JP2568042B2 - コンバインの刈取前処理装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【産業上の利用分野】本発明は、穀稈を刈り取る刈取前
処理機構と、刈り取った穀稈を受取って脱穀装置に向け
て搬送する供給搬送装置とを備えるとともに、その供給
搬送装置で搬送した穀稈を横倒し姿勢で脱穀フィードチ
ェーンに受け渡すように構成されているコンバインの刈
取前処理装置に関する。 【０００２】 【従来の技術】この種のコンバインの刈取前処理装置に
おいては、刈取前処理装置を支持する主支持体を左右に
横移動して刈取前処理機構を左右に横移動させるものが
ある（例えば、特公昭５３ー２７１７１号公報参照）。
しかし、主支持体は刈高さを調節するなどのため、上下
に揺動することが必要なものであり、これを左右にも揺
動させるとなると構造的に非常に複雑となり、主支持体
を左右に揺動することは現実的でない。また、刈取前処
理装置を左右に平行移動させるため、主支持体に枢着し
て一定の姿勢を確保するにはどのようにすべきか、ある
いは、供給搬送装置をどのようにして追従させるか、
又、追従させるにしても良好な穀稈の搬送を確保するに
はどのようにすべきかも問題であり、これらについての
解決手段は示されていなかった。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの点
に着目して刈取前処理機構を左右に横移動させ、供給搬
送装置を刈取前処理機構に追従させるとともに、刈り取
った穀稈を円滑に脱穀装置へ供給する合理的、かつ効果
的な一つの解決手段を提供するものである。これによ
り、未刈り穀稈を左側に位置させて左回りで回り刈り作
業を行う場合には、刈取前処理機構の左側部を走行機体
の左外側方に張り出させて未刈り穀稈と左側のクローラ
走行装置との間隔を大きくすることによって、左側のク
ローラ走行装置が押し出す泥土により、未刈り穀稈が押
し倒され、あるいは未刈り穀稈に泥土が付着するといっ
たことを未然に防止できるとともに、未刈り穀稈を左右
両側に位置させて中割り作業を行う場合には、刈取前処
理機構を走行機体の左右中央部側に位置させて左右両側
のクローラ走行装置の前方に分草具を位置させることに
よって、未刈り穀稈を押し倒すといったことを防止でき
るようにして効果的な回り刈り作業、中割刈作業あるい
は畦際刈作業を行えるようにしたコンバインの刈取前処
理装置を実現するものである。 【０００４】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の技術手段は、刈取前処理機構と刈取前
処理機構で刈り取った穀稈を、脱穀装置の機体進行に沿
った横側部に設けた脱穀フィードチェーンに対して横倒
し状態で受渡しを行う供給搬送装置とを、備えている刈
り取り前処理装置を脱穀装置の前方に配設して走行機体
に取り付けてあるコンバインにおいて、刈取前処理機構
を、走行機体側を回動支点にして昇降自在の主支持体に
対して機体進行方向の左右横方向で直線的に横移動自在
に構成し、供給搬送装置を搬送終端側の後支点周りでそ
の搬送始端部を左右揺動自在に構成し、融通部を備えた
連結機構を介して刈取前処理機構と供給搬送装置とを連
結し、供給搬送装置の搬送終端側のバトンタッチ部を脱
穀フィードチェーンの内側にして脱穀フィードチェーン
の始端部と常にラップした関係位置を維持した状態で刈
取前処理機構の横移動に連動して供給搬送装置の始端部
を追従移動するように構成した点にある。 【０００５】 【作用】上記技術手段を講じたことによる作用は次の通
りである。 ａ．すなわち、刈取前処理機構が走行機体の主支持体に
