JP3504508B2 - 可変速揚水発電システムの制御装置 - Google Patents
可変速揚水発電システムの制御装置Info
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Description
けるポンプ水車の回転数を最適値に制御する可変速揚水
発電システムの制御装置に関するものである。
公報に示された従来の可変速揚水発電システムの制御装
置を示す構成図であり、図において、1は発電電動機の
電力指令値とポンプ水車の有効落差からガイドベーンの
開度指令値を演算する開度指令値演算部、2は発電電動
機の電力指令値とポンプ水車の有効落差からポンプ水車
の回転数指令値を演算する回転数指令値演算部、3は回
転数指令値演算部2により演算された回転数指令値とポ
ンプ水車の実回転数の偏差を求める減算器、4は回転数
指令値と実回転数の偏差を解消する制御信号を生成する
回転数制御器、5は回転数制御器4により生成された制
御信号を開度指令値演算部1により演算された開度指令
値に加算する加算器である。
力系統の周波数に同期した回転数)の回転数偏差を求
め、その回転数偏差が可変速幅の範囲内にある場合には
零値を出力する一方、その回転数偏差が可変速幅の範囲
を逸脱している場合には、予め設定された補正値を出力
する不動帯要素、7は発電電動機の電力指令値と出力電
力の電力偏差を演算するとともに、その電力偏差と不動
帯要素6の出力を加算し、その加算結果を発電電動機の
励磁制御系に出力する加減算器である。
令値演算部1は、発電電動機の電力指令値と、ガイドベ
ーンの開度指令値との対応関係を示すデータテーブルを
記憶しているので(ただし、ポンプ水車の有効落差が異
なると、電力指令値と開度指令値の対応関係が変化する
ので、ポンプ水車の有効落差に応じて複数のデータテー
ブルを記憶している)、電力指令値とポンプ水車の有効
落差を入力すると、その有効落差に対応するデータテー
ブルを選択し、そのデータテーブルを参照して電力指令
値からガイドベーンの開度指令値を算出する(図15を
参照)。
合には、有効落差が400mのデータテーブルを選択す
るが、有効落差が400mのデータテーブルがなく、有
効落差が390mのデータテーブルと、有効落差が41
0mのデータテーブルがある場合には、2個のデータテ
ーブルからそれぞれ電力指令値に応じた開度指令値を算
出し、2個の開度指令値の有効落差による比例配分から
最終的に開度指令値を算出する。
機の電力指令値と、ポンプ水車の回転数指令値との対応
関係を示すデータテーブルを記憶しているので(ただ
し、ポンプ水車の有効落差が異なると、電力指令値と回
転数指令値の対応関係が変化するので、ポンプ水車の有
効落差に応じて複数のデータテーブルを記憶してい
る)、電力指令値とポンプ水車の有効落差を入力する
と、その有効落差に対応するデータテーブルを選択し、
そのデータテーブルを参照して電力指令値からポンプ水
車の回転数指令値を算出する(図16を参照)。なお、
データテーブルの選択方法等については、開度指令値を
算出する場合と同様である。
2がポンプ水車の回転数指令値を算出すると、ポンプ水
車の回転数指令値から実回転数を減算して、両者の偏差
を求め、その偏差を回転数制御器4に出力する。そし
て、回転数制御器4は、減算器3から回転数指令値と実
回転数の偏差を受けると、実回転数を回転数指令値に一
致させるため、その偏差を入力信号とするPID演算等
を実行し、その偏差を解消する制御信号を生成する。
御信号を生成すると、その制御信号を開度指令値演算部
1により演算されたガイドベーンの開度指令値に加算す
る。これにより、ポンプ水車のサーボ制御系が加算器5
の加算結果に基づいて、ガイドベーンの開度を制御する
結果、ポンプ水車に供給される流量が調整され、ポンプ
水車の回転数が回転数指令値に一致する。
数偏差(ポンプ水車の実回転数と同期速度の偏差)が可
変速幅の範囲を逸脱した場合には(回転数偏差>可変速
幅の上限値、または、回転数偏差<可変速幅の下限
値)、その回転数偏差を速やかに可変速幅の範囲内に収
める必要があるため、ポンプ水車の実回転数と同期速度
の回転数偏差を求める。そして、不動帯要素6は、ポン
プ水車の回転数偏差が可変速幅の範囲内にある場合には
零値を出力するが、その回転数偏差が可変速幅の範囲を
逸脱している場合には、予め設定された補正値を出力す
る。
指令値から出力電力を減算して電力偏差を求めると、そ
の電力偏差と不動帯要素6の出力(零値又は補正値)を
加算し、その加算結果を発電電動機の励磁制御系に出力
する。これにより、発電電動機の励磁制御系が加減算器
7の加算結果に基づいて、発電電動機の出力電力を制御
する結果、ポンプ水車が発電電動機に与える機械エネル
ギーと発電電動機の発生する電気エネルギーとのバラン
スが調整され、ポンプ水車の回転数が調整される。
て、ポンプ水車の回転数偏差が可変速幅の上限値を上回
ると、加減算器7が予め設定された正の補正値を電力偏
差に加算するため、発電電動機の出力電力が増加し、そ
の結果、発電電動機に与えられる機械エネルギーが、一
時的に、出力する電気エネルギーより小さくなり、発電
電動機に結合されているポンプ水車の回転数が減少す
る。
ポンプ水車の回転数偏差が可変速幅の下限値を下回る
と、加減算器7が予め設定された負の補正値を電力偏差
に加算するため、発電電動機の出力電力が減少し、その
結果、発電電動機に与えられる機械エネルギーが、一時
