この発明に係る可変速揚水発電システムの
制御装置は、回転数偏差の絶対値が許容値より大きい場
合に限り、回転数指令値から回転数偏差を減算するよう
にしたものである。
【0020】この発明に係る可変速揚水発電システムの
制御装置は、制御信号の絶対値が許容値より大きい場合
に限り、回転数指令値から制御信号を減算するようにし
たものである。
【0021】この発明に係る可変速揚水発電システムの
制御装置は、差分値の絶対値が許容値より大きい場合に
限り、差分値を回転数指令値に加算するようにしたもの
である。
【0022】この発明に係る可変速揚水発電システムの
制御装置は、過去のポンプ水車の運転状態と補正量の対
応関係を記憶し、その対応関係を参照して現在の運転状
態から補正量を決定するようにしたものである。
【0023】この発明に係る可変速揚水発電システムの
制御装置は、ポンプ水車の運転状態に応じて指令値演算
手段が演算に使用するデータテーブルを変更するように
したものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。実施の形態1. 図1はこの発明の実施の形態1による可変速揚水発電シ
ステムの制御装置を示す構成図であり、図において、1
1は電力指令値とポンプ水車の実揚程からガイドベーン
の開度指令値を演算する開度指令値演算部、12は電力
指令値とポンプ水車の実揚程からポンプ水車の回転数指
令値を演算する回転数指令値演算部(指令値演算手
段)、13は回転数指令値演算部12により演算された
回転数指令値から減算器14の減算結果である回転数偏
差を減算する減算器(偏差演算手段)、14は減算器1
3の減算結果からポンプ水車の実回転数を減算する減算
器(偏差演算手段)である。
【0025】また、15は減算器14の減算結果である
回転数偏差を解消する制御信号を生成する回転数制御器
(生成手段)、16は回転数制御器15により生成され
た制御信号を電力指令値に加算する加算器(補正手
段)、17は加算器16の加算結果から実入力電力を減
算し、その電力偏差を発電電動機の励磁制御系に出力す
る減算器(補正手段)である。
【0026】次に動作について説明する。まず、開度指
令値演算部11は、発電電動機の電力指令値と、ポンプ
水車のサーボ制御系に出力されるガイドベーンの開度指
令値との対応関係を示すデータテーブルを記憶している
ので(ただし、ポンプ水車の実揚程が異なると、電力指
令値と開度指令値の対応関係が変化するので、ポンプ水
車の実揚程に応じて複数のデータテーブルを記憶してい
る)、電力指令値とポンプ水車の実揚程を入力すると、
その実揚程に対応するデータテーブルを選択し、そのデ
ータテーブルを参照して電力指令値からガイドベーンの
開度指令値を算出する(図18を参照)。これにより、
ポンプ水車のサーボ制御系がガイドベーンの開度指令値
に基づいてポンプ水車の流量を制御する。
【0027】ここで、例えば、実楊程が400mの場合
には、実楊程が400mのデータテーブルを選択する
が、実楊程が400mのデータテーブルがなく、実楊程
が390mのデータテーブルと、実楊程が410mのデ
ータテーブルがある場合には、2個のデータテーブルか
らそれぞれ電力指令値に応じた開度指令値を算出し、2
個の開度指令値の実楊程による比例配分から最終的に開
度指令値を算出する。
【0028】一方、回転数指令値演算部12は、発電電
動機の電力指令値と、ポンプ水車の回転数指令値との対
応関係を示すデータテーブルを記憶しているので(ただ
し、ポンプ水車の実揚程が異なると、電力指令値と回転
数指令値の対応関係が変化するので、ポンプ水車の実揚
程に応じて複数のデータテーブルを記憶している)、電
力指令値とポンプ水車の実揚程を入力すると、その実揚
程に対応するデータテーブルを選択し、そのデータテー
ブルを参照して電力指令値からポンプ水車の回転数指令
値を算出する(図19を参照)。なお、データテーブル
の選択方法等については、開度指令値演算部11が開度
指令値を算出する場合と同様である。
【0029】そして、減算器13は、回転数指令値演算
部12がポンプ水車の回転数指令値を算出すると、デー
タテーブルが実プラントの特性に一致しないことに伴う
定常偏差(ポンプ水車の回転数指令値と実回転数の間に
残る定常偏差)を解消するため、ポンプ水車の回転数指
