JP2568810Y2 - 密封装置 - Google Patents
密封装置Info
- Publication number
- JP2568810Y2 JP2568810Y2 JP1991105523U JP10552391U JP2568810Y2 JP 2568810 Y2 JP2568810 Y2 JP 2568810Y2 JP 1991105523 U JP1991105523 U JP 1991105523U JP 10552391 U JP10552391 U JP 10552391U JP 2568810 Y2 JP2568810 Y2 JP 2568810Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating
- sealing
- rotating body
- sealing surface
- fixed body
- Prior art date
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- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は密封装置に関し、特
に、回転体と固定体との間をシールして、固定体内に液
体を封入するような箇所に有効に用いられる密封装置に
関するものである。
に、回転体と固定体との間をシールして、固定体内に液
体を封入するような箇所に有効に用いられる密封装置に
関するものである。
【0002】
【従来技術およびその問題点】一般に、ハウジング等の
固定体と、この固定体内に回転可能に挿着される回転軸
等の回転体との間に設けられて、両者間をシールすると
ともに、固定体の内部に作動油等の液体を封入するよう
になっている密封装置にあっては、図3に示すように構
成されている。
固定体と、この固定体内に回転可能に挿着される回転軸
等の回転体との間に設けられて、両者間をシールすると
ともに、固定体の内部に作動油等の液体を封入するよう
になっている密封装置にあっては、図3に示すように構
成されている。
【0003】すなわち、この密封装置21は所謂オイル
シールであって、断面が略U字形状で環状をなすととも
に、内周側に径方向内方に突出する環状のシールリップ
部22およびこのシールリップ部22に連続して環状の
ダストリップ部23が一体に形成され、外周側に断面が
L字形状をなす金属環24が埋没されている。
シールであって、断面が略U字形状で環状をなすととも
に、内周側に径方向内方に突出する環状のシールリップ
部22およびこのシールリップ部22に連続して環状の
ダストリップ部23が一体に形成され、外周側に断面が
L字形状をなす金属環24が埋没されている。
【0004】そして、外周側を固定体26の内周側に嵌
合させた状態で、内周側のシールリップ部22およびダ
ストリップ部23を回転体27の外周面に接触させて、
シールリップ22部の外周側に環状のスプリング25を
装着してラジアル方向に締め付けることによって、固定
体26と回転体27との間がシールされて、固定体26
内に液体28が封入されるようになっている。
合させた状態で、内周側のシールリップ部22およびダ
ストリップ部23を回転体27の外周面に接触させて、
シールリップ22部の外周側に環状のスプリング25を
装着してラジアル方向に締め付けることによって、固定
体26と回転体27との間がシールされて、固定体26
内に液体28が封入されるようになっている。
【0005】しかしながら、上記のように構成される従
来の密封装置21にあっては、シールリップ部22およ
びダストリップ部23を回転体27の外周面に摺動接触
させることにより、回転体27と固定体26との間をシ
ールするようになっているために、潤滑剤等を用いたと
しても両者間の摩擦力を完全になくすことはできない。
来の密封装置21にあっては、シールリップ部22およ
びダストリップ部23を回転体27の外周面に摺動接触
させることにより、回転体27と固定体26との間をシ
ールするようになっているために、潤滑剤等を用いたと
しても両者間の摩擦力を完全になくすことはできない。
【0006】そのため、使用とともにシールリップ部2
2およびダストリップ部23が磨耗し、磨耗の度合いが
大きくなった場合に、シールリップ部22と回転体27
との間およびダストリップ部23と回転体27との間の
密封性が低下してしまい、ダスト類が内部に侵入した
り、固定体26内の液体28が外部に漏れたりしてしま
うという問題点があった。
2およびダストリップ部23が磨耗し、磨耗の度合いが
大きくなった場合に、シールリップ部22と回転体27
との間およびダストリップ部23と回転体27との間の
密封性が低下してしまい、ダスト類が内部に侵入した
り、固定体26内の液体28が外部に漏れたりしてしま
うという問題点があった。
【0007】この考案は前記のような従来のもののもつ
問題点を解決したものであって、長期的に安定した密封
性を得ることのできる耐久性に優れる密封装置を提供す
ることを目的とするものである。
問題点を解決したものであって、長期的に安定した密封
性を得ることのできる耐久性に優れる密封装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0008】
【問題点を解決するための手段】上記の問題点を解決す
るためにこの考案は、固定体と回転体との間に設けられ
て、両者間をシールするとともに、固定体内に液体を封
入するようになっている密封装置であって、前記固定体
に装着される環状の本体部と、この本体部に屈曲部を介
して一体に連結されて軸線方向に変位可能であるととも
に、軸線と直交する環状のシール面およびこのシール面
に連続して軸方向に突出するリップ部が一体に形成され
ている環状の可動部とからなるシール部材と、前記回転
体に装着されるとともに、外周面に前記可動部外周面と
所定の間隔をおいて対向するねじ部が形成されている筒
状の本体部と、この本体部の一端に一体に形成されると
ともに、前記シール部材のシール面とリップ部とに当接
し、かつ、前記シール面との対向面に前記回転体を中心
とする螺旋状の溝部が形成されている円板状のフランジ
部とからなる回転部材とを具え、前記回転体の回転時に
は、前記ねじ部の作用で生じる流体の流れにより、前記
可動部が前記屈曲部を介して軸線方向に変位して、シー
ル面およびリップ部がフランジ部から離間し、このと
き、フランジ部の螺旋状の溝部により、固定体と回転体
との間が非接触の状態でシールされるように構成したと
いう手段を採用したものである。
るためにこの考案は、固定体と回転体との間に設けられ
て、両者間をシールするとともに、固定体内に液体を封
入するようになっている密封装置であって、前記固定体
に装着される環状の本体部と、この本体部に屈曲部を介
して一体に連結されて軸線方向に変位可能であるととも
に、軸線と直交する環状のシール面およびこのシール面
に連続して軸方向に突出するリップ部が一体に形成され
ている環状の可動部とからなるシール部材と、前記回転
体に装着されるとともに、外周面に前記可動部外周面と
所定の間隔をおいて対向するねじ部が形成されている筒
状の本体部と、この本体部の一端に一体に形成されると
ともに、前記シール部材のシール面とリップ部とに当接
し、かつ、前記シール面との対向面に前記回転体を中心
とする螺旋状の溝部が形成されている円板状のフランジ
部とからなる回転部材とを具え、前記回転体の回転時に
は、前記ねじ部の作用で生じる流体の流れにより、前記
可動部が前記屈曲部を介して軸線方向に変位して、シー
ル面およびリップ部がフランジ部から離間し、このと
き、フランジ部の螺旋状の溝部により、固定体と回転体
との間が非接触の状態でシールされるように構成したと
いう手段を採用したものである。
【0009】
【作用】この考案は前記のような手段を採用したことに
より、静止時においては、回転体側に装着した回転部材
のフランジ部に固定体側に装着したシール部材のシール
面およびリップ部が当接することにより、回転体と固定
体との間がシールされて、固定体内に液体が封入される
ことになる。また、回転時においては、回転体と一体に
回転部材が回転することにより、回転部材のねじ部によ
り固定体の内部の方向に向かう流体の流れが発生し、こ
の流体の流れがシール部材の可動部と回転部材のフラン
ジ部との間に作用することにより、シール部材の可動部
が軸線方向に変位して、可動部のシール面およびリップ
部がフランジ部から離間し、このとき、フランジ部とシ
ール面との間に、ねじ部による流体の流れが作用すると
ともに、フランジ部の螺旋状の溝部により液体に遠心力
が佐用することにより、回転体と固定体との間が非接触
の状態でシールされて、固定体の内部に液体が封入され
ることになる。
より、静止時においては、回転体側に装着した回転部材
のフランジ部に固定体側に装着したシール部材のシール
面およびリップ部が当接することにより、回転体と固定
体との間がシールされて、固定体内に液体が封入される
ことになる。また、回転時においては、回転体と一体に
回転部材が回転することにより、回転部材のねじ部によ
り固定体の内部の方向に向かう流体の流れが発生し、こ
の流体の流れがシール部材の可動部と回転部材のフラン
ジ部との間に作用することにより、シール部材の可動部
が軸線方向に変位して、可動部のシール面およびリップ
部がフランジ部から離間し、このとき、フランジ部とシ
ール面との間に、ねじ部による流体の流れが作用すると
ともに、フランジ部の螺旋状の溝部により液体に遠心力
が佐用することにより、回転体と固定体との間が非接触
の状態でシールされて、固定体の内部に液体が封入され
ることになる。
【0010】
