JP2507727Y2 - トラクタ作業装置 - Google Patents

トラクタ作業装置

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JP2507727Y2
JP2507727Y2 JP1989077051U JP7705189U JP2507727Y2 JP 2507727 Y2 JP2507727 Y2 JP 2507727Y2 JP 1989077051 U JP1989077051 U JP 1989077051U JP 7705189 U JP7705189 U JP 7705189U JP 2507727 Y2 JP2507727 Y2 JP 2507727Y2
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tractor
working
depth
gradient
digging
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貞義 佐藤
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、トラクタ作業装置に関し、特に、トラクタ
に溝掘機のような作業機を装着して作業するような場合
に、トラクタの走行距離と溝掘機の耕深とを同期して変
化させるようにしたトラクタ作業装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、トラクタに昇降装置を介して溝掘機のような作
業機を装着し、水田圃場に排水溝を連続して掘削するよ
うにしたトラクタ作業装置が知られている。そして、水
田転換畑のために、水田圃場に排水溝を掘削するとき
は、その耕深をオペレータが目測により調節しているの
が現状である。
また、特開昭61-204426号公報に見られるように、走
行距離に対する作業機の昇降量を設定する設定ダイヤル
を設けて、トラクタの走行距離に応じて作業深さが一定
の割合で変化するよう自動的に作業深さを制御させるよ
うにしたものがある。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記前者の場合には、溝掘機による排水溝の掘削深
さ、即ち耕深をオペレータの目測により調節している
と、水田の一端から他端まで緩やかな勾配のついた排水
性のよい排水溝を連続して掘削することは困難であっ
た。このため、何度も修正する必要があるなど、多くの
時間と労力を要するという問題点があった。
また、後者の場合には、上記の問題点はないが、作業
を開始した一端から他端にわたって一定の傾斜した溝を
圃場全体にわたって形成するには、他端まで移動したト
ラクタを作業開始端である一端まで戻した後、再度同方
向に作業することを繰り返し行う必要があり、往復作業
による一定方向に傾斜した溝の形成ができず、一方向か
らのみの作業による溝の形成となるため、作業能率が著
しく低下するという新たな問題が生じた。
本考案は、上記の問題点を解決することを目的になさ
れたものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案は、トラクタに昇
降装置を介して作業機を装着し、作業機の作業深さを制
御するようにしたトラクタ作業装置において、 上記トラクタにマイコンユニットを装備し、該マイコ
ンユニットに、作業機側に設けた深さセンサと、トラク
タの走行距離当りの作業機の耕深変化量を設定できる深
さ設定ボリュームと、深掘り状態から浅掘り状態に漸次
勾配方向が変更される状態と逆に浅掘り状態から深掘り
状態に漸次勾配方向が変更される状態とに、その勾配方
向を切替える勾配切替スイッチとを連繋させ、 トラクタの走行距離に応じて作業深さが一定の割合で
変化するよう制御すると共に、上記勾配切替スイッチの
操作に連動して勾配方向が切替えられるように制御する
ことを特徴としている。
〔作用〕
上記の構成により、例えば水田に連続した排水溝を掘
る場合、圃場の硬軟、機体の姿勢変化等に関係なく、ま
た、目測による耕深調節を行うことなく、圃場に一定方
向に勾配のついた排水溝を、往復作業で連続して掘削す
ることができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の実施例について説明す
る。
第1図において、符号1はトラクタで、このトラクタ
1の後部に3点リンクヒッチ機構(昇降装置)を介して
作業機としての溝掘機2が装着されている。溝掘機2の
後部には対地センサ3が取り付けられ、その基部には溝
深さセンサ4が設けられている。
一方、トラクタ1側には、第3図に示すマイコンユニ
ット12が装備され、リフトアーム8の基部にリフトアー
ム角センサ5が設けられると共に、車軸回転センサ6、
コントロールバルブ7などが設けられている。そして、
上記溝深さセンサ4、リフトアーム角センサ5、車軸回
転センサ6、コントロールバルブ7、リフトアーム8な
どは第3図のマイコンユニット12に連繋されている。
マイコンユニット12は、電源DC、メインスイッチMSW
を有し、上記溝深さセンサ4、車軸回転センサ6からの
信号が入力され、溝深さ設定ボリューム9、勾配切替ス
イッチ10、溝掘自動スイッチ11などを設け、上記コント
ロールバルブ7の上昇ソレノイドバルブ7a,下降ソレノ
イドバルブ7bを制御する信号を出力し、上記リフトアー
ム8(油圧リフトシリンダ)を制御して、トラクタ1の
走行距離に応じて溝掘機2の耕深が一定の割合で変化す
るよう制御するようにしてある。
このような構成のトラクタ作業装置においては、例え
ば第2図に示すような水田圃場Fを畑地化するために排
水溝Cを掘削するのに使用される。水田掘削Fには用水
路Aおよび排水路Bが設けられ、排水路B側の畦畔Dの
下方には配水管Eが埋設されていて圃場F内と排水路B
とを連通させている。
そして、トラクタ1と溝掘機2は用水路A側から畦畔
D側に、あるいは畦畔D側から用水路A側に向け移動し
ながら作業を行うが、作業を開始するに当たり、まず溝
深さ設定ボリューム9でトラクタ1の車軸回転数当りの
溝深さ変化量(一定の進行距離に応じた溝深さの変化量
=勾配)を設定し、溝掘機2を回転させながら所要の深
さになるまで下げ、勾配切替スイッチ10および溝掘自動
スイッチ11を投入して作業を開始する。
作業を開始すると、車軸回転センサ6および溝深さセ
ンサ4の値がマイコンユニット12に入力されるので、こ
の入力された値と溝深さ設定ボリューム9で設定した値
とを比較,演算し、マイコンユニット12より上昇ソレノ
イドバルブ7aまたは下降ソレノイドバルブ7bに電気信号
を出力し、設定値になるようにリフトアーム8を上げ、
または下げることにより一定勾配の排水溝Cを掘削す
る。
勾配切替スイッチ10は、排水溝Cの勾配をトラクタ1
と溝掘機2の移動方向が反対方向に変わったときでも同
一にすることができるもので、これによりトラクタ1と
溝掘機2の往復移動作業が可能となる。即ち、勾配切替
スイッチ10は、圃場に対し深掘り状態から浅掘り状態に
漸次勾配方向が変更される状態と、逆に浅掘り状態から
深掘り状態に漸次勾配方向が変更される状態とに、その
勾配方向を切替えることができるものである。
なお、上記実施例においては、本考案をスクリュー式
の溝掘機に適用した場合について説明したが、スクリュ
ー式に限らず例えば無端状の掘削刃を有するトレンチ
ャ、あるいはロータリトレンチャ等にも同様に実施でき
るものである。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案のトラクタ作業装置によれ
ば、マイコンユニットを装備したトラクタに昇降装置を
介して作業機を装着し、該マイコンユニットに、作業機
側に設けた深さセンサと、トラクタの走行距離当りの作
業機の耕深変化量を設定できる深さ設定ボリュームと、
勾配方向が切替え可能な勾配切替スイッチとを連繋さ
せ、トラクタの走行距離に応じて作業深さが一定の割合
で変化するよう制御すると共に、上記勾配切替スイッチ
の操作に連動して勾配方向が切替えられるように制御す
るので、圃場の硬軟による機体の姿勢変化に関係なく、
しかもオペレータの目測による耕深調節をしなくても、
一定方向に勾配のついた排水溝を、往復作業で連続して
自動的に掘削することができる。また、溝の勾配を自由
に変えるよう設定することもできる。さらに、溝の勾配
を一定にした往復作業が可能となり、能率のよい作業が
実施できる。さらにまた、トラクタの走行距離に応じて
作業機の耕深を変化させるので、トラクタの車速に関係
なく一定の勾配の溝を掘削することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すトラクタ作業装置全体
の側面図、第2図は作業圃場の側断面図、第3図は自動
制御機構の構成図である。 1……トラクタ(マイコンユニット装備)、2……溝掘
機、3……対地センサ、4……溝深さセンサ、5……リ
フトアーム角センサ、6……車軸回転センサ、7……コ
ントロールバルブ、8……リフトアーム、9……溝深さ
設定ボリューム、10……勾配切替スイッチ、11……溝掘
自動スイッチ、12……マイコンユニット、A……用水
路、B……排水路、C……排水溝、D……畦畔、E……
排水管、F……水田圃場、DC……電源、MSW……メイン
スイッチ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラクタに昇降装置を介して作業機を装着
    し、作業機の作業深さを制御するようにしたトラクタ作
    業装置において、 上記トラクタにマイコンユニットを装備し、該マイコン
    ユニットに、作業機側に設けた深さセンサと、トラクタ
    の走行距離当りの作業機の耕深変化量を設定できる深さ
    設定ボリュームと、深掘り状態から浅掘り状態に漸次勾
    配方向が変更される状態と逆に浅掘り状態から深掘り状
    態に漸次勾配方向が変更される状態とに、その勾配方向
    を切替える勾配切替スイッチとを連繋させ、 トラクタの走行距離に応じて作業深さが一定の割合で変
    化するよう制御すると共に、上記勾配切替スイッチの操
    作に連動して勾配方向が切替えられるように制御するこ
    とを特徴とするトラクタ作業装置。
JP1989077051U 1989-06-30 1989-06-30 トラクタ作業装置 Expired - Lifetime JP2507727Y2 (ja)

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JP1989077051U JP2507727Y2 (ja) 1989-06-30 1989-06-30 トラクタ作業装置

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JPH0316808U JPH0316808U (ja) 1991-02-20
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JPS61204426A (ja) * 1985-03-08 1986-09-10 Iseki & Co Ltd 対地作業機の作業深さ制御装置

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