令値から減算器14の減算結果である回転数偏差を減算
する(減算器14の減算結果である回転数偏差は、概
ね、上記の各定常偏差に一致する)。
【0030】そして、減算器14は、減算器13が回転
数指令値から回転数偏差を減算すると、回転数指令値に
対する実回転数の過渡偏差(定常偏差以外の誤差)を解
消するため、減算器13の減算結果から実回転数を減算
して、その回転数偏差を回転数制御器15に出力する。
そして、回転数制御器15は、減算器14から回転数偏
差を受けると、実回転数を回転数指令値に一致させるた
め、その回転数偏差を入力信号とするPID演算等を実
行し、その回転数偏差を解消する制御信号を生成する。
【0031】そして、加算器16は、回転数制御器15
が制御信号を生成すると、その制御信号を電力指令値に
加算し、減算器17は、加算器16の加算結果から実入
力電力を減算し、その電力偏差を発電電動機の励磁制御
系に出力する。
【0032】これにより、発電電動機の励磁制御系は、
減算器17の減算結果に基づいて発電電動機の入力電力
を制御して、ポンプ水車の回転数を制御するが、ポンプ
水車の実回転数が定常偏差解消後の回転数指令値(減算
器13の減算結果)より小さい場合、制御信号が正の値
になるので、電力指令値は大きくなる方向に補正され
る。そのため、発電電動機の実入力電力が大きくなり、
ポンプ水車の実回転数が増加する。一方、ポンプ水車の
実回転数が定常偏差解消後の回転数指令値(減算器13
の減算結果)より大きい場合、制御信号が負の値になる
ので、電力指令値は小さくなる方向に補正される。その
ため、発電電動機の実入力電力が小さくなり、ポンプ水
車の実回転数が減少する。
【0033】以上で明らかなように、この実施の形態1
によれば、回転数指令値演算部12により演算された回
転数指令値からポンプ水車の回転数偏差を減算するよう
に構成したので、特性の不一致に伴う定常偏差を解消し
て、ポンプ水車の回転数を回転数指令値に一致させるこ
とができ、その結果実入力電力を電力指令値に一致させ
ることができる効果を奏する。
【0034】実施の形態2. 図2はこの発明の実施の形態2による可変速揚水発電シ
ステムの制御装置を示す構成図であり、図において、図
1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省
略する。18は回転数指令値演算部12により演算され
た回転数指令値から回転数制御器15により生成された
制御信号を減算する減算器(偏差演算手段)である。
【0035】次に動作について説明する。上記実施の形
態1では、回転数指令値演算部12により演算された回
転数指令値から減算器14の減算結果である回転数偏差
を減算するものについて示したが、その回転数指令値か
ら回転数制御器15により生成された制御信号を減算す
るするようにしてもよい。
【0036】即ち、減算器18の減算結果である回転数
指令値と制御信号の偏差は、概ね、各定常偏差に一致
し、ポンプ水車の実回転数が定常偏差解消後の回転数指
令値(減算器18の減算結果)より小さい場合、制御信
号が正の値になるので、電力指令値は大きくなる方向に
補正される。そのため、発電電動機の実入力電力が大き
くなり、ポンプ水車の実回転数が増加する。一方、ポン
プ水車の実回転数が定常偏差解消後の回転数指令値(減
算器18の減算結果)より大きい場合、制御信号が負の
値になるので、電力指令値は小さくなる方向に補正され
る。そのため、発電電動機の実入力電力が小さくなり、
ポンプ水車の実回転数が減少する。
【0037】以上で明らかなように、この実施の形態2
によれば、回転数指令値演算部12により演算された回
転数指令値からポンプ水車の実回転数と制御信号を減算
するように構成したので、特性の不一致に伴う定常偏差
を解消して、ポンプ水車の回転数を回転数指令値に一致
させることができ、その結果実入力電力を電力指令値に
一致させることができる効果を奏する。
【0038】実施の形態3. 図3はこの発明の実施の形態3による可変速揚水発電シ
ステムの制御装置を示す構成図であり、図において、図
1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省
略する。19は電力指令値から実入力電力を減算する減
