JP3165629B2 - 壁面測定装置および壁面測定方法 - Google Patents

壁面測定装置および壁面測定方法

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JP3165629B2 JP31715795A JP31715795A JP3165629B2 JP 3165629 B2 JP3165629 B2 JP 3165629B2 JP 31715795 A JP31715795 A JP 31715795A JP 31715795 A JP31715795 A JP 31715795A JP 3165629 B2 JP3165629 B2 JP 3165629B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波を利用し壁
面の3次元データを測定する壁面測定装置および方法に
関する。
【0002】
【発明の背景】土木工事における地下連壁工法、縦坑掘
削工法などでは掘削壁の鉛直性や掘削幅を確保するため
に壁面の掘削精度の測定が必要である。
【0003】例えば、地下連壁工法は、掘削溝に安定液
を満たし壁面の崩壊を防ぎながら地中に溝を掘削し、こ
の中に鉄筋コンクリート壁を造ることによって、土留め
壁、止水壁、構造物の基礎、地下構造壁などを構築する
ものである。
【0004】このため、掘削溝内は安定液と土砂などが
混合された混濁液の状態であり、掘削壁面は地下深くま
で及ぶことも多く、直接的な壁面形状の測定は難しい。
【0005】このような特殊性を持つ地下連壁工法、縦
坑掘削工法などにおける壁面の掘削精度の測定の一つの
方法として、超音波を用いて壁面形状の測定が有効であ
る。
【0006】掘削壁面の超音波を利用した従来の形状測
定は、単一方向を向いたビームを発する超音波送受信部
をウインチなどによって昇降させながら壁面の形状を測
定するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の測定法
では、超音波センサの昇降手段による一回の上昇または
下降の動作の間には、昇降経路に沿って壁面の表面形状
しか測定できないこと、また、壁面全体の形状を把握す
るには、位置をずらしながら超音波センサの昇降手段に
よる上昇または下降を繰り返す必要があり長時間を要す
こと、などの問題点がある。
【0008】また、掘削途中において、リアルタイムの
掘削壁面形状の把握ができないという問題点もある。
【0009】本発明は、上述のような検討結果に基づき
なされたものであり、その目的は、壁面全体の3次元デ
ータの把握が比較的短時間で可能な壁面測定装置、測定
方法ならびにその方法を用いた新規な掘削管理方法を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)前記課題を解決す
るため、音波を送受信する超音波送受信部と、縦坑ま
たは溝内において、前記超音波送受信部を昇降させる昇
降手段と、前記超音波送受信部の送信する超音波ビーム
を、そのビーム走査面が前記昇降方向と交差するように
走査する超音波走査手段と、少なくとも、前記超音波送
受信部の受信信号と、前記超音波ビームの走査方向と、
前記超音波送受信部の昇降位置とに基づき、超音波送信
方向の壁面の3次元データを演算する壁面データ演算手
段と、を含み、前記超音波送受信部の移動経路に沿った
壁面の3次元データを前記超音波ビームの走査幅で測定
する壁面測定装置であって、 前記昇降手段は、 前記超音
波送受信部を一端側で吊持するワイヤと、 前記縦坑また
は溝の上方で、前記ワイヤを支持する支持部と、 前記ワ
イヤの他端側を卷装し、前記超音波送受信部を昇降させ
るワイヤ巻き上げ手段と、 前記支持部に吊持され、下端
に重りを取付け固定すると共に、 前記超音波送受信部と
スライド自在に係合された基準位置設定ワイヤと、 を含
ことを特徴とする。
【0011】請求項1の発明の壁面測定装置は、超音波
送受信部が超音波ビームをスキャンしながら上昇または
下降することによって、超音波ビームの走査範囲内にあ
り、超音波送受信部の昇降範囲に対応する領域の壁面に
対して超音波ビームを送信する。そして、この受信波
と、対応する昇降位置と、対応する超音波ビームの方向
との情報をもとに、壁面の表面3次元データを、壁面デ
ータ演算手段の演算により求める。このため、面測定
装置は、壁面全体の3次元データを比較的短時間で把握
することができる。また、本発明の壁面測定装置は、超
音波送受信部をワイヤの一端で吊し、ワイヤを溝の上方
で支持部によって支持し、ワイヤの他端のワイヤ巻き上
げ手段によってワイヤの長さを調節して、超音波送受信
部の鉛直位置を変更する。これによって、壁面測定装置
は、超音波送受信部を所望の鉛直位置に設定することが
できる。 ここにおいて、前記昇降手段は、前記支持部か
ら吊持された基準位置設定ワイヤを含み、前記超音波送
受信部を前記基準位置設定ワイヤに沿って昇降させるよ
う形成される。 この壁面測定装置は、支持部から基準位
置設定ワイヤを吊し、そのワイヤの案内に沿って超音波
送受信部を昇降させる。このため、吊持ワイヤの振れに
よる超音波送受信部の主として水平平面内における望ま
しくない位置の変動と回転を抑制することができる。
らに、本発明の壁面測定装置は、前記超音波送受信部の
姿勢を検出する検出手段を含み、前記壁面データ演算手
段は、検出された姿勢に基づき、壁面の3次元データを
補正演算するよう形成することが好ましい。 この壁面測
定装置は、検出手段によって超音波送受信部の姿勢を検
出し、その情報によって壁面上の各サンプル点の3次元
データを補正演算する。そのため、この壁面測定装置
は、超音波送受信部の姿勢の変化による壁面3次元デー
タの測定誤差を小さくすることができる。 さらに、本発
明の壁面測定装置は、前記超音波送受信部の取付ハウジ
ングに設けられ、安定液内での超音波送受信部の姿勢を
安定させる安定板を含むよう形成 することが好ましい。
この壁面測定装置は、超音波送受信部の取付ハウジング
から安定液内に突出するように設けられた安定板によっ
て、超音波送受信部の急激な姿勢の変動、特に鉛直線を
軸とした回転による姿勢の変動を防止する。そのため、
この壁面測定装置は、壁面形状測定における誤差を抑え
ることができる。
【0012】(2)また、請求項2の発明の壁面測定装
置は、請求項1において、前記超音波走査手段は、超音
波ビームを所定角度幅で繰り返し走査するよう形成され
たことを特徴とする。
【0013】請求項2の発明の壁面測定装置は、超音波
送受信部の一回の上昇または下降の動作の間に超音波ビ
ームを所定の角度幅で繰り返し走査する。すなわち、所
定の走査角度幅で所定の鉛直位置の壁面に超音波ビーム
を送信し、その反射波を受信する。このため、請求項2
の発明の壁面測定装置は、所定の走査角度幅で壁面表面
の3次元データを比較的短時間で測定することができ
る。
【0014】(3)また、請求項3の発明の壁面測定装
置は、請求項2において、前記超音波送受信部は、異な
る方向に向け超音波ビームの送受信を行う少なくとも2
個の超音波トランスジューサを含むことを特徴とする。
【0015】請求項3の発明の壁面測定装置は、少なく
とも2つの超音波トランスジューサによって超音波ビー
ムを異なる方向に向けて走査するため、超音波送受信部
の一回の上昇または下降の間に、より広い面積の壁面の
形状を得るための情報を集めることができる。例えば、
地下連壁工法における対向する壁面の測定では、少なく
とも2つの超音波トランスジューサを設け、一方を対向
する壁面の一方に向け、他方を対向する壁面の他方に向
けることによって、超音波送受信部の一回の上昇または
下降の動作の間に、両壁面の表面3次元データを得るこ
とができる。
【0016】(4)また、請求項4の発明の壁面測定装
置は、請求項1において、前記超音波走査手段は、超音
波ビームを回転走査するよう形成され、前記壁面データ
演算手段は、前記回転走査方向に沿って、壁面の3次元
データを演算するようたことを特徴とする。
【0017】請求項4の発明の壁面測定装置は、縦坑な
どの場合に使用され、超音波送受信部が上昇あるいは下
降する鉛直線を回転軸として超音波ビームを回転させる
ように走査し、壁面の全周に向けて超音波ビームを送信
する。このため、請求項4の発明の壁面測定装置は、超
音波送受信部の一回の上昇または下降の間に縦坑の壁面
の全周にわたる表面3次元データを得ることができる。
【0018】(5)また、請求項5の発明の壁面測定装
置は、請求項1〜4のいずれかにおいて、前記昇降手段
の昇降動作および前記超音波走査手段の超音波ビーム走
査を制御する制御手段を含むことを特徴とする。
【0019】請求項5の発明の壁面測定装置は、昇降手
段の昇降動作と超音波走査手段の超音波ビームの走査と
を制御する制御手段を持つことによって、超音波ビーム
の発射される方向を確実にコントロールする。このた
め、請求項5の発明の壁面測定装置は、壁面の必要な部
分の形状を求めるための情報を必要最低限の時間で得る
ことができる。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】()また、請求項の発明は、超音波を
送受信する超音波送受信部を、縦坑または溝内において
昇降させるとともに、前記超音波送受信部の送信する超
音波ビームを、そのビーム走査面が前記昇降方向と交差
するように走査する工程と、 少なくとも、前記超音波送
受信部の受信信号と、前記超音波ビームの走査方向と、
前記超音波送受信部の昇降位置とに基づき、超音波送信
方向の壁面の3次元データを演算する工程と、 を含み、
前記超音波送受信部の一回の上昇または下降動作によ
り、その移動経路に沿った壁面の3次元データを前記超
音波ビームの走査幅で測定する壁面測定方法であって、
前記超音波送受信部を昇降させる工程において、下端に
重りを取付け固定した基準位置設定ワイヤに前記超音波
送受信部をスライド自在に係合させつつ、前記超音波送
受信部を吊持するワイヤを縦坑または溝の上方でワイヤ
巻き上げ手段により昇降させることを特徴とする。
【0029】請求項6の発明の壁面測定方法では、超音
波送受信部が超音波ビームをスキャンしながら上昇また
は下降することによって、超音波ビームの所定の走査幅
内にあり、超音波送受信部の昇降範囲に対応するエリア
にある壁面に対して超音波ビームを送受信する。そし
て、この送受信波と、対応する昇降位置と、対応する超
音波ビームの方向との情報をもとに壁面の表面3次元デ
ータを、壁面データ演算手段の演算により求める。この
ため、請求項7の発明の壁面測定方法によれば、壁面全
体の3次元データの測定が比較的短時間で可能となる。
この場合、超音波送受信部をワイヤによって昇降させる
際に、動きの基準位置設定ワイヤに案内させながら、こ
れに沿って昇降させることで、吊持ワイヤの振れによる
超音波送受信部の主として水平面内における望ましくな
い位置の変動と回転を抑制することができる。
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。
【0048】(1)第1の実施の形態 図1には、本発明が適用される地下連壁工法の一例が示
されている。
【0049】地下連壁工法においては、まず地中に溝を
掘削するが、この掘削は掘削溝18内に安定液16を満
たし、掘削溝壁20の崩落を防ぎながら行われる。次
に、この掘削溝18の中に鉄筋コンクリート壁を作るこ
とによって、例えば土留め壁、止水壁、構造物の基礎、
地下構造壁などが構築される。
【0050】実施例においては、ロータリ式掘削機10
を使った地下連壁工法の概略を示す。同図に示したよう
に、ロータリ式掘削機10を使った地下連壁工法では、
回転ピット12を回転させて鉛直方向に向け地山を掘削
し、掘削土砂は安定液16とともに吸い上げ、吸い上げ
ポンプ14から排出される。
【0051】ところで、地下連壁工法などの多くの土木
工法では、掘削溝壁20の鉛直性や掘削幅を確実に確保
することが必要となる。しかし、掘削溝壁20A,20
Bは、掘削中の振動やその他の原因によって、その一部
が崩落し、その鉛直性や掘削幅を確実に確保できないこ
とがある。図2には、掘削溝壁20Bの壁面の一部が崩
落した状態が示されている。本来、この掘削溝壁20B
は、図中二点鎖線で示す20B′に沿って形成されるこ
とが好ましい。しかし、その一部に崩落が発生すると、
この崩落エリア22の部分に窪みが生じ、このエリア2
2から崩落した土砂が底部に堆積し堆積エリア24とな
る。この結果、掘削溝壁20Bに凹凸が生じ、さらには
崩落土砂が堆積することによって掘削深度が浅くなり、
その後の工事に影響を与えることになる。
【0052】このような望ましくない状況が壁面に発生
したことを認識するために、掘削溝壁20の表面形状の
測定を行うことが重要となる。
【0053】しかし、掘削溝18内は安定液16と土砂
などが混合された混濁液の状態にあり、しかも掘削溝壁
20は地下深くまで達していることも多く、直接的な測
定法を用いても、掘削溝壁20の壁面形状を測定するこ
とは困難である。
【0054】このため、掘削溝壁20の表面形状の超音
波を利用した測定が、このような掘削溝壁の測定に有効
となる。
【0055】図3には、本発明の壁面測定装置の一例が
概略的に示されている。実施例の壁面測定装置は、図1
に示す掘削が終了した後、掘削溝18の両掘削溝壁20
A,20Bの3次元形状を、超音波送受信ユニット50
を用いて測定するように形成されている。具体的には、
地上に設けられた昇降装置40のワイヤ42で、超音波
送受信ユニット50を吊持した状態で、超音波送受信ユ
ニット50を徐々に下降させる。そして、超音波送受信
ユニット50からその両側に位置する掘削溝壁20A,
