JP2572278Y2 - パイロット圧操作式コントロールバルブ - Google Patents

パイロット圧操作式コントロールバルブ

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JP2572278Y2
JP2572278Y2 JP1991047405U JP4740591U JP2572278Y2 JP 2572278 Y2 JP2572278 Y2 JP 2572278Y2 JP 1991047405 U JP1991047405 U JP 1991047405U JP 4740591 U JP4740591 U JP 4740591U JP 2572278 Y2 JP2572278 Y2 JP 2572278Y2
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JP
Japan
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pilot pressure
spool
control valve
retainer
annular space
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JP1991047405U
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JPH04132281U (ja
Inventor
純 丸山
圭介 高
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、バルブ本体に挿入した
スプールをパイロット圧油で摺動して圧油流れを切換え
るパイロット圧操作式コントロールバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】パイロット圧操作式コントロールバルブ
としては例えば図1に示すものが知られている。すなわ
ち、バルブ本体1のスプール孔2内にスプール3を摺動
自在に嵌挿し、このスプール3をバネケース4内に設け
たバネ5で中立位置に保持すると共に、バネケース4内
をパイロット圧受圧室6内とし、このパイロット圧受圧
室6内にパイロット圧油を供給してスプール3をバネ5
に抗して移動して圧油供給位置とする構造。この様なパ
イロット圧操作式コントロールバルブにおいてはバルブ
組立時にバネケース4内にエアが溜り、そのまま使用す
ると応答性が低下したりするので、スプール3の端部に
スリット7を形成し、使用時にパイロット圧受圧室6内
に切換弁8でパイロット圧油を供給してスプール3を左
方に移動した時にパイロット圧受圧室6がスリット7で
タンクポート9に連通し、パイロット圧油とともにパイ
ロット圧受圧室6内のエアをタンクポート9に排出する
ようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】かかるエア抜き構造で
あると、パイロット圧油がリテーナ10とスプール3と
の隙間部分を矢印のように流れるので、組立時に混入し
た異物やパイロット回路内の異物が前記隙間部分に溜
り、作動中にスプール3とスプール孔2との間に喰み込
んで作動不良を起すことがある。
【0004】そこで、本考案は前述の課題を解決できる
ようにしたパイロット圧操作式コントロールバルブを提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】スプールのリテーナ内に
突出する軸方向端部寄りに小径部を形成してリテーナ内
周面との間に環状空間を構成し、その環状空間をスリッ
ト及びリテーナの切欠部に開口連通したもの。
【0006】
【作 用】パイロット圧受圧室に流入したパイロット
圧油は切欠部、環状空間、スリットを通ってタンクポー
トに流れるし、その流速を速くして異物をスムーズにタ
ンクポートに排出できる。
【0007】
【実 施 例】本考案の実施例を図2を参照して説明す
る。なお、従来と同一部材は符号を同一とする。スプー
ル3の軸方向端部寄りに小径部11を形成してリテーナ
10の内周面10aとの間に環状空間12を構成し、こ
の環状空間12をスリット7及びリテーナ10の切欠部
13に連通して流路を構成する。これにより、パイロッ
ト圧導入ポート14よりパイロット圧受圧室6内に流入
したパイロット圧油は矢印に示すように切欠部13、環
状空間12、スリット7を通ってタンクポート9に流
れ、切欠部13、環状空間12はスプール3とリテーナ
10との隙間部分より広くなって流通抵抗が小さいか
ら、前述のパイロット圧油がタンクポート9に流れる流
速が速くなり、異物が溜まることがない。
【0008】
【考案の効果】パイロット圧受圧室6内に流入したパイ
ロット圧油はリテーナ10の切欠部13、環状空間1
2、スリット7を通ってタンクポート9に流れ、その流
速が速くなるから異物をタンクポート9にスムーズに排
出でき、流路に異物が溜ることがなく、使用時に異物が
スプール3とスプール孔2との間に喰い込んで作動不良
となることがない。また、バネケース4の内周面とバネ
5との間をパイロット圧油が流通するから、パイロット
圧油はパイロット圧受圧室6内で乱流状態となって流れ
エアを排出し易くなるし、パイロット圧油が撹拌されて
湯温が上昇するので暖機を早くできる。また、スプール
3の軸方向端部寄りの小径部11の加工は通常のスプー
ル3の外径加工と同時に行なうことができ、加工コスト
が高くなることもないし、小径部11のためにスリット
7の長さが短くなるから、エンドミル等による面倒なス
リット加工工数を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のパイロット圧操作式コントロールバルブ
の断面図である。
【図2】本考案のパイロット圧操作式コントロールバル
ブの断面図である。
【符号の説明】
1 バルブ本体、3 スプール、4 バネケース、5
バネ、6 パイロット圧受圧室、7 スリット、9 タ
ンクポート、10 リテーナ、10a 内周面、11
小径部、12 環状空間、13 切欠部。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16K 31/12 - 31/165 F16K 3/24 - 3/26 F16K 51/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブ本体1に取付けたバネケース4内
    にバネ5とリテーナ10を設けてスプール3を付勢保持
    し、そのバネケース4内のパイロット圧受圧室6内にパ
    イロット圧油を供給してスプール3をバネ5に抗して移
    動するパイロット圧操作式コントロールバルブにおい
    て、 前記スプール3におけるリテーナ10内に突出する軸方
    向端部寄りに小径部11を形成してリテーナ10の内周
    面10aとの間に環状空間12を構成し、この環状空間
    12をスプール3に形成したスリット7に開口し、さら
    に前記環状空間12をリテーナ10の切欠部13でパイ
    ロット圧受圧室6に連通したことを特徴とするパイロッ
    ト圧操作式コントロールバルブ。
JP1991047405U 1991-05-28 1991-05-28 パイロット圧操作式コントロールバルブ Expired - Lifetime JP2572278Y2 (ja)

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JPH04132281U JPH04132281U (ja) 1992-12-07
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