JP2567930B2 - 文書処理装置 - Google Patents

文書処理装置

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JP2567930B2
JP2567930B2 JP63305937A JP30593788A JP2567930B2 JP 2567930 B2 JP2567930 B2 JP 2567930B2 JP 63305937 A JP63305937 A JP 63305937A JP 30593788 A JP30593788 A JP 30593788A JP 2567930 B2 JP2567930 B2 JP 2567930B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコンピュータ等の文書処理装置に係り、特
に、使い勝手の良いマンマシンインターフェイスを備え
る文書処理装置に関する。
〔従来の技術〕
パーソナルコンピュータやワードプロセッサが普及
し、コンピュータプログラムの開発や文章・表・図形等
の作成は、文書処理装置を使用しCRT等の表示装置を見
ながら行うようになってきている。文書処理装置で何ペ
ージにも及ぶプログラムや文章・表・図形等の文書を作
成し、後でその文書中のある一部の文字列等の修正を行
う必要が生じた場合、従来は、その文書を最初から一画
面づつ表示させて修正箇所をサーチし、その箇所を見つ
ける毎に修正を行っている。また、修正対象の文字列と
修正後の文字列を指定すると、文書処理装置が文書中の
全修正を自動的に行うものもある。
尚、従来の技術に関連するものとして、例えば特開昭
62−14223号がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
パーソナルコンピュータ等で作成した文書を作成後に
修正する場合、修正したい文字列等が一種類のときは、
その修正は上記従来技術で行っても容易である。しか
し、幾種類もの修正・編集を施さなければならないとき
は、カーソルを頻繁に動かして同様の修正、編集操作を
何回も繰り返す必要があり、面倒でしかも修正・編集に
時間がかかってしまい、しかも、修正・編集漏れが生じ
る虞もある。これは、従来の文書処理装置が修正する文
字列1つだけを格納するバッファしか持っていないこと
に起因する。また、従来のパーソナルコンピュータで
は、文書作成中に気になる箇所や後で編集したいため覚
えておきたい箇所があった場合、そのページ番号や行番
号を紙等に筆記用具でメモ書きしておき、後でそのペー
ジ番号や行番号を指定してその箇所を呼び出す操作が必
要である。これは結構手間がかかり煩わしい操作でもあ
る。このような従来の文書処理装置が持つ問題は、従来
の文字処理装置がマンマシンインターフェイスについて
あまり配慮しておらず、人間の感性に合わせて操作でき
るようにしていないことによる。
本発明の目的は、人間にとって使い勝手の良いマンマ
シンインターフェイスを備える文書処理装置を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、記憶装置の一部に設けるバッファ領域を
広くとって複数の文字列を格納できるようにしておき、
メモしておきたい箇所や、修正・編集したい文字列等を
入力装置で指定したとき、これらの文字列等をバッファ
領域に格納すると共に、画面中にウインドウを開きこの
中にこれらの指定文字列等を表示し、表示しきれない場
合にはウインドウ画面をスクロールして表示すること
で、達成される。また、ウインドウ中に表示されている
文字列等をウインドウ中で修正・編集したとき、原文書
中の指定文字列等のみ、あるいはその指定文字列等と同
一の文字列等全部を、自動的に修正・編集する機能を設
けることで、達成される。更にまた、バッファの格納情
報や修正・編集情報をユーザの指示があるまで保持して
おき、文書を別の文書に入れ替えたときこの別の文書の
表示画面にウインドウを開いてバッファの格納情報等を
表示し、この格納情報に従って同じ修正等を自動的に行
うようにすることで、達成される。
〔作用〕
記憶装置に設けたバッファ領域にメモしたい事項を格
納し、その内容をウインドウ表示するため、紙等にメモ
をとる必要が無くなり、煩わしさが無くなる。また、文
書中の複数種類の文字列等の修正・編集をする場合に
は、これらの修正・編集対象の文字列等を指定すること
でこれらをウインドウに表示し、このウインドウ中で夫
々修正・編集することで、原文書中の文字列等の修正・
編集が実行され、漏れが生じること無く迅速に複数の修
正・編集を一括して行うことが可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本発明の一実施例に係る文書処理装置の表
