JP2568982Y2 - プレス製品搬出装置 - Google Patents
プレス製品搬出装置Info
- Publication number
- JP2568982Y2 JP2568982Y2 JP2219092U JP2219092U JP2568982Y2 JP 2568982 Y2 JP2568982 Y2 JP 2568982Y2 JP 2219092 U JP2219092 U JP 2219092U JP 2219092 U JP2219092 U JP 2219092U JP 2568982 Y2 JP2568982 Y2 JP 2568982Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lifter
- guide shaft
- press
- chute
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、プレス機において、左
右一対のプレス製品を下型上から機外に振り分け搬出す
る装置に関するものである。
右一対のプレス製品を下型上から機外に振り分け搬出す
る装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば自動車のドアパネルのように左右
一対で構成される部品をプレス成形するときには、左右
一対の部品を同時にプレス成形している。この同時にプ
レス成形した左右一対の部品を下型から機外に搬出する
ときに左右のプレス製品を下型の左右両側に振り分けて
搬出している。
一対で構成される部品をプレス成形するときには、左右
一対の部品を同時にプレス成形している。この同時にプ
レス成形した左右一対の部品を下型から機外に搬出する
ときに左右のプレス製品を下型の左右両側に振り分けて
搬出している。
【０００３】従来の搬出装置は図５で示すように、プレ
ス下型１上の左右一対のプレス製品を左右に振り分け滑
動する左右下向きの傾斜面３ａ、３ｂを備え、シリンダ
１０によって昇降動可能なリフタ２をプレス下型１に設
け、前記リフタ２の左右両側位置にシュート４ａ、４ｂ
を配置した構造である。
ス下型１上の左右一対のプレス製品を左右に振り分け滑
動する左右下向きの傾斜面３ａ、３ｂを備え、シリンダ
１０によって昇降動可能なリフタ２をプレス下型１に設
け、前記リフタ２の左右両側位置にシュート４ａ、４ｂ
を配置した構造である。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の装置は、リ
フタ２を上昇動することにより下型１上の左右一対のプ
レス製品を傾斜面３ａ、３ｂで持ち上げて左右に振り分
け滑動し、シュート４ａ、４ｂに搬出するものである
が、傾斜面３ａ、３ｂを滑動してシュート４ａ、４ｂに
到達したときにプレス製品が傾斜した姿勢で止まってし
まうことがある。
フタ２を上昇動することにより下型１上の左右一対のプ
レス製品を傾斜面３ａ、３ｂで持ち上げて左右に振り分
け滑動し、シュート４ａ、４ｂに搬出するものである
が、傾斜面３ａ、３ｂを滑動してシュート４ａ、４ｂに
到達したときにプレス製品が傾斜した姿勢で止まってし
まうことがある。
【０００５】このような場合、作業者が型内に手を差し
延べて傾斜したプレス製品に姿勢を正しく直している
が、これは非常に危険である。シュートに角度をもたせ
て配置すれば上記のような問題がなくなるが、シュート
が上型と干渉するおそれがあり、改善が要望されてい
る。
延べて傾斜したプレス製品に姿勢を正しく直している
が、これは非常に危険である。シュートに角度をもたせ
て配置すれば上記のような問題がなくなるが、シュート
が上型と干渉するおそれがあり、改善が要望されてい
る。
【０００６】本考案の目的は、上記従来の問題を解決し
たプレス製品搬出装置を提供することである。
たプレス製品搬出装置を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本考案の要旨は、プレス下型上の左右一対のプレス
製品を左右に振り分け滑動する左右下向きの傾斜面を備
え、シリンダによって昇降動可能なリフタをプレス下型
に設け、前記リフタの左右両側位置にシュートを前記リ
フタの昇降動方向と同方向に案内軸を介して昇降動可能
に配置し、前記リフタの左右に支持軸を前記シュートの
案内軸と平行な軸線方向に固設し、この支持軸と前記案
内軸との間に、一端を案内軸の下端に当接したアームを
上下方向に揺動可能に設け、前記支持軸にリフタの下降
動のときのみ前記アームの他端に当接してアームを揺動
する振り子レバーを枢支したものである。
めの本考案の要旨は、プレス下型上の左右一対のプレス
製品を左右に振り分け滑動する左右下向きの傾斜面を備
え、シリンダによって昇降動可能なリフタをプレス下型
に設け、前記リフタの左右両側位置にシュートを前記リ
フタの昇降動方向と同方向に案内軸を介して昇降動可能
に配置し、前記リフタの左右に支持軸を前記シュートの
