JP2573086Y2 - 回路基板清掃装置 - Google Patents

回路基板清掃装置

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JP2573086Y2
JP2573086Y2 JP1992081443U JP8144392U JP2573086Y2 JP 2573086 Y2 JP2573086 Y2 JP 2573086Y2 JP 1992081443 U JP1992081443 U JP 1992081443U JP 8144392 U JP8144392 U JP 8144392U JP 2573086 Y2 JP2573086 Y2 JP 2573086Y2
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circuit board
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roller
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conveyor
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富雄 扇原
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、回路基板の表面上に付
着した塵や埃等の異物を取り除き、回路基板を清掃する
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回路基板の製造工程では、回路基板の印
刷等の処理工程の前に、回路基板上に付着した塵や埃等
の異物を取り除くため、粘着テープの粘着面を表側とし
て複数層のロール状に巻いた粘着ローラーが用いられ、
その粘着面を回路基板の表面に押し付けて異物を取り除
くことが行われていた。従来の回路基板清掃装置では、
図4に示すように、粘着ローラー1が搬送コンベア2上
に回転可能で、かつ上下に移動可能なように、その両端
の回転軸5、5を搬送コンベア2の両脇に取り付けた軸
受3、3のU字形の溝内に挿入して支持している。搬送
コンベア2上に回路基板aを搬送すると、粘着ローラー
1は自重で下方に押し付けられながら回路基板aの表面
上を転がり、ローラー表面の粘着力により回路基板aの
表面上に付着した異物を取り除く。
【0003】前記の回路基板清掃装置では、搬送コンベ
ア2上に回路基板aを次々に搬送することにより、回路
基板aの表面上の異物を粘着ローラー1に付着させて取
り除くが、この粘着ローラー1の粘着表面上に異物が多
数付着すると、その粘着力が低下してしまう。そこで、
粘着ローラー1を或る程度使用する度に、その最外周の
粘着テープを約1周分を剥し取り、新たな粘着面を露出
させる。この図において、符号4は、前記粘着ローラー
1の回路基板出口側に隣接して設けられた押えローラー
を示している。この一対の押えローラー4、4は、搬送
コンベア2上に搬送されて来た回路基板aを押さえて、
同回路基板aを粘着ローラー1の粘着力により表面に張
り付いてしまうのを防止するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来技術の回路基板清掃装置においては、粘着ローラー
1の径が大きいときは、添付の図5(a)に示すよう
に、前記押えローラー4、4が有効に作動し、粘着ロー
ラー1の表面に張り付いた回路基板aを剥して、搬送コ
ンベア2の先側へ送る。しかし、粘着テープを何枚も剥
し取って、粘着ローラー1の径が小さくなると、粘着ロ
ーラー1の表面の粘着テープと回路基板aとの接触状態
や角度が変化すると共に、粘着ローラー1と押えローラ
ー4、4との距離が離れ、さらに粘着ローラー1自体の
自重の減少等の影響により、図5(b)に示すように、
回路基板aが押えローラー4、4に達する前に、粘着ロ
ーラー1に貼り着いて、それを押し上げ、押えローラー
4、4の周面に先端が突き当って、停止してしまうとい
う現象が発生するという問題点があった。
【0005】このような問題点に対して、押えローラー
4、4の位置を粘着ローラー1の径が小さくなるのに合
わせて、粘着ローラー1側に移動させれば解決すること
が出来る。しかし、この押えローラー4、4の移動によ
る調整は、人手により行わざるを得ず、これでは、手間
が掛かり、生産性も劣るという問題点があった。そこ
で、本考案では、前記の従来技術の問題点に鑑みて、粘
着ローラー径が減少したとき、押えローラーの位置を自
動的に調整し、回路基板を清掃した後、確実に搬送コン
ベアで搬送することが可能な回路基板清掃装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、前記目的を達
成するため、本考案では、回路基板を表面上に載せて搬
送する搬送コンベアと、粘着面を外周側にして粘着テー
プを巻いた回路基板清掃用の粘着ローラーと、該粘着ロ
ーラーの回転軸を、前記搬送コンベアの進行方向に対し
