JP2568116Y2 - 圧力比例制御弁 - Google Patents

圧力比例制御弁

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JP2568116Y2
JP2568116Y2 JP6150091U JP6150091U JP2568116Y2 JP 2568116 Y2 JP2568116 Y2 JP 2568116Y2 JP 6150091 U JP6150091 U JP 6150091U JP 6150091 U JP6150091 U JP 6150091U JP 2568116 Y2 JP2568116 Y2 JP 2568116Y2
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JP
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diaphragm
bobbin
valve
plunger
base plate
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芳文 富井
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ITO KOKI CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ガス燃焼機器のガス
供給量を制御する圧力比例制御弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コイルの励磁によりプランジャを
移動させる形式の圧力比例制御弁は、図3に示すよう
に、弁箱15内に、弁体17を境にして下流の流路の圧
力が印加されるダイヤフラム7を設け、このダイヤフラ
ム7の中央に弁棒16の先端を当 接し、前記弁箱15の
外面に、プランジャ4により前記ダイヤフラム7の中央
を移動させ、そのダイヤフラム7、弁棒16を介して前
記弁体17を開く方向に移動させる電磁駆動部を備えた
ものが一般的である。
【0003】この圧力比例制御弁は、電磁駆動部(コイ
ル2)に通電しないときは、ばね18により、弁座11
に弁体17が圧接して、流路が閉じている。
【0004】この状態から、電磁駆動部に通電すると、
ダイヤフラム7とともに弁棒16が後退し(図下方に移
動し)、弁座11から弁体17が離れ、その励磁電流量
に比例して弁棒16のスライド量が決定されて弁座11
と弁体17の間隙が調整され、それに対応する流量が流
れる。このとき、ダイヤフラム7にはガス圧が印加し、
その印加圧に対応して弁棒16を介し弁体17を動か
し、弁座11との間隙を調整して下流側のガス圧が一定
になるように制御する。このようにして、流量調整する
圧力比例制御弁の働きがなされる。
【0005】このような圧力比例制御弁における上記電
磁駆動部は、上記プランジャ4が中心(軸心通路3)を
貫通するボビン1にコイル2を巻回し、そのボビン1の
外周面及び一側面をフレーム5で被うとともに、ボビン
1の他側面をベース板6で被い、前記コイル2に通電す
ることにより、コイル2、フレーム5、プランジャ4、
ベース板6による磁路を形成して、プランジャ4を移動
させる構成が一般的である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上述の圧力比例制御弁
において、上記フレーム5及びベース板6はボビン1を
被うことによりプランジャ4への磁力線の集束を高める
役目を果たすものであるが、そのベース板6は、従来、
図3のごとく、ダイヤフラム7の押え込みカバー8とボ
ビン1の端板とで挾み込まれ、また、フレーム5は、ベ
ース板6の周縁部に重ねられて、その重なり合ったフレ
ーム5、ベース板6、カバー8はそれらに挿通したビス
9を弁箱10にねじ込んで固定されている。
【0007】しかしながら、このようなベース板6の取
付け構造であると、ボビンとカバーとが別部品にな
り、製造コストが上昇すると共に、組立てに手数がかか
るなどの問題があった。
【0008】また、別部品のため、ダイヤフラム7をそ
の周縁をカバー8により押圧してセットする際、ビス9
のねじ込み時にカバー8がボビン1に対し動いて、ボビ
の軸とカバーの中心に設けてあるプランジャ
の貫通用透孔の中心とが一致しないことがある。ダイヤ
フラム7はカバー5の正確な押圧によってカバー8と同
一軸心に弁箱15内にセットされるため、カバー5が動
くと、ダイヤフラム7も動き、ボビン1の軸心とカバー
8の透孔中心が一致しないと、ボビン1の軸心上を移動
するプランジャ4の軸心とダイヤフラム7の中心がずれ
ることとなり、プランジャ4によるダイヤフラム7の押
圧力がダイヤフラム中心から外れて、ダイヤフラム7が
傾き、その傾きによ制御圧力不安定となる。
【0009】この考案は部品点数を少なくして、プ
ンジャによる押圧力をダイヤフラムの中心に確実に作用
させるようにすることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この考案は、上述の電磁駆動部付き圧力比例制御
弁において、上記ダイヤフラムをその周縁を押圧して弁
箱内にセットするダイヤフラムカバーと上記ボビンとを
そのボビンの前記他側面で連結して一体に形成したもの
とするとともに、そのダイヤフラムカバーとボビンの連
結部全周に上記ベース板が嵌まる溝を形成し、この溝に
前記ベース板を少なくとも2分割して嵌め込み支持する
ようにしたのである。
【0011】
【作用】この構成の考案に係る圧力比例制御弁は、ま
ず、上記溝に分割したベース板を横方向から嵌め込み、
次に、弁箱内にボビンと一体のダイヤフラムカバーを
め込んで、ダイヤフラムの周縁部をダイヤフラムカバー
により押え込んでダイヤフラムを弁箱内にセットする。
【0012】このように、ボビンとダイヤフラムカバー
が一体であると、カバーによりダイヤフラムの周縁を正
確に押圧してダイヤフラムをセットすれば、ボビンとカ
バーはずれることがないため、ボビンとダイヤフラムの
中心軸が一致し、そのボビンの軸心を移動するプランジ
ャがダイヤフラムの中心を確実に移動させる。
【0013】
【実施例】以下、この考案に係る実施例を添付図面に基
づいて説明する。
【0014】図1に示すように、軸芯の通路21にスラ
イド自在にプランジャ22を挿入するボビン23には、
コイル24が巻回されている。
【0015】また、ボビン23の片方端板の外側には、
上記ボビン23から一体的に連なって弁箱25内に嵌め
込むと共に、上記弁箱25の内周環状の段部26にダイ
ヤフラム27の周縁部を押え込むダイヤフラムカバー
8が設けられている。
【0016】さらに、ボビン23の片方端板とダイヤフ
ラムカバー28との連結部の外周には、所要数に分割さ
れた金属製ベース板29を横から嵌め込む溝30が設け
られている。この溝30は、環状に設けられ、ベース板
29は、二枚に分割され、対向縁中央の弧状凹入縁を嵌
め込む。
【0017】31は中央の透孔32にボビン23の他端
側を貫通させてコイル24を被う金属製のフレームで、
このフレーム31の開放縁側のフランジ38は、ベース
板29に重ねると共に、この重なった部分に合致させて
設けてある透孔33に挿通したビス34を弁箱25のネ
ジ穴35にねじ込んで上記ベース板29及びフレーム3
1を固定する。
【0018】上記のように構成すると、コイル24に通
電することで、コイル24の回りにプランジャ22とベ
ース板29とフレーム31とで磁路を形成するので、図
1下方にプランジャ22が降下する。その結果、プラン
ジャ22に突き合わせてある弁棒36と共に弁体37が
押し下げられる。
【0019】
【効果】以上のように、この考案に係る圧力比例制御弁
によれば、弁箱にダイヤフラムを固定するダイヤフラム
カバーとボビンとを一体に形成してあるので、製造コス
トが低減すると共に、プランジャがダイヤフラムの中心
確実に押すようにすることができ、中心を外れて押し
たときに起生するダイヤフラムの傾きによる制御圧力の
不安性が解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る実施例の縦断正面図
【図2】図1のX−X線に沿う断面図
【図3】従来品の縦断正面図
【符号の説明】
21 通路 22 プランジャ 23 ボビン 24 コイル 25 弁箱 27 ダイヤフラム 28 ダイヤフラムカバー 29 ベース板 30 溝 31 フレーム 32、33 透孔 34 ビス 35 ネジ穴

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱25内に、弁体37を境にして下流
    の流路の圧力が印加されるダイヤフラム27を設け、こ
    のダイヤフラム27の中央に弁棒26の先端を当接し、
    前記弁箱25の外面に、プランジャ22により前記ダイ
    ヤフラム27の中央を移動させ、そのダイヤフラム2
    7、弁棒36を介して前記弁体37を開く方向に移動さ
    せる電磁駆動部を備え、 上記電磁駆動部は、上記プランジャ22が中心を貫通す
    るボビン23にコイル24を巻回し、そのボビン23の
    外周面及び一側面をフレーム31で被うとともに、ボビ
    ン23の他側面をベース板29で被い、前記コイル24
    に通電することにより、コイル24、フレーム31、プ
    ランジャ22、ベース板29による磁路を形成して、プ
    ランジャ22を移動させるものである圧力比例制御弁で
    あって、上記ダイヤフラム27をその周縁を押圧して弁
    箱25内にセットするダイヤフラムカバー28と上記ボ
    ビン23とをそのボビン23の前記他側面で連結して一
    体に形成したものとするとともに、そのダイヤフラムカ
    バー28とボビン23の連結部全周に上記ベース板29
    が嵌まる溝30を形成し、この溝30に前記ベース板2
    9を少なくとも2分割して嵌め込み支持したことを特徴
    とする圧力比例制御弁。
JP6150091U 1991-08-05 1991-08-05 圧力比例制御弁 Expired - Lifetime JP2568116Y2 (ja)

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JPH0514756U JPH0514756U (ja) 1993-02-26
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KR101061725B1 (ko) * 2010-12-21 2011-09-02 주식회사 유니크 보일러용 가스제어장치

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