JP2570761Y2 - インクリボンカセット - Google Patents

インクリボンカセット

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JP2570761Y2
JP2570761Y2 JP5246891U JP5246891U JP2570761Y2 JP 2570761 Y2 JP2570761 Y2 JP 2570761Y2 JP 5246891 U JP5246891 U JP 5246891U JP 5246891 U JP5246891 U JP 5246891U JP 2570761 Y2 JP2570761 Y2 JP 2570761Y2
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政之 斉藤
美春 原
幹夫 豊田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばワイアドットプ
リンタに使用するインクリボンカセットに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】インクリボンカセットは印字コストが安
いためにワイアドットプリンタなどで多用されている。
図1にインクリボンカセットの全体図を示す。このイン
クリボンカセットは、リボン収納部22とリボン送り出
し通路23およびリボン受け入れ通路24を一体化した
ケース20に長尺なインクリボン2を収納したものであ
る。インクリボン2はその端部同士をつないだ無終端の
ものである。その大部分は曲がった状態でリボン収納部
22に収納され、一部はリボン送り出し通路23および
リボン受け入れ通路24を通ってケース20内を一巡し
ている。リボン送り出し通路23およびリボン受け入れ
通路24の先端部の間は、外部に露出した印字部25に
なっている。リボン収納部22のリボン受け入れ通路2
4側には、インクリボン2を走行させる走行機構3が配
設されている。
【0003】図3は走行機構3の拡大斜視図である。こ
の走行機構3は駆動ギア5と従動ギア6とで構成され
る。
【0004】駆動ギア5は、回転軸に二個のギア5a・
5bを間をあけて同軸に設けたものである。従動ギア6
は、回転軸に二個のギア6a・6bをギア5a・5bに
対応して設けたものである。駆動ギア5はケース20の
軸穴で回転可能に支持され、回転駆動源(不図示)に連
結している。従動ギア6もケース20の軸穴で回転可能
に支持され、インクリボン2を挟んで駆動ギア5と噛み
合っている。駆動ギア5および従動ギア6の噛み合い
幅、即ち、ギア5aの下面とギア5bの上面との距離L
は、インクリボン2と同幅もしくはそれ以下である。
【0005】駆動ギア5および従動ギア6のリボン収納
部22側には、リボン2の巻き込みを防止するためのセ
パレータ15および16が設けられている。セパレータ
15はギア5aとギア5bとの間へ、セパレータ16は
ギア6aとギア6bとの間に侵入している。
【0006】駆動ギア5が矢印の方向に回転すると従動
ギア6も従動回転し、それらに挟まれているリボン2が
走行し、リボン収納部22から引き出されてリボン送り
出し通路23、印字部25、リボン受け入れ通路24を
経てリボン収納部22に送られ、ケース20内を一巡す
る。リボン収納部22に送られたリボン2は後続のリボ
ン2に後押しされ、リボン送り出し通路23側へ移動し
てゆく。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】インクリボンカセット
にはインクリボン2の安定走行が求められるが、従来の
インクリボンカセットの場合、リボン2を引き出すとき
の摩擦抵抗(引出力)が大きくなると、各ギア5・6と
リボン2とがスリップして走行が不安定になるという問
題がある。リボン2を引き出すときの摩擦抵抗が大きい
と、駆動ギア5と従動ギア6とが互いに離間する方向に
力が働き、各ギア5・6を支持する軸穴には若干の遊び
があるために駆動ギア5と従動ギア6との噛み合わせが
緩くなるからである。最近ではリボン収納量が多い大型
のカセットの需要が増えており、このような大型のカセ
ットのインクリボン2を走行させるには1kg以上、特に
大型のカセットでは2〜3kgの大きな巻取力が必要にな
る。例えば、ばねを用いて従動ギア6を駆動ギア5側に
押圧し、ギア同士の噛み合せをきつくすれば大きな巻取
力が得られるが、単に噛み合せをきつくしてもリボン2
が損傷する等の問題が生じてくる。
【0008】本考案は前記の課題を解決するためになさ
れたもので、巻取力が大きく、インクリボンの走行性が
優れたインクリボンカセットを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めになされた本考案のインクリボンカセットを一実施例
に対応する図面を用いて説明する。
【0010】図1に示すように、本考案のインクリボン
カセットは、リボン収納部22、リボン送り出し通路2
3およびリボン受け入れ通路24が一体化したケース2
0と、リボン収納部22に大部分が収納され、一部がリ
ボン送り出し通路23、印字部25およびリボン受け入
れ通路24を経てケース20内部を一巡する無終端のイ
ンクリボン2と、リボン収納部22にインクリボン2を
挟持して走行させる走行機構3とを備えている。
【0011】図2に示すように、走行機構3は駆動源
(不図示)に連結可能な駆動ギア5と、従動回転可能な
従動ギア6とからなり、前記駆動ギア5の一部5cと従
動ギア6の一部6cとが直接噛み合っている。
【0012】
【作用】駆動ギア5および従動ギア6が矢印の方向に回
転すると、インクリボン2は、リボン収納部22、リボ
ン送り出し通路23、印字部25およびリボン受け入れ
通路24、リボン収納部22の順に走行する。リボン2
を引き出すときの摩擦抵抗が大きい場合、インクリボン
2を挟む駆動ギア5と従動ギア6との噛み合わせが緩く
なるが、駆動ギア5の一部5cと従動ギア6の一部6c
とが直接噛み合っているために、駆動ギア5の回転によ
り従動ギア6が確実に回転し、インクリボン2の走行に
十分な巻取力が確保される。
【0013】
【実施例】以下、本考案の実施例を説明する。図1は本
考案を適用するインクリボンカセットの一実施例の全体
図である。このインクリボンカセットは、走行機構3以
外は前述したインクリボンカセットと同一の構造であ
る。
【0014】図2に走行機構3の拡大図を示す。同図に
示すように、走行機構3は駆動ギア5と従動ギア6とで
構成される。駆動ギア5はケース20の底面と蓋20a
に設けられた軸穴で回転可能に支持され、回転駆動源
(不図示)に連結している。従動ギア6も同様にケース
20の軸穴で回転可能に支持される。駆動ギア5および
従動ギア6は、夫々の回転軸ごとに複数のギアを同軸に
設けたものであり、駆動ギア5はギア5a・5b・5c
で構成され、従動ギア6はギア6a・6b・6cで構成
される。ギア5aはリボン2を挟んでギア6aと噛み合
い、ギア5bはリボン2を挟んでギア6bと噛み合い、
ギア5cはギア6cと直接噛み合う。駆動ギア5のギア
5aの下面からギア5bの上面までの距離と、従動ギア
6のギア6aの下面からギア6bの上面までの距離は、
インクリボン2の幅と略等しくなっている。駆動ギア5
および従動ギア6のリボン収納部22側には、リボン2
の巻き込みを防止するためのセパレータ15および16
が設けられており、セパレータ15はギア5aとギア5
bとの隙間へ、セパレータ16はギア6aとギア6bと
の隙間へ侵入している。
【0015】このインクリボンカセットは以下のように
動作する。駆動ギア5および従動ギア6が矢印の方向に
回転すると、インクリボン2はリボン収納部22から引
き出されてリボン送り出し通路23、印字部25、リボ
ン受け入れ通路24を経てリボン収納部22に送られ、
ケース20内を一巡する。リボン収納部22内のリボン
2は曲がった状態で後続のリボン2に後押しされ、リボ
ン送り出し通路23側に移動してゆく。
【0016】インクリボン2の走行時の摩擦抵抗が大き
い場合、引出し力が増大し、駆動ギア5と従動ギア6と
が互いに離間する方向への応力が発生する。すると、駆
動ギア5や従動ギア6の軸穴には若干の遊びがあるた
め、ギア5aとギア6aの間隔やギア5bと6bの間隔
が拡がって噛み合わせが緩くなり、各ギア5・6とイン
クリボン2とがスリップしやすくなる。しかし、ケース
20の蓋20a側にあるギア5cとギア6cはリボン2
を介さずに直接噛み合っているため、ギア5aとギア6
a、およびギア5bとギア6bの噛み合わせが緩んだ場
合でも、ギア5cとギア6cとの噛み合わせが保たれて
十分な巻取力が確保され、リボン2の安定走行が達成さ
れる。駆動ギア5と従動ギア6の回転軸同士は、本来、
平行に配置されているが、リボン収納部22の底面側に
あるギア5aとギア6aの間隔が拡がると、リボン2の
上縁等が支点になって従動ギア6の回転軸が傾き、ギア
5cとギア6cとの間隔が狭まって噛み合わせが緊密に
なることもある。図2に示す走行機構3は、図3に示し
た従来の走行機構に比べて1.5〜数倍の巻取力が得ら
れた。また、ギア5cをギア5a・5b、ギア6cをギ
ア6a・6bよりも僅かに大径にすれば、ギア5cとギ
ア6cとの噛み合わせが緊密になり、走行の信頼性が向
上する。さらに、ギア5bとギア5cとの隙間からギア
6bとギア6cとの隙間にかけてリボン収納部22の底
面と平行なガイド板を設ければ、インクリボン2の幅方
向への変位が規制され、リボン2のせり上りが防止され
る。
【0017】なお、前述の実施例では駆動ギア5および
従動ギア6として夫々の回転軸ごとに三枚のギアを設け
たが、駆動ギア5と従動ギア6との一部が直接噛み合っ
ていれば良く、ギアの枚数は任意である。例えば、駆動
ギア5のギア5bとギア5c間の隙間をなくしてギア5
bとギア5cを一体に成形したもの、従動ギア6のギア
6bとギア6c間の隙間をなくしてギア6bとギア6c
を一体に成形したものでも同様な効果が得られる。
【0018】また、前述の実施例では従動ギア6をケー
ス20の軸穴で回転可能に支持したが、従動ギア6をギ
アホルダで支持し、ばねを用いてギアホルダごと駆動ギ
ア5側に押圧すればより大きな巻取力が得られる。
【0019】
【考案の効果】以上、詳細に説明したように、本考案の
インクリボンカセットは巻取力が大きく、インクリボン
の引出力が大きい場合でもインクリボンを確実に走行す
ることができる。特に、インクリボンの収納量が多い大
型のインクリボンカセットに有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用するインクリボンカセットの一実
施例の全体図である。
【図2】本考案を適用するインクリボンカセットの走行
機構を示す要部拡大斜視図である。
【図3】従来のインクリボンカセットの走行機構を示す
要部拡大斜視図である。
【符号の説明】
2はインクリボン、3は走行機構、5は駆動ギア、5a
・5b・5c・6a・6b・6cはギア、6は従動ギ
ア、15・16はセパレータ、20はケース、20aは
蓋、22はリボン収納部、23はリボン送り出し通路、
24はリボン受け入れ通路、25は印字部である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−164179(JP,A) 実開 昭54−51018(JP,U) 実開 昭60−194556(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リボン収納部、リボン送り出し通路およ
    びリボン受け入れ通路が一体化したケースと、前記リボ
    ン収納部に大部分が収納され、一部がリボン送り出し通
    路、印字部およびリボン受け入れ通路を経てケース内部
    を一巡する無終端のインクリボンと、リボン収納部にイ
    ンクリボンを挟持して走行させる走行機構とを備えたイ
    ンクリボンカセットにおいて、前記走行機構は駆動源に
    連結可能な駆動ギアと、従動回転可能な従動ギアとから
    なり、前記駆動ギアの一部と従動ギアの一部とが直接噛
    み合っていることを特徴とするインクリボンカセット。
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JP2016135565A (ja) * 2015-01-23 2016-07-28 フジコピアン株式会社 印字装置のインクリボンカセット

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