算器(偏差演算手段)、20は減算器19の減算結果を
回転数指令値演算部12により演算された回転数指令値
に加算する加算器(偏差演算手段)である。
【0039】次に動作について説明する。上記実施の形
態1では、回転数指令値演算部12により演算された回
転数指令値から減算器14の減算結果である回転数偏差
を減算するものについて示したが、電力指令値と実入力
電力の差分値(減算器19の減算結果)を回転数指令値
に加算するようにしてもよい。
【0040】即ち、加算器20の加算結果である回転数
指令値と差分値の合計は、概ね、各定常偏差に一致し、
ポンプ水車の実回転数が定常偏差解消後の回転数指令値
(加算器20の加算結果)より小さい場合、制御信号が
正の値になるので、電力指令値は大きくなる方向に補正
される。そのため、発電電動機の実入力電力が大きくな
り、ポンプ水車の実回転数が増加する。一方、ポンプ水
車の実回転数が定常偏差解消後の回転数指令値(加算器
20の加算結果)より大きい場合、制御信号が負の値に
なるので、電力指令値は小さくなる方向に補正される。
そのため、発電電動機の実入力電力が小さくなり、ポン
プ水車の実回転数が減少する。
【0041】以上で明らかなように、この実施の形態3
によれば、電力指令値と実入力電力の差分値を回転数指
令値演算部12により演算された回転数指令値に加算す
るように構成したので、特性の不一致に伴う定常偏差を
解消して、ポンプ水車の回転数を回転数指令値に一致さ
せることができ、その結果実入力電力を電力指令値に一
致させることができる効果を奏する。
【0042】実施の形態4. 図4はこの発明の実施の形態4による可変速揚水発電シ
ステムの制御装置を示す構成図であり、図において、図
1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省
略する。21は減算器14と減算器13の間に設置され
た積分要素(偏差演算手段)である。
【0043】次に動作について説明する。上記実施の形
態1では、減算器14の減算結果である回転数偏差を直
ちに減算器13に出力するものについて示したが、例え
ば、50秒の時定数を有する積分要素21を設置し、ゆ
っくりした変化率で回転数指令値を補正するようにして
もよい。これにより、回転数指令値の急変に伴うポンプ
水車の回転数の大きな変動を招くことなく、ポンプ水車
の回転数を回転数指令値に一致させることができ、その
結果実入力電力を電力指令値に一致させることができる
効果を奏する。
【0044】実施の形態5. 上記実施の形態4では、減算器14と減算器13の間に
積分要素21を設置するものについて示したが、図5に
示すように、回転数制御器15と減算器18の間に積分
要素22(偏差演算手段)を設置するようにしてもよ
い。これにより、上記実施の形態4と同様の効果を奏す
ることができる。また、同様の理由から、図6に示すよ
うに、減算器19と加算器20の間に積分要素23(偏
差演算手段)を設置するようにしてもよい。
【0045】実施の形態6. 図7はこの発明の実施の形態6による可変速揚水発電シ
ステムの制御装置を示す構成図であり、図において、図
4と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省
略する。24は減算器14と積分要素21の間に設置さ
れ、回転数偏差の絶対値に対応する定数を当該回転数偏
差に乗算する非線形ゲイン(偏差演算手段)である。
【0046】次に動作について説明する。上記実施の形
態4では、減算器14と減算器13の間に積分要素21
を設置するものについて示したが、図8に示すように、
減算器14の減算結果である回転数偏差の絶対値が小さ
い間は、小さい定数を回転数偏差に乗算し、回転数偏差
の絶対値が大きくなると、大きな定数を回転数偏差に乗
算する非線形ゲイン24を減算器14と積分要素21の
間に設置するようにしてもよい。
【0047】これにより、ポンプ水車の回転数指令値と
実回転数の誤差が大きくなって、回転数偏差の絶対値が
大きくなると、非線形ゲイン24の増幅率が大きくなる
ため、ポンプ水車の回転数を速やかに回転数指令値に一
致させることができる効果を奏する。なお、図8では、
非線形ゲイン24の増幅率を2段階に設定しているが、
回転数偏差の絶対値に応じて、更に詳細に増幅率を設定
