JP2572851Y2 - シヨベル系建設機械の作業部構造 - Google Patents

シヨベル系建設機械の作業部構造

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JP2572851Y2
JP2572851Y2 JP1993007322U JP732293U JP2572851Y2 JP 2572851 Y2 JP2572851 Y2 JP 2572851Y2 JP 1993007322 U JP1993007322 U JP 1993007322U JP 732293 U JP732293 U JP 732293U JP 2572851 Y2 JP2572851 Y2 JP 2572851Y2
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JP
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bucket
construction machine
shovel
interval
part structure
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JP1993007322U
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久人 船越
慎二 石和田
規 宗安
英輔 高木
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新キャタピラー三菱株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、油圧シヨベル等のシヨ
ベル系建設機械の作業部構造に関するものである。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】一般に、
この種シヨベル系建設機械においては、機体前端部に連
結される作業部の先端にバケツトを取付け、該バケツト
の油圧作動に基づいて溝堀等の掘削作業を行うことがで
きるようになつている。しかるに従来では、所定間隔を
存して並列する複数の溝を形成する際(例えば排水溝工
事、軌道敷設工事、基礎工事等においてバケツト幅程度
の溝を並列に形成する場合や、幅広な溝堀作業において
溝両端を先に掘る場合)、単一のバケツトで一本ずつ溝
堀しているため、事前に溝間隔を測量する必要がある許
りでなく、同じ行程を何度も繰返し作業することになつ
て作業性や作業効率に劣り、しかも溝の間隔や深さにバ
ラツキが生じ易く作業精度も問題となつていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができるシヨベル
系建設機械の作業部構造を提供することを目的として創
案されたものであつて、機体前端部に連結される作業部
の先端に、掘削作業を行うバケツトを取付けてなるシヨ
ベル系建設機械において、前記作業部の先端に、一定間
隔で同時に掘削作業を行う複数のバケツトを並設したこ
とを特徴とするものである。そして本考案は、この構成
によつて、溝堀作業の作業性、作業効率および作業精度
を飛躍的に向上させることができるようにしたものであ
る。
【0004】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1は油圧シヨベルであつて、該
油圧シヨベル1は、クローラ式の走行部2、該走行部2
の上方に旋回自在に支持される旋回部3、該旋回部3の
前端部に連結される作業部4等を備えると共に、前記各
部を、旋回部3の後部に搭載されるエンジン(図示せ
ず)の動力で油圧作動せしめるが、これらの基本的な構
成は何れも従来通りである。
【0005】前記作業部4は、旋回部3の前端部(スイ
ングポスト5)に上下揺動自在に連結されるブーム6、
該ブーム6の先端部に前後揺動自在に連結されるアーム
7、該アーム7の先端部に前後揺動自在に連結されるバ
ケツト8等で構成されるものであるが、前記スイングポ
スト5とブーム6との間、ブーム6とアーム7との間、
さらにアーム7とバケツト8との間には、それぞれブー
ムシリンダ9、アームシリンダ10およびバケツトシリ
ンダ11がそれぞれ介設され、これらシリンダ9、1
0、11の伸縮に基づいて前記各部材6、7、8が油圧
作動するようになつている。
【0006】8aは前記バケツト8の背面部に所定間隔
を存して突設される左右一対のブラケツトであつて、該
ブラケツト8aの上端部は、アーム7の先端部に直接連
結される一方、ブラケツト8aの下端部は、平行リンク
機構を構成する一対のリンクプレート12、13を介し
てバケツトシリンダ11に連結されているが、ブラケツ
ト8aの上下各連結部に回動自在に挿通されるサポート
ピン14、15は、左右方向に長く延長されると共に、
その左右両端部には、前記バケツト8と同形状のサイド
バケツト8L、8Rがそれぞれ連結されている。即ち、
アーム7の先端部に、左右方向に所定間隔を存して複数
のバケツト8を並設すると共に、これら複数のバケツト
8を単一のバケツトシリンダ11の伸縮に基づいて同時
に油圧作動させるよう構成されている。
【0007】またさらに、16L、16Rは前記各サポ
ートピン14、15にそれぞれ介設される左右一対のス
ライドシリンダであつて、該スライドシリンダ16L、
16Rは、油圧伸縮作動に基づいてサポートピン14、
15の左右突出長を変化させて、サイドバケツト8L、
8Rを中央のバケツト8に対して離接させるようになつ
ている。即ち、隣接するバケツト8同志の間隔を無段階
に調整できるよう構成され、該間隔調整に基づいて溝間
隔を自由に設定することができるようになつている。
【0008】一方、17は旋回部3に設けられる油圧バ
ルブユニツトであつて、該油圧バルブユニツト17は、
前記ブームシリンダ9、アームシリンダ10、バケツト
シリンダ11および左右のスライドシリンダ16L、1
6Rに加え、ブーム6を左右揺動させるスイングシリン
ダ18、旋回部3を旋回させる旋回モータ19、ブレー
ド20を昇降させるブレードシリンダ21、走行部2を
走行作動させる左右の走行モータ22L、22R等をそ
れぞれ油圧制御するコントロールバルブ23〜32が組
み込まれているが、前記スライドシリンダ16L、16
Rを油圧制御するコントロールバルブは、左側スライド
シリンダ16L用のもの31と、右側スライドシリンダ
16R用のもの32とがそれぞれ独立に設けられてい
る。つまり、左右サイドバケツト8L、8Rはそれぞれ
単独でスライド作動可能であり、このため左右の溝間隔
を個々に設定することができるようになつている。
【0009】叙述の如く構成された本考案の実施例にお
いて、所定間隔を存して並列する複数の溝を形成する場
合には、まず、アーム7の先端部に並設されるバケツト
8の間隔を、スライドシリンダ16L、16Rの伸縮作
動に基づいて溝間隔に一致させ、しかる後、何れか一本
の溝を基準として溝堀作業を行えば一行程の作業で複数
の溝が同時に形成できることになる。従つて、溝を一本
ずつ形成していた従来の様に、事前に溝間隔を測量した
り、同じ行程を何度も繰返し作業するような無駄を解消
して作業性および作業効率を飛躍的に向上させることが
できる許りか、溝間隔や深さのバラツキも解消して作業
精度の向上も計ることができる。
【0010】しかも、実施例においては、左右サイドシ
リンダ16L、16Rの伸縮作動に基づいてバケツト間
隔を無段階に調整することができるため、複数の溝を所
望の間隔で同時に形成でき、もつて極めて精度の高い溝
堀作業を可能にする許りでなく、複数バケツト式シヨベ
ルの利用範囲を拡大することができる。
【0011】さらに、前記左右のサイドシリンダ16
L、16Rは、それぞれ単独で伸縮することが可能であ
るため、溝間隔の異る溝を同時に掘ることができ、この
結果、複数バケツト式シヨベルの利用範囲をさらに拡大
することができる。
【0012】尚、本考案は、前記実施例に限定されない
ものであることは勿論であつて、例えば並設されるバケ
ツトの数や形状を適宜変更できることは言うまでもな
い。また、厳密な間隔調整が不要な場合には、殊更スラ
イドシリンダを設けることなく、図4および図5に示す
第二実施例の様に、サポートピン14、15に左右方向
に並ぶ適数個のボルト挿通孔14a、15aを穿設し、
ボルト33の選択的な差し換えでバケツト間隔を段階的
に調整するようにしたり、長さの異るサポートピンに交
換することによつてバケツト間隔を変更するようにして
もよい。また、特に掘削力が要求される場合には、図6
および図7に示す第三実施例の如く、リンク12、13
およびバケツトシリンダ11を連結する連結ピン34を
左右方向に延長し、その左右両端部をリンク35を介し
てサイドバケツト8L、8Rに連結すると共に、上下の
サポートピン14、15同志や、下側サポートピン15
と連結ピン34とを補強プレート36を介して連結する
ようにすれば、剛性がアップして掘削力を大幅に向上さ
せることができる。
【0013】
【作用効果】以上要するに、本考案は叙述の如く構成さ
れたものであるから、機体前端部に連結される作業部の
先端には掘削作業を行うバケツトが取付けられるが、該
バケツトは複数並設されており、このため所定間隔を存
して並列する複数の溝を一行程で同時に形成できること
になる。従つて、並列する複数の溝を形成するにあた
り、従来の様に同じ行程を何度も繰返し作業する無駄を
解消して作業性および作業効率を著しく向上させること
ができる。しかも、前記複数の溝は、同一間隔、同一深
さで正確に形成されることになるため、作業精度が飛躍
的に向上することになる許りでなく、溝間隔を予め測量
することも不要にして工期の短縮にも大いに貢献するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧シヨベルの側面図である。
【図2】作業部の要部斜視図である。
【図3】油圧シヨベルの油圧回路図である。
【図4】第二実施例を示す作業部の要部斜視図である。
【図5】(A)、(B)はそれぞれ第二実施例の要部断
面図である。
【図6】第三実施例を示す作業部の要部斜視図である。
【図7】同上要部断面図である。
【符号の説明】
1 油圧シヨベル 2 走行部 3 旋回部 4 作業部 6 ブーム 7 アーム 8 バケツト 11 バケツトシリンダ 14 上側サポートピン 15 下側サポートピン 16 サイドシリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高木 英輔 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番 地1 三菱農機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭49−118505(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体前端部に連結される作業部の先端
    に、掘削作業を行うバケツトを取付けてなるシヨベル系
    建設機械において、前記作業部の先端に、一定間隔で同
    時に掘削作業を行う複数のバケツトを並設したことを特
    徴とするシヨベル系建設機械の作業部構造。
JP1993007322U 1993-02-02 1993-02-02 シヨベル系建設機械の作業部構造 Expired - Lifetime JP2572851Y2 (ja)

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JP1993007322U JP2572851Y2 (ja) 1993-02-02 1993-02-02 シヨベル系建設機械の作業部構造

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JPH0660649U JPH0660649U (ja) 1994-08-23
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