的に、出力する電気エネルギーより大きくなり、発電電
動機に結合されているポンプ水車の回転数が上昇する。
システムの制御装置は以上のように構成されているの
で、ポンプ水車の回転数偏差が可変速幅の範囲を逸脱し
ても、その回転数偏差を可変速幅の範囲内に収めること
ができるが、その回転数偏差が可変速幅の範囲内に戻る
と、直ちに電力偏差に対する補正値の加算を中止するた
め(不動帯要素6が零値を出力する為)、発電電動機の
出力電力にハンチングが発生する場合があるなどの課題
があった。
めになされたもので、ポンプ水車の回転数偏差が可変速
幅の範囲を逸脱しても、発電電動機の出力電力のハンチ
ングを招くことなく、速やかにポンプ水車の回転数偏差
を可変速幅の範囲内に収めることができる可変速揚水発
電システムの制御装置を得ることを目的とする。
水発電システムの制御装置は、回転数偏差演算手段によ
り演算された回転数偏差が可変速幅の範囲内にある場合
には、電力偏差演算手段により演算された電力偏差を発
電電動機の励磁制御系に出力する一方、その回転数偏差
が可変速幅の範囲を逸脱している場合には、生成手段に
より生成された制御信号を発電電動機の励磁制御系に出
力するようにしたものである。
制御装置は、回転数偏差演算手段により演算された回転
数偏差が可変速幅の範囲内にある場合には、電力偏差演
算手段により演算された電力偏差を発電電動機の励磁制
御系に出力する一方、その回転数偏差が可変速幅の範囲
を逸脱している場合には、ポンプ水車の実回転数が同期
速度より速ければ、生成手段により生成された制御信号
と電力偏差のうち、値が大きい方を発電電動機の励磁制
御系に出力し、ポンプ水車の実回転数が同期速度より遅
ければ、値が小さい方を発電電動機の励磁制御系に出力
するようにしたものである。
制御装置は、ポンプ水車の実回転数が同期速度より速け
れば、生成手段により生成された制御信号と電力偏差演
算手段により演算された電力偏差のうち、値が大きい方
を発電電動機の励磁制御系に出力し、ポンプ水車の実回
転数が同期速度より遅ければ、値が小さい方を発電電動
機の励磁制御系に出力するようにしたものである。
制御装置は、逸脱量又は差分を位相補償器に入力して、
制御信号を生成するようにしたものである。
制御装置は、逸脱量又は差分の絶対値に対応する定数を
逸脱量又は差分に乗算して、制御信号を生成するように
したものである。
制御装置は、逸脱量又は差分の絶対値に対応する定数を
逸脱量又は差分に乗算し、その乗算結果を位相補償器に
入力して、制御信号を生成するようにしたものである。
制御装置は、可変速幅に対応する回転数指令値の許容範
囲が設定され、回転数指令値演算手段により演算された
回転数指令値が許容範囲内にある場合には、その回転数
指令値を出力する一方、その回転数指令値が許容範囲を
逸脱している場合には、その許容範囲の限界値を出力す
る制限手段と、電力指令値が変更された場合又は外乱が
発生した場合、所定時間が経過するまでの間、可変速幅
に対応する回転数指令値の許容範囲を縮小する縮小手段
とを設けたものである。
制御装置は、差分に対応する電力偏差の許容範囲が設定
され、電力偏差演算手段により演算された電力偏差が許
容範囲内にある場合には、その電力偏差を発電電動機の
励磁制御系に出力する一方、その電力偏差が許容範囲を
逸脱している場合には、その許容範囲の限界値を発電電
動機の励磁制御系に出力する制限手段と、電力指令値が
変更された場合又は外乱が発生した場合、所定時間が経
過するまでの間、差分に対応する電力偏差の許容範囲を
縮小する縮小手段とを設けたものである。
説明する。 実施の形態1. 図1はこの発明の実施の形態1による可変速揚水発電シ
ステムの制御装置を示す構成図であり、図において、1
1は発電電動機の電力指令値とポンプ水車の有効落差か
らガイドベーンの開度指令値を演算する開度指令値演算
部(開度指令値演算手段)、12は発電電動機の電力指
令値とポンプ水車の有効落差からポンプ水車の回転数指
令値を演算する回転数指令値演算部(回転数指令値演算
手段)、13は回転数指令値演算部12により演算され
た回転数指令値とポンプ水車の実回転数の偏差を求める
減算器(生成手段)、14は回転数指令値と実回転数の
偏差を解消する制御信号を生成する回転数制御器(生成
手段)、15は回転数制御器14により生成された制御
信号を開度指令値演算部11により演算された開度指令
値に加算する加算器(加算手段)である。
力を減算して、発電電動機の電力偏差を演算する減算器
(電力偏差演算手段)、17はポンプ水車の実回転数か
ら同期速度(電力系統の周波数に同期した回転数)を減
算して、ポンプ水車の回転数偏差を演算する減算器(回
転数偏差演算手段)である。
偏差から可変速幅の上限値(限界値)を減算して、上限
値に対する逸脱量を演算する減算器(生成手段)、19
は減算器18により演算された逸脱量に比例定数を乗算
して、その逸脱量に見合う制御信号を生成する乗算器
(生成手段)、20は減算器17により演算された回転
数偏差から可変速幅の下限値(限界値)を減算して、下
限値に対する逸脱量を演算する減算器(生成手段)、2
1は減算器20により演算された逸脱量に比例定数を乗
算して、その逸脱量に見合う制御信号を生成する乗算器
(生成手段)である。
偏差が可変速幅の範囲内にある場合には、減算器16に
より演算された電力偏差を発電電動機の励磁制御系に出
力する一方、その回転数偏差が可変速幅の範囲を逸脱し
ている場合には、乗算器19又は乗算器21により生成
された制御信号を発電電動機の励磁制御系に出力する出
力回路(出力手段)である。
令値演算部11は、発電電動機の電力指令値と、ガイド
ベーンの開度指令値との対応関係を示すデータテーブル
を記憶しているので(ただし、ポンプ水車の有効落差が
異なると、電力指令値と開度指令値の対応関係が変化す
るので、ポンプ水車の有効落差に応じて複数のデータテ
ーブルを記憶している)、電力指令値とポンプ水車の有
効落差を入力すると、その有効落差に対応するデータテ
ーブルを選択し、そのデータテーブルを参照して電力指
令値からガイドベーンの開度指令値を算出する(図15
を参照)。
合には、有効落差が400mのデータテーブルを選択す
るが、有効落差が400mのデータテーブルがなく、有
効落差が390mのデータテーブルと、有効落差が41
0mのデータテーブルがある場合には、2個のデータテ
ーブルからそれぞれ電力指令値に応じた開度指令値を算
出し、2個の開度指令値の有効落差による比例配分から
最終的に開度指令値を算出する。
動機の電力指令値と、ポンプ水車の回転数指令値との対
応関係を示すデータテーブルを記憶しているので(ただ
し、ポンプ水車の有効落差が異なると、電力指令値と回
転数指令値の対応関係が変化するので、ポンプ水車の有
効落差に応じて複数のデータテーブルを記憶してい
る)、電力指令値とポンプ水車の有効落差を入力する
と、その有効落差に対応するデータテーブルを選択し、
そのデータテーブルを参照して電力指令値からポンプ水
車の回転数指令値を算出する(図16を参照)。なお、
データテーブルの選択方法等については、開度指令値演
算部11が開度指令値を算出する場合と同様である。
部12がポンプ水車の回転数指令値を算出すると、ポン
プ水車の回転数指令値から実回転数を減算して、両者の
偏差を求め、その偏差を回転数制御器14に出力する。
そして、回転数制御器14は、減算器13から回転数指
令値と実回転数の偏差を受けると、実回転数を回転数指
令値に一致させるため、その偏差を入力信号とするPI
D演算等を実行し、その偏差を解消する制御信号を生成
する。
が制御信号を生成すると、その制御信号を開度指令値演
算部11により演算されたガイドベーンの開度指令値に
加算する。これにより、ポンプ水車のサーボ制御系が加
算器15の加算結果に基づいて、ガイドベーンの開度を
制御する結果、ポンプ水車に供給される流量が調整さ
れ、ポンプ水車の回転数が回転数指令値に一致する。
車の実回転数と同期速度の偏差)が可変速幅の範囲を逸
脱した場合には(回転数偏差>可変速幅の上限値、また
は、回転数偏差<可変速幅の下限値)、その回転数偏差
を速やかに可変速幅の範囲内に収める必要があるため、
まず、減算器17がポンプ水車の実回転数から同期速度
を減算して、ポンプ水車の回転数偏差を求める。
プ水車の回転数偏差を求めると、その回転数偏差から可
変速幅の上限値を減算して、上限値に対する逸脱量を演
算する。そして、乗算器19は、減算器18が上限値に
対する逸脱量を演算すると、その逸脱量に比例定数を乗
算して、その逸脱量に見合う制御信号を生成する。
プ水車の回転数偏差を求めると、その回転数偏差から可
変速幅の下限値を減算して、下限値に対する逸脱量を演
算する。そして、乗算器21は、減算器20が下限値に
対する逸脱量を演算すると、その逸脱量に比例定数を乗
算して、その逸脱量に見合う制御信号を生成する。
量に見合う制御信号を生成すると、出力回路22は、減
算器17により演算された回転数偏差が可変速幅の範囲
内にある場合には、減算器16により演算された電力偏
差を発電電動機の励磁制御系に出力する。しかし、その
回転数偏差が可変速幅の範囲を逸脱している場合には、
乗算器19又は乗算器21により生成された制御信号を
発電電動機の励磁制御系に出力する。
御信号に基づいて、発電電動機の出力電力を制御して、
ポンプ水車の回転数を調整するが、例えば、ポンプ水車
の実回転数が上昇して、ポンプ水車の回転数偏差が可変
速幅の上限値を上回ると、上限値に対する逸脱量に見合
う制御信号(乗算器19により生成された制御信号)を
発電電動機の励磁制御系に出力するため、発電電動機の
出力電力が増加し、その結果、発電電動機に与えられる
機械エネルギーが、一時的に、出力する電気エネルギー
より小さくなり、発電電動機に結合されているポンプ水
車の回転数が減少する。
ポンプ水車の回転数偏差が可変速幅の下限値を下回る
と、下限値に対する逸脱量に見合う制御信号(乗算器2
1により生成された制御信号)を発電電動機の励磁制御
系に出力するため、発電電動機の出力電力が減少し、そ
の結果、発電電動機に与えられる機械エネルギーが、一
時的に、出力する電気エネルギーより大きくなり、発電
電動機に結合されているポンプ水車の回転数が上昇す
る。
く、電力指令値に対する出力電力の追従性が高いため、
通常、電力指令値と出力電力の電力偏差は略零になる。
そのため、ポンプ水車の回転数偏差が可変速幅の範囲内
にある場合、通常、略零値を励磁制御系に出力すること
になるが、ポンプ水車の回転数偏差が可変速幅の範囲を
逸脱する場合、従来のように、予め設定された補正値を
電力偏差に加算して励磁制御系に出力するのではなく、
逸脱量に見合う制御信号を励磁制御系に出力するので
(逸脱量が零値に近い場合には、略零値の制御信号を出
力する)、励磁制御系に出力する信号の連続性が確保さ
れる。
によれば、減算器17により演算された回転数偏差が可
