JPH0574857U - 開閉式の蓋付印鑑 - Google Patents

開閉式の蓋付印鑑

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JPH0574857U
JPH0574857U JP2287492U JP2287492U JPH0574857U JP H0574857 U JPH0574857 U JP H0574857U JP 2287492 U JP2287492 U JP 2287492U JP 2287492 U JP2287492 U JP 2287492U JP H0574857 U JPH0574857 U JP H0574857U
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JP
Japan
Prior art keywords
seal
cap
lid
shaft
attached
Prior art date
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Pending
Application number
JP2287492U
Other languages
English (en)
Inventor
小林  清一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Pencil Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Pencil Co Ltd filed Critical Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 朱肉を必要としないスポンジゴム等の無数の
連続通気孔を有した印鑑であって、従来の着脱式のキャ
ップを備えた印鑑でキャップを紛失したり、着脱の際に
手や服を汚す欠点を解決可能とする。 【構成】 可動軸1の先方に印鑑23を取付けて、開口
部9を常時遮蔽する蓋部15をキャップ8前端の側面に
ばね性を付与して開閉自在に取付けると共に、キャップ
8の内孔部で印鑑23を止着した可動軸1をキャップ8
との間でリターンスプリング22を附勢して軸推移可能
に設け、キャップ先端のフード部14の前面を書類等に
載置して、キャップ8の後端から突出した天冠部7の後
端をノックして印鑑23が前進した時にその角部26が
蓋部15の内側面に接触しながら蓋部15を拡開して印
字面が露出し、ノックを解除した時に蓋部15が閉じた
状態で印鑑23の収納を可能とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、無数の連続気孔を有した多孔性印材よりなる印字体を使用した印鑑 の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インクを吸蔵できるようにスポンジゴム等の無数の連続気孔を有した多 孔性印材より形成された印字体を使用して、使用のたびに朱肉等に付着させる必 要のない印鑑が知られている。しかしながら、この種の印鑑は印字面が露出して いると、印字面にキズをつけたり、ゴミが付着したり、インクが乾いてしまう等 の問題が発生する為に、キャップで印字面を被覆するようになっており、その為 にキャップを着脱するのが面倒なだけでなく、キャップをなくしてしまう等の問 題や着脱に際して誤って手を汚すなどの問題がある。又、上記のような問題点を 解消する為に、押圧により自動的に蓋部が開口するものも知られているが、従来 のものは構造が複雑でコスト高であったり、印鑑のサイズの割にはキャップのサ イズが大き過ぎる欠点がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記のような問題を解決した便利な開閉式の蓋付印鑑を提供せんとす るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為に案出された本考案の開閉式の蓋付印鑑は、開口部を常 時遮蔽する蓋部をキャップ前端部の側面にばね性を付与して開閉自在に取付け、 キャップの内孔部で先端に印鑑を取付けた可動軸をキャップとの間にリターンス プリングを附勢させて軸推移自在に止着して設け、キャップ先端の半円筒状のフ ード部の前面を書類等に載置して、キャップの後端から突出した可動軸の後端を ノックして印鑑が前進した時に、印鑑の角部が蓋部の内側面に接触しながら蓋部 を拡開して印鑑が開口部より露出して捺印状態となり、ノックを解除することで リターンスプリングの復帰力により印鑑が後退して蓋部が閉じるように構成した ことである。
【0005】
【実施例】
図1乃至図3は本考案の実施例を示している。先ず、図1乃至図3に示す様に 印鑑23はインクを吸蔵できる様にスポンジゴム等の無数の連続通気孔を有した 多孔性印材より形成された印字体24とインクを貯蔵して印字体24にインクを 供給するインク吸蔵体(図示せず)を脚部25の軸部28の先端面に配設して軸 部28にカバー30を固着し、カバー30の孔31から印字体24の印字面を露 出して構成されている。又、脚部25の内孔部には溝部21が形成されている。
【0006】 キャップ8は開口部9を有した筒体の前端の側面にコの字上の切り窓35を備 えた基部10が膨出して形成され、切り窓35に位置した基部10の側面には軸 心と略直角方向で小孔34が穿設されて更に小孔34の後方近傍には溝11が形 成されている。又、キャップ8の内孔部の略中央位置には円周状で段部13が、 段部13の後方には適宜箇所でリブ33が形成されている。又、蓋部15は一端 に軸支部16が形成されてその側面には小孔32が穿設され、更に軸支部16に は断面形状でコの字状の凹部が設けられている。(図示せず)凹部には中心に小 孔36を有し一端に棒軸部19が他端に棒軸部20が形成されたねじりコイルば ね18が挿入された状態で上記基部10の切り窓35に軸支部16が嵌装され、 ねじりコイルばね18の小孔36、軸支部16の側面に穿設された小孔32、基 部10小孔34を連通してピン17が止着される。又、ねじりコイルばね18の 棒軸部19は蓋部15に設けられた溝(図示せず)に止着され、棒軸部20は基 部10の溝11に止着されて、蓋部15はキャップ8の開口部9でばね性を付与 された状態で開閉自在に回動するよう設けられると共に、蓋部15は常時開口部 9を遮蔽する様に構成されている。
【0007】 一方、可動軸1は前方に軸筒2を有し、軸筒2の略中央で側面に二箇所で前面 に斜面を有した突部4が形成され、突部4と略直角方向の側面にはスリット5が 穿設され(通常は二箇所で)、突部4に内径側の押圧が懸かった時に適宜縮径側 に弾性変位するように成されている。又、軸筒の先端近傍の側面には前記印鑑2 3の脚部25の内孔部に形成された溝部21と係合して印鑑を止着可能とする円 周状の突起3が形成され、軸筒の後方には適宜箇所で溝6を備えた軸部2`と後 端でキャップ8と略同径の天冠部7が形成されている。
【0008】 以上により、可動軸1はその軸部2`の前面の段部27とキャップ8の内孔部 に形成した段部13との間にリターンスプリング22を附勢させた状態でキャッ プ8の後端孔から挿入され、軸部2`に形成した溝6がキャップ8のリブ33に 嵌装して、前記突部4が段部13の内孔に弾性的に縮径されながら嵌入して段部 13の前面に係止される。この状態で可動軸1はキャップ8に対して軸推移のみ 可能に止着される。又、可動軸1の先端には印鑑23が前記突起3と脚部25の 溝部21との係合により止着される。
【0009】
【作用】
本考案の開閉式印鑑は以上のように構成されており、未使用時には図1に示す ように蓋部15が印字体24を被覆状態に成している。捺印時には、キャップの フード部14の前面を書類等の所定の位置に載置して、キャップ8を握り指で天 冠部7の後端をノック(軸推移)すると可動軸1と連動して印鑑23が前進し、 印鑑23の角部26が蓋部15の内側面に接触しながら蓋部15を拡開して、印 鑑23がキャップ8の開口部9から露出し、その状態で捺印する。(図2参照) 再び印鑑23を収納して蓋部15を閉じる為にはノックを解除すればよい。
【0010】
【考案の効果】
本考案の開閉式印鑑の構成及び作用は以上の如くであり、従来の着脱式のキャ ップで印字面を被覆した物のように、捺印の度にキャップを着脱して紛失してし まう心配もなく、又、キャップの着脱の際に誤って手を汚してしまう等の問題も なく使用でき、且つ、非使用時には印字面が蓋部により被覆されているので、キ ズをつけたり、ゴミが付着したりインクが乾いてしまう等の問題もなく、且つ、 後端のノック及びその解除で印鑑の出没ができるので使い勝手の良い印鑑が提供 可能である。又、印鑑の角部を接触させて蓋部を開口するようにしたので構造が 単純化され安価とすることが可能となり、且つ印鑑のサイズに対してキャップの サイズを小さくすることが可能となる。従って、書類等の所定の位置に捺印する 際の印鑑の位置決めがし易くなる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す要部透視の縦断面図で、
印鑑を収納した状態を示している。
【図2】印鑑を突出し、捺印状態に於ける要部透視の縦
断面図である。
【図3】本考案の実施例である開閉式の蓋付印鑑の部品
展開を示した斜視図で、要部を断面して示している。
【符号の説明】
1 可動軸 2 軸筒 2` 軸部 3 突起 4 突部 5 スリット 6 溝 7 天冠部 8 キャップ 9 開口部 10 基部 11 溝 12 段部 13 段部 14 フード部 15 蓋部 16 軸支部 17 ピン 18 ねじりコイルばね 19 棒軸部 20 棒軸部 21 溝部 22 リターンスプリング 23 印鑑 24 印字体 25 脚部 26 角部 27 段部 28 軸部 29 ツバ部 30 カバー 31 孔 32 小孔 33 リブ 34 小孔 35 切り窓 36 小孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部9を常時遮蔽する蓋部15をキャ
    ップ8前端部の側面にばね性を付与して開閉自在に取付
    けると共に、上記キャップ8の内孔部で、先端に印鑑2
    3を取付けた可動軸1をキャップ8との間にリターンス
    プリング22を附勢させて軸推移自在に止着して設け、
    キャップ8先端の半円筒状のフード部14の前面を書類
    等に載置して、キャップ8の後端から突出した可動軸1
    の後端をノックして印鑑23を前進させた時に、印鑑2
    3の角部26が蓋部15の内側面に接触しながら蓋部1
    5を拡開して印鑑25が開口部9より露出して捺印状態
    となり、ノックを解除することでリターンスプリング2
    2の復帰力により印鑑23が後退して蓋部15が閉塞す
    るように構成したことを特徴とする開閉式の蓋付印鑑。
JP2287492U 1992-03-18 1992-03-18 開閉式の蓋付印鑑 Pending JPH0574857U (ja)

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JPH0574857U true JPH0574857U (ja) 1993-10-12

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Effective date: 19981027