JP2568412Y2 - 開閉式印鑑 - Google Patents
開閉式印鑑Info
- Publication number
- JP2568412Y2 JP2568412Y2 JP1991052184U JP5218491U JP2568412Y2 JP 2568412 Y2 JP2568412 Y2 JP 2568412Y2 JP 1991052184 U JP1991052184 U JP 1991052184U JP 5218491 U JP5218491 U JP 5218491U JP 2568412 Y2 JP2568412 Y2 JP 2568412Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- seal
- barrel
- knob
- elastic piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、無数の連続気孔する多
孔性印材よりなる印字体を使用した印鑑を搭載した所謂
開閉式印鑑の改良に関する。
孔性印材よりなる印字体を使用した印鑑を搭載した所謂
開閉式印鑑の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、インクを吸蔵できるようにスポン
ジゴム等の無数の連続気孔を有した多孔性印材より形成
された印字体を使用して、使用のたびに朱肉等に付着さ
せる必要のない印鑑が知られている。しかしながら、こ
の種の印鑑は印字面が露出していると、印字面にキズを
つけたり、ゴミが付着したり、インクが乾いてしまう等
の問題が発生する為に、キャップで印字面を被覆するよ
うになっており、その為にキャップを着脱するのが面倒
なだけでなく、キャップをなくしてしまう等の問題や着
脱に際して誤って手を汚すなどの問題がある。
ジゴム等の無数の連続気孔を有した多孔性印材より形成
された印字体を使用して、使用のたびに朱肉等に付着さ
せる必要のない印鑑が知られている。しかしながら、こ
の種の印鑑は印字面が露出していると、印字面にキズを
つけたり、ゴミが付着したり、インクが乾いてしまう等
の問題が発生する為に、キャップで印字面を被覆するよ
うになっており、その為にキャップを着脱するのが面倒
なだけでなく、キャップをなくしてしまう等の問題や着
脱に際して誤って手を汚すなどの問題がある。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記のような
問題を解決した便利な開閉式印鑑を提供せんとするもの
である。
問題を解決した便利な開閉式印鑑を提供せんとするもの
である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に案出された本考案の開閉式印鑑は、軸筒の先方部に印
鑑を取付けて、開口部を遮蔽する蓋部をキャップ後端部
の側面に回動自在に取付けると共に、キャップを軸筒の
外周部に軸推移可能に被嵌して、キャップを軸筒の後方
に推移させた時、蓋部の内側面が印鑑の角部に接触しな
がら拡開して印字体が開口部より露出して捺印可能とな
るように構成したことである。
に案出された本考案の開閉式印鑑は、軸筒の先方部に印
鑑を取付けて、開口部を遮蔽する蓋部をキャップ後端部
の側面に回動自在に取付けると共に、キャップを軸筒の
外周部に軸推移可能に被嵌して、キャップを軸筒の後方
に推移させた時、蓋部の内側面が印鑑の角部に接触しな
がら拡開して印字体が開口部より露出して捺印可能とな
るように構成したことである。
【０００５】
【実施例】図１及び図６は本考案の実施例を示してい
る。先ず、図５に示す様に印鑑２０はインクを吸蔵でき
る様にスポンジゴム等の無数の連続通気孔を有した多孔
性印材より形成された印字体２１とインクを貯蔵して印
字体２１にインクを供給するインク吸蔵体をカバーで脚
部に固着して構成され（図示せず）、軸筒１の先方部内
孔に設けられた軸筒１の先端に着脱可能に嵌着されてい
る。
る。先ず、図５に示す様に印鑑２０はインクを吸蔵でき
る様にスポンジゴム等の無数の連続通気孔を有した多孔
性印材より形成された印字体２１とインクを貯蔵して印
字体２１にインクを供給するインク吸蔵体をカバーで脚
部に固着して構成され（図示せず）、軸筒１の先方部内
孔に設けられた軸筒１の先端に着脱可能に嵌着されてい
る。
【０００６】キャップ２はヒンジ特性に優れた合成樹脂
で形成されると共に、図３及び図５に示されるようにキ
ャップ２の前端で開口部１７近傍の側面には蓋部３が設
けられ、蓋部３とキャップ２の連結部位に於ける略中央
にはスリット８を形成してばね性を付与された弾性片４
が蓋部３とキャップ２との間に架橋されて回動可能にヒ
ンジ５と６で連結され、更に連結部位の両側には回動可
能にヒンジ７が形成されている。以上により蓋部３はキ
ャップ２の開口部１７でばね性を付与された状態で開閉
自在に回動するよう設けられると共に、蓋部３は常時開
口部１７を遮蔽するように構成されている。