示画面説明図である。コンピュータプログラム文書101
を画面1上に表示させながら作成している際、後で修正
・編集する文字列等が出てきたときには、随時その個所
にカーソルを合わせて範囲指定する。指定した範囲を第
1図では斜線を付して表示してある。尚、このように範
囲指定した文字列等を以下キーワードという。キーワー
ドは、文書処理装置の主記憶装置内に設けられたバッフ
ァ内に書き込まれ、そして、画面1にウインドウ102が
開かれ、そのウインドウ102中にキーワードが表示され
る。ウインドウ102は、第1図に示す例では、中に7つ
程度のキーワードが表示できる広さにしてある。また、
バッファは、少なくとも10程度の多数のキーワードが格
納できるようになっており、このバッファに格納された
キーワードでウインドウ102に表示されていないキーワ
ードは、ウインドウ画面102をスクロールすることで表
示されるようになっている。文書作成中にメモ書きした
いことが生じた場合には、随時カーソルをウインドウ画
面102中に移動して、メモ事項をキー入力する。これに
より、メモ事項がウインドウ画面102に表示されると共
に、バッファにも書き込まれる。
第2図は、第1図で説明したウインドウ表示を行う文
書処理装置のブロック構成図である。この文書処理装置
は、中央演算処理装置(CPU)を備えるコンピュータ本
体201と、バッファ領域を一部に持つ主記憶装置202と、
作成した文書を保存しておく外部記憶装置203と、入力
装置であるキーボード204と、表示装置205で構成されて
いる。
第3図は、主記憶装置202内に設けたバッファのメモ
リマップ説明図である。バッファ10は、文書ファイル先
頭からの相対アドレス格納領域10aと指定キーワード格
納領域10bとを1組として、多数のキーワードが格納で
きるようになっている。メモ書き事項の入力があった場
合は、そのメモ書き事項のみバッファ10の指定キーワー
ド格納領域10bに格納される。
第4図は、キーワードの入力処理手順を示すフローチ
ャートである。先ず、オペレータがキーワードを指定す
るため範囲指定を行った場合に指定部分の表示色を変え
(ステップ11)、次に指定されたキーワードをバッファ
に書き込むか否かを判定する(ステップ12)。このと
き、中央演算処理装置は、指定されたキーワードがすで
に登録されたキーワードと重複しているか否かをサーチ
し、重複している場合にはその旨を表示してバッファへ
の重複登録は行わない。バッファへ登録する場合には、
ステップ13にて指定されたキーワードの文書ファイル上
での相対アドレスを計算し、求めたアドレスを領域10a
に、指定キーワードを領域10bに登録する(ステップ1
4)。次にウインドウ102が画面1上に開かれているか否
かを判定し(ステップ15)、開かれていない場合にはス
テップ16でウインドウ102を開き、指定されたキーワー
ドをウインドウ102に表示する(ステップ17)。メモ書
き事項を入力する時には、上記ステップ11,13を省略
し、メモ書き事項をバッファの領域10bに書き込む。
第5図は、ウインドウに表示されているキーワードを
指定することで、そのキーワードが存在する原文書の該
当ページを画面に表示する手順を示すフローチャートで
ある。先ず、ステップ21でカーソルをウインドウ102内
に移動する。ウインドウ中に目指すキーワードが表示さ
れていない場合にはステップ22の判定によりステップ23
に進み、ウインドウ画面102をスクロールし、そのキー
ワードを表示させる。そして、表示されているキーワー
ドの中から目指すキーワードをカーソルで指定する(ス
テップ24)。次に、元の画面つまり原文書の中からその
キーワードのある該当ページを検索するか否かを判定し
(ステップ25)、検索する場合にはステップ26にて、そ
のキーワードの相対アドレスをバッファ10aから読み出
し、そのアドレス位置を検索する。そして、表示画面1
にキーワードを範囲指定したページを表示する。
第6図は、ウインドウ中に表示されているキーワード
を修正・編集するときの処理手順を示すフローチャート
である。まず、ステップ31でカーソルをウインドウ102
内に移動し、修正・編集を行うキーワードをカーソルで
指定する。もし、目指すキーワードがウインドウ内に表
示されていない場合にはステップ32からステップ33に進
んでウインドウ画面102をスクロールして、目指すキー
ワードをカーソルで指定する(ステップ34)。そして、
文書処理装置を修正モードにし、そのキーワードに対し
キー入力する等して修正・編集を加える(ステップ3
5)。次に、ステップ36において、同じ修正・編集をそ
のキーワードと同じ文字列全部に対し行うか否かを文書
処理装置に指示する。もし、その修正・編集が指定した