変速幅の範囲内にある場合には、減算器16により演算
された電力偏差を発電電動機の励磁制御系に出力する一
方、その回転数偏差が可変速幅の範囲を逸脱している場
合には、乗算器19,21により生成された制御信号を
発電電動機の励磁制御系に出力するように構成したの
で、励磁制御系に出力する信号が不連続にならず、その
結果、ポンプ水車の回転数偏差が可変速幅の範囲を逸脱
しても、発電電動機の出力電力のハンチングを招くこと
なく、速やかにポンプ水車の回転数偏差を可変速幅の範
囲内に収めることができる効果を奏する。
ステムの制御装置を示す構成図であり、図において、図
1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省
略する。23は減算器17により演算された回転数偏差
が可変速幅の範囲内にある場合には、減算器16により
演算された電力偏差を発電電動機の励磁制御系に出力す
る一方、その回転数偏差が可変速幅の範囲を逸脱してい
る場合には、ポンプ水車の実回転数が同期速度より速け
れば、乗算器19により生成された制御信号と電力偏差
のうち、値が大きい方を発電電動機の励磁制御系に出力
し、ポンプ水車の実回転数が同期速度より遅ければ、乗
算器21により生成された制御信号と電力偏差のうち、
値が小さい方を発電電動機の励磁制御系に出力する出力
回路(出力手段)である。
態1では、回転数偏差が可変速幅の範囲を逸脱している
場合、乗算器19又は乗算器21により生成された制御
信号を発電電動機の励磁制御系に出力するものについて
示したが、出力回路23が乗算器19又は乗算器21に
より生成された制御信号と電力偏差を比較して、制御信
号又は電力偏差の何れか一方を発電電動機の励磁制御系
に出力するようにしてもよい。
て、ポンプ水車の回転数偏差が可変速幅の上限値を上回
ると、上限値に対する逸脱量に見合う制御信号(乗算器
19により生成された制御信号)と減算器16により演
算された電力偏差を比較する。そして、制御信号が電力
偏差より大きい場合には、その制御信号を発電電動機の
励磁制御系に出力する。逆に、電力偏差が制御信号より
大きい場合には、その電力偏差を発電電動機の励磁制御
系に出力する。
ポンプ水車の回転数偏差が可変速幅の下限値を下回る
と、下限値に対する逸脱量に見合う制御信号(乗算器2
1により生成された制御信号)と減算器16により演算
された電力偏差を比較する。そして、制御信号が電力偏
差より小さい場合には、その制御信号を発電電動機の励
磁制御系に出力する。逆に、電力偏差が制御信号より小
さい場合には、その電力偏差を発電電動機の励磁制御系
に出力する。
果を奏することができるが、回転数偏差が可変速幅の範
囲を逸脱している場合、制御信号と電力偏差を比較し
て、何れか一方を出力する分、上記実施の形態1よりも
出力電力の調整幅が大きくなり、より早くポンプ水車の
回転数偏差を可変速幅の範囲内に収めることができる効
果を奏する。
ステムの制御装置を示す構成図であり、図において、図
1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省
略する。24はポンプ水車の実回転数が同期速度より速
ければ、乗算器19により生成された制御信号と電力偏
差のうち、値が大きい方を発電電動機の励磁制御系に出
力し、ポンプ水車の実回転数が同期速度より遅ければ、
乗算器21により生成された制御信号と電力偏差のう
ち、値が小さい方を発電電動機の励磁制御系に出力する
出力回路(出力手段)である。
態2では、回転数偏差が可変速幅の範囲を逸脱している
場合に限り、乗算器19又は乗算器21により生成され
た制御信号と電力偏差を比較して、制御信号又は電力偏
差の何れか一方を発電電動機の励磁制御系に出力するも
のについて示したが、回転数偏差が可変速幅の範囲内に
ある場合も、乗算器19又は乗算器21により生成され
た制御信号と電力偏差を比較して、制御信号又は電力偏
差の何れか一方を発電電動機の励磁制御系に出力するよ
うにしてもよい。
より上昇して、減算器17の出力である回転数偏差が正
値になると、上限値に対する差分に見合う制御信号(乗
算器19により生成された制御信号)と減算器16によ
り演算された電力偏差を比較する。そして、制御信号が
電力偏差より大きい場合には、その制御信号を発電電動
機の励磁制御系に出力する。逆に、電力偏差が制御信号
より大きい場合には、その電力偏差を発電電動機の励磁
制御系に出力する。
り低下して、減算器17の出力である回転数偏差が負値
になると、下限値に対する差分に見合う制御信号(乗算
器21により生成された制御信号)と減算器16により
演算された電力偏差を比較する。そして、制御信号が電
力偏差より小さい場合には、その制御信号を発電電動機
の励磁制御系に出力する。逆に、電力偏差が制御信号よ
り小さい場合には、その電力偏差を発電電動機の励磁制
御系に出力する。これにより、上記実施の形態2と同様
の効果を奏することができるが、回転数偏差が可変速幅
の範囲を逸脱する前から、制御信号と電力偏差を比較し
て、何れか一方を出力する分、ポンプ水車の回転数偏差
が可変速幅の範囲から逸脱するのを未然に防止する効果
も奏する。
又は差分に比例定数を乗算して、その逸脱量又は差分に
見合う制御信号を生成するものについて示したが、図4
及び図5に示すように、例えば、比例要素,積分要素及
び微分要素から構成される位相補償器(生成手段)2
5,26が逸脱量又は差分に見合う制御信号を生成する
