JPH07242672A - 新規スピロオキサジン類およびその眼科光学分野での使用方法 - Google Patents

新規スピロオキサジン類およびその眼科光学分野での使用方法

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JPH07242672A
JPH07242672A JP6283330A JP28333094A JPH07242672A JP H07242672 A JPH07242672 A JP H07242672A JP 6283330 A JP6283330 A JP 6283330A JP 28333094 A JP28333094 A JP 28333094A JP H07242672 A JPH07242672 A JP H07242672A
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JP
Japan
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group
compound
membered
transparent
photochromic
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JP6283330A
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English (en)
Inventor
Robert Guglielmetti
ガグリエルメッティ ロバート
Andre Samat
サマト アンドレ
Pierre Lareginie
ラレジニイ ピエール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EssilorLuxottica SA
Original Assignee
Essilor International Compagnie Generale dOptique SA
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D498/00Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D498/02Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having nitrogen and oxygen atoms as the only ring hetero atoms in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D498/10Spiro-condensed systems
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/685Compositions containing spiro-condensed pyran compounds or derivatives thereof, as photosensitive substances

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
  • Optical Filters (AREA)
  • Eyeglasses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】新規スピロオキサジン類およびその眼科光学分
野での使用方法の提供。 【構成】一般式(I)のホトクロミツク化合物およびそ
れの眼科光学への使用。 〔式中、Ra およびRb は水素、ハロゲン、アルキル、
OR,SR,COR,COOR,NR1 2 ,NO2
CN,SO3 1 等を表わし;mは1−4の整数、nは
1または2であり;Cyは芳香環もしくはヘテロ環を表
わし、Rc はアルキル、フェニル、アリールアルキル基
等、を表わし;Rd ,Re ,Rf およびRg は水素、ア
ルキル、アルコキシまたはチオアルキルを表わすか、対
になって任意的に芳香環と縮合したヘテロ原子を含む4
員ないし7員シクロアルキルを形成し;且つ、Rは水
素、アルキル、アリールまたはヘテロアリール、R1
2 は水素C4 −C7 アルキル、アリール等、R1 は水
素またはアルカリ金属である〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規ホトクロミック化合
物に係り、さらに詳しくはその化学構造式にスピロオキ
サジン系からの環を含むホトクロミック化合物、並びに
このものの眼科光学分野特に眼科レンズの中および/ま
たはその上への使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ホトクロミズム現象は長年知られてい
る。ある化合物が紫外領域に波長がある光線で照射され
ると、その化合物が変色し、照射が止まるともとの色に
もどる時に、その化合物はホトクロミックであると称さ
れる。この現象には多くの応用があるが、特により有利
な公知の応用は眼科光学分野に関連している。
【0003】そのような化合物は、光の強度によって光
の照射を濾過するために眼鏡用のレンズやガラスの製造
に用いられる。眼科レンズを構成する有機材料中にホト
クロミック化合物を含有させることによって、ホトクロ
ミック剤としてハロゲン化銀を含んでいる無機ガラス製
の従来レンズに比べて著しく重量減のガラスにすること
ができる。有機材料中にこれらを含有させるには常に技
術的困難をひきおこしてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ホトクロミッ
ク特性をもつ化合物のすべてが必ずしも眼科光学に使用
できるわけではない。事実、ホトクロミック化合物はい
くつかの基準を満たさねばならなく、その一部は次のと
おりである。
【0005】−強力な着色性、これはあるホトクロミッ
ク化合物が異性化後に濃色を示せる能力の尺度である; −光を吸収した後の着色、これはそのホトクロミック化
合物を単独もしくは他のホトクロミック化合物との組合
せで眼科用ガラスまたはレンズに使用することを可能に
する; −当初の形態では着色がないか極めて僅かの着色である
こと; −着色または脱色が速度論的に速いこと; −可能な限り広い温度範囲、特に好ましくは0−40
℃、でホトクロミズムを発揮すること。
【0006】現在知られていて一般に用いられている有
機ホトクロミック化合物は、一般に温度が上昇するとホ
トクロミズムの減少を示し、ホトクロミズムは0℃に近
い温度では特に著しいがガラスが特に太陽に曝された時
に達する温度である40℃台の温度ではひどく弱いか無
くなりさえする。
【0007】現状技術においてホトクロミック化合物が
直面している別の問題はその有効期間である。事実、現
状技術のある製品では比較的短い有効期間がみられる。
実際には、着色と脱色のサイクルをある回数くり返す
と、そのホトクロミック化合物は一般に開いた着色した
型に封鎖されもはや可逆的ホトクロミック特性を示さな
い。
【0008】スピロオキサジン類のホトクロミック特性
は公文書Final Report of ContactAF 41,A.D.44022
6 1961,657中に R.E.Foxにより記載されてい
る。
【0009】スピロ(インドリン−ナフトオキサジン)
型化合物は特にチュー(N.Y.C.Chu)による“Photochromi
sm:Molecules and Systems ”デュラー他編(Ed.H.Durr,
H.Bovas Laurent,Elsevier,Amsterdam 1990,ch.24) 中
の記事中で、そしてスピロ(インドリン−キナゾリノオ
キサジン)またはスピロ(インドリン−ベンゾチアゾロ
オキサジン)型化合物は米国特許第 5,139,707号および
第 5,114,621号(R.Guglielmetti,P.Tardieu)出願人エ
シロール(ESSILOR) 社の中で、合成され記載されてい
る。
【0010】本出願人は特に有利なホトクロミック特性
を示す新規スピロオキサジンの系統を発見した。事実、
この系統に属する多くの化合物は眼科光学で特に有用な
赤色領域で強力な着色能を示し、これら化合物は露光時
に自然の最終的着色を得ることを期待して青色を生じる
ホトクロミック化合物と共に使用することができよう。
【0011】その上、本発明に係る化合物は、その着色
形態において、光の吸収に関してより大きな浅色シフト
を示し、現状技術で公知のスピロオキサジン化合物と同
等もしくは増強された着色能を発揮する。
【0012】本発明に係る他のスピロオキサジン化合物
は可視領域の極めて広い吸収帯からもたらされる色の着
色形態をもつ。これら特定化合物を眼科光学に使うこと
によって、通常のホトクロミックガラスで特定の色合い
を出すために用いる異なる性質のホトクロミック化合物
の数が少なくてよい。さらに、本発明に係る化合物は当
初状態では無着色もしくは殆んど着色がなく、極めて広
い温度範囲にわたって特に0−40℃の間で速かな着色
および脱色の速度論を示す。
【0013】本出願人はこれら化合物が特に長い有効期
間を有することも認めた。これらすべての特性の効果と
して、これら新規ホトクロミック化合物は眼科光学への
使用で特に眼科レンズの中および/またはその上への使
用に特に有利であること、である。
【0014】本発明の目的には、眼科レンズとは眼鏡の
ガラス特にサングラスおよびコンタクトレンズのことを
云う。
