JP2568499B2 - ホトクロミック物質 - Google Patents
ホトクロミック物質Info
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- JP2568499B2 JP2568499B2 JP60500240A JP50024085A JP2568499B2 JP 2568499 B2 JP2568499 B2 JP 2568499B2 JP 60500240 A JP60500240 A JP 60500240A JP 50024085 A JP50024085 A JP 50024085A JP 2568499 B2 JP2568499 B2 JP 2568499B2
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- Japan
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- photochromic
- hydrogen atom
- optical element
- alkyl group
- compound
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D498/00—Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms
- C07D498/02—Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms in which the condensed system contains two hetero rings
- C07D498/10—Spiro-condensed systems
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C1/00—Photosensitive materials
- G03C1/685—Compositions containing spiro-condensed pyran compounds or derivatives thereof, as photosensitive substances
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
- Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
- Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)
- Eyeglasses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 技術的背景 本発明はホトクロミック物質、すなわち染色が周囲光
により強さおよび色印象の変化する物質に関する。
により強さおよび色印象の変化する物質に関する。
ホトクロミック物質は種々の方法で使用することがで
き、例えば、それらはスペクタクルフレームなどのため
プラスチックのホトクロミック日光保護スペクタクルレ
ンズの製造に使用される。
き、例えば、それらはスペクタクルフレームなどのため
プラスチックのホトクロミック日光保護スペクタクルレ
ンズの製造に使用される。
技術状態 ホトクロミック物質は、例えば米国特許第3,562,172
号,第3,578,602号,第4,215,010号またはドイッ特許公
表DE−OS29 26 255号から既に知られている。
号,第3,578,602号,第4,215,010号またはドイッ特許公
表DE−OS29 26 255号から既に知られている。
しかし、これらの刊行物から知られるホトクロミック
物質または化合物は、とりわけ、ホトクロミック効果が
温度に非常に依存する不利益を有し、周囲温度が上昇す
ると同程度の照度の存在するときに暗色化が少ない。
物質または化合物は、とりわけ、ホトクロミック効果が
温度に非常に依存する不利益を有し、周囲温度が上昇す
ると同程度の照度の存在するときに暗色化が少ない。
発明の開示 本発明の目的はホトクロミック効果が、温度が上昇し
ても非常に少し変化するにすぎない、すなわち、温度が
上ったときにも良好な暗色化を示すホトクロミック化合
物を示すことである。
ても非常に少し変化するにすぎない、すなわち、温度が
上ったときにも良好な暗色化を示すホトクロミック化合
物を示すことである。
本発明によるこの目的の解決法は一般式: 式中、 R1、R2及びR3は独立して、水素原子、アルキル基又は
アルコキシ基を示し、 R4はアルキル基を示し、 R5及びR6は独立してアルキル基又は共同してスピロシ
クロアルキル基を示し、 R7は水素原子又は二級アミノ基を示す。
アルコキシ基を示し、 R4はアルキル基を示し、 R5及びR6は独立してアルキル基又は共同してスピロシ
クロアルキル基を示し、 R7は水素原子又は二級アミノ基を示す。
但し、R7が水素原子であるとき、R4、R5及びR6の少く
とも1つはメチルではない。
とも1つはメチルではない。
を有する化合物により見出すことができる。
本発明によれば、残基R4、R5、R6およびR7がホトクロ
ミック効果の温度依存性の低下に決定的に重要であると
認められた。
ミック効果の温度依存性の低下に決定的に重要であると
認められた。
短波光の影響のために、スピロ−C−O結合が開き、
発明者により開発されたモデルによれば、次の分子が基
本形態、すなわち一般式(1)を有する分子から生じ、
前記分子が次のように平衡する: 構造式(2)を有する分子は青色を有するが構造式
(1)を有する分子は無色である。
発明者により開発されたモデルによれば、次の分子が基
本形態、すなわち一般式(1)を有する分子から生じ、
前記分子が次のように平衡する: 構造式(2)を有する分子は青色を有するが構造式
(1)を有する分子は無色である。
温度が上昇すると逆反応が一層有利になり、すなわ
ち、照明の程度が同一である間に温度が上昇すると構造
式(1)および(2)の分子間の平衡が変態(2)から
基本形態(1)へ移動する。
ち、照明の程度が同一である間に温度が上昇すると構造
式(1)および(2)の分子間の平衡が変態(2)から
基本形態(1)へ移動する。
本発明により与えられる残基R7は逆反応に対する大き
な立体および電子障害を表わす。これはまた残基R4、R5
およびR6に対して多少低い程度に適用される。
な立体および電子障害を表わす。これはまた残基R4、R5
およびR6に対して多少低い程度に適用される。
残基R5およびR6がメチルより大きければ本発明による
ホトクロミック物質は追加の正サーモクロミズムの追加
利点を示し、すなわち、温度が上昇すると暗色化が増
す。また本発明によって開発されたモデルによれば、ス
ピロ−C−O結合はまた正サーモクロミズムを有する化
合物に開き、青紫色を有する次の分子が生ずる: 基本形態(1)と変態(3)との間の平衡は温度にの
み依存し、しかし照度に依存しない。
ホトクロミック物質は追加の正サーモクロミズムの追加
利点を示し、すなわち、温度が上昇すると暗色化が増
す。また本発明によって開発されたモデルによれば、ス
ピロ−C−O結合はまた正サーモクロミズムを有する化
合物に開き、青紫色を有する次の分子が生ずる: 基本形態(1)と変態(3)との間の平衡は温度にの
み依存し、しかし照度に依存しない。
そのようなホトクロミックおよびサーモクロミック化
合物は光学要素のようなマトリックス中で、等しいホト
クロミック性質と思われるときでも、それらが日光中で
この日光によるマトリックスの加温のためにより大きい
暗色化を示す点で米国特許第3,578,602号に記載された
もののような専らホトクロミックな化合物より優れてい
る。
合物は光学要素のようなマトリックス中で、等しいホト
クロミック性質と思われるときでも、それらが日光中で
この日光によるマトリックスの加温のためにより大きい
暗色化を示す点で米国特許第3,578,602号に記載された
もののような専らホトクロミックな化合物より優れてい
る。
本発明によるホトクロミック物質はマトリックス中
の、例えば光学要素中の等濃度の分子で、本研究の初め
にあげた刊行物に記載された物質より暗色化が大きい追
加利点を有する。
の、例えば光学要素中の等濃度の分子で、本研究の初め
にあげた刊行物に記載された物質より暗色化が大きい追
加利点を有する。
本発明によるホトクロミック化合物の合成は、方法自
体は知られた方法で、置換2−アルキレンインドリン: と、2−ヒドロキシ−1−ニトロソ芳香族化合物: との縮合により行なわれる。
体は知られた方法で、置換2−アルキレンインドリン: と、2−ヒドロキシ−1−ニトロソ芳香族化合物: との縮合により行なわれる。
2−アルキレンインドリンの形成は先行合成により、
または相当するインドリニウム塩から製造することがで
きる。またこの段階で残基R7を縮合剤により導入するこ
とができる。
または相当するインドリニウム塩から製造することがで
きる。またこの段階で残基R7を縮合剤により導入するこ
とができる。
請求の範囲第2項に残基R7について殊に有利な化合物
が示される。これらの残基が使用されると、ホトクロミ
ックの照度依存染色は、青〜紫である。
が示される。これらの残基が使用されると、ホトクロミ
ックの照度依存染色は、青〜紫である。
請求の範囲第3〜5項において光学要素を本発明によ
るホトクロミック化合物で製造できる方法に関する可能
性を特徴とする。
るホトクロミック化合物で製造できる方法に関する可能
性を特徴とする。
本発明によるホトクロミック物質はプラスチック材料
の日光保護スペクタクルレンズに特に有利に使用するこ
とができる。
の日光保護スペクタクルレンズに特に有利に使用するこ
とができる。
発明の実施する方法 以下に本発明によるホトクロミック物質に対する4実
施例が示される。初めに本発明による3つのホトクロミ
ック物質の製造がそれぞれ記載され、次に本発明による
物質で得られた利点が技術状態との比較によって示され
る。
施例が示される。初めに本発明による3つのホトクロミ
ック物質の製造がそれぞれ記載され、次に本発明による
物質で得られた利点が技術状態との比較によって示され
る。
実施例 1 7−メトキシ−1−ニトロソ−2−ナフトール20.3g
(0.1モル)をトリクロロエチレン150ml中に懸濁させ、
ピペリジン4.25g(0.05モル)を加え、ナフトールが完
全に溶解するまで還流条件で沸騰させる。
(0.1モル)をトリクロロエチレン150ml中に懸濁させ、
ピペリジン4.25g(0.05モル)を加え、ナフトールが完
全に溶解するまで還流条件で沸騰させる。
3,3−ジエチル−2−メチレン−1−メチルインドリ
ン21.5g(0.1モル)をトリクロロエチレン100mlに溶解
し、初めの溶液中へ沸騰加熱間に徐々に滴加する。次に
混合物を還流条件下にさらに約3時間沸騰させる。
ン21.5g(0.1モル)をトリクロロエチレン100mlに溶解
し、初めの溶液中へ沸騰加熱間に徐々に滴加する。次に
混合物を還流条件下にさらに約3時間沸騰させる。
溶液をその体積の約1/3に濃縮し、溶難剤としてトリ
クロロエチレンを用いてAl2O3を通しクロマトグラフイ
ーにかける。非転化基礎初期化合物を初めの溶出液から
回収することができ、緑色の主帯域が生成物を含有す
る。溶離剤は減圧で抜出される。長い放置時間後、粗3,
3−ジエチル−1−メチル−スピロ(インドリノ−9′
−メトキシ−2,3′(3H)ナフト(2,1−6)(1,4)オ
キサジン)が残留物から晶出する。化合物はメタノール
で繰返し再結晶により精製される。得られた化合物の融
点は138℃であり、結晶は弱黄色を有する。化合物は次
の1H−NMRデータ、mmp、を有する: (−CH2−CH3−)=0.74および0.87(T)R5,R6 (−CH2−)=1.80および1.99(DQ)R5,R6 (N−CH3)=2.63 (S)R4 (O−CH3)=1.00 (S)R2 これらのNMRデータによれば、化合物は一般式: を有する。
クロロエチレンを用いてAl2O3を通しクロマトグラフイ
ーにかける。非転化基礎初期化合物を初めの溶出液から
回収することができ、緑色の主帯域が生成物を含有す
る。溶離剤は減圧で抜出される。長い放置時間後、粗3,
3−ジエチル−1−メチル−スピロ(インドリノ−9′
−メトキシ−2,3′(3H)ナフト(2,1−6)(1,4)オ
キサジン)が残留物から晶出する。化合物はメタノール
で繰返し再結晶により精製される。得られた化合物の融
点は138℃であり、結晶は弱黄色を有する。化合物は次
の1H−NMRデータ、mmp、を有する: (−CH2−CH3−)=0.74および0.87(T)R5,R6 (−CH2−)=1.80および1.99(DQ)R5,R6 (N−CH3)=2.63 (S)R4 (O−CH3)=1.00 (S)R2 これらのNMRデータによれば、化合物は一般式: を有する。
実施例 2 1−ニトロソ−2−ナフトール17.1g(0.1モル)をト
リクロロエチレン150ml中に懸濁させ、ピペリジン17g
(0.2モル)を加え、ナフトールが完全に溶解するまで
還流条件で沸騰させる。
リクロロエチレン150ml中に懸濁させ、ピペリジン17g
(0.2モル)を加え、ナフトールが完全に溶解するまで
還流条件で沸騰させる。
1,1,3−トリメチル−2−メチレン−インドリン21.5g
(0.1モル)をトリクロロエチレン100mlに溶解し、初め
の溶液に沸騰加熱中に徐々に滴加する。混合物を続いて
還流条件下にさらに約3時間沸騰させる。
(0.1モル)をトリクロロエチレン100mlに溶解し、初め
の溶液に沸騰加熱中に徐々に滴加する。混合物を続いて
還流条件下にさらに約3時間沸騰させる。
溶液をその体積の約1/3に濃縮し、溶難剤としてトリ
クロロエチレンを用いてAl2O3を通してクロマトグラフ
イーする。初めの溶出液から非転化基礎初期化合物を回
収することができ、緑色の主帯域が生成物を含有する。
溶離剤は減圧で抜出される。
クロロエチレンを用いてAl2O3を通してクロマトグラフ
イーする。初めの溶出液から非転化基礎初期化合物を回
収することができ、緑色の主帯域が生成物を含有する。
溶離剤は減圧で抜出される。
精製された1,3,3−トリメチル−スピロ(インドリノ
−2′−(1−ピペリジル)−2,3′−(3H)ナフト
(2,1−6)(1,4)オキサジン)は226℃の融点を有す
る。得られた化合物は次の1H−NMR、ppm、を有する: δ(−CH3)=1.35 (S)R5,R6 δ(−CH2−)=1.75 (S)R7 δ(N−CH3)=2.75 (S)R4 ε(N−CH2−)=1.00 (S)R7 これらのNMRデータによれば化合物は一般式: を有する。
−2′−(1−ピペリジル)−2,3′−(3H)ナフト
(2,1−6)(1,4)オキサジン)は226℃の融点を有す
る。得られた化合物は次の1H−NMR、ppm、を有する: δ(−CH3)=1.35 (S)R5,R6 δ(−CH2−)=1.75 (S)R7 δ(N−CH3)=2.75 (S)R4 ε(N−CH2−)=1.00 (S)R7 これらのNMRデータによれば化合物は一般式: を有する。
実施例 3 7−メトキシ−1−ニトロソ−2−ナフトール20.3g
(0.1モル)をアセトニトリル150ml中に懸濁させ、ピペ
リジン4.25g(0.05モル)を加え、還流条件下にナフト
ールが完全に溶解するまで沸騰させる。
(0.1モル)をアセトニトリル150ml中に懸濁させ、ピペ
リジン4.25g(0.05モル)を加え、還流条件下にナフト
ールが完全に溶解するまで沸騰させる。
1−メチル−2−メチレン−3−スピロシクロ−ヘキ
シルインドリン20.1g(0.1モル)をアセトニトリル150m
lに溶解し、初めの溶液に沸騰加熱間に滴加する。
シルインドリン20.1g(0.1モル)をアセトニトリル150m
lに溶解し、初めの溶液に沸騰加熱間に滴加する。
以後の処理は実施例1と同様であるが、しかし、クロ
マトグラフイー精製の前に溶媒を完全に留出させる。
マトグラフイー精製の前に溶媒を完全に留出させる。
精製された1−メチル−3−スピロシクロヘキシル−
スピロ(インドリノ−2,3′−(3H)ナフト(2,1−6)
(1,4)オキサジン)は168℃の融点および次の1H−NMR
データ、ppm、を有する: (−CH2−)=1.60 (M)R5,R6 (N−CH3)=2.68 (S)R4 (O−CH3)=3.90 (S)R2 これらのNMRデータによれば、化合物は式: を有する。
スピロ(インドリノ−2,3′−(3H)ナフト(2,1−6)
(1,4)オキサジン)は168℃の融点および次の1H−NMR
データ、ppm、を有する: (−CH2−)=1.60 (M)R5,R6 (N−CH3)=2.68 (S)R4 (O−CH3)=3.90 (S)R2 これらのNMRデータによれば、化合物は式: を有する。
次の実施例は本発明による化合物、例えばその製造が
上に記載された物質をマトリックスに導入できる方法に
よる可能性を示すために用いられる。
上に記載された物質をマトリックスに導入できる方法に
よる可能性を示すために用いられる。
次の実施例において、例えば商品名CR 39で配布され
るジエチレングリコールビスアリルカーボネートの2mm
厚さのプラノレンズ(plano lens)をマトリックスとし
て使用する。
るジエチレングリコールビスアリルカーボネートの2mm
厚さのプラノレンズ(plano lens)をマトリックスとし
て使用する。
染浴は染料約5重量%をシリコーン油または類似の高
沸点不活性溶液中にかくはんすることにより調製され
る。
沸点不活性溶液中にかくはんすることにより調製され
る。
適当な前加熱後プラスチックレンズをこの浴に約20分
間浸漬する。浴の温度はホトクロミック化合物の融点に
より、この点の約10℃上である。200℃より高い温度は
マトリックスを破壊するので、より高い融点を有する物
質は180℃で最高30分導入される。冷却後レンズは塩化
メチレンで洗浄され、染料はプラスチック材料の両側に
拡散した。この染色手順は必要に応じて数回繰返すこと
ができる。
間浸漬する。浴の温度はホトクロミック化合物の融点に
より、この点の約10℃上である。200℃より高い温度は
マトリックスを破壊するので、より高い融点を有する物
質は180℃で最高30分導入される。冷却後レンズは塩化
メチレンで洗浄され、染料はプラスチック材料の両側に
拡散した。この染色手順は必要に応じて数回繰返すこと
ができる。
本発明によるホトクロミック化合物で染色したプラス
チックレンズは短波光を排除した、すなわち照明のない
とき、そして10℃における透過率を参照値として選んだ
場合に次の透過挙動を示す: 表1に示した化合物は一般式(1)中に次の残基を有
する: ホトクロミック効果の温度依存性を測定するために、
レンズを上記プロセスにおいて23℃の標準温度における
非照明レンズと照明レンズとの間のVλにより評価した
(ドンツ規格DIN58217)透過率差がほヾ同じであるよう
に染色した。測定は温度調整可能なセルを有するカイネ
チックバンク中で行ない、照明は30゜の角度で60,000ル
クスであった。用いたキセノン高圧ランプのスペクトル
はフイルター組合せにより海面のような天然日光のスペ
クトルにできるだけ接近させた。測定した透過率は15分
の暴露後人の眼の分光感度により評価した。漂白のた
め、レンズを30分間90℃で加熱し、次いで暗色で室温に
冷却した。
チックレンズは短波光を排除した、すなわち照明のない
とき、そして10℃における透過率を参照値として選んだ
場合に次の透過挙動を示す: 表1に示した化合物は一般式(1)中に次の残基を有
する: ホトクロミック効果の温度依存性を測定するために、
レンズを上記プロセスにおいて23℃の標準温度における
非照明レンズと照明レンズとの間のVλにより評価した
(ドンツ規格DIN58217)透過率差がほヾ同じであるよう
に染色した。測定は温度調整可能なセルを有するカイネ
チックバンク中で行ない、照明は30゜の角度で60,000ル
クスであった。用いたキセノン高圧ランプのスペクトル
はフイルター組合せにより海面のような天然日光のスペ
クトルにできるだけ接近させた。測定した透過率は15分
の暴露後人の眼の分光感度により評価した。漂白のた
め、レンズを30分間90℃で加熱し、次いで暗色で室温に
冷却した。
表2に示した化合物は一般式(1)中に次の残基を有
する(比較例物質は米国特許第3,578,602号および第4,2
15,010号からとった): 表2から知りうるように、本発明による化合物は10℃
における今まで知られた化合物と同量または少ない暗色
化においても後者の30℃におけるより大きいホトクロミ
ック効果を示す。同程度の照明で温度の上昇による暗色
化の刺激低下は10℃および20℃並びに30℃の間として評
価して40%まで減少される。
する(比較例物質は米国特許第3,578,602号および第4,2
15,010号からとった): 表2から知りうるように、本発明による化合物は10℃
における今まで知られた化合物と同量または少ない暗色
化においても後者の30℃におけるより大きいホトクロミ
ック効果を示す。同程度の照明で温度の上昇による暗色
化の刺激低下は10℃および20℃並びに30℃の間として評
価して40%まで減少される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02F 1/17 G02F 1/17 (72)発明者 マルテイヌツツイ ジユゼツペ ドイツ連邦共和国 8031 アイヒエンナ ウ ヴエンデルスタイナー ストラーセ 4 (56)参考文献 西独国特許公開1927849
Claims (6)
- 【請求項1】次の一般式で表される化合物。 式中、 R1、R2及びR3は独立して、水素原子、アルキル基又はア