してもよいことは言うまでもない。
【0048】実施の形態7. 上記実施の形態6では、減算器14と積分要素21の間
に非線形ゲイン24を設置するものについて示したが、
図9に示すように、回転数制御器15と積分要素22の
間に非線形ゲイン25(偏差演算手段)を設置するよう
にしてもよい。これにより、上記実施の形態6と同様の
効果を奏することができる。また、同様の理由から、図
10に示すように、減算器19と積分要素23の間に非
線形ゲイン26(偏差演算手段)を設置するようにして
もよい。
【0049】実施の形態8. 図11はこの発明の実施の形態8による可変速揚水発電
システムの制御装置を示す構成図であり、図において、
図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を
省略する。27は減算器14の減算結果である回転数偏
差の絶対値が許容値より大きい場合に限り、回転数偏差
を減算器13に出力する不感帯要素(偏差演算手段)で
ある。
【0050】次に動作について説明する。上記実施の形
態1では、減算器14の減算結果である回転数偏差を直
ちに減算器13に出力するものについて示したが、図1
2に示すように、その回転数偏差の絶対値が許容値(上
限値または下限値)より小さい間は、零値を減算器13
に出力し、その回転数偏差の絶対値が許容値より大きく
なると、回転数偏差から許容値を差し引いた値を減算器
13に出力する不感帯要素27を減算器14と減算器1
3の間に設置するようにしてもよい。
【0051】これにより、回転数偏差の絶対値が許容値
を越える場合に限り、回転数指令値が補正されるため、
補正の必要性が低い場合には補正が行われず、余分な制
御動作を省略することができる効果を奏する。
【0052】なお、この実施の形態8では、減算器14
と減算器13の間に不感帯要素27を設置するものにつ
いて示したが、図4や図7に示すように、積分要素21
を設置する場合には、積分要素21の後段に不感帯要素
27を設置するようにしてもよく、同様の効果を奏する
ことができる。
【0053】実施の形態9. 上記実施の形態8では、減算器14と減算器13の間に
不感帯要素27を設置するものについて示したが、図1
3に示すように、回転数制御器15と減算器18の間に
不感帯要素28(偏差演算手段)を設置するようにして
もよい。これにより、上記実施の形態8と同様の効果を
奏することができる。また、同様の理由から、図14に
示すように、減算器19と加算器20の間に不感帯要素
29(偏差演算手段)を設置するようにしてもよい。
【0054】なお、図5や図6等のように、積分要素2
2,23を設置する場合には、積分要素22,23の後
段に不感帯要素28,29を設置するようにしてもよ
く、同様の効果を奏することができる。
【0055】実施の形態10. 図15はこの発明の実施の形態10による可変速揚水発
電システムの制御装置を示す構成図であり、図におい
て、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説
明を省略する。30は過去のポンプ水車の運転状態(電
力指令値,回転数指令値,実回転数,ポンプ水車の実揚
程)と補正量の対応関係を記憶する記憶部(補正量決定
手段)、31は記憶部30により記憶されている対応関
係を参照して、現在の運転状態から補正量を決定する補
正量算出部(補正量決定手段)、32は補正量算出部3
1により決定された補正量を回転数指令値演算部12に
より演算された回転数指令値に加算する加算器(偏差演
算手段)である。
【0056】次に動作について説明する。上記実施の形
態1では、減算器14の減算結果である回転数偏差を減
算器13に出力して、回転数指令値を補正するものにつ
いて示したが、過去のポンプ水車の運転状態と補正量の
対応関係を記憶し、その対応関係を参照して、現在の運
転状態から補正量を決定するようにしてもよい。
【0057】即ち、記憶部30が過去のポンプ水車の運
転状態(電力指令値,回転数指令値,実回転数,ポンプ
水車の実揚程)と補正量の対応関係を記憶しているの
で、例えば、電力指令値等が変更されて運転状態が変化
すると、補正量算出部31が、変更後の運転状態に対応
する補正量を記憶部30から検索する。
