JP2571686Y2 - 加熱調理器用発熱部の構造 - Google Patents

加熱調理器用発熱部の構造

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JP2571686Y2
JP2571686Y2 JP1992058236U JP5823692U JP2571686Y2 JP 2571686 Y2 JP2571686 Y2 JP 2571686Y2 JP 1992058236 U JP1992058236 U JP 1992058236U JP 5823692 U JP5823692 U JP 5823692U JP 2571686 Y2 JP2571686 Y2 JP 2571686Y2
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昭文 山本
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ニチワ電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電気炊飯器等の加熱調理
器用の発熱部の構造に関するもので、該発熱部における
発熱面の温度分布のバラツキを少なくしたものである。
【0002】
【従来技術及び課題】業務用の炊飯器、特に、発熱源と
して電気ヒーターを組込んだ形式の炊飯器として例えば
図3に示す如き構造のものがある。正面部に開閉扉(10)
が配設された炊飯室(1) には、支持ローラー(11)(11)で
出入れ自在に支持された内釜(13)が装填されており、該
内釜(13)は、その底面対向部に配設された発熱部(2)で
加熱炊飯されるようになっている。
【0003】同図に示す内釜(13)は有底円筒状に形成さ
れており、その底面を加熱する上記発熱部(2)は、図5
に示すように線状ヒータ(20)(20)を略渦巻状に捲回した
形状に形成されている。上記線状ヒータ(20)は、その両
端近傍に位置する非発熱部(以下、クーリングゾーンと
いう)と、その他の発熱部(以下、ヒーティングゾーン
という)から構成されており、クーリングゾーン(21)の
先端の端子部に電気供給するようになっている。そし
て、図5に示す従来のものでは、各線状ヒータ(20)(20)
に於ける巻始め部(27)(27)や巻終り部(28)(28)(ヒーテ
ィングゾーン(22)とクーリングゾーン(21)の境界部(2
3))を、発熱部全体の中心から引出した一本の半径線に
沿って配置するようにして該巻始め部(27)(27)や巻終り
部(28)(28)が広い範囲に散在するのを防止し、これによ
り、これらの部分への配線作業が簡便に行えるようにし
ている。
【0004】ところが、上記従来のものでは、被加熱部
となる釜底(131) の温度分布が場所によって大きく変化
するという問題があった。上記問題点について更に詳述
すると、上記線状ヒータ(20)のヒーティングゾーン(22)
とクーリングゾーン(21)の境界部(23)(図4参照)は他
の部分に比べて発熱量が少なく、該部分に対応する釜底
(131) 部分はあまり加熱されない。従って、図5に示す
ように、ヒーティングゾーン(22)とクーリングゾーン(2
1)の境界部(23)を発熱部(2)の中心部から引出した一本
の半径線(F) に沿った領域に配置すると、該半径線(F)
に沿った直線状領域に対応する釜底(131) の部分が加熱
不足になり、これにより、釜底(131) 部分の温度分布が
場所によって大きくバラツクのである。
【0005】本考案は、上記の点に鑑みて成されたもの
で、『平面内で曲成した複数の線状ヒータ(20)(20)を配
列して全体として略渦巻状にした加熱調理器用発熱部の
構造』において、該発熱面に於ける温度分布のバラツキ
を少なくすることをその課題とする。
【0006】
【手段】上記課題を解決する為の本考案の技術的手段
は、『間隔を置いて平行に配列した複数本の線状ヒータ
(20)(20)を、該平行状態を保ったまま渦巻状に
曲成して多重の渦巻状にすると共に、各線状ヒータ(2
0)(20)の巻き始めの端部の夫々を前記渦巻きと共
通の中心を有する第1円の円周上に等間隔になるように
分散させ、上記各線状ヒータ(20)(20)の巻終り
端部の夫々を前記渦巻きと共通の中心を有し且つ前記第
1円より大径の第2円の円周上に等間隔になるように分
散させた』ことである。
【0007】
【作用】上記技術的手段は次のように作用する。多重の
渦巻状に捲回された複数本の線状ヒータ(20)(2
0)は、その巻始めの端部の夫々が、上記渦巻と共通の
中心を有する第1円の円周上に等間隔で分散配置された
状態になっている。又、線状ヒータ(20)(20)の
巻き終りの端部の夫々も、上記渦巻きと共通の中心を有
し且つ前記第1円より大径の第2円の円周上に等間隔で
分散配置された状態になっている。
【0008】従って、各線状ヒータ(20)(20)の巻始め及
び巻終わりの部分に位置するクーリングゾーン(21)及び
ヒーティングゾーン(22)の境界部(23)、即ち、各線状ヒ
ータ(20)(20)の発熱量の少ない領域が円周方向に等間隔
で分散した状態になり、既述従来のもののように発熱部
の中心から引出した一本の半径線に沿った領域に集中す
ることはない。
【0009】
【効果】本考案は次の特有の効果を有する。発熱量の少
ない各線状ヒータ(20)(20)の巻始め及び巻終り
部分が円周方向に分散しており、既述従来のもののよう
に一本の半径線に沿った領域に集中しないから、発熱部
の温度分布のバラツキが少なくなる。各線状ヒータ(2
0)(20)の巻き始め各端部は、渦巻きと共通の中心
を有する第1円の円周上に位置していると共に、巻き終
りの各端部は前記渦巻きと共通の中心を有する第2円の
円周上に位置しており、然も、各線状ヒータ(20)
(20)は平行状態を保ったままで渦巻状に曲成されて
いる。従って、各線状ヒータ(20)(20)は同一の
成形状を有することとなり、各線状ヒータ(20)の形
状を統一して部品の共通化を図ることができる。第1円
の内側には線状ヒータが存在しないから、該内側まで線
状ヒータ(20)(20)が捲回されている場合に比べ
て、各線状ヒータ(20)(20)の巻き初めの端部近
傍の温度を低くすることができ、該端部に接続されるリ
ード線やその被覆部材の焼損の心配が少なくなる。
【0010】
【実施例】次に、上記した本考案の実施例を図面に従っ
て説明する。この実施例は、既述従来のものと同様に有
底円筒形の内釜(13)を具備する既述した図3の如き構造
の炊飯器に本考案を実施したものである。内釜(13)の釜
底(131) を加熱する発熱部(2)は、図1の如く構成され
ており、この実施例では平行な三本の第1〜第3シーズ
ヒータ(201) (202) (203) (技術的手段の項に記載の線
状ヒータ(20)に対応している)を渦巻状に捲回して発熱
部(2)を構成している。
【0011】上記第1〜第3シーズヒータ(201)
(202)(203)の巻き始めの端部即ち第1〜第3
巻始め(A1)(B1)(C1)は、上記渦巻と共通の
中心を有する半径Rの仮想の第1円(A)の円周上に位
置せしめられていると共に、各第1〜第3巻始め(A
1)(B1)(C1)は120度の間隔で円周方向に分
散して配置せしめられている。又、各第1〜第3シーズ
ヒータ(201)(202)(203)の巻き終りの端
部即ち第1〜第3巻終り(A2)(B2)(C2)は、
上記渦巻と共通の中心を有し且つ上記第1円より大きな
半径Sの仮想の第2円(B)の円周上に120度間隔で
配置せしめられている。そして、上記第1シーズヒータ
(201)の中心線上に位置する特定点(P)と発熱部
(2)の中心との距離rは、 r=R+((S−R)/4π)θ (但し、θは第1巻始め(A1)から測定した角度)に
よって表される。
【0012】又、他の第2,第3シーズヒータ(20
2)(203)も上記第1シーズヒータ(201)と同
一形状に曲成されている。従って、同一形状を有する一
種類のシーズヒータを円周方向に120度ピッチでずら
して三個配設することにより、発熱部(2)を構成する
ことができ、第1〜第3シーズヒータ(201)(20
2)(203)の部品の共通かを図ることができる。上
記第1〜第3シーズヒータ(201)(202)(20
3)は、図1,図2に示すように、等間隔で放射状に突
出する支持腕(31)(31)上に載置固定されてお
り、第1シーズヒータ(201)等の各両端部は下方に
屈曲せしめられて該屈曲先端部に図示しない電線が配線
接続されている。
【0013】このものでは、図1に示すように、第1〜
第3シーズヒータ(201) (202) (203) の各第1〜第3巻
始め(A1)(B1)(C1)は円周方向に等間隔になるように配列
されており、これらが一部に集中しないように配置され
ている。又、同様に、第1〜第3巻終り(A2)(B2)(C2)も
円周方向に等間隔で分散配列されている。そして、これ
ら各部はクーリングゾーン(21)とヒーティングゾーン(2
2)の境界部(23)であることから発熱量が少ないが、図5
に示す従来のもののようにこれら発熱量の少ない部分が
発熱部(2)の中心部から引いた一本の半径線に沿った領
域に集中しないから、発熱部(2)の表面に於ける温度分
布が全体的に均一化する。
【0014】尚、上記実施例では、三本の線状ヒータ(2
0)を使用した場合を例示したが、各線状ヒータ(20)の端
部の巻き始め及び巻き終りの部分を散在させるようにす
る限り線状ヒータ(20)の使用本数に制限は無い。又、上
記実施例は本考案を炊飯器に適用した場合を例示的に説
明したが、本考案は電気コンロ等の加熱調理器の発熱部
等に広く適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の発熱部(2)部分の平面図
【図2】発熱部(2)の縦断面図
【図3】炊飯器の断面図
【図4】クーリングゾーン(21)とヒーティングゾーン(2
2)の境界部(23)と内釜(13)の関係説明図
【図5】従来例の説明図
【符号の説明】
(2)・・・発熱部 (20)・・・線状ヒータ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面内で曲成した複数の線状ヒータ(2
    0)(20)を配列して全体として略渦巻状にした加熱
    調理器用発熱部の構造において、間隔を置いて平行に配
    列した複数本の線状ヒータ(20)(20)を、該平行
    状態を保ったまま渦巻状に曲成して多重の渦巻状にする
    と共に、各線状ヒータ(20)(20)の巻き始めの端
    部の夫々を前記渦巻きと共通の中心を有する第1円の円
    周上に等間隔になるように分散させ、上記各線状ヒータ
    (20)(20)の巻終り端部の夫々を前記渦巻きと共
    通の中心を有し且つ前記第1円より大径の第2円の円周
    上に等間隔になるように分散させた加熱調理器用発熱部
    の構造。
JP1992058236U 1992-08-19 1992-08-19 加熱調理器用発熱部の構造 Expired - Lifetime JP2571686Y2 (ja)

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JPH078252B2 (ja) * 1989-08-30 1995-02-01 松下電器産業株式会社 調理器
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