20Bに向け超音波ビーム100A,100Bを送受波
することにより、壁面形状を測定するように構成されて
いる。
【0056】前記昇降装置40は、図4に示すよう、巻
上部46と、一端が前記巻上部46に巻回され多端が前
記超音波送受信ユニット50に取付け固定されたワイヤ
42と、所定の測定部位に設置され超音波送受信ユニッ
ト50と巻上部46との間でワイヤ42を支持する支持
部44とを含むように構成される。この支持部44は、
超音波送受信ユニット50の真上に位置するように設置
する必要があるため、実施例では、この支持部44は、
掘削溝18を跨ぐようその両端が設置される移動型設置
アーム48の中央に取付け固定されている。そして、掘
削溝壁20の測定位置に合わせて、この前記支持アーム
48を移動させ、超音波送受信ユニット50を図中Z方
向(掘削溝18の長手方向)へ移動設置自在に形成され
ている。
【0057】また、本実施例において、前記ワイヤ42
内には、超音波送受信ユニット50と演算制御装置30
との間を連絡する、信号ライン及び電源ラインが設けら
れている。そして、演算制御装置30は、巻上部46を
制御しながら、超音波送受信ユニット50を掘削溝18
の底部に向け徐々に下降させる。
【0058】本実施例の特徴は、この超音波送受信ユニ
ット50の下降動作に連動して、超音波送受信ユニット
50から、超音波ビーム100を、そのビーム走査面1
10が前記超音波送受信ユニット50の下降方向と交差
するように走査することにある。実施例では、超音波送
受信ユニット50の下降動作に合わせて、走査角θM
範囲内で、超音波ビームを水平方向に繰り返し走査する
よう形成されている。
【0059】このようにすることにより、前記演算制御
装置30は、前記超音波送受信ユニット50の移動経路
に沿った掘削溝壁20A,20Bの3次元形状を、前記
超音波ビーム100A,100Bの走査角度幅θMで測
定することができる。すなわち、巻上部46を用い、超
音波送受信ユニット50を一回下降または上昇させるこ
とにより、従来はラインに沿ってしか測定できなかった
掘削溝壁20A,20Bの3次元形状を、走査角度幅θ
Mに対応した幅dで測定することができ、掘削溝壁20
A,20Bの形状の把握を比較的短時間で効率的に行う
ことが可能となる。
【0060】図8には、図2に示すようその一部が崩落
した掘削溝壁20Bの測定データが概略的に示されてい
る。同図に示すよう、実施例の演算制御装置30は、一
回の測定動作により、超音波ビーム100Bの走査幅d
の範囲で、超音波送受信ユニット50の昇降経路に対応
した深さhMaxのエリアで掘削溝壁20の3次元形状を
測定し、これを図示ないディスプレイ上に画像表示す
ることができる。なお、図8では、掘削溝壁20Bの壁
面の凹凸を、等高線で図示するように測定画像が表示さ
れる。これにより、その3次元形状を、視覚的に正確に
把握することが可能となる。
【0061】図5には、前記超音波送受信ユニット50
の具体的な構成が示されている。実施例の超音波送受信
ユニット50は、円筒形状に形成されたハウジング52
と、このハウジング52内に設けられた超音波送受信部
56と、この超音波送受信部56から送受信される超音
波ビームを水平方向に走査する走査手段とを含んで構成
される。
【0062】前記ハウジング52は、その側面両側に、
所定角度幅θMよりやや大きい音響窓54A,54Bが
形成されており、この音響窓54A,54Bには、超音
波ビームが透過可能な窓材が取付け固定されている。
【0063】また、このハウジング52内は、仕切板6
2,64により3室に分離されており、この両仕切板6
2,64間には、回転軸60が回動自在に取付け固定さ
れている。回転軸60には、超音波送受信部56が一体
的に取付け固定されており、この送受信部56の両端に
設けられた超音波トランスジューサ58A,58Bが、
音響窓54A,54Bと対向するように形成されてい
る。
【0064】仕切板62の裏面側には、超音波走査手段
としてモータ66が設けられており、このモータ66の
正逆転駆動により、回転軸60を介し超音波送受信部5
6が図6に示すよう、所定走査角幅θMで繰り返し回転
走査されるようになっている。
【0065】これにおいて、前記ハウジング12内にお
いて、仕切板62,64で囲まれた空間、すなわち超音
波トランスジューサ58の存在する空間は所定の油で満
たされており、超音波送受信ユニット50が安定液16
内に位置する場合に、音響窓54の内外での音響インピ
ーダンスがほぼ同程度なるように構成されている。こ
れにより、音響窓54の境界面における、超音波ビーム
の反射によるエネルギーロスを少なくし、超音波ビーム
の送受波を効率良く行うことができる。
【0066】図9には、実施例の壁面測定装置の回路構
成の一例が示されている。
【0067】実施例の装置は、前記演算制御装置30
と、操作部36と、表示装置38と、送受信回路70
と、超音波送受信部56と、走査部66とを含んで構成
される。
【0068】前記演算制御装置30,操作部36および
表示装置38は、地上側に設けられている。
【0069】前記送受信回路70,超音波送受信部5
6、および走査部として機能するモータ66は、超音波
送受信ユニット50のハウジング52内に設けられてい
る。
【0070】そして、前記送受信回路70は、超音波送
受信部56の超音波トランスジューサ58A,58Bを
駆動し、超音波ビームの送受信を行うよう構成されてい
る。具体的には、この送受信回路70は、トリガパルサ
72,送信パルサ74,送受分離回路76,STC(S
ensitivity Time Contorol)
回路78,検波回路80,増幅回路82を含んで構成さ
れる。
【0071】前記トリガパルサ72は、後述するよう制
御手段34から送信を指示する信号が入力されると、ト
リガ信号を送信パルサ74へ向け出力するように構成さ
れている。
【0072】送信パルサ74は、トリガ信号の入力と同
期して、送受分離回路76を介し超音波送受信部56の
各超音波トランスジューサ58A,58Bに向け送信パ
ルサを出力して、各超音波トランスジューサ58A,5
8Bから超音波ビーム100A,100Bを出力させ
る。
【0073】このようにして出力された超音波ビーム1
00A,100Bは、掘削溝壁20A,20Bで反射さ
れ、再度各超音波トランスジューサ58A,58Bで受
信され、ここで電気信号に変換された後、送受分離回路
76へ入力される。このとき、超音波トランスジューサ
58A,58Bによって電気信号に変換された信号に
は、受信波以外に送信波の信号も混在するため、前記送
受分離回路76は、超音波トランスジューサ58A,5
8Bから出力される信号から超音波ビーム100の受信
信号のみを分離し、STC回路78へ向け出力し、ここ
で受信信号を所定の利得に調整した後、検波回路80へ
向け出力する。