で形成されると共に、図３及び図５に示されるようにキ
ャップ２の前端で開口部１７近傍の側面には蓋部３が設
けられ、蓋部３とキャップ２の連結部位に於ける略中央
にはスリット８を形成してばね性を付与された弾性片４
が蓋部３とキャップ２との間に架橋されて回動可能にヒ
ンジ５と６で連結され、更に連結部位の両側には回動可
能にヒンジ７が形成されている。以上により蓋部３はキ
ャップ２の開口部１７でばね性を付与された状態で開閉
自在に回動するよう設けられると共に、蓋部３は常時開
口部１７を遮蔽するように構成されている。
【０００７】又、キャップ２は軸筒１の外周部に軸推移
可能に被嵌されるが、軸筒１の略中央の外周部には弾性
片１３が弾性片１３の中央部に形成した支持部１４で軸
筒１と一体に接続され、弾性片１３は前後部位が変位可
能となっている。又、弾性片１３の前端１６には上面に
膨出した突部１８が形成され、後方の上面には山形状の
突起１５が形成されている。
可能に被嵌されるが、軸筒１の略中央の外周部には弾性
片１３が弾性片１３の中央部に形成した支持部１４で軸
筒１と一体に接続され、弾性片１３は前後部位が変位可
能となっている。又、弾性片１３の前端１６には上面に
膨出した突部１８が形成され、後方の上面には山形状の
突起１５が形成されている。
【０００８】又、上記弾性片１３に対応する部位で、キ
ャップ２の側面にはスリット１９が穿設されて先端の摘
み１０が没入側に変位する弾性片９が形成され、又、ス
リットの前端面を当接部１１とし、その内側に段部１２
が形成されている。又、キャップ２と軸筒１を位置決め
するために相互を回転止めする必要がある。相互を回転
止めする為の手段等の対応は様々あるが、そのことは本
考案の要旨ではないので説明は省略する。又、軸筒１の
後端に筆記具を搭載して所謂印鑑付筆記具を構成するこ
とも可能である。
ャップ２の側面にはスリット１９が穿設されて先端の摘
み１０が没入側に変位する弾性片９が形成され、又、ス
リットの前端面を当接部１１とし、その内側に段部１２
が形成されている。又、キャップ２と軸筒１を位置決め
するために相互を回転止めする必要がある。相互を回転
止めする為の手段等の対応は様々あるが、そのことは本
考案の要旨ではないので説明は省略する。又、軸筒１の
後端に筆記具を搭載して所謂印鑑付筆記具を構成するこ
とも可能である。
【０００９】
【作用】本考案の開閉式印鑑は以上のように構成されて
おり、未使用時には図１乃至図３に示すように蓋部３が
印字体２１を被覆状態に成している。捺印時には、弾性
片１３の摘み１０を内方に適宜押圧して前端１６がキャ
ップ２の当接部１１との対接（係合）を避けた状態（図
４参照）で軸筒１に対してキャップ２を後方に推移する
とヒンジ７を支点にして蓋部３が、その内側面が印字体
２１を避けた印鑑２０の角部を接触しながら拡開して、
印鑑２０がキャップの開口部１７より露出する。その
時、弾性片１３の突起１５がキャップ２の段部１２に係
合して位置決めされて捺印時の押圧に適宜耐えた状態に
構成される。（図５及び図６参照）再び印鑑２０を収納
する場合にはキャップ２を軸筒１に対して前方に推移さ
せればよい。その時、上記弾性片の前端１６がキャップ
の当接部１１に係合しており、キャップ２に軸方向の押
圧が掛かっても蓋部３は拡開しない。
おり、未使用時には図１乃至図３に示すように蓋部３が
印字体２１を被覆状態に成している。捺印時には、弾性
片１３の摘み１０を内方に適宜押圧して前端１６がキャ
ップ２の当接部１１との対接（係合）を避けた状態（図
４参照）で軸筒１に対してキャップ２を後方に推移する
とヒンジ７を支点にして蓋部３が、その内側面が印字体
２１を避けた印鑑２０の角部を接触しながら拡開して、
印鑑２０がキャップの開口部１７より露出する。その
時、弾性片１３の突起１５がキャップ２の段部１２に係
合して位置決めされて捺印時の押圧に適宜耐えた状態に
構成される。（図５及び図６参照）再び印鑑２０を収納
する場合にはキャップ２を軸筒１に対して前方に推移さ
せればよい。その時、上記弾性片の前端１６がキャップ
の当接部１１に係合しており、キャップ２に軸方向の押
圧が掛かっても蓋部３は拡開しない。
【００１０】
【考案の効果】本考案の開閉式印鑑の構成及び作用は以
上の如くであり、従来の着脱式のキャップで印字面を被
覆した物のように、捺印の度にキャップを着脱して紛失
してしまう心配もなく、又、キャップの着脱の際に誤っ
て手を汚してしまう等の問題もなく使用でき、且つ、非
使用時には印字面が蓋部により被覆されているので、キ
ズをつけたり、ゴミが付着したりインクが乾いてしまう
等の問題もなく、極めて使い勝手の良い印鑑が提供可能
である。又、蓋部がキャップにヒンジで連結された合成
樹脂部品なので安価に提供できる効果も奏する。
上の如くであり、従来の着脱式のキャップで印字面を被
覆した物のように、捺印の度にキャップを着脱して紛失
してしまう心配もなく、又、キャップの着脱の際に誤っ
て手を汚してしまう等の問題もなく使用でき、且つ、非
使用時には印字面が蓋部により被覆されているので、キ
ズをつけたり、ゴミが付着したりインクが乾いてしまう
等の問題もなく、極めて使い勝手の良い印鑑が提供可能
である。又、蓋部がキャップにヒンジで連結された合成
樹脂部品なので安価に提供できる効果も奏する。
【図１】本考案の実施例を示す外観斜視図で、印鑑を収
納した状態を示している。
納した状態を示している。
【図２】印鑑を収納した状態に於ける要部縦断面図であ
る。
る。
【図３】図２に於ける半断面斜視図である。
【図４】蓋部を拡開する際に摘みを押圧する状態を示し
た要部縦断面図である。
た要部縦断面図である。
【図５】蓋部を拡開した状態に於ける要部縦断面図であ
る。
る。
【図６】図５に於ける半断面斜視図である。
１ 軸筒 ２ キャップ ３ 蓋部 ４ 弾性片 ５ ヒンジ ６ ヒンジ ７ ヒンジ ８ スリット ９ 弾性片 １０ 摘み １１ 当接部 １２ 段部 １３ 弾性片 １４ 支持部 １５ 突起 １６ 前端 １７ 開口部 １８ 突部 １９ スリット ２０ 印鑑 ２１ 印字体
Claims (1)
- 【請求項１】 軸筒１の先方部に印鑑２０を取付けて、
開口部１７を常時遮蔽する蓋部３をキャップ２前端部の
側面にばね性を付与した弾性片４とヒンジを形成して弾
性的に回動自在に取付けると共に、上記キャップ２の側
面にスリット１９を穿設して先端の摘み１０が没入側に
変位する弾性片９が形成され、又、スリットの前端面を
当接部１１としてその内側に段部１２が設けられ、一
方、上記軸筒１の外周部に中央の支持部１４で一体に接
続されて両端が没入側に変位する弾性片１３が形成さ
れ、その弾性片１３の前端１６に上面に膨出した突部１
８が、後方の上面に突起１５が形成されて、前端１６が
当接部１１に係合し、摘み１０の真下に突起１８が対向
する状態にキャップ２を軸筒１の外周部に軸推移可能且
つ回転止め状態に被嵌して、摘み１０を押圧して突起１
８を没入させて前端１６と当接部１１の係合を解除した
状態でキャップ２を軸筒１の後方に推移させた時、上記
蓋部３の内側面が印字体２１を避けた印鑑２０の角部に
接触しながら拡開して印鑑２０が開口部１７より露出
し、その時、突起１５が段部１２に係合して軸筒１に対
してキャップ２が捺印状態に保持されるように構成され
てなる開閉式印鑑。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991052184U JP2568412Y2 (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 開閉式印鑑 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991052184U JP2568412Y2 (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 開閉式印鑑 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04137869U JPH04137869U (ja) | 1992-12-22 |
| JP2568412Y2 true JP2568412Y2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=31928642
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991052184U Expired - Lifetime JP2568412Y2 (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 開閉式印鑑 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2568412Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5294157B2 (ja) * | 2009-06-24 | 2013-09-18 | シヤチハタ株式会社 | 反転式印判 |
| JP2011104849A (ja) * | 2009-11-17 | 2011-06-02 | Shachihata Inc | 回転印 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0726127Y2 (ja) * | 1989-04-14 | 1995-06-14 | 三菱鉛筆株式会社 | 開閉式印鑑 |
-
1991
- 1991-06-12 JP JP1991052184U patent/JP2568412Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04137869U (ja) | 1992-12-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971118 |