JP2569028Y2 - 感熱スイッチ - Google Patents

感熱スイッチ

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JP2569028Y2
JP2569028Y2 JP7118491U JP7118491U JP2569028Y2 JP 2569028 Y2 JP2569028 Y2 JP 2569028Y2 JP 7118491 U JP7118491 U JP 7118491U JP 7118491 U JP7118491 U JP 7118491U JP 2569028 Y2 JP2569028 Y2 JP 2569028Y2
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進 生方
靖和 水谷
重己 佐藤
秀樹 小関
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生方 眞哉
生方 礼子
生方 眞之介
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  • Thermally Actuated Switches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は測定対象機器、例えば自
動車等の冷媒を熱交換システム系統に循環させるコンプ
レッサーとかエンジン・トランスミッション等の異常時
に過熱する部分の温度を感知し該機器を過熱から保護す
る為の感熱スイッチの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の感熱スイッチとして、図
9に示すような急跳反転する皿状のバイメタル等の材料
で作られた熱応動板101を収容するケースの底面上に
置きその反転動作を可動接点支持部102に伝達し、可
動接点103と固定接点104を接触又は開離させる構
造としたものにおいて、その容器105外周面に雄ネジ
部105Aが設けられ測定対象機器に設けられた雌ネジ
部に螺合され密着固定されるものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしこれらの感熱ス
イッチはその動作温度を組付時の寸法を規制することに
よって規定する構造とされているため高い寸法精度を要
求され、また熱応動板単体の動作温度にも高い精度が要
求されるなど製作上問題があった。またその製造過程に
於いて端子106A,106Bとリード線107A,1
07Bの接続部を保護し固定するために樹脂等の充填材
108を用いることから組立上の手間がかかるという問
題もあった。さらに以上の構造に加え自動車等への取り
付けをその容器外周に設けられた雄ネジ部を、測定対象
機器に設けられた雌ネジ部に螺合させる構造とされてい
ることからその容器の厚さを充分にとる必要があり全体
を小形化できず、熱容量が大きいので熱応答速度が遅い
という問題があった。またさらにこの種のスイッチは完
成時にはリード線を取り付けられているために、測定対
象機器への取り付け作業に於いてネジをしめるときにリ
ード線が邪魔になり非常に作業性が悪くなっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は以上の問題を解
決すべく感熱スイッチにおいて、測定対象機器の温度を
感知しそれに応答する感熱素子と、該感熱素子の端子に
電気的に接続されたリード線と、豊かな弾性を有する電
気絶縁材料によって成型されその長手方向の一端にはリ
ード線を挿通し且つ感熱素子の外周にほぼ均一に密着す
る貫通孔を有すると共にその周囲は少なくとも感熱素子
の外周よりも大きい平面形状とされ他端にはリード線を
保持する保持部と測定対象機器への取付ネジ等の取付部
材を貫通させる取付孔若しくは切欠部を有した第1保持
部材と、該第1保持部材の平面形状とほぼ同一の平面形
状を成し樹脂等の剛性の高い電気絶縁材料により成型さ
れ感熱素子とリード線の固着部を受け入れる収納部とリ
ード線を保持する保持部を有し取付ネジ等の取付部材を
貫通させる取付孔を前記第1保持部材の取付孔若しくは
切欠部と対応する位置に有した第2保持部材とを有し、
前記第1保持部材及び第2保持部材により前記感熱素子
のリード線を挟持し、前記取付孔に取付ネジ等の取付部
材を貫通して測定対象機器へ締め付け固定することによ
り感熱素子及び第1保持部材及び第2保持部材の各部材
間及び測定対象機器の取付部分への密着性が得られ外部
からの水分や塵の侵入しない所謂防塵構造とすることが
できる事を特徴とするものである。
【0005】
【実施例】以下、本考案の実施例につき図面を参照しな
がら説明する。図1及び図2において示す感熱素子1は
本願と同一出願人の出願にかかる特願平2−32662
号に示された感熱素子であり、円板状の金属製の蓋板2
