JP2572412B2 - 熱回復性スリーブおよびその用途 - Google Patents
熱回復性スリーブおよびその用途Info
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- H02G—INSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
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- H02G15/08—Cable junctions
- H02G15/18—Cable junctions protected by sleeves, e.g. for communication cable
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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- B29C61/00—Shaping by liberation of internal stresses; Making preforms having internal stresses; Apparatus therefor
- B29C61/06—Making preforms having internal stresses, e.g. plastic memory
- B29C61/0608—Making preforms having internal stresses, e.g. plastic memory characterised by the configuration or structure of the preforms
- B29C61/0658—Making preforms having internal stresses, e.g. plastic memory characterised by the configuration or structure of the preforms consisting of fibrous plastics material, e.g. woven
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- D—TEXTILES; PAPER
- D03—WEAVING
- D03D—WOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
- D03D1/00—Woven fabrics designed to make specified articles
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- D03D1/0043—Protective fabrics for elongated members, i.e. sleeves
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ケーブル、特に通信ケーブルのスプライス
のような基材の接続部を環境的に保護するための回復性
繊維製品製スリーブに関する。
のような基材の接続部を環境的に保護するための回復性
繊維製品製スリーブに関する。
[従来の技術および課題] ケーブルまたは他の基材が連続して適性に機能するた
めに、上述のような接続部を環境に対して保護すること
がしばしば必要である。湿気、腐食性化学物質ならびに
虫および動物による損傷などに対する保護が一般に必要
である。ケーブルスプライスのような接続部を包囲する
場合の目的は、導体を接続するために取り除く必要があ
る元のケーブル絶縁を良好に行うことであり、新しいエ
ンクロージャーにより提供される封止の寿命が、元のケ
ーブル絶縁材の寿命に匹敵する必要がある。従って、エ
ンクロージャーの材料は、相当時間にわたり抵抗性が大
きい遮断層を提供する必要があると考えられる。
めに、上述のような接続部を環境に対して保護すること
がしばしば必要である。湿気、腐食性化学物質ならびに
虫および動物による損傷などに対する保護が一般に必要
である。ケーブルスプライスのような接続部を包囲する
場合の目的は、導体を接続するために取り除く必要があ
る元のケーブル絶縁を良好に行うことであり、新しいエ
ンクロージャーにより提供される封止の寿命が、元のケ
ーブル絶縁材の寿命に匹敵する必要がある。従って、エ
ンクロージャーの材料は、相当時間にわたり抵抗性が大
きい遮断層を提供する必要があると考えられる。
そのような遮断層を提供する1つの方法は、高性能接
着剤と組み合わせた変性ポリオレフィン性材料の無孔ス
リーブを有してなるスプライスケースをケーブルの周囲
に接着する方法である。そのようなスリーブは、連続材
料を押出することにより好都合に製造される。スリーブ
は、回復性に作られ、収縮して(または回復して)ケー
ブルと緊密に接触できるのが好ましい。
着剤と組み合わせた変性ポリオレフィン性材料の無孔ス
リーブを有してなるスプライスケースをケーブルの周囲
に接着する方法である。そのようなスリーブは、連続材
料を押出することにより好都合に製造される。スリーブ
は、回復性に作られ、収縮して(または回復して)ケー
ブルと緊密に接触できるのが好ましい。
ケーブルスプライス用エンクロージャーの設計に関係
のあるもう1つの考察は圧力保持能である。多種類のケ
ーブルおよびケーブルスプライスは使用時に加圧され、
圧力保持能により評価して品質を決定し、あるいは使用
時に偶発的に加圧されることがある。この考察の重要性
は、これらの3つの状況に応じて異なるのは当然である
が、環境的保護を行う場合、ある程度の圧力を保持する
性能は、スプライスケースに必要な特徴である。
のあるもう1つの考察は圧力保持能である。多種類のケ
ーブルおよびケーブルスプライスは使用時に加圧され、
圧力保持能により評価して品質を決定し、あるいは使用
時に偶発的に加圧されることがある。この考察の重要性
は、これらの3つの状況に応じて異なるのは当然である
が、環境的保護を行う場合、ある程度の圧力を保持する
性能は、スプライスケースに必要な特徴である。
最も厳しい要件は、通信システムの主ケーブルのよう
な加圧ケーブルに使用するプライスケースに対してのも
のである。損傷が発生した場合に水の侵入を防止し、故
障検知手段を提供するために、これらのケーブルは加圧
される。この場合、製品は、その寿命の間を通じて10ps
i(70kPa)オーダーの圧力に耐える必要があり、そのよ
うな長期間の性能を反映するように考えられた性能試験
では、例えば空気中、−40〜60℃の8時間サイクル10回
にわたり70kPa(ベル(Bell)サイクル)において非透
過性が必要である。別のサイクルは、5〜50℃、105kP
a、水中において4時間にわたるものである。このサイ
クル環境試験に加えて、23℃、150kPaで約15分間水中で
加圧して製品の結合性について試験をすることがある。
漏れが観察されてはならない。加圧下で連続的に機能す
る製品は、使用時にそれほど曲がらないように、長期間
にわたり耐クリープ性を有する必要がある。
な加圧ケーブルに使用するプライスケースに対してのも
のである。損傷が発生した場合に水の侵入を防止し、故
障検知手段を提供するために、これらのケーブルは加圧
される。この場合、製品は、その寿命の間を通じて10ps
i(70kPa)オーダーの圧力に耐える必要があり、そのよ
うな長期間の性能を反映するように考えられた性能試験
では、例えば空気中、−40〜60℃の8時間サイクル10回
にわたり70kPa(ベル(Bell)サイクル)において非透
過性が必要である。別のサイクルは、5〜50℃、105kP
a、水中において4時間にわたるものである。このサイ
クル環境試験に加えて、23℃、150kPaで約15分間水中で
加圧して製品の結合性について試験をすることがある。
漏れが観察されてはならない。加圧下で連続的に機能す
る製品は、使用時にそれほど曲がらないように、長期間
にわたり耐クリープ性を有する必要がある。
例えば通信分配ケーブルでは、圧力保持能は、環境的
封止の完全性を指示するものとして必要であるが、ケー
ブルは使用時には加圧されない。この目的のために種々
の温度/圧力サイクルが考えられ、好ましいものは修正
ベルサイクルであり、これは、空気圧力40kPaにおい
て、温度変化−40〜60℃を8時間にわたり行わせるもの
である。スプライスケースは10サイクル後で、漏れがあ
ってはならない。別のサイクルは、圧力105kPaにおける
温度変化室温〜70℃の4時間のサイクルである。
封止の完全性を指示するものとして必要であるが、ケー
ブルは使用時には加圧されない。この目的のために種々
の温度/圧力サイクルが考えられ、好ましいものは修正
ベルサイクルであり、これは、空気圧力40kPaにおい
て、温度変化−40〜60℃を8時間にわたり行わせるもの
である。スプライスケースは10サイクル後で、漏れがあ
ってはならない。別のサイクルは、圧力105kPaにおける