ルコキシ基を示し、 R4はアルキル基を示し、 R5及びR6は独立してアルキル基又はスピロシクロアルキ
ル基を示し、 R7は水素原子、二級アミノ基を示す。 但し、R7が水素原子であるとき、R4、R5及びR6の少くと
も1つはメチルではない。 - 【請求項2】R7が−CH3、−C2H5、−C6H11、−NC5H10ま
たは−N(C6H11)2であることを特徴とする請求の範
囲第1項記載の化合物。 - 【請求項3】光学要素中へ導入され、またプラスチック
キャリアー物質上のコーティングとして適用された下記
の一般式で表される化合物の有効量を含有することを特
徴とする光学要素。 式中、 R1、R2及びR3は独立して、水素原子、アルキル基又はア
ルコキシ基を示し、 R4はアルキル基を示し、 R5及びR6は独立してアルキル基又はスピロシクロアルキ
ル基を示し、 R7は水素原子、二級アミノ基を示す。 但し、R7が水素原子であるとき、R4、R5及びR6の少くと
も1つはメチルではない。 - 【請求項4】R7が−CH3、−C2H5、−C6H11、−NC5H10ま
たは−N(C6H11)2であることを特徴とする請求の範
囲第3項記載の光学要素。 - 【請求項5】光学要素がプラスチック材料からなること
を特徴とする請求の範囲第3項又は第4項記載の光学要
素。 - 【請求項6】コーティングが保護ラッカーであることを
特徴とする請求の範囲第3項又は第4項記載の光学要
素。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE3345624.0 | 1983-12-16 | ||
DE3345624 | 1983-12-16 | ||
DE3345625 | 1983-12-16 | ||
DE3345625.9 | 1983-12-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61501145A JPS61501145A (ja) | 1986-06-12 |
JP2568499B2 true JP2568499B2 (ja) | 1997-01-08 |
Family
ID=25816510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60500240A Expired - Lifetime JP2568499B2 (ja) | 1983-12-16 | 1984-12-17 | ホトクロミック物質 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
EP (3) | EP0508219B1 (ja) |
JP (1) | JP2568499B2 (ja) |
AT (1) | ATE192156T1 (ja) |
AU (2) | AU3786085A (ja) |
DE (2) | DE3486476D1 (ja) |
WO (1) | WO1985002619A1 (ja) |
Families Citing this family (31)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4699473A (en) * | 1983-08-08 | 1987-10-13 | American Optical Corporation | Trifluoromethyl substituted spirooxazine photochromic dyes |
CA1246565A (en) * | 1984-07-06 | 1988-12-13 | Shinichi Yamamoto | Spiro-oxazine compounds and preparation thereof and photochronic shaped article |
US4636561A (en) * | 1984-12-11 | 1987-01-13 | Unitika Ltd. | Spiroindolinenaphthoxadine photochromic compounds |
JPS61138686A (ja) * | 1984-12-11 | 1986-06-26 | Unitika Ltd | フオトクロミツク物質 |
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