JP2572893Y2 - 建物用ドア - Google Patents

建物用ドア

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JP2572893Y2
JP2572893Y2 JP1992036821U JP3682192U JP2572893Y2 JP 2572893 Y2 JP2572893 Y2 JP 2572893Y2 JP 1992036821 U JP1992036821 U JP 1992036821U JP 3682192 U JP3682192 U JP 3682192U JP 2572893 Y2 JP2572893 Y2 JP 2572893Y2
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高志 安藤
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日本スラット株式会社
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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、表板材と裏板材を接合
して形成した建物用ドアに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅やビル等の建物用ドアとして
各種のものが市場に提供され、その内、表面に立体模様
が形成されたドアや窓が取付けられたドアがある。前記
表面に立体模様が形成されたドアはその製作過程におい
て、先ず、表面または裏面に立体模様を形成し、しかる
後、該立体模様が形成された面に傷が付かないように配
慮しつつその裏側の面に立体模様を形成するか、立体模
様が形成された装飾部分を枠材等に嵌め込んで製作して
いた。また、窓付きドアは窓の部分の製作のために別途
製作工程を要していた。以下に従来の窓付きドアのガラ
ス板と本体の取付け構造について説明する。図6は従来
のドアの正面図、図7は図6の矢視A−A要部断面図で
ある。図6に示すように従来の窓付きドア70は、本体
71と、ガラス板72、73と、枠体74、75及び把
手76を備える。
【0003】前記ガラス板72と本体71の取付け構造
は、図7に示すように、本体71に窓空間部77を設
け、該窓空間部77の一方に枠体74を嵌め込み、釘7
8にて本体71に固定し、更に、前記枠体74の所要部
にガラス板受け79を設け、ガラス板72をガラス板受
け79に嵌め込み、次いで窓空間部77の他方に枠体7
4を嵌め込み釘78にて本体71に固定する。また、ガ
ラス板73についても、同様の方法にて取付ける。な
お、前記従来の窓付きドアは嵌め込み部材としてガラス
板72を用いたが、装飾等が施された板を嵌め込むこと
もある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の立体模様が形成されたドアや窓付きドアは、いずれ
も部品点数及び工程数が多くて製作が難しく非常に手間
をとるという問題点があった。また、窓付きドアは非常
に手間を掛けて製作しても、強風により、または開閉時
の衝撃により枠体74が本体71から外れ、ガラス板7
2等の嵌め込み部材が落下して危険であるという問題点
もあった。本考案はこのような事情に鑑みてなされたも
ので、簡単に製作することが可能であると共に、取付け
たガラス板等の嵌め込み部材が強風や開閉時の衝撃で外
れることのない丈夫な建物用ドアを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の建物用ドアは、木製の表板材と木製の裏板材とを
直接接合して一枚の板とした建物用ドアであって、前記
表板材及び裏板材の表面の全部又は一部には立体模様が
それぞれ形成されていると共に、前記表板材及び裏板材
の表面には合成樹脂シートが貼着され、しかも、前記表
板材及び裏板材にそれぞれ貼着された合成樹脂シートの
周縁は、それぞれ前記表板材及び裏板材の裏面側縁部ま
で巻き込むようにして貼着され、更に、前記表板材及び
前記裏板材を接合してなるドア本体にはガラス板を嵌着
する窓が設けられ、前記ドア本体の上部には該窓の両外
側に延設された左右の側溝に平行でその側部が連通する
差込み部が設けられている。また、請求項2記載の建物
用ドアは、請求項1記載の建物用ドアにおいて、前記差
込み部は、前記表板材と前記裏板材のそれぞれの裏面側
に按分して予め形成されている。
【0006】
【作用】請求項1、2記載の建物用ドアにおいては、表
板材及び裏板材の表面の全部または一部に立体模様を形
成し、更に表板材及び裏板材のそれぞれの表面を覆って
合成樹脂シートを貼着し、双方の裏面を直接接合して簡
単に製作することができる。そして、貼着された合成樹
脂シートの周縁は表板材及び裏板材のそれぞれの裏面側
の縁部まで延びているので、合成樹脂シートの周縁が表
面に露出することがない。また、ドア本体にガラス板等
を嵌着する窓を設け、該窓の上部に該窓の側溝に側部が
連通する差込み部を設け、該差込み部を介してガラス板
等を前記窓の側溝に嵌め込めば、該ガラス板等は建物用
ドアの開閉時の衝撃や強風によっても外れることはな
い。請求項2記載の建物用ドアにおいては、表板材及び
裏板材のそれぞれの裏面側に差込み部を按分して形成す
るので、簡単に窓の側溝と連通する差込み部を形成する
ことができる。
【0007】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案
を具体化した実施例につき説明し、本考案の理解に供す
る。ここに、図1は本考案の第1の実施例に係る分離状
態にある建物用ドアの斜視図、図2は本考案の第1の実
施例に係る建物用ドアの裏板材の斜視図、図3は本考案
の第1の実施例に係る建物用ドアの断面図である。図1
に示すように本考案の第1の実施例に係る建物用ドア1
0は、木製の表板材11と裏板材12を備える。表板材
11はその中間の2箇所に空間を形成する窓13、14
を設け、その裏面に窓13、14の側溝15、16にそ
の側部が連通する差込み部17、18が形成され、更に
は、把手取付孔19が穿設されている。裏板材12は図
2に示すように前記表板材11と同様な窓13、14、
差込み部17、18及び把手取付孔19が表板材11の
それらと対称に設けられている。更に、図3に示すよう
にガラス板19aが窓13(14)に嵌め込まれてい
る。前記表板材11及び裏板材12の表面の全部には図
示しない立体模様が形成され、合成樹脂シートの一例で
ある塩化ビニールシートが貼着されている。
【0008】続いて、本考案の第1の実施例に係る建物
用ドア10の製作方法について説明する。建物用ドア1
0は図1及び図2に示すように、前記表板材11及び裏
板材12のそれぞれに窓13、14を形成し、該窓1
3、14の側溝15、16にその側部が連通する差込み
部17、18及び把手取付孔19を形成する。そして、
表板材11及び裏板材12のそれぞれの表面の全部に図
示しない立体模様を形成する。更に、それぞれの表板材
11及び裏板材12の表面に、図示しない塩化ビニール
シートを、縁部を裏面に巻き込んで貼着する。最後に、
表板材11及び裏板材12の双方の裏面を接着剤にて接
合しドア本体とし、前記差込み部17からガラス板19
a(図3参照)を嵌入させてガラス板窓付きドアとす
る。なお、建造物に前記建物用ドア10を取付ける際に
は表板材11及び裏板材12の側面に図示しない蝶番を
設けると共に、把手取付孔19に図示しない把手を取付
ける。以上のように本考案の第1の実施例に係る建物用
ドア10は、表板材11と裏板材12に分離し、それぞ
れの裏面は立体模様は形成されず、裏面に注意を払うこ
となく表面の立体模様を形成することが可能であり、簡
単に製作することができる。また、側溝15、16にガ
ラス板19aを嵌め込むので、開閉時の衝撃や強風によ
ってもガラス板19aが外れて落下することがない。更
に、表板材11及び裏板材12の全体表面に貼着した塩
化ビニールシートはその縁部を裏側に巻き込ませてある
ので剥がれることがない。
【0009】次に、本考案の第2の実施例に係る建物用
ドアについて説明する。図4は本考案の第2の実施例に
係る分離状態にある建物用ドアの斜視図である。本考案
の第2の実施例に係る建物用ドア20は、図4に示すよ
うに、木製の表板材21と裏板材22を備える。図4に
示すように表板材21は、その裏面に第1の実施例に係
る窓13、14の側溝15、16よりも深い側溝23、
24を備えた窓25、26を設け、該側溝23、24に
その側部が連通する差込み部27、28が形成され、更
には、把手取付孔19が穿設されている。裏板材22は
図4に示すように、第1の実施例の建物用ドア10に用
いた裏板材12と異なりその裏面に差込み部27、28
を設けず、厚みの薄い板を用いた。また、裏板材22は
前記表板材21に設けた前記窓25、26及び把手取付
孔19と同様な形状の図示しない窓及び把手取付孔をそ
れらと対称に備える。本考案の第2の実施例に係る建物
用ドア20の製作方法は差込み部27、28を表板材2
1にのみ設ける他は第1の実施例に係る建物用ドア10
の製作方法と略同様であるので説明を省略する。以上に
説明したように本考案の第2の実施例に係る建物用ドア
20は裏板材22に差込み部27、28を設けていない
ので前記第1の実施例に係る建物用ドア10と同様な効
果を備える他、製作工程が少なくより低い価格にて製作
が可能である。
【0010】続いて、本考案の第3の実施例に係る建物
用ドアについて説明する。図5は本考案の第3の実施例
に係る建物用ドアの表板材と裏板材を分離した状態を示
す概略断面図である。図5に示すように本考案の第3の
実施例に係る建物用ドア29は、木製の表板材30と裏
板材31を備える。表板材30及び裏板材31はそれぞ
れその表面に立体模様を形成し、所定箇所に図示しない
把手取付孔を穿設する。そして、表板材30及び裏板材
31のそれぞれの表面から裏面の縁部に巻き込んで塩化
ビニールシート32を貼着させ、双方の裏面を接着剤に
て接合させる。以上のように本考案の第3の実施例に係
る建物用ドア29は表板材30及び裏板材31を接合し
てなり、裏面は接合されるので、裏面に注意を払うこと
なく表面の立体模様を形成することが可能であり、簡単
に製作することができる。また、表板材30及び裏板材
31の表面に貼着した塩化ビニールシート32はその縁
部を裏側に巻き込ませてあるので剥がれることがない。
【0011】前記表板材11、21、30、裏板材1
2、22、31には塩化ビニールシートを貼着させたが
他の合成樹脂シートを貼着させても良い。前記差込み部
17、18、27、28にはガラス板を嵌め込んだが、
装飾等が施された板等を嵌め込んでも良い。前記建物用
ドア10、20のそれぞれは窓13、14、25、26
をそれぞれに2箇所備えたが1箇所でも良く、更には所
望の数備えても良い。前記表板材11、21、30、裏
板材12、22、31の表面の立体模様はそれらの表面
の一部に形成しても良いし、いずれかの表面にのみ形成
するようにしても良い。
【0012】
【考案の効果】請求項1、2記載の建物用ドアにおいて
は、接合される木製の表板材と木製の裏板材が設けられ
ているので、双方の裏面を直接接合して簡単に十分強度
を有する建物用ドアを製作することができる。そして、
表板材及び裏板材の表面を覆う合成樹脂シートの周縁
は、表板材及び裏板材の裏面の縁部まで延びてそれぞれ
の板材の周端部を覆うようにしているので、貼着した合
成樹脂シートの周縁が建物用ドアの表面に露出すること
がない。しかも、貼着した合成樹脂シートの周縁は貼着
した表板材及び裏板材の間に挟まるので、貼着する合成
樹脂シートの端部処理が極めて簡単で、しかも外見の良
い建物用ドアを提供できる。そして、表板材及び裏板材
を接合してなるドア本体にはガラス板を嵌着する窓が設
けられ、ドア本体の上部には該窓の外側に延設された左
右の側溝に平行でその側部が連通する差込み部が設けら
れているので、差込み部に上部からガラス板等を嵌入さ
せて取付ければ、ドアの開閉時の衝撃や強風により外れ
て落下することはなく、丈夫なドアを実現することが可
能である。特に、請求項2記載の建物用ドアにおいて
は、差込み部が按分されているので、簡単に窓の側溝と
連通する差込み部を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例に係る分離状態にある建
物用ドアの斜視図である。
【図2】本考案の第1の実施例に係る建物用ドアの裏板
材の斜視図である。
【図3】本考案の第1の実施例に係る建物用ドアの断面
図である。
【図4】本考案の第2の実施例に係る分離状態にある建
物用ドアの斜視図である。
【図5】本考案の第3の実施例に係る建物用ドアの表板
材と裏板材を分離した状態を示す概略断面図である。
【図6】従来のドアの正面図である。
【図7】図6の矢視A−A要部断面図である。
【符号の説明】
10 建物用ドア 11 表板材 12 裏板材 13 窓 14 窓 15 側溝 16 側溝 17 差込み部 18 差込み部 19 把手取付
孔 19a ガラス板 20 建物用ド
ア 21 表板材 22 裏板材 23 側溝 24 側溝 25 窓 26 窓 27 差込み部 28 差込み部 29 建物用ドア 30 表板材 31 裏板材 32 塩化ビニ
ールシート

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木製の表板材と木製の裏板材とを直接接
    合して一枚の板とした建物用ドアであって、 前記表板材及び裏板材の表面の全部又は一部には立体模
    様がそれぞれ形成されていると共に、前記表板材及び裏
    板材の表面には合成樹脂シートが貼着され、しかも、前
    記表板材及び裏板材にそれぞれ貼着された合成樹脂シー
    トの周縁は、それぞれ前記表板材及び裏板材の裏面側縁
    部まで巻き込むようにして貼着され、 更に、前記表板材及び前記裏板材を接合してなるドア本
    体にはガラス板を嵌着する窓が設けられ、前記ドア本体
    の上部には該窓の両外側に延設された左右の側溝に平行
    でその側部が連通する差込み部が設けられていることを
    特徴とする建物用ドア。
  2. 【請求項2】 前記差込み部は、前記表板材と前記裏板
    材のそれぞれの裏面側に按分して予め形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の建物用ドア。
JP1992036821U 1992-04-30 1992-04-30 建物用ドア Expired - Lifetime JP2572893Y2 (ja)

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JPH0620872U JPH0620872U (ja) 1994-03-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0620872U (ja) 1994-03-18

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