JP2570581Y2 - ワーク位置決め吸着装置 - Google Patents

ワーク位置決め吸着装置

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JP2570581Y2
JP2570581Y2 JP1991067766U JP6776691U JP2570581Y2 JP 2570581 Y2 JP2570581 Y2 JP 2570581Y2 JP 1991067766 U JP1991067766 U JP 1991067766U JP 6776691 U JP6776691 U JP 6776691U JP 2570581 Y2 JP2570581 Y2 JP 2570581Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
suction
suction device
pin
robot
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1991067766U
Other languages
English (en)
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JPH0512091U (ja
Inventor
秀明 桑原
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Pentel Co Ltd
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Pentel Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ロボットや自動機等の
自動的に上下動する作業軸先端にワークを位置決めして
吸着する吸着部を有するワーク位置決め吸着装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示すような切り欠き部Bが形成さ
れたワークAを吸着により把持し、そのワークを金型内
に挿入し成形するいわゆるインサート成形する場合、従
来は金型を配置してなる成形機の近傍にワークマガジン
と、そのワークマガジンに収納しているワークを前記金
型内に搬送するロボットを設置し、そのロボットの作業
軸先端には前記ワークを単に吸着把持する吸着装置が取
り付けられていた。
【0003】次に作用について説明する。先ず最初に、
ワークAの切り欠き部Bの方向、表裏等を確認してワー
クをワークマガジンに収納する。次いで、ロボットを作
動させると作業軸に固定されている吸着装置がワークA
を吸着し、ワークマガジンより取り出し金型内に搬送す
る。金型への搬送が完了するとロボットは後退し、金型
が閉じインサート成形が開始するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで上記従来技術
においては、予めワークAの切り欠き部Bや表裏を確認
してワークをワークマガジンに収納するようにしていた
が、切り欠き部Bが揃っていなかったり、表裏を反対に
してワークマガジンに収納してしまう場合もあった。
【0005】このような不完全なワークAを吸着し、金
型内に搬送してしまうと金型の所定位置にワークが搬送
されれば金型が閉じる際、その閉じる圧力でもって金型
が破損してしまうという問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記問題点を解
決することを目的とし、ロボットや自動機等の自動的に
上下動する作業軸先端に吸着部を有し、孔又は切り欠き
部を有するワークを吸着するワーク吸着装置に於て、非
円形ワークの外周にワークを囲むように、ワークの形状
に合わせて複数の外周ピンと、ワークの孔又は切り欠き
部に嵌入する嵌入ピンとを配設し、前記外周ピン、或は
嵌入ピンの少くとも1本のピンの先端に凸部を形成し、
吸着具には真空用圧力スイッチを取り付けたことを特徴
とするワークを位置決め吸着する如くなしたことを特徴
とするものである。
【0007】
【実施例】図示しないロボットの作業軸先端にはワーク
吸着装置1の基部2が着脱可能に固定されている。基部
2にはスペーサー3を介して基板4が固定されている。
そして、その基板4には吸着具5が取り付けられてお
り、その吸着具5の下端には吸着パット6が取り付けら
れている。
【0008】更に、基板4にはプレート7がボルト8等
により固定されている。そして、そのプレート7には前
記吸着パット6より多少長めに設定された先端に凸部9
bが形成された外周ピン9がワークAの外周面に沿って
3本配設され、又、ワークAの切り欠き部Bに嵌入する
嵌入ピン10が配設されている。
【0009】なお、外周ピン9と嵌入ピン10の頭部に
は鍔部9a,10aが形成されており、その鍔部9a,
10aが前記基板4とプレート7との間で圧接され、各
々のピンの振れを防止(固定)されている。11は前記
吸着パット6と図示しない真空エジェクタと連通させる
ための配管である。
【0010】次に動作について説明する。ロボットが作
動しワークマガジンに載置されているワークAを吸着す
る。この時、外周ピン9がワークAの外周面を、又、嵌
入ピン10が切り欠き部Bに嵌挿するとワークAは吸着
具5によって吸着把持される。次いで、ロボットが図示
しない金型内に前記ワークAを載置し、インサート成形
が開始される。
【0011】次にワークAがワークマガジンに不完全に
載置されていた場合について説明する。ロボットが作動
し、ワークAを吸着把持しようとすると、外周ピン9の
凸部9bと嵌入ピン10の先端がワークAの上面に当接
してしまい、そのためワークAと吸着パット6との間に
隙間が生じ、ワークAは吸着されない。よって、ロボッ
トが不完全なワークAを金型内に搬送することがないの
で、金型を破損させることはない。
【0012】なお、真空用圧力スイッチを吸着具に取り
付けることにより、その信号をロボット制御装置に伝え
ロボットを停止させることができる。又、左右対称で孔
などが形成されているワークに対しても嵌入ピン10で
もって表裏の確認を行うことができる。
【0013】
【考案の効果】本考案は、ロボットや自動機等の自動的
に上下動する作業軸先端に吸着部を有し、孔又は切り欠
き部を有するワークを吸着するワーク吸着装置に於て、
非円形ワークの外周にワークを囲むように、ワークの形
状に合わせて複数の外周ピンと 、ワークの孔又は切り欠
き部に嵌入する嵌入ピンとを配設し、前記外周ピン、或
は嵌入ピンの少くとも1本のピンの先端に凸部を形成
し、吸着具には真空用圧力スイッチを取り付けたことを
特徴とするワークを位置決め吸着する如くしたので、ワ
ークマガジンにたとえ不完全な状態でワークが収納され
ていたとしても、不完全なワークを吸着することがな
く、金型の破損は勿論、組立て等に使用してもワーク、
組立て物を破損してしまうことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例一部切断正面図である。
【図2】図1平面図である。
【図3】図1側面図である。
【図4】ワークの一例平面図である。
【符号の説明】
1 ワーク吸着装置 2 基部 3 スペーサー 4 基板 5 吸着具 6 吸着パット 9 外周ピン 10 嵌入ピン A ワーク B 切り欠き部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットや自動機等の自動的に上下動す
    る作業軸先端に吸着部を有し、孔又は切り欠き部を有す
    るワークを吸着するワーク吸着装置に於て、非円形ワー
    クの外周にワークを囲むように、ワークの形状に合わせ
    て複数の外周ピンと、ワークの孔又は切り欠き部に嵌入
    する嵌入ピンとを配設し、前記外周ピン、或は嵌入ピン
    の少くとも1本のピンの先端に凸部を形成し、吸着具に
    は真空用圧力スイッチを取り付けたことを特徴とするワ
    ークを位置決め吸着する如くなしたワーク位置決め吸着
    装置。
JP1991067766U 1991-07-31 1991-07-31 ワーク位置決め吸着装置 Expired - Lifetime JP2570581Y2 (ja)

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JPH0512091U JPH0512091U (ja) 1993-02-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5418573A (en) * 1977-07-11 1979-02-10 Seiko Instr & Electronics Ltd Manipulator
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JPS60255329A (ja) * 1984-05-29 1985-12-17 Pioneer Electronic Corp 部品取出し用チヤツク装置
JPS638135A (ja) * 1986-06-30 1988-01-13 Nippon Denso Co Ltd チヤツク装置

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JPH0512091U (ja) 1993-02-19

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