JP2568958B2 - 車両の最大舵角計測方法 - Google Patents

車両の最大舵角計測方法

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JP2568958B2
JP2568958B2 JP4116312A JP11631292A JP2568958B2 JP 2568958 B2 JP2568958 B2 JP 2568958B2 JP 4116312 A JP4116312 A JP 4116312A JP 11631292 A JP11631292 A JP 11631292A JP 2568958 B2 JP2568958 B2 JP 2568958B2
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JP
Japan
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steering
turntable
maximum
steering angle
steering wheel
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JP4116312A
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孝男 柴山
茂博 中嶋
公威 宇津山
平野  明
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両の被操
舵輪をターンテーブルに乗せた状態でハンドルをステア
リングエンドまで切って最大舵角を計測する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、最大舵角の計測は、作業者がハン
ドルをストロークエンドまで切ったところで指示を出
し、ターンテーブルの回転角を検出するセンサの出力が
変化しなくなったとき(出力が安定して適当な時間が経
過したとき)に行っており、そのため作業者の人為的な
ミスによりハンドルがストロークエンドまで切られてい
ないのにストロークエンドと誤解して最大舵角を計測し
てしまい、良品が不良品と判定されてしまうことがあっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ハンドルを
或る程度勢いを付けてストロークエンドに突き当てる
と、ターンテーブルの回転振動が誘発される。本発明
は、この回転振動に着目し、ハンドルがストロークエン
ドまで切られたか否かを作業者の感覚に頼らずに判別し
て、最大舵角を正確に計測し得るようにした方法を提供
することをその目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は、車両の被操舵輪をターンテーブルに乗せた状
態でハンドルをステアリングエンドまで切って最大舵角
を計測する方法において、ハンドルのステアリングエン
ドへの突き合てで発生するターンテーブルの回転振動を
検出し、回転振動検出後に回転振動の振幅が所定値以下
に収まったところで検出されるターンテーブルの回転角
のデータに基いて最大舵角を求めることを特徴とする。
【0005】
【作用】ハンドルがストロークエンドに突き当たるまで
はターンテーブルの回転振動は発生せず、回転振動の検
出後に最大舵角を計測することにより、ストロークエン
ドに達していない状態で最大舵角を計測するといった人
為的ミスが防止される。ハンドルを緩やかに切るとスト
ロークエンドに突き当たっても回転振動が発生しないこ
とがあるが,ストロークエンドに達しているか否かは判
別できず、そのため、ハンドルを切り始めてから所定の
待ち時間が経過してもターンテーブルの回転振動が検出
されないときはハンドルの操作不良であると判定し、ハ
ンドルの再操作を指示する等の適切な対策を講じられる
ようにすることが望ましい。尚、回転振動が発生して
も、振幅が所定値以下に収まったところで検出される回
転角のデータに基づいて最大舵角を正確に計測できる。
【0006】
【実施例】図1を参照して、1は自動車のハンドル、2
はハンドル1によって操舵される被操舵輪たる自動車の
左右の前輪であり、各前輪2を左右の各ターンテーブル
3に乗せた状態でハンドル1を切り、各ターンテーブル
3の回転角を検出するロータリエンコーダ等の回転角セ
ンサ4からの信号をマイクロコンピュータから成るモニ
タ装置5に入力して、最大舵角の計測及びその合否判定
を行うようにした。ところで、ハンドル1を切ってこれ
を勢い良くステアリングエンドに突き当てるとターンテ
ーブル3の慣性により回転振動が誘発され、ターンテー
ブル3の回転角の変化に、図3(a)に示す如く、極大
ピークP(+)と極小ピークP(−)とが交互に発生し
つつ次第に減衰する振動波形が現れる。ステアリングエ
ンドへの突き当ての勢いが弱い場合でも、多少とも勢い
が有れば、図3(b)に示す如く、少なくとも1回目の
極大ピークP(+)は現れる。
【0007】前記モニタ装置5は、回転角センサ4で検
出されるターンテーブル3の回転角のデータを所定の単
位時間間隔(例えば5msec)で取り込み、ステアリ
ングエンドへの突き当てによる回転振動を極大ピークP
(+)の発生で検出し、その後振幅が所定値以下に収ま
ったところで検出される回転角のデータに基づいて最大
舵角を求め、これが所定の許容範囲に入っているか否か
で合否判定を行うようにプログラムされている。
【0008】その詳細は図2に示す通りであり、先ずS
1のステップでフラグFを「0」にセットし、次にS2
のステップで中立位置からのターンテーブル3の回転角
θがハンドル1の操作開始の基準となる所定値θs(例
えば5°)以上になったか否かを判別し、θ≧θsにな
ったときS3のステップに進んで第1減算タイマの残り
時間t1を所定の設定時間(例えば5sec)にセット
し、次にS4のステップで極大ピークP(+)が発生し
たか否かを判別する。極大ピークP(+)が発生する前
