JP2570245Y2 - 竪孔掘削機の偏位測定装置 - Google Patents

竪孔掘削機の偏位測定装置

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JP2570245Y2
JP2570245Y2 JP4912593U JP4912593U JP2570245Y2 JP 2570245 Y2 JP2570245 Y2 JP 2570245Y2 JP 4912593 U JP4912593 U JP 4912593U JP 4912593 U JP4912593 U JP 4912593U JP 2570245 Y2 JP2570245 Y2 JP 2570245Y2
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sensor
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充洋 内藤
雅史 和田
浩一 嶋田
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Kumagai Gumi Co Ltd
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Kumagai Gumi Co Ltd
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、地中連続壁或いは地中
現場打杭等の施工に使用される竪孔掘削機の偏位測定装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】地中連続壁や地中現場打杭等の施工に際
しては、クレーン等で竪孔内に掘削機を吊り下げて挿入
し、該掘削機にて竪孔を掘進する。この場合、掘削機の
姿勢が乱れる虞があり、特に、該掘削機が水平方向へ偏
位したときは、竪孔に孔曲がりが生じる。このため、掘
削機の偏位を高精度に測定することが重要となる。
【0003】掘削機の水平方向の偏位測定装置として
は、超音波を利用したものが提案されており、例えば特
開昭53−85902号公報或いは実開昭55−738
12号公報記載の偏位測定装置が知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来の竪孔掘削機の偏
位測定装置は、前述したように超音波を利用したものが
知られているが、地中孔内に吊り下げられたセンサーが
安定液内に浸った状態にあるため、掘削中や掘削直後は
該安定液が流動してセンサーが揺動する。また、センサ
ーを上下動するときに、該安定液の抵抗を受けてセンサ
ーが水平方向へずれる。従って、センサーが揺動状態で
孔壁面や掘削機の位置を測定した場合には、センサーの
移動量と測定対象物の変位量との区別が判定できなくな
る。
【0005】そこで、センサーが揺動状態にあっても、
孔壁面までの距離及び掘削機の位置を正確に把握し、掘
削機の偏位測定精度を向上させるために解決すべき技術
的課題が生じてくるのであり、本考案はこの課題を解決
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために提案されたものであり、竪孔掘削機の上端部
に反射板を立設し、地上の定点から吊り下げたセンサー
ボックスに複数の距離計測センサーを設け、該センサー
ボックスを前記反射板と孔壁面との間に位置させて、距
離計測センサーから前記反射板までの水平距離と孔壁面
までの水平距離とを同時に測定するように形成した竪孔
掘削機の偏位測定装置、及び前記センサーボックスの上
下同一方向に一定距離を有して複数の距離計測センサー
を設け、前記センサーボックスを上下移動させて孔壁面
の同一位置を該上下複数の距離計測センサーにて測定す
るように形成した竪孔掘削機の偏位測定装置を提供する
ものである。
【0007】
【作用】センサーボックスには複数の距離計測センサー
を設けてあり、地上の定点から該センサーボックスを吊
り下げて反射板と孔壁面との間に位置させる。そして、
前記距離計測センサーから反射板までの水平距離と孔壁
面までの水平距離とを同時に測定する。このとき、掘削
機が掘削中であり少しずつ下降している場合であって
も、距離計測センサーを上下方向については一定時間静
止させておく。従って、測定の対象となる孔壁面は、一
定時間は略同じ点となる。
【0008】前記センサーボックスが水平方向へ揺動し
ている場合には、孔壁面までの水平距離が変化するとと
もに、反射板までの水平距離も変化する。双方の変化量
が相対的に一致している場合は、センサーボックスのみ
が揺動していると判断する。これに対して、一方の変化
量が大きい場合は、双方の変化量の差を演算すれば掘削
機の水平方向の偏位が測定できる。