て直交状に配置すると共に、垂直方向に上下動自在及び
回転自在に支持する固定軸受と、前記搬送コンベアの進
行方向に対して前記粘着ローラーの先側に近接して配置
され、前記搬送コンベアとの間に回路基板を挟んで送る
押えローラーとを備える回路基板清掃装置において、上
から下にわたって前記搬送コンベアによる回路基板の搬
送方向に斜めに設けた軸受溝を有する可動軸受を、搬送
コンベアの進行方向に移動自在に設け、該可動軸受の軸
受溝に沿って粘着ローラーの回転軸を移動自在及び回転
自在に支持すると共に、前記押えローラーを前記可動軸
受に取り付けてなることを特徴とする回路基板清掃装置
を提供する。
【0007】
【作用】前記の本考案の回路基板清掃装置では、粘着ロ
ーラーに巻かれた粘着テープを順次剥すことで、粘着ロ
ーラーの径が小さくなると、その回転軸が固定軸受と可
動軸受の下方へと下がる。ここで、粘着ローラーの回転
軸は、固定軸受に対しては真下に下るが、可動軸受けの
軸受溝は、斜めに形成されているため、粘着ローラーの
回転軸が下がった分だけ、可動軸は搬送コンベアーによ
る回路基板の搬送方向に対して手前側に後退する。これ
により、可動軸受に取り付けられた押えローラーも手前
側、つまり粘着ローラーに近づく方向へ移動する。これ
により、粘着ローラー径が小さくなっても、押えローラ
ーの正常な作動が確保され、回路基板を確実に先へ送る
ことができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例について、図面を参照
しながら詳細に説明する。図1に本考案の実施例である
回路基板清掃装置が示されている。同図において、回路
基板を載せて搬送する搬送コンベア10が図の左上から
右下に向かって配置されており、この搬送コンベア10
は、一対の断面角形のガイドレール11、11を互いに
平行に並べ、これらの内側に一対の断面円形のコンベア
ベルト12、12を互いに平行に配置して構成されてい
る。
【0009】この搬送コンベア10の進行方向(図の左
上から右下へ向かう方向)に対して直行するように、複
数層の粘着テープ21を粘着表面を外周側にして外周面
上に取り付けた円筒形の粘着ローラー20が配置されて
いる。この粘着ローラー20の両端からは回転軸22、
22が延びており、これら回転軸22、22は、固定台
30上に立設された搬送コンベア10の両側の固定軸受
31、31の垂直方向に形成されたU字形の軸受溝3
2、32内に挿入され、垂直方向に移動可能で、かつ、
回転可能な状態に支持されている。
【0010】前記固定軸受31、31の外側に可動軸受
50、50が配置されている。この可動軸受50、50
は、台形状の金属板により形成されており、その下端は
前記固定台30、30の表面に形成された軸受溝33、
33に沿って移動可能に配置されている。この可動軸受
50、10の先側、つまり前記搬送コンベア10による
回路基板aの搬送方向に対して先方下部の互いに対向す
る面から搬送コンベア10上に向けて、一対の支持軸4
1、41が突設され、この支持軸41、41の先端に押
えローラー40、40が回転自在に取り付けられてい
る。この可動軸受50、50の後方下部側にガイド溝5
2が形成されている。このガイド溝52は、水平方向、
すなわち搬送コンベア10の進行方向と平行に形成され
ており、これには前記固定軸受31から外側に突設され
たピン53がスライド自在に係合し、可動軸受50の縦
方向の動き制限している。
【0011】さらに、この可動軸受50の中央に、前記
粘着ローラー20の両端から延びた回転軸22が係合さ
れる軸受溝51が設けられている。この軸受溝51は、
前記固定軸受31、31の垂直方向に形成されたU字形
の軸受溝32に対して傾めに設けられており、上から下
へいくに従って、搬送コンベア10による回路基板aの
搬送方向の先側に位置するような勾配となっている。こ
の軸受溝51には、前記粘着ローラー20の回転軸22
の固定軸受31に支持されたよりさらにその先端側の部
分が嵌め込まれ、この回転軸22が軸受溝51に沿って
スライド自在及び回転自在に支持されている。
【0012】次に、このような構成からなる回路基板清
掃装置の動作について説明する。搬送コンベア10上に
次々に搬送されてくる回路基板aの表面に粘着ローラー
20の外周表面の粘着テープ21の表面を押し当てるこ
とにより、回路基板aの表面に付着した塵や埃等の異物
を粘着テープ21の表面に付着させ、異物を取り除く。
こうして何枚かの回路基板aを清掃し、粘着テープ21
の粘着面上に異物が多数付着し、その粘着力が或る程度
低下したところで、粘着ローラー20の最外周の粘着テ
ープ21を約1周分を剥し取り、新たな粘着面を露出さ
せる。そして、これを繰り返すことにより、粘着テープ
21の層の厚さが次第薄くなるため、粘着ローラー20
の径が徐々に小さくなる。
【0013】この粘着ローラー20の径が小さくなるに
従い、固定軸受31に支持された粘着ローラー20の回
転軸22が、固定軸受31、31の軸受溝32、32に
沿って徐々に下側に位置するようになる。この時、この
粘着ローラー20の回転軸22、22は、可動軸受5
0、50の一方の軸受溝51、51にも係合しているこ
とから、回転軸22、22の下方へ移動することによ
り、軸受溝51、51の傾斜に従い、可動軸受50が搬
送コンベア10による回路基板aの搬送方向に対して手
前側に移動する。この時、ガイド溝52、52とピン5
3、53との係合により、可動軸受50がガイドされ
る。
【0014】図2に前記粘着ローラー20の径の減少に
従って可動軸受50の位置が移動する状態が示されてい
る。図2(a)に使用開始直後の粘着ローラー20の径
が大きいとき状態が示されている。この状態では粘着ロ
ーラー20の回転軸22は高い位置にある。そのため、
可動軸受50の位置は、傾斜した軸受溝51の作用によ
り、図の最も右側に寄った状態となっている。図2
(b)に粘着ローラー20の外周面に巻き付けた複数層
の粘着テープ21が約半分程度まで使用された状態が示
されている。粘着ローラー20の径が小さくなったのに
伴い、粘着ローラー20の回転軸22の位置が低下して
おり、可動軸受50の傾斜した軸受溝51と回転軸22
との係合位置も下側にある。このため、可動軸受50が
図の左側に移動する。そして、この可動軸受50の移動
に伴い、その右端部に取り付けられた押えローラー40
も左側、つまり搬送コンベア10による回路基板の搬送
方向に対して手前側へ移動し、粘着ローラー20側に近
づく。
【0016】図3(a)に粘着ローラー20の外周面に
巻き付けた複数層の粘着テープ21がさらに使用され
て、残りが少なくなってきた時の状態を示している。こ
の状態では、粘着ローラー20の回転軸22の位置もさ
らに下方に低下する。このため、可動軸受50の傾斜し
た軸受溝51と回転軸22との係合位置もさらに下側に
移動し、可動軸受50も図の最左位置付近まで移動して
いる。この時、前記押えローラー40も、可動軸受50
の移動に伴って、さらに粘着ローラー20側に近づく。
図3(b)に粘着ローラー20を取り替える時の状態が
示されている。このとき、粘着ローラー20の回転軸2
2を上方へ移動させるに伴い、可動軸受50が右へ移動
し、最後に固定軸受31と可動軸受50との軸受溝3
2、52の上端が合い、粘着ローラー20の回転軸22
を上方に取り外すことが出来る。
【0017】
【考案の効果】以上の説明からも明かな様に、本考案の
回路基板清掃装置によれば、粘着ローラーの外周面に巻
き付けられた複数層の粘着テープが消費されるに応じ
て、押えローラーの位置が自動的に前後に調整されるの
で、人手によるその位置の調整作業が不要となり、粘着
ローラーの径が減少しても回路基板が押えローラーに当
たって停止することのない回路基板清掃装置を提供する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例である回路基板清掃装置の全体
を示す斜視図である。
【図2】前記回路基板清掃装置の動作を説明する側面図
である。
【図3】前記回路基板清掃装置の動作を説明する側面図
である。
【図4】従来技術の回路基板清掃装置の一例を示す全体
斜視図である。
【図5】前記従来技術の回路基板清掃装置における問題
点を説明する側面図である。
【符号の説明】
10 搬送コンベア 20 粘着ローラー 21 粘着テープ 22 回転軸 30 固定台 31 固定軸受 32 固定軸受の軸受溝 33 溝 40 押えローラー 50 可動軸受 51 可動軸受の軸受溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板を表面上に載せて搬送する搬送
    コンベアと、粘着面を外周側にして粘着テープを巻いた
    回路基板清掃用の粘着ローラーと、該粘着ローラーの回
    転軸を、前記搬送コンベアの進行方向に対して直交状に
    配置すると共に、垂直方向に上下動自在及び回転自在に
    支持する固定軸受と、前記搬送コンベアの進行方向に対
    して前記粘着ローラーの先側に近接して配置され、前記
    搬送コンベアとの間に回路基板を挟んで送る押えローラ
    ーとを備える回路基板清掃装置において、上から下にわ
    たって前記搬送コンベアによる回路基板の搬送方向に斜
    めに設けた軸受溝を有する可動軸受を、搬送コンベアの
    進行方向に移動自在に設け、該可動軸受の軸受溝に沿っ
    て粘着ローラーの回転軸を移動自在及び回転自在に支持
    すると共に、前記押えローラーを前記可動軸受に取り付
    けてなることを特徴とする回路基板清掃装置。
JP1992081443U 1992-10-31 1992-10-31 回路基板清掃装置 Expired - Lifetime JP2573086Y2 (ja)

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JPH0641170U JPH0641170U (ja) 1994-05-31
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Effective date: 19980127