対して、機体横幅方向で直線的に横移動させられるもの
であるから、回り刈りから中割刈りへの切り換えなど、
刈り取り形態の変更によっても刈刃の向きが変化した
り、あるいは刈刃が前方へ移動して機体全長が長くなっ
たりするような不都合を招くことがない。 ｂ．しかも、刈取前処理機構と供給搬送装置とを、刈取
前処理機構と供給搬送装置との連結点間距離の変化を許
容する融通を有した連結機構を介して連結していること
によって、走行機体の進行方向に対する刈取前処理機構
の直線的な左右方向への横移動に伴って、供給搬送装置
の始端側が後方支点軸周りで的確に追従移動するように
なるので、刈取前処理機構に対する供給搬送装置の移動
を、刈取前処理機構の移動量に応じて自動的に連動して
行うことができるようになる。 ｃ．また、供給搬送装置の搬送終端側のバトンタッチ部
を脱穀フィードチェーンの内側にしてこのフィードチェ
ーンの始端部と常にラップした関係位置を維持した状態
で、走行機体の進行方向に対する刈取前処理機構の直線
的な左右方向への横移動に伴って供給搬送装置の始端側
が後方支点軸周りで的確に追従移動せしめ、刈取前処理
機構の走行機体進行方向に対する直線的な左右横移動に
対して供給搬送装置の始端側を好適な関係位置に保って
追従移動させるので、刈取前処理機構から供給搬送装置
への穀稈の受渡し及び供給搬送装置のバトンタッチ部か
ら脱穀フィードチェーンへの穀稈の受渡しが良好に行え
刈取前処理機構から供給搬送装置、脱穀フィードチェー
ンへと穀稈の搬送を支障なく円滑に行うことができる。
又、主支持体を昇降し、刈高さを変更しての刈り取り脱
穀作業も、前記の関係位置を保って良好な穀稈の受渡し
搬送を行うことができる。 【０００６】 【発明の効果】上記技術手段を講じたことによる効果は
次の通りである。すなわち、簡単な構造で刈取前処理機
構の横移動及びこれに対する供給搬送装置の追従移動が
行えるとともに、刈取前処理機構の機体進行方向に対す
る左右横方向で直線的横移動に際して、その左右横方向
のみならず、搬送方向における前後方向でも供給搬送装
置の始端側を好適な位置に保つとともに、供給搬送装置
の搬送終端側のバトンタッチ部を脱穀フィードチェーン
の始端部と常にラップした関係位置に保って追従移動さ
せることができるので、刈取前処理機構から供給搬送装
置への穀稈の受け渡し及び供給搬送装置から脱穀フィー
ドチェーンへの穀稈の受渡しを良好に行え、刈取りから
脱穀フィードチェーンへの穀稈の供給搬送を支障なく円
滑に行える。供給搬送装置の始端側と終端側のバトンタ
ッチ部において良好な受渡しの関係位置を保って主支持
体を昇降させ刈高さを変更することができるので、刈高
さを変更しての刈り取り脱穀作業も穀稈の搬送を良好に
保って支障なく円滑に行うことができる。これにより、
回り刈り作業から中割り作業、あるいは、中割り作業か
ら回り刈り作業、あるいは畦際刈作業への切り換えがス
ムースに行え、夫々の作業形態を効果的に行うことがで
きる刈取前処理装置が可能になった。 【０００７】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図５に示すように、コンバインは、分草具１によ
って分草された植立穀稈を引起す引起し装置２、引起し
後の穀稈を刈取る刈取装置３、刈取穀稈を刈幅の中央に
集束するパッカー４、集束穀稈を後部脱穀装置５に向け
て搬送する供給搬送装置６等からなる刈取前処理装置
と、供給搬送装置６の横側方に配設された運転席７とを
備えて構成されている。 【０００８】前記した分草具１、引起し装置２、刈取装
置３、パッカー４等を総称して刈取前処理機構１７と称
し、この刈取前処理機構１７の走行機体９に対する横摺
動構造について説明する。図３に示すように、走行機体
９前端には縦向きフレーム１０が立設され、この縦向き
フレーム１０の上端に横向き伝動ケース１１がその横軸
心周りで回動自在に枢支されている。この横向き伝動ケ
ース１１の外周面に機体前後向き姿勢の主支持体１２を
固着するとともに、横向き伝動ケース１１の後方横支軸
としての伝動軸１３と主支持体１２の伝動軸１４とをベ
ベルギヤ機構１５で連結して、横向き伝動ケース１１伝
動軸１３の端部入力プーリ８でエンジン（図外）からの
動力を受けて、主支持体内伝動軸１４に伝動すべく構成
してある。前記主支持体１２の先端には支持ケース１６
が設けられ、この支持ケース１６に対して刈取前処理機
構１７が取付けられている。 【０００９】この先端支持ケース１６での刈取前処理機
構１７の取付構造を説明する。図１及び図２に示すよう
に、先端支持ケース１６の主支持体１２取付部位には機
体横幅方向に沿った姿勢の摺動軸１８が自身の軸心Ｘ方
向に摺動可能にベアリング支持されるとともに、六角形
状に形成された中間部に受動ベベルギヤ１９及び主支持
体伝動軸１４先端に駆動ベベルギヤ２０が固着され、摺
動軸１８への伝動構造が形成されている。この受動ベベ
ルギヤ１９は摺動軸１８の六角中間部に外嵌されて一体
回転可能に構成されるとともに、ベアリング２１を介し
て先端支持ケース１６に回転だけ可能に枢支され、摺動
軸１８の横摺動を許容する構成をとっている。この摺動
軸１８の先端支持ケース１６より左右に突出した左右端
部には、夫々、引起し装置２，２への動力を供給するベ
ベルギヤ伝動機構２２，２２が設けられている。 【００１０】前記摺動軸１８の前方側にはパイプ式の第
１摺動フレーム２３がブッシュ２４，２４を介して先端
支持ケース１６に横摺動可能に枢支されるとともに、先
端支持ケース１６より突出した左右端に、左右分草具支
持杆を固定した左右支持フレーム２５，２５が連結固定
されている。 【００１１】又、この第１摺動フレーム２３より更に前
方側には第２摺動フレーム２６が左右支持フレーム２
５，２５に亘って架設されるとともに、支持ケース１６
の前端より更に前方へ向けて延出された略断面コの字形
のホルダー２７に前方開口側から差し込み遊嵌支持さ
れ、ホルダー２７に対して相対横摺動可能に構成されて
いる。又、このホルダー２７に係合支持された第２摺動
フレーム２６のその支持部から前方に向けて中央分草具
支持杆３２が延設されている。 【００１２】次に、刈取前処理機構１７の横摺動駆動装
置について説明する。図３に示すように、前記先端支持
ケース１６内に左右横向きに螺軸２８を挿入するととも
に、先端支持ケース１６右側面部に前記螺軸２８に作用
するコマ部材２９を設けてある。前記右支持フレーム２
５の基端部に前記螺軸２８とカップリング３１を介して
伝動連結されその螺軸２８を回転駆動する駆動装置とし
ての駆動モータ３０を取付けてある。この駆動モータ３
０によって螺軸２８を回動駆動して前記先端支持ケース
１６ひいては刈取前処理機構１７を左右に横摺動可能で
ある。 【００１３】次に供給搬送装置６の左右揺動構造につい
て説明する。前記供給搬送装置用伝動軸３３を支持すべ
く縦向き伝動ケース４２を前記横向き伝動ケース１１に
固着するとともに、この伝動軸３３の上下中間位置に株
元挾持搬送装置用駆動スプロケット４３及び上端に穂先
係止搬送装置用駆動スプロケット４４を一体回転可能に
嵌着してある。前記縦向き伝動ケース４２上半部は供給
搬送装置用伝動軸３３の後方側だけに壁面を設けたもの
で、その空間となった前方側に左右揺動可能な回動フレ
ーム４５を位置させてそのフレーム４５を供給搬送装置
用伝動軸３３にベアリング支持させてある。 【００１４】この回動フレーム４５に対して、前記穂先
係止搬送装置ケース４６と株元挾持搬送装置ケース４７
とを取付けるとともに、両ケース４６，４７を中間支持
フレーム４８で連結して、穂先係止搬送装置６Ａと株元
挾持搬送装置６Ｂとを一体で後支点Ｐとしての前記供給
搬送装置用伝動軸３３軸心を中心として左右揺動可能に
構成してある。 【００１５】一方、図４に示すように、左右支持フレー
ム２５，２５と一体で横摺動すべく引起し装置２に対す
る引起し伝動ケース４９，４９を左右に立上げ形成する
とともに、右係止爪付搬送ベルト５２と右パッカー４Ａ
とを回転可能に遊嵌してある縦向き支軸５１を、水平杆
５８を介して右引起し伝動ケース４９に吊下げ支持して
ある。前記右パッカー４Ａは左パッカー４Ｂとの常時咬
合によって回転駆動を受けるとともに、右パッカー４Ａ
に連結円筒ケース５３を介して連動連結された係止爪付
搬送ベルト５２駆動プーリに回転駆動力を供給してい
る。 【００１６】右引起し伝動ケース４９に対して上端をブ
ラケット５４に溶着した状態でそのブラケット５４を介
して取付けてある連結機構としての吊下げ杆５５は、そ
の下端を右係止爪付搬送ベルト５２の上部カバー５６の
突起に係止され位置規制されるとともに、前記横向き伝
動ケース１１の後方横支軸１３を中心とした円弧形状に
形成されている。つまり、この吊下げ杆５５はその中程
で穂先係止搬送装置ケース４６から延出された係止ブラ
ケット５７を貫通する状態で係合し、刈取前処理機構１
７の左右横摺動につれて一体で横摺動するとともに、係
止ブラケット５７を介して供給搬送装置６を左右揺動さ
せる。従って、前記吊下げ杆５５は供給搬送装置６に係
合しているので、扱深さ制御にかかる供給搬送装置６の
上下揺動を許容すべく円弧状に形成されるとともに係止
ブラケット５７には吊下げ杆５５を挿通する孔５０が形
成され、供給搬送装置６を上下揺動する連結ロッド３８
も穂先係止搬送装置ケース４６につれて左右揺動可能で
ある。この挿通する孔５０は横摺動する吊下げ杆５５に
対して左右揺動する係止ブラケット５７の前後のズレを
考慮して長孔に形成されている。本実施例では孔５０を
備えた係止ブラケット５７、吊下げ杆５５によって連結
機構５８を構成している。 【００１７】前記脱穀装置５の横側方に脱穀フィードチ
ェーン３１を設けるとともに、この脱穀フィードチェー
ン３１に対して穀稈を供給する供給搬送装置側株元挾持
搬送装置ケース４７より株元ガイド杆３４を片持ち状に
延出してある。この株元ガイド杆３４は、穂先ガイド
（図示せず）で横倒し姿勢に強制される搬送穀稈の株元
側を受止め支持して脱穀フィードチェーン３１の始端部
上に案内する。この株元ガイド杆３４は、その先端側の
穀稈受渡しにかかる部位が前記後支点Ｐを中心とした略
円弧形状に形成されており、図１及び図２に示すよう
に、供給搬送装置６が脱穀フィードチェーン３１から遠
ざかる方に揺動位置する場合も脱穀フィードチェーン３
１に近づく方に揺動位置する場合とにかかわらずその先
端部を脱穀フィードチェーン３１と平行に位置させるよ
うに片持ち状に延出固定してある。図２に示す符号５９
は、穀稈を脱穀フィードチェーン３１へ受け渡すバトン
タッチ部である。 【００１８】刈取前処理機構１７を横摺動する構造とし
ては次のようなものでもよい。図６に示すように、前記
支持ケース１６に対して横向き駆動軸３５を枢支すると
ともに、この駆動軸３５の両端に引起し装置２に対する
伝動ケース４９，４９を連結してある。横向き駆動軸３
５の前方側には摺動フレーム３７が支持ケース１６に架
設され、支持フレーム１６に対して左右摺動可能であ
