JP2570859Y2 - 包装用紙箱 - Google Patents

包装用紙箱

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JP2570859Y2
JP2570859Y2 JP2638791U JP2638791U JP2570859Y2 JP 2570859 Y2 JP2570859 Y2 JP 2570859Y2 JP 2638791 U JP2638791 U JP 2638791U JP 2638791 U JP2638791 U JP 2638791U JP 2570859 Y2 JP2570859 Y2 JP 2570859Y2
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郁 横山
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THE PACK CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、包装用紙箱、例えば
中元や歳暮の贈答用商品として選択されることの多い海
苔、茶等の円筒状缶入り食品、缶詰等の包装に好適な包
装用紙箱に関する。
【0002】
【従来の技術と課題】従来、このような包装用紙箱とし
て、図5ないし図7に示すように、箱本体(51)と、
この箱本体(51)に被嵌され箱本体(51)よりも相
対的に深さ大に形成された蓋体(52)とからなり、蓋
体の一対の対向する側壁(57)(57)の高さ方向中
間部に対応する箱本体(51)の側壁(53)(53)
の上縁に当接する段部(61)(61)が設けられた包
装用紙箱が公知である。
【0003】この包装用紙箱は、天地を逆にした蓋体
(52)に箱本体(51)を天地を順にして嵌込むと、
箱本体(51)が段部(61)(61)に支承されるこ
とにより、箱本体(51)が持上げられた状態すなわち
いわゆる上げ底状態が実現される。また、箱本体(5
1)は、もともと被包装物(A)より相対的に浅めに形
成されているので、前記上げ底状態の箱本体(51)に
被包装物(A)を収容させると、とくに被包装物(A)
が見やすく優れた展示効果が発揮されることから、この
包装用紙箱は贈答用の商品の包装に多く用いられてい
る。
【0004】而して、この包装用紙箱の蓋体(52)
は、その一対の対向する側壁(57)(57)の内側壁
(57a)(57a)の高さ方向中間部から段部(6
1)、段部支承片(62)、貼着片(63)が各々折目
(64)(65)(66)を介して順次連設されてな
り、貼着片(63)を蓋体(52)の天板(77)の内
面所定位置に貼着した後、側壁(57)(57)を起立
させることにより、自動的に段部(61)と天板(7
7)、段部支承片(62)と側壁(57)とを各々互い
に平行状態にし、さらに、その他の所要箇所を折曲げ、
起立、係合させることにより、その製造、組立が行なわ
れるものである。
【0005】ところが、段部(61)と段部支承片(6
2)との間の折目(65)が、他の折目(64)(6
6)が谷折目であるのに対して山折目であること、及び
この山折目(65)の長さが天板(77)と側壁(5
7)との間の折目の長さと等しいものであることから、
側壁(57)を起立させる際のトルクがこの山折目(6
5)に作用し難く、そのままでは組み立て難いことがあ
る。とくに紙箱の紙厚が厚くなればなるほど、その傾向
が著しい。
【0006】そのために、予めこの山折目(65)にい
わゆる折グセをつけておいたり、治具を用いて折曲げた
りしなければならず、その分余計な製作時間、製作コス
トがかかってしまう。
【0007】この考案は、このような問題点に鑑みてな
されたもので、組み立てが容易で、とくに機械生産に適
し、かつ段部の強度向上を図りうる包装用紙箱を提供す
ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】而して、上記目的を達成
するために、この考案に係る包装用紙箱は、段部及び段
部支承片の内面に当接する補助段部及び段部支承片を備
えてなるものである。すなわち、この考案は、上面開口
の箱本体と、この箱本体に被嵌され箱本体よりも相対的
に深さ大に形成された蓋体とからなり、前記蓋体の一対
の対向側壁の高さ方向中間部から下端部に及ぶ領域に切
欠部が設けられると共に、この切欠部を切り欠き形成す
る際に得られる切欠余剰片(11)が前記側壁(7)
(7)に連ねられたまま側壁の内側に折り込まれて、
記箱本体の対応する側壁上縁に当接する段部とこの段部
を支承する段部支承片とが形成され、段部支承片の先端
に蓋体の天板内面に重合貼着される重合貼着片が連設さ
れる一方、他方の一対の対向側壁の両側端に一方の対向
側壁の内面に接合される接合片が連設され、各接合片は
前記一方の対向側壁の両端部に対応する形状に形成され
ると共に、前記段部及び段部支承片の内側に折込まれる
補助段部と補助段部支承片とが連設されてなることを特
徴とする包装用紙箱を要旨とするものである。
【0009】
【実施例】以下、この考案を図面に示す実施例に基いて
説明する。
【0010】(1)は上面開口の箱本体で、その四周側
壁(3)(4)(5)(6)は上縁に額縁部(3a)
(4a)(5a)(6a)を備えた内外二重壁に構成さ
れている。
【0011】この箱本体(1)に被嵌される蓋体(2)
は、箱本体(1)よりも相対的に深さ大に形成され、被
嵌状態のもとで箱本体(1)の額縁部(3a)(5a)
に当接する段部(12)とこの段部(12)の内面に沿
うように設けられた補助段部(17)とを備えている。
前記段部(12)は、一対の対向側壁(7)(7)の切
欠部(10)(10)を切り欠き形成する際に得られる
切欠余剰片(11)が前記側壁(7)(7)に連ねられ
たまま側壁の内側に折り込まれて形成されてなり、補助
段部(17)(17)はもう一方の対向側壁(8)
(8)の側端に連設された接合片(16)(16)に連
設されている。
【0012】すなわち、図4に展開状態で示すように一
対の対向側壁(7)(7)の高さ方向中間部に、側壁
(7)(7)の左右両端から数cm入り込んだ位置の長
さ方向に天板(9)と側壁(7)(7)との間の折目
(21)(21)に対して平行に設けられた折目(2
2)(22)と、この折目(22)(22)の両端から
側壁(7)(7)の下縁に及ぶ斜状の切目(23)(2
3)とに囲まれた切欠余剰片(11)(11)が連設さ
れている。この切欠余剰片(11)の高さ方向中間部に
前記折目(22)に平行な折目(24)が設けられて、
この切欠余剰片(11)から段部(12)と段部支承片
(13)とが区画形成され、段部支承片(13)の先端
から折目(25)を介して重合貼着片(14)が連設さ
れている。(15)は重合貼着片(14)の位置決め用
舌片で、山形状の切目(28)により切起こし形成され
るものとなされている。
【0013】他方の一対の対向側壁(8)(8)の両側
端に一方の対向側壁(7)(7)の内面に接合される接
合片(16)(16)(16)(16)が連設されてい
る。この接合片(16)は切欠部(10)を有する側壁
(7)の左右両端部に対応する形状に形成され、その上
方に前記段部(12)及び段部支承片(13)の内面に
沿う態様に折込まれる補助段部(17)及び補助段部支
承片(18)が折り目(26)(27)を介して順次連
設されている。(26)は接合片(16)と補助段部
(17)間の折目、(27)は補助段部(17)と補助
段部支承片(18)間の折目、(29)(29)は天板
(9)と側壁(8)(8)との間の折目である。
【0014】この展開状態から蓋体(2)を組立てるに
はまず側端に接合片(16)(16)が連設された一対
の対向側壁(8)(8)を起立させると共に、図1に示
すように接合片(16)(16)を側壁(8)(8)に
対して直角に内方に折曲げる。次にもう一方の対向側壁
(7)(7)を起立させ両端部を接合片(16)(1
6)に接合すると共に、切欠余剰片(11)(11)を
内方に折曲げる。すなわち、段部(12)(12)を側
壁(7)(7)に対して直角に曲げると共に、段部支承
片(13)(13)を側壁(7)(7)と平行状に折曲
げ、重合貼着片(14)(14)を天板(9)の内面に
重合貼着する。この時、接合片(16)(16)に連設
された補助段部(17)(17)及び補助段部支承片
(18)(18)は自動的に段部(12)(12)び段
部支承片(13)(13)の内側に沿った態様に折込ま
れ、組立てが完了する。
【0015】なお、上記実施例においては短辺の対向側
壁(7)(7)に切欠部(10)(10)が設けられて
いるが、切欠部(10)(10)を長辺の対向側壁
(8)(8)に設けても良い。この場合、接合片(1
6)(16)は短辺の対向側壁(7)(7)の両側端に
設けられることになる。
【0016】
【考案の効果】上述の次第で、この考案は蓋体(2)の
一対の対向側壁(7)(7)の高さ方向中間部から下端
部に及ぶ領域に切欠部(10)が設けられると共に、こ
の切欠部(10)を切り欠き形成する際に得られる切欠
余剰片(11)が前記側壁(7)(7)に連ねられたま
ま側壁の内側に折り込まれて、前記箱本体(1)の対応
する側壁(3)(5)上縁に当接する段部(12)とこ
の段部(12)を支承する段部支承片(13)とが形成
され、段部支承片(13)の先端に蓋体(2)の天板
(9)内面に重合貼着される重合貼着片(14)が連設
される一方、他方の一対の対向側壁(8)(8)の両側
端に一方の対向側壁(7)(7)の内面に接合される接
合片(16)(16)(16)(16)が連設され、各
接合片(16)は前記一方の対向側壁(7)(7)の両
端部に対応する形状に形成されると共に、前記段部(1
2)及び段部支承片(13)の内側に折込まれる補助段
部と補助段部支承片(18)とが連設されてなるから、
所要箇所を順次折曲げ、接合することによりスムーズに
蓋体の組立を行える。従って、組立前に予め折目に折グ
セをつけたり、組立時に治具を用いたりしなければなら
ない従来の包装用紙箱に比べて、製作時間、製作コスト
を抑えることができ、機械生産に極めて適している。特
に段部(12)(12)及び段部支承片(13)(1
3)の各々の内側に補助段部(17)(17)およひ補
助段部支承片(18)(18)が沿うように折込まれて
いるので、段部(12)(12)及び段部支承片(1
3)(13)の強度を向上させうると共に、側壁(7)
(7)の外方への反りを防止しうる。
【0017】これに加えて、段部(12)(12)及び
段部支承片(13)(13)が切欠余剰片(11)(1
1)から形成され、補助段部(17)(17)及び補助
段部支承片(18)(18)が接合片(16)(16)
から連設されたものであるから、蓋体の紙材料を節約す
ることができ、材料コストを上げることなく、強度アッ
プされた包装用紙箱を提供できる。また、蓋体(2)に
切欠部(10)(10)が設けられているから、蓋体
(2)を箱本体(1)に被嵌させた状態において、前記
切欠部(10)(10)から箱本体(1)の一部が露出
した状態となってデザイン的にも興趣性に富んだ包装用
紙箱を提供しうる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る包装用紙箱の蓋体を内側から見
た組立て途上の斜視図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】この考案に係る包装用紙箱の一部切欠全体斜視
図である。
【図4】同蓋体の展開状態の平面図である。
【図5】従来の包装用紙箱の一部切欠船体斜視図であ
る。
【図6】同蓋体を内側から見た斜視図である。
【図7】同蓋体に箱本体を嵌め込んだ状態の斜視図であ
【符号の説明】
1…箱本体 2…蓋体 7…側壁 10…切欠部 11…切欠余剰片 12…段部 13…段部支承片 14…重合貼着片 16…接合片 17…補助段部 18…補助段部支承片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面開口の箱本体(1)と、この箱本体
    (1)に被嵌され箱本体(1)よりも相対的に深さ大に
    形成された蓋体(2)とからなり、前記蓋体(2)の一
    対の対向側壁(7)(7)の高さ方向中間部から下端部
    に及ぶ領域に切欠部(10)が設けられると共に、この
    切欠部(10)を切り欠き形成する際に得られる切欠余
    剰片(11)が前記側壁(7)(7)に連ねられたまま
    側壁の内側に折り込まれて、前記箱本体(1)の対応す
    る側壁(3)(5)上縁に当接する段部(12)とこの
    段部(12)を支承する段部支承片(13)とが形成さ
    、段部支承片(13)の先端に蓋体(2)の天板
    (9)内面に重合貼着される重合貼着片(14)が連設
    される一方、他方の一対の対向側壁(8)(8)の両側
    端に一方の対向側壁(7)(7)の内面に接合される接
    合片(16)(16)(16)(16)が連設され、各
    接合片(16)は前記一方の対向側壁(7)(7)の両
    端部に対応する形状に形成されると共に、前記段部(1
    2)及び段部支承片(13)の内側に折込まれる補助段
    部(17)と補助段部支承片(18)とが連設されてな
    ることを特徴とする包装用紙箱。
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