【0015】従って本発明の1つの主題は新規ホトクロ
ミック化合物にある。本発明の他の主題はこのものの眼
科光学への使用にある。
【0016】本発明はまた眼科レンズのコーティング
(塗膜)に使用するための組成物もしくはそのものをこ
れらレンズの中に含有させること、に関する。本発明の
他の主題は以下の記載および実施例を読めば明瞭になる
であろう。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に係るホトクロミ
ック化合物は、本質的に下記一般式に該当することを特
徴とする。
【0018】
【化3】
【0019】ここに、Ra およびRb は、相互に独立的
に、水素原子;アルキル基;OR,SR,CORまたは
COORまたはSO2 Rなる基で、ここに基Rは水素原
子またはアルキル、アリールまたはヘテロアリール基を
表わす;NR1 2 なるアミノ基でここにR1 およびR
2 は、相互に独立的に、水素原子、アルキル基、シクロ
アルキル基またはアリール基を表わし、R1 とR2 は窒
素原子と共に、4員ないし7員ヘテロ環を形成できさら
に硫黄、酸素および窒素から選ばれた1つ以上のヘテロ
原子を含むこともできる;ハロゲン原子、C1 −C4
ノハロアルキル基;C1 −C4 ポリハロアルキル基;N
2 ,CNまたはSCNなる基;SO3R′でここに
R′は水素またはアルカリ金属を表わす。mは、1−4
の整数を表わし、nは環の置換数によって1また2であ
る。Cyは、芳香環で、好ましくは5員または6員芳香
環で、Ra が意味する基の1つ以上で置換されていても
よいもの、もしくは窒素、酸素および硫黄から選ばれた
1つ以上のヘテロ原子を含む芳香もしくは非芳香4員な
いし7員ヘテロ環を表わす。Rc は、アルキル基;アル
キル,アルコキシまたはNO2 型の置換基でモノまたは
ジ置換されたアリル,フェニルまたはアリールアルキル
基;任意的に置換された脂環式基;鎖中に酸素,硫黄ま
たは窒素などのヘテロ原子を1つ以上含む脂肪族炭化水
素基を表わす。Rd ,Re ,Rf およびRg は、相互に
独立的に、水素原子、アルキル基、アルコキシ基または
チオアルキル基を表わす;これら基の2つは窒素、硫黄
および酸素から選ばれた1つ以上のヘテロ原子を含んで
よい4員ないし7員シクロアルキルまたはシクロアルケ
ニルを形成することができ、さらにRa およびRb が意
味する基の1つ以上で置換されていてもよい5員もしく
は6員芳香環と縮合してもよい。Rh は、水素を表わす
かRd と共に5員または6員シクロアルキルを形成す
る。好ましくはRd およびRe の少くなくとも1つは水
素原子ではない。
【0020】上記式において、アルコキシ基およびアル
キル基は好ましくはメトキシ、エトキシ、メチル、エチ
ルおよびプロピルなどの1−6の炭素原子を含むもので
ある;シクロアルキル基は好ましくはシクロヘキシルま
たはシクロペンチルである;シクロアルケニル基は好ま
しくはシクロヘキセニルまたはシクロペンテニルであ
る;アリール基は好ましくはフェニールである;アリー
ルアルキル基は好ましくはベンジルである;ポリハロア
ルキル基は、例えばCF3 である;ハロゲンは特にフッ
素、臭素または塩素である。
【0021】5員もしくは6員芳香環は特にフェニルお
よびナフチルである。4員ないし7員ヘテロ環は、特に
ピリジン、ピリミジン、インドリン、イミダゾリンまた
はチアゾリン環で、任意的にアルキル基;フェニルまた
はアミノ基;カルボニル基またはハロゲンで置換された
ものである。脂肪族炭化水素基は好ましくはは酸、エス
テルまたはアルコール官能基を含む。
【0022】本発明の好ましい化合物は式(I)の化合
物であって、基Ra およびRb はHまたはNO2 を表わ
す;Cyは任意的にアルコキシで置換された6員芳香環
を表わす;Rc はアルキル基で好ましくはメチルを表わ
す;Rd ,Re ,Rf およびRg はアルコキシ基で、好
ましくはエトキシを表わすか、またはこれら基の2つが
シクロアルケニル好ましくはシクロペンテニルを形成す
る。本発明の特に好ましい化合物は、下式の1つに該当
するものである。
【0023】
【化4】
【0024】本発明に係る化合物は次の反応体系に従っ
て調製される:反応体系A
【0025】
【化5】
【0026】式(1),(2)および(3)において、
基Ra ,Rb ,Rc ,Rd ,Re ,Rf ,Rg およびC
yは上記と同じ意味を持ち、X- はアニオン好ましくは
ハライドを表わす。
【0027】本発明のホトクロミック化合物はホトクロ
ミック眼科レンズの製作に用いられる。
【0028】本発明に係る化合物は、透明ホトクロミッ
ク物体を得るために透明な有機ポリマー材料に塗布した
り含有させたりするつもりの組成物中に含有させる。こ
の化合物は、眼科用レンズ、サングラス、日よけ板、カ
メラ光学系およびフィルターとして特に使用される材料
を製造するためにプラスチックのフィルム、シートおよ
びレンズなどの固型組成物中に含有される。
【0029】この発明の1つの主題を構成する液状組成
物は、本発明に係る化合物を溶媒基質媒体中に溶解もし
くは分散した形状で含有し、これら化合物は透明なポリ
マー材料に塗布もしくは含有させるのに適するものであ
ることを本質的に特徴とする。
【0030】特によく使われる溶剤は有機溶剤で、ベン
ゼン、トルエン、クロロホルム、エチルアセテート、メ
チルエチルケトン、アセトン、エチルアルコール、メチ
ルアルコール、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、エチレングリコールメチルエーテル、ジメ
チルホルムアルアミド、ジメチルサルホキサイド、メチ
ルセロソルブ、モリホリンおよびエチレングリコールか
ら選ばれる。本発明に係る化合物を分散させる場合に
は、媒体には水を含ませてよい。
【0031】別の態様によれば本発明に係る化合物は、
透明なポリマー、透明なコポリマーまたは透明なポリマ
ーの適当な有機剤媒中への混合物からつくられた無色も
しくは透明な溶液中に含有され好ましくは溶解される。
【0032】このような溶液の例は、とりわけ、ニトロ
セルロースのアセトニトリル、ポリビニルアセテートの
アセトン、ポリビニルクロライドのメチルエチルケト
ン、アセチルセルロースのジメチルホルムアミド、ポリ
ビニルピロリドンのアセトニトリル、ポリスチレンのベ
ンゼン、およびエチルセルロースのメチレンクロライド
中への、溶液である。
【0033】これら組成物は、透明な支持体でポリエチ
レングリコールテレフタレート製、ボリル化紙製または
セルローストリアセテート製などの支持体に塗布して乾
燥してホトクロミック物体を得ることができ、この物体
は紫外線照射のある時は着色し照射源がなくなると、無
色透明状態になることができる。
【0034】本発明のホトクロミック化合物または上記
で定義したこれらを含む組成物は、眼科レンズなどの眼
科用構成部分に適する固体透明重合有機材料に塗布もし
くは含有されるか、サングラス、日よけ板、カメラ光学
系およびフィルターに用いられる有用な材料に含有され
る。
【0035】本発明によって眼科レンズの製造に用いら
れる固体透明材については、ポリ(アリルカーボネー
ト)ポリマー、ポリアクリレートポリマー、ポリメチル
メタクリレートなどのポリ(アルキルアクリレート)ポ
リマー、セルロースアテート、セルローストリアセテー
ト、セルロースアセテートプロピオネート、セルロース
アセテートブチレート、ポリ(ビニルアセテート)、ポ
リ(ビニルアルコール)、ポリウレタン、ポリカーボネ
ート、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポ
リ(スチレン−メチルメタクリレート)、スチレンとア
クリロニトリルのコポリマーおよびポリビニルブチラー
ルがあげられる。透明なコポリマーもしくは透明なポリ
マーの混合物もそのような材を造るのに適する。
【0036】この点に関して、ポリ(4,4′−ジオキ
シフェノール−2,2−プロパンカーボネート)などの
ポリカーボネートから造られたもの、ポリメチルメタク
リレート、ポリオール(アリルカーボネート)で特にジ
エチレングリコールビス(アリルカーボネート)などお
よび例えばビニルアセテートなどとの共重合体があげら
れる。ジエチレングリコールビス(アリルカーボネー
ト)とビニルアセテートとの共重合体(80−90/1
0−20)が特にあげられ、またジエチレングリコール
ビス(アリルカーボネート)とビニルアセテート、セル
ロースアセテートとセルロースプロピオネート、および
セルロースブチレートとの共重合体(80−85/15
−20)もあげられる。
【0037】ポリ(アリルカーボネート)は、直鎖状も
しくは分岐状脂肪族もしくは芳香族液状ポリオールのア
リルカーボネートでアルキレンビス(アリルカーボネー
ト)もしくは脂肪族ビス(アリルカーボネート)グリコ
ールなどを用いて製造される。本発明で使用される固体
透明材料の製造に用いられるポリオール(アリルカーボ
ネート)としては、エチレングリコールビス(アリルカ
ーボネート)、ジエチレングリコールビス(2−メタリ
ルカーボネート)、ジエチレングリコールビス(アリル
カーボネート)、エチレングリコールビス(2−クロロ
アリルカーボネート)、トリエチレングリコールビス
(アリルカーボネート)、1,3−プロパンジオールビ
ス(アリルカーボネート)、プロピレングリコールビス
(2−エチルアリルカーボネート)、1,3−ブタンジ
オールビス(アリルカーボネート)、1,4−ブタンジ
オールビス(2−ブロモアリルカーボネート)、ジプロ
