JP2571823B2 - 局部洗浄装置のノズル - Google Patents
局部洗浄装置のノズルInfo
- Publication number
- JP2571823B2 JP2571823B2 JP63150600A JP15060088A JP2571823B2 JP 2571823 B2 JP2571823 B2 JP 2571823B2 JP 63150600 A JP63150600 A JP 63150600A JP 15060088 A JP15060088 A JP 15060088A JP 2571823 B2 JP2571823 B2 JP 2571823B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- nozzle body
- ejection
- cleaning
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
Description
本発明は用便後の肛門部の洗浄や小用もしくは生理時
の女性局部の洗浄のための局部洗浄装置における水噴射
用のノズル、ことに女性局部の洗浄用のノズルに関する
ものである。
の女性局部の洗浄のための局部洗浄装置における水噴射
用のノズル、ことに女性局部の洗浄用のノズルに関する
ものである。
この種のノズルでは,噴出させる洗浄水を正確に局部
に当てなくてはならないが,特公昭61−23329号公報に
開示されたものをはじめとして,従来のノズル1は、第
8図及び第9図に示すように、筒状のノズル本体10の先
端部に所用の角度をもつ単一の噴出孔11を形成したもの
となっている。図中2は便器本体、3は便座、4は便座
カバーである。 ところで、洗浄すべき局部の面積をすべてカバーでき
る範囲に洗浄水を当てるためには、洗浄水を噴出させる
角度だけでなく、洗浄水の広がりもコントロールしなく
てはならない。このために従来の孔径が一定で且つスト
レートな噴出孔では、噴出孔の孔径を大きくして、噴出
する洗浄水の水流を太くすることで対処していた。
に当てなくてはならないが,特公昭61−23329号公報に
開示されたものをはじめとして,従来のノズル1は、第
8図及び第9図に示すように、筒状のノズル本体10の先
端部に所用の角度をもつ単一の噴出孔11を形成したもの
となっている。図中2は便器本体、3は便座、4は便座
カバーである。 ところで、洗浄すべき局部の面積をすべてカバーでき
る範囲に洗浄水を当てるためには、洗浄水を噴出させる
角度だけでなく、洗浄水の広がりもコントロールしなく
てはならない。このために従来の孔径が一定で且つスト
レートな噴出孔では、噴出孔の孔径を大きくして、噴出
する洗浄水の水流を太くすることで対処していた。
しかし、この場合には、洗浄に必要な洗浄水の量がど
うしても多くなり、洗浄水をためておく洗浄水タンクを
大きくすると同時に、洗浄水タンク内の洗浄水を加熱し
て温水とするための加熱装置を容量の大きなものとしな
くてはならず、実際上、十分な洗浄面積を確保できるも
のとはなっていない。 噴出孔の数を複数とすることで、洗浄できる範囲を広
くし、また各噴出孔の径を小さくすることで、洗浄水の
量を抑えられるようにしたものもあるが、女性局部の確
実な洗浄を行えるだけの範囲に洗浄水を噴出させること
ができるものとするには、各噴出孔をノズル本体の一面
に広範囲に分布させなくてはならず、ノズル本体の大型
化を招き、用便時にノズルを退避させておくことが難し
くなる上に、使用者に異様な感じを与えるものとなる。 本発明はこのような点に鑑み為されたものであって、
その目的とするところは洗浄水量を抑えつつ、十分な洗
浄面積を確保することができる局部洗浄装置のノズルを
提供するにある。
うしても多くなり、洗浄水をためておく洗浄水タンクを
大きくすると同時に、洗浄水タンク内の洗浄水を加熱し
て温水とするための加熱装置を容量の大きなものとしな
くてはならず、実際上、十分な洗浄面積を確保できるも
のとはなっていない。 噴出孔の数を複数とすることで、洗浄できる範囲を広
くし、また各噴出孔の径を小さくすることで、洗浄水の
量を抑えられるようにしたものもあるが、女性局部の確
実な洗浄を行えるだけの範囲に洗浄水を噴出させること
ができるものとするには、各噴出孔をノズル本体の一面
に広範囲に分布させなくてはならず、ノズル本体の大型
化を招き、用便時にノズルを退避させておくことが難し
くなる上に、使用者に異様な感じを与えるものとなる。 本発明はこのような点に鑑み為されたものであって、
その目的とするところは洗浄水量を抑えつつ、十分な洗
浄面積を確保することができる局部洗浄装置のノズルを
提供するにある。
しかして本発明に係る局部洗浄装置のノズルは、複数
個の噴出孔をノズル本体の一面に設けたものにおいて、
ノズル本体を細長形状とするとともにノズル本体の一面
をノズル本体の長手方向断面において凸面とし、該凸面
に複数個の噴出孔を分散配置していることに特徴を有し
ている。 <作用> 本発明によれば、複数個の噴出孔がノズル本体の凸面
にあるために、各噴出孔から噴出する洗浄水は、異なっ
た方向を向くものとなり、全体として広がりをもって噴
出するものとなり、しかも細長形状のノズル本体の長手
方向断面において凸面となるようにしてこの凸面に噴出
孔を分散配置していることから、上記広がりは洗浄すべ
き局部に適した形状のものとなる。 <実施例> 以下本発明を図示の実施例に基づいて説明すると、第
1図及び第2図は女性局部洗浄(ビデ)用のノズル1の
一実施例を示すもので、一端が温水供給装置に接続され
る接続口18となっている有底筒状で細長となっているノ
ズル本体10の一面を、長手方向において全体として凸面
を構成する複数の面の組合せで形成して、この凸面とな
っている噴出面12に複数個の噴出孔11を設けてある。 ここにおける噴出面12は、洗浄時に女性局部と平行に
なるようにセットされる中央面12aと、この中央面12aの
両側に位置する第1傾斜面12b,12bと、これら第1傾斜
面12b,12bの更に両側に位置する第2傾斜面12c,12cとか
ら構成されており、中央面12aに対する各第2傾斜面12c
の傾きが、中央面12aに対する第1傾斜面12bの傾きの略
2倍となるようにされている。 そして、噴出孔11は、噴出面12を構成している上記五
つの面全てに少なくとも一つが存在しているように設け
られている。尚、本実施例においては、中央面12aと各
第2傾斜面12cに噴出孔11を一つずつ、各第1傾斜面12b
に二つずつ噴出孔11を設けるとともに、第1傾斜面12b
における噴出孔11の孔径を中央面12a及び第2傾斜面12c
における噴出孔11の孔径よりわずかに小さく(例えば、
φ0.8とφ1.0)しているが、これは洗浄すべき範囲での
洗浄水量の分布に応じて設定されるもので、図示例に限
定されるものではない。 さて、このように形成されたノズル1に温水供給装置
から加熱された洗浄水を供給したならば、第2図に示す
ように、各噴出孔11から洗浄水が噴出するが、この時の
洗浄水は、噴出面12の傾きに応じて、異なった方向を向
く複数本の水流として噴出するものであり、ノズル本体
10の長手方向である前後に広がりをもった状態で噴出す
る。ノズル本体10の成形上の理由から、各噴出孔11の向
きがまったく同じであっても、ノズル本体10の肉厚が薄
ければ、つまりは噴出孔11の長さが十分短ければ、噴出
孔11が位置する面と直角方向に洗浄水が噴出するため
に、この広がりを得ることができる。 ノズル本体10の凸面としての噴出面12は、第3図に示
すように、円弧状のものであってもよい。また第4図及
び第5図に示すように、噴出孔11の径がノズル本体10の
内側面より外側面で大きくなるようにしたり、第6図及
び第7図に示すように、両端の噴出孔11の向きを外向き
にしたものでは、噴出する洗浄水に更に大きな広がりを
与えることができる。
個の噴出孔をノズル本体の一面に設けたものにおいて、
ノズル本体を細長形状とするとともにノズル本体の一面
をノズル本体の長手方向断面において凸面とし、該凸面
に複数個の噴出孔を分散配置していることに特徴を有し
ている。 <作用> 本発明によれば、複数個の噴出孔がノズル本体の凸面
にあるために、各噴出孔から噴出する洗浄水は、異なっ
た方向を向くものとなり、全体として広がりをもって噴
出するものとなり、しかも細長形状のノズル本体の長手
方向断面において凸面となるようにしてこの凸面に噴出
孔を分散配置していることから、上記広がりは洗浄すべ
き局部に適した形状のものとなる。 <実施例> 以下本発明を図示の実施例に基づいて説明すると、第
1図及び第2図は女性局部洗浄(ビデ)用のノズル1の
一実施例を示すもので、一端が温水供給装置に接続され
る接続口18となっている有底筒状で細長となっているノ
ズル本体10の一面を、長手方向において全体として凸面
を構成する複数の面の組合せで形成して、この凸面とな
っている噴出面12に複数個の噴出孔11を設けてある。 ここにおける噴出面12は、洗浄時に女性局部と平行に
なるようにセットされる中央面12aと、この中央面12aの
両側に位置する第1傾斜面12b,12bと、これら第1傾斜
面12b,12bの更に両側に位置する第2傾斜面12c,12cとか
ら構成されており、中央面12aに対する各第2傾斜面12c
の傾きが、中央面12aに対する第1傾斜面12bの傾きの略
2倍となるようにされている。 そして、噴出孔11は、噴出面12を構成している上記五
つの面全てに少なくとも一つが存在しているように設け
られている。尚、本実施例においては、中央面12aと各
第2傾斜面12cに噴出孔11を一つずつ、各第1傾斜面12b
に二つずつ噴出孔11を設けるとともに、第1傾斜面12b
における噴出孔11の孔径を中央面12a及び第2傾斜面12c
における噴出孔11の孔径よりわずかに小さく(例えば、
φ0.8とφ1.0)しているが、これは洗浄すべき範囲での
洗浄水量の分布に応じて設定されるもので、図示例に限
定されるものではない。 さて、このように形成されたノズル1に温水供給装置
から加熱された洗浄水を供給したならば、第2図に示す
ように、各噴出孔11から洗浄水が噴出するが、この時の
洗浄水は、噴出面12の傾きに応じて、異なった方向を向
く複数本の水流として噴出するものであり、ノズル本体
10の長手方向である前後に広がりをもった状態で噴出す
る。ノズル本体10の成形上の理由から、各噴出孔11の向
きがまったく同じであっても、ノズル本体10の肉厚が薄
ければ、つまりは噴出孔11の長さが十分短ければ、噴出
孔11が位置する面と直角方向に洗浄水が噴出するため
に、この広がりを得ることができる。 ノズル本体10の凸面としての噴出面12は、第3図に示
すように、円弧状のものであってもよい。また第4図及
び第5図に示すように、噴出孔11の径がノズル本体10の
内側面より外側面で大きくなるようにしたり、第6図及
び第7図に示すように、両端の噴出孔11の向きを外向き
にしたものでは、噴出する洗浄水に更に大きな広がりを
与えることができる。
以上のように本発明においては、ノズル本体を細長形
状とするとともにノズル本体の一面をノズル本体の長手
方向断面において凸面とし、該凸面に複数個の噴出孔を
分散配置していることから、ノズル本体が小さく且つ洗
浄水の量が少なくとも、局部洗浄、殊にビデ用として求
められている幅で且つ前後の広がりを有している洗浄水
の噴出を得ることができるものである。
状とするとともにノズル本体の一面をノズル本体の長手
方向断面において凸面とし、該凸面に複数個の噴出孔を
分散配置していることから、ノズル本体が小さく且つ洗
浄水の量が少なくとも、局部洗浄、殊にビデ用として求
められている幅で且つ前後の広がりを有している洗浄水
の噴出を得ることができるものである。
第1図(a)(b)(c)は本発明一実施例の平面図と
X−X線断面図と拡大断面図、第2図は同上の作用を示
す断面図、第3図は他の実施例の断面図、第4図〜第7
図は各々噴出孔の形状例を示す断面図、第8図は局部洗
浄装置を備えた便器の側面図、第9図は従来例の断面図
であって、1はノズル、10はノズル本体、11は噴出孔を
示す。
X−X線断面図と拡大断面図、第2図は同上の作用を示
す断面図、第3図は他の実施例の断面図、第4図〜第7
図は各々噴出孔の形状例を示す断面図、第8図は局部洗
浄装置を備えた便器の側面図、第9図は従来例の断面図
であって、1はノズル、10はノズル本体、11は噴出孔を
示す。
フロントページの続き (72)発明者 桜井 義弘 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−10388(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】複数個の噴出孔をノズル本体の一面に設け
たものにおいて、ノズル本体を細長形状とするとともに
ノズル本体の一面をノズル本体の長手方向断面において
凸面とし、該凸面に複数個の噴出孔を分散配置している
ことを特徴とする局部洗浄装置のノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63150600A JP2571823B2 (ja) | 1988-06-17 | 1988-06-17 | 局部洗浄装置のノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63150600A JP2571823B2 (ja) | 1988-06-17 | 1988-06-17 | 局部洗浄装置のノズル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01318624A JPH01318624A (ja) | 1989-12-25 |
JP2571823B2 true JP2571823B2 (ja) | 1997-01-16 |
Family
ID=15500425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63150600A Expired - Lifetime JP2571823B2 (ja) | 1988-06-17 | 1988-06-17 | 局部洗浄装置のノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2571823B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW253005B (ja) * | 1993-03-09 | 1995-08-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | |
US5826282A (en) * | 1994-03-09 | 1998-10-27 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Sanitary cleaning apparatus |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6110388U (ja) * | 1984-06-22 | 1986-01-22 | 三菱電機株式会社 | 温水洗浄便座の洗浄ノズル |
-
1988
- 1988-06-17 JP JP63150600A patent/JP2571823B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01318624A (ja) | 1989-12-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2034298C (en) | Liquid jet recording head | |
JP5254496B2 (ja) | 散水板 | |
JP2571823B2 (ja) | 局部洗浄装置のノズル | |
JP2002067887A (ja) | 噴射方向可変拡散ノズルと液体噴射装置 | |
JPH043639Y2 (ja) | ||
JPH01297162A (ja) | 多機能シャワーヘッド | |
JP3247645B2 (ja) | 噴射ノズル | |
JP2001123503A (ja) | 温水洗浄装置 | |
JPH02125874U (ja) | ||
JPH11100886A (ja) | 人体局部洗浄装置 | |
JPH1046647A (ja) | 便器用の衛生洗浄装置 | |
JPH026143Y2 (ja) | ||
JPH0543813B2 (ja) | ||
JP2001123504A (ja) | 温水洗浄装置、そのノズル及びノズル本体 | |
JP4254050B2 (ja) | 温水洗浄ノズル | |
JP3014001U (ja) | ビデ装置 | |
JP2000265524A (ja) | 温水洗浄便座 | |
JP2001182130A (ja) | 温水洗浄装置、そのノズル及びノズル本体 | |
JP2002194800A (ja) | 人体局部洗浄装置 | |
JP3289367B2 (ja) | 衛生洗浄装置 | |
JP2559985Y2 (ja) | 人体局部洗浄装置 | |
JPH0252056B2 (ja) | ||
JP2002021152A (ja) | 局部洗浄便座 | |
JP2593615Y2 (ja) | 多方向水流ノズル | |
JPS60152742A (ja) | 衛生洗浄装置の洗浄ノズル |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081024 Year of fee payment: 12 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081024 Year of fee payment: 12 |