【実施例】以下、図面に示すこの考案の実施例について
説明する。図1および図2には、この考案による密封装
置の一実施例が示されていて、図1は全体を示す概略断
面図であって、静止状態を示す説明図、図2は全体を示
す概略断面図であって、回転状態を示す説明図である。
説明する。図1および図2には、この考案による密封装
置の一実施例が示されていて、図1は全体を示す概略断
面図であって、静止状態を示す説明図、図2は全体を示
す概略断面図であって、回転状態を示す説明図である。
【0011】すなわち、この密封装置1は、ハウジング
等の固定体12側に装着される弾性体から形成されるシ
ール部材2と、回転軸等の回転体13側に装着される回
転部材9とを具えている。
等の固定体12側に装着される弾性体から形成されるシ
ール部材2と、回転軸等の回転体13側に装着される回
転部材9とを具えている。
【0012】前記シール部材2は、外周側を前記固定体
12の内周側に嵌合取り付けされるとともに、断面がI
字形状の金属環4が埋没されている筒状の本体部3と、
この本体部3に断面が横向きU字形状をなす環状の屈曲
部5を介して一体に連結されて軸線方向に変位可能であ
るとともに、内部に断面が逆L字形状の金属環7の一片
が埋没されて、この金属環7の露出している他の一片の
外周面で軸線と直交する円板状のシール面7aが形成さ
れ、かつ、このシール面7aに連続して軸線方向に突出
するリップ部8がシール面7aとほぼ同一高さで一体に
形成されている可動部6とから構成されている。
12の内周側に嵌合取り付けされるとともに、断面がI
字形状の金属環4が埋没されている筒状の本体部3と、
この本体部3に断面が横向きU字形状をなす環状の屈曲
部5を介して一体に連結されて軸線方向に変位可能であ
るとともに、内部に断面が逆L字形状の金属環7の一片
が埋没されて、この金属環7の露出している他の一片の
外周面で軸線と直交する円板状のシール面7aが形成さ
れ、かつ、このシール面7aに連続して軸線方向に突出
するリップ部8がシール面7aとほぼ同一高さで一体に
形成されている可動部6とから構成されている。
【0013】前記回転部材9は、前記回転体13の外周
面に取り付けられるとともに、外周面に前記シール部材
2の可動部6外周面と所定の間隔をおいて対向するねじ
部10aが適宜の長さで形成されている筒状の本体部1
0と、この本体部10の一端に一体に形成されるととも
に、静止時には、前記シール部材2の可動部6のシール
面7aおよびリップ部8が当接し、回転時には、前記シ
ール部材2の可動部6のシール面7aおよびリップ部8
が所定の間隔をおいて離間し、かつ、前記シール面7a
との対向面に、前記回転体13を中心とする螺旋状の溝
部11aが形成されている軸線と直交する円板状のフラ
ンジ部11とから構成されている。
面に取り付けられるとともに、外周面に前記シール部材
2の可動部6外周面と所定の間隔をおいて対向するねじ
部10aが適宜の長さで形成されている筒状の本体部1
0と、この本体部10の一端に一体に形成されるととも
に、静止時には、前記シール部材2の可動部6のシール
面7aおよびリップ部8が当接し、回転時には、前記シ
ール部材2の可動部6のシール面7aおよびリップ部8
が所定の間隔をおいて離間し、かつ、前記シール面7a
との対向面に、前記回転体13を中心とする螺旋状の溝
部11aが形成されている軸線と直交する円板状のフラ
ンジ部11とから構成されている。
【0014】次に、前記に示すものの作用について説明
する。まず、静止時においては、図1に示すように、固
定体11側に装着したシール部材2の可動部6のシール
面7aおよびリップ部8が、屈曲部5の弾性力により固
定体12の内部方向に押圧されて、回転体13側に装着
した回転部材9のフランジ部に11当接することによ
り、固定体12と回転体13との間がシールされて、固
定体12の内部に液体14が封入されることになる。
する。まず、静止時においては、図1に示すように、固
定体11側に装着したシール部材2の可動部6のシール
面7aおよびリップ部8が、屈曲部5の弾性力により固
定体12の内部方向に押圧されて、回転体13側に装着
した回転部材9のフランジ部に11当接することによ
り、固定体12と回転体13との間がシールされて、固
定体12の内部に液体14が封入されることになる。
【0015】一方、回転時においては、図2に示すよう
に、回転体13と回転部材9とが一体に回転することに
より、回転部材9の本体部10のねじ部10aにより固
定体12の内部方向へ向かう流体の流れが発生し、この
流体の流れによる圧力が回転部材9のフランジ部11と
前記シール部材2の可動部6との間に作用し、このとき
の圧力によってシール部材2の可動部6が屈曲部5を介
してフランジ部11から離れる方向に変位し、可動部6
のシール面7aおよびリップ部8とフランジ部11との
