JP2569800Y2 - スカム除去装置 - Google Patents
スカム除去装置Info
- Publication number
- JP2569800Y2 JP2569800Y2 JP1997004096U JP409697U JP2569800Y2 JP 2569800 Y2 JP2569800 Y2 JP 2569800Y2 JP 1997004096 U JP1997004096 U JP 1997004096U JP 409697 U JP409697 U JP 409697U JP 2569800 Y2 JP2569800 Y2 JP 2569800Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scum
- trough
- valve
- weir member
- water
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- Expired - Fee Related
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- Removal Of Floating Material (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、スカム除去装置に関
する。
する。
【０００２】
【従来の技術】沈澱池内に構成されるスカム除去装置
は、池の幅方向に軸方向が向くように設けられた複数本
（４本）のスプロケット軸と、各軸のまわりに２個ずつ
取付けられたスプロケットと、これらのスプロケットを
介して無端状に掛けられた左右２本のチェーンが設けら
れている。同装置は、チェーンに取付けられたフライト
のうちその一部のものあるいは全てを利用して駆動さ
れ、水面上のスカム（浮遊物）を誘引しかつ除去するも
のになっている。スカム除去装置の１つとして、トラ
フ、案内支持シート、堰部材、伝達機構を備えている。
トラフは、四角な断面形状のうち上側と前側一部を開口
状にした樋状の長いものであり、その長手方向が池の幅
方向に向くように池内に固定して設けられている。堰部
材は、回転軸により、トラフの左右両端に支持されて端
部の連動アームの動きとともに回転するようになってい
る。案内支持シートは、トラフと同じく長い帯状のもの
でゴム質のもので出来上がっており、トラフの前側に張
出し状に取付けられて弾性変形により上下に曲がり得る
ようになっている。堰部材は、略三角形をした中空状の
長いものであって、案内支持シートの前側に張出し状に
取付けられ、同シートに支えられながら水面を境に上下
に運動するように設けられている。前記堰部材を上下に
揺動させるのが伝達機構である。伝達機構は、沈澱池内
で循環運動するフライトの力を利用して往復運動に変換
して前記堰部材を上下させるように構成されている。
は、池の幅方向に軸方向が向くように設けられた複数本
（４本）のスプロケット軸と、各軸のまわりに２個ずつ
取付けられたスプロケットと、これらのスプロケットを
介して無端状に掛けられた左右２本のチェーンが設けら
れている。同装置は、チェーンに取付けられたフライト
のうちその一部のものあるいは全てを利用して駆動さ
れ、水面上のスカム（浮遊物）を誘引しかつ除去するも
のになっている。スカム除去装置の１つとして、トラ
フ、案内支持シート、堰部材、伝達機構を備えている。
トラフは、四角な断面形状のうち上側と前側一部を開口
状にした樋状の長いものであり、その長手方向が池の幅
方向に向くように池内に固定して設けられている。堰部
材は、回転軸により、トラフの左右両端に支持されて端
部の連動アームの動きとともに回転するようになってい
る。案内支持シートは、トラフと同じく長い帯状のもの
でゴム質のもので出来上がっており、トラフの前側に張
出し状に取付けられて弾性変形により上下に曲がり得る
ようになっている。堰部材は、略三角形をした中空状の
長いものであって、案内支持シートの前側に張出し状に
取付けられ、同シートに支えられながら水面を境に上下
に運動するように設けられている。前記堰部材を上下に
揺動させるのが伝達機構である。伝達機構は、沈澱池内
で循環運動するフライトの力を利用して往復運動に変換
して前記堰部材を上下させるように構成されている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】ところで、これまでの
スカム除去装置は、１階構造であったため、例えば、河
川が洪水で沈澱池内の水位が上がった場合にトラフ内に
は多量の水が流れ込み、通常連設されるこの種スカム除
去装置においては、トラフ内も水位上昇して満杯になっ
て逆流するおそれがあった。この考案は、これらの欠点
を除くためになされたものである。
スカム除去装置は、１階構造であったため、例えば、河
川が洪水で沈澱池内の水位が上がった場合にトラフ内に
は多量の水が流れ込み、通常連設されるこの種スカム除
去装置においては、トラフ内も水位上昇して満杯になっ
て逆流するおそれがあった。この考案は、これらの欠点
を除くためになされたものである。
【０００４】
【問題を解決するための手段】前記問題を解決するた
め、請求項１記載の考案は、水面上のスカムが水ととも
に越えることが可能で上下に運動可能な堰部材を備えた
第１スカム流入部が上階として構成される一方、下階に
は、第１スカム流入部からのスカムおよび水が流入する
第２スカム流入部が構成され、これらにより上下２階構
造のトラフが構成されるとともに、上下間には、第１と
第２のスカム流入部とを連通可能なバルブが設けられ、
同バルブに堰部材が連動可能とされている。
め、請求項１記載の考案は、水面上のスカムが水ととも
に越えることが可能で上下に運動可能な堰部材を備えた
第１スカム流入部が上階として構成される一方、下階に
は、第１スカム流入部からのスカムおよび水が流入する
第２スカム流入部が構成され、これらにより上下２階構
造のトラフが構成されるとともに、上下間には、第１と
第２のスカム流入部とを連通可能なバルブが設けられ、
同バルブに堰部材が連動可能とされている。
【０００５】以下、図示した実施例を参照しつつこの考
案を詳細に説明する。図１は、この考案の一実施例を示
している。トラフ６０を上階６１と下階６２の二階構造
にするとともに、上階の底壁６１ａに形成した出口６３
にヒンジ６４で開閉可能なバルブ７０を設けて開放によ
り下階部分に流れ込んで外部に導かれるようにしてもよ
い。この場合、ヒンジ６４は、軸６５の端部に設けられ
たレバー６６で連動するようにし、リターンはウエイト
６７によりなされるようにする。この場合も同様に、伝
達機構や倣い部材のない水位追従型の堰部材だけで構成
するが、伝達機構や倣い部材を構成した場合には、仮想
線で示すように、堰部材６８の動作をロッド６９により
伝達してバルブ７０を開閉するように構成することもで
きる。
案を詳細に説明する。図１は、この考案の一実施例を示
している。トラフ６０を上階６１と下階６２の二階構造
にするとともに、上階の底壁６１ａに形成した出口６３
にヒンジ６４で開閉可能なバルブ７０を設けて開放によ
り下階部分に流れ込んで外部に導かれるようにしてもよ
い。この場合、ヒンジ６４は、軸６５の端部に設けられ
たレバー６６で連動するようにし、リターンはウエイト
６７によりなされるようにする。この場合も同様に、伝
達機構や倣い部材のない水位追従型の堰部材だけで構成
するが、伝達機構や倣い部材を構成した場合には、仮想
線で示すように、堰部材６８の動作をロッド６９により
伝達してバルブ７０を開閉するように構成することもで
きる。
【０００８】
【考案の効果】この考案は以上のように、上階と下階の
２階建て構造をもつものにしてその間にバルブを構成し
てバルブに堰部材が連動するべく構成したので、逆流な
どの心配は解消されるに到った。
２階建て構造をもつものにしてその間にバルブを構成し
てバルブに堰部材が連動するべく構成したので、逆流な
どの心配は解消されるに到った。
【図１】この考案の一実施例を示す斜視断面図。
６０…トラフ ６１…上階 ６２…下階 ６３…出口
６８…堰部材 ６９…ロッド ７０…バルブ
６８…堰部材 ６９…ロッド ７０…バルブ
Claims (1)
- 【請求項１】 水面上のスカムが水とともに越えること
が可能で上下に運動可能な堰部材を備えた第１スカム流
入部が上階として構成される一方、下階には、第１スカ
ム流入部からのスカムおよび水が流入する第２スカム流
入部が構成され、これらにより上下２階構造のトラフが
構成されるとともに、上下間には、第１と第２のスカム
流入部とを連通可能なバルブが設けられ、同バルブに堰
部材が連動可能とされているスカム除去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1997004096U JP2569800Y2 (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | スカム除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1997004096U JP2569800Y2 (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | スカム除去装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09528U JPH09528U (ja) | 1997-10-31 |
| JP2569800Y2 true JP2569800Y2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=18519000
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1997004096U Expired - Fee Related JP2569800Y2 (ja) | 1997-04-14 | 1997-04-14 | スカム除去装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2569800Y2 (ja) |
-
1997
- 1997-04-14 JP JP1997004096U patent/JP2569800Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09528U (ja) | 1997-10-31 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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