【0074】検波回路80は、入力された超音波ビーム
の受信信号から、送信信号の変調波に対応する成分のみ
を取り出し、これを増幅回路82を介して演算制御装置
30へ向け出力する。
【0075】このようにして、実施例の送受信回路70
は、超音波トランスジューサ58A,58Bに用いた超
音波ビーム100A,100Bの送受波を行い、受信さ
れた信号を演算制御装置30へ向け出力するように構成
されている。
【0076】前記演算制御装置30は、RAMと、所定
の演算制御プログラムが記憶されたROMと、CPUと
を含み、壁面データ演算手段32および制御手段34と
して機能するように形成されている。
【0077】前記制御手段34は、超音波送受信ユニッ
ト50の昇降動作と、超音波トランスジューサ58A,
58Bの駆動制御と、走査部として機能するモータ66
を用いた超音波ビーム走査の制御とを行うように形成さ
れている。具体的には、この制御手段34は、巻上部4
6へ向け超音波送受信ユニット50の昇降位置制御用の
巻上制御信号を出力するとともに、モータ66へ向け超
音波送受信部56の走査方向θを指示する回転制御信号
を出力するとともに、トリガパルサ72へ向け送信を指
示する信号を出力するように形成されている。
【0078】前記壁面データ演算手段32は、超音波ト
ランスジューサ58A,58Bの送受信信号と、超音波
ビーム100の走査方向と、超音波送受信部56の昇降
位置とを記憶する記憶部を含み、記憶データに基づき前
記超音波送受信部56の移動経路に沿って、超音波ビー
ムの走査幅dの壁面3次元形状を演算し、表示回路38
上に表示するように形成されている。具体的には、超音
波ビームが送受波される毎に、トリガパルサ72から出
力されるトリガ信号の出力タイミングと、増幅回路82
から出力される受信信号の受信タイミングとの時間差に
基づき、各超音波トランスジューサ58A,58Bと壁
面との距離を演算する。このとき、同時に、巻上部46
へ出力された制御信号に基づき、各超音波トランスジュ
ーサ58A,58Bの深さ(深さ方向のY座標データ)
を検出するとともに、走査部として機能するモータ66
へ向けた駆動信号に基づき、超音波ビーム100の走査
方向θを検出する。そして、これら各データに基づき、
超音波ビーム100A,100Bの壁面20A,20B
上での反射ポイントを特定し、当該各ポイントにおける
3次元データ(X,Y,Zの各座標値)を演算する。そ
して、演算された3次元データを、図8に示すような画
像として表示装置38上に表示する。
【0079】特に、本実施例においては、図8に示すよ
う、壁面に垂直なX座標データが等しい箇所を、等高線
で結んで表示することにより、壁面の3次元形状を視覚
的に瞬時に理解することが可能となる。
【0080】図10には、実施例の壁面測定装置の具体
的な測定動作のフローチャートが示されている。
【0081】まず、図3、図4に示すよう、掘削溝18
の所定測定ポイントに支持部44をセットすると共に、
この掘削溝18の上方の開口位置に超音波送受信ユニッ
ト50をセットする。このとき、図6に示すよう、超音
波送受信ユニット50の音響窓54A,54Bが、両側
の掘削溝壁20A,20Bと相対向するようにハウジン
グ52の姿勢を初期設定する。
【0082】そして、壁面データ演算手段32は、この
ときの超音波送受信ユニット50の昇降位置hを、初期
値h0として記憶する(ステップS10)。
【0083】この状態で、測定を開始すると、まず走査
部として機能するモータ66に向け、走査角θを初期値
θ0に設定する制御指令が出力され(ステップS1
2)、最初の超音波の送受信動作が行われる(ステップ
S14)。
【0084】そして、この時の超音波送受信データがデ
ータ演算処理され、超音波ビーム100A,100Bの
壁面反射ポイントにおける、3次元座標データ(X,
Y,Z)が求められる(ステップS16)。
【0085】その後、超音波ビームの走査角度θを、△
θだけ水平方向へ移動させ(ステップS18)、同様に
して超音波ビームの送受信およびデータ処理を行う(ス
テップS14,16)。このようなステップS14〜1
8の一例の処理を、走査角度θが、所定の走査角度θM
となるまで繰り返し行う。これにより、図7に示すよ
う、走査面110−1に沿った一回目の超音波ビーム1
00のビーム走査が、矢印120方向へ順次行われ、各
測定ポイントP1,P2…PKの3次元座標データが求め
られることになる。
【0086】そして、前記ビーム走査角θが、所定基準
値θMに達したと判断されると(ステップS20)、巻
上部46から△h分だけワイヤが送り出され(ステップ
S22)、同様にしてステップS12〜S20に示す動
作が繰り返し行われる。これにより、図7に示すよう、
走査面110−2に沿った掘削溝壁20A,20Bの3
次元形状が測定することになる。
【0087】このような一連の測定動作(ステップS1
2〜S22)を、超音波送受信ユニット50が所定深さ
hmaxに達するまで繰り返し行い、所定深さに達したと
判断された時点で(ステップS24)、その測定を終了
し、超音波送受信ユニット50が巻上げられることにな
る。
【0088】次に、支持部44を距離dだけ又軸方向に
移動設置し、同様にして測定を行う。
【0089】このような測定動作を、壁面全体の測定が
終了するまでくり返して行う。
【0090】以上説明したように、本実施例によれば、
超音波送受信ユニット50の一回の昇降動作により、幅
d(走査角θMに相当する幅)および高さhMaxの範囲
で、掘削溝壁20A,20Bの壁面形状を3次元測定す
ることが可能となる。
【0091】特に、本実施例によれば、図6に示すよ
う、超音波送受信ユニット50の両側に向け超音波トラ
ンスジューサ58A,58Bを設け、一回の測定で相対
向する両壁面20A,20Bを同時測定するように構成
されている。これにより、地下連壁工法の場合のよう
に、相対向するように掘削溝壁20A,20Bが存在し
ている場合に、その両方の壁面の測定をより効率的に行
うことができる。
【0092】ここで、従来の測定法で得られる情報と、
本実施例の測定法で得られる情報とを比較してみる。
【0093】従来の測定において、超音波トランスジュ
ーサを掘削溝で一回昇降させることによって得られる情
報は、掘削溝壁20の一本の鉛直線に沿うサンプル点の
3次元情報である。これは、超音波トランスジューサ5
8の一回の上昇または下降動作によっては、図7に示す
A−Aラインに沿った線の情報しか得られないことを意
味する。
【0094】これに対し、本実施例の測定方法によれ
ば、超音波トランスジューサ58を掘削溝18内で一回
上昇または下降させることによって、超音波ビーム10
0の走査角度幅に対応する幅dで壁面の3次元形状を測
定できる。すなわち、図7において、超音波ビームの走
査角度幅dで、高さhMaxのエリア内における壁面20
