JP2571168Y2 - トラクタにおけるトップリンクサポートのガタ取装置 - Google Patents
トラクタにおけるトップリンクサポートのガタ取装置Info
- Publication number
- JP2571168Y2 JP2571168Y2 JP10998691U JP10998691U JP2571168Y2 JP 2571168 Y2 JP2571168 Y2 JP 2571168Y2 JP 10998691 U JP10998691 U JP 10998691U JP 10998691 U JP10998691 U JP 10998691U JP 2571168 Y2 JP2571168 Y2 JP 2571168Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- top link
- regulating plate
- tractor
- link support
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Agricultural Machines (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、トップリンクブラケッ
トにトップリンクサポートをピンで連結するトラクタに
おけるトップリンクサポートのガタ取装置に関する。
トにトップリンクサポートをピンで連結するトラクタに
おけるトップリンクサポートのガタ取装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、機体の後面に、左右一対の板から
なるトップリンクブラケットを固定し、該トップリンク
ブラケットにトップリンクサポートを上下２本のピンで
連結するトラクタにおいて、上下２本の前記ピンの間に
スプリング又はゴム等を介装してトップリンクサポート
のガタを取るようにしたトラクタは既に知られている。
なるトップリンクブラケットを固定し、該トップリンク
ブラケットにトップリンクサポートを上下２本のピンで
連結するトラクタにおいて、上下２本の前記ピンの間に
スプリング又はゴム等を介装してトップリンクサポート
のガタを取るようにしたトラクタは既に知られている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】前記既知のトラクタに
おけるトップリンクサポートのガタ取装置は、長時間経
過すると、スプリング又はゴム等が劣化してガタ取作用
がなくなり、再びガタを生じた。このような状態になっ
た時、スプリング又はゴムを交換することは極めて困難
であった。
おけるトップリンクサポートのガタ取装置は、長時間経
過すると、スプリング又はゴム等が劣化してガタ取作用
がなくなり、再びガタを生じた。このような状態になっ
た時、スプリング又はゴムを交換することは極めて困難
であった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は、トラクタ後部
に装着するトップリンクブラケットの上下に穿設した２
個の孔とトップリンクサポートの上下に穿設した２個の
孔にそれぞれ結合ピンを挿通して両者を連結してなるト
ラクタにおいて、前記トップリンクサポートの左右一対
の板間に、トップリンクサポートに対して傾斜する軸杆
と、トップリンクブラケットに一体な固定部材に対して
基部が当接する規制板と、該規制板に対して傾動可能な
係止板と、上記規制板に対し係止板を拡開傾動させる弾
機とを設け、前記規制板と係止板の孔に軸杆を挿通し、
両板間に弾機を作用させたロック状態では、規制板と係
止板の孔の外周円が軸杆の周面に対し楔状に係合して規
制板の軸杆に対する移動を阻止し、また、前記弾機に抗
して係止板を規制板に対して略平行な位置に傾動させた
ロック解除状態では、上記係合が解除されて規制板が傾
斜する軸杆に沿って移動可能であり、そして、上記規制
板の軸杆に対する移動調節に基づき規制板の基部を固定
部材に当接させて、トップリンクブラケットとトップリ
ンクサポート間のピン部でのガタ取りを行うようにして
前述の課題を解決した。
に装着するトップリンクブラケットの上下に穿設した２
個の孔とトップリンクサポートの上下に穿設した２個の
孔にそれぞれ結合ピンを挿通して両者を連結してなるト
ラクタにおいて、前記トップリンクサポートの左右一対
の板間に、トップリンクサポートに対して傾斜する軸杆
と、トップリンクブラケットに一体な固定部材に対して
基部が当接する規制板と、該規制板に対して傾動可能な
係止板と、上記規制板に対し係止板を拡開傾動させる弾
機とを設け、前記規制板と係止板の孔に軸杆を挿通し、
両板間に弾機を作用させたロック状態では、規制板と係
止板の孔の外周円が軸杆の周面に対し楔状に係合して規
制板の軸杆に対する移動を阻止し、また、前記弾機に抗
して係止板を規制板に対して略平行な位置に傾動させた
ロック解除状態では、上記係合が解除されて規制板が傾
斜する軸杆に沿って移動可能であり、そして、上記規制
板の軸杆に対する移動調節に基づき規制板の基部を固定
部材に当接させて、トップリンクブラケットとトップリ
ンクサポート間のピン部でのガタ取りを行うようにして
前述の課題を解決した。
【０００５】
【作用】トップリンクサポートをトップリンクブラケッ
トに装着する時、前記規制板及び係止板並びに軸杆等を
トップリンクサポートに装着した状態とし、これをトッ
プリンクブラケットに上下２本のピンにより取付ける。
次に、係止板を押して弾機を圧縮して規制板が固定部材
に接近する側へ移動させることにより規制板の基部を固
定部材に当接し、前記弾機の圧縮を解除すると、係止板
が弾機により押されてその孔が軸杆に楔状に加圧係合さ
れ、それによりトップリンクサポートがトップリンクブ
ラケットに対して振動しなくなる。また、トップリンク
サポートを取外す時、係止板を押すことにより圧縮する
と、該係止板及び規制板が斜めの軸杆に対して移動可能
になるから、それらを固定部材から遠ざかる側に移動し
て規制板の基部を固定部材から離間させ、ピンを抜き取
る。
トに装着する時、前記規制板及び係止板並びに軸杆等を
トップリンクサポートに装着した状態とし、これをトッ
プリンクブラケットに上下２本のピンにより取付ける。
次に、係止板を押して弾機を圧縮して規制板が固定部材
に接近する側へ移動させることにより規制板の基部を固
定部材に当接し、前記弾機の圧縮を解除すると、係止板
が弾機により押されてその孔が軸杆に楔状に加圧係合さ
れ、それによりトップリンクサポートがトップリンクブ
ラケットに対して振動しなくなる。また、トップリンク
サポートを取外す時、係止板を押すことにより圧縮する
と、該係止板及び規制板が斜めの軸杆に対して移動可能
になるから、それらを固定部材から遠ざかる側に移動し
て規制板の基部を固定部材から離間させ、ピンを抜き取
る。
【０００６】
【実施例】本考案に一実施例を図面について説明する
と、１は左右一対の板２，２の基部を取付板３に熔接し
てなるトップリンクブラケットであって、図示してない
が従来のものと同様トラクタの後部のミッションケース
後面上部寄りに装着されており、トップリンクサポート
５は、左右一対の板５ａ，５ａを上部連結プレート６ａ
（図１及び図２では図示を省略）と下部連結プレート６
ｂにより一体的に連結し、後部にはトップリンク連結用
の連結ピン挿入孔７を穿設し、前部には上下２個ずつの
孔を設け、これらの孔とトップリンクブラケット１の上
下に穿設した２個の孔とに結台ピン８，８を挿通し、そ
れらの結台ピン８，８の先端部にはスプリングピン１
０，１０を挿脱可能に貫挿することにより構成されてい
る。
と、１は左右一対の板２，２の基部を取付板３に熔接し
てなるトップリンクブラケットであって、図示してない
が従来のものと同様トラクタの後部のミッションケース
後面上部寄りに装着されており、トップリンクサポート
５は、左右一対の板５ａ，５ａを上部連結プレート６ａ
（図１及び図２では図示を省略）と下部連結プレート６
ｂにより一体的に連結し、後部にはトップリンク連結用
の連結ピン挿入孔７を穿設し、前部には上下２個ずつの
孔を設け、これらの孔とトップリンクブラケット１の上
下に穿設した２個の孔とに結台ピン８，８を挿通し、そ
れらの結台ピン８，８の先端部にはスプリングピン１
０，１０を挿脱可能に貫挿することにより構成されてい
る。
【０００７】そして、前記トップリンクサポート５のガ
タ取り機構は、トップリンクサポート５の板の基部間に
固定されていてそれらに対して傾斜した軸杆１１と、レ
バー板１２ａの基部寄りの側面にＬ形板１２ｂを熔接し
てなる規制板１２と、基部の突起１３ａが前記Ｌ形板１
２ｂの横方向部分の孔１２ｂ’に傾動可能に嵌合した係
止板１３と、該係止板１３をＬ形板１２ｂに向けて加圧
するスプリング１５とにより構成されており、前記規制
板１２のレバー板１２ａとＬ形板１２ｂに穿設した孔１
６，１６及び係止板１３の孔１７はともに前記軸杆１１
に嵌合しているが、孔１６，１６は摺動を許容する範囲
でできるだけ小さくしてあり、係止板１３の孔１７は嵌
合した状態で傾動するように大径になっており、前記ス
プリング１５により押圧された状態では孔１７の外周円
が軸杆１１の周面に対し楔状になって圧接され、トップ
リンクサポート５はトップリンクブラケット１に対して