は、S5のステップに進んでフラグFが「1」か否かを
判別する。ここでフラグFはS1のステップで「0」に
セットされているため、S5のステップからS6のステ
ップに進んでt1が零になったか否かを判別する。そし
て、θ≧θsになった時点から第1減算タイマの設定時
間が経過しても極大ピークP(+)が発生しないとき
は、S6のステップからS7のステップに進んでハンド
ル1の操作不良と判定し、表示器6によりハンドル1の
再操作を指示する。
【0009】通常は設定時間経過前にハンドル1がステ
アリングエンドに突き当たって極大ピークP(+)が発
生し、かくするときはS4のステップからS8のステッ
プに進んで第2減算タイマの残り時間t2を所定の設定
時間(例えば0.3sec)にセットした後、S9のス
テップに進んで極小ピークP(−)が発生したか否かを
判別する。極大ピークP(+)が発生してから第2減算
タイマの設定時間が経過してt2=0となる前であれ
ば、極小ピークP(−)が発生されるまでt2=0か否
かを判別するS10のステップを経てS9のステップに
戻る。図3(a)に示す如き振動波形ではt2=0にな
る前に極小ピークP(−)が発生し、かくするときはS
9のステップからS11のステップに進んで極大ピーク
P(+)と極小ピークP(−)との角度差即ち振幅σが
所定値σs(例えば10′)以下か否かを判別する。そ
して、σ>σsのときはS12のステップでフラグFを
「1」に書き換えると共にS13のステップで第3減算
タイマの残り時間t3を所定の設定時間(例えば0.3
sec)にセットしてS4のステップに戻る。そして、
2回目の極大ピークP(+)が発生されるまではS5の
ステップに進むが、今度はF=1であるためS5のステ
ップからt3=0か否かを判別するS14のステップに
進み、t3=0になるまではS4のステップに戻って、
2回目の極大ピークP(+)が発生したところでS8、
S9のステップに進み、2回目の極小ピークP(−)が
発生したところでS11のステップに進み、振幅σが所
定値σs以下になったか否かを判別する。σ>σsであ
ればS12、S13のステップを経てS4のステップに
戻り、上記の判別処理が繰返される。そして、σ≦σs
になったときS15のステップに進み、その時点以後に
検出されるターンテーブル3の回転角θの計測データを
複数回サンプリングする。
【0010】また、図3(b)に示す振動波形の如く、
極大ピークP(+)が発生した後極小ピークP(−)を
発生せずに振動が収まるような場合、或いは極小ピーク
P(−)が発生した後極大ピークP(+)を発生せずに
振動が収まるような場合には、S10のステップやS1
4のステップからS15のステップに進む。S15のス
テップでの計測データのサンプリングが完了すると、S
16のステップに進みサンプリングデータを平均化して
最大舵角を算出する。次にS17のステップに進んで最
大舵角と基準値とを比較し合否判定を行って判定結果を
表示器6に表示する。尚、S1のステップからS16の
ステップに至る最大舵角の計測処理を複数回実行し、こ
れら複数回の計測値を平均化した最大舵角に基づいて合
否判定を行うようにしても良い。また、上記実施例では
回転角θの計測データを取り込みつつ各種判別処理を行
うようにしたが、回転振動発生後の回転角θの計測デー
タを全て取り込んだ後、これらデータを時系列的に並
べ、振幅が所定値以下になった時点を検索して、その時
点以後に検出されたデータから最大舵角を求めるように
しても良い。
【0011】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ハンドルがストロークエンドまで切られたか
否かを作業者の感覚に頼らずに判別でき、人為的ミスに
よる影響を排除して最大舵角を正確に計測できる効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明方法の実施に用いる計測装置の概略を
示す図
【図2】 本発明方法に係る計測手順の一例を示すフロ
ーチャート
【図3】 (a)(b)は夫々ターンテーブルの回転振
動を示す線図
【符号の説明】
1 ハンドル 2 被操舵輪 3 ターン
テーブル 4 回転角センサ 5 モニタ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−149835(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の被操舵輪をターンテーブルに乗せ
    た状態でハンドルをステアリングエンドまで切って最大
    舵角を計測する方法において、ハンドルのステアリング
    エンドへの突き当てで発生するターンテーブルの回転振
    動を検出し、回転振動検出後に回転振動の振幅が所定値
    以下に収まったところで検出されるターンテーブルの回
    転角のデータに基いて最大舵角を求めることを特徴とす
    る車両の最大舵角計測方法。
  2. 【請求項2】 ハンドルを切り始めてから所定の待ち時
    間が経過してもターンテーブルの回転振動が検出されな
    いときはハンドルの操作不良であると判定することを特
    徴とする請求項1に記載の車両の最大舵角計測方法。
JP4116312A 1992-05-08 1992-05-08 車両の最大舵角計測方法 Expired - Lifetime JP2568958B2 (ja)

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JPH05312559A JPH05312559A (ja) 1993-11-22
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CN112816230B (zh) * 2021-01-14 2024-01-23 中汽院(重庆)汽车检测有限公司 一种方向盘自由转动量的测试系统及方法

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