の面の情報を得ることができる。このことから、本実施
例の測定方法によれば、従来技術に比べ、極めて効率的
に壁面の3次元形状を測定可能であることが理解されよ
う。
【0095】なお、本実施例では、各水平走査が終了す
るまでは、超音波トランスジューサ58の深さhは変化
させないようにしたが、本実施例はこれに限らず、必要
に応じ、超音波トランスジューサ58の深さhを変化さ
せながら、超音波ビームの水平走査を行うようにしても
よい。
【0096】(2)第2の実施の形態 図11,図12には、本発明の好適な第2実施例が示さ
れている。なお、前記第1実施例と対応する部材には同
一符号を付しその説明は省略する。
【0097】本実施例の壁面測定装置は、縦坑26の側
壁20の3次元形状を連続測定するように形成したこと
を特徴とするものである。
【0098】このため、実施例の超音波送受信ユニット
50は、超音波ビーム100を回転走査するように構成
されている。具体的には、ハウジング52の側面に、音
響窓54を360度の範囲で形成している。そして、走
査手段として機能するモータ66を用い、超音波送受信
部56を、図11の矢印200で示すよう360度の範
囲にわたって、連続的に回転走査するよう形成されてい
る。なお、前記第1実施例の超音波送受信部56との違
いは、第1実施例では超音波送受信部56の両端に、2
個の超音波トランスジューサ58A,58Bが形成され
ていたのに対し、本実施例ではその一端側にのみ、超音
波トランスジューサ58が形成されている点である。
【0099】以上の構成とすることにより、超音波送受
信ユニット50を図12に示すよう、縦坑26の上方か
ら次第に下降させ、これと同時に超音波送受信部56を
連続的に回転走査することにより、図中一点鎖線210
で示すスパイラル曲線上の各測定ポイントP1,P2…
で、側壁20の3次元座標を求めることができる。
【0100】このようにすることにより、本実施例の壁
面測定装置によれば、縦坑26の側壁20の3次元形状
を、効率的に短時間で測定することかできる。
【0101】(3)第3の実施の形態 図13には、本発明の好適な第3の実施例が示されてい
る。なお前記各実施例と対応する部材には、同一符号を
付してその説明は省略する。
【0102】前記各実施例では、超音波ビーム100の
走査をモータ等を用いて機械的に行っているが、本実施
例では、超音波ビームの走査を電気的に行うことを特徴
とするものである。
【0103】すなわち、本実施例において、超音波送受
信部56は、複数の超音波トランスジューサ58−1,
58−2…58−5を所定間隔に配置した超音波トラン
スジューサアレーとして構成されており、このトランス
ジューサアレーを構成する各超音波トランスジューサ5
8に供給する駆動信号の位相を制御することによって、
超音波ビーム100を水平方向に走査するよう構成され
ている。
【0104】例えば、各超音波トランスジューサ58−
1,58−2…58−5に、順に所定の遅れ位相を持っ
た駆動信号を供給することにより、超音波ビーム100
−1を送受信することができ、また前記位相遅れを逆に
することにより、超音波ビーム100−3を送受信する
ことができる。また各トランスジューサ58−1,58
−2…58−5を同じ位相で駆動することにより、超音
波ビーム100−2を送受信することができる。
【0105】このように、本実施例によれば、超音波送
受信部56のトランスジューサアレーを制御することに
より、超音波ビーム100を所定の走査角度幅内で繰り
返し走査することができる。
【0106】特に、本実施例によれば、超音波ビーム1
00の走査が電気信号の処理によって行われるため、超
音波ビームの走査のための機械的構成を単純化でき、し
かも機械的な超音波ビームの走査に比べ、比較的高速の
スキャンも容易に行うことができる。
【0107】(4)第4の実施の形態 図14には、本発明の好適な第4実施例が示されてい
る。
【0108】本実施例の特徴は、超音波送受信部56が
設けられたハウジング52の姿勢を安定化させ、より高
精度な壁面3次元形状の測定を可能とすることにある。
【0109】このため、本実施例の測定装置は、支持部
48から、基準位置設定ワイヤ80を吊持するよう構成
され、このワイヤ80の下端部にワイヤ80のブレを防
ぐための重り82を取付け固定している。
【0110】そして、ハウジング52は、前記基準位置
設定ワイヤ80と、スライド自在に係合するように構成
されている。このような構成とすることにより、本実施
例の壁面測定装置は、超音波送受信ユニット50が安定
液16内で望ましくない動きをすることを防止でき、特
に、超音波送受信ユニット50が、水平面内でブレや回
転といった望ましくない動きをすることを防止でき、こ
の結果、壁面20の3次元形状測定における誤差を、抑
制することができる。
【0111】さらに、本実施例では、ハウジング52の
側面に、一対の安定板84a,84bを上下方向へ向け
形成し、ハウジング52の姿勢の急激な変動、特に鉛直
線を中心軸とした回転による姿勢の変動を防止すること
ができ、より高精度の壁面3次元形状の測定を行うこと
ができる。
【0112】さらに、本実施例の壁面測定装置は、ハウ
ジング52の意図しない姿勢の変動によって生ずる測定
誤差を補正するため、ハウジング52の姿勢を検出する
手段、例えばジャイロコンパスと傾斜計が設けられてい
る。ジャイロコンパスによって真北と、真北からのズレ
(回転)を検出でき、さらに、2軸傾斜計によってピッ
チングおよびヨーイングを検出できる。そして、ハウジ
ング52の姿勢が、基準の姿勢からどれだけズレている
かを測定し、その測定結果を基に、壁面データ演算手段
32が、壁面の3次元形状の測定誤差を補正するように
構成されている。
【0113】以上の構成とすることにより、実施例によ
れば、より高精度の壁面3次元形状の測定を行うことが
可能となる。
【0114】なお、本実施例の壁面測定装置は、基準位
置設定ワイヤ80と、安定板84と、ハウジング52の
姿勢検出手段とのすべてを含むように構成したが、必要
に応じこの3つの構成の内、いずれか1つあるいは2つ
を含む構成としても良い。
【0115】おな、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく本発明の要旨の範囲内の各種の変形実施が可
能である。
【0116】例えば、前記実施例では、超音波送受信ユ
ニット50を、下降動作させながら壁面形状を測定する
場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限らず、例
えば、超音波送受信ユニット50を上昇動作させながら
壁面形状を測定するようにしてもよい。
【0117】また、前記実施例では、超音波送受信ユニ
ット50の上昇または下降動作と同時に、壁面形状を順
次演算する場合を例にとり説明したが、本発明はこれに