【0058】そして、補正量算出部31は、変更後の運
転状態に対応する補正量を検索すると、その補正量を加
算器32に出力して、回転数指令値演算部12により演
算された回転数指令値を補正する。この実施の形態10
では、過去の補正状況を元にして、回転数指令値を補正
するため、安全確実に回転数の誤差を解消することがで
きる効果を奏する。
【0059】実施の形態11. 図16はこの発明の実施の形態11による可変速揚水発
電システムの制御装置を示す構成図であり、図におい
て、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説
明を省略する。33はポンプ水車の運転状態(電力指令
値,回転数指令値,実回転数,ポンプ水車の実揚程)に
応じて回転数指令値演算部12が演算に使用するデータ
テーブルを変更するテーブル変更部(テーブル変更手
段)である。
【0060】次に動作について説明する。上記実施の形
態1では、減算器14の減算結果である回転数偏差を減
算器13に出力して、回転数指令値を補正するものにつ
いて示したが、ポンプ水車の運転状態に応じて回転数指
令値演算部12が演算に使用するデータテーブルを変更
するようにしてもよい。
【0061】即ち、回転数指令値演算部12は、電力指
令値と回転数指令値の対応関係を示すデータテーブルを
記憶し、そのデータテーブルを参照して、回転数指令値
を決定するが、ポンプ水車の運転状態が変化すると、回
転数等の誤差も変化する。
【0062】そこで、この実施の形態11では、テーブ
ル変更部33が、ポンプ水車の運転状態(電力指令値,
回転数指令値,実回転数,ポンプ水車の実揚程)を監視
し、その運転状況に応じて回転数指令値演算部12が演
算に使用するデータテーブルを補正し、常に回転数等の
誤差が解消されるようにする。これにより、経年変化に
よって、例えば、水圧鉄管の摩擦係数が変化しても、ポ
ンプ水車の回転数を回転数指令値に一致させることがで
きる効果を奏する。
【0063】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、指令
値演算手段により演算された回転数指令値から回転数偏
差を減算し、その減算結果からポンプ水車の実回転数を
減算するように構成したので、特性の不一致に伴う定常
偏差を解消して、ポンプ水車の回転数を回転数指令値に
一致させることができるようになり、その結果、実入力
電力を電力指令値に一致させることができる効果があ
る。
【0064】この発明によれば、指令値演算手段により
演算された回転数指令値から制御信号を減算し、その減
算結果からポンプ水車の実回転数を減算するように構成
したので、特性の不一致に伴う定常偏差を解消して、ポ
ンプ水車の回転数を回転数指令値に一致させることがで
るようになり、その結果、実入力電力を電力指令値に
一致させることができる効果がある。
【0065】この発明によれば、電力指令値と実入力電
力の差分値を指令値演算手段により演算された回転数指
令値に加算し、その加算結果からポンプ水車の実回転数
を減算するように構成したので、特性の不一致に伴う定
常偏差を解消して、ポンプ水車の回転数を回転数指令値
に一致させることができるようになり、その結果、実入
力電力を電力指令値に一致させることができる効果があ
る。
【0066】この発明によれば、回転数指令値から回転
数偏差を減算する際、その回転数偏差を積分要素に入力
し、その積分要素から出力される回転数偏差を回転数指
令値から減算するように構成したので、回転数指令値の
急変に伴うポンプ水車の回転数の大きな変動を招くこと
なく、ポンプ水車の回転数を回転数指令値に一致させる
ことができるようになり、その結果、実入力電力を電力
指令値に一致させることができる効果がある。
【0067】この発明によれば、回転数指令値から制御
信号を減算する際、その制御信号を積分要素に入力し、
その積分要素から出力される制御信号を回転数指令値か
ら減算するように構成したので、回転数指令値の急変に
伴うポンプ水車の回転数の大きな変動を招くことなく、
ポンプ水車の回転数を回転数指令値に一致させることが
できるようになり、その結果、実入力電力を電力指令値
に一致させることができる効果がある。
【0068】この発明によれば、電力指令値と実入力電
力の差分値を回転数指令値に加算する際、その差分値を
積分要素に入力し、その積分要素から出力される差分値
を回転数指令値に加算するように構成したので、回転数
指令値の急変に伴うポンプ水車の回転数の大きな変動を
招くことなく、ポンプ水車の回転数を回転数指令値に一
致させることができるようになり、その結果、実入力電
力を電力指令値に一致させることができる効果がある。
【0069】この発明によれば、回転数偏差の絶対値に
対応する定数を当該回転数偏差に乗算し、乗算後の回転
数偏差を積分要素に入力するように構成したので、ポン
プ水車の回転数指令値と実回転数の誤差が大きくなって
も、ポンプ水車の回転数を速やかに回転数指令値に一致
させることができるようになり、その結果、実入力電力
を電力指令値に一致させることができる効果がある。
【0070】この発明によれば、制御信号の絶対値に対
応する定数を当該制御信号に乗算し、乗算後の制御信号
を積分要素に入力するように構成したので、ポンプ水車
の回転数指令値と実回転数の誤差が大きくなっても、ポ
ンプ水車の回転数を速やかに回転数指令値に一致させる
ことができるようになり、その結果、実入力電力を電力
指令値に一致させることができる効果がある。
【0071】この発明によれば、差分値の絶対値に対応
する定数を当該差分値に乗算し、乗算後の差分値を積分
要素に入力するように構成したので、ポンプ水車の回転
数指令値と実回転数の誤差が大きくなっても、ポンプ水
車の回転数を速やかに回転数指令値に一致させることが
できるようになり、その結果、実入力電力を電力指令値
に一致させることができる効果がある。
【0072】この発明によれば、回転数偏差の絶対値が
許容値より大きい場合に限り、回転数指令値から回転数
偏差を減算するように構成したので、補正の必要性が低
い場合には補正が行われず、余分な制御動作を省略する
ことができる効果がある。
【0073】この発明によれば、制御信号の絶対値が許
容値より大きい場合に限り、回転数指令値から制御信号
を減算するように構成したので、補正の必要性が低い場
合には補正が行われず、余分な制御動作を省略すること
ができる効果がある。
【0074】この発明によれば、差分値の絶対値が許容
値より大きい場合に限り、差分値を回転数指令値に加算
するように構成したので、補正の必要性が低い場合には
補正が行われず、余分な制御動作を省略することができ
る効果がある。
【0075】この発明によれば、過去のポンプ水車の運
転状態と補正量の対応関係を記憶し、その対応関係を参
照して現在の運転状態から補正量を決定するように構成
したので、安全確実に回転数の誤差を解消することがで
きる効果がある。
【0076】この発明によれば、ポンプ水車の運転状態
に応じて指令値演算手段が演算に使用するデータテーブ
ルを変更するように構成したので、経年変化によって、
例えば、水圧鉄管の摩擦係数が変化しても、ポンプ水車
の回転数を回転数指令値に一致させることができるよう
になり、その結果、実入力電力を電力指令値に一致させ
ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による可変速揚水発
電システムの制御装置を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による可変速揚水発
電システムの制御装置を示す構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態3による可変速揚水発
電システムの制御装置を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態4による可変速揚水発
電システムの制御装置を示す構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態5による可変速揚水発
電システムの制御装置を示す構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態5による可変速揚水発
電システムの制御装置を示す構成図である。
【図7】 この発明の実施の形態6による可変速揚水発
電システムの制御装置を示す構成図である。
【図8】 非線形ゲインの特性を示す特性図である。
【図9】 この発明の実施の形態7による可変速揚水発
電システムの制御装置を示す構成図である。
【図10】 この発明の実施の形態7による可変速揚水
発電システムの制御装置を示す構成図である。
【図11】 この発明の実施の形態8による可変速揚水
発電システムの制御装置を示す構成図である。
【図12】 不感帯要素の特性を示す特性図である。
【図13】 この発明の実施の形態9による可変速揚水
発電システムの制御装置を示す構成図である。
【図14】 この発明の実施の形態9による可変速揚水
発電システムの制御装置を示す構成図である。
【図15】 この発明の実施の形態10による可変速揚
水発電システムの制御装置を示す構成図である。
【図16】 この発明の実施の形態11による可変速揚
水発電システムの制御装置を示す構成図である。
【図17】 従来の可変速揚水発電システムの制御装置
を示す構成図である。
【図18】 電力指令値と開度指令値の対応関係を示す
説明図である。
【図19】 電力指令値と回転数指令値の対応関係を示
す説明図である。
【符号の説明】
12 回転数指令値演算部(指定値演算手段)、13,
14,18,19 減算器(偏差演算手段)、15 回
転数制御器(生成手段)、16 加算器(補正手段)、
17 減算器(補正手段)、20,32 加算器(偏差
演算手段)、21,22,23 積分要素(偏差演算手
段)、24,25,26 非線形ゲイン(偏差演算手
段)、27,28,29 不感帯要素(偏差演算手
段)、30 記憶部(補正量決定手段)、31 補正量
算出部(補正量決定手段)、33 テーブル変更部(テ
ーブル変更手段)。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−45995(JP,A) 特開 昭63−43598(JP,A) 特開 平5−22997(JP,A) 特開 平2−146996(JP,A) 特開 昭62−110500(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 9/00 - 9/48 F03B 15/16

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力指令値とポンプ水車の実揚程からポ
    ンプ水車の回転数指令値を演算する指令値演算手段と、
    上記指令値演算手段により演算された回転数指令値から
    ポンプ水車の回転数偏差を減算し、その減算結果からポ
    ンプ水車の実回転数を減算する偏差演算手段と、上記偏
    差演算手段の演算結果である回転数偏差を解消する制御
    信号を生成する生成手段と、上記生成手段により生成さ
    れた制御信号を電力指令値に加算する一方、その電力指
    令値から実入力電力を減算する補正手段とを備えた可変
    速揚水発電システムの制御装置。
  2. 【請求項2】 電力指令値とポンプ水車の実揚程からポ
    ンプ水車の回転数指令値を演算する指令値演算手段と、
    上記指令値演算手段により演算された回転数指令値から
    制御信号を減算し、その減算結果からポンプ水車の実回
    転数を減算する偏差演算手段と、上記偏差演算手段の演
    算結果である回転数偏差を解消する制御信号を生成する
    生成手段と、上記生成手段により生成された制御信号を
    電力指令値に加算する一方、その電力指令値から実入力
    電力を減算する補正手段とを備えた可変速揚水発電シス
    テムの制御装置。
  3. 【請求項3】 電力指令値とポンプ水車の実揚程からポ
    ンプ水車の回転数指令値を演算する指令値演算手段と、
    電力指令値と実入力電力の差分値を上記指令値演算手段
    により演算された回転数指令値に加算し、その加算結果
    からポンプ水車の実回転数を減算する偏差演算手段と、
    上記偏差演算手段の演算結果である回転数偏差を解消す
    る制御信号を生成する生成手段と、上記生成手段により
    生成された制御信号を電力指令値に加算する一方、その
    電力指令値から実入力電力を減算する補正手段とを備え
    た可変速揚水発電システムの制御装置。
  4. 【請求項4】 偏差演算手段は、回転数指令値から回転
    数偏差を減算する際、その回転数偏差を積分要素に入力
    し、その積分要素から出力される回転数偏差を回転数指
    令値から減算することを特徴とする請求項1記載の可変
    速揚水発電システムの制御装置。
  5. 【請求項5】 偏差演算手段は、回転数指令値から制御
    信号を減算する際、その制御信号を積分要素に入力し、
    その積分要素から出力される制御信号を回転数指令値か
    ら減算することを特徴とする請求項2記載の可変速揚水
    発電システムの制御装置。
  6. 【請求項6】 偏差演算手段は、電力指令値と実入力電
    力の差分値を回転数指令値に加算する際、その差分値を
    積分要素に入力し、その積分要素から出力される差分値
    を回転数指令値に加算することを特徴とする請求項3記
    載の可変速揚水発電システムの制御装置。
  7. 【請求項7】 偏差演算手段は、回転数偏差の絶対値に
    対応する定数を当該回転数偏差に乗算し、乗算後の回転
    数偏差を積分要素に入力することを特徴とする請求項4
    記載の可変速揚水発電システムの制御装置。
  8. 【請求項8】 偏差演算手段は、制御信号の絶対値に対
    応する定数を当該制御信号に乗算し、乗算後の制御信号
    を積分要素に入力することを特徴とする請求項5記載の
    可変速揚水発電システムの制御装置。
  9. 【請求項9】 偏差演算手段は、差分値の絶対値に対応
    する定数を当該差分値に乗算し、乗算後の差分値を積分
    要素に入力することを特徴とする請求項6記載の可変速
    揚水発電システムの制御装置。
  10. 【請求項10】 偏差演算手段は、回転数偏差の絶対値
    が許容値より大きい場合に限り、回転数指令値から回転
    数偏差を減算することを特徴とする請求項1,請求項4
    または請求項7記載の可変速揚水発電システムの制御装
    置。
  11. 【請求項11】 偏差演算手段は、制御信号の絶対値が
    許容値より大きい場合に限り、回転数指令値から制御信
    号を減算することを特徴とする請求項2,請求項5また
    は請求項8記載の可変速揚水発電システムの制御装置。
  12. 【請求項12】 偏差演算手段は、差分値の絶対値が許
    容値より大きい場合に限り、差分値を回転数指令値に加
    算することを特徴とする請求項3,請求項6または請求
    項9記載の可変速揚水発電システムの制御装置。
  13. 【請求項13】 電力指令値とポンプ水車の実揚程から
    ポンプ水車の回転数指令値を演算する指令値演算手段
    と、過去のポンプ水車の運転状態と補正量の対応関係を
    記憶し、その対応関係を参照して現在の運転状態から補
    正量を決定する補正量決定手段と、上記補正量決定手段
    により決定された補正量を上記指令値演算手段により演
    算された回転数指令値に加算する一方、その回転数指令
    値からポンプ水車の実回転数を減算する偏差演算手段
    と、上記偏差演算手段の演算結果である回転数偏差を解
    消する制御信号を生成する生成手段と、上記生成手段に
    より生成された制御信号を電力指令値に加算する一方、
    その電力指令値から実入力電力を減算する補正手段とを
    備えた可変速揚水発電システムの制御装置。
  14. 【請求項14】 電力指令値と回転数指令値の対応関係
    を示すデータテーブルを記憶し、そのデータテーブルを
    参照して電力指令値とポンプ水車の実揚程からポンプ水
    車の回転数指令値を演算する指令値演算手段と、ポンプ
    水車の運転状態に応じて上記指令値演算手段が演算に使
    用する上記データテーブルを変更するテーブル変更手段
    と、上記指令値演算手段により演算された回転数指令値
    からポンプ水車の実回転数を減算する偏差演算手段と、
    上記偏差演算手段の演算結果である回転数偏差を解消す
    る制御信号を生成する生成手段と、上記生成手段により
    生成された制御信号を電力指令値に加算する一方、その
    電力指令値から実入力電力を減算する補正手段とを備え
    た可変速揚水発電システムの制御装置。
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