間に所定の間隙が形成されることになる。
に、回転体13と回転部材9とが一体に回転することに
より、回転部材9の本体部10のねじ部10aにより固
定体12の内部方向へ向かう流体の流れが発生し、この
流体の流れによる圧力が回転部材9のフランジ部11と
前記シール部材2の可動部6との間に作用し、このとき
の圧力によってシール部材2の可動部6が屈曲部5を介
してフランジ部11から離れる方向に変位し、可動部6
のシール面7aおよびリップ部8とフランジ部11との
間に所定の間隙が形成されることになる。
【0016】そして、この間隙内に前記流体の流れによ
る圧力が作用することにより、フランジ部11と可動部
6のシール面7aとの間に侵入しようする固定体12内
部の液体14を内部方向へ押圧することになる。また、
フランジ部11に形成した螺旋状の溝部11aにより、
フランジ部11と可動部6のシール面7aとの間に侵入
しようとする液体14に遠心力を作用させることがで
き、この遠心力により液体14に内部方向に向かう流れ
を発生させることになる。
る圧力が作用することにより、フランジ部11と可動部
6のシール面7aとの間に侵入しようする固定体12内
部の液体14を内部方向へ押圧することになる。また、
フランジ部11に形成した螺旋状の溝部11aにより、
フランジ部11と可動部6のシール面7aとの間に侵入
しようとする液体14に遠心力を作用させることがで
き、この遠心力により液体14に内部方向に向かう流れ
を発生させることになる。
【0017】したがって、フランジ部11と可動部6の
シール面7aとの間に所定の間隙が形成されていても、
両者間を非接触の状態でシールすることができて、固定
体12の内部に液体14を封入することができることに
なる。
シール面7aとの間に所定の間隙が形成されていても、
両者間を非接触の状態でシールすることができて、固定
体12の内部に液体14を封入することができることに
なる。
【0018】上記のようにこの実施例による密封装置に
あっては、固定体11側にシール部材2を装着するとと
もに、回転体13側に回転部材9を装着して、静止時に
おいては、シール部材2の可動部6のシール面7aとリ
ップ部8を回転部材9のフランジ部11に接触させるこ
とにより、回転体13と固定体12との間をシールし、
回転時においては、シール部材2の可動部6を屈曲部5
を介して軸線方向に変位させてシール面7aおよびリッ
プ部8を回転部材9のフランジ部11から離間させて、
非接触の状態で回転体13と固定体12との間をシール
するようにしたので、シール部材2と回転部材9との間
の摩擦力をほとんどなくすことができることになる。
あっては、固定体11側にシール部材2を装着するとと
もに、回転体13側に回転部材9を装着して、静止時に
おいては、シール部材2の可動部6のシール面7aとリ
ップ部8を回転部材9のフランジ部11に接触させるこ
とにより、回転体13と固定体12との間をシールし、
回転時においては、シール部材2の可動部6を屈曲部5
を介して軸線方向に変位させてシール面7aおよびリッ
プ部8を回転部材9のフランジ部11から離間させて、
非接触の状態で回転体13と固定体12との間をシール
するようにしたので、シール部材2と回転部材9との間
の摩擦力をほとんどなくすことができることになる。
【0019】
【考案の効果】この考案は前記のように構成して、静止
時においては、固定体側に装着したシール部材の可動部
のシール面およびリップ部を回転体側に装着した回転部
材のフランジ部に当接させることにより回転体と固定体
との間をシールし、回転時においては、回転体と回転部
材とが一体に回転した際に、回転部材の本体部のねじ部
により発生する流体の流れをシール部材の可動部と回転
部材のフランジ部との間に作用させて、シール部材の可
動部を屈曲部を介して軸線方向に変位させて回転部材の
フランジ部から離間させ、このとき、ねじ部による流体
の流れによる圧力をフランジ部とシール面との間に作用
させるとともに、フランジ部の螺旋状の溝部により、フ
ランジ部とシール面との間に侵入しようとする液体に固
定体の内部方向へ向かう力を作用させるようにしたこと
により、非接触状態で固定体と回転体との間をシールす
ることができることになり、したがって、回転時におけ
るシール部材と回転部材との間の摩擦力をほとんどなく
すことができるので、長期的に安定したシール性が得ら
れるとともに、耐久性を向上させることもできることに
なる等の優れた効果を有するものである。
時においては、固定体側に装着したシール部材の可動部
のシール面およびリップ部を回転体側に装着した回転部
材のフランジ部に当接させることにより回転体と固定体
との間をシールし、回転時においては、回転体と回転部
材とが一体に回転した際に、回転部材の本体部のねじ部
により発生する流体の流れをシール部材の可動部と回転
部材のフランジ部との間に作用させて、シール部材の可
動部を屈曲部を介して軸線方向に変位させて回転部材の
フランジ部から離間させ、このとき、ねじ部による流体
の流れによる圧力をフランジ部とシール面との間に作用
させるとともに、フランジ部の螺旋状の溝部により、フ
ランジ部とシール面との間に侵入しようとする液体に固
定体の内部方向へ向かう力を作用させるようにしたこと
により、非接触状態で固定体と回転体との間をシールす
ることができることになり、したがって、回転時におけ
るシール部材と回転部材との間の摩擦力をほとんどなく
すことができるので、長期的に安定したシール性が得ら
れるとともに、耐久性を向上させることもできることに
なる等の優れた効果を有するものである。
【図1】この考案による密封装置の一実施例を示した概
略断面図であって、静止状態を示す説明図である。
略断面図であって、静止状態を示す説明図である。
【図2】図1に示すものの回転状態を示した説明図であ
る。
る。
【図3】従来の密封装置を示した概略断面図である。
1、21……密封装置 2……シール部材 3、10……本体部 4、7、24……金属環 5……屈曲部 6……可動部 7a……シール面 8……リップ部 9……回転部材 10a……ねじ部 11……フランジ部 11a……溝部 12、26……固定体 13、27……回転体 14、28……液体 22……シールリップ部 23……ダストリップ部 25……スプリング
Claims (1)
- 【請求項1】 固定体(12)と回転体(13)との間
に設けられて、両者間をシールするとともに、固定体
(12)内に液体(14)を封入するようになっている
密封装置であって、前記固定体(12)に装着される環
状の本体部(3)と、該本体部(3)に屈曲部(5)を
介して一体に連結されて軸線方向に変位可能であるとと
もに、軸線と直交する環状のシール面(7a)およびこ
のシール面(7a)に連続して軸方向に突出するリップ
部(8)が一体に形成されている環状の可動部(6)と
からなるシール部材(2)と、前記回転体(13)に装
着されるとともに、外周面に前記可動部(6)外周面と
所定の間隔をおいて対向するねじ部(10a)が形成さ
れている筒状の本体部(10)と、該本体部(10)の
一端に一体に形成されるとともに、前記シール部材
(2)のシール面(7a)とリップ部(8)とに当接
し、かつ、前記シール面(7a)との対向面に前記回転
体(13)を中心とする螺旋状の溝部(11a)が形成
されている円板状のフランジ部(11)とからなる回転
部材(9)とを具え、前記回転体(13)の回転時に
は、前記ねじ部(10a)の作用で生じる流体の流れに
より、前記可動部(6)が前記屈曲部(5)を介して軸
線方向に変位して、シール面(7a)およびリップ部
(8)がフランジ部(11)から離間し、このとき、フ
ランジ部(11)の螺旋状の溝部(11a)により、固
定体(12)と回転体(13)との間が非接触の状態で
シールされるように構成したことを特徴とする密封装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991105523U JP2568810Y2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991105523U JP2568810Y2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 密封装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0552441U JPH0552441U (ja) | 1993-07-13 |
JP2568810Y2 true JP2568810Y2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=14409960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991105523U Expired - Lifetime JP2568810Y2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 密封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2568810Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-20 JP JP1991105523U patent/JP2568810Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0552441U (ja) | 1993-07-13 |
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