JP2525534Y2 - 印鑑付筆記具 - Google Patents
印鑑付筆記具Info
- Publication number
- JP2525534Y2 JP2525534Y2 JP1990003324U JP332490U JP2525534Y2 JP 2525534 Y2 JP2525534 Y2 JP 2525534Y2 JP 1990003324 U JP1990003324 U JP 1990003324U JP 332490 U JP332490 U JP 332490U JP 2525534 Y2 JP2525534 Y2 JP 2525534Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal
- shaft
- cap
- writing
- lid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は無数の連続気孔を有する多孔性印材よりなる
印字体を使用した印鑑を装備した印鑑付筆記具の改良に
関する。
印字体を使用した印鑑を装備した印鑑付筆記具の改良に
関する。
（従来の技術） インクを吸蔵できるようにスポンジゴム等の無数の連
続気孔を有した多孔性印材より形成された印字体を使用
して、使用のたびに朱肉等に付着させる必要のない印鑑
は従前より周知であり、この種の印鑑を軸の尾端に取付
けた筆記具も公知である。
続気孔を有した多孔性印材より形成された印字体を使用
して、使用のたびに朱肉等に付着させる必要のない印鑑
は従前より周知であり、この種の印鑑を軸の尾端に取付
けた筆記具も公知である。
然しながら、この種の印鑑付筆記具において印鑑の印
字面が露出していると印字面にギズをつけたりゴミが付
着したりインクが乾いてしまう等の問題が発生するの
で、通常この種の印鑑付筆記具はこのようなトラブルを
回避すべくキャップで印字面を被覆するようになってい
るが、このようにするとキャップを着脱する操作が面倒
なだけでなくキャップを紛失してこの種の機能を喪失す
るなどの問題点があった。
字面が露出していると印字面にギズをつけたりゴミが付
着したりインクが乾いてしまう等の問題が発生するの
で、通常この種の印鑑付筆記具はこのようなトラブルを
回避すべくキャップで印字面を被覆するようになってい
るが、このようにするとキャップを着脱する操作が面倒
なだけでなくキャップを紛失してこの種の機能を喪失す
るなどの問題点があった。
このような問題は、例えば実公昭33−19040号公報に
示されたように、キャップを摺動自在として、そのキャ
ップの摺動に連動してキャップに取付けた蓋が開閉する
ような機構を採用することによって解決が可能である。
示されたように、キャップを摺動自在として、そのキャ
ップの摺動に連動してキャップに取付けた蓋が開閉する
ような機構を採用することによって解決が可能である。
しかしながら、同公報に示されたように、キャップの
移動により蓋を開閉させるよにすると、例えば、軸の内
部に複数本の筆記体を収納する場合などに、キャップの
操作によりその複数本の筆記体の先端部を先軸の先端孔
で選択的に出没自在となすのが困難になるという問題が
ある。
移動により蓋を開閉させるよにすると、例えば、軸の内
部に複数本の筆記体を収納する場合などに、キャップの
操作によりその複数本の筆記体の先端部を先軸の先端孔
で選択的に出没自在となすのが困難になるという問題が
ある。
（考案が解消しようとする課題） そこで本考案は、キャップ着脱の面倒やキャップ紛失
の問題を解決するために、キャップを摺動させることに
より蓋を開閉して印鑑を出没可能にするとともに、軸の
内部に複数本の筆記体を収納して、キャップの操作によ
りその複数本の筆記体の先端部を先軸の先端孔で選択的
に出没自在となすことも可能な印鑑付筆記具の提供を目
的とする。
の問題を解決するために、キャップを摺動させることに
より蓋を開閉して印鑑を出没可能にするとともに、軸の
内部に複数本の筆記体を収納して、キャップの操作によ
りその複数本の筆記体の先端部を先軸の先端孔で選択的
に出没自在となすことも可能な印鑑付筆記具の提供を目
的とする。
（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本考案の印鑑付筆記具
は、先軸２に対し後軸１を回転自在に接続して、その軸
の内部に複数本の筆記体を収納するとともに、後軸１の
後端に無数の連続気孔を有する多孔性印材よりなる印字
体６を使用した印鑑５を突出状に取付け、その後軸１に
対して頭端開口状のキャップ４を軸方向にのみ摺動自在
で且つ回転一体的に嵌着し、そのキャップ４の回転操作
により上記の複数本の筆記体の先端部を先軸２の先端孔
３で選択的に出没自在となし、キャップ４の頭端開口に
はスプリング11によって閉止方向に賦勢されキャップ４
を軸に沿って前方へ押込んだときに印鑑５の頂面の側縁
によって押開されて印鑑５の同部よりの完全突出を許容
する擺動自在な蓋８を取付けたことを特徴とするもので
ある。
は、先軸２に対し後軸１を回転自在に接続して、その軸
の内部に複数本の筆記体を収納するとともに、後軸１の
後端に無数の連続気孔を有する多孔性印材よりなる印字
体６を使用した印鑑５を突出状に取付け、その後軸１に
