JP2570673B2 - 車両用マウント装置 - Google Patents

車両用マウント装置

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JP2570673B2 JP63122765A JP12276588A JP2570673B2 JP 2570673 B2 JP2570673 B2 JP 2570673B2 JP 63122765 A JP63122765 A JP 63122765A JP 12276588 A JP12276588 A JP 12276588A JP 2570673 B2 JP2570673 B2 JP 2570673B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は車両用マウント装置に係り、特に車両フレ
ームの捩じれ変形に起因する振動の増幅を防止し得て不
快に振動の誘発を防止し得て、また車両フレームの重量
の増大やコストの上昇を招くことのない車両用マウント
装置に関する。
〔従来の技術〕 車両用マウント装置としては、フレーム付き構造のも
のや単体構造のもの等がある。フレーム付き構造のもの
は、各種メンバにより車両フレームを構成している。こ
の車両フレームは、原動系構成部である内燃機関や変速
機、懸架装置、ボディー等を支持し、これらの挙動を予
め規定された通りにコントロールし、外力を受けて分散
し、衝撃を吸収緩和し、支持したボディーに外力を分散
する等の機能を有している。
このように原動系構成部である内燃機関や変速機、懸
架装置、ボディー等を支持する構造としては、車両フレ
ームの各サイドメンバに夫々ブラケットを設けて内燃機
関及び変速機を支持するもの(特開昭61−57427号公
報)、内燃機関を弾性的な支承体を介して変速機及び保
持体に支持するとともに変速機及び保持体を車体側に支
持するもの(特開昭60−244624号公報)、マウントメン
バを介してフロアパネルに支持される変速機の前記マウ
ントメンバの変速機支持部からマウントメンバのフロア
パネル各支持部までの距離を異ならせたもの(実公昭60
−7219号公報)、各サイドフレームの内燃機関両側を夫
々支持する各支持点を車両の前後方向にずらして左右非
対称にしたもの(実開昭56−147123号公報)等がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、車両用マウント装置として、第14図に示す
ものがある。図において、2は車両フレームである。車
両フレーム2は、車両前後方向(矢印A方向)の両側に
配置される各サイドメンバ4を設け、これらサイドメン
バ4間に各サイドメンバ4を連結するクロスメンバ6を
架設するとともに後述の原動系構成部を支持するマウン
トメンバ8を架設している。このマウントメンバ8は、
例えば前輪駆動車両にあっては車両フレーム2の車両前
後方向(矢印A方向)の中心位置から前方に偏位させ、
また、後輪駆動車両にあっては車両フレーム2の車両前
後方向(矢印A方向)の中心位置から後方に偏位させた
原動系構成部を支持すべく、各サイドメンバ4間に架設
している。
ところが、このような車両用マウント装置において、
車両フレーム2に外力が作用して第15図に示す如く捩じ
れると、この車両フレーム2の捩じれによる変形が各サ
イドメンバ4間に架設したマウントメンバ8に作用する
問題を生じた。このため、マウントメンバ8に捩じれ変
形の影響が作用することにより、外乱による振動がマウ
ントメンバ8を介して原動系構成部(図示せず)である
内燃機関や変速機に作用し、内燃機関のトルク変動等に
伴って振動が増幅され、例えば変速機の変速レバーに不
快に振動を誘発させる不都合があった。このような車両
フレーム2の捩じれ変形に起因する前記不都合を解消す
るためには、車両フレーム2の剛性を高めなければなら
ず、この結果、重量の増大やコストの上昇を招く不都合
を生じた。
〔発明の目的〕
そこで、この発明の目的は、車両フレームの各サイド
メンバ間に架設したマウントメンバを介して原動系構成
部である内燃機関や変速機への車両フレームの捩じれ変
形の作用を抑止し得て、これにより車両フレームの捩じ
れ変形に起因する振動の増幅を防止し得て不快に振動の
誘発を防止し得て、また車両フレームの重量の増大やコ
ストの上昇を招くことのない車両用マウント装置を実現
することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するために、この発明は、車両フレー
ムの各サイドメンバ間にクロスメンバを架設するととも
に前記車両の原動系構成部を支持するマウントメンバを
架設した車両用マウント装置において、前記車両フレー
ムの捩じれ変形中立域の前記各サイドメンバ間に前記マ
ウントメンバを架設したことを特徴とする。
〔作用〕
この発明の構成によれば、車両フレームの捩じれ変形
中立域の各サイドメンバ間に車両の原動系構成部を支持
するマウントメンバを架設したことしたことにより、マ
ウントメンバに支持される原動系構成部への車両フレー
ムの捩じれ変形の作用を、車両フレームの剛性を高める
ことなく抑止することができる。
〔実施例〕
次にこの発明の実施例を図に基づいて詳細に説明す
る。
第1〜13図は、この発明の実施例を示すものである。
第1〜4図において、2は車両フレームである。車両
フレーム2は、車両前後方向(矢印A方向)の両側に配
置される各サイドメンバ4を設け、これらサイドメンバ
4間に各サイドメンバ4を連結するクロスメンバ6を架
設するとともに後述の原動系構成部である内燃機関10や
変速機12を支持するマウントメンバ8を架設している。
なお、符号14はマウントメンバ取付用ブラケット、16は
弾性マウント部材、18は原動系構成部取付用ブラケット
である。また、この実施例において、原動系構成部取付
用ブラケット18は、図示の如く原動系構成部の変速機12
を支持している。
このような車両用マウント装置の前記車両フレーム2
の捩じれ変形中立域20の前記各サイドメンバ4間に、前
記マウントメンバ8を架設している。
この実施例においては、車両フレーム2の捩じれ変形
中立域20として、第1図に示す如く、各サイドメンバ4
の車両前後方向(矢印A方向)の中心位置C1近傍の各サ
イドメンバ4間に、マウントメンバ8を架設している。
即ち、各サイドメンバ4間の車両前後方向(矢印A方
向)の長さをl1とし、この長さl1の2/1の長さl2にある
中心位置C1から車両前後方向(矢印A方向)の前方の所
定距離l3内にマウントメンバ8の中心位置C2を定め、こ
の中心位置C2の各サイドメンバ4間にマウントメンバ8
を架設する。
従来の車両用マウント装置は、第2図に示す如く車両
フレーム2に外力が作用して捩じれた場合に、この車両
フレーム2の捩じれによる変形が各サイドメンバ4間に
架設したマウントメンバ8に作用し、第3図に示す如く
マウントメンバ8に捩じれ変形の影響が作用することに
より、外乱による振動がマウントメンバ8を介して原動
系構成部である変速機12等に作用し、内燃機関10のトル
ク変動等に伴って振動が増幅され、例えば変速機12の変
速レバー22に不快に振動を誘発させる不都合があり、ま
た、車両フレーム2の捩じれ変形に起因する前記不都合
を解消するためには、車両フレーム2の剛性を高めなけ
ればならず、この結果、重量の増大やコストの上昇を招
く不都合を生じた。
ところが、前記第1図に示す如く、各サイドメンバ4
の車両前後方向(矢印A方向)の中心位置C1から車両前
後方向(矢印A方向)の前方の所定距離l3内に設けた中
心位置C2の各サイドメンバ4間にマウントメンバ8を架
設したことによって、車両フレーム2の捩じれ変形中立
域20の前記各サイドメンバ4間にマウントメンバ8を架
設している。これにより、マウントメンバ8に支持され
る原動系構成部である内燃機関10や変速機12への車両フ
レーム2の捩じれ変形の作用を、第4図に示す如く抑止
することができる。
このため、マウントメンバ8に捩じれ変形の作用を抑
止し得ることにより、外乱による振動がマウントメンバ
8を介して原動系構成部である内燃機関10や変速機12に
作用する不都合を解消し得て、内燃機関10のトルク変動
等に伴って振動が増幅され、例えば変速機12の変速レバ
ー22に不快に振動を誘発させる等の不都合を解消するこ
とができる。また、車両フレーム2の剛性を高める必用
がないことにより、重量の増大やコストの上昇を招くこ
ともない。
ところで、前記マウントメンバ8は、例えば前輪駆動
車両にあっては車両用フレーム2の車両前後方向(矢印
A方向)の中心位置C1から前方に偏位させ、また、後輪
駆動車両にあっては車両用フレーム2の車両前後方向
(矢印A方向)の中心位置C1から後方に偏位させた原動
系構成部である内燃機関10や変速機12を支持しなければ
ならない場合がある。
そこで、第5図に示す如く、別部材として原動系構成
部取付用ブラケット18をマウントメンバ8に取着し、こ
の原動系構成部取付用ブラケット18に弾性マウント部材
16を介して原動系構成部である内燃機関10や変速機12を
支持させる。また、第6図に示す如く、同一部材により
原動系構成部取付用ブラケット18をマウントメンバ8に
一体的に形成し、この原動系構成部取付用ブラケット18
に弾性マウント部材16を介して原動系構成部である内燃
機関10や変速機12を支持させる。あるいは、第7図に示
す如く、原動系構成部である内燃機関10や変速機12に別
部材として原動系構成部取付用ブラケット18を取着し、
この原動系構成部取付用ブラケット18を弾性マウント部
材16を介してマウントメンバ8支持させる。さらには、
第8図に示す如く、同一部材により原動系構成部取付用
ブラケット18を原動系構成部である内燃機関10や変速機
12に一体的に形成し、この原動系構成部取付用ブラケッ
ト18を弾性マウント部材16を介してマウントメンバ8支
持させる。
これらの各種手段によって、車両用マウント装置の車
両フレーム2の捩じれ変形中立域20の各サイドメンバ4
間に架設したマウントメンバ8に、車両前後方向(矢印
A方向)の中心位置から偏位された原動系構成部である
内燃機関10や変速機12を支持させることができる。
なお、前述の如くこの実施例においては、車両フレー
ム2の捩じれ変形中立域20として、第1図に示す如く、
各サイドメンバ4の車両前後方向(矢印A方向)の中心
位置C1近傍のサイドメンバ4間に、各サイドメンバ4間
の車両前後方向(矢印A方向)の長さl1の2/1の長さl2
にある中心位置C1から車両前後方向(矢印A方向)の前
方の所定距離l3内にマウントメンバ8の中心位置C2を定
め、この中心位置C2の各サイドメンバ4間にマウントメ
ンバ8を架設する。
この場合に、前記マウントメンバ8の中心位置C2の定
められる前記各サイドメンバ4間の車両前後方向(矢印
A方向)の中心位置C1から車両前後方向(矢印A方向)
の前方の所定距離l3としては、第11図に示す如く、300m
mが望ましい。
これは、第9図に示す如く、車両フレーム2のの一端
部に一定の力F(kg)を加担してマウントメンバ8のマ
ウントメンバ取付用ブラケット14との取付け部位24の応
力値αを測定した場合に、マウントメンバ8の構成部材
の許容応力値α1から、所定距離l3は300mmが望ましい
との結果が得られた。
なお、前記第5〜8図に示す如くマウントメンバ8に
原動系構成部である内燃機関10や変速機12を支持させる
場合において、第12図に示す如くマウントメンバ8の中
心位置C2から距離l4だけ離間して原動系構成部である内
燃機関10や変速機12の荷重f(kg)を受ける場合には、
捩じりモーメントM=f・l4(kg mm)がマウントメン
バ8に作用して疲労破壊の原因となり得る。そこで、こ
のような場合には、第13図に示す如く如く、原動系構成
部である内燃機関10や変速機12に別部材として原動系構
成部取付用ブラケット18を取着し、この原動系構成部取
付用ブラケット18を弾性マウント部材16を介してをマウ
ントメンバ8に支持させることにより、前記捩じりモー
メントM=f・l4(kg mm)によるマウントメンバ8の
疲労破壊を回避することができる。
〔発明の効果〕
このように、この発明によれば、車両フレームの捩じ
れ変形中立域の各サイドメンバ間に車両の原動系構成部
を支持するマウントメンバを架設したことしたことによ
り、マウントメンバに支持される原動系構成部への車両
フレームの捩じれ変形の作用を抑止することができる。
このため、車両フレームの捩じれ変形に起因する振動
の増幅を防止し得て、不快に振動の誘発を防止すること
ができ、また、車両フレームの剛性を高める必用がない
ことにより車両フレームの重量の増大やコストの上昇を
招くこともない。
【図面の簡単な説明】
第1〜13図はこの発明の実施例を示し、第1図は車両フ
レームの側面図、第2図は捩じり変形時の車両フレーム
の側面図、第3図は従来の捩じり変形時の車両フレーム
の正面図、第4図はこの発明による捩じり変形時の車両
フレームの正面図、第5〜8図は夫々マウントメンバ支
持状態の説明図、第9図は車両フレームの捩じり変形時
の側面説明図、第10図は車両フレームの捩じり変形時の
正面説明図、第11図の車両フレームの捩じり変形時の距
離と応力値との関係を示す図、第12・13図は夫々夫々マ
ウントメンバ支持状態の説明図である。 第14・15図は夫々従来例を示し、第14図は捩じり変形前
の車両フレームの斜視図、第15図は捩じり変形時の車両
フレームの斜視図である。 図において、2は車両フレーム、4はサイドメンバ、6
はクロスメンバ、8はマウントメンバ、10は内燃機関、
12は変速機、14はマウントメンバ取付用ブラケット、16
は弾性マウント部材、18は原動系構成部取付用ブラケッ
ト、20は捩じれ変形中立域、22は変速レバー22である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両フレームの各サイドメンバ間にクロス
    メンバを架設するとともに前記車両の原動系構成部を支
    持するマウントメンバを架設した車両用マウント装置に
    おいて、前記車両フレームの捩じれ変形中立域の前記各
    サイドメンバ間に前記マウントメンバを架設したことを
    特徴とする車両用マウント装置。
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