案内軸と平行な軸線方向に固設し、この支持軸と前記案
内軸との間に、一端を案内軸の下端に当接したアームを
上下方向に揺動可能に設け、前記支持軸にリフタの下降
動のときのみ前記アームの他端に当接してアームを揺動
する振り子レバーを枢支したものである。
【０００８】
【作用】上記の構成により、リフタが上昇端から下降動
するときにシュートをリフタの下降動と連動して上昇動
させ、リフタの傾斜面とシュートとの間で傾斜している
プレス製品の姿勢を修正してシュート内に確実に搬出す
る。
するときにシュートをリフタの下降動と連動して上昇動
させ、リフタの傾斜面とシュートとの間で傾斜している
プレス製品の姿勢を修正してシュート内に確実に搬出す
る。
【０００９】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。図１において、２はリフタであり、下型１にシリン
ダ１０によって昇降動可能に設けられている。このリフ
タ２の上部には下型１上の左右一対のプレス製品ＷＲ、
ＷＬを左右に振り分け滑動する左右下向きの傾斜面３
ａ、３ｂが形成されている。
る。図１において、２はリフタであり、下型１にシリン
ダ１０によって昇降動可能に設けられている。このリフ
タ２の上部には下型１上の左右一対のプレス製品ＷＲ、
ＷＬを左右に振り分け滑動する左右下向きの傾斜面３
ａ、３ｂが形成されている。
【００１０】前記リフタ２の左右両側位置にはシュート
４ａ（一方のシュートは省略）が前記リフタ２と同方向
に案内軸５を介して昇降動可能に配置されている。
４ａ（一方のシュートは省略）が前記リフタ２と同方向
に案内軸５を介して昇降動可能に配置されている。
【００１１】また、リフタ２の左右に支持軸７（一方の
支持軸は省略）を前記シュート４ａの案内軸５と平行な
軸線方向に固設し、この支持軸７と前記案内軸５との間
に、一端を案内軸５の下端に当接したアーム６を上下方
向に揺動可能に設け、前記支持軸７にリフタ２の下降動
のときのみ前記アーム６の他端に当接してアーム６を揺
動する振り子レバー８を枢支した構造である。尚９は振
り子レバー８のストッパである。
支持軸は省略）を前記シュート４ａの案内軸５と平行な
軸線方向に固設し、この支持軸７と前記案内軸５との間
に、一端を案内軸５の下端に当接したアーム６を上下方
向に揺動可能に設け、前記支持軸７にリフタ２の下降動
のときのみ前記アーム６の他端に当接してアーム６を揺
動する振り子レバー８を枢支した構造である。尚９は振
り子レバー８のストッパである。
【００１２】本考案は上記の通りの構造であるから、図
１で示すリフタ２の下降端から図２で示すように上昇端
にリフタ２が移動するときは、振り子レバー８がアーム
６の他端に当接するが、その時の振り子レバー８の回転
方向はストッパ９で拘束される側とは逆の方向に回転す
るため、いわゆる空打ち作動してアーム６は揺動せず、
シュート４ａは定位置の下降端に止まっている。
１で示すリフタ２の下降端から図２で示すように上昇端
にリフタ２が移動するときは、振り子レバー８がアーム
６の他端に当接するが、その時の振り子レバー８の回転
方向はストッパ９で拘束される側とは逆の方向に回転す
るため、いわゆる空打ち作動してアーム６は揺動せず、
シュート４ａは定位置の下降端に止まっている。
【００１３】前記リフタ２の上昇動で下型１上のプレス
製品ＷＲ、ＷＬは傾斜面３ａ、３ｂで持ち上げられ、か
つ傾斜面３ａ、３ｂを滑動してシュート４ａに落下す
る。この時、プレス製品ＷＲ、ＷＬがシュート４ａ内に
正しく搬出されるものもあれば、傾斜面３ａ、３ｂに沿
った傾斜角度の姿勢で止まってシュート４ａに入るもの
がある。
製品ＷＲ、ＷＬは傾斜面３ａ、３ｂで持ち上げられ、か
つ傾斜面３ａ、３ｂを滑動してシュート４ａに落下す
る。この時、プレス製品ＷＲ、ＷＬがシュート４ａ内に
正しく搬出されるものもあれば、傾斜面３ａ、３ｂに沿
った傾斜角度の姿勢で止まってシュート４ａに入るもの
がある。
【００１４】しかしながら、本考案ではリフタ２が上昇
端から下降動するときに図３で示すように、振り子レバ
ー８がアーム６の他端に当接し、かつ振り子レバー８は
ストッパ９によって回転が拘束されるため、リフタ２の
下降動と共にアーム６は案内軸５を上昇する方向に回転
する。
端から下降動するときに図３で示すように、振り子レバ
ー８がアーム６の他端に当接し、かつ振り子レバー８は
ストッパ９によって回転が拘束されるため、リフタ２の
下降動と共にアーム６は案内軸５を上昇する方向に回転
する。
【００１５】これにより、シュート４ａはリフタ２の下
降動とは相対的に上昇動し、傾斜面３ａ、３ｂに沿った
傾斜角度の姿勢で止まってシュート４ａに入っているプ
レス製品ＷＲ、ＷＬがあるときには、この傾斜姿勢を修
正してシュート４ａ内に正しく収容して上昇する。この
上昇したシュート４ａ内からプレス製品ＷＲ、ＷＬを取
り出し、その後はシュート４ａは自重で下降端に自動的
に戻されて次回の搬出サイクルまで待機するのである。
降動とは相対的に上昇動し、傾斜面３ａ、３ｂに沿った
