JP2006302754A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 加熱調理器具の局所的な温度上昇を抑制し、被加熱物を均一に加熱することができる誘導加熱調理器を提供する。
【解決手段】 誘導加熱コイル3,4は、環状の外部加熱コイル15及びこの外部加熱コイル15の内周部に間隔L1を置いて配置された内部加熱コイル16からなり、内部加熱コイル16は、間隔L2を置いて同心円状に配置された二個の内部コイル形成部材16a,16bにより構成する。また、前記外部加熱コイル15の巻数を、内部コイル形成部材16a,16bのそれぞれの巻数より多くなるように設定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、加熱調理器具を載置するトッププレートを備えるとともに、このトッププレートの下に配設された誘導加熱コイルを備えてなる誘導加熱調理器に関する。
誘導加熱調理器(通常、IHクッキングヒータと称す)は、火を使わず安全に加熱調理ができることからシステムキッチンに組み込まれるクッキングヒータとして急速に普及しつつある。このようなIHクッキングヒータは、一般には、図6(a)に示すように連続的に巻回されたー個の誘導加熱コイル100を備えている。ここで図6(a)は、加熱調理器具として例えばフライパン102を加熱したときの底面の径方向における温度分布を、誘導加熱コイル100、トッププレート101、フライパン102とともに示す図である。
ところが、上記構成の誘導加熱コイル100でフライパン102を加熱した場合、その底面の径方向における温度変化が大きいという問題があった。即ち、図6(a)に示すように、フライパン102の底面の温度は誘導加熱コイル100の中央部及び周縁部に対応する部分で低く、それらの中間部分で高くなる傾向にあり、最高温度と最低温度との温度差t1は100(deg)近くになる。このため、フライパン102内の被加熱物(例えばホットケーキ)103の全体に焼き色が付くように誘導加熱コイル100の出力を設定すると、誘導加熱コイル100の径方向中間部分に環状の焦げ目(図6(a)中、符号Kで示す領域)が付いてしまう。
そこで、被加熱物の加熱ムラを低減するために、誘導加熱コイル100を分割することが考えられている(例えば、特許文献1参照)。具体的にその一例を示す図6(b)を参照して説明すると、IHクッキングヒータを構成する誘導加熱コイル100は、間隔を置いて配置された同心円状をなす内部加熱コイル104及び外部加熱コイル105により構成されている。このIHクッキングヒータによれば、大、中、小の3種類の直径寸法の鍋が使用されることを想定し、内部加熱コイル104は外部加熱コイル105よりも巻数が少なくなっている。これにより、小径の鍋を加熱する場合は内部加熱コイル104がその加熱に寄与し、中径及び大径の鍋を加熱する場合は内部及び外部加熱コイル104,105がその加熱に寄与することになり、直径寸法に応じた加熱効率のよい加熱調理が実行できる。
ところが、図6(b)に示すように、上記構成におけるフライパン102の底面の最高温度と最低温度との温度差t2は前記温度差t1よりも小さいものの、他の領域に比べて高温となる領域が誘導加熱コイル100の周縁付近に存在する。
このような問題に対処するため、図6(c)に示すような誘導加熱コイル100が提案されている。即ち、誘導加熱コイル100は、環状の外部加熱コイル107及び外部加熱コイル107の内周部に間隔を置いて配置された内部加熱コイル106により構成されるとともに、内部加熱コイル106の巻数が外部加熱コイル107の巻数以上に設定されている。この誘導加熱コイル100を備えたIHクッキングヒータによれば、前述した誘導加熱コイル100の周縁付近の高温となる領域の温度上昇を抑制することができる。
特開平3−269989号公報
しかしながら、当該構成によって前記高温領域の温度上昇を抑制することで、最高温度と最低温度との温度差t3を前記温度差t2よりもさらに小さくすることができるものの、やはり、温度分布が一様でない部分が存在し、必ずしも充分とは言えなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、加熱調理器具の局所的な温度上昇を抑制し、被加熱物を均一に加熱することができる誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の誘導加熱調理器は、誘導加熱コイルと、この誘導加熱コイルの上方に設けられ加熱調理器具が載置されるトッププレートとを備えたものにおいて、前記誘導加熱コイルは、環状の外部加熱コイル及び当該外部加熱コイルの内周部に間隔を置いて配置した内部加熱コイルからなり、前記内部加熱コイルは、間隔を置いて同心円状に配置された複数の内部コイル形成部材により構成するとともに、前記外部加熱コイルの巻数は、前記内部コイル形成部材のそれぞれの巻数よりも多くなるように設定したことを特徴としている。
この構成によれば、誘導加熱コイルは外部加熱コイルと複数の内部コイル形成部材とに分離され且つそれらのコイル間に間隙が設けられているため、前記誘導加熱コイルに高周波電流が供給されると、加熱調理器具の底面に誘起される渦電流が分散する。従って、加熱調理器具全体がほぼ均等に発熱されるので、加熱調理器具に収容されている被加熱物を略均一に加熱することができる。また、外部加熱コイルの巻数は、前記内部コイル形成部材のそれぞれの巻数よりも多くなるように設定されているので、加熱調理器具底面の中央付近に比べて熱が逃げやすい外周付近の温度が上昇するため、温度分布が一層均一になる。従って、加熱調理器具の局所的な温度上昇を抑制し、被加熱物を均一に加熱することができる誘導加熱調理器を提供できる。
以下、本発明をシステムキッチンに組み込まれる誘導加熱調理器に適用した一実施例について、図1乃至図5を参照して説明する。
図1及び図2は、本実施例に係る加熱調理器の全体構成を示す平面図及び要部を破断して示す正面図である。これらの図において、加熱調理器本体1は、調理台2に対して上部から嵌め込まれる上ユニット1aと、上ユニット1aの下方部に位置し前記調理台2に対して前方から嵌め込まれる下ユニット1bとから構成されている。
前記上ユニット1aは、加熱手段としての誘導加熱コイル3,4及びラジエントヒータ5を収容するケース6と、このケース6の上面開口部を塞ぐトッププレート7等を備えた構成としている。前記トッププレート7は、外枠7a等を介して調理台2上面に支持された状態で前記ケース6上に配設されている。前記外枠7aの後部には、排気口7bが形成されている。
前記トッププレート7の上面の前部には、誘導加熱コイル3,4に対応して印刷等で表示された誘導加熱部8,9が左右に並んで設けられている。また、前記トッププレート7の後部中央には、ラジエントヒータ5に対応してヒータ加熱部10が同様に設けられている。これら加熱部8〜10には、加熱作用が良好に行われるように加熱調理器具、例えば鍋やフライパンが載置されるようになっていて、通常その加熱領域を確定する円形状の枠部を印刷して、鍋等を載置する領域を視認できる構成としている。
本実施例に係る誘導加熱調理器は、トッププレート7の幅寸法が従来よりも大きいワイドタイプにあって、中華鍋等の直径寸法が大きい鍋が前記加熱部8,9に載置されてもトッププレート7からはみ出ない構成としている。
前記トッププレート7のうち各誘導加熱部8,9の前方には、誘導加熱コイル3,4の出力状態を表示するコイル用出力表示部11,12が配設され、またトッププレート7の前部の中央部には、ラジエントヒータ5の出力状態を表示するヒータ用出力表示部13が設けられている。
前記ケース6は、誘導加熱コイル3,4、ラジエントヒータ5を収容する薄形矩形箱状の収容部6aと、その上部に外方に張り出すフランジ6bとから構成されている。前記収容部6aは、調理台2に形成された矩形状の開口2aを通して前記調理台2に嵌め込まれ、前記フランジ6bは前記調理台2の開口2a周縁に当接し、懸架状態に支持される。
前記誘導加熱コイル3,4、ラジエントヒータ5は、いずれも収容部6a内のうち前記誘導加熱部8,9及びヒータ加熱部10の下方部に配置された支持台14に配設されている。前記ラジエントヒータ5は、ニクロム線に直流電流を通電することにより発熱するようになっている。前記誘導加熱コイル3,4は、本実施例では同出力とする構成にあって、いずれも環状の外部加熱コイル15及び外部加熱コイル15の内周部に配置された内部加熱コイル16から構成されている。前記加熱コイル15,16は、それぞれの中心が一致するように間隔を置いて配置されている。さらに、前記内部加熱コイル16は、間隔を置いて同心円状に配置された複数、例えば二個の内部コイル形成部材16a,16bにより構成されている。
前記加熱コイル15,16は、例えば直径0.3mmの銅細線を9本束ねて撚り、さらにこの束を7束撚ることで形成された直径2.3mmのリッツ線を巻回することにより構成されている。この場合、内部加熱コイル16の巻数(内部コイル形成部材16a、16bの巻数の合計)は、外部加熱コイル15の巻数以上(同一巻数の場合を含む)に設定されているとともに、外部加熱コイル15の巻数は、前記内部コイル形成部材16a,16bのそれぞれの巻数よりも多くなるように設定されている。即ち、例えば、前記リッツ線を8回巻回することにより外部加熱コイル15が、6回巻回することにより内部コイル形成部材16aが、5回巻回することにより内部コイル形成部材16bが構成されて、誘導加熱コイル3,4の内部及び外部加熱コイル15,16の総巻数は、いずれも「19巻数」に設定されている(図4参照)。
前記外部加熱コイル15の最外径寸法D1は、図4に示すように例えば約200mmに設定されており、内部コイル形成部材16bの最内径寸法D2は、例えば約48mmに設定されている。前記内部コイル形成部材16a,16b間の間隔L2は、外部加熱コイル15と内部加熱コイル16との間の間隔L1よりも大きくなるように設定されている(L2>L1)。即ち、内部コイル形成部材16a,16b間の間隔L2は、例えばリッツ線の7巻き相当の約16mm、外部加熱コイル15と内部コイル形成部材16aとの間隔L1は、例えばリッツ線の5.5巻き相当の約13mmに設定されている。
トッププレート7の下面のうち各内部加熱コイル16の中心部上方に位置する部位には、それぞれ温度検出部17が配置されている。前記温度検出部17は、熱伝導性を有するケース内に収容された温度検出素子(図示せず)から構成されている。前述したように内部コイル形成部材16bの最内径寸法D2を約48mmに設定したことにより、前記温度検出部17と所定の間隙を確保し、該温度検出部17が誘導加熱コイル3,4によって誘導加熱されることがないよう配慮されている。
一方、前記下ユニット1bは、図2に示すようにロースタ18、前記ロースタ18の前面扉18aの右部に設けられた操作パネル19を備えて構成されている。前記ロースタ18は、図示しないシーズヒータを熱源とする。前記操作パネル19には、電源スイッチ20、前記誘導加熱コイル3,4、ラジエントヒータ5、ロースタ18のシーズヒータをオン・オフしたり出力を調整したりするための操作部21、設定状態等を表示する表示部22が設けられている。
図3は、本実施例に係る誘導加熱調理器の電気的構成のうち、一方(例えば左方)の誘導加熱コイル3に関する部分を示す図である。図3において、制御装置23はマイコンを主体として構成されたものであり、操作部21及び温度検出部17の出力信号が入力されるようになっている。前記制御装置23は、前記操作部21及び温度検出部17の出力信号に基づき表示部22を制御したり、インバータ24を制御して誘導加熱コイル3に高周波電流を供給したりする。詳しい図示は省略するが、前記インバータ24は並列接続されたパワー素子、例えばIGBTを備えたハーフブリッジインバータから構成されている。
次に、上記構成の誘導加熱調理器の作用について、図4,5も参照して説明する。尚、誘導加熱コイル3,4の説明については、例えば左側の誘導加熱コイル3の動作内容について説明する。
まず、前記誘導加熱コイル3に高周波電流が供給されると、トッププレート7の誘導加熱部8に載置された加熱調理器具P(図3,4参照)の底面に渦電流が誘起されて発熱する。このとき、誘導加熱コイル3を三分割し且つその間にL1(約13mm)及び間隔L2(約16mm)を設けたため、加熱調理器具P底面に誘起される渦電流が分散する。従って、該底面全体がほぼ均等に発熱し、加熱調理器具Pに収容されている被加熱物が略均一に加熱される。
この時の加熱調理器具P底面の径方向における温度分布を、誘導加熱コイル3、加熱調理器具P及び被加熱物とともに図4に示す。図4では、加熱調理器具Pとしてフライパンを採用し、被加熱物Hとしてホットケーキを示している。従来例を示す図6との比較から明らかなように、上記構成の誘導加熱コイル3では、フライパンの底面全体に均一な温度分布が得られる。また、外部加熱コイル15の巻数を内部コイル形成部材16a,16bのそれぞれの巻数よりも多くしたことにより、該底面の中央付近に比べて熱が逃げ易い外周付近の温度が上昇するため、温度分布は一層温度差がないようになる。つまり、加熱調理器具P底面における最高温度T2と最低温度T1との温度差t0が、従来例で述べた温度差t1乃至t3(図6参照)よりも小さくなるため、被加熱物が局所的に加熱されることを抑制できる。具体的には、本実施例において最高温度T2は例えば150°C、最低温度T1は例えば130°Cとなって、前記温度差t0を20(deg)に抑えることが可能となった。
ところで、本実施例では、外部加熱コイル15及び内部加熱コイル16の総巻数を「19巻数」に設定している。これは、以下の理由によるものである。
即ち、図5はインバータ回路を介して誘導加熱コイルを駆動したときのコイル巻数と誘導加熱コイルの最大入力電力[kW]、パワー素子の入力電流(パワー素子電流)[A]との関係を示す図である。図5中、実線Aは最大入力電力を、実線Bはパワー素子電流を示す。図5に示すように、コイル巻数が多くなると、その分、インピーダンスが大きくなるため誘導加熱コイルの最大入力電力が低下する。特に、コイル巻数が「23巻数」を超えると、その最大入力電力が3kWを下回ってしまう。つまり、現行の家庭用IHクッキングヒータの最大出力である3kWを得ることができない。
一方、コイル巻数が少なくなるとインピーダンスが小さくなるため、パワー素子電流が増加する。通常、家庭用電気製品では製品コストを考慮して容量が100[A]以下のパワー素子が用いられているが、コイル巻数が「16巻数」以下になるとパワー素子電流が100[A]を上回ってしまう。このため、容量が100[A]以上のパワー素子に変更する必要があり、製品コストの高騰を招いてしまう。
また、コイル巻数が少なくなってインピーダンスが小さくなると、誘導加熱コイル自身の発熱も増加するため、誘導加熱コイルの放熱のための構成に苦慮することになる。更に、誘導加熱コイルの最外径寸法を維持したままコイル巻数を少なくすると、コイル素線の断面積が増大することにより、誘導加熱コイルの厚み寸法が大きくなるという欠点もある。
そこで、本実施例では、外部加熱コイル15及び内部加熱コイル16の総巻数を17巻数以上23巻数以下で特に好適とする「19巻数」に設定した。かように総巻数を設定した場合においても、外部加熱コイル15の最外形寸法D1を径大な200mmとし且つリッツ線の径寸法は従来のリッツ線の径寸法より小さく構成したため、誘導加熱コイルに前記間隔L1,L2を設けることができる。従って、被加熱物の加熱ムラを防ぐために誘導加熱コイルを三分割しても、誘導加熱コイルの性能の低下を招くことはない。
以上説明したように、本実施例によれば次の効果を有する。
外部加熱コイル15の巻数は、内部コイル形成部材16a,16bのそれぞれの巻数よりも多くなるように設定したので、加熱調理器具P底面の中央付近に比べて熱が逃げやすい外周付近の温度が上昇するため、温度分布が均一になる。従って、加熱調理器具Pの局所的な温度上昇を抑制し、被加熱物Hを均一に加熱することができる。
また、誘導加熱コイル3,4は、外部加熱コイル15と複数の内部コイル形成部材16a,16bとに分離され、且つそれらのコイル間に間隔L1,L2が設けられているため、誘導加熱コイル3,4に高周波電流が供給されると、加熱調理器具Pの底面に誘起される渦電流が分散し、加熱調理器具P全体がほぼ均等に発熱されるので、加熱調理器具Pに収容されている被加熱物Hを略均一に加熱することができる。即ち、内部コイル形成部材16a,16b間の間隔L2を、外部加熱コイル15と内部加熱コイル16との間の間隔L1よりも大きくなるように設定することで(L2>L1)、熱が集中し易い内部加熱コイル16の径方向中間部分の温度上昇を抑制することができる。
さらに、外部加熱コイル15の巻数と内部加熱コイル16の巻数の総巻数は、17巻数以上23巻数以下に設定したので、現行の家庭用IHクッキングヒータの最大出力である3kWを確保し調理に充分な熱量(火力)を得つつ、製造コストを極力抑制することができる。しかも、外部加熱コイル15の最外径寸法D1を約200mmに設定しているので、直径寸法が大きい鍋やフライパンを用いた場合でも、その周辺部に位置する被加熱物Hの加熱が不十分になることはなく、被加熱物Hを均一に加熱することができる。
尚、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような変形が可能である。
上記実施例では、外部加熱コイル15と内部コイル形成部材16aと内部コイル形成部材16bとの巻数の比は、8:6:5に設定したが、これに限定されるものではない。即ち、外部加熱コイル15の巻数が内部コイル形成部材16a,16bのそれぞれの巻数よりも多くなるように設定されていれば、これらの巻数は適宜変更が可能である。
また、上記実施例では、内部コイル形成部材16a,16b間の間隔L2を約16mm、外部加熱コイル15と内部加熱コイル16との間隔L1を約13mmに設定したが、これに限定されるものではなく、内部コイル形成部材16a,16b間の間隔L2が、外部加熱コイル15と内部加熱コイル16との間の間隔L1よりも大きくなるように設定されていればよい(L2>L1)。
さらに、外部加熱コイル15と内部加熱コイル16の総巻数は「19巻数」に限定されるものではなく、17巻数以上23巻数以下であればほぼ所期の効果が得られるなど、実施に際しては種々変更して実施できるものである。
本発明の一実施例を示す誘導加熱調理器の平面図 要部を破断して示す正面図 電気的構成を示すブロック図 誘導加熱コイルにおける温度分布を説明するための図 コイル巻数と誘導加熱コイルの最大入力電力、パワー素子の入力電流との関係を示す図 従来例の異なる実施例(a)乃至(c)を示す図4相当図
符号の説明
図面中、3,4は誘導加熱コイル、7はトッププレート、15は外部加熱コイル、16は内部加熱コイル、及び16a,16bは内部コイル形成部材を示す。

Claims (3)

  1. 誘導加熱コイルと、この誘導加熱コイルの上方に設けられ加熱調理器具が載置されるトッププレートとを備えたものにおいて、
    前記誘導加熱コイルは、環状の外部加熱コイル及び当該外部加熱コイルの内周部に間隔を置いて配置した内部加熱コイルからなり、
    前記内部加熱コイルは、間隔を置いて同心円状に配置された複数の内部コイル形成部材により構成するとともに、前記外部加熱コイルの巻数は、前記内部コイル形成部材のそれぞれの巻数よりも多くなるように設定したことを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 内部コイル形成部材間の間隔は、外部加熱コイルと内部加熱コイルとの間の間隔よりも大きくなるように設定したことを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。
  3. 外部加熱コイルの巻数と内部加熱コイルの巻数の総巻数は、17巻数以上23巻数以下であることを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。

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