ピレングリコールビス(アリルカーボネート)、トリメ
チレングリコールビス(2−エチルアリルカーボネー
ト)、ペンタメチルグリコールビス(アリルカーボネー
ト)およびイソプロピレンビスフェノールビス(アリル
カーボネート)があげられる。最も重要な製品はジエチ
レングリコールビス(アリルカーボネート)から成り、
CR39の名称で知られている。
【0038】本発明で使用されるホトクロミック化合物
の量は、組成物中においても固形支持体中に含有される
場合でも重要でなくて、一般に材料を照射に曝した際に
組成物が材料に与える色の強さによる。概して、ホトク
ロミック化合物を多く添加すれば照射下の着色は強くな
る。
【0039】本発明によれば、照射に曝した際に処理さ
れた材料を変色させるのに充分な量だけ使用する。この
ホトクロミック化合物の量は一般に光学材料または組成
物の総重量に対して0.001−20重量%、好ましく
は0.05−10重量%である。
【0040】本発明に係るホトクロミック化合物は一時
的転移支持体(基材の上に被覆を形成するワニスなど)
中に含有されて次いで熱的に基材中に転移させられるこ
とは、特に米国特許第4,286,957号または第
4,880,677号に記載するところである。
【0041】これら化合物は、青や緑などの種々の着色
をするホトクロミック化合物などの現状技術で知られる
他のホトクロミック化合物と共に使用できる。従って現
状技術で良く知られているスピロ(インドリン−オキサ
ジン)類を用いることができる。
【0042】眼科材料に塗布されたりそのような材料に
含有させると、紫外線照射に曝した後に着色が認めら
れ、紫外線照射に曝すのを中断すると元の色もしくは元
の透明にもどることが認められる。
【0043】本発明に係る化合物は、この色の変化を0
−40℃の可変温度において多くの回数おこすことがで
きる利点がある。
【0044】
【実施例】以下の実施例は発明を説明するためのもので
限定性のものではない。 実施例1 8−エトキシ−2−メチルスピロ〔syn−5,6−ベ
ンゾ−2−アザビシクロ−(2,2,2)オクタン−
3,3′−〔3H〕ナフター〔2,1,b〕〔1,4〕
オキサジン〕の合成:
【0045】第1工程: Bradscherの方法(Bradscher C.K.;F.Day;Hetrocycl.Ch
em.,11.23(1974))によって得られる2,3−ジメチル
−8−エトキシ(syn−5,6−ベンゾ−2−アザビ
シクロ−(2,2,2)オクタン)アイオダイド(
の合成:
【0046】
【化6】
【0047】アセトニトリル35mlに3−メチルイソ
キノリン(0.7g;4.9mmol)を溶かした溶液に
0.5mlのメチルアイオダイド(7.3mmol),2.
3mlのエチルビニルエーテル(24mmol)および35
mgの4−メトキシフェノール(0.28mmol)を添加
する。反応混合物を室温で7日間攪拌して目的物を沈殿
させて得る(エチルエーテル添加)。
【0048】第2工程:
【0049】
【化7】
【0050】2,3ジメチル−8−エトキシ(syn−
5,6−ベンゾ−2−アザビシクロ−(2,2,2−オ
クタン)アイオダイド(0.1g;0.28mmol)を1
0mlのトリクロロエチレンに溶かす。1当量のトリエ
チルアミン(0.028g;0.28mmol)を加え、次
いでメタノールを数滴(約1ml)加えて均一溶液にす
る。5mlのトリクロロエチレンに1−ニトロソ−2−
ナフトール(0.048g;0.28mmol)を溶かした
溶液を50℃で20分間かけて滴下する。反応混合物は
窒素雰囲気下に50℃で12時間放置する。溶剤を蒸発
させて油状物を得て、このものをシリカゲルのフラッシ
ュクロマトグラフでヘキサン(95)/醋酸エチル
(5)溶離混合剤を使ってクロマトグラフ分離する。メ
タノールからの再結晶(50℃以下)で目的とするスピ
ロナフトキサジンを得て、ジアステレオ異性体の1つを
単離する:
【0051】
【化8】 M.P.=137−8℃
【0052】実施例2 8−エトキシ−2−メチル−9−ニトロスピロ〔syn
−5,6−ベンゾ−2−アザビシクロ−(2,2,2)
オクタン−3,3′−〔3H〕ナフト−〔2,1,b〕
−〔1,4〕オキサジンの合成:
【0053】第1工程: 2,3−ジメチル−8−エトキシ−9−ニトロ(syn
−5,6−ベンゾ−2−アザビシクロ−(2,2,2)
オクタン)アイオダイド()の合成:
【0054】
【化9】
【0055】4mlの硫酸に3−メチルイソキノリン
(0.72g;5mmol)を溶かした溶液を氷浴中に置い
て、3mlの硫酸に硝酸カリ(0.5g;5.4mmol)
を溶かした溶液を反応媒質の温度が4℃を超えないよう
にしながら滴下する。次いでこのものを水40mlと粉
砕氷40gからなる液中に注ぎ、アンモニア水で中和