【0009】また、前記センサーボックスの上下同一方
向に複数の距離計測センサーを設けた場合には、前記セ
ンサーボックスを上下動させて孔壁面の同一位置を該上
下複数の距離計測センサーにて測定する。上下の距離計
測センサーの測定値が異なる場合は、前記センサーボッ
クスが水平方向へ揺動していると判断する。孔壁面の実
測可能位置に予め基準面を定めておくことにより、前記
センサーボックスが揺動状態であっても、基準面に対す
る他の孔壁面の位置及び距離計測センサーの位置が把握
できる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に従って詳述
する。図1乃至図3は竪孔掘削機1を示したものであ
り、該掘削機1の下端部に回転カッタ2,2…を装着
し、該掘削機1の側部に油圧ジャッキ等の姿勢制御装置
3,3…を取り付ける。該掘削機1の上端部には反射板
4a,4a及び4b,4bを立設し、地上の定点からワ
イヤー5,5にて偏位測定装置6を吊り下げる。尚、竪
孔内には安定液7が充填されており、前記掘削機1は安
定液7に浸った状態で掘削作業を行う。
【0011】上記偏位測定装置6は、梁8の両端に垂設
したセンサーボックス9a,9bと、夫々のセンサーボ
ックス9a,9bに設けた複数の距離計測センサーS1
乃至S8 と、梁8の中央部下面に設けた方位センサーS
Q とによって構成されている。各距離計測センサーS1
乃至S8 には、竪孔の水平方向に送受する超音波送受波
器を設けてあり、夫々の距離計測センサーS1 乃至S8
から送波された超音波パルスが、竪孔の孔壁面10また
は前記反射板4a,4bに反射して戻ってくる往復の伝
播時間を測定できるように形成されている。各距離計測
センサーS1 乃至S8 の測定値は、ケーブル11により
地上に設けられた制御部(図示せず)へ送られ、該制御
部での演算処理によって水平距離が算出される。
【0012】ここで、各距離計測センサーS1 乃至S8
の取付位置を説明すれば、前記センサーボックス9a,
9bの上部両側面に距離計測センサーS1 ,S2 を設け
るとともに、上部正面に距離計測センサーS3 を設け
る。また、該センサーボックス9a,9bの下部両側面
には、前記距離計測センサーS1 ,S2 に対して一定距
離を有して距離計測センサーS4 ,S5 を設け、該セン
サーボックス9a,9bの下部正面には、前記距離計測
センサーS3 に対して一定距離を有して距離計測センサ
ーS6 を設ける。更に、該センサーボックス9a,9b
の下部背面には、前記距離計測センサーS6 の反対位置
に距離計測センサーS7 を設け、該センサーボックス9
a,9bの下端面に距離計測センサーS8 を設ける。
【0013】次に、図4乃至図7に従って上記偏位測定
装置6による掘削機1の水平位置検出手順について説明
する。安定液7の密度や温度の違いによって超音波の伝
播速度が変化するため、先ず図4に示すように、センサ
ーボックス9a,9bの夫々の上部内側面に設けた距離
計測センサーS2 ,S2 間の水平距離d1 を計測する。
そして、掘削機1の左右方向の偏位は、センサーボック
ス9a,9bの夫々の下部両側面に設けた距離計測セン
サーS4 ,S5 にて測定する。
【0014】例えば、センサーボックス9aに設けた距
離計測センサーS4 から孔壁面10までの水平距離d2
と、距離計測センサーS5 から反射板4aまでの水平距
離d3 を同時測定中に、センサーボックス9aが左右方
向へ揺動したときには、図5のグラフに示すように、孔
壁面10までの水平距離d2 が増減する。次に、図4の
二点鎖線で示すように掘削機1が移動した場合には、図
6に示すように距離計測センサーS5 から反射板4aま
での水平距離d3 が増大していく。このとき、前記孔壁
面10までの水平距離d2 が時間経過に伴って変位して
いることから、センサーボックス9bが揺動状態にある
ことがわかる。而して、反射板4aまでの水平距離d3
から孔壁面10までの水平距離d2 の変化量を差引くこ
とにより、掘削機1の左右方向の変位Xを正確に算出す
ることができる。
【0015】これと同様にして、図7に示すように距離
計測センサーS6 から孔壁面10までの水平距離d
4 と、距離計測センサーS7 から反射板4bまでの水平
距離d5を同時測定すれば、センサーボックス9aが前
後方向に揺動している状態であっても、掘削機1の前後
方向の偏位が測定できる。また、反射板4a,4bの二
個所を同時測定することにより、掘削機1の鉛直軸回り
の回転量も検出可能である。更に、図4に示すように、
距離計測センサーS8 から掘削機1の上端面1aまでの
鉛直距離d6 を測定すれば、当該掘削機1の上下方向の
変位を把握できる。
【0016】また、前記センサーボックス9a,9bに
は上下同一方向に一定距離を有して複数の距離計測セン
サーS1 ,S4 及びS2 ,S5 並びにS3 ,S6 を設け
てあるが、センサーボックス9a,9bを上下動させた
ときに、孔壁面10の同一位置を該上下複数の距離計測
センサーにて測定する。例えば、図4に於いて、センサ
ーボックス9bの下部に設けた距離計測センサーS4
より孔壁面の一定位置10aまでの水平距離d7 を測定
した後に、偏位測定装置6を下降してセンサーボックス
9bの上部に設けた距離計測センサーS1 により前記孔
壁面の一定位置10aまでの水平距離d8 を測定する。
双方の測定値が相違したときは、センサーボックス9b
が下降している途中に水平移動したことがわかる。この
ようにして、竪孔の地上付近で実測可能な位置に、予め
孔壁面に基準面を定めておくことにより、センサーボッ
クス9a,9bが水平方向へ揺動状態であっても、基準
面に対する他の孔壁面10の位置及びセンサーボックス
9a,9bの位置が正確に把握できる。而して、そのと
きの距離計測センサーから反射板4a,4bまでの水平
距離を測定することにより、当該掘削機1の水平方向の
変位を検出することが可能である。
【0017】尚、本考案は、本考案の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本考案が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0018】
【考案の効果】本考案は上記一実施例に詳述したよう
に、掘削機の上部の反射板と孔壁面との間にセンサーボ
ックスを吊り下げて、複数の距離計測センサーにより前
記反射板までの水平距離と孔壁面までの水平距離を同時
測定する。従って、センサーボックスが揺動した場合で
あっても掘削機の水平方向の偏位を正確に測定すること
ができ、該掘削機の姿勢制御の精度を向上させることが
できる。
【0019】また、センサーボックスの上下同一方向に
複数の距離計測センサーを設けた場合には、孔壁面の同
一位置を該上下複数の距離計測センサーにて測定するこ
とにより、センサーボックスが揺動した場合であっても
距離計測センサーの位置が把握できる。斯くして、セン
サーが揺動状態にあっても孔壁面までの距離及び掘削機
の位置を正確に把握できるため、掘削機の偏位測定精度
が高くなって掘削作業性が向上できる等、正に実用的価
値ある考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である竪孔掘削機の偏位測定
装置の正面図。
【図2】竪孔掘削機の偏位測定装置の側面図。
【図3】竪孔掘削機の偏位測定装置の平面図。
【図4】偏位測定装置による水平位置検出手順を示す要
部正面図。
【図5】孔壁面までの水平距離の変位を表すグラフ。
【図6】反射板までの水平距離の変位を表すグラフ。
【図7】偏位測定装置による水平位置検出手順を示す要
部側面図。
【符号の説明】
1 掘削機 4a,4b 反射板 6 偏位測定装置 9a,9b センサーボックス 10 孔壁面 10a 一定位置 S1 〜S8 距離計測センサー d1 〜d8 水平距離
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−108790(JP,A) 特開 昭55−145293(JP,A) 特開 平5−118187(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01C 15/00 G01C 7/06 E02D 17/13 G01B 11/00

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竪孔掘削機の上端部に反射板を立設し、
    地上の定点から吊り下げたセンサーボックスに複数の距
    離計測センサーを設け、該センサーボックスを前記反射
    板と孔壁面との間に位置させて、距離計測センサーから
    前記反射板までの水平距離と孔壁面までの水平距離とを
    同時に測定するように形成したことを特徴とする竪孔掘
    削機の偏位測定装置。
  2. 【請求項2】 前記センサーボックスの上下同一方向に
    一定距離を有して複数の距離計測センサーを設け、前記
    センサーボックスを上下移動させて孔壁面の同一位置を
    該上下複数の距離計測センサーにて測定するように形成
    したことを特徴とする請求項1記載の竪孔掘削機の偏位
    測定装置。
JP4912593U 1993-09-09 1993-09-09 竪孔掘削機の偏位測定装置 Expired - Fee Related JP2570245Y2 (ja)

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