と有底円筒状の容器3とを有し、蓋板2の外周近傍に容
器3の開口端を気密に固着された密閉容器を成してい
る。
【0006】蓋板2には二つの貫通孔2A及び2Bが設
けられておりこの貫通孔には各々感熱素子の端子たる金
属製の導電ピン4A及び4Bが電気絶縁性の充填材5A
及び5Bによりそれぞれ気密に固定されている。一方の
導電ピン4Aの図示下端近傍にはコ字形をした厚みのあ
る導電性の固定接触部材6がその図示上端部を溶接等の
方法で固着されている。導電ピン4Bの下端近傍には可
動接触部材7が溶接の如き方法で固定されている。可動
接触部材7の先端の接触部7Aは固定接触部材6の接触
部6Aと接触するように配設されている。
【0007】容器3の底部にはバイメタルの様な材料を
円形に打抜いて浅い皿状に成形した熱応動板8が置かれ
その上にバネ材で作られた保持板9が置かれている。さ
らに保持板9の上には耐熱性のある絶縁材料で作られた
受圧片10が配設され、この受圧片の先端は前記可動接
触片7に設けられた孔7Bに挿入固定されている。
【0008】また、感熱素子の端子たる各導電ピン4A
・4Bにはリード線11A・11Bが溶接などの方法で
導電的に接続されている。
【0009】この感熱素子の動作について説明すると常
温の状態では熱応動板8は図2において実線で示すよう
に下方に膨らんだ湾曲状態をとり、温度の上昇に伴い所
定の温度になると急跳反転しその湾曲方向を点線に示す
如く中央が上方に膨らんだ形状となるためその中央部分
が保持板9を介して受圧片10を押上げる。受圧片10
は可動接触片7を押上げその接触部7Aを固定接触片6
の接触部6Aから開離しその電路を断つものである。
【0010】この感熱素子1は第1ホルダー12と第2
ホルダー13によって図1及び図3に示す如く挟持され
ている。第1保持部材である第1ホルダー12はゴムの
如き豊かな弾性を有する電気絶縁材料にて成形され図5
(b)に示すように感熱素子1のリード線11A,11
Bを挿通し蓋板2の外周近傍上面に密着する貫通孔12
A、及び後述する取付ネジを貫通させる取付孔12Bが
設けられている。また第2ホルダー13と接触する側の
面にはリード線11A・11Bを保持するための保持部
12C・12Dが設けられている。
【0011】第2保持部材である第2ホルダー13は図
4に示すように剛性の高い樹脂等によって成形されてお
り感熱素子2の導電ピン4A・4Bとリード線11A・
11Bの接続部を受け入れる収納部13Aを有し、また
前記第1ホルダー12の取付孔12Bに対応する部分に
取付ネジを貫通する取付孔13Bが貫通して設けられ、
さらに保持部12C・12Dに対応する部分には保持部
13C・13Dが設けられている。第1ホルダーと第2
ホルダーを合わせる事により図3に示す如くリード線1
1A・11Bは保持部12C・12D及び13C・13
Dにより挟持される。
【0012】同時に第1ホルダー12の底面12Eは感
熱素子1の蓋板2の外周部に密着し、また第1ホルダー
12及び第2ホルダー13はその接触面を密着させるた
め、導電ピン4A・4Bとリード線11A・11Bの接
続部を有する収納部13A内を所謂防塵構造とする事が
できる。
【0013】この状態は測定対象機器への取り付け時に
おいてさらに効果を増す。つまり図1に示す如く測定対
象機器14にこの感熱スイッチを取り付ける場合、感熱
素子1を測定対象機器14の挿入孔14Aに挿入し第1
ホルダー12の底面12Eを測定対象機器14の表面に
密着するように装着する。さらに各ホルダーの取付孔1
2B・13Bに取付部材たる取付ネジ15を貫通し、測
定対象機器14に設けられたネジ孔14Bに取付ネジ1
5が螺合され締め付け固定される。第1ホルダー12は
ゴムの如き弾力に富んだ材料であるから感熱素子1の容
器3の底面は測定対象機器の挿入孔14Aの底面と密着
し熱伝導の良好なる状態に配設されると共に、第1ホル
ダーの底面12Eと測定対象機器間の密着性はもちろ
ん、感熱素子の蓋板2と第1ホルダー底面12Eとの密
着性及び各ホルダー間の密着性はさらに高められ、よっ
て感熱素子1は充分な防塵構造を得る事ができる。
【0014】この様な構造のスイッチを取り付ける場
合、適切な締め付け力によって測定対象機器への取り付
けが行なわれていればその密着・密閉性に問題はない
が、実際は適正値よりもやや高い締め付け力をもって固
定される事が多い。この場合、第1ホルダーの取付孔1
2B側の部分が貫通孔12Aの側と比較してつぶれが大
きくなり結果として感熱素子の傾きを生じる不都合があ
る。
【0015】そこで第2の実施例に於いては図7に示す
如く第2ホルダー23の取付孔23B近傍で且つ感熱素
子の固定位置と逆の側に突起23Eが設けられており、
また図8に示す弾性を有する第1ホルダー22には前記
突起23E及び取付孔23Bに対応する位置にそれを受
け入れる切欠部22Bが設けられている。突起23Eの
