JP2572338Y2 - ベアリング本体上面にキー溝を設けた直線運動用ベアリング - Google Patents
ベアリング本体上面にキー溝を設けた直線運動用ベアリングInfo
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- JP2572338Y2 JP2572338Y2 JP1991056762U JP5676291U JP2572338Y2 JP 2572338 Y2 JP2572338 Y2 JP 2572338Y2 JP 1991056762 U JP1991056762 U JP 1991056762U JP 5676291 U JP5676291 U JP 5676291U JP 2572338 Y2 JP2572338 Y2 JP 2572338Y2
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- Japan
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- bearing
- bearing body
- linear motion
- rolling
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、テーブル等の部品を容
易、且つ、高精度に取付けることのできる直線運動用ベ
アリングに関する。
易、且つ、高精度に取付けることのできる直線運動用ベ
アリングに関する。
【0002】
【従来の技術】便宜的に図1を参照して従来の直線運動
用ベアリングを説明する。この種の直線運動用ベアリン
グは、ベアリング本体14と軌道台12との間に転動体
(ボール又はローラ)を介在させてベアリング本体14
を軌道台12に沿って直線移動させるようになってい
る。ベアリング本体14の上面16には、通常、テーブ
ル20等を取付けるためのねじ孔30が設けられてい
る。
用ベアリングを説明する。この種の直線運動用ベアリン
グは、ベアリング本体14と軌道台12との間に転動体
(ボール又はローラ)を介在させてベアリング本体14
を軌道台12に沿って直線移動させるようになってい
る。ベアリング本体14の上面16には、通常、テーブ
ル20等を取付けるためのねじ孔30が設けられてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この種直線運動ベアリ
ングにおいては、ベアリング本体14の片側端面が軸方
向芯出し基準面になっているので、テーブル20等をベ
アリング本体14に固定する際には、テーブル20等が
前記芯出し基準面に対して平行になっていることの確認
作業が必要であった。しかしながら、このような作業
は、作業者の技量に左右されることが多く、着脱を繰り
返し行なうような場合などは、その都度、手間のかかる
再調整を必要としていた。
ングにおいては、ベアリング本体14の片側端面が軸方
向芯出し基準面になっているので、テーブル20等をベ
アリング本体14に固定する際には、テーブル20等が
前記芯出し基準面に対して平行になっていることの確認
作業が必要であった。しかしながら、このような作業
は、作業者の技量に左右されることが多く、着脱を繰り
返し行なうような場合などは、その都度、手間のかかる
再調整を必要としていた。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】本考案は、両側
面に転動体転走面を有する軌道台と、該軌道台上に移動
可能に跨架されるとともに前記転動体転走面に対向する
転動体転走面を内側面に有する鞍形状のベアリング本体
と、前記両転動体転走面間に転動自在に介装される多数
の転動体とを具えた直線運動用ベアリングにおいて、テ
ーブル等が載置される前記ベアリング本体上面の中央部
に、前記テーブル等を位置決めするためのキー溝を長手
方向又は幅方向に形成するという構成により前記課題を
解決したものである。
面に転動体転走面を有する軌道台と、該軌道台上に移動
可能に跨架されるとともに前記転動体転走面に対向する
転動体転走面を内側面に有する鞍形状のベアリング本体
と、前記両転動体転走面間に転動自在に介装される多数
の転動体とを具えた直線運動用ベアリングにおいて、テ
ーブル等が載置される前記ベアリング本体上面の中央部
に、前記テーブル等を位置決めするためのキー溝を長手
方向又は幅方向に形成するという構成により前記課題を
解決したものである。
【0005】テーブル等にもベアリング本体のキー溝に
対応するキー溝が設けられている。ベアリング本体とテ
ーブルとは、キーを介することにより画一的な位置決め
が行なわれる。ベアリング本体の幅方向の精度に敏感な
用途では、キー溝は長手方向に設けられる。一方、ベア
リング本体の長手方向の精度に敏感な用途では、キー溝
は幅方向に設けられる。
対応するキー溝が設けられている。ベアリング本体とテ
ーブルとは、キーを介することにより画一的な位置決め
が行なわれる。ベアリング本体の幅方向の精度に敏感な
用途では、キー溝は長手方向に設けられる。一方、ベア
リング本体の長手方向の精度に敏感な用途では、キー溝
は幅方向に設けられる。
【0006】
【実施例】本考案の直線運動用ベアリングは、ベアリン
グ本体上面の中央部に長手方向又は幅方向にキー溝が形
成されている点を除き、従来のものと同じであるので、
従来と同じ構造については、簡単な説明を加えるに止め
る。図1に示したように、直線運動用ベアリング10
は、軌道台12とベアリング本体14とを有してなる。
軌道台12及びベアリング本体14には、夫々、転動体
転走面が形成されている。対向する両転動体転走面間に
は、多数のボールが転動自在に介装されている。ボール
は、例えば、ベアリング本体に取付けられたチューブ体
(図示せず)により無限循環する。なお、転動体として
ローラを使用する場合もある。
グ本体上面の中央部に長手方向又は幅方向にキー溝が形
成されている点を除き、従来のものと同じであるので、
従来と同じ構造については、簡単な説明を加えるに止め
る。図1に示したように、直線運動用ベアリング10
は、軌道台12とベアリング本体14とを有してなる。
軌道台12及びベアリング本体14には、夫々、転動体
転走面が形成されている。対向する両転動体転走面間に
は、多数のボールが転動自在に介装されている。ボール
は、例えば、ベアリング本体に取付けられたチューブ体
(図示せず)により無限循環する。なお、転動体として
ローラを使用する場合もある。
【0007】ベアリング本体14の上面16の中央部に
は、長手方向に延びるキー溝18が形成されている。ま
た、テーブル20の下面中央部にも、キー溝18と同幅
のキー溝26が長手方向に形成されている。 テーブル2
0は、キー溝18に嵌合されたキー28を介してベアリ
ング本体14に位置決めされる。その後、ねじ挿通孔2
2に挿通されるボルト(図示せず)をねじ孔30に螺合
させることにより、テーブル20はベアリング本体14
に固着される。 なお、符号24は、送りねじ等の駆動手
段が収納される貫通孔を示す。
は、長手方向に延びるキー溝18が形成されている。ま
た、テーブル20の下面中央部にも、キー溝18と同幅
のキー溝26が長手方向に形成されている。 テーブル2
0は、キー溝18に嵌合されたキー28を介してベアリ
ング本体14に位置決めされる。その後、ねじ挿通孔2
2に挿通されるボルト(図示せず)をねじ孔30に螺合
させることにより、テーブル20はベアリング本体14
に固着される。 なお、符号24は、送りねじ等の駆動手
段が収納される貫通孔を示す。
【0008】図2は本考案の直線運動用ベアリング1
0’の他の実施例である。本実施例のキー溝18’は、
ベアリング本体14’の幅方向に延びている。当然のこ
とながら、テーブルには幅方向のキー溝が設けられる。
0’の他の実施例である。本実施例のキー溝18’は、
ベアリング本体14’の幅方向に延びている。当然のこ
とながら、テーブルには幅方向のキー溝が設けられる。
【0009】
【考案の効果】本考案は、テーブル等が載置されるベア
リング本体上面の中央部に、ベアリング本体の幅方向の
精度に敏感な用途では長手方向のキー溝、また、ベアリ
ング本体の長手方向の精度に敏感な用途では幅方向のキ
ー構を形成し、このキー溝に嵌合されるキーを介してベ
アリング本体とテーブル等とを位置決めするようにし
た。 この結果、従来行っていた相互芯出し作業及び平行
度のチェック作業が不要となり、テーブル等のベアリン
グ本体への装着が容易になる。
リング本体上面の中央部に、ベアリング本体の幅方向の
精度に敏感な用途では長手方向のキー溝、また、ベアリ
ング本体の長手方向の精度に敏感な用途では幅方向のキ
ー構を形成し、このキー溝に嵌合されるキーを介してベ
アリング本体とテーブル等とを位置決めするようにし
た。 この結果、従来行っていた相互芯出し作業及び平行
度のチェック作業が不要となり、テーブル等のベアリン
グ本体への装着が容易になる。
【0010】また、キーを基準にしてベアリング本体と
テーブル等を位置決めするので、作業者の人的要因によ
り左右されることが少なく、頻繁に着脱を行なう用途に
おいても再現性がある。
テーブル等を位置決めするので、作業者の人的要因によ
り左右されることが少なく、頻繁に着脱を行なう用途に
おいても再現性がある。
【0011】そして、従来のようなボルト止めだけで
は、テーブルに正逆方向の衝撃が繰り返し作用する場合
には、ベアリング本体に対してずれが生じる恐れがある
が、本考案の直線運動用ベアリングでは、ベアリング本
体のキー溝の両側壁がキーの両側面と接触し、テーブル
のキー溝の両側壁がキーの両側面と接触するので、いず
れの方向の衝撃に対してもずれが生じにくい。
は、テーブルに正逆方向の衝撃が繰り返し作用する場合
には、ベアリング本体に対してずれが生じる恐れがある
が、本考案の直線運動用ベアリングでは、ベアリング本
体のキー溝の両側壁がキーの両側面と接触し、テーブル
のキー溝の両側壁がキーの両側面と接触するので、いず
れの方向の衝撃に対してもずれが生じにくい。
【図1】本考案による直線運動用ベアリングの第1実施
例の斜視図である。
例の斜視図である。
【図2】本考案による直線運動用ベアリングの第2実施
例の斜視図である。
例の斜視図である。
10,10’ 直線運動用ベアリング 12 軌道台 14,14’ ベアリング本体 16 上面 18,18’ キー溝 20 テーブル 26 キー溝 30 ねじ孔
Claims (1)
- 【請求項1】 両側面に転動体転走面を有する軌道台
と、該軌道台上に移動可能に跨架されるとともに前記転
動体転走面に対向する転動体転走面を内側面に有する鞍
形状のベアリング本体と、前記両転動体転走面間に転動
自在に介装される多数の転動体とを具えた直線運動用ベ
アリングにおいて、テーブル等が載置される前記ベアリング本体上面の中央
部に、前記テーブル等を位置決めするためのキー溝を長
手方向又は幅方向に形成したことを特徴とする 、直線運
動用ベアリング。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991056762U JP2572338Y2 (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | ベアリング本体上面にキー溝を設けた直線運動用ベアリング |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991056762U JP2572338Y2 (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | ベアリング本体上面にキー溝を設けた直線運動用ベアリング |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH051020U JPH051020U (ja) | 1993-01-08 |
JP2572338Y2 true JP2572338Y2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=13036509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991056762U Expired - Fee Related JP2572338Y2 (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | ベアリング本体上面にキー溝を設けた直線運動用ベアリング |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2572338Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013210064A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Sanwa Tekki Corp | 配管固定装置 |
CN105508423A (zh) * | 2016-01-15 | 2016-04-20 | 苏州艾力光电科技有限公司 | 一种轴安装座 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5977125A (ja) * | 1982-10-25 | 1984-05-02 | Hiroshi Teramachi | 直線摺動用ボ−ルベアリング及びその製造方法 |
JPS6053214A (ja) * | 1983-08-31 | 1985-03-26 | Nippon Bearing Kk | スプラインベアリング及び直線ガイド用スプラインベアリング |
JPH02211698A (ja) * | 1989-02-13 | 1990-08-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 3部材位置決め装置 |
-
1991
- 1991-06-26 JP JP1991056762U patent/JP2572338Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH051020U (ja) | 1993-01-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323532 |
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R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |