JP2547133Y2 - インクリボンカセット - Google Patents

インクリボンカセット

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JP2547133Y2
JP2547133Y2 JP12515790U JP12515790U JP2547133Y2 JP 2547133 Y2 JP2547133 Y2 JP 2547133Y2 JP 12515790 U JP12515790 U JP 12515790U JP 12515790 U JP12515790 U JP 12515790U JP 2547133 Y2 JP2547133 Y2 JP 2547133Y2
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幹夫 豊田
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Description

【考案の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばワイアドットプリンタに使用するイ
ンクリボンカセットに関するものである。
【従来の技術】
インクリボンカセットは印字コストが安いためにワイ
アドットプリンタなどで多用されている。第3図にイン
クリボンカセットの全体図を示す。このインクリボンカ
セットは、リボン収納部22とリボン送り出し通路23およ
びリボン受け入れ通路24を一体化したケース20に長尺な
インクリボン2を収納したものである。インクリボン2
はその端部同士をつないだ無終端のものである。その大
部分はリボン収納部22に大部分が折りたたんだ状態で収
納され、一部はリボン送り出し通路23およびリボン受け
入れ通路24を通ってケース20内を一巡している。リボン
送り出し通路23およびリボン受け入れ通路24の先端部の
間は、外部に露出した印字部25になっている。リボン収
納部22のリボン受け入れ通路24側には、インクリボン2
を走行させる走行機構3が配設されている。 走行機構3は駆動ギア5と従動ギア6とで構成され
る。駆動ギア5および従動ギア6は、夫々の回転軸ごと
に複数のギアを一定間隔離して設けたものである。駆動
ギア5はケース20の底面とケース20の蓋(不図示)に設
けられた孔で支持され、回転駆動源(不図示)に連結す
る。従動ギア6は、ケース20側面の凸部21に緩く嵌め込
まれたギアホルダ9で回転可能に支持され、ギアホルダ
9の背面に圧接するコイルバネ11により駆動ギア5側に
押圧される。駆動ギア5と従動ギア6とはインクリボン
2を挟んで常時緊密に噛み合っている。駆動ギア5およ
び従動ギア6のリボン収納部22側には、リボン2の巻き
込みを防止するためのセパレータ4a・4bが設けられてい
る。 駆動ギア5が矢印の方向に回転すると従動ギア6も従
回転し、それらに挟まれているリボン2は時計回りに走
行し、リボン収納部22から引き出されてリボン送り出し
通路23、印字部25、リボン受け入れ通路24を経てリボン
収納部22に送られ、ケース20内を一巡する。リボン収納
部22に送られたリボン2は後続のリボン2に後押しさ
れ、リボン送り出し通路23側へ移動してゆく。
【考案が解決しようとする課題】
インクリボンカセットはリボン2の安定走行が求めら
れるが、従来のインクリボンカセットの場合、リボン2
を引き出すときの摩擦抵抗(引出力)が大きくなると、
ギア5・6とリボン2とがスリップして走行が不安定に
なるという問題があった。引出力が大きい場合、従動ギ
ア6が鎖線示のようにばね11側に変位してリボン2の噛
み込みが緩くなり、巻取力が低下するためである。この
ような現象は、リボン2を高速走行させた場合、印字の
種類によってリボン2の走行の抵抗が変化する場合、リ
ボン2の収納量を増した場合に生じ易い。第4図に押圧
力と巻取力との関係を示す。同図にはギアモジュール
(m)が0.4の例と0.8の例が記載してある。このよう
に、ばね11の押圧力を増大して従動ギア6と駆動ギア5
との噛み合せをきつくすれば大きな巻取力が得られる
が、単に噛み合せをきつくすると走行時にリボン2が損
傷してしまう。 また、このインクリボンカセットは、長期保管に適さ
ないという問題がある。従動ギア6と駆動ギア5は、バ
ネ11の押圧力を受けて常時噛み合っているため、例えば
1年以上保管すると、インクリボン2が駆動ギア5や従
動ギア6に貼り着いたり、ギア5・6に噛み込まれた部
分が変質して印字性能が不均一になることがある。 本考案は前記の課題を解決するためになされたもの
で、インクリボンの走行性が優れるとともに長期間の保
管に適したインクリボンカセットを提供することを目的
とする。
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するためになされた本考案のインク
リボンカセットを一実施例に対応する第1図を用いて説
明する。 第1図に示すように、本考案のインクリボンカセット
は、リボン収納部22、リボン送り出し通路24およびリボ
ン受け入れ通路23が一体化したケース20と、リボン収納
部22に大部分が折りたたんだ状態で収納され、一部がリ
ボン送り出し通路23、印字部25およびリボン受け入れ通
路23を経てケース内部を一巡する無終端のインクリボン
2と、リボン収納部22にインクリボン2を挟持して走行
させる走行機構3とを備えている。走行機構3は駆動源
(不図示)に連結した駆動ギア5と、ケース20の蓋20a
および底面にリボン受け入れ通路24側からリボン収納部
22側に至る長形なガイド孔26に沿って変位可能な従動ギ
ア6とからなっている。駆動ギア5の回転中心からガイ
ド孔26までの距離は、リボン受け入れ通路24側からリボ
ン収納部22側へ向うに従って短くなっている。
【作用】
駆動ギア5が回転すると、従動ギア6は駆動ギア5の
回転に引き込まれ、ガイド孔26に沿ってリボン収納部22
側に変位する。ガイド孔26と駆動ギア5の回転中心との
距離はリボン受け入れ通路24側からリボン収納部22側へ
向うに従って近接しているため、従動ギア6は駆動ギア
5とより緊密に噛合し、インクリボン2の走行に充分な
巻取力が確保される。また、駆動ギア5の停止中は従動
ギア6と駆動ギア5との噛合が緩み、インクリボン2の
品質が損なわれることはない。
【実施例】
以下、本考案の実施例を詳細に説明する。 第1図は本考案の第1考案を適用するインクリボンカ
セットの一実施例の平面図である。 このインクリボンカセットは、インクリボン2を走行
させる走行機構3の他は前述したインクリボンカセット
と同一の構造である。 走行機構3は駆動ギア5と従動ギア6とで構成され
る。駆動ギア5および従動ギア6は、夫々の回転軸ごと
に複数のギアを一定間隔離して設けたものである。駆動
ギア5はケース20の底面とケース20の蓋20aに設けられ
た孔で支持され、回転駆動源(不図示)に連結する。従
動ギア6は、ケース20の底面および蓋20aのリボン受け
入れ通路24側からリボン収納部22側にかけて形成された
長形なガイド孔26に支持される。駆動ギア5の回転中心
からガイド孔26までの距離は、ガイド孔26のリボン受け
入れ通路24側からリボン収納部22側へ向うに従って短く
なっている。従動ギア6はガイド孔26に従って変位可能
であり、リボン収納部22側に寄せてインクリボン2を挟
んで駆動ギア5と緩く噛み合わせおく。各ギア5・6の
リボン収納部22側には、リボン2の巻き込みを防止する
ためのセパレータ4a・4bが設けられている。 このインクリボンカセットは以下のように動作する。 従動ギア6をリボン収納部22側に寄せて駆動ギア5と
噛み合わせ、駆動ギア5を矢印の方向に回転すると、従
動ギア6とに挟まれたインクリボン2は時計回りに走行
し、リボン収納部22から引き出されてリボン送り出し通
路23、印字部25、リボン受け入れ通路24を経てリボン収
納部22に送られ、ケース20内を一巡する。リボン収納部
22に送られたリボン2は、先行するリボン2の向きに従
って曲がり、湾曲した先端がセパレータ4aまたは4bに触
れると向きを変え、先行のリボン2を後押ししながらつ
づら折りに折りたたまれる。折りたたまれたリボン2は
後続のリボンに後押しされ、リボン送り出し通路23側に
移動してゆく。 インクリボン2の走行時の摩擦抵抗が大きい場合、引
出し力が増大して従動ギア6には駆動ギア5から離れる
方向への応力が加わる。しかし、従動ギア6には駆動ギ
ア5の回転により噛合部分の接線方向へ向かう応力が作
用し、従動ギア6はガイド孔26に沿ってリボン収納部22
側に付勢される。ガイド孔26はリボン収納部22側に向か
うに従って駆動ギア5の回転中心に近接しているため、
従動ギア6は実質的に駆動ギア5に押圧され、駆動ギア
5との噛み合わせが強められる。インクリボン2は円滑
に走行する。 駆動ギア5が停止すると従動ギア6と駆動ギア5との
噛み合わせが緩み、従動ギア6はインクリボン2を介し
て駆動ギア5と緩く噛み合った状態で静止する。駆動ギ
ア5の停止中に従動ギア6と駆動ギア5とが完全に離間
した場合には、従動ギア6の回転軸6aを指先等で押し、
リボン収納部22側に寄せれば良い。この作業はガイド孔
26を通じて簡単に行なうことが出来る。 第2図は本考案のインクリボンカセットの別な実施例
である。このインクリボンカセットは第1図に示したイ
ンクリボンカセットの従動ギア6をばね11を用いて緩く
押圧し、駆動ギア5側に寄せたものである。 従動ギア6はギアホルダ9で回転可能に支持され、ギ
アホルダ9から突き出た従動ギア6の回転軸6aがガイド
孔26に遊挿される。ギアホルダ9はケース20のリボン受
け入れ通路24側に設けた一対のガイドバー27間に緩く嵌
め込まれている。従動ギア6はガイド孔26に沿って変位
可能であるが、ギアホルダ9背面側のコイルばね11によ
りリボン収納部22側へ寄せられ、インクリボン2を挟ん
で駆動ギア5と緩く噛み合っている。ばね11の押圧力は
駆動ギア5、インクリボン2および従動ギア6が接触す
る程度で良い。 駆動ギア5が回転すると、従動ギア6は前述した実施
例と同様に駆動ギア5側に押圧されて変位し、駆動ギア
5との噛み合わせが強められる。駆動ギア5の停止中は
噛合が緩み、従動ギア6は駆動ギア5と緩く噛み合った
状態に戻る。 なお、前述の実施例では、ケース20を貫通したガイド
孔26を設けているが、溝状に形成しても構わない。リボ
ン受け入れ通路24側からリボン収納部22側へ向う形状
は、直線状でも曲線状でも良い。また、前述の実施例で
はばね11としてコイルスプリングを使用したが、板ばね
や輪ばねを用いても構わない。ギアホルダ9を省いて従
動ギア6の回転軸6aを直接押圧することも可能である。
【考案の効果】
以上、詳細に説明したように本考案のインクリボンカ
セットは、インクリボンが走行するときのみ必要な巻取
力が生じ、インクリボンの引出力が大きい場合でもイン
クリボンを確実に走行させることができ、信頼性が高
い。また、長期保存が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用するインクリボンカセットの一実
施例の平面図、第2図は別な実施例の要部平面図、第3
図は従来のインクリボンカセットの平面図、第4図は押
圧力と巻取力との関係を示す図である。 2……インクリボン、3……走行機構 4a・4b……セパレータ、5……駆動ギア 6……従動ギア、6a……回転軸 9……ギアホルダ、11……ばね 20……ケース、20a……蓋 22……リボン収納部 23……リボン送り出し通路 24……リボン受け入れ通路、25……印字部 26……ガイド孔、27……ガイドバー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リボン収納部、リボン送り出し通路および
    リボン受け入れ通路が一体化したケースと、前記リボン
    収納部に大部分が折りたたんだ状態で収納され、一部が
    リボン送り出し通路、印字部およびリボン受け入れ通路
    を経てケース内部を一巡する無終端のインクリボンと、
    リボン収納部にインクリボンを挟持して走行させる走行
    機構とを備えたインクリボンカセットにおいて、前記走
    行機構が駆動原に連結した駆動ギアと、ケースの蓋およ
    び底面にリボン受け入れ通路側からリボン収納部側に至
    る長形なガイド孔に沿って変位可能な従動ギアとからな
    り、該駆動ギアの回転中心からガイド孔までの距離は、
    リボン受け入れ通路側からリボン収納部側へ向うに従っ
    て短くなることを特徴とするインクリボンカセット。
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