限らず、例えば超音波送受信ユニットを下降または上昇
させることにより前記実施例と同様にして各測定ポイン
トでの測定データ(例えば、超音波ビームの送受信タイ
ミング、走査方向、深さ位置等)のみを壁面データ演算
手段32内のメモリに記憶しておき、一連の測定動作終
了後に、このメモリに記憶されたデータに基づき当該測
定エリア内における壁面の3次元形状データを演算し、
例えば図8に示すよう表示装置38上に表示するように
してもよい。
【0118】(5)第5の実施の形態 次に、本発明の第5の実施例について図面を参照して説
明する。
【0119】上述した実施例は、掘削後に超音波測定器
を降下させて壁面を計測するものであったが、本実施例
では、掘削機の天端に超音波測定器を固定し、掘削を行
いながら、同時に壁面形状の測定を行うことができるよ
うにした。
【0120】これにより、掘削と壁面測定とのタイムラ
グをなくしてリアルタイムで壁面形状の測定ができる。
このようにして取得された壁面形状データは、掘削管理
に直接に反映させることが可能である。
【0121】この場合、超音波測定器が掘削機自体に固
定されているために、壁面測定の際、掘削機の位置・姿
勢の影響は避けられないが、壁面の崩落の有無等の判定
には微少な誤差は何ら問題とならず、したがって、必要
な精度のデータの取得は十分に可能である。
【0122】以下、図15,図16を参照して具体的に
説明する。
【0123】図15(a)は掘削機の天端(上端)部分
の斜視図であり、図15(b)はその平面図である。
【0124】掘削機10は吊りワイヤー520で吊り下
げられており、超音波送受信ユニット(超音波測定器)
50は、掘削機の天端の隅に固定されており、その超音
波送受信ユニット50の両側には反射板540A,54
0Bが、同じく掘削機の天端に固定されて設けられてい
る。
【0125】超音波送受信ユニット50は超音波送受信
部56を備えており、この超音波送受信部56は、36
0度回転しながら周囲の透明窓を介して、水平方向(掘
削機の昇降方向に交差する方向)に超音波を送出し、そ
の反射波を受信できる回転式のトランスデューサであ
る。
【0126】本実施例では、一つの超音波送受信ユニッ
ト50で、前後の掘削壁面600A,600Bの形状デ
ータを一挙に取得する。
【0127】また、超音波送受信部56の回転位置は、
反射板540A,540Bからの反射波の受信信号に基
づき検出する。つまり、反射板は近くに設置されている
ため、掘削壁面からの反射波よりも高いレベルの受信信
号が得られる。したがって、回転に伴う受信信号の周期
的な強弱を判定することにより、超音波送受信部56の
相対的な回転位置(超音波の送出方向)を判別できる。
【0128】さらに、反射板540A,540Bの区別
は、例えば、それぞれの反射板の大きさを異ならせた
り、それぞれに形状的な特徴を付与することで可能とな
る。そして、超音波送受信部56を例えば、時計回り
に、所定角度でステップ的に走査していくことにより、
絶対的な回転位置を特定することが可能となる。
【0129】(6)第6の実施の形態 本実施例の特徴は、図15のように反射板を用いること
なく、掘削機の天端に設けられた超音波送受信ユニット
における、超音波の送出方向を検出できるようにしたこ
とである。
【0130】つまり、超音波走査を行う場合、必ず初期
位置から超音波ビームの走査を開始し、かつ超音波ビー
ムを所定角度幅内で繰り返し走査する構成とすること
で、超音波送受信部56の位置を特定できるようにな
る。
【0131】以下、図16を用いて具体的に説明する。
【0132】図16は、図5に示した超音波送受信部5
6の走査機構に、若干の改良を施したものである。
【0133】その特徴は、発光素子620A,受光素子
620Bならびに開口部640を有するエンコード板6
3からなる回転位置検出機構を設けると共に、モータ6
6としてパルスモータを使用し、このモータ66にパル
ス供給回路670からパルスを供給するようにし、位置
リセット回路660がパルス供給回路670を制御する
ことにより、超音波送受信部54の走査を必ず、初期位
置から開始するようにしたことである。
【0134】エンコード板63は回転軸60と一体的に
回転するようになっており、図16に示される位置にあ
るとき、開口部640を介して受光素子620Bに光が
入射し、光検出信号が得られる。この位置が初期位置で
ある。
【0135】位置リセット回路660は、超音波送受信
部56の回転(超音波の走査)を始めるにあたり、受光
素子620Bより光検出信号が得られるまで、パルス供
給回路670にパルス出力を指示し、初期位置状態とな
って受光素子620Bから光検出信号が出力されると、
パルス供給を停止させる。これにより、常に、所定の初
期位置から超音波の走査が開始される。
【0136】回転後の位置は、例えば、パルスモータ6
6に供給するパルス数をカウントすることにより、常に
把握可能である。
【0137】このような構成により、図15のような回
転位置検出のための反射板を設ける必要がなくなる。
【0138】(7)第7の実施の形態 図17に第7の実施例を示す。図示されるように、本実
施例の特徴は、図15(a)の構成に、さらに、超音波
送受信ユニット51,反射板541A,541Bを設け
たものである。
【0139】このように、複数個の超音波測定器を掘削
機の天端に固定しておくことによって、より広範囲な壁
面データの取得を一挙に行うことができる。
【0140】また、掘削機の天端の余裕をうまく活用す
れば、掘削機の長手方向(測定しようとする壁面)に沿
って、多数の超音波測定器を配置することもできる。
【0141】(8)第8の実施の形態 本実施例は、掘削機位置・姿勢を検出する掘削機位置・
姿勢検出手段によって検出された掘削機位置・姿勢に基
づき、掘削機を基準とした座標から、理想的な掘削溝を
規定する絶対座標への変換を行って測定データを補正
し、より高精度な掘削壁面の3次元データを演算するこ
とを特徴とするものである。
【0142】つまり、上述したように、超音波送受信ユ
ニット(超音波測定器)が掘削機自体に固定されている
と、壁面測定の際に掘削機の位置・姿勢の影響を受ける
ことは避けられない。したがって、より高精度な壁面形
状の把握が必要な場合には、掘削機位置・姿勢に基づ
き、掘削機を基準とした座標(図18中のx,y,z)
から、理想的な掘削溝を規定する絶対座標(図18中の
X,Y,Z)への座標軸の変換を行い、掘削機の位置・
姿勢に影響されない、より正確な壁面形状の把握を行う
ものである。
【0143】このような座標軸の変換は、図9の壁面デ
ータ演算手段32により、図19に例示される方法によ
り行われる。以下、簡単に説明する。
【0144】図18において、超音波送受信ユニット5
0により測定された、掘削機基準のデータ(a,b,
c)について、座標変換を行って絶対座標における座標
を求める場合を考える。
【0145】図19に示すように、掘削機基準の座標標
(x,y,z)から絶対座標(X,Y,Z)への変換
は、平行移動(T),x軸まわりの回転(Rx),y軸
まわりの回転(Ry),z軸まわりの回転(Rz)を行
うことにより達成できる。したがって、行列式を用いた
演算(アフィン変換)により、変換後の座標(A,B,
C)が求められる。
【0146】(9)第9の実施の形態 図20は、上述した壁面測定装置を用いて掘削管理を行
うシステムの全体構成の一例を示す図である。
【0147】本実施例は、大深度立坑の築造のための連
続地中壁の掘削に用いられるシステムである。
【0148】その特徴の一つは、掘削途中において、傾
斜角センサ720の検出出力に基づき掘削機位置・姿勢
を検出すると共に、超音波送受信ユニット(超音波測定
器)50による掘削壁面までの距離の測定データを利用
して掘削壁面形状を計測することである。測定データの
演算は、演算手段2000により行われる。
【0149】また、他の特徴は、掘削機位置・姿勢の検
出結果に基づき、操作盤990により掘削機10の制御
を行い高精度の掘削を実現し、かつ、壁面形状の計測結
果に基づき安定液の粘性(粘度)および密度制御手段8
10,粘性および密度調整手段820により安定液の粘
性および密度のこまめな管理(掘削管理)を行うことで
ある。
【0150】以下、具体的に説明する。
【0151】掘削溝18には安定液16が充填されてお
り、掘削機10は回転ビット12によって溝底部を掘削
する。
【0152】掘削機10の鉛直方向の位置は、ウインチ
740による吊りワイヤー520の長さ調整によって制
御されるようになっている。また、巻き上げ部850の
回転数はロータリーエンコーダ900により検出され、
深度計910により掘削機10の鉛直方向の位置が検出
されるようになっている。
【0153】掘削機10の天端(上端)には、傾斜角セ
ンサ720が取り付けられている。この傾斜角センサ7
20の検出出力等は、通信用のケーブル522を介して
地上に導出され、傾斜角検出手段920により検出され
るようになっている。
【0154】また、超音波送受信ユニット50は、掘削
機10の天端に固定されており、測定データは、通信用
ケーブル522を介して地上に導出され、距離算出手段
930により検出されるようになっている。
【0155】また、位置等検出手段950は、掘削機の
位置・姿勢を検出すると共に、深度制御手段940に指
示を与え、ウインチ740による掘削機の鉛直方向の位
置を調整させる働きも併せ持っている。
【0156】位置等検出手段950により検出された掘
削機10の位置・姿勢は、リアルタイムで表示手段96
0に表示されると共に、例えば、データレコーダ(不図
示)に記録される。
【0157】掘削機制御装置980は、位置等検出手段
950から送られてくる掘削機位置情報に基づき掘削機
操作盤990に指示を与え、掘削機操作盤990は、こ
の指示に従って掘削機10の掘削姿勢を補正する。この
結果、リアルタイムの掘削機位置・姿勢の検出による高
精度な掘削制御が実現される。
【0158】一方、壁面形状検出装置970は、距離算
出手段930から送られてくる掘削壁面までの距離デー
タ等に基づき、壁面形状を演算してリアルタイムで表示
手段960に表示すると共に、例えば、データレコーダ
(不図示)に記録する。
【0159】さらに、この壁面形状検出手段970によ
り検出された壁面形状情報は、粘性および密度制御手段
810に送られ、掘削壁面に剥離が認められる場合に
は、粘性および密度調整手段820により、安定液の粘
性および密度を、剥離が生じないような最適の粘度およ
び密度に調整する。このような安定液の管理(掘削管
理)は、具体的には、以下のように行われる。
【0160】すなわち、掘削機10の回転ビット12に
より掘削された土砂は、サクションポンプ(P1)78
0により、吸い上げパイプ14を介して安定液と共に吸
い上げられる。
【0161】その後、土砂分離手段790によって安定
液から土砂が分離され、つづいて、粘性および密度調整
手段820によって安定液の粘度および密度が調整さ
れ、粘度および密度調整後の安定液は送水ポンプ(P
2)830によって送り出され、送水管832を介して
掘削溝18内に戻される。
【0162】なお、土砂分離後の安定液の粘性および密
度は粘性および密度検出手段800により検出され、粘
性制御手段810は、検出されたその粘性および密度情
報を利用して粘性および密度調整手段820に指示を与
えて安定液の粘性および密度の調整行う。
【0163】このように、本実施例によれば、壁面形状
の計測により掘削壁面に崩落が生じていることが判明し
た場合、縦坑または溝内に充填されている安定液の粘性
および密度を調整して、掘削途中において掘削管理を行
うことができる。掘削壁面の剥離(崩落)が生じるの
は、安定液の不良が主な原因である。そこで、掘削途中
で、こまめに安定液の管理を行うことにより、大規模な
崩落を防いで精度よく、かつ効率よく掘削をすすめるこ
とができる。
【0164】また、掘削完了後に崩落が生じていること
が判明した場合、鉄筋籠の建入が困難になったり、余分
なコンクリートの充填が必要になるなどして、作業効率
の低下を招き、コストも高くなる。これに対し、掘削途
中の安定液の管理は効率よく安価に可能であり、この点
でも有利である。
【0165】以上、本発明を実施例を用いて説明した
が、これに限定されるものではなく、本発明は、種々に
変形、応用が可能である。例えば、図14に示される構
成のみでは鉛直方向の降下および上昇時において流動抵
抗が大きくて、安定液の粘性や密度のばらつきに起因し
て超音波測定器が特定の方向に流されてしまう場合も考
えられる。このような場合には、図21に示すように、
超音波測定器等の底面あるいは天端面に鉛直方向の降下
あるいは上昇を促進するための部材57a,57bを設
ける構造を採用するのが効果的である。上述の部材57
a,57bは、図22(a)に示すように、円錐形状を
なす部材である。なお、円錐形状のみならず、図22
(b)のような横幅(厚み)が先端にいくほど小さくな
るような部材も使用できる。
【0166】また、図23に示すように第1の超音波送
受信機の他に、さらに、独立して昇降可能な第2の超音
波送受信機を使用することもできる。図23において、
参照番号50bが壁面形状測定用の第1の超音波送受信
機であり、参照番号50aが独立して昇降可能な第2の
超音波送受信機である。
【0167】この構成によれば、第1の超音波送受信機
50bを所定の深さ位置に固定しておき、その一方、第
2の超音波送受信機50aを自由に独立して昇降させ、
掘削溝の上から下までの任意の箇所の壁面状態を監視す
ることができる。
【0168】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される地下連壁工法の一例の説明
図である。
【図2】掘削溝壁の崩落の様子を示す説明図である。
【図3】掘削溝の側面形状の測定動作の一例を示す説明
図である。
【図4】本実施例の装置の概略的な構成を示す説明図で
ある。
【図5】実施例の超音波送受信ユニットの構成を示す説
明図であり、同図(A)は、その超音波送受信ユニット
をハウジング外部から見た概略斜視図であり、同図
(B)は、ハウジング内部に設けられた超音波送受信部
およびその走査手段の概略説明図である。
【図6】実施例の超音波送受信ユニットの超音波ビーム
走査の一例を示す説明図である。
【図7】掘削溝壁の3次元形状測定動作の一例を示す概
略説明図である。
【図8】ディスプレイ上に表示される掘削溝壁の3次元
形状測定画面の説明図である。
【図9】実施例の装置の回路構成を示す説明図である。
【図10】実施例の装置の動作を示すフローチャート図
である。
【図11】本発明の好適な第2実施例の概略説明図であ
る。
【図12】前記第2実施例の装置の測定動作を示す説明
図である。
【図13】第3実施例の装置に用いられる超音波トラン
スジューサアレーの説明図である。
【図14】第4実施例の装置の要部の概略説明図であ
る。
【図15】図15(a)は掘削機の天端(上端)部分の
構造の一例を示す斜視図であり、図15(b)はその平
面図である。
【図16】超音波送受信部56の回転機構および初期位
置リセット機構を示す要部の概略図である。
【図17】掘削機の天端(上端)部分の構造の他の例を
示す斜視図である。
【図18】掘削機基準の座標(マシン座標)と、絶対座
標との関係を示す図である。
【図19】掘削機基準の座標(マシン座標)から絶対座
標への変換を行う方法を説明するための図である。
【図20】上述した壁面測定装置を用いて掘削管理を行
うシステムの全体構成の一例を示す図である。
【図21】本発明の変形例の構成を示す図である。
【図22】図22(a),(b)はそれぞれ、図21の
構成において使用可能な、超音波測定器の鉛直降下を促
進するための部材の例を示す図である。
【図23】本発明の他の変形例を示す図である。
【符号の説明】
10 掘削機 16 安定液 18 掘削溝 20 掘削溝壁 22 崩落エリア 24 堆積エリア 30 演算制御装置 32 壁面データ演算手段 34 制御手段 38 表示装置 40 昇降装置 42 ワイヤ 44 支持部 46 巻上部 50 超音波送受信ユニット 52 ハウジング 56 超音波送受信部 58A,58B 超音波トランスジューサ 60 回転軸 66 モータ 100 超音波ビーム 740 ウインチ 810 粘性および密度制御手段 970壁面形状検出手段 2000 演算手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−306923(JP,A) 特開 昭59−204706(JP,A) 特開 平6−341824(JP,A) 特開 平6−273148(JP,A) 特開 平5−18179(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 17/00 - 17/08 E21B 47/00 G01C 7/06 G01V 3/18 G01V 5/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音波を送受信する超音波送受信部と、 坑または溝内において、前記超音波送受信部を昇降さ
    せる昇降手段と、 前記超音波送受信部の送信する超音波ビームを、そのビ
    ーム走査面が前記昇降方向と交差するように走査する超
    音波走査手段と、 少なくとも、前記超音波送受信部の受信信号と、前記超
    音波ビームの走査方向と、前記超音波送受信部の昇降位
    置とに基づき、超音波送信方向の壁面の3次元データを
    演算する壁面データ演算手段と、 を含み、前記超音波送受信部の移動経路に沿った壁面の
    3次元データを前記超音波ビームの走査幅で測定する
    面測定装置であって、 前記昇降手段は、 前記超音波送受信部を一端側で吊持するワイヤと、 前記縦坑または溝の上方で、前記ワイヤを支持する支持
    部と、 前記ワイヤの他端側を卷装し、前記超音波送受信部を昇
    降させるワイヤ巻き上げ手段と、 前記支持部に吊持され、下端に重りを取付け固定すると
    共に、 前記超音波送受信部とスライド自在に係合された基準位
    置設定ワイヤと、 を含む ことを特徴とする壁面測定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記超音波走査手段は、 超音波ビームを所定角度幅で繰り返し走査するよう形成
    されたことを特徴とする壁面測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記超音波送受信部は、 異なる方向に向け超音波ビームの送受信を行う少なくと
    も2個の超音波トランスジューサを含むことを特徴とす
    る壁面測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記超音波走査手段は、 超音波ビームを回転走査するよう形成され、 前記壁面データ演算手段は、 前記回転走査方向に沿って、壁面の3次元データを演算
    するよう形成されたことを特徴とする壁面測定装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記昇降手段の昇降動作および前記超音波走査手段の超
    音波ビーム走査を制御する制御手段を含むことを特徴と
    する壁面測定装置。
  6. 【請求項6】 音波を送受信する超音波送受信部を、
    坑または溝内において昇降させるとともに、前記超音
    波送受信部の送信する超音波ビームを、そのビーム走査
    面が前記昇降方向と交差するように走査する工程と、 少なくとも、前記超音波送受信部の受信信号と、前記超
    音波ビームの走査方向と、前記超音波送受信部の昇降位
    置とに基づき、超音波送信方向の壁面の3次元データを
    演算する工程と、 を含み、前記超音波送受信部の一回の上昇または下降動
    作により、その移動経路に沿った壁面の3次元データを
    前記超音波ビームの走査幅で測定する壁面測定方法であ
    って、 前記超音波送受信部を昇降させる工程において、下端に
    重りを取付け固定した基準位置設定ワイヤに前記超音波
    送受信部をスライド自在に係合させつつ、前記超音波送
    受信部を吊持するワイヤを縦坑または溝の上方でワイヤ
    巻き上げ手段により昇降させる ことを特徴とする壁面測
    定方法。
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