ようにしてもよい。これにより、ポンプ水車の回転数偏
差が可変速幅の範囲を大きく逸脱することなく、ほぼ一
定の状態に維持されるとともに、仮に、可変速幅の範囲
を逸脱しても、速やかに可変速幅の範囲内に引き戻され
る効果を奏する。
又は差分に比例定数を乗算して、その逸脱量又は差分に
見合う制御信号を生成するものについて示したが、図6
及び図7に示すように、逸脱量又は差分の絶対値が小さ
い間は、小さい定数を逸脱量又は差分に乗算し、逸脱量
又は差分の絶対値が大きくなると、大きな定数を逸脱量
又は差分に乗算する乗算器(生成手段)27,28を設
けるようにしてもよい(図8を参照)。
実回転数の誤差が大きくなって、逸脱量又は差分の絶対
値が大きくなる程、乗算器27,28の増幅率が大きく
なるため、回転数偏差が可変速幅の範囲を大きく逸脱し
ても、速やかに可変速幅の範囲内に引き戻すことができ
る効果を奏する。なお、図8では、乗算器27,28の
増幅率を2段階に設定しているが、逸脱量又は差分の絶
対値に応じて、更に、詳細に増幅率を設定してもよいこ
とは言うまでもない。
相補償器25,26を設置するものについて示したが、
図9及び図10に示すように、乗算器19,21の代わ
りに、逸脱量又は差分の絶対値が大きくなる程、増幅率
が大きくなる乗算器27,28を設置し、乗算器27,
28の後段に位相補償器25,26を設置するようにし
てもよい。これにより、ポンプ水車の回転数偏差が可変
速幅の範囲を大きく逸脱することなく、ほぼ一定の状態
に維持されるとともに、仮に、可変速幅の範囲を逸脱し
ても、速やかに可変速幅の範囲内に引き戻される効果を
奏する。
システムの制御装置を示す構成図であり、図において、
図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を
省略する。31は開度指令値演算部11と同様の開度指
令値演算部であり、開度指令値演算手段を構成する。3
2は回転数指令値演算部12と同様の回転数指令値演算
部であり、回転数指令値演算手段を構成する。33は可
変速幅に対応する回転数指令値の許容範囲が設定され、
回転数指令値演算部32により演算された回転数指令値
が許容範囲内にある場合には、その回転数指令値を出力
する一方、その回転数指令値が許容範囲を逸脱している
場合には、その許容範囲の限界値(上限値又は下限値)
を出力するリミッタ(制限手段)である。
生成手段を構成する。35は回転数制御器14と同様の
回転数制御器であり、生成手段を構成する。36は加算
器15と同様の加算器であり、加算手段を構成する。3
7は電力指令値が変更された場合又は外乱が発生した場
合、可変速幅に対応する回転数指令値の許容範囲を縮小
する上下限値算出器(縮小手段)である。
算部31や回転数指令値演算部32等の動作は、上記実
施の形態1における開度指令値演算部11や回転数指令
値演算部12等の動作と同様であるため説明を省略し、
ここでは、リミッタ33と上下限値算出器37の動作に
ついてのみ説明する。
に対して、電力指令値が変更されたり、外乱が発生する
状況(例えば、水撃破と呼ばれる圧力波が発生する状
況)では、ポンプ水車の回転数が大きく変動するため、
回転数が変動しても可変速幅の範囲を逸脱しないように
する必要がある。
算出器37が、電力指令値の変更や外乱の発生を検知す
ると、例えば、電力指令値の変更後、所定時間が経過す
るまでの間、リミッタ33に設定している回転数指令値
の許容範囲を下記に示すように縮小する。即ち、電力指
令値の変更や外乱の発生がない通常時に、上限値を“1
05”,下限値を“95”のように設定している場合に
は、上限値を“103”,下限値を“97”のように縮
小する。
令値演算部32により演算された回転数指令値が例えば
“100”であれば、許容範囲の縮小に拘わらず、その
回転数指令値を減算器34に出力することになるが、回
転数指令値演算部32により演算された回転数指令値が
例えば“104”であれば、許容範囲の縮小後は、その
回転数指令値を減算器34に出力せず、縮小後の上限値
である“103”を減算器34に出力することになる。
したがって、電力指令値の変更や外乱が発生すると、許
容される回転数指令値の幅が狭められるため、回転数が
変動しても可変速幅の範囲内に収められ、その結果、ポ
ンプ水車の回転数の可変速幅の範囲からの逸脱を効果的
に抑制することができる効果を奏する。
システムの制御装置を示す構成図であり、図において、
図11と同一符号は同一または相当部分を示すので説明
を省略する。38は可変速幅の限界値と回転数偏差の差
分に対応する電力偏差の許容範囲が設定され、減算器1
6により演算された電力偏差が許容範囲内にある場合に
は、その電力偏差を発電電動機の励磁制御系に出力する
一方、その電力偏差が許容範囲を逸脱している場合に
は、その許容範囲の限界値(上限値又は下限値)を発電
電動機の励磁制御系に出力するリミッタ(制限手段)、
39は電力指令値が変更された場合又は外乱が発生した
場合、差分に対応する電力偏差の許容範囲を縮小する上
下限値算出器(縮小手段)である。
揚水発電システムの制御装置に対して、電力指令値が変
更されたり、外乱が発生する状況(例えば、水撃破と呼
ばれる圧力波が発生する状況)では、ポンプ水車の回転
数が大きく変動するため、回転数変動の抑制力を高める
必要がある。
算出器39が、電力指令値の変更や外乱の発生を検知す
ると、例えば、電力指令値の変更後、所定時間が経過す