高さは図6の如くホルダー組付時に第1ホルダー22の
底面より少し引込んだ適当な高さに選定される。この様
に剛性の高い第2ホルダー23に突起23Eを設ける事
により取り付け時に例えば取付ネジを強く締め付けても
この突起23Eが最初に測定対象機器と当接する構造と
されているため、第1ホルダーの変形限度を制限する事
ができ、第1ホルダーの過度の変形をおさえることがで
きる。
【0016】本実施例では感熱素子をバイメタルの如き
熱応動板を用いたものとしたが、このほかにサーミスタ
や感温磁性体等を用いても良く特にその種類を制限する
ものではない。また取り付け固定の方法も取付ネジ以外
にもカシメや溶接等でもよく、その方法を特に制限する
ものではない。
【0017】
【考案の効果】以上の様に本考案の感熱スイッチによれ
ば従来のものの様な取り付けのための雄ネジ部を必要と
しないためケースを小形化する事ができ、また取り付け
のための部品を他に設けたためリード線が邪魔になるよ
うな事も無く取り付けが非常に容易になる。また豊かな
弾性を有したホルダーと剛性の高いホルダーとによって
感熱素子及びリード線を測定対象機器に密着保持する構
造とする事により容易にリード線の固定と感熱素子周辺
を防塵構造とする事ができるので従来のものの様に端子
を樹脂で充填する必要がないため組付けが非常に容易に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の感熱スイッチの実施例の取付状態に於
ける部分縦断面図
【図2】感熱素子の一例を示す縦断面図
【図3】図1の感熱スイッチの俯瞰図
【図4】本考案の実施例の第2保持部材を示す俯瞰図
【図5】本考案の実施例の各部品を示し、(a)は第2
保持部材、(b)は第1保持部材、(c)は感熱素子を
示す俯瞰図
【図6】本考案の他の実施例を示す俯瞰図
【図7】図6の感熱スイッチの第2保持部材を示す俯瞰
【図8】図6の感熱スイッチの第1保持部材を示す俯瞰
【図9】従来の感熱スイッチの例
【符号の説明】
1:感熱素子 4A,4B:導電ピン 11A,11B:リード線 12,22:第1保持部材 12A,22A:貫通孔 12B:取付孔 22B:切欠部 12C,12D,22C,22D:保持部 13,23:第2保持部材 13A,23A:収納部 13B,23B:取付孔 13C,13D,23C,23D:保持部 23E:突起 14:測定対象機器 15:取付部材
フロントページの続き (72)考案者 佐藤 重己 愛知県東海市名和町長生9−15 (72)考案者 小関 秀樹 愛知県丹羽郡扶桑町南山名小山西40の2 (56)参考文献 特開 昭50−22285(JP,A) 特開 昭54−157294(JP,A) 特開 平3−236129(JP,A) 実開 昭51−102759(JP,U) 実開 昭53−157867(JP,U) 実開 昭63−184535(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象機器の温度を感知しそれに応答
    する感熱素子と、 該感熱素子の端子に電気的に接続されたリード線と、 豊かな弾性を有する電気絶縁材料によって成型されその
    長手方向の一端には前記リード線を挿通し且つ感熱素子
    の外周にほぼ均一に密着する貫通孔を有すると共にその
    周囲は少なくとも感熱素子の外周よりも大きい平面形状
    とされ他端にはリード線を保持する保持部と測定対象機
    器への取付ネジ等の取付部材を貫通させる取付孔若しく
    は切欠部を有した第1保持部材と、 該第1保持部材の平面形状とほぼ同一の平面形状を成し
    樹脂等の剛性の高い電気絶縁材料により成型され感熱素
    子とリード線の固着部を受け入れる収納部とリード線を
    保持する保持部を有し取付ネジ等の取付部材を貫通させ
    る取付孔を前記第1保持部材の取付孔若しくは切欠部と
    対応する位置に有した第2保持部材とを有し、 前記第1保持部材及び第2保持部材により前記感熱素子
    のリード線を挟持し、 前記取付孔に取付部材を貫通して測定対象機器へ締め付
    け固定することにより感熱素子及び第1保持部材及び第
    2保持部材の各部材間及び測定対象機器の取り付け部分
    への密着性を得る構造とされた事を特徴とする感熱スイ
    ッチ。
  2. 【請求項2】 剛性の高い材料により成形された第2保
    持部材の取付孔近傍の第1保持部材と接触する側の面に
    突起を有し、 該突起によって測定対象機器への取付部材による締め付
    け力が前記第1保持部材を変形させる時第2保持部材の
    剛性によって第1保持部材の変形限度を制限する構造と
    した事を特徴とする請求項1の感熱スイッチ。
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