温度変化室温〜70℃の4時間のサイクルである。
これらおよび他のケーブルスプライスケースは、太陽
光線にさらされることにより、あるいはケーブルに対し
て封止を形成する場合の最後の熱回復の工程に伴う熱に
より加圧されることがある。そのような場合、スプライ
スケースは、環境的封止が破壊されないように、この一
時的な、一般的にはかなり低い圧力を保持できる必要が
ある。
光線にさらされることにより、あるいはケーブルに対し
て封止を形成する場合の最後の熱回復の工程に伴う熱に
より加圧されることがある。そのような場合、スプライ
スケースは、環境的封止が破壊されないように、この一
時的な、一般的にはかなり低い圧力を保持できる必要が
ある。
イギリス国特許出願第2135836号には、圧力を保持で
き、回復性繊維製品から作られたスプライスケースまた
は他の中空圧力容器が記載されている。そのようなスプ
ライスケースは、ケーブルスプライスの周囲で巻き付け
て、収縮してケーブルを封止できる回復性スリーブを有
して成る。装着は簡単であり、それにより形成されたも
のは、好ましくない条件下であっても信頼性がある。
き、回復性繊維製品から作られたスプライスケースまた
は他の中空圧力容器が記載されている。そのようなスプ
ライスケースは、ケーブルスプライスの周囲で巻き付け
て、収縮してケーブルを封止できる回復性スリーブを有
して成る。装着は簡単であり、それにより形成されたも
のは、好ましくない条件下であっても信頼性がある。
従来技術に記載されている構造は、安価で迅速に製造
するためには理想的ではなく、ある用途に対しては十分
に大きい回復比を有さないことがある。
するためには理想的ではなく、ある用途に対しては十分
に大きい回復比を有さないことがある。
[課題を解決するための手段] 従来技術の構造の問題点を解決できる構造の回復性ラ
ップアラウンドスリーブを発明した。これは、特に小さ
い織密度で束にした回復性横糸繊維を使用することによ
り達成される。
ップアラウンドスリーブを発明した。これは、特に小さ
い織密度で束にした回復性横糸繊維を使用することによ
り達成される。
本発明は、回復比が少なくとも40%であり、基材間の
接続部を包囲するのに適した熱回復性チューブ状または
ラップアラウンド状スリーブを提供し、該スリーブは、 (a)ポリマーマトリックス材料、および (b)2〜6本の束でスリーブの周方向で伸びている熱
回復性横糸繊維およびスリーブの長手方向に沿って伸び
ている非回復性縦糸繊維から成り、スリーブを回復性に
し、マトリックス材料により非透過性にされている回復
性繊維製品 を有して成る。
接続部を包囲するのに適した熱回復性チューブ状または
ラップアラウンド状スリーブを提供し、該スリーブは、 (a)ポリマーマトリックス材料、および (b)2〜6本の束でスリーブの周方向で伸びている熱
回復性横糸繊維およびスリーブの長手方向に沿って伸び
ている非回復性縦糸繊維から成り、スリーブを回復性に
し、マトリックス材料により非透過性にされている回復
性繊維製品 を有して成る。
また、本発明は、回復比が少なくとも40%であり、基
材間の接続部を包囲するのに適した熱回復性チューブ状
またはラップアラウンド状スリーブを提供し、該スリー
ブは、 (a)ポリマーマトリックス材料、 (b)一方の方向で1cm当たり24〜35本の熱回復性繊維
および実質的に垂直方向で1cmあたり2〜6本の非回復
性繊維ならびに回復性繊維中に少なくとも2本の浮糸を
有して成り、スリーブを回復性にし、マトリックス材料
により非透過性にされる回復性繊維製品、ならびに (c)場合により、より大きい断面の中央部分および中
央部分から基材部分への遷移を提供し、基材に対してラ
イナーを位置決めできるより小さい断面の端部分を有す
るライナー を有して成る。
材間の接続部を包囲するのに適した熱回復性チューブ状
またはラップアラウンド状スリーブを提供し、該スリー
ブは、 (a)ポリマーマトリックス材料、 (b)一方の方向で1cm当たり24〜35本の熱回復性繊維
および実質的に垂直方向で1cmあたり2〜6本の非回復
性繊維ならびに回復性繊維中に少なくとも2本の浮糸を
有して成り、スリーブを回復性にし、マトリックス材料
により非透過性にされる回復性繊維製品、ならびに (c)場合により、より大きい断面の中央部分および中
央部分から基材部分への遷移を提供し、基材に対してラ
イナーを位置決めできるより小さい断面の端部分を有す
るライナー を有して成る。
繊維製品が必要である非透過性の程度は、スリーブの
用途に依存するのは当然である。加圧ケーブル間のスプ
ライスを封止するためにスリーブを使用する場合、加圧
ガスの浪費を防止するために高い非透過性が望ましい。
他の状況では、水、油、燃料または作動流体に対する非
透過性が必要なことがある。透過性の程度は、一般に基
材の性質およびアッセンブリを使用する時間に依存す
る。
用途に依存するのは当然である。加圧ケーブル間のスプ
ライスを封止するためにスリーブを使用する場合、加圧
ガスの浪費を防止するために高い非透過性が望ましい。
他の状況では、水、油、燃料または作動流体に対する非
透過性が必要なことがある。透過性の程度は、一般に基
材の性質およびアッセンブリを使用する時間に依存す
る。
繊維製品を実質的に非透過性にするための手段は、回
復性繊維製品に積層するか、あるいは繊維製品を通過し
て伸びているポリマー材料である。回復性繊維製品とそ
れを非透過性にするポリマー材料とから形成される複合
構造物が好ましい。ポリマー材料は、(単に繊維製品の
片側または両側に結合してもよいが、)繊維製品が通過
して伸びるマトリックス材料を提供するのが好ましく、
従って、繊維材料の少なくとも一部分がポリマー材料と
化学的および/または物理的に適合性である。物理的に
適合性であるというのは、2つの材料の適当な性質が、
積層、回復および使用の間、類似または同じであること
を意味する。化学的に類似する材料が好ましく、回復性
繊維およびマトリックスの双方は、例えばポリオレフィ
ンであってよく、好ましい材料は、それぞれ高密度およ
び低密度ポリエチレンである。当業者であれば、他の適
当な材料の組み合わせを選択できるであろう。空気に対
する非透過性が必要である場合、非透過性にした回復性
繊維製品が優秀な圧力保持能を有することが見出され
た。スリーブが圧力を保持する能力は、単に材料の多孔
度の問題だけではないが、最終的には実質的に穴が存在
してはならず、スリーブ内の圧力により発生するフープ
応力に耐える材料の性能によっても決定される。回復性
繊維製品が特に良好であるのは、この2番目の影響に関
してである。厚さが薄い繊維製品製スリーブは、相当な
膨れまたはクリープを発生せずに高圧力に耐えることが
できることが見出された。最初に多孔性の繊維製品を使
用しているにも拘わらず、この利点を利用できるのは、
更に驚くべきことである。
復性繊維製品に積層するか、あるいは繊維製品を通過し
て伸びているポリマー材料である。回復性繊維製品とそ
れを非透過性にするポリマー材料とから形成される複合
構造物が好ましい。ポリマー材料は、(単に繊維製品の
片側または両側に結合してもよいが、)繊維製品が通過
して伸びるマトリックス材料を提供するのが好ましく、
従って、繊維材料の少なくとも一部分がポリマー材料と
化学的および/または物理的に適合性である。物理的に
適合性であるというのは、2つの材料の適当な性質が、
積層、回復および使用の間、類似または同じであること
を意味する。化学的に類似する材料が好ましく、回復性
繊維およびマトリックスの双方は、例えばポリオレフィ
ンであってよく、好ましい材料は、それぞれ高密度およ
び低密度ポリエチレンである。当業者であれば、他の適
当な材料の組み合わせを選択できるであろう。空気に対
する非透過性が必要である場合、非透過性にした回復性
繊維製品が優秀な圧力保持能を有することが見出され
た。スリーブが圧力を保持する能力は、単に材料の多孔
度の問題だけではないが、最終的には実質的に穴が存在
してはならず、スリーブ内の圧力により発生するフープ
応力に耐える材料の性能によっても決定される。回復性
繊維製品が特に良好であるのは、この2番目の影響に関
してである。厚さが薄い繊維製品製スリーブは、相当な
膨れまたはクリープを発生せずに高圧力に耐えることが
できることが見出された。最初に多孔性の繊維製品を使
用しているにも拘わらず、この利点を利用できるのは、
更に驚くべきことである。
スリーブおよびライナーは、チューブ状またはラップ
アラウンド形態に作ることができる。ラップアラウンド
スリーブおよびライナーが好ましく、これらは、自由端
がない基材または空間が制限されている場合に使用でき
るので好ましい。
アラウンド形態に作ることができる。ラップアラウンド
スリーブおよびライナーが好ましく、これらは、自由端
がない基材または空間が制限されている場合に使用でき
るので好ましい。
回復性スリーブを設計する場合、幾つかのことを考慮
する必要がある。第1に考慮すべきことは、回復比であ
る。回復比は、基材の最も大きい部分にスリーブを装着
でき、回復して最も小さい部分とスリーブが接触できる
