JP2574296Y2 - 調理器の加熱装置 - Google Patents

調理器の加熱装置

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JP2574296Y2
JP2574296Y2 JP1992042941U JP4294192U JP2574296Y2 JP 2574296 Y2 JP2574296 Y2 JP 2574296Y2 JP 1992042941 U JP1992042941 U JP 1992042941U JP 4294192 U JP4294192 U JP 4294192U JP 2574296 Y2 JP2574296 Y2 JP 2574296Y2
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heater
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利康 宮本
学 谷村
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、電気炊飯器等の調理
器の加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】業務用の電気炊飯器のように大形の調理
器の加熱装置は十分大きな電力を必要とするため、シー
ズヒータを渦巻き形に2〜3周巻き曲げたものが使用さ
れる。
【0003】この場合の渦巻き形シーズヒータは、その
内端から外端まで、中心からの半径が角度に応じて滑ら
かに増大する形状、即ち正規の渦巻き形状をなし、ま
た、全体として平盤形のものであった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ごとき渦巻き形シーズヒータを用いて炊飯等の調理を行
った場合、シーズヒータの内端や外端の近傍において火
力が不足しがちであり、調理物の仕上がりにムラがある
という問題があった。
【0005】一方、調理鍋の底面は、プレス成形の都合
上、中央部分が内方に高く、外方に至るに従って低くな
る曲面になっているが、これを加熱するためのシーズヒ
ータは全体として平盤形であるので、鍋の底面とシーズ
ヒータの間隙が不均一であった。その不均一の影響を無
くするため、従来は、遮熱板に工夫を加えたり、或いは
熱風を循環させるなどして均一な加熱が出来るようにし
ていたが、このような手段は製品のコストアップの要因
になるという難点があった。
【0006】そこで、この考案の課題はシーズヒータの
形状に工夫を加えることにより、上述の問題を解決する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの第1の手段は、1本の渦巻き形シーズヒータの内端
と外端が渦巻きの中心部の両側に設けられた調理器の加
熱装置において、上記シーズヒータ内端の反渦巻き方向
に片寄った部分に正規の渦巻き形状より内側に寄った内
側片寄り部を形成し、ヒータ外端の渦巻き方向に片寄っ
た部分に正規の渦巻き形状より外側に寄った外側片寄り
部を形成した構成としたものである。
【0008】また、第2の手段は、上記第1の手段の構
成において、底面の中心部分が内方に高く、外周に至る
ほど低くなる曲面に形成された鍋を載せる加熱装置にお
いて、内側のシーズヒータに比べ外側のシーズヒータが
上記鍋の底面形状に沿って低く形成された構成としたも
のである。
【0009】
【作用】上記第1の手段の加熱装置においては、火力の
不足する部分にシーズヒータが片寄って配置されるの
で、その部分の火力が上昇し、全体として火力分布が均
一化する。
【0010】また、第2の手段の加熱装置においては、
シーズヒータと鍋の底面間の間隙が全体的に均一化され
るので、火力分布が一層均一化される。
【0011】
【実施例】添付の図面は、調理器の一例としての電気炊
飯器の加熱装置を示すものである。
【0012】図1において、1は胴、2は底、3は蓋、
4は外遮熱板、5は外容器、6は鍋、7は加熱装置、8
は温度センサを示す。また図2において、9は肩、11
は外容器5と加熱装置7との間に介在された内遮熱板で
ある。この内遮熱板11は中央部分にテーパ状の立上が
り部12があり、その立上がり部12に温度センサ8を
臨ませるための穴14が形成される(図4参照)。
【0013】加熱装置7は、渦巻き形のシーズヒータ1
5により構成される。このシーズヒータ15は、内遮熱
板11の立上がり部12に近い部分に形成された穴を通
して内遮熱板11の上面に引出される。シーズヒータ1
5はこの引出された端部、即ち内端16を基点として、
立上がり部12のまわりを囲み、次第に中心からの距離
が大きくなって渦巻き形をなす。渦巻き形に2周半回っ
たところで、シーズヒータ15の端部、即ち外端17
は、内遮熱板11の穴からその下面に引込まれ、その下
面においてリード線と接続される。
【0014】上記のシーズヒータ15は、3箇所におい
て、ホルダ18、19、20により支持され、内遮熱板
11上から所定の間隔を保持している。1つのホルダ1
8は内端16の近くに設けられ、他の2つのホルダ1
9、20は上記のホルダ18から中心角で120度ずつ
隔てた位置において放射方向に設けられる。
【0015】これらのホルダ18、19、20は、図4
に示すように、外容器5の底面に固定された下ホルダ2
1を内遮熱板11の放射方向のスリット22に挿入し、
その下ホルダ21によりシーズヒータ15の下面を支持
する。シーズヒータ15の上面は上ホルダ23により保
持され、上ホルダ23は下ホルダ21上に重ねて内遮熱
板11に固定される。
【0016】シーズヒータ15の渦巻き形状は正規の渦
巻き形状(図3の二点鎖線参照)から部分的にずれてい
る。即ち、内端16の近傍においては、その内端16近
くのホルダ18から反渦巻き方向の隣接したホルダ20
との間において、1周目のシーズヒータ15が正規の渦
巻き形状から内方へ片寄り、二つのホルダー18、20
間において最も大きく内側へ片寄るように変形した内側
片寄り部24が形成され、上記二つのホルダー18、2
0間における立上がり部分12に沿った部分の火力分布
の不足を補っている。
【0017】また、上記内端16の近傍のホルダ18か
ら反渦巻き方向に二つ目のホルダ19にわたる範囲のシ
ーズヒータ15については、外端17から渦巻き方向に
片寄った部分に正規の渦巻き形状よりも外方へ片寄った
外側片寄り部25が形成されており、この部分の火力分
布の不足を補っている。
【0018】一方、前記の鍋6の底面は、中央部分が最
も高く、外周に至るに従い、緩やかに低くなる曲面に形
成されている。前記のシーズヒータ15はその鍋6の底
面の曲面に沿って、その中央部分、即ち内遮熱板11の
立上がり部分12の周りの1周目の部分が最も高く、2
周目以降は次第に低くなるように形成され、全体とし
て、鍋6の底面とシーズヒータ15との間隔は一定に保
持される。
【0019】
【考案の効果】以上のように、この考案によればシーズ
ヒータが渦巻きの中心部の両側に設けられた内端及び外
端の近傍においてそれぞれ内側片寄り部及び外側片寄り
部を有することから、内端近傍及び外端近傍の火力不足
を補い、内側片寄り部と外側片寄り部が周方向に離れた
位置にあることから、シーズヒータの配置が平均化され
るので、平面的な火力分布が均一化され調理の仕上がり
が良好である。
【0020】更に、上記の構成に加えて鍋底の曲面形状
に沿うより中央部が高く、外周に至るほど低くなるよう
形成することにより、鍋底とシーズヒータとの間隔が一
定となり、一層火力分布の均一化が促進され、調理の仕
上りも一層良好となる。
【0021】また、シーズヒータの形状の工夫だけで火
力分布の均一化を図ることができ、他の部材を用いる必
要がないので、低コストである利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の縦断正面図
【図2】同上の一部拡大縦断正面図
【図3】同上の加熱装置の平面図
【図4】同上の一部分解斜視断面図
【符号の説明】
1 胴 2 底 3 蓋 4 外遮熱板 5 外容器 6 鍋 7 加熱装置 8 温度センサ 9 肩 11 内遮熱板 12 立上がり部 14 穴 15 シーズヒータ 16 内端 17 外端 18、19、20 ホルダ 21 下ホルダ 22 スリット 23 上ホルダ 24 内側片寄り部 25 外側片寄り部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47J 27/00 - 27/13 H05B 3/00

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1本の渦巻き形シーズヒータの内端と外
    端が渦巻きの中心部の両側に設けられた調理器の加熱装
    置において、上記シーズヒータ内端の反渦巻き方向に片
    寄った部分に正規の渦巻き形状より内側に寄った内側片
    寄り部を形成し、ヒータ外端の渦巻き方向に片寄った部
    分に正規の渦巻き形状より外側に寄った外側片寄り部を
    形成したことを特徴とする調理器の加熱装置。
  2. 【請求項2】 底面の中心部分が内方に高く、外周に至
    るほど低くなる曲面に形成された鍋を載せる加熱装置に
    おいて、内側のシーズヒータに比べ外側のシーズヒータ
    が上記鍋の底面形状に沿って低く形成されたことを特徴
    とする請求項1に記載の調理器の加熱装置。
JP1992042941U 1992-06-22 1992-06-22 調理器の加熱装置 Expired - Fee Related JP2574296Y2 (ja)

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JPH063219U JPH063219U (ja) 1994-01-18
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JPS58155819A (ja) * 1982-03-12 1983-09-16 松下電器産業株式会社 炊飯器
JPS6057322U (ja) * 1983-09-27 1985-04-22 株式会社東芝 電気釜
DE3622415A1 (de) * 1986-07-03 1988-01-07 Ego Elektro Blanc & Fischer Strahlheizkoerper
JPH0457110U (ja) * 1990-09-19 1992-05-15

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