キーワードのみ対象にする場合にはステップ37に進み、
そのキーワードに対応する相対アドレスにあるものだけ
修正・編集をし、この処理手順を終了する。
原文書中にある全ての文字列(ステップ34にてカーソ
ルで指定したキーワードと同じ文字列)に対し、ステッ
プ35での修正・編集と同じ修正・編集を施すか否かその
文字列毎に判定して実行する場合には、ステップ36から
ステップ38に進み、原文書中の処理対象文字列を検索す
る。そして、処理対象文字列を検索する毎にステップ39
からステップ40に進んで修正・編集を行うか否か判定
し、修正・編集を行う場合にはステップ41に進んで修正
・編集を施し、修正・編集を行わない場合にはステップ
38に戻り次の処理対象文字列を検索する。
この様に、処理したい文字列をキーワードとしてウイ
ンドウ画面上に全部表示させておき、このウインドウ画
面を使って修正・編集を行うので、修正・編集が多数に
渡る場合でも、修正・編集漏れが生じることが無い。
膨大な量の文書を作成する場合、例えば膨大な量のプ
ログラムを作成する場合、全文書を例えば3つに分割し
て別ファイルとし、この3つの文書を並行して作成し、
最後に1つに統合することがある。この様な場合、同じ
文書校正をこの3つのファイルで施すことになるが、バ
ッファ格納情報をこの3つのファイルで共用できるよう
にすると便利である。そこで、バッファの記憶内容をオ
ペレータの指示があるまで保持しておき、主記録装置に
格納した1つのファイルデータを他のファイルデータに
入れ替えてもその内容が消えない様にする。そして更
に、その内容に対し修正・変更を施した場合には、修正
・変更前のキーワードを別に設けたバッファに格納して
おく。このとき、この別のバッファにはキーワードの相
対アドレスを格納する必要は無くなる(別のファイルで
使用するため)。
第7図は、前ファイルで使用したバッファ内容を別の
ファイルで使用して同じ修正・編集を行う場合に、処理
対象文字列を検索するときの手順を示すフローチャート
である。画面上に文字データを表示し、更にウインドウ
画面に前のファイルで使用した修正・編集前及び後のキ
ーワードを対応付けて表示する。ここで、ウインドウ画
面102内にカーソルを移動して修正・編集を施すキーワ
ードを指定する(ステップ51)。中央処理装置は、指定
されたキーワードとバッファ内の格納データとを比較
し、指定されたキーワードが前のファイル校正のときに
修正・編集の対象とならなかった文字列であると判定し
た場合(修正・変更前の文字列が無い。)にはステップ
52からステップ53に進み、ステップ51で指定されたキー
ワードを検索対象文字列とし(ステップ53)、そのキー
ワードで文書ファイル中の処理対象文字列を検討する
(ステップ54)。そして、その文字列に対し修正・編集
を施す。尚、この修正・編集は、検索したときにはオペ
レータがキー入力で行ってもよいが、前述と同様に、オ
ペレータがウンドウ内でその修正・編集を行い検索時に
オペレータの指示で自動的に同じ修正・編集が実行され
るようにすると便利である。
ステップ51で指定したキーワードが、前のファイル校
正時に修正・編集した後のキーワードである場合には、
ステップ52からステップ55に進む。ステップ55では前の
ファイル校正時と同じ修正・編集を行うか否かを判断
し、同じ修正・編集を施す場合にはステップ56に進み、
検索対象文字列として指定したキーワードの修正・編集
前の文字列をセットし、ステップ54で検索を行う、ステ
ップ55で、例えば前のファイル校正時と逆の校正を行い
たい場合、つまり、今度のファイルでの指定キーワード
を修正前のキーワードに戻したい場合には、ステップ53
に進み、指定キーワードを検索対象文字列とする。ま
た、前のファイル校正時に修正・編集したキーワードを
更に別の文字列に修正・編集したい場合にもステップ53
に進み、指定キーワードで検索する。この場合、ウイン
ドウ画面102内でその指定キーワードに対し修正・編集
を施すと、自動的にステップ55からステップ53に進む。
尚、バッファ内の格納情報を保持する場合、これをフ
ロッピィディスク等の補助記憶装置に記憶させたり、ま
た、バッファに格納するデータを文書ファイルデータと
は別に作り、文書の修正・編集時にこれを主記憶装置に
読み込ませる様にすると、更に便利になる。更にまた、
上述したバッファ情報を、例えばMS−DOSの様なOS装置
に組み込み可能にすると、DOS上で動く全てのアプリケ
ーションプログラムでバッファ情報を共用できるように
なり、バッファの保存も容易になる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、処理対象の文字列を全部ウインドウ
表示しておくので修正・編集に編集漏れが無くなる。ま
た、修正・編集をウインドウ内のキーワードに対して行
えばよいので、複数の文字列に対し一括して修正・編集
が行え、処理時間が簡単且つ迅速にできる。更に、ウイ
ンドウ表示画面をメモ帳として使用できるので、別に紙
などにメモ書きする必要が無くなり且つしおりとして使
用することも可能となるので、使い勝手が良くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る文書処理装置の表示画
面の説明図、第2図は本発明の一実施例に係る文書処理
装置のブロック構成図、第3図はバッファのメモリマッ
プ説明図、第4図はキーワードの入力処理手順を示すフ
ローチャート、第5図は指定キーワードの文書中の指定
箇所切り出し処理手順を示すフローチャート、第6図は
修正・編集処理手順を示すフローチャート、第7図はバ
ッファを複数の文書ファイルで共用するときの文字列検
索処理手順を示すフローチャートである。 1……表示画面、10……バッファ、101……ファイル文
書、102……ウインドウ画面、201……コンピュータ本
体、202……主記憶装置、203……外部記憶装置(補助記
憶装置)、204……キーボード(入力装置)、205……デ
ィスプレイ装置(表示装置)。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の文字列を格納する大きさを持ったバ
    ッファ領域を一部に備える記憶装置と、文書を表示する
    表示装置と、該文書中の任意の文字列を指定する入力装
    置と、該入力装置で指定された前記文書中の複数の指定
    文字列を前記バッファ領域に格納しておくと共に該バッ
    ファ領域の格納情報を前記表示装置の表示画面中にウイ
    ンドウ表示する機能を備える中央処理装置とを備え、該
    中央処理装置は、前記バッファ領域に格納された複数の
    指定文字列を前記ウインドウ内に表示しきれないとき該
    ウインドウ画面を前記入力装置からの指定入力に従って
    スクロールする手段と、前記文書中の前記指定文字列の
    いずれかに対して編集処理を行うために前記ウインドウ
    画面内の複数の指定文字列の中から編集処理対象とする
    指定文字列が指定され該文字列に対して前記入力装置か
    らの指示入力に従って編集処理がされたとき該文字列に
    対応する前記文書中の指定文字列に対して前記編集処理
    と同じ編集処理を施す手段とを備えることを特徴とする
    文書処理装置。
  2. 【請求項2】複数の文字列を格納する大きさを持ったバ
    ッファ領域を一部に備える記憶装置と、文書を表示する
    表示装置と、該文書中の任意の文字列を指定する入力装
    置と、該入力装置で指定された前記文書中の複数の指定
    文字列を前記バッファ領域に格納しておくと共に該バッ
    ファ領域の格納情報を前記表示装置の表示画面中にウイ
    ンドウ表示する機能を備える中央処理装置とを備え、該
    中央処理装置は、前記バッファ領域に格納された複数の
    指定文字列を前記ウインドウ内に表示しきれないとき該
    ウインドウ画面を前記入力装置からの指定入力に従って
    スクロールする手段と、前記文書中の前記指定文字列の
    いずれかに対して編集処理を行うために前記ウインドウ
    画面内の複数の指定文字列の中から編集処理対象とする
    指定文字列が指定され該文字列に対して前記入力装置か
    らの指示入力に従って編集処理がされたとき該文字列と
    同じ前記文書中の全ての文字列に対して前記編集処理と
    同じ編集処理を施す手段とを備えることを特徴とする文
    書処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2において、バッフ
    ァ領域に格納された複数の指定文字列に対する前記編集
    処理の前後の情報を入力装置からの指示入力があるまで
    保持しておき、前記文書を別の文書に入れ替えたとき前
    記編集処理と同じ編集処理を当該別の文書中の前記編集
    処理前の文字列に対して施す手段を備えることを特徴と
    する文書処理装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3のいずれかにおい
    て、バッファ領域に格納された複数の指定文字列の情報
    を入力装置からの指示入力があるまで保持し、前記文書
    が別の文書に入れ替えられたときこの別の文書の表示画
    面に前記バッファ領域に保持した情報をウインドウ表示
    する手段を備えることを特徴とする文書処理装置。
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