ように十分大きい必要がある。電話ケーブル間のスプラ
イスでは、スプライスバンドルは、一般にケーブルの直
径の2〜6倍であり、少なくともこの程度の回復比を有
するスリーブが適当である。スリーブは、スプライスバ
ンドルに損傷を与えることがあるので、回復してスプラ
イスバンドルと係合しないのが望ましい。また、傷付け
ることなくスプライスケースに再挿入できるのが望まし
い。従って、最終的な構造は中空であるのが好ましい。
また、回復の程度は、回復前の回復可能な寸法に対する
パーセントとしての寸法変化を使用して表現できる。そ
のように表現した場合、少なくとも40%、好ましくは少
なくとも50%、より好ましくは少なくとも75%回復す
る。本明細書で開示する織り構造ならびに繊維の種類お
よびテックス値を使用すると、積層複合製品において、
少なくとも75%、しばしば少なくとも77.7%(4.5:
1)、よりしばしば少なくとも78%の上記回復比が達成
できることが見出された。そのような大きい値は、従来
技術の構造を使用して達成するのは不可能である。高い
回復比により装着時間が短縮され、所定の寸法範囲の基
材に対処できる寸法の製品の数が少なくてすみ、(従っ
て、在庫が減り)、また、繊維製品と組み合わせて薄い
アルミニウム箔を補強層として使用できる。(回復比が
小さい場合、金属化ポリマー層を使用する必要があるこ
とが見出された。) 照射により架橋する場合、繊維製造の全工程に架橋工
程を組み込むことが可能であるが、本発明では、繊維製
品を織り、その後、繊維製品を架橋するのが好ましい。
繊維は、押し出して溶融温度以下の温度で好ましくは80
0〜2000%延伸して、その後、織ってそれから照射に付
して架橋することができる。繊維を製造する別法は、材
料を押し出し、照射して架橋し、その後、好ましくは繊
維の溶融温度以上に加熱し、繊維を延伸して冷却する方
法である。HDPE(高密度ポリエチレン)繊維は、約5〜
35メガラド、好ましくは約5〜25メガラド、最も好まし
くは約7〜18メガラド、特に約6〜10メガラドの線量で
照射するのが好ましい。得られるゲル含量は、好ましく
は少なくとも20%、より好ましくは少なくとも30%、最
も好ましくは少なくとも40%である。実際、大部分の目
的に対しては、約90%の最大含量で十分である。
する必要がある。第1に考慮すべきことは、回復比であ
る。回復比は、基材の最も大きい部分にスリーブを装着
でき、回復して最も小さい部分とスリーブが接触できる
ように十分大きい必要がある。電話ケーブル間のスプラ
イスでは、スプライスバンドルは、一般にケーブルの直
径の2〜6倍であり、少なくともこの程度の回復比を有
するスリーブが適当である。スリーブは、スプライスバ
ンドルに損傷を与えることがあるので、回復してスプラ
イスバンドルと係合しないのが望ましい。また、傷付け
ることなくスプライスケースに再挿入できるのが望まし
い。従って、最終的な構造は中空であるのが好ましい。
また、回復の程度は、回復前の回復可能な寸法に対する
パーセントとしての寸法変化を使用して表現できる。そ
のように表現した場合、少なくとも40%、好ましくは少
なくとも50%、より好ましくは少なくとも75%回復す
る。本明細書で開示する織り構造ならびに繊維の種類お
よびテックス値を使用すると、積層複合製品において、
少なくとも75%、しばしば少なくとも77.7%(4.5:
1)、よりしばしば少なくとも78%の上記回復比が達成
できることが見出された。そのような大きい値は、従来
技術の構造を使用して達成するのは不可能である。高い
回復比により装着時間が短縮され、所定の寸法範囲の基
材に対処できる寸法の製品の数が少なくてすみ、(従っ
て、在庫が減り)、また、繊維製品と組み合わせて薄い
アルミニウム箔を補強層として使用できる。(回復比が
小さい場合、金属化ポリマー層を使用する必要があるこ
とが見出された。) 照射により架橋する場合、繊維製造の全工程に架橋工
程を組み込むことが可能であるが、本発明では、繊維製
品を織り、その後、繊維製品を架橋するのが好ましい。
繊維は、押し出して溶融温度以下の温度で好ましくは80
0〜2000%延伸して、その後、織ってそれから照射に付
して架橋することができる。繊維を製造する別法は、材
料を押し出し、照射して架橋し、その後、好ましくは繊
維の溶融温度以上に加熱し、繊維を延伸して冷却する方
法である。HDPE(高密度ポリエチレン)繊維は、約5〜
35メガラド、好ましくは約5〜25メガラド、最も好まし
くは約7〜18メガラド、特に約6〜10メガラドの線量で
照射するのが好ましい。得られるゲル含量は、好ましく
は少なくとも20%、より好ましくは少なくとも30%、最
も好ましくは少なくとも40%である。実際、大部分の目
的に対しては、約90%の最大含量で十分である。
加熱回復性である場合、回復温度は好ましくは60℃ま
たはそれ以上、より好ましくは80〜250℃、例えば100〜
150℃である。
たはそれ以上、より好ましくは80〜250℃、例えば100〜
150℃である。
一般に、繊維製品は、少なくとも回復が必要な方向に
回復性繊維が有効に走るように形成する。従って、織物
では、縦糸のみもしくは横糸のみまたは横糸および縦糸
の双方が回復性であってよい。1つの態様では、熱回復
性繊維は、横糸のみに存在してよい。横糸のみに回復性
繊維を供給することにより、連続プロセスにおいて、物
品の周囲で回復性繊維が伸びるチューブ状またはラップ
アラウンド状物品を作ることができ、物品を後で所望の
長さに切断する。三軸織のようなより複雑な織物では、
縦糸の1つまたは双方が回復性であってよい。繊維製品
を使用する利点は、完全な一軸回復または2つの方向の
間の選択分割を達成できるという点である。
回復性繊維が有効に走るように形成する。従って、織物
では、縦糸のみもしくは横糸のみまたは横糸および縦糸
の双方が回復性であってよい。1つの態様では、熱回復
性繊維は、横糸のみに存在してよい。横糸のみに回復性
繊維を供給することにより、連続プロセスにおいて、物
品の周囲で回復性繊維が伸びるチューブ状またはラップ
アラウンド状物品を作ることができ、物品を後で所望の
長さに切断する。三軸織のようなより複雑な織物では、
縦糸の1つまたは双方が回復性であってよい。繊維製品
を使用する利点は、完全な一軸回復または2つの方向の
間の選択分割を達成できるという点である。
本発明の1つの要旨では、1cm当たり10〜35本の熱回
復性繊維が存在し、繊維は0.2〜0.5mmの直径を有するの
が好ましい。直径が0.3mmの繊維の場合、1cm当たり24〜
35本、特に26〜30本、例えば約28〜30本の熱回復性繊維
が存在するのが好ましく、1つの態様では、28.3本を選
択する。熱回復性繊維は、60〜150、例えば60〜100、特
に約64のテックス(1cm当たりの重量)を有するが、よ
り重い繊維、例えば0.4〜0.5mmの繊維もより小さい織密
度で有用に使用できる。従って、より大きい織速度を達
成できる。そのような繊維を使用する場合、1cm当たり
繊維10〜25本の織密度が好ましい。
復性繊維が存在し、繊維は0.2〜0.5mmの直径を有するの
が好ましい。直径が0.3mmの繊維の場合、1cm当たり24〜
35本、特に26〜30本、例えば約28〜30本の熱回復性繊維
が存在するのが好ましく、1つの態様では、28.3本を選
択する。熱回復性繊維は、60〜150、例えば60〜100、特
に約64のテックス(1cm当たりの重量)を有するが、よ
り重い繊維、例えば0.4〜0.5mmの繊維もより小さい織密
度で有用に使用できる。従って、より大きい織速度を達
成できる。そのような繊維を使用する場合、1cm当たり
繊維10〜25本の織密度が好ましい。
本発明の第1の要旨では、1cm当たり2〜6本の非回
復性繊維が存在する。1cm当たり3〜4本の非回復性繊
維が存在するのが好ましく、例えば約3.54本である。非
回復性繊維の好ましいテックスは1、2または3×34お
よび1、2または3×68である。
復性繊維が存在する。1cm当たり3〜4本の非回復性繊
維が存在するのが好ましく、例えば約3.54本である。非
回復性繊維の好ましいテックスは1、2または3×34お
よび1、2または3×68である。
回復性繊維の量が少ないにも拘わらず、大きい回復比
が得られるので、繊維製品の(繊維製品試料が載ってい
る平面の繊維により覆われている割合である)被覆係数
が好ましくは50〜85%、より好ましくは55〜70%と低く
なるように、繊維寸法および織密度を選択するのが好ま
しい。
が得られるので、繊維製品の(繊維製品試料が載ってい
る平面の繊維により覆われている割合である)被覆係数
が好ましくは50〜85%、より好ましくは55〜70%と低く
なるように、繊維寸法および織密度を選択するのが好ま
しい。
回復性繊維製品を製造するために使用する繊維は、モ
ノフィラメントまたはマルチフィラメントであってよ
く、紡績糸、ステープル糸、または例えばフィルムから
フィブリレーションにより製造した糸が包含される。マ