対して頭端開口状のキャップ４を軸方向にのみ摺動自在
で且つ回転一体的に嵌着し、そのキャップ４の回転操作
により上記の複数本の筆記体の先端部を先軸２の先端孔
３で選択的に出没自在となし、キャップ４の頭端開口に
はスプリング11によって閉止方向に賦勢されキャップ４
を軸に沿って前方へ押込んだときに印鑑５の頂面の側縁
によって押開されて印鑑５の同部よりの完全突出を許容
する擺動自在な蓋８を取付けたことを特徴とするもので
ある。
（実施例） 第１図及び第２図は本考案の実施例を示している。先
ず、第１図に示すように印鑑５はインクを吸蔵できるよ
うにスポンジゴム等の無数の連続気孔を有した多孔性印
材より形成された印字体６と、インクを貯蔵して印字体
６にインクを供給するインク吸蔵体（図示せず）とをカ
バーで脚部７に固着して構成され、後軸１の後端内孔に
着脱可能に嵌着されている。キャップ４の後端で開口部
20近傍に設けた基部10にキャップ４と蓋８との相互間に
スプリング11で賦勢して蓋８を回動自在に取付けると共
に蓋８は常時開口部20を遮蔽するように構成されてい
る。また基部10にはクリップ５が固着されている。キャ
ップ４は後軸１の外周部に軸推移可能に被嵌されるが、
後軸１の外周部には係止溝14が形成され、それと対向し
てキャップ４の内周部に係止突起12,13が形成されてお
り、キャップ４は後軸１に対して２箇所の係止突起が係
止溝14に係合する間隔で推移することができる。なお、
上記のキャップ４と後軸１が適宜軸推移して係合する手
段、位置決めするためのストッパー、設計都合により相
互を回転止めするための手段等の対応は様々あるが、そ
のことは本考案の要旨ではないので詳しい説明は省略す
る。ところで、本考案の印鑑付筆記具では、後軸１の内
部に回転方向で一体的にカム斜面18を備えた円筒カム17
を備え、更にその内側にガイド筒15を抜け止め止着し
て、円筒カム17はガイド筒15に対し回転自在となってい
る。ガイド筒15に形成された複数の溝内にはそれに対応
して、後端に摺動コマ16を取付けた複数のボールペン筆
記体19が収納され、各ボールペン筆記体19はリターンス
プリングにより後方へ引き込まれるように賦勢されてい
る。上記ガイド筒15の先方部位は先軸２に着脱可能で回
転方向で一体に装着されており、先軸２に対して後軸１
即ち回転止めしたキャップ４を回動させることによって
選択的にボールペンの筆記体19の先端部が先軸の先端孔
３より出没するように構成されている。しかし、本考案
の印鑑付筆記具は軸の後端に被嵌されたキャップを軸推
移することにより蓋を開閉して印字体を出没させるよう
にしたもので、筆記体の仕様及び構造には限定されない
ものである。
ず、第１図に示すように印鑑５はインクを吸蔵できるよ
うにスポンジゴム等の無数の連続気孔を有した多孔性印
材より形成された印字体６と、インクを貯蔵して印字体
６にインクを供給するインク吸蔵体（図示せず）とをカ
バーで脚部７に固着して構成され、後軸１の後端内孔に
着脱可能に嵌着されている。キャップ４の後端で開口部
20近傍に設けた基部10にキャップ４と蓋８との相互間に
スプリング11で賦勢して蓋８を回動自在に取付けると共
に蓋８は常時開口部20を遮蔽するように構成されてい
る。また基部10にはクリップ５が固着されている。キャ
ップ４は後軸１の外周部に軸推移可能に被嵌されるが、
後軸１の外周部には係止溝14が形成され、それと対向し
てキャップ４の内周部に係止突起12,13が形成されてお
り、キャップ４は後軸１に対して２箇所の係止突起が係
止溝14に係合する間隔で推移することができる。なお、
上記のキャップ４と後軸１が適宜軸推移して係合する手
段、位置決めするためのストッパー、設計都合により相
互を回転止めするための手段等の対応は様々あるが、そ
のことは本考案の要旨ではないので詳しい説明は省略す
る。ところで、本考案の印鑑付筆記具では、後軸１の内
部に回転方向で一体的にカム斜面18を備えた円筒カム17
を備え、更にその内側にガイド筒15を抜け止め止着し
て、円筒カム17はガイド筒15に対し回転自在となってい
る。ガイド筒15に形成された複数の溝内にはそれに対応
して、後端に摺動コマ16を取付けた複数のボールペン筆
記体19が収納され、各ボールペン筆記体19はリターンス
プリングにより後方へ引き込まれるように賦勢されてい
る。上記ガイド筒15の先方部位は先軸２に着脱可能で回
転方向で一体に装着されており、先軸２に対して後軸１
即ち回転止めしたキャップ４を回動させることによって
選択的にボールペンの筆記体19の先端部が先軸の先端孔
３より出没するように構成されている。しかし、本考案
の印鑑付筆記具は軸の後端に被嵌されたキャップを軸推
移することにより蓋を開閉して印字体を出没させるよう
にしたもので、筆記体の仕様及び構造には限定されない
ものである。
（作用） 上記の印鑑付筆記具は、未使用時に第１図に示すよう
に蓋８が印字体６を被覆した状態になつている。後軸１
に対してキャップ４を先方に移行させると、止着部９を
支点として蓋８の内側面が印字体６を避けて印鑑５の角
部21と接触しながら拡開し、印字体６がキャップの開口
部20より露出して捺印が可能となる。再び印字体６を収
納する場合は、キャップ４を後軸１に対して後方に移行
させれば良い。
に蓋８が印字体６を被覆した状態になつている。後軸１
に対してキャップ４を先方に移行させると、止着部９を
支点として蓋８の内側面が印字体６を避けて印鑑５の角
部21と接触しながら拡開し、印字体６がキャップの開口
部20より露出して捺印が可能となる。再び印字体６を収
納する場合は、キャップ４を後軸１に対して後方に移行
させれば良い。
（考案の効果） 本考案は叙上の通りであるので、従来のキャップで印
字面を被覆した物のように捺印の度にキャップを着脱し
て紛失してしまう心配も無く、キャップの着脱の際に誤
って手を汚してしまう等の問題も無く使用でき、且つ非
使用時には印字面が蓋部により被覆されているのでギズ
をつけたりゴミが付着したりインクが乾いてしまう等の
問題点もなく極めて使い勝手の良い印鑑が提供可能とな
る。
字面を被覆した物のように捺印の度にキャップを着脱し
て紛失してしまう心配も無く、キャップの着脱の際に誤
って手を汚してしまう等の問題も無く使用でき、且つ非
使用時には印字面が蓋部により被覆されているのでギズ
をつけたりゴミが付着したりインクが乾いてしまう等の
問題点もなく極めて使い勝手の良い印鑑が提供可能とな
る。
そして本考案は特に、キャップ４を軸方向に摺動させ
ることにより蓋８を開閉して印鑑５を出没させることが
できるとともに、先軸２に対し後軸１と回転一体的なキ
ャップ４の回転操作によって、軸の内部に収納した複数
本の筆記体の先端部を先軸２の先端孔３で選択的に出没
自在となすことも可能とするものである。
ることにより蓋８を開閉して印鑑５を出没させることが
できるとともに、先軸２に対し後軸１と回転一体的なキ
ャップ４の回転操作によって、軸の内部に収納した複数
本の筆記体の先端部を先軸２の先端孔３で選択的に出没
自在となすことも可能とするものである。
第１図は本考案の実施例を示す縦断面図で、印字体を収
納した状態を示している。第２図は蓋を拡開して印字体
を露出させた状態を示した断面図である。 １…後軸、２…先軸、３…先端孔、４…キャップ、５…
印鑑、６…印字体、７…脚部、８…蓋、９…止着部、10
…基部、11…スプリング、12…係止突起、13…係止突
起、14…係止溝、15…ガイド筒、16…摺動コマ、17…円
筒カム、18…カム斜面、19…ボールペン筆記体、20…開
口部、21…角部。
納した状態を示している。第２図は蓋を拡開して印字体
を露出させた状態を示した断面図である。 １…後軸、２…先軸、３…先端孔、４…キャップ、５…
印鑑、６…印字体、７…脚部、８…蓋、９…止着部、10
…基部、11…スプリング、12…係止突起、13…係止突
起、14…係止溝、15…ガイド筒、16…摺動コマ、17…円
筒カム、18…カム斜面、19…ボールペン筆記体、20…開
口部、21…角部。
Claims (1)
- 【請求項１】先軸２に対し後軸１を回転自在に接続し
て、その軸の内部に複数本の筆記体を収納するととも
に、後軸１の後端に無数の連続気孔を有する多孔性印材
よりなる印字体６を使用した印鑑５を突出状に取付け、
その後軸１に対して頭端開口状のキャップ４を軸方向に
のみ摺動自在で且つ回転一体的に嵌着し、そのキャップ
４の回転操作により上記の複数本の筆記体の先端部を先
軸２の先端孔３で選択的に出没自在となし、キャップ４
の頭端開口にはスプリング11によって閉止方向に賦勢さ
れキャップ４を軸に沿って前方へ押込んだときに印鑑５
の頂面の側縁によって押開されて印鑑５の同部よりの完
全突出を許容する擺動自在な蓋８を取付けたことを特徴
とする印鑑付筆記具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990003324U JP2525534Y2 (ja) | 1990-01-17 | 1990-01-17 | 印鑑付筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990003324U JP2525534Y2 (ja) | 1990-01-17 | 1990-01-17 | 印鑑付筆記具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0395290U JPH0395290U (ja) | 1991-09-27 |
| JP2525534Y2 true JP2525534Y2 (ja) | 1997-02-12 |
Family
ID=31507153
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990003324U Expired - Lifetime JP2525534Y2 (ja) | 1990-01-17 | 1990-01-17 | 印鑑付筆記具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2525534Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-01-17 JP JP1990003324U patent/JP2525534Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0395290U (ja) | 1991-09-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |