JPH0712779Y2 - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JPH0712779Y2
JPH0712779Y2 JP1987021214U JP2121487U JPH0712779Y2 JP H0712779 Y2 JPH0712779 Y2 JP H0712779Y2 JP 1987021214 U JP1987021214 U JP 1987021214U JP 2121487 U JP2121487 U JP 2121487U JP H0712779 Y2 JPH0712779 Y2 JP H0712779Y2
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JP
Japan
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valve
iron core
bobbin
solenoid valve
bonnet
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JP1987021214U
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JPS63128375U (ja
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佳久 川口
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CKD Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、電磁弁に関する。
(ロ)従来技術 小形の電磁弁ではコイルが小さく、その吸引力も小さい
ので、これを補うため第3図に示されるように可動鉄心
aと固定鉄心bとの隙間cを小さくする必要がある、こ
の対策としては、各部分の精度を高めて組立てるという
方法もあるがこれにも限度があるので、従来、一般的に
は固定鉄心bの端部周辺にねじdを形成し、ボンネット
eのねじ部fと螺合させ固定鉄心bを回転して隙間cを
調整した後、ロックナットgを締めて固定鉄心bを固定
していた。
しかしながら、この構造では、ねじdの緩み等によって
隙間cが変化したり、また、隙間cの調整に時間がかか
ったり、ロックナット等の部品が増え更には電磁弁自体
が大形化するなどの問題点があった。
更に、電磁弁の使用条件が異なる場合、すなわち電磁弁
の扱う流体の圧力が異なる場合、電磁弁内で可動鉄心及
び弁体に作用する流体圧力も異なるから弁体の軸方向
(可動鉄心の軸線方向)収縮量もその圧力の相違に応じ
て僅かではあるが相違する。したがって固定鉄心と可動
鉄心との隙間も僅かに異なることになる。しかしなが
ら、従来の電磁弁ではこのような隙間の相違について特
に考慮されることなく組み立てられていた。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 本考案が解決しようとする問題点は、小形の電磁弁にお
いて、組立構造を改善して、可動鉄心と固定鉄心との隙
間を小さくするとともに、その隙間を異なる使用圧力に
対しても一定にでき、調整に手間がかかることがなく、
また部品点数が増えたり、電磁弁が大形化したりしない
ようにすることである。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案は、コイルが巻かれたボビンと、該ボビンの一端
内に挿入された固定鉄心と、該ボビンの他端内に移動可
能に設けられかつばねによって該固定鉄心から離れる方
向に弾圧された可動鉄心と、該ボビンを囲むボンネット
と、該ボビンの他端側に隣接して設けられかつ弁口を介
して連通可能なポート及び該弁口の開口端に形成された
弁座を有する弁本体とを備え、該可動鉄心には該弁座と
係合する弾性材製の弁体が取り付けられている電磁弁に
おいて、該ボンネットの内径及び該弁本体の外径を該ボ
ンネット内に該弁本体内を圧入するだけで両者を互いに
固定できる寸法とし、該ボビンが、該ボンネット内への
該弁本体の圧入力に応じて軸方向に収縮しそれによって
該電磁弁の使用圧力に関係なく該固定鉄心と該可動鉄心
との間隔を一定にできるように弾性収縮可能な樹脂材
で、つくられている点に構成上の特徴を有する。
(ホ)作用 まず電磁弁の組立に際し、その電磁弁が使用される条件
に応じてボンネットに対する弁本体の押圧力を調整して
異ならせる。これにより組立時のボビンの軸方向収縮量
が調整され、組立後における固定鉄心と可動鉄心との間
の隙間sを、そのような使用圧力の相違にかかわらず一
定にできる。
上記構成の電磁弁において、コイルに通電し励磁すれば
はねの押圧力に抗して可動鉄心が上方の固定鉄心に吸引
され弁体が弁座を離れて開弁状態となる。このとき入口
ポートから流入する流体は弁口を通って出口ポートへ流
れる。
次に通電を止めてコイルを非励磁の状態にすれば、ばね
の押圧力によって可動鉄心と共に弁体が下方に移動し、
弁体が弁座に当接して閉弁状態となる。このとき入口ポ
ートから流入しようとする流体は弁口に入ることができ
ず、電磁弁から流出できない。
上記のように電磁弁が作動する一方、電磁弁の組立てが
圧入によって行われているので、可動鉄心と固定鉄心と
の隙間の調整に手間がかかったり、使用中に変化したり
することがない。また電磁弁の組立時にその電磁弁の使
用圧力に応じてボビンの収縮量を変えるだけで固定鉄心
と可動鉄心との間の隙間を一定にできる。
(ヘ)実施例 以下図面を参照して本考案の実施例について説明する。
第1図及び第2図において、1は本考案による電磁弁で
あって、構造を大別すれば弁本体2とソレノイド3とか
ら構成されている。
弁本体2には入口ポート21、出口ポート22、入口ポート
と出口ポートとを連通する弁口23及び弁口23の周辺部に
弁座24が形成されている。
ソレノイド3は、コイル31、固定鉄心32、可動鉄心33、
ばね34、残磁キラー35及びボンネット36を備えている。
固定鉄心32はコイル31のボビン37の一端に挿入され、可
動鉄心33はボビン37の他端に移動可能に挿入され、残磁
キラー35を介して固定鉄心32と対向している。可動鉄心
33の固定鉄心32との対向面にはばね34を収容する穴34a
が形成されていて、ばね34が可動鉄心33を押圧して、可
動鉄心33の他端面に設けられた弁体38を弁座24に当接さ
せて弁口23を閉弁状態にしている。
コイル31の外周、固定鉄心32の端面及び弁体2の外周
は、ボンネット36に覆われている。
上記構成の電磁弁1において、各構成部品を組立てるに
は、まず、コイル31、固定鉄心32、残磁キラー35、ばね
34及び可動鉄心33をボンネット36の中に組み込み、次に
弁本体2にOリング25を付けたものをボンネット36の開
口端から圧入することによって行う。
このとき、コイル31、固定鉄心32、残磁キラー35、可動
鉄心33、弁本体2及びボンネット36の上下方向(第1図
において)の寸法を適切長さにしておけば、組立後に可
動鉄心33と残磁キラー35との隙間sを所望の大きさにす
ることができる。
更に、コイルのボビン37は樹脂製であるから、この樹脂
の弾性を利用することによって、隙間sが調整可能であ
る。すなわち、電磁弁1を異なる条件で使用する場合の
ようにその電磁弁内に流入される流体の圧力が異なれ
ば、弁体38及び可動鉄心33の流体側端面に加わる力が異
なるため弁体の収縮量も異なり、隙間sの大きさも僅か
であるが変わるはずである。しかるに可動鉄心と固定鉄
心との間の隙間sは電磁弁の使用圧力に関係なく一定で
あることが要求される。そこで電磁弁の組立時にボンネ
ット36内にコイルボビン37、固定鉄心、可動鉄心33等を
挿入して最後に弁本体2をボンネット内に圧入固定する
に際し、組み立てられるべき電磁弁の使用圧力に応じて
弁本体の軸方向の押圧力を異ならせることによってボビ
ン37への圧縮力を異ならせてボビン37の収縮量を異なら
せ、それによって隙間sは他の条件で使用される電磁弁
の隙間と同じに、すなわち使用圧力の相違に関係なく一
定に調整される。すなわち、ボビンの弾性収縮でこの隙
間の相違を補償することができる。
なお、図には示していないが、ボビンの弾性力が小さい
場合においては、ボビンと弁本体との間に樹脂性シート
を介在させこのシートの弾性を利用してもよい。
上記構成の電磁弁1において、コイル31に通電していな
いときは、第1図に示されるように可動鉄心33がばね34
の押圧力によって下方に移動し弁体38が弁座に当接し
て、電磁弁1は閉弁状態となる。
次にコイル31に通電して励磁すれば、可動鉄心33がばね
34の押圧力に打勝って固定鉄心32の方に吸引され、弁体
38が弁座24を離れて開弁状態となり(第2図)、入口ポ
ート21から流入した流体は、弁口23を経て出口ポート22
から流出する。
(ト)効果 本考案による電磁弁は、各構成部品をボンネットの中に
組み込んだ後、最後にボンネットの開口端から弁本体を
圧入することによって組立を完了するという構造である
ので、可動鉄心と固定鉄心との隙間が使用中に変化した
り、調整に手間がかかったりすることがなく、また部品
点数が増えたり、電磁弁が大形化したりすることがな
い。また前記の隙間は、各構成部品の寸法を適切に定め
ておけば小さくすることができる。
更に、ボビンを樹脂材で形成して弾性収縮できるように
すると共に電磁弁の組立時にそのボビンの収縮量を調整
するようにしたので、固定鉄心と可動鉄心との間の隙間
の変化を弾性収縮により補償できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による電磁弁の断面図、第2図は同じく
一部の断面図、第3図は従来技術による電磁弁の断面図
である。 1:電磁弁、2:弁本体 23:弁口、24:弁座 3:ソレノイド、31:コイル 32:固定鉄心、33:可動鉄心 34:ばね、35:残磁キラー 36:ボンネット、37:ボビン 38:弁体、s:隙間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルが巻かれたボビンと、該ボビンの一
    端内に挿入された固定鉄心と、該ボビンの他端内に移動
    可能に設けられかつばねによって該固定鉄心から離れる
    方向に弾圧された可動鉄心と、該ボビンを囲むボンネッ
    トと、該ボビンの他端側に隣接して設けられかつ弁口を
    介して連通可能なポート及び該弁口の開口端に形成され
    た弁座を有する弁本体とを備え、該可動鉄心には該弁座
    と係合する弾性材製の弁体が取り付けられている電磁弁
    において、該ボンネットの内径及び該弁本体の外径を該
    ボンネット内に該弁本体内を圧入するだけで両者を互い
    に固定できる寸法とし、該ボビンが、該ボンネット内へ
    の該弁本体の圧入力に応じて軸方向に収縮しそれによっ
    て該電磁弁の使用圧力に関係なく該固定鉄心と該可動鉄
    心との間隔を一定にできるように弾性収縮可能な樹脂材
    で、つくられていることを特徴とする電磁弁。
JP1987021214U 1987-02-16 1987-02-16 電磁弁 Expired - Lifetime JPH0712779Y2 (ja)

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JP1987021214U JPH0712779Y2 (ja) 1987-02-16 1987-02-16 電磁弁

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JP1987021214U JPH0712779Y2 (ja) 1987-02-16 1987-02-16 電磁弁

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JPS63128375U JPS63128375U (ja) 1988-08-22
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JP1987021214U Expired - Lifetime JPH0712779Y2 (ja) 1987-02-16 1987-02-16 電磁弁

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS48106819U (ja) * 1972-03-13 1973-12-11

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JPS63128375U (ja) 1988-08-22

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