ルチフィラメントの場合、上記織密度は、モノフィラメ
ントに対するものである。マルチフィラメント糸を使用
するとより大きい可撓性が得られるが、表面積が大きい
故に架橋において問題が生じることがある。回復性繊維
として使用できるポリマー材料の例には、ポリエチレン
(特にHDPE)およびポリプロピレンのようなポリオレフ
ィン、ポリアミド、ポリエステルならびにFEP、エチレ
ンパーフルオロコポリマー、ポリビニリデンフルオライ
ドおよびTFEコポリマーのようなフルオロポリマーが包
含される。回復温度は、回復が実質的に完結する温度を
意味し、好ましくは60℃またはそれ以上、より好ましく
は80〜250℃、最も好ましくは100〜150℃である。
ノフィラメントまたはマルチフィラメントであってよ
く、紡績糸、ステープル糸、または例えばフィルムから
フィブリレーションにより製造した糸が包含される。マ
ルチフィラメントの場合、上記織密度は、モノフィラメ
ントに対するものである。マルチフィラメント糸を使用
するとより大きい可撓性が得られるが、表面積が大きい
故に架橋において問題が生じることがある。回復性繊維
として使用できるポリマー材料の例には、ポリエチレン
(特にHDPE)およびポリプロピレンのようなポリオレフ
ィン、ポリアミド、ポリエステルならびにFEP、エチレ
ンパーフルオロコポリマー、ポリビニリデンフルオライ
ドおよびTFEコポリマーのようなフルオロポリマーが包
含される。回復温度は、回復が実質的に完結する温度を
意味し、好ましくは60℃またはそれ以上、より好ましく
は80〜250℃、最も好ましくは100〜150℃である。
横糸のみに供給するのが好ましい熱回復性繊維は、2
〜6本の束、特に4本の束で供給するのが好ましい。束
の中で各繊維がその近傍に直接隣接するように織るのが
好ましく、その結果、束は平らで繊維製品の面と実質的
に平行になる。回復性繊維を束で供給するというのは、
回復性繊維が横糸に存在する場合、個々に繊維を供給す
る時に必要な織時間と比較して、織時間が短縮されるこ
とを意味する。また、熱回復性繊維が物品の周囲で伸
び、熱安定繊維が物品の長手方向に沿って伸びるチュー
ブ状またはラップアラウンド状物品の場合、熱回復性繊
維がばらばらである時に見られる長手方向の収縮と比較
すると、熱回復性繊維が束であると、回復時の物品の長
手方向の収縮が減少することが見出された。長手方向の
収縮は、回復性繊維の回復により生じる繊維製品の締結
の結果としての非回復性繊維の曲がりまたは縮みが増え
るために生じると考えられる。長手方向の収縮は、多く
の用途では欠点となる。例えば、特に物品の大きい断面
領域と小さい断面領域との間の遷移部分でしわ寄りが生
じる結果となることがある。
〜6本の束、特に4本の束で供給するのが好ましい。束
の中で各繊維がその近傍に直接隣接するように織るのが
好ましく、その結果、束は平らで繊維製品の面と実質的
に平行になる。回復性繊維を束で供給するというのは、
回復性繊維が横糸に存在する場合、個々に繊維を供給す
る時に必要な織時間と比較して、織時間が短縮されるこ
とを意味する。また、熱回復性繊維が物品の周囲で伸
び、熱安定繊維が物品の長手方向に沿って伸びるチュー
ブ状またはラップアラウンド状物品の場合、熱回復性繊
維がばらばらである時に見られる長手方向の収縮と比較
すると、熱回復性繊維が束であると、回復時の物品の長
手方向の収縮が減少することが見出された。長手方向の
収縮は、回復性繊維の回復により生じる繊維製品の締結
の結果としての非回復性繊維の曲がりまたは縮みが増え
るために生じると考えられる。長手方向の収縮は、多く
の用途では欠点となる。例えば、特に物品の大きい断面
領域と小さい断面領域との間の遷移部分でしわ寄りが生
じる結果となることがある。
非回復性繊維は、回復性繊維と共に使用する。以下の
非回復性材料を例として挙げることができる:ガラス繊
維、炭素繊維、ワイヤーまたは他の金属繊維、ポリエス
テル、例えば芳香族ポリアミド(例えばケブラー(Kevl
ar、商標))のような芳香族ポリマー、イミドおよびセ
ラミックス。非回復性成分は、永久的であり回復した物
品の強度などを増やしてよく、あるいは、装着の間、回
復性成分を位置決めするだけのために独立した形態で存
在してよい。
非回復性材料を例として挙げることができる:ガラス繊
維、炭素繊維、ワイヤーまたは他の金属繊維、ポリエス
テル、例えば芳香族ポリアミド(例えばケブラー(Kevl
ar、商標))のような芳香族ポリマー、イミドおよびセ
ラミックス。非回復性成分は、永久的であり回復した物
品の強度などを増やしてよく、あるいは、装着の間、回
復性成分を位置決めするだけのために独立した形態で存
在してよい。
繊維製品を実質的に非透過性にする手段は、繊維製品
に積層されるポリマー材料であり、繊維製品を通過して
伸びているのが好ましい。従って、本発明のスリーブ
は、熱回復性繊維製品とポリマーマトリックス材料との
複合構造物を有して成るのが好ましく、 (a)熱回復性繊維製品は、回復温度以上の温度で少な
くとも1×10-2MPa、好ましくは少なくとも5×10-2MP
a、より好ましくは少なくとも1MPaの回復応力Yを有
し、加熱時に回復する繊維を有して成り、 (b)ポリマーマトリックス材料は、繊維の回復温度ま
たはそれ以上の温度であって、その温度においてポリマ
ーマトリックス材料が、20%以上、好ましくは100%以
上、特に400〜700%の破断点伸びおよび(300%/分の
歪速度において測定した)少なくとも10-2MPaの20%割
線モジュラスXを有するような伸び/温度特性を有し、
そのような温度において、以下の不等式: 好ましくは0.5、より好ましくは0.05を満足する。
に積層されるポリマー材料であり、繊維製品を通過して
伸びているのが好ましい。従って、本発明のスリーブ
は、熱回復性繊維製品とポリマーマトリックス材料との
複合構造物を有して成るのが好ましく、 (a)熱回復性繊維製品は、回復温度以上の温度で少な
くとも1×10-2MPa、好ましくは少なくとも5×10-2MP
a、より好ましくは少なくとも1MPaの回復応力Yを有
し、加熱時に回復する繊維を有して成り、 (b)ポリマーマトリックス材料は、繊維の回復温度ま
たはそれ以上の温度であって、その温度においてポリマ
ーマトリックス材料が、20%以上、好ましくは100%以
上、特に400〜700%の破断点伸びおよび(300%/分の
歪速度において測定した)少なくとも10-2MPaの20%割
線モジュラスXを有するような伸び/温度特性を有し、
そのような温度において、以下の不等式: 好ましくは0.5、より好ましくは0.05を満足する。
式中、Rは、複合構造物またはその適当な部分の全体
積基準の所定方向に沿った複合構造物の熱回復性繊維の
平均有効体積割合である。
積基準の所定方向に沿った複合構造物の熱回復性繊維の
平均有効体積割合である。
そのような回復性複合構造物は、ポリマー材料を架橋
回復性繊維に適用して、その後、追加の架橋を行うこと
により製造できる。
回復性繊維に適用して、その後、追加の架橋を行うこと
により製造できる。
繊維は、架橋して後回復強度を大きくするのが望まし
く、少なくとも0.1MPa、好ましくは0.5〜5MPaの回復応
力が一般的に適当である。ポリマー材料は、熱回復の
間、特にトーチによる熱回復の間、垂れまたは流れを防
止するために架橋するのが望ましい。しかしながら、ポ
リマー材料を架橋し過ぎると、複合構造物の回復比が減
少する。繊維およびポリマー材料に必要な架橋処理の程
度が異なるので、このような問題点が生じる。先に説明
した態様において、2回の架橋工程を別々に実施するの
はこの理由による。
く、少なくとも0.1MPa、好ましくは0.5〜5MPaの回復応
力が一般的に適当である。ポリマー材料は、熱回復の
間、特にトーチによる熱回復の間、垂れまたは流れを防
止するために架橋するのが望ましい。しかしながら、ポ
リマー材料を架橋し過ぎると、複合構造物の回復比が減
少する。繊維およびポリマー材料に必要な架橋処理の程
度が異なるので、このような問題点が生じる。先に説明
した態様において、2回の架橋工程を別々に実施するの
はこの理由による。
しかしながら、ポリマー材料のビーム応答に対して回
復性繊維のビーム応答が、複合構造物の回復比が非照射
複合構造物の回復比の70%に減少する前に、繊維自体の
後照射回復応力が少なくとも1MPaになり得る場合、一回
の架橋工程を使用して複合構造物を製造してよい。
復性繊維のビーム応答が、複合構造物の回復比が非照射
複合構造物の回復比の70%に減少する前に、繊維自体の
後照射回復応力が少なくとも1MPaになり得る場合、一回
の架橋工程を使用して複合構造物を製造してよい。
相対的なビーム応答は、回復性繊維に照射促進剤が存
在することおよび/またはポリマー材料中に照射抑制剤
が存在することにより達成することができる。
在することおよび/またはポリマー材料中に照射抑制剤
が存在することにより達成することができる。
本発明の好ましい態様では、回復性繊維製品およびそ
れに積層したポリマーマトリックス材料から成る可撓性
回復性複合構造物に繊維製品が組み込まれており、 (a)回復性繊維製品は、0.5〜5MPaの回復応力を有す
る架橋回復性ポリオレフィンを有して成り、 (b)マトリックスは、複合材料において得られる回復
比が、繊維製品単独で得られる回復比の少なくとも65%
であり、照射後、ポリマーマトリックス材料自体は、30
0%の歪速度において測定される400〜700%の室温伸び
を有するように架橋されている。
れに積層したポリマーマトリックス材料から成る可撓性
回復性複合構造物に繊維製品が組み込まれており、 (a)回復性繊維製品は、0.5〜5MPaの回復応力を有す
る架橋回復性ポリオレフィンを有して成り、 (b)マトリックスは、複合材料において得られる回復
比が、繊維製品単独で得られる回復比の少なくとも65%
であり、照射後、ポリマーマトリックス材料自体は、30
0%の歪速度において測定される400〜700%の室温伸び
を有するように架橋されている。
照射は、架橋のための1つの手段を提供することに加
えて、複合構造物において他の特徴を付与する。ポリマ
ー材料の適用前に、特に酸素の存在下で繊維を照射する
場合、(酸化のように)繊維の表面特性に変化が生じる
ことがあり、これにより繊維とポリマー材料との間の付
着性が改善される。また、ポリマー材料を適用した後に
照射工程を実施すると、複合構造物の2つの成分間で架
橋結合が形成されることによりそのような結合を促進で
きる。
えて、複合構造物において他の特徴を付与する。ポリマ
ー材料の適用前に、特に酸素の存在下で繊維を照射する
場合、(酸化のように)繊維の表面特性に変化が生じる
ことがあり、これにより繊維とポリマー材料との間の付
着性が改善される。また、ポリマー材料を適用した後に
照射工程を実施すると、複合構造物の2つの成分間で架
橋結合が形成されることによりそのような結合を促進で
きる。
ポリマーマトリックス材料は、熱可塑性または弾性で
あってよい。熱可塑性材料の例には以下のようなものが
包含される:エチレン/酢酸ビニルコポリマー、エチレ
ン/エチルアクリレートコポリマー、LLDPE、LDPE、MDP
E、HDPE、ポリプロピレン、ポリブチレン、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリエーテルアミド、パーフルオロエ
チレン/エチレンコポリマーおよびポリビニリデンフル
オレライド。以下のものが好ましい弾性材料として挙げ
ることができる:ABSブロックコポリマー、アクリレー
ト、メタクリレートおよびそれらのコポリマーを含むア
クリル樹脂、エチレンとの高酢酸ビニルコポリマー、ポ
リノルボルネン、ポリウレタンならびにシリコーンエラ
ストマー。これらの材料(またはその一部)を架橋する
のが好ましく、これは、ポリマー材料を組み込んで繊維
製品を非透過性にした後に、適当な架橋手段に繊維製品
を付すことにより実施するのが好都合である。
あってよい。熱可塑性材料の例には以下のようなものが
包含される:エチレン/酢酸ビニルコポリマー、エチレ
ン/エチルアクリレートコポリマー、LLDPE、LDPE、MDP
E、HDPE、ポリプロピレン、ポリブチレン、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリエーテルアミド、パーフルオロエ
チレン/エチレンコポリマーおよびポリビニリデンフル
オレライド。以下のものが好ましい弾性材料として挙げ
ることができる:ABSブロックコポリマー、アクリレー
ト、メタクリレートおよびそれらのコポリマーを含むア
クリル樹脂、エチレンとの高酢酸ビニルコポリマー、ポ
リノルボルネン、ポリウレタンならびにシリコーンエラ
ストマー。これらの材料(またはその一部)を架橋する
のが好ましく、これは、ポリマー材料を組み込んで繊維
製品を非透過性にした後に、適当な架橋手段に繊維製品
を付すことにより実施するのが好都合である。
使用するポリマー材料は、回復時に繊維製品製スリー
ブを空気に対して実質的に非透過性にするに十分な量で
ある必要がある。従って、ポリマー材料は、回復前は不
連続な被覆または含浸であり、適宜、十分に溶融または
軟化して回復時に一体になり、実質的に非透過性遮断層
を提供することが可能である。しかしながら、繊維製品
とポリマー材料との複合材料は、回復前および回復後で
実質的に非透過性であるのが好ましい。ポリマー材料の
厚さは、存在する場合は所望の圧力を保持できるように
適当に厚い必要があるが、繊維製品が所望の程度回復で
きるように適当に薄い必要がある。複合材料は、マトリ
ックス内で繊維製品が抜けないで一体として回復するの
が望ましい。ポリマー材料の適当な厚さは、0.5〜1.5mm
であり、好ましくはスリーブの内側で約0.2mm、スリー
ブの外側で約0.5mmである。スリーブの外側表面にある
少なくとも0.03mm、特に0.2〜2.0mmの厚さのポリマー材
料の応力除去層が、プロパントーチのようなトーチを使
用して繊維製品が確実に回復できるのを容易にすること
を見出した。そのようなポリマー層は、一般的に回復の
間に軟化するが、繊維製品により保持される十分に大き
い粘度を有する。最初から大きい粘度を有するポリマー
材料を使用するか、あるいは、架橋、特に照射により低
粘度材料の粘度の粘度を大きくしてよい。
ブを空気に対して実質的に非透過性にするに十分な量で
ある必要がある。従って、ポリマー材料は、回復前は不
連続な被覆または含浸であり、適宜、十分に溶融または
軟化して回復時に一体になり、実質的に非透過性遮断層
を提供することが可能である。しかしながら、繊維製品
とポリマー材料との複合材料は、回復前および回復後で
実質的に非透過性であるのが好ましい。ポリマー材料の
厚さは、存在する場合は所望の圧力を保持できるように
適当に厚い必要があるが、繊維製品が所望の程度回復で
きるように適当に薄い必要がある。複合材料は、マトリ
ックス内で繊維製品が抜けないで一体として回復するの
が望ましい。ポリマー材料の適当な厚さは、0.5〜1.5mm
であり、好ましくはスリーブの内側で約0.2mm、スリー
ブの外側で約0.5mmである。スリーブの外側表面にある
少なくとも0.03mm、特に0.2〜2.0mmの厚さのポリマー材
料の応力除去層が、プロパントーチのようなトーチを使
用して繊維製品が確実に回復できるのを容易にすること
を見出した。そのようなポリマー層は、一般的に回復の
間に軟化するが、繊維製品により保持される十分に大き
い粘度を有する。最初から大きい粘度を有するポリマー
材料を使用するか、あるいは、架橋、特に照射により低
粘度材料の粘度の粘度を大きくしてよい。
ポリマー材料の2つの層をスリーブのそれぞれの側に
1つずつ適用する場合、双方の層を例えば照射により架
橋するか、または、スリーブの外側表面の層だけを架橋
してよい。
1つずつ適用する場合、双方の層を例えば照射により架
橋するか、または、スリーブの外側表面の層だけを架橋
してよい。
スリーブには、回復時の接着剤破裂通過を最小限にす
るか、作動時の物品の水蒸気透過を減らすかもしくは作
動時のクリープ抵抗を向上させるか、作動時の物品の圧
力保持能を向上させるか、あるいはこれらの組み合わせ
を実施できる補強層を供給するのが好ましい。そのよう
な層は、イギリス国特許出願第8625126号(1986年10月2
0日出願)記載されている。
るか、作動時の物品の水蒸気透過を減らすかもしくは作
動時のクリープ抵抗を向上させるか、作動時の物品の圧
力保持能を向上させるか、あるいはこれらの組み合わせ
を実施できる補強層を供給するのが好ましい。そのよう
な層は、イギリス国特許出願第8625126号(1986年10月2
0日出願)記載されている。
スリーブは、内側、即ち、包囲すべき基材に面する側
を接着剤により被覆するのが好ましが、非透過性を付与
するポリマー材料は、装着条件下、所望の付着力を単独
で提供できる。熱活性接着剤、特にポリアミドおよびEV
Asのようなホットメルト接着剤が好ましい。
を接着剤により被覆するのが好ましが、非透過性を付与
するポリマー材料は、装着条件下、所望の付着力を単独
で提供できる。熱活性接着剤、特にポリアミドおよびEV
Asのようなホットメルト接着剤が好ましい。
2本のケーブル間の簡単な端−端接続部の周囲でエン
クロージャーを形成する必要がある場合、収縮して各ケ
ーブルと接触する簡単なスリーブを使用できる。しかし
ながら、2本もしくはそれ以上のケーブルまたは他の基
材を1箇所で封止する必要がある場合、問題が生じ得
る。この問題は、分岐として知られ、1本のケーブルを
2本に分割する場合にケーブルスプライスにおいて生じ
る。この問題は、繊維製品製スリーブの出口の周方向に
離れた部分を一体に保持して、分岐ケーブル間の股部分
を少なくとも部分的に閉じるクリップのような手段を供
給することにより解決できる。
クロージャーを形成する必要がある場合、収縮して各ケ
ーブルと接触する簡単なスリーブを使用できる。しかし
ながら、2本もしくはそれ以上のケーブルまたは他の基
材を1箇所で封止する必要がある場合、問題が生じ得
る。この問題は、分岐として知られ、1本のケーブルを
2本に分割する場合にケーブルスプライスにおいて生じ
る。この問題は、繊維製品製スリーブの出口の周方向に
離れた部分を一体に保持して、分岐ケーブル間の股部分
を少なくとも部分的に閉じるクリップのような手段を供
給することにより解決できる。
しかしながら、分岐の問題は、2つまたはそれ以上の
分岐基材に適合する正確な形状の繊維製品製スリーブを
供給することにより解決できる。
分岐基材に適合する正確な形状の繊維製品製スリーブを
供給することにより解決できる。
以下の実施例に、好ましい材料から形成したケーブル
スプライスケースを示す。
スプライスケースを示す。
[実施例] 下記のHDPEモノフィラメントを選択して破れ斜文織2/
2の回復性成分を製造した。
2の回復性成分を製造した。
MN 24500 Mw 135760 Mz 459000 Mp 64400 D 5.378 初期モジュラス(MPa) 3881.3 伸び(21℃)% 21 引っ張り強さ(MPa) 534.4 モノフィラメント直径(mm) 0.38 この繊維は以下の特性を有した: 繊維特性 HDPE繊維を4本の束にし、非回復性ガラス繊維と共に
織って、破れ斜文織2/2、即ち、浮糸2本の破れ斜文織
とした。それぞれの場合において、回復性HDPE束は横糸
繊維であり、ガラス繊維は縦糸繊維であり、浮糸は横糸
に存在した。
織って、破れ斜文織2/2、即ち、浮糸2本の破れ斜文織
とした。それぞれの場合において、回復性HDPE束は横糸
繊維であり、ガラス繊維は縦糸繊維であり、浮糸は横糸
に存在した。
ガラス繊維は、呼称EC9 34テックス×25152が好まし
い。この種の呼称は規格であり、当業者には理解できよ
う。簡単に説明すると、ECはフィラメント束のテックス
値を示し、×25は、束のモノフィラメントの数を示し、
152は1m当たり束を152回撚ってあることを示す。
い。この種の呼称は規格であり、当業者には理解できよ
う。簡単に説明すると、ECはフィラメント束のテックス
値を示し、×25は、束のモノフィラメントの数を示し、
152は1m当たり束を152回撚ってあることを示す。
縦糸密度は、3.5本/cmであり、横糸密度は約28.4本/c
m(1cm当たり繊維4本の束7.1本)であった。7.8メガラ
ドの線量で電子ビームにより照射した後、結合性保持試
験をしたところ、繊維製品の繊維80本当たり6.5〜9ニ
ュートンであった。
m(1cm当たり繊維4本の束7.1本)であった。7.8メガラ
ドの線量で電子ビームにより照射した後、結合性保持試
験をしたところ、繊維製品の繊維80本当たり6.5〜9ニ
ュートンであった。
低密度ポリエチレンを厚さ0.3mmで片側に、0.6mmで他
側に積層して実質的に非透過性にした。積層は、材料が
繊維製品の隙間を透過するが、回復は起こらないような
温度、圧力、処理速度で実施した。得られた複合材料を
6MeV電子線により、室温、空気中、0.24メガラド/分の
線量速度で2.0〜3.0メガラドの照射線量を供給するよう
に適当時間、第2照射工程に付した。
側に積層して実質的に非透過性にした。積層は、材料が
繊維製品の隙間を透過するが、回復は起こらないような
温度、圧力、処理速度で実施した。得られた複合材料を
6MeV電子線により、室温、空気中、0.24メガラド/分の
線量速度で2.0〜3.0メガラドの照射線量を供給するよう
に適当時間、第2照射工程に付した。
得られた複合材料の回復率は75%であった。
複合材料を使用して、2本の電話ケーブル間のスプラ
イスを包囲するためのスプライスケースとして使用する
のに適当なラップアラウンドスリーブを製造した。回復
性繊維が一方のクロージャー部材から他方のクロージャ
ー部材に走るように、クロージャー部材をスリーブの対
向端部分で取り付けまたは形成した。従って、スリーブ
は、2つのクロージャー部材上でクロージャーチャンネ
ルを滑動させることにより一体に保持できた。従って、
スリーブは半径方向に回復性となった。クロージャー部
材を取り付ける前に、スリーブをラップアラウンド形態
にした場合に内側に面する側でホットメルト接着剤によ
り複合材料を被覆した。
イスを包囲するためのスプライスケースとして使用する
のに適当なラップアラウンドスリーブを製造した。回復
性繊維が一方のクロージャー部材から他方のクロージャ
ー部材に走るように、クロージャー部材をスリーブの対
向端部分で取り付けまたは形成した。従って、スリーブ
は、2つのクロージャー部材上でクロージャーチャンネ
ルを滑動させることにより一体に保持できた。従って、
スリーブは半径方向に回復性となった。クロージャー部
材を取り付ける前に、スリーブをラップアラウンド形態
にした場合に内側に面する側でホットメルト接着剤によ
り複合材料を被覆した。
使用した接着剤は、1%までのアクリルゴムにより変
性したポリアミドであり、厚さ0.5mmで適用した。
性したポリアミドであり、厚さ0.5mmで適用した。
必要な接着剤の量を減らすために、スリーブの各端付
近のみを被覆した。一般に、このことによりスリーブの
残部またはライナーにある種の潤滑層が必要である。接
着剤は、装着したスリーブに入りまたスリーブを出る接
続したケーブルに結合するために端において必要であ
る。しかしながら、要すれば、接着剤によりスリーブの
内側表面全体にわたり被覆してよく、そのような接着剤
は、上記の潤滑材として作用できる。
近のみを被覆した。一般に、このことによりスリーブの
残部またはライナーにある種の潤滑層が必要である。接
着剤は、装着したスリーブに入りまたスリーブを出る接
続したケーブルに結合するために端において必要であ
る。しかしながら、要すれば、接着剤によりスリーブの
内側表面全体にわたり被覆してよく、そのような接着剤
は、上記の潤滑材として作用できる。
スリーブの長さの約75%の長さであり、滑らかな30°
の遷移を提供するように変形できる冠状端を有するアル
ミニウム筒から成るライナーと組み合わせてスリーブを
使用した。筒の直径は、ある程度不確かな回復を補うた
めに、組み立てたスリーブの直径の約75〜90%となるよ
うに選択した。
の遷移を提供するように変形できる冠状端を有するアル
ミニウム筒から成るライナーと組み合わせてスリーブを
使用した。筒の直径は、ある程度不確かな回復を補うた
めに、組み立てたスリーブの直径の約75〜90%となるよ
うに選択した。
添付図面を参照して、本発明を更に説明する。
基材1は、ジョイント部分2で接続され、ライナー3
および回復性繊維製品製スリーブ4により包囲されてい
る。スリーブは、2〜6本、好ましくは4本の束で1cm
当たり10〜35本の熱回復性高密度ポリエチレン繊維の横
糸および1cm当たり2〜6本のガラス繊維の縦糸から成
り、浮糸が2本の破れ斜文織2/2である。第1図では、
回復前のスリーブを示し、第2図では、回復後を示す。
第1図および第2図において、接着剤5は、スリーブを
基材1およびライナー3に結合しているのが判る。接着
剤は、5aで示すように、少なくともスリーブの端で内側
表面を被覆するように供給するのが好ましい。加熱によ
り回復を開始する場合、スリーブの回復および接着剤の
活性化を一回の加熱工程により行うことができるよう
に、接着剤は熱活性であるのが好ましい。
および回復性繊維製品製スリーブ4により包囲されてい
る。スリーブは、2〜6本、好ましくは4本の束で1cm
当たり10〜35本の熱回復性高密度ポリエチレン繊維の横
糸および1cm当たり2〜6本のガラス繊維の縦糸から成
り、浮糸が2本の破れ斜文織2/2である。第1図では、
回復前のスリーブを示し、第2図では、回復後を示す。
第1図および第2図において、接着剤5は、スリーブを
基材1およびライナー3に結合しているのが判る。接着
剤は、5aで示すように、少なくともスリーブの端で内側
表面を被覆するように供給するのが好ましい。加熱によ
り回復を開始する場合、スリーブの回復および接着剤の
活性化を一回の加熱工程により行うことができるよう
に、接着剤は熱活性であるのが好ましい。
接着剤の薄層は、スリーブの表面全体を覆ってよく、
5aの部分では接着剤の層がより厚い。
5aの部分では接着剤の層がより厚い。
第3図では、基材1を多芯ケーブルとして示してお
り、部分2は、2本のケーブルを接続しているスプライ
スバンドルである。この図面では、ライナー3および繊
維製品製スリーブ4は双方ともラップアラウンド状であ
る。ライナーは、8において蝶番付けされており、閉じ
た場合、城構え状端9により確実に堅固になる。スリー
ブの長手方向の端にはクロージャー部材6が供給され、
スリーブをラップアラウンド状で保持するために、この
クロージャー部材は、C字形状断面の長尺チャンネル
(図示せず)により一体に保持され得る。他の種類のク
ロージャー、例えばジッパーを使用でき、一般的に好ま
しいのは、回復の間、緊密関係で繊維製品の端部分を保
持する機械的クロージャーである。ライナーは、中央部
分からケーブル1への遷移を提供し、ケーブルに対して
ライナーを位置決めし、それにより、所望であれば、回
復するだけでケーブルと係合する出口部分を有する中空
圧力容器を形成できる冠状端7を有する。
り、部分2は、2本のケーブルを接続しているスプライ
スバンドルである。この図面では、ライナー3および繊
維製品製スリーブ4は双方ともラップアラウンド状であ
る。ライナーは、8において蝶番付けされており、閉じ
た場合、城構え状端9により確実に堅固になる。スリー
ブの長手方向の端にはクロージャー部材6が供給され、
スリーブをラップアラウンド状で保持するために、この
クロージャー部材は、C字形状断面の長尺チャンネル
(図示せず)により一体に保持され得る。他の種類のク
ロージャー、例えばジッパーを使用でき、一般的に好ま
しいのは、回復の間、緊密関係で繊維製品の端部分を保
持する機械的クロージャーである。ライナーは、中央部
分からケーブル1への遷移を提供し、ケーブルに対して
ライナーを位置決めし、それにより、所望であれば、回
復するだけでケーブルと係合する出口部分を有する中空
圧力容器を形成できる冠状端7を有する。
第4図は、回復性ラップアラウンド繊維製品製スリー
ブ4およびライナー3の横断方向部分断面図である。ク
ロージャーは、クロージャー部材6により形成され、実
質的にスリーブの長さにわたり伸びているのが好まし
く、スリーブ4の端部分に取り付けられ、クロージャー
チャンネル10により一体に保持される。クロージャー部
材は、スリーブの各端に縫い付けまたはステープル留め
された繊維製品ストリップ11を有して成る。ロッド、ロ
ープ、またはコードを使用して、12で示すように、各ス
トリップ11に対して厚い端部分を形成してよい。
ブ4およびライナー3の横断方向部分断面図である。ク
ロージャーは、クロージャー部材6により形成され、実
質的にスリーブの長さにわたり伸びているのが好まし
く、スリーブ4の端部分に取り付けられ、クロージャー
チャンネル10により一体に保持される。クロージャー部
材は、スリーブの各端に縫い付けまたはステープル留め
された繊維製品ストリップ11を有して成る。ロッド、ロ
ープ、またはコードを使用して、12で示すように、各ス
トリップ11に対して厚い端部分を形成してよい。
クロージャー部材6の間の間隙は、スリーブの長さ方
向に走り、クロージャー部材を橋渡しするフラップ13に
より封止できる。
向に走り、クロージャー部材を橋渡しするフラップ13に
より封止できる。
スリーブの繊維製品は、周方向の非回復性繊維14、例
えばガラス、レーヨンまたはケブラーを織り込んだ、回
復性繊維15(個々には図示せず)、例えば架橋高密度ポ
リエチレンの周方向の束から成ることが判る。横糸中の
2本の浮糸も縦糸中で屈折し、図面に見られる。
えばガラス、レーヨンまたはケブラーを織り込んだ、回
復性繊維15(個々には図示せず)、例えば架橋高密度ポ
リエチレンの周方向の束から成ることが判る。横糸中の
2本の浮糸も縦糸中で屈折し、図面に見られる。
ライナー3は、エチレンコポリマーのような適当材料
のフィルムを積層したアルミニウム筒3aから成る。
のフィルムを積層したアルミニウム筒3aから成る。
スリーブの繊維製品は、2回の積層工程により積層す
る。スリーブの外側は、厚さ約0.6mmの低密度ポリエチ
レン16により、内側は、厚さ約0.3mmの低密度ポリエチ
レン17により被覆する。
る。スリーブの外側は、厚さ約0.6mmの低密度ポリエチ
レン16により、内側は、厚さ約0.3mmの低密度ポリエチ
レン17により被覆する。
要すれば、スリーブは、1つまたはそれ以上の追加の
層を含んでよい。例えば、繊維製品およびポリマーマト
リックス材料の複合構造物とホットメルトまたは他の接
着剤との間にフィルムを供給してよい。そのようなフィ
ルムは、スリーブの収縮を制限しないように、薄いのが
好ましい。そのような追加の層を使用する場合、非常に
緩いまたは目の粗い織物、1cm当たり熱回復性繊維が例
えば10〜25本、1cm当たり非回復性繊維が例えば1〜6
本の織密度の例えば朱子織または絡み織(あるいは横糸
もしくは縦糸挿入編み)を使用してよい。製品の安定性
は、特別の層を使用することにより高めることができ、
接着剤通過破裂は減り、空気の漏れが減少する。複合構
造物(繊維またはマトリックス)に付着できる一方の表
面および接着剤に付着できる反対側の表面を有するフィ
ルムは、任意の適当な材料から作ってよい。その例とし
て、アルミニウム、マイラー、ナイロン6、ナイロン6,
6、熱可塑性ポリウレタンまたはこれらの2つもしくは
それ以上の組み合わせをあげることができる。織密度が
小さい目のより粗い(被覆係数が小さい)織物をアルミ
ニウムフィルムと共に使用できることが判った。一方、
従来技術の織り構造では、代わりにより可撓性のポリマ
ーフィルムが必要である。これは、目の粗い織物の回復
比が大きいのでより厚いアルミニウムフィルムを適当に
変形できるためである。
層を含んでよい。例えば、繊維製品およびポリマーマト
リックス材料の複合構造物とホットメルトまたは他の接
着剤との間にフィルムを供給してよい。そのようなフィ
ルムは、スリーブの収縮を制限しないように、薄いのが
好ましい。そのような追加の層を使用する場合、非常に
緩いまたは目の粗い織物、1cm当たり熱回復性繊維が例
えば10〜25本、1cm当たり非回復性繊維が例えば1〜6
本の織密度の例えば朱子織または絡み織(あるいは横糸
もしくは縦糸挿入編み)を使用してよい。製品の安定性
は、特別の層を使用することにより高めることができ、
接着剤通過破裂は減り、空気の漏れが減少する。複合構
造物(繊維またはマトリックス)に付着できる一方の表
面および接着剤に付着できる反対側の表面を有するフィ
ルムは、任意の適当な材料から作ってよい。その例とし
て、アルミニウム、マイラー、ナイロン6、ナイロン6,
6、熱可塑性ポリウレタンまたはこれらの2つもしくは
それ以上の組み合わせをあげることができる。織密度が
小さい目のより粗い(被覆係数が小さい)織物をアルミ
ニウムフィルムと共に使用できることが判った。一方、
従来技術の織り構造では、代わりにより可撓性のポリマ
ーフィルムが必要である。これは、目の粗い織物の回復
比が大きいのでより厚いアルミニウムフィルムを適当に
変形できるためである。
この実施例に使用した繊維製品は、破れ斜文織2/2
(上2/下2)であり、熱回復性繊維は横糸にあり、非回
復性繊維は縦糸にある。この繊維製品構造は2本の浮糸
を有する。繊維製品の構造を第5a図および第5b図に示
す。第5a図は、織物業界で使用されるブロックダイヤグ
ラムである。4×4の正方形のブロックは、縦糸および
横糸のそれぞれの中で、4本の隣接する繊維の通路を示
す。白い正方形は、他方向の繊維の上を通過する繊維を
示し、斜線の正方形は、反対方向の繊維の下を通過する
繊維を示す。これをより正確なダイヤグラムで第5b図に
示しており、この図では、熱回復性繊維が20であり、非
回復性繊維が21である。束の熱回復性繊維(繊維は個々
に図示せず)は、横糸中で伸び、紙面の左から右に走る
ように描いている。従って、列1および3では、熱回復
性繊維は交互に個々の非回復性繊維の上および下を通過
し、一方、列2および4では、熱回復性繊維は、対の非
回復性繊維の上および下を交互に通過する。2/2は、こ
の2上、2下構造を意味する。従って、浮糸は2本であ
る。
(上2/下2)であり、熱回復性繊維は横糸にあり、非回
復性繊維は縦糸にある。この繊維製品構造は2本の浮糸
を有する。繊維製品の構造を第5a図および第5b図に示
す。第5a図は、織物業界で使用されるブロックダイヤグ
ラムである。4×4の正方形のブロックは、縦糸および
横糸のそれぞれの中で、4本の隣接する繊維の通路を示
す。白い正方形は、他方向の繊維の上を通過する繊維を
示し、斜線の正方形は、反対方向の繊維の下を通過する
繊維を示す。これをより正確なダイヤグラムで第5b図に
示しており、この図では、熱回復性繊維が20であり、非
回復性繊維が21である。束の熱回復性繊維(繊維は個々
に図示せず)は、横糸中で伸び、紙面の左から右に走る
ように描いている。従って、列1および3では、熱回復
性繊維は交互に個々の非回復性繊維の上および下を通過
し、一方、列2および4では、熱回復性繊維は、対の非
回復性繊維の上および下を交互に通過する。2/2は、こ
の2上、2下構造を意味する。従って、浮糸は2本であ
る。
第6a図および第6b図は、斜文織2/2に相当する構造で
あり、浮糸は2本である。第7a図および第7b図は、朱子
織4に相当する構造であり、この場合、浮糸は3本であ
り、即ち、熱回復性繊維は、3本の非回復性繊維の上お
よび下を通過する。
あり、浮糸は2本である。第7a図および第7b図は、朱子
織4に相当する構造であり、この場合、浮糸は3本であ
り、即ち、熱回復性繊維は、3本の非回復性繊維の上お
よび下を通過する。
本発明は、本明細書において開示した1つまたはそれ
以上の特徴を具現化できるスプライスケースとして適当
な繊維製品製スリーブを提供するものであることを、疑
いを避けるために付け加えておく。例えば、材料、織構
造、追加層の包含、クロージャー機構もしくは構造、製
造方法または補助的要素の任意の1つまたはそれ以上を