る。この摺動フレーム３７には刈取装置３及び、パッカ
ー４等が固着され、一体で横摺動可能である。一方、駆
動軸３５には、支持ケース１６より左右に突出した部分
に、各々、逆向きのねじ溝３５ａが形成されており、支
持ケース１６側に設けられた左右の係合具３９Ｂ，３９
Ａを嵌係合させる。この左右の係合具３９Ｂ，３９Ａは
連結ロッド４０とシリンダ４１とによって交互に対応す
るねじ溝３５ａ，３５ａに咬合可能である。そこで、図
示するように、右係合具３９Ａを右側のねじ溝３５ａに
咬合させ、駆動軸３５を矢印方向に回転させると、前記
摺動フレーム３７を右側に摺動させることができる。反
対に、左係合具３９Ｂを左側のねじ溝３５ａに係合させ
ると、摺動フレーム３７は左側に摺動する。ここに、係
合具３９Ａ，３９Ｂ先端のねじ溝３５ａに対する係合部
はボールベアリング式のものが移動抵抗が少なく望まし
い。以上の構成から、摺動フレーム３７を駆動する為の
モータ及び螺軸が必要でない。 【００１９】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構造に限定されるものではない。 【００２０】

【図面の簡単な説明】 【図１】刈取前処理機構が横摺動ストロークの右端に位
置した場合の位置を示す平面図 【図２】刈取前処理機構が横摺動ストロークの左端に位
置した場合の位置を示す平面図 【図３】刈取前処理機構の横摺動機構を示す断面図 【図４】刈取前処理機構と供給搬送装置との連係を示す
側面図 【図５】刈取前処理機構を示す側面図 【図６】刈取前処理機構の横摺動機構の別実施例を示す
原理図 【符号の説明】 ５ 脱穀装置 ６ 供給搬送装置 ６Ａ 係止搬送装置 ６Ｂ 株元挟持搬送装置 ９ 走行機体 １７ 刈取前処理機構 ３１ 脱穀フィードチェーン ３４ 株元ガイド ５８ 連結機構 Ｐ 後支点

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松村 康二郎 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 土井 久 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 平岡 実 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内

Claims (1)

1. (57)【特許請求の範囲】刈取前処理機構（１７）と刈取前処理機構（１７）で刈
   り取った穀稈を、脱穀装置（５）の機体進行に沿った横
   側部に設けた脱穀フィードチェーン（３１）に対して横
   倒し状態で受渡しを行う供給搬送装置（６）とを、備え
   ている刈り取り前処理装置を脱穀装置（５）の前方に配
   設して走行機体（９）に取り付けてあるコンバインにお
   いて、 刈取前処理機構（１７）を、走行機体（９）側を回動支
   点にして昇降自在の主支持体（１２）に対して機体進行
   方向の左右横方向で直線的に横移動自在に構成し、供給
   搬送装置（６）を搬送終端側の後支点（Ｐ）周りでその
   搬送始端部を左右揺動自在に構成し、融通部を備えた連
   結機構（５８）を介して刈取前処理機構（１７）と供給
   搬送装置（６）とを連結し、供給搬送装置（６）の搬送
   終端側のバトンタッチ部（５９）を脱穀フィードチェー
   ン（３１）の内側にして脱穀フィードチェーン（３１）
   の始端部と常にラップした関係位置を維持した状態で刈
   取前処理機構（１７）の横移動に連動して供給搬送装置
   （６）の始端部を追従移動するように構成したことを特
   徴とする コンバインの刈取前処理装置。