傾斜角度の姿勢で止まってシュート４ａに入っているプ
レス製品ＷＲ、ＷＬがあるときには、この傾斜姿勢を修
正してシュート４ａ内に正しく収容して上昇する。この
上昇したシュート４ａ内からプレス製品ＷＲ、ＷＬを取
り出し、その後はシュート４ａは自重で下降端に自動的
に戻されて次回の搬出サイクルまで待機するのである。
【００１６】
【考案の効果】以上のように本考案によると、プレス下
型上の左右一対のプレス製品を左右に振り分け滑動する
左右下向きの傾斜面を備え、シリンダによって昇降動可
能なリフタをプレス下型に設け、前記リフタの左右両側
位置にシュートを前記リフタの昇降動と同方向に案内軸
を介して昇降動可能に配置し、前記リフタの左右に支持
軸を前記シュートの案内軸と平行な軸線方向に固設し、
この支持軸と前記案内軸との間に、一端を案内軸の下端
に当接したアームを上下方向に揺動可能に設け、前記支
持軸にリフタの下降動のときのみ前記アームの他端に当
接してアームを揺動する振り子レバーを枢支した構成で
あるから、プレス製品をシュート上で止まることな確実
に搬出することができ、作業者の安全性を向上する利点
がある。
型上の左右一対のプレス製品を左右に振り分け滑動する
左右下向きの傾斜面を備え、シリンダによって昇降動可
能なリフタをプレス下型に設け、前記リフタの左右両側
位置にシュートを前記リフタの昇降動と同方向に案内軸
を介して昇降動可能に配置し、前記リフタの左右に支持
軸を前記シュートの案内軸と平行な軸線方向に固設し、
この支持軸と前記案内軸との間に、一端を案内軸の下端
に当接したアームを上下方向に揺動可能に設け、前記支
持軸にリフタの下降動のときのみ前記アームの他端に当
接してアームを揺動する振り子レバーを枢支した構成で
あるから、プレス製品をシュート上で止まることな確実
に搬出することができ、作業者の安全性を向上する利点
がある。
【図１】本考案の要部構成図
【図２】リフタ上昇作動状態の説明図
【図３】リフタ下降作動状態の説明図
【図４】シュートからプレス製品を取り出した後の状態
の説明図
の説明図
【図５】従来装置の構成図
１ 下型 ２ リフタ ３ａ 傾斜面 ３ｂ 傾斜面 ４ａ シュート ５ 案内軸 ６ アーム ７ 支持軸 ８ 振り子レバー
Claims (1)
- 【請求項１】 プレス下型上の左右一対のプレス製品を
左右に振り分け滑動する左右下向きの傾斜面を備え、シ
リンダによって昇降動可能なリフタをプレス下型に設
け、前記リフタの左右両側位置にシュートを前記リフタ
の昇降動方向と同方向に案内軸を介して昇降動可能に配
置し、前記リフタの左右に支持軸を前記シュートの案内
軸と平行な軸線方向に固設し、この支持軸と前記案内軸
との間に、一端を案内軸の下端に当接したアームを上下
方向に揺動可能に設け、前記支持軸にリフタの下降動の
ときのみ前記アームの他端に当接してアームを揺動する
振り子レバーを枢支したことを特徴とするプレス製品搬
出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2219092U JP2568982Y2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | プレス製品搬出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2219092U JP2568982Y2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | プレス製品搬出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0576700U JPH0576700U (ja) | 1993-10-19 |
| JP2568982Y2 true JP2568982Y2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=12075884
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2219092U Expired - Fee Related JP2568982Y2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | プレス製品搬出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2568982Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-03-16 JP JP2219092U patent/JP2568982Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0576700U (ja) | 1993-10-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |