JPH0343498Y2 - - Google Patents

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JPH0343498Y2
JPH0343498Y2 JP1985162577U JP16257785U JPH0343498Y2 JP H0343498 Y2 JPH0343498 Y2 JP H0343498Y2 JP 1985162577 U JP1985162577 U JP 1985162577U JP 16257785 U JP16257785 U JP 16257785U JP H0343498 Y2 JPH0343498 Y2 JP H0343498Y2
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JP
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valve
valves
spring
seats
air control
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JP1985162577U
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  • Lift Valve (AREA)
  • Multiple-Way Valves (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、例えば自動車のエンジン制御に使
用する空気制御弁に関し、特に2連バルブ全閉時
のリーク量の低減を図つた空気制御弁に関するも
のである。
[従来の技術] 従来、自動車エンジンにおける吸入負圧の大小
にさほど影響されず、入力電流にほぼ比例した空
気流量が得られる比例制御弁として、2連のバル
ブを同一軸上に備えたものが提案されている(例
えば特開昭55−112467号公報、本願第2図参照)。
このような比例制御弁においては、バルブ全閉
時に、2個のバルブ6,7が同時にそれぞれのバ
ルブシート4,5に完全に密着されることが必要
なことであつて、もし双方のバルブ6,7がバル
ブシート4,5に同時に密着されない寸法差を有
すると、いずれか一方のバルブとそれに対応する
バルブシートとの間に隙間が生じ、空気のリーク
が生じてしまう。
そこでこれらの2連式比例制御弁においては、
両バルブとそれぞれのバルブシートとの同時密着
を果すための寸法精度が必要であるが、実際には
その寸法精度を得る加工は非常に困難である。
そこで、双方のバルブが、双方のバルブシート
に同時に密着されるように、その双方のバルブ相
互間を調整することができるようにするため、第
3図に示すように、両バルブ間の連結をネジ方式
とし、両バルブ間の距離を任意に設定できるよう
なものが開示されている。(実開昭57−67169号公
報)。即ち、第3図において、一方のバルブ7に
対して、他方のバルブ6を矢印のように回転させ
ることにより、ねじ15の作用により両バルブ間
の距離を調整できるようにしている。
しかしながら、第3図に示すようなネジ方式に
よる連結手段では、バルブの繰り返し動作による
振動等により、両バルブの回転方向の相対ずれが
生じて両バルブ間の距離が変化してしまい、所
期の目的を達し得ないという問題点がある。
[問題点を解決するための手段] この考案は、上記した問題点を解決するために
なされたもので、その手段は、一方のバルブを他
方のバルブに対して摺動可能に嵌装し、該一方の
バルブを該他方のバルブから離隔する方向に付勢
するスプリングを両バルブ間に縮設し、他方のバ
ルブを対応するバルブシートに押付けるととも
に、スプリングの力に抗して一方のバルブを対応
するバルブシートに押付けた状態で一方のバルブ
の位置決めナツトと位置決めナツトを固定するロ
ツクナツトによる固定手段を設けて、双方バルブ
の相互間を双方のバルブシート間の距離のバラツ
キに関係なく正確に位置調整することができる2
連式の空気制御弁を提供するものである。
[実施例] 以下に本考案を第1図に示す実施例に基いて詳
細に説明する。
1は円筒形に形成されたコイルであつて、この
コイル1の中心部には、このコイル1の励磁時
に、図面において右方向へ移動されるプランジヤ
2が内装されている。3はそのプランジヤ2と一
体に設けられているバルブ軸であつて、このバル
ブ軸3にはバルブケース9に形成されている他方
のバルブシート4に接合し得る他方のバルブ6が
一体形成されている。またこの他方のバルブ6に
は、軸3と同軸上にかつ軸3と反対方向に延出さ
れる支軸3′が一体に形成されており、この支軸
3′には一方のバルブシート5に接合し得る一方
のバルブ7が挿通されている。10は、他方のバ
ルブ6と一方のバルブ7との間に介在されて、双
方のバルブ6と7を引き離す方向に付勢する第1
のスプリング、8は、ケース9に螺合されるキヤ
ツプ13と一方のバルブ7との間に介在されて一
方のバルブ7を一方のバルブシート5に接圧する
ように付勢している第2のスプリング、11a及
び11bは支軸3′の一部に刻設した雄ねじ部1
2に螺合される一方のバルブ位置決め用のナツト
及びロツクナツトである。なお、上記の第1のス
プリング10の弾性力は、第2のスプリング8の
弾圧力よりも強く設定されている。
次にその組立手順について述べる。
先ずコイル1を無励磁状態にし、かつキヤプ1
3及び第2のスプリング8を取外した状態にし
て、ロツクナツト11b及びナツト11aを緩め
(図面において右方に移動)ると、第1のスプリ
ング10の弾性力により他方のバルブ6と他方の
バルブ7との間が開く。そこで他方のバルブ6を
図中左方に指で押してバルブシート4に当接密着
させる。このとき、一方のバルブ7は、第2のバ
ルブシート5に接していないので、ナツト11a
を、第1のスプリング10の弾圧力に抗して回動
し、その一方のバルブ7が一方のバルブシート5
に当接密着するように移動調整してロツクナツト
11bを締着すれば、双方のバルブが双方のバル
ブシートに同時に密接されるように調整すること
ができる。このような調整を行つた後第2のスプ
リング8を挿入し、キヤプ13をケース9にねじ
込み締結する。
従つてこの実施例によれば、前述のようにして
組立てられた空気制御弁にあつては、双方のバル
ブシート4と5との間隔と、双方のバルブ6と7
との間隔が正確に一致するように位置調整するこ
とができるので無励磁状態のときに2連式バルブ
の双方を同時かつ確実に夫々のバルブシートへ密
接させることができる。
[作 用] 次にその作用について述べれば、コイル1に通
電しない無励磁状態にあつては、上記双方のバル
ブ6及び7が夫々のバルブシート4及び5に互に
密接されているので2連バルブが同時かつ確実に
閉路されており双方流路の閉塞が確保できる。そ
してコイル1に通電がなされれば、プランジヤ2
が第2のスプリング8の弾圧力に抗して移動し、
その結果双方のバルブ6,7が移動してバルブシ
ート4,5は開口し、双方流路が同時に開放され
るものである。
[考案の効果] 以上のように本考案は、電磁力により2連バル
ブを同時に作動させるようにした空気制御弁にお
いて、一方のバルブ7の中心軸孔内に、他方のバ
ルブ6の軸方向に延長形成されると共に雄ねじ部
12を形成してなる支軸3′を軸方向摺動可能に
挿通し、上記一方のバルブ7と他方のバルブ6と
の間に、これらバルブ7,6を互に離隔する方向
に付勢する第1のスプリング10を介在せしめ、
前記一方のバルブ7の中心軸孔より貫通された支
軸3′の雄ねじ部12に位置決め用ナツト11a
及びロツクナツト11bを螺着し、さらに前記一
方のバルブ7及び他方のバルブ6をバルブシート
5及び4に圧接するように付勢させるための第2
のスプリング10を有する空気制御弁であるか
ら、これによれば、2連式バルブにおける双方バ
ルブ6と7との相互間を、それらバルブの閉塞時
に、リーク量が零となるように、それら双方バル
ブの相互間を、ナツトのねじ締め手段によつてき
わめて容易かつ確実に行なうことができる。また
長期使用によつて、バルブとバルブシートとの接
触部に摩耗が生じてバルブとバルブシート間に間
隙が生じたとしても、上記ナツトによる位置調整
によつて双方バルブが双方バルブシートに同時に
当接されるように調整することが容易かつ確実に
行なえるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す縦断面図、
第2図は公知の空気制御弁の一例を示す部分縦断
面図、第3図は公知のネジ連結式の空気制御弁の
他の一例を示す説明図である。 1…コイル、2…プランジヤ、3…バルブ軸、
3′…支軸、4…他方のバルブシート、5…一方
のバルブシート、6…他方のバルブ、7…一方の
バルブ、8…第2のスプリング、9…ケース、1
0…第1のスプリング、11a…ロツクナツト、
11b…ロツクナツト、12…雄ねじ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電磁力により2連バルブを同時に作動させるよ
    うにした空気制御弁において、一方のバルブ7の
    中心軸孔内に、他方のバルブ6の軸方向に延長形
    成されると共に雄ねじ部12を形成してなる支軸
    3′を軸方向摺動可能に挿通し、上記一方のバル
    ブ7と他方のバルブ6との間に、これらバルブ
    7,6を互に離隔する方向に付勢する第1のスプ
    リング10を介在せしめ、前記一方のバルブ7の
    中心軸孔より貫通された支軸3′の雄ねじ部12
    に位置決め用ナツト11a及びロツクナツト11
    bを螺着し、さらに前記一方のバルブ7及び他方
    のバルブ6をバルブシート5及び4に圧接するよ
    うに付勢させるための第2のスプリング10を有
    することを特徴とする空気制御弁。
JP1985162577U 1985-10-23 1985-10-23 Expired JPH0343498Y2 (ja)

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JP1985162577U JPH0343498Y2 (ja) 1985-10-23 1985-10-23

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JP1985162577U JPH0343498Y2 (ja) 1985-10-23 1985-10-23

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JPS6271484U JPS6271484U (ja) 1987-05-07
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JP1985162577U Expired JPH0343498Y2 (ja) 1985-10-23 1985-10-23

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CN100346100C (zh) * 2003-02-12 2007-10-31 五十铃自动车株式会社 流量控制阀
JP5090127B2 (ja) * 2007-10-25 2012-12-05 カヤバ工業株式会社 減衰弁

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JPS4723705U (ja) * 1971-03-18 1972-11-16

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