るまでの間、リミッタ38に設定している電力偏差の許
容範囲を下記に示すように縮小する。
い通常時には、上限値を“+∞”,下限値を“−∞”の
ように設定し、電力偏差をそのままリミッタ38から出
力させるが、電力偏差の変更等には、例えば、ポンプ水
車の実回転数と同期速度の差分が零(ポンプ水車の実回
転数と同期速度が一致)のとき、上限値を“1”、下限
値を“−1”とし、ポンプ水車の実回転数と同期速度の
差分が可変速幅の限界値に一致するとき、上限値、下限
値をそれぞれ“0”とし、ポンプ水車の実回転数と同期
速度の差分に応じて連続的に上限値、下限値を変更させ
る。また、万一、可変速幅の範囲を逸脱したときは、可
変速幅の上限値から逸脱した場合には、その逸脱量に応
じて、上述の変化率に従い、上限値、下限値を一致させ
て正方向に連続して大きくしていく。可変速幅の下限値
から逸脱した場合には、同様に、上限値、下限値を一致
させて負方向に連続して大きくしていく。
外乱が発生したりした場合、ポンプ水車の実回転数と同
期速度の差分が可変速幅の限界値に近づく程、電力偏差
が小さくなり、出力電力の変化が緩やかになるため、応
答の遅いポンプ水車の機械エネルギーとのバランスがと
れ、回転数の変化も緩やかになり、可変速幅の範囲から
の逸脱を未然に防止する効果を奏する。また、万一、可
変速幅の範囲を逸脱しても、可変速幅の上限値から逸脱
した場合には出力電力を増加させ、可変速幅の下限値か
ら逸脱した場合には出力電力を減少させることにより、
速やかに可変速幅の範囲内に引き戻す効果を奏する。
システムの制御装置を示す構成図であり、図において、
図12と同一符号は同一または相当部分を示すので説明
を省略する。40はポンプ水車の実回転数と可変速幅の
限界値の差分を求め、その差分に応じて増幅率を設定す
るゲイン算出器(設定手段)、41は電力指令値の変更
や外乱が発生していない間は減算器16により演算され
た電力偏差を発電電動機の励磁制御系に出力する一方、
電力指令値が変更された場合又は外乱が発生した場合に
は、ゲイン算出器40により設定された増幅率で電力偏
差を増幅し、その増幅結果を発電電動機の励磁制御系に
出力する増幅器(出力手段)である。
態8では、電力指令値の変更や外乱が発生すると、電力
偏差の許容範囲を縮小するものについて示したが、電力
指令値の変更や外乱が発生すると、実回転数と限界値の
差分に応じて増幅率を設定するようにしてもよい。
変更や外乱が発生していない間は、増幅器41の増幅率
を“1”に固定するが、電力指令値の変更や外乱の発生
を検知すると、ポンプ水車の実回転数を可変速幅の限界
値と比較して、両者の差分を求め、その差分に応じて連
続的に増幅率を設定する(その差分が小さい程、小さな
増幅率に設定する)。
や外乱が発生していない間は、増幅率が“1”に固定さ
れているため、減算器16により演算された電力偏差を
そのまま発電電動機の励磁制御系に出力するが、電力指
令値の変更や外乱が発生するとゲイン算出器40により
設定された増幅率で電力偏差を増幅し、その増幅結果を
発電電動機の励磁制御系に出力する。
たがって電力偏差が小さくなるため、出力電力の変化が
緩やかになり、応答の遅いポンプ水車の機械エネルギー
とのバランスが取れ、回転数の変化も緩やかになる。そ
の結果、可変速幅の範囲から逸脱する可能性が減少す
る。なお、万一、回転数偏差が可変速幅の範囲から逸脱
しても、逸脱量が大きい程、大きな増幅率に設定するの
で、可変速幅の範囲を大きく逸脱しても、速やかに可変
速幅の範囲内に引き戻すことができる。
数偏差演算手段により演算された回転数偏差が可変速幅
の範囲内にある場合には、電力偏差演算手段により演算
された電力偏差を発電電動機の励磁制御系に出力する一
方、その回転数偏差が可変速幅の範囲を逸脱している場
合には、生成手段により生成された制御信号を発電電動
機の励磁制御系に出力するように構成したので、励磁制
御系に出力する信号が不連続にならず、その結果、ポン
プ水車の回転数偏差が可変速幅の範囲を逸脱しても、発
電電動機の出力電力のハンチングを招くことなく、速や
かにポンプ水車の回転数偏差を可変速幅の範囲内に収め
ることができる効果がある。
より演算された回転数偏差が可変速幅の範囲内にある場
合には、電力偏差演算手段により演算された電力偏差を
発電電動機の励磁制御系に出力する一方、その回転数偏
差が可変速幅の範囲を逸脱している場合には、ポンプ水
車の実回転数が同期速度より速ければ、生成手段により
生成された制御信号と電力偏差のうち、値が大きい方を
発電電動機の励磁制御系に出力し、ポンプ水車の実回転
数が同期速度より遅ければ、値が小さい方を発電電動機
の励磁制御系に出力するように構成したので、励磁制御
系に出力する信号が不連続にならず、その結果、ポンプ
水車の回転数偏差が可変速幅の範囲を逸脱しても、発電
電動機の出力電力のハンチングを招くことなく、速やか
にポンプ水車の回転数偏差を可変速幅の範囲内に収める
ことができる効果がある。
が同期速度より速ければ、生成手段により生成された制
御信号と電力偏差演算手段により演算された電力偏差の
うち、値が大きい方を発電電動機の励磁制御系に出力
し、ポンプ水車の実回転数が同期速度より遅ければ、値
が小さい方を発電電動機の励磁制御系に出力するように
構成したので、励磁制御系に出力する信号が不連続にな
らず、その結果、ポンプ水車の回転数偏差が可変速幅の
範囲を逸脱しても、発電電動機の出力電力のハンチング
を招くことなく、速やかにポンプ水車の回転数偏差を可
変速幅の範囲内に収めることができる効果があり、か
つ、可変速幅の範囲から逸脱するのを未然に防止する効
果もある。
補償器に入力して、制御信号を生成するように構成した
ので、ポンプ水車の回転数偏差が可変速幅の範囲を大き
く逸脱することなく、ほぼ一定の状態に維持することが
できるとともに、仮に、可変速幅の範囲を逸脱しても、
速やかに可変速幅の範囲内に引き戻すことができる効果
がある。
値に対応する定数を逸脱量又は差分に乗算して、制御信
号を生成するように構成したので、回転数偏差が可変速
幅の範囲を大きく逸脱しても、速やかに可変速幅の範囲
内に引き戻すことができる効果がある。
値に対応する定数を逸脱量又は差分に乗算し、その乗算
結果を位相補償器に入力して、制御信号を生成するよう
に構成したので、ポンプ水車の回転数偏差が可変速幅の
範囲を大きく逸脱することなく、ほぼ一定の状態に維持
することができるとともに、仮に、可変速幅の範囲を逸
脱しても、速やかに可変速幅の範囲内に引き戻すことが
できる効果がある。
転数指令値の許容範囲が設定され、回転数指令値演算手
段により演算された回転数指令値が許容範囲内にある場
合には、その回転数指令値を出力する一方、その回転数
指令値が許容範囲を逸脱している場合には、その許容範
囲の限界値を出力する制限手段と、電力指令値が変更さ
れた場合又は外乱が発生した場合、所定時間が経過する
までの間、可変速幅に対応する回転数指令値の許容範囲
を縮小する縮小手段とを設けるように構成したので、電
力指令値の変更や、外乱の発生が生じると、許容される
回転数指令値の幅が狭められる結果、回転数が変動して
も可変速幅の範囲から逸脱しないようにすることができ
る効果がある。
差の許容範囲が設定され、電力偏差演算手段により演算
された電力偏差が許容範囲内にある場合には、その電力
偏差を発電電動機の励磁制御系に出力する一方、その電
力偏差が許容範囲を逸脱している場合には、その許容範
囲の限界値を発電電動機の励磁制御系に出力する制限手
段と、電力指令値が変更された場合又は外乱が発生した
場合、所定時間が経過するまでの間、差分に対応する電
力偏差の許容範囲を縮小する縮小手段とを設けるように
構成したので、電力指令値の変更や、外乱の発生が生じ
ると、ポンプ水車の実回転数と同期速度の差分が可変速
幅の限界値に近づく程、回転数の変化が緩やかになり、
可変速幅の範囲からの逸脱を未然に防止することができ
るとともに、万一逸脱しても、速やかに可変速幅の範囲
内に引き戻すことができる効果がある。
電システムの制御装置を示す構成図である。
電システムの制御装置を示す構成図である。
電システムの制御装置を示す構成図である。
電システムの制御装置を示す構成図である。
電システムの制御装置を示す構成図である。
電システムの制御装置を示す構成図である。
電システムの制御装置を示す構成図である。
である。
電システムの制御装置を示す構成図である。
発電システムの制御装置を示す構成図である。
発電システムの制御装置を示す構成図である。
発電システムの制御装置を示す構成図である。
発電システムの制御装置を示す構成図である。
を示す構成図である。
説明図である。
す説明図である。
段)、12,32 回転数指令値演算部(回転数指令値
演算手段)、13,18,20,34 減算器(生成手
段)、14,35 回転数制御器(生成手段)、15,
36 加算器(加算手段)、16 減算器(電力偏差演
算手段)、17 減算器(回転数偏差演算手段)、1
9,21,27,28 乗算器(生成手段)、22,2
3,24 出力回路(出力手段)、25,26 位相補
償器(生成手段)、33,38 リミッタ(制限手
段)、37,39 上下限値算出器(縮小手段)、40
ゲイン算出器(設定手段)、41 増幅器(出力手
段)。
Claims (8)
- 【請求項1】 発電電動機の電力指令値と出力電力の電
力偏差を演算する電力偏差演算手段と、ポンプ水車の実
回転数と同期速度の回転数偏差を演算する回転数偏差演
算手段と、上記回転数偏差演算手段により演算された回
転数偏差を可変速幅の限界値と比較して、その限界値に
対する逸脱量を演算し、その逸脱量に見合う制御信号を
生成する生成手段と、上記回転数偏差演算手段により演
算された回転数偏差が可変速幅の範囲内にある場合に
は、上記電力偏差演算手段により演算された電力偏差を
発電電動機の励磁制御系に出力する一方、その回転数偏
差が可変速幅の範囲を逸脱している場合には、上記生成
手段により生成された制御信号を発電電動機の励磁制御
系に出力する出力手段とを備えた可変速揚水発電システ
ムの制御装置。 - 【請求項2】 発電電動機の電力指令値と出力電力の電
力偏差を演算する電力偏差演算手段と、ポンプ水車の実
回転数と同期速度の回転数偏差を演算する回転数偏差演
算手段と、上記回転数偏差演算手段により演算された回
転数偏差を可変速幅の限界値と比較して、その限界値に
対する逸脱量を演算し、その逸脱量に見合う制御信号を
生成する生成手段と、上記回転数偏差演算手段により演
算された回転数偏差が可変速幅の範囲内にある場合に
は、上記電力偏差演算手段により演算された電力偏差を
発電電動機の励磁制御系に出力する一方、その回転数偏
差が可変速幅の範囲を逸脱している場合には、ポンプ水
車の実回転数が同期速度より速ければ、上記生成手段に
より生成された制御信号と当該電力偏差のうち、値が大
きい方を発電電動機の励磁制御系に出力し、ポンプ水車
の実回転数が同期速度より遅ければ、値が小さい方を発
電電動機の励磁制御系に出力する出力手段とを備えた可
変速揚水発電システムの制御装置。 - 【請求項3】 発電電動機の電力指令値と出力電力の電
力偏差を演算する電力偏差演算手段と、ポンプ水車の実
回転数と同期速度の回転数偏差を演算する回転数偏差演
算手段と、上記回転数偏差演算手段により演算された回
転数偏差を可変速幅の限界値と比較して、その限界値に
対する差分を演算し、その差分に見合う制御信号を生成
する生成手段と、ポンプ水車の実回転数が同期速度より
速ければ、上記生成手段により生成された制御信号と上
記電力偏差演算手段により演算された電力偏差のうち、
値が大きい方を発電電動機の励磁制御系に出力し、ポン
プ水車の実回転数が同期速度より遅ければ、値が小さい
方を発電電動機の励磁制御系に出力する出力手段とを備
えた可変速揚水発電システムの制御装置。 - 【請求項4】 生成手段は、逸脱量又は差分を位相補償
器に入力して、制御信号を生成することを特徴とする請
求項2または請求項3記載の可変速揚水発電システムの
制御装置。 - 【請求項5】 生成手段は、逸脱量又は差分の絶対値に
対応する定数を当該逸脱量又は差分に乗算して、制御信
号を生成することを特徴とする請求項2または請求項3
記載の可変速揚水発電システムの制御装置。 - 【請求項6】 生成手段は、逸脱量又は差分の絶対値に
対応する定数を当該逸脱量又は差分に乗算し、その乗算
結果を位相補償器に入力して、制御信号を生成すること
を特徴とする請求項2または請求項3記載の可変速揚水
発電システムの制御装置。 - 【請求項7】 発電電動機の電力指令値とポンプ水車の
有効落差からガイドベーンの開度指令値を演算する開度
指令値演算手段と、電力指令値とポンプ水車の有効落差
からポンプ水車の回転数指令値を演算する回転数指令値
演算手段と、可変速幅に対応する回転数指令値の許容範
囲が設定され、上記回転数指令値演算手段により演算さ
れた回転数指令値が許容範囲内にある場合には、その回
転数指令値を出力する一方、その回転数指令値が許容範
囲を逸脱している場合には、その許容範囲の限界値を出
力する制限手段と、上記制限手段から出力される回転数
指令値又は限界値とポンプ水車の実回転数の偏差を求
め、その偏差を解消する制御信号を生成する生成手段
と、上記生成手段により生成された制御信号を上記開度
指令値演算手段により演算された開度指令値に加算し
て、その加算結果をポンプ水車のサーボ制御系に出力す
る加算手段と、電力指令値が変更された場合又は外乱が
発生した場合、所定時間が経過するまでの間、可変速幅
に対応する回転数指令値の許容範囲を縮小する縮小手段
とを備えた可変速揚水発電システムの制御装置。 - 【請求項8】 発電電動機の電力指令値と出力電力の電
力偏差を演算する電力偏差演算手段と、ポンプ水車の実
回転数と同期速度の回転数偏差を演算する回転数偏差演
算手段と、上記回転数偏差演算手段により演算された回
転数偏差を可変速幅の限界値と比較して、その限界値に
対する差分を演算し、その差分に対応する電力偏差の許
容範囲が設定され、上記電力偏差演算手段により演算さ
れた電力偏差が許容範囲内にある場合には、その電力偏
差を発電電動機の励磁制御系に出力する一方、その電力
偏差が許容範囲を逸脱している場合には、その許容範囲
の限界値を発電電動機の励磁制御系に出力する制限手段
と、電力指令値が変更された場合又は外乱が発生した場
合、所定時間が経過するまでの間、その差分に対応する
電力偏差の許容範囲を縮小する縮小手段とを備えた可変
速揚水発電システムの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28563698A JP3504508B2 (ja) | 1998-10-07 | 1998-10-07 | 可変速揚水発電システムの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28563698A JP3504508B2 (ja) | 1998-10-07 | 1998-10-07 | 可変速揚水発電システムの制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000116192A JP2000116192A (ja) | 2000-04-21 |
JP3504508B2 true JP3504508B2 (ja) | 2004-03-08 |
Family
ID=17694105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28563698A Expired - Fee Related JP3504508B2 (ja) | 1998-10-07 | 1998-10-07 | 可変速揚水発電システムの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3504508B2 (ja) |
-
1998
- 1998-10-07 JP JP28563698A patent/JP3504508B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP2000116192A (ja) | 2000-04-21 |
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