選択できる。
以上の特徴を具現化できるスプライスケースとして適当
な繊維製品製スリーブを提供するものであることを、疑
いを避けるために付け加えておく。例えば、材料、織構
造、追加層の包含、クロージャー機構もしくは構造、製
造方法または補助的要素の任意の1つまたはそれ以上を
選択できる。
第1図は、ライナーにより包囲された2つの基材間の接
続部および未回復スリーブの部分断面図、第2図は、ス
リーブの回復後の第1図と同様の部分断面図、第3図
は、ラップアラウンドライナーおよびラップアラウンド
スリーブにより部分的に包囲されたケーブルスプライス
の斜視図、第4図は、ラップアラウンドスリーブおよび
ライナーの横断方向の部分断面図、第5〜7図は、それ
ぞれ破れ斜文織2/2、斜文織2/2、朱子織4の繊維製品構
造を示す図である。 1…基材、2…接続部、3…ライナー、3b…アルミニウ
ム筒、4…スリーブ、5…接着剤、6…クロージャー部
材、7…冠状端、8…蝶番、9…城構え状端、10…チャ
ンネル、11…ストリップ、12…端、13…フラップ、14…
非回復性繊維、15…回復性繊維、16,17…被覆、20…回
復性繊維、21…非回復性繊維。
続部および未回復スリーブの部分断面図、第2図は、ス
リーブの回復後の第1図と同様の部分断面図、第3図
は、ラップアラウンドライナーおよびラップアラウンド
スリーブにより部分的に包囲されたケーブルスプライス
の斜視図、第4図は、ラップアラウンドスリーブおよび
ライナーの横断方向の部分断面図、第5〜7図は、それ
ぞれ破れ斜文織2/2、斜文織2/2、朱子織4の繊維製品構
造を示す図である。 1…基材、2…接続部、3…ライナー、3b…アルミニウ
ム筒、4…スリーブ、5…接着剤、6…クロージャー部
材、7…冠状端、8…蝶番、9…城構え状端、10…チャ
ンネル、11…ストリップ、12…端、13…フラップ、14…
非回復性繊維、15…回復性繊維、16,17…被覆、20…回
復性繊維、21…非回復性繊維。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:02 105:06 (56)参考文献 特開 昭59−136221(JP,A) 特開 昭59−201850(JP,A) 特開 昭56−9443(JP,A) 特開 昭56−5736(JP,A)
Claims (17)
- 【請求項1】回復比が少なくとも40%であり、基材間の
接続部を包囲するのに適当である熱回復性チューブ状ま
たはラップアラウンド状スリーブであって、 (a)ポリマーマトリックス材料、および (b)スリーブを回復性にし、マトリックス材料により
非透過性にされている回復性織り繊維製品 を有して成り、 2〜6本の束でスリーブの周方向で伸びており、それぞ
れが0.2〜0.5mmの直径である1cm当り10〜35本の熱回復
性横糸繊維およびスリーブの長手方向に沿って伸びてい
る1cm当り2〜6本の非回復性縦糸繊維を有して成るこ
とを特徴とするスリーブ。 - 【請求項2】回復比が少なくとも75%である特許請求の
範囲第1項記載のスリーブ。 - 【請求項3】回復比が少なくとも77.7%である特許請求
の範囲第1項記載のスリーブ。 - 【請求項4】繊維製品は、1cm当たり10〜25本の回復性
繊維を有する特許請求の範囲第1項記載のスリーブ。 - 【請求項5】繊維製品は、1cm当たり14〜18本の回復性
繊維を有する特許請求の範囲第1項記載のスリーブ。 - 【請求項6】繊維製品は、直径0.3〜0.4mmの回復性繊維
を有して成る特許請求の範囲第1項記載のスリーブ。 - 【請求項7】被覆係数は50〜85%である特許請求の範囲
第1項記載のスリーブ。 - 【請求項8】繊維製品は、回復性繊維中に少なくとも2
本の浮糸を有する特許請求の範囲第1項記載のスリー
ブ。 - 【請求項9】織りは、破れ斜文織2/2、斜文織2/2、朱子
織4および朱子織5から成る群から選択される特許請求
の範囲第1項記載のスリーブ。 - 【請求項10】繊維が架橋されている特許請求の範囲第
1項記載のスリーブ。 - 【請求項11】回復性繊維がポリエチレンである特許請
求の範囲第1項記載のスリーブ。 - 【請求項12】繊維製品が、非回復性繊維としてガラス
繊維または芳香族ポリアミドもしくはポリエステルの繊
維を含む特許請求の範囲第1項記載のスリーブ。 - 【請求項13】熱活性接着剤の内側被覆を有する特許請
求の範囲第1項記載のスリーブ。 - 【請求項14】特許請求の範囲第1項記載のスリーブに
より包囲された基材間の接続部。 - 【請求項15】基材が通信ケーブルである特許請求の範
囲第14項記載の接続部。 - 【請求項16】繊維がマルチフィラメント繊維である特
許請求の範囲第14項記載の接続部。 - 【請求項17】繊維がマルチフィラメント繊維である特
許請求の範囲第8項記載のスリーブ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB878702833A GB8702833D0 (en) | 1987-02-09 | 1987-02-09 | Recoverable fabric sleeve |
GB8702833 | 1987-02-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63221031A JPS63221031A (ja) | 1988-09-14 |
JP2572412B2 true JP2572412B2 (ja) | 1997-01-16 |
Family
ID=10611927
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63030008A Expired - Lifetime JP2572412B2 (ja) | 1987-02-09 | 1988-02-09 | 熱回復性スリーブおよびその用途 |
Country Status (21)
Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP0278707B1 (ja) |
JP (1) | JP2572412B2 (ja) |
KR (1) | KR0130655B1 (ja) |
CN (1) | CN1013400B (ja) |
AT (1) | ATE105116T1 (ja) |
AU (1) | AU596728B2 (ja) |
BR (1) | BR8800505A (ja) |
CA (1) | CA1299686C (ja) |
DE (1) | DE3889238T2 (ja) |
DK (1) | DK168781B1 (ja) |
ES (1) | ES2052700T3 (ja) |
FI (1) | FI93408C (ja) |
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IL (1) | IL85353A (ja) |
IN (1) | IN170299B (ja) |
MX (1) | MX170716B (ja) |
MY (1) | MY102804A (ja) |
NO (1) | NO880541L (ja) |
NZ (1) | NZ223439A (ja) |
TR (1) | TR26450A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB2221080B (en) * | 1988-07-13 | 1992-08-12 | Ici Australia Operations | Cable |
DE69019169T2 (de) * | 1989-08-02 | 1995-09-07 | Dayco Products, Inc., Miamisburg, Ohio | Herstellungsverfahren eines Zahnriemens. |
GB8921967D0 (en) * | 1989-09-29 | 1989-11-15 | Raychem Sa Nv | Recoverable fabric sleeve |
DE59009800D1 (de) * | 1990-08-20 | 1995-11-23 | Rxs Schrumpftech Garnituren | Verbundumhüllung aus mindestens einer wärmeschrumpfbaren Folie mit Verstärkung und Verfahren zu deren Herstellung. |
KR930010051B1 (ko) * | 1991-10-31 | 1993-10-14 | 금성전선 주식회사 | 관 및 케이블 접속용 열 수축성 슬리이브(sleeve) |
GB9127103D0 (en) * | 1991-12-20 | 1992-02-19 | Raychem Sa Nv | Recoverable fabric sleeve |
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