ガタのない状態に保持される。
タ取り機構は、トップリンクサポート５の板の基部間に
固定されていてそれらに対して傾斜した軸杆１１と、レ
バー板１２ａの基部寄りの側面にＬ形板１２ｂを熔接し
てなる規制板１２と、基部の突起１３ａが前記Ｌ形板１
２ｂの横方向部分の孔１２ｂ’に傾動可能に嵌合した係
止板１３と、該係止板１３をＬ形板１２ｂに向けて加圧
するスプリング１５とにより構成されており、前記規制
板１２のレバー板１２ａとＬ形板１２ｂに穿設した孔１
６，１６及び係止板１３の孔１７はともに前記軸杆１１
に嵌合しているが、孔１６，１６は摺動を許容する範囲
でできるだけ小さくしてあり、係止板１３の孔１７は嵌
合した状態で傾動するように大径になっており、前記ス
プリング１５により押圧された状態では孔１７の外周円
が軸杆１１の周面に対し楔状になって圧接され、トップ
リンクサポート５はトップリンクブラケット１に対して
ガタのない状態に保持される。
【０００８】また、前記トップリンクサポート５を着脱
する場合、図１に示す如くレバー板１２ａと係止板１３
の後部の斜め上方へ立ち上がった部分を親指と人差指と
でつまんで係止板１３をレバー板１２ａと略平行にする
と、ガタ取り機構がロック解除状態になるから、それを
取付板３と軸杆１１との間隔が広くなる方向に移動して
セットし、前記結合ピン８，８を抜き差しすることによ
りトップリンクサポート５をトップリンクブラケット１
に容易に着脱することができる。更に、ガタ取り機構が
万一緩んだ場合は、ガタ取り機構を上記間隔が狭い側に
移動させることにより確実にガタ取りを行うことができ
る。
する場合、図１に示す如くレバー板１２ａと係止板１３
の後部の斜め上方へ立ち上がった部分を親指と人差指と
でつまんで係止板１３をレバー板１２ａと略平行にする
と、ガタ取り機構がロック解除状態になるから、それを
取付板３と軸杆１１との間隔が広くなる方向に移動して
セットし、前記結合ピン８，８を抜き差しすることによ
りトップリンクサポート５をトップリンクブラケット１
に容易に着脱することができる。更に、ガタ取り機構が
万一緩んだ場合は、ガタ取り機構を上記間隔が狭い側に
移動させることにより確実にガタ取りを行うことができ
る。
【０００９】
【考案の効果】本考案は、トラクタ後部に装着するトッ
プリンクブラケットの上下に穿設した２個の孔とトップ
リンクサポートの上下に穿設した２個の孔にそれぞれ結
合ピンを挿通して両者を連結してなるトラクタにおい
て、前記トップリンクサポートの左右一対の板間に、ト
ップリンクサポートに対して傾斜する軸杆と、トップリ
ンクブラケットに一体な固定部材に対して基部が当接す
る規制板と、該規制板に対して傾動可能な係止板と、上
記規制板に対し係止板を拡開傾動させる弾機とを設け、
前記規制板と係止板の孔に軸杆を挿通し、両板間に弾機
を作用させたロック状態では、規制板と係止板の孔の外
周円が軸杆の周面に対し楔状に係合して規制板の軸杆に
対する移動を阻止し、また、前記弾機に抗して係止板を
規制板に対して略平行な位置に傾動させたロック解除状
態では、上記係合が解除されて規制板が傾斜する軸杆に
沿って移動可能であり、そして、上記規制板の軸杆に対
する移動調節に基づき規制板の基部を固定部材に当接さ
せて、トップリンクブラケットとトップリンクサポート
間のピン部でのガタ取りを行うようにしたので、トップ
リンクサポートのトップリンクブラケットに対するピン
部でのガタを確実になくすることができると共にその状
態を長期間維持することができる。しかも、トップリン
クブラケット又はトップリンクサポートに製作誤差があ
っても、規制板の傾斜した軸杆に対する装着位置を変更
することにより確実なガタ取りを行うことができる。ま
た、トップリンクサポートの着脱を容易に行うことがで
きる。
プリンクブラケットの上下に穿設した２個の孔とトップ
リンクサポートの上下に穿設した２個の孔にそれぞれ結
合ピンを挿通して両者を連結してなるトラクタにおい
て、前記トップリンクサポートの左右一対の板間に、ト
ップリンクサポートに対して傾斜する軸杆と、トップリ
ンクブラケットに一体な固定部材に対して基部が当接す
る規制板と、該規制板に対して傾動可能な係止板と、上
記規制板に対し係止板を拡開傾動させる弾機とを設け、
前記規制板と係止板の孔に軸杆を挿通し、両板間に弾機
を作用させたロック状態では、規制板と係止板の孔の外
周円が軸杆の周面に対し楔状に係合して規制板の軸杆に
対する移動を阻止し、また、前記弾機に抗して係止板を
規制板に対して略平行な位置に傾動させたロック解除状
態では、上記係合が解除されて規制板が傾斜する軸杆に
沿って移動可能であり、そして、上記規制板の軸杆に対
する移動調節に基づき規制板の基部を固定部材に当接さ
せて、トップリンクブラケットとトップリンクサポート
間のピン部でのガタ取りを行うようにしたので、トップ
リンクサポートのトップリンクブラケットに対するピン
部でのガタを確実になくすることができると共にその状
態を長期間維持することができる。しかも、トップリン
クブラケット又はトップリンクサポートに製作誤差があ
っても、規制板の傾斜した軸杆に対する装着位置を変更
することにより確実なガタ取りを行うことができる。ま
た、トップリンクサポートの着脱を容易に行うことがで
きる。
【図１】ガタ取り機構をロック解除した状態のトップリ
ンクサポート取付装置の平面図である。
ンクサポート取付装置の平面図である。
【図２】同上ロック状態の平面図である。
【図３】同上縦断側面図である。
【図４】ガタ取り機構の正面図である。
【図５】同上平面図である。
【図６】同上側面図である。
１ トップリンクブラケット ３ 取付板 ５ トップリンクサポート８ ピン １１ 軸杆 １２ 規制板 １３ 係止板 １５ スプリング１８ 固定部材
Claims (1)
- 【請求項１】 トラクタ後部に装着するトップリンク
ブラケット（１）の上下に穿設した２個の孔とトップリ
ンクサポート（５）の上下に穿設した２個の孔にそれぞ
れ結合ピン（８），（８）を挿通して両者を連結してな
るトラクタにおいて、前記トップリンクサポート（５）
の左右一対の板（５ａ），（５ａ）間に、トップリンク
サポート（５）に対して傾斜する軸杆（１１）と、トッ
プリンクブラケット（１）に一体な固定部材（１８）に
対して基部が当接する規制板（１２）と、該規制板（１
２）に対して傾動可能な係止板（１３）と、上記規制板
（１２）に対し係止板（１３）を拡開傾動させる弾機
（１５）とを設け、前記規制板（１２）と係止板（１
３）の孔（１６），（１７）に軸杆（１１）を挿通し、
両板（１２），（１３）間に弾機（１５）を作用させた
ロック状態では、規制板（１２）と係止板（１３）の孔
（１６），（１７）の外周円が軸杆（１１）の周面に対
し楔状に係合して規制板（１２）のの軸杆（１１）に対
する移動を阻止し、また、前記弾機（１５）に抗して係
止板（１３）を規制板（１２）に対して略平行な位置に
傾動させたロック解除状態では、上記係合が解除されて
規制板（１２）が傾斜する軸杆（１１）に沿って移動可
能であり、そして、上記規制板（１２）の軸杆（１１）
に対する移動調節に基づき規制板（１２）の基部を固定
部材（１８）に当接させて、トップリンクブラケット
（１）とトップリンクサポート（５）間のピン部でのガ
タ取りを行うようにすることをを特徴とするトラクタに
おけるトップリンクサポートのガタ取装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10998691U JP2571168Y2 (ja) | 1991-12-15 | 1991-12-15 | トラクタにおけるトップリンクサポートのガタ取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10998691U JP2571168Y2 (ja) | 1991-12-15 | 1991-12-15 | トラクタにおけるトップリンクサポートのガタ取装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0551004U JPH0551004U (ja) | 1993-07-09 |
| JP2571168Y2 true JP2571168Y2 (ja) | 1998-05-13 |
Family
ID=14524190
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10998691U Expired - Lifetime JP2571168Y2 (ja) | 1991-12-15 | 1991-12-15 | トラクタにおけるトップリンクサポートのガタ取装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2571168Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-15 JP JP10998691U patent/JP2571168Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0551004U (ja) | 1993-07-09 |
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