し、濾過し、エタノール再結晶して3−メチル−5−ニ
トロイソキノリンを得る。窒素の四級化は封管中で行
なわれる:10mlのアセトンに0.73g(3.9mm
ol)の3−メチル−5−ニトロイソキノリンを含む液に
メチルアイオダイド1.65g(11.6mmol)を添加
する。混合液を100℃で1夜放置し、濾過して2,3
−ジメチル−5−ニトロイソキノリニウム アイオダイ
を得る。2,3−ジメチル−5−ニトロイソキノリ
ニウム アイオダイド(0.5g,1.5mmol)を10
mlのアセトニトリルに溶かし、次いで0.546g
(7.6mmol)のエチルビニルエーテルおよび20mg
の4−メトキシフェノール(0.16mmol)を加える。
反応混合物を室温で3時間放置し、エチルエーテル中に
沈殿させて濾過してアザビサイクリク アイオダイド
を捕集する。
【0056】第2工程:2,3−ジメチル−8−エトキ
シ−9−ニトロ(syn−5,6−ベンゾ−2−アザビ
シクロ−(2,2,2)オクタン)アイオダイド(
(0.1g;0.26mmol)を10mlのトリクロロエ
チレンに溶解する。次いで1当量のトリエチルアミン
(0.026g;0.26mmol)を加えた後メタノール
を数滴(約1ml)加えて均一溶液にする。10mlの
トリクロロエチレンに1−ニトロソ−2−ナフトール
(0.045g;0.26mmol)を溶かした溶液を20
分間かけて50℃で滴下する。反応混合物は窒素雰囲気
下に50℃で12時間放置する。溶剤を蒸発させて油状
物を得て、このものをシリカゲルのフラッシュクロマト
グラフでヘキサン(10)/醋酸エチル(10)溶離混
合剤を使ってクロマトグラフ分離する。メタノールから
の再結晶(50℃未満)で目的とするスピロナフトオキ
サジン(Ib)を得る。 8−エトキシ−2−メチル−9−ニトロスピロ{syn
−5,6−ベンゾ−2−アザビシクロ−(2,2,2)
オクタン−3,3′−〔3H〕ナフト−〔2,1,b〕
〔1,4〕オキサジン}:
【0057】
【化10】 M.P.=139−143℃
【0058】実施例3 8−メチル−15−ニトロスピロ〔syn−10,11
−ベンゾ−8−アザトリシクロ−(5,2,2,
2,6 )ウンデセ−3−エン−9,3′−〔3H〕ナフ
ト−〔2,1,b〕〔1,4〕オキサジン〕の合成:
【0059】第1工程: 8,9−ジメチル−15−ニトロ〔syn−10,11
−ベンゾ−8−アザトリシクロ−(5,2,2,
2,6 )ウンデセ−3−エン〕アイオダイド()の合
成:
【0060】
【化11】
【0061】実施例2で合成を記載した2,3−ジメチ
ル−5−ニトロイソキノリニウムアイオダイド(50
4mg;1.53mmol)を20mlのアセトニトリルに
溶解する。次いで蒸留したてのシクロペンタジエン40
3mg(6.1mmol)とハイドロキノン5mgとを添加
する。反応混合物を室温で2日間放置し、エーテル中に
沈殿させてアザトリサイクリク アイオダイドを捕集
して純品を得る。
【0062】第2工程:縮合反応は先の2つの実施例の
と同一条件で行なう;次いで式(Ic)のスピロオキサ
ジンを得る。
【0063】
【化12】 M.P.=175−178℃
【0064】実施例4 第1工程:実施例1でのと類似の手法で該当するスピロ
(アゾビシクロ−オキサジン)を造った。 8−エトキシ−9′−メトキシ−2−メチルスピロ{s
yn−5,6−ベンゾ−2−アザビシクロ−(2,2,
2)オクタン−3,3′−〔3H〕ナフト−〔2,1,
b〕−〔1,4〕オキサジン}:
【0065】
【化13】
【0066】と7−メトキシ−1−ニトロソ−2−ナ
フトールとの縮合で得られる。 M.P.=152℃
【0067】実施例5 実施例1でのと同一の実験的手法で第2工程中の1−ニ
トロソ−2−ナフトールを1−ニトロソ−2−ヒドロキ
シベンゾフランに置きかえて、該当するスピロ(アザビ
シクロ−オキサジン)を合成した。このホトメロシアニ
ンの色は可視領域に極めて広い吸収帯を生じ、無彩色に
近い色合である。
【0068】
【化14】
【0069】物理特性 M.p.=169℃1 H NMR, 250 MHz , δ(ppm) (CDCl3, T.M.S.): 1.04 (t, 3H, OCH2CH3); 1.46 (bd, 1H, 7a-H); 2.36
(s, 3H,NMe); 2.91 (ddd, 1H, 7b-H); 3.32-3.57 (m, 2
H, OCH2); 3.81(dd, 1H, 1-H); 3.89 (d, 1H, 4-H); 4.
58 (ddd, 1H, 8-H);6.98 (s, 1H, 2'-H); 7.08 (d, 1H,
5'-H); 7.24-7.34 (m,5H); 7.39 (d, 1H, 6'-H); 7.46
(dd, 1H); 8.28 (d, 1H).
【0070】実施例6および7 合成的見地では異なる手法である。ここでは、イソキノ
リン部分にジエノフィルを導入する(第1工程)。分子
内環化(第2工程)の後、得られた環状付加体(3およ
び4)を1−ニトロソ−2−ナルトールと縮合させて該
当するスピロ〔アザポリサイクラン−ナフトオキサジ
ン〕(6および7)を得る。
【0071】第1工程:
【化15】 (i)リチウム シクロヘキシルイソプロピルアミン、
−73℃. (ii)n−ブロモアルケン,THF,−73℃ → 20
℃.
【0072】この反応ルートで3−メチル−4−ペンテ
−4−エニルイソキノリン1が合成でき、立体障害を高
める意図で3−メチル−4−ヘキセ−4−エニルイソキ
ノリン2に応用された。
【0073】第2工程: これは4−エニルイソキノリン1および2の熱分解から
なる:
【化16】 i: CH3 I,アセトン,封管 100℃. ii: アセトニトリル, 150, 3h.
【0074】第3工程: スピロ〔アザポリサイクラン−オキサジン〕の合成:
【化17】 i: Et3 N.1−ニトロソ−2−ナフトール、トリ
クロロエチレン
【0075】 スピロオキサジンの開いた型の可視領域吸収スペクトル
は下記で特徴づけられる: −λmax(nm) :すなわち最大吸収波長。 −λe (nm) :かっこ内に記す;これはスペクトルの肩
に相当する波長である。
【0076】
【発明の効果】本発明は特に有利なホトクロミック特性
を示す新規スピロオキサジン類を提供する。これらの化
合物は従来のスピロオキサジン化合物と同等もしくは強
い着色能をもつ。この化合物は始めは無着色もしくはほ
とんど着色がなく、特に0−40℃の間で露光により赤
色領域で非常に速く着色および脱色の変化を示す。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年2月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【化2】 の1つに該当する、請求項3の化合物。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】
【化4】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】実施例4 実施例1でのと類似の手法で該当するスピロ(アゾビシ
クロ−オキサジン)を造った。 8−エトキシ−9′−メトキシ−2−メチルスピロ{s
yn−5,6−ベンゾ−2−アザビシクロ−(2,2,
2)オクタン−3,3′−〔3H〕ナフト−〔2,1,
b〕−〔1,4〕オキサジン}:
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0067
【補正方法】変更
【補正内容】
【0067】実施例5 実施例1でのと同一の実験的手法で第2工程中の1−ニ
トロソ−2−ナフトールを1−ニトロソ−2−ヒドロキ
ベンゾフランに置きかえて、該当するスピロ(アザ
ビシクロ−オキサジン)を合成した。このホトメロシア
ニンの色は可視領域に極めて広い吸収帯を生じ、無彩色
に近い色合である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0071
【補正方法】変更
【補正内容】
【0071】第1工程:
【化15】
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正内容】
【0073】第2工程: これは4−エニルイソキノリン1および2の熱分解から
なる:
【化16】
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0074
【補正方法】変更
【補正内容】
【0074】第3工程: スピロ〔アザポリサイクラン−オキサジン〕の合成:
【化17】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンドレ サマト フランス国 F−13013 マルセイユ ケ ミ デ ラ グラベ 72 (72)発明者 ピエール ラレジニイ フランス国 F−13008 マルセイユ ア ベニュー デ ボネベイン 49

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホトクロミック化合物で、下記一般式に該
    当することを特徴とするホトクロミック化合物であっ
    て、 【化1】 ここに、Ra およびRb は、相互に独立的に、水素原
    子;アルキル基;OR,SR,CORまたはCOORな
    る基で、ここに基Rは水素原子またはアルキル、アリー
    ルまたはヘテロアリール基を表わす;NR1 2 なるア
    ミノ基で、ここにR1 およびR2 は、相互に独立的に、
    水素原子、アルキル基、シクロアルキル基またはアリー
    ル基、R1 とR2 は窒素原子と共に4員ないし7員ヘテ
    ロ環を形成でき、さらに硫黄、酸素および窒素から選ば
    れた1つ以上のヘテロ原子を含むこともできる;ハロゲ
    ン原子、C1 −C4 モノハロアルキル基;C1 −C4
    リハロアルキル基;NO2 ,CNまたはSCNなる基;
    SO3 R′でここにR′は水素またはアルカリ金属;m
    は、1−4の整数を表わし、nは環の置換数によって1
    また2である;Cyは、芳香環で、好ましくは5員また
    は6員芳香環で、Ra が意味する基の1つ以上で置換さ
    れていてもよいもの、もしくは窒素、酸素および硫黄か
    ら選ばれた1つ以上のヘテロ原子を含む芳香もしくは非
    芳香4員ないし7員ヘテロ環を表わす;Rc は、アルキ
    ル基;アルキル、アルコキシまたはNO2 型の置換基で
    モノまたはジ置換されたアリル、フェニルまたはアリー
    ルアルキル基;任意的に置換された脂環式基;鎖中に酸
    素、硫黄または窒素などのヘテロ原子を1つ以上含む脂
    肪族炭化水素基を表わす;Rd ,Re ,Rf およびRg
    は、相互に独立的に、水素原子、アルキル基、アルコキ
    シ基またはチオアルキル基を表わす;これら基の2つは
    窒素、硫黄および酸素から選ばれた1つ以上のヘテロ原
    子を含んでよい4員ないし7員シクロアルキルまたはシ
    クロアルケニルを形成することができ、さらにRa およ
    びRb が意味する基の1つ以上で置換されていてもよい
    5員もしくは6員芳香環と縮合してもよい;Rh は、水
    素を表わすかRd と共に5員または6員シクロアルキル
    を形成する。
  2. 【請求項2】式(I)において、アルコキシ基およびア
    ルキル基は好ましくは1−6の炭素原子を含むものであ
    る;シクロアルキル基はシクロヘキシルまたはシクロペ
    ンチルである;アリール基はフェニールである;アリー
    ルアルキル基はベンジルである;ポリハロアルキル基は
    CF3 である;ハロゲンはフッ素、臭素または塩素であ
    る;5員もしくは6員芳香環はフェニルまたはナフチル
    である;4員ないし7員ヘテロ環はピリジン、ピリミジ
    ン、インドリン、チアゾリンおよびイミダゾリン環で、
    任意的にアルキル基、フェニルまたはアミノ基、カルボ
    ニル基またはハロゲンで置換されたものである;脂肪族
    炭化水素基は酸、エステルまたはアルコール官能基を含
    む;ものである、請求項1の化合物。
  3. 【請求項3】式(I)において、基Ra およびRb は水
    素またはNO2 から選ばれたものである;Cyは任意的
    にアルコキシ基で置換される6員芳香環である;Rc
    アルキル基であるRd ,Re ,Rf およびRg はアルコ
    キシ基を表わすかまたはこれら基の2つでシクロアルケ
    ニルを形成する;ものである、請求項1または2の化合
    物。
  4. 【請求項4】下記一般式; 【化2】 の1つに該当する、請求項3の化合物。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4の化合物のいづれかに記
    載の化合物を、眼科光学にホトクロミック化合物として
    使用する方法。
  6. 【請求項6】透明な有機ポリマー材料に塗布または含有
    させる組成物であって、このものには請求項1ないし4
    で定義するホトクロミック化合物の少くとも1つが材料
    を紫外線照射に曝した際に変色をおこすに充分な量で含
    まれている組成物。
  7. 【請求項7】請求項1ないし3の何れか1つのホトクロ
    ミック化合物を溶剤媒質への溶解もしくは分散の形で含
    有した液状組成物で、この化合物は透明なポリマー材料
    に塗布または含有させるのに適したものである請求項6
    の組成物。
  8. 【請求項8】透明な有機ポリマー材料に塗布または含有
    させる組成物で、このものは透明なポリマー、透明なコ
    ポリマーまたは透明ポリマーの適当な有機溶剤中への混
    合物を基材とした無色もしくは透明な溶液から成り、請
    求項1ないし4で定義するホトクロミック化合物の少く
    とも1つを材料が紫外線照射に曝された際に変色をおこ
    すに充分な量で含んでいる組成物。
  9. 【請求項9】眼科レンズの製作に適する固形透明材料で
    あって、その表面および/または内部が請求項1ないし
    4で定義するホトクロミック化合物の少くとも1つを材
    料が紫外線照射に曝された際に変色をおこすに充分な量
    で含んでいる材料。
  10. 【請求項10】請求項9の固形透明材料において、その
    ものがホトクロミック化合物を0.07ないし20重量
    %含んでいる材料。
  11. 【請求項11】請求項6ないし10の何れかの透明材料
    もしくは組成物で、請求項1ないし4の何れかで定義す
    るホトクロミック化合物が種々の変色をおこさせる他の
    ホトクロミック化合物と組合されて使用される材料もし
    くは組成物。
  12. 【請求項12】転移ワニスであって、そのものが請求項
    1ないし4で定義する化合物の少くとも1つを含んだも
    のであるワニス。
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