JP2567873Y2 - 回転棚と入出庫手段を備えた冷凍庫 - Google Patents

回転棚と入出庫手段を備えた冷凍庫

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JP2567873Y2 JP1987187160U JP18716087U JP2567873Y2 JP 2567873 Y2 JP2567873 Y2 JP 2567873Y2 JP 1987187160 U JP1987187160 U JP 1987187160U JP 18716087 U JP18716087 U JP 18716087U JP 2567873 Y2 JP2567873 Y2 JP 2567873Y2
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信夫 安達
和也 大南
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、冷凍庫に保管する保管物を、人や搬送器具
の出入りを要せず自動入庫、保管、出庫を行うことがで
きるようにした冷蔵庫に関する。 従来技術及びその問題点 従来、保管物の冷凍庫への入出庫は、人手、フォーク
リフト、スタッカークレーン、あるいは、冷凍庫外部に
設置したコンベヤ、移載機等で行われている。 ところが、人手や、フォークリフトによる場合は、冷
凍庫内が約−25℃(吹き出し口では、約−35℃)である
ため、作業者は、たとえ、防寒服を着ていたとしても約
20分位しか耐えることができず、作業能率が悪い問題点
がある。特に、夏期は、外気との温度差が大きく、作業
者の体調を悪くするのみならず、冷凍庫の開閉による寒
気の損失が大きい問題点がある。 一方、スタッカークレーンによる場合は、スタッカー
クレーンの出入りによる寒気の損失が大きいのみなら
ず、スタッカークレーンに霜が付き、誤動作や作動不良
の原因となる問題点がある。 また、冷凍庫外部に設置したコンベヤ、移載機による
場合は、保管棚との保管物の受け渡しに、保管棚の高さ
と幅を有した比較的大きな開閉扉が必要で、その開閉に
時間を必要とし、入出庫中は扉を開けたままであるため
寒気の損失が大きく、コンベヤ、移載機に霜が付き誤動
作や作動不良の原因になる問題点がある。 問題点を解決するための手段 本考案は、入庫コンベヤおよび出庫コンベヤが夫々貫
設された保管物入庫口および出庫口を有し、複数の棚段
を有する水平回転棚を庫内に設置し、前記夫々のコンベ
ヤの庫内に位置する端部と水平回転棚の間に保管物を移
載する多段のテーブルを有する昇降移載機を設置し、該
昇降移載機の夫々のテーブルに保管物を水平回転棚の複
数の棚段へ同時に押込むプッシャを設けるとともに、水
平回転棚に該棚の各棚段上の保管物を前記移載機の夫々
のテーブル上に同時に押出すプッシャを設けたことによ
り、前記問題点を解決した。 作用 冷凍庫の外部から入庫される保管物は、入庫コンベヤ
によって搬入されて多段テーブルを有する昇降移載機の
夫々のテーブル上に移され、該移載機の昇降によって水
平回転棚の所望の棚段に達し、移載機の夫々のテーブル
上の押込みプッシャによって所望の複数の棚段に同時に
搬入される。これによって保管物の入庫が完了する。 保管物を出庫する場合は、回転棚の複数の棚段上の保
管物を押出しプッシャによって予め所望の棚段位置で待
機している移載機の夫々のテーブル上に同時に押出し、
テーブルの昇降によって保管物は出庫コンベヤの端部位
置に達し、夫々のテーブル上の押込みプッシャによって
出庫コンベヤに移されて庫外に搬出され、保管物の出庫
が完了する。 従って、冷凍庫内入出庫作業のための人やスタッカー
クレーン等が出入りすることなしに保管物の入出庫が行
われるとともに、移載機が多段のテーブルを有すること
により、移載機と回転棚との間における保管物の受け渡
しが、複数の保管物の同時受け渡しが可能となる。 また、回転棚に入庫した保管物は入庫順に関係なく出
庫することができる。 なお、保管物を連続して多く入出庫した場合は、入出
庫コンベヤの途中に保管物を一時滞留停止させておくバ
ッファ機構を設けておくと、入出庫コンベヤ上で保管物
を自動的に停止させて待機状態にさせておくことができ
る。 実施例 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 第1図は全体的平面図、第2図は第1図の正面図であ
る。 冷凍庫20内には入出庫システム21が設置されている。 冷凍庫20は内部を約−25℃に保って保管物を保管する
建物である。第1図において冷凍庫20の左側には保管物
Wを入出庫する保管物入出庫口22a,22bが形成してあ
る。 入出庫システム21は、入出庫手段23により、回転棚24
に対して保管物の入出庫を行ように構成されている。 そして、入出庫手段23は、入庫ライン25と、出庫ライ
ン26と、移載機27によって構成されている。 先ず、第3図、第4図に基づいて入庫ライン25につい
て説明する。 入庫ライン25は保管物入出庫22aに接続されているも
のであり、入庫コンベヤ30と、第1の入庫直交移載装置
31と、入庫横送りコンベヤ32と、第2の入庫直交移載装
置33で構成されている。 入庫コンベヤ30は、保管物入庫口22aから入庫された
保管物Wを第1の入庫直交移載装置31へ送るものであ
り、第4図に示す如く保管物Wを移送するにしたがって
下り勾配の傾斜になるように設置されている。 入庫コンベヤ30はモータ34によって駆動される複数の
ローラ35を有している。このローラ35は保管物Wの流れ
が滞ったとき、保管物Wを乗せたまま空転し、保管物W
を無理に送ることがないようになっている。即ち、入庫
コンベヤ30は所謂バッファコンベヤになっている。ま
た、入庫コンベヤ30は、終端に出没するストッパ36を有
し、中間には挟み式ストッパ37を有している。ストッパ
36は、第1の入庫直交移載装置31への保管物Wの移送を
停止するものであり、保管物Wが挟み式ストッパ37の位
置との間に例えば3つ溜ると自動的に没入し、その3つ
の保管物Wを第1の入庫直交移載装置31へ送り込むのを
許容するものである。また挟み式ストッパ37は、3つの
保管物Wが第1の入庫直交移載装置31に送りこまれてい
る間に後続の保管物Wが移送されるのを阻止するため、
4つめの保管物Wを両側から押さえるものである。 従って、入庫コンベヤ30は、ストッパ36と挟み式スト
ッパ37との協動動作により第1の入庫直交移載装置31へ
保管物Wを3つずつ1組にして確実に送り込むことがで
きる。 保管物Wの移送がストッパ36,37によって阻止されて
いる間、ローラ35は空転状態になっている。 次に、第1の入庫直交移載装置31について説明する。 この装置31は、後述する第2の入庫直交移載装置33と
同一構造であり、又、第1、第2の出庫直交移載装置6
2,60とほぼ同一構造である。従って、同一部材には同一
符号を付けて表示することとする。 第1の入庫直交移載装置31は、入庫コンベヤ30によっ
て送りこまれた保管物Wを3つ1組として、後述する第
1の回転棚24aと第2の回転棚24bのいずれに送るかを決
定するものであり、入庫コンベヤ30のローラ35と直交す
るように配設された複数のローラ40と、ローラ40の長手
方向と平行に循環移動し且つローラ40の間で出没するチ
ェーンコンベヤ41と、ローラ35と平行の押し込みローラ
42を有している。 各ローラ40,42は個々に内部モータ(図示省略)を有
し回転するようになっている。 チェーンコンベヤ41はチェーン駆動用モータ43によっ
て循環移動させられるものであり、チェーン駆動用モー
タ43とともに昇降板44に備えられている。昇降板44の下
方には固定板45があり、この固定板45上には昇降用モー
タ46と、この昇降用モータ46に連動したウォームジャッ
キ47が設置されている。固定板45の上には前記昇降板44
の昇降を案内するパイプ状のスライドガイド48が立設し
てある。 次にこの第1の入庫直交移載装置31の動作を説明す
る。 先ず、入庫コンベヤ30から保管物Wが3つ1組として
送り込まれる前に、ウォームジャッキ47の駆動により昇
降板44を上昇させチェーンコンベヤ41をローラ40間から
僅かに突出させておく。 次に、保管物Wの送り込みにともなって、チェーンコ
ンベヤ41を循環移動させ、保管物Wを移載装置31上に載
せる。 保管物Wを第1の回転棚24aに送る場合は、チェーン
コンベヤ41の循環移動を継続させ、待機状態の第1の移
載機27a上に送り込む。そして、押し込みローラ42が3
つ目の保管物Wを第1の移載機27a上に確実に押し込
む。 保管物Wを第2の回転棚24bに送る場合は、チェーン
コンベヤ41の循環移動を停止させるとともに、このチェ
ーンコンベヤ41をウォームジャッキ47により下降させ、
ローラ40間に没入させる。その後、ローラ40を回転駆動
し、3つの保管物Wを横に並べた状態で入庫横送りコン
ベヤ32に送り込む。 保管物Wを第1の移載機27a、又は、入庫横送りコン
ベヤ32に送り込んでいる間は、ストッパ36によって入庫
コンベヤ30からの保管物の送り込みが阻止されている。 次に入庫横送りコンベヤ32を第3図、第5図に基づい
て説明する。 入庫横送りコンベヤ32は入庫コンベヤ30と同様にバッ
ファコンベヤで、モータ50により回転させられるローラ
51を複数本平行に有している。またローラ51が配設して
ある下方にはシリンダ52によりシーソー運動をするエス
ケープストッパ53が設けてある。 次にこの入庫横送りコンベヤ32について動作を説明す
る。 第1の入庫直交移載装置31により送り込まれた保管物
Wをモータ50の駆動により回転しているローラ51により
第2の入庫直交移載装置33の方に送る。第2の入庫直交
移載装置33の上に既に保管物がある場合は、自動的にシ
リンダ52が作動し、エスケープストッパ53の先端をロー
ラ51の間から突出させ、保管物Wの第2の入庫直交移載
装置33への搬入を阻止する。保管物Wの搬入が阻止され
ている間ローラ51は空転し保管物Wの搬入待機状態とな
る。 第2の入庫直交移載装置33は入庫横送りコンベヤ32に
よって送られてきた保管物Wを第2の移載機27bに送り
込むものであり、構造および動作は第1の入庫直交移載
装置31と同様であるのでその説明は省略する。 次に出庫ライン26について説明をする。 出庫ライン26は、入庫ライン25の下方に同じように配
設されており、第2の出庫直交移載装置60と、出庫横送
りコンベヤ61と、第1の出庫直交移載装置62と、出庫コ
ンベヤ63により構成されている。 第1,2の出庫直交移載装置62,60は第1の入庫直交移載
装置31とほぼ同一の構造をしており、押し込みローラ54
の替わりに引き込みローラ64が設けられている。 出庫横送りコンベヤ61は入庫横送りコンベヤ32と構造
が同一であるので同一部品に同一符号を付け説明を省略
する。 出庫コンベヤ63も、入庫コンベヤ30とほぼ同一の構造
であるが、挟み式ストッパ37とストッパ36に該当する機
構は有しておらず、且つ全体が水平に設置されている。 次に移載機27を第6図、第7図に基づいて説明する。 第1および第2の移載機27a,27bは同一構造である。 移載機27は、床に立設した支柱70を案内にして昇降す
るものであり、この昇降のための複数のローラ71を有し
ている。又、保管物Wを積載するテーブル72を複数有し
ている。各テーブル72上には、入庫および出庫直交移載
装置31,33,60,62から回転棚24へ保管物を受け渡すため
の搬送機構73と、回転棚24に保管物Wを押し込むプッシ
ャ機構74が備えられている。 搬送機構73は、モータ75(第7図の右下)によって回
転させられる駆動軸76上の駆動スプロケット77と、従動
軸78(第7図の左端)上の回転自在のスプロケット79
と、この駆動スプロケット77と従動スプロケット79に掛
け渡したチェーン80によって構成されている。 従って搬送機構73は、モータ75を駆動するとチェーン
80が循環移動をし、チェーン80上に保管物Wを積載する
と、この循環移動に従った方向に搬送される。 プッシャ機構74は、モータ81(第7図の左下)に設け
られた駆動プーリ82と、複数の従動プーリ83と、この駆
動および従動プーリ82,83に掛け渡したワイヤ84に接続
されテーブル72の長手方向に配設したレール85上を移動
するスライダ86と、スライダ86上に設けられ先端(第7
図において右側)が起き上がるように常時付勢されてい
るプッシャ87と、プッシャ87が第7図の左端の位置に位
置している時プッシャ87の左端を押して先端をテーブル
72側に傾動させるプッシャ傾動部材88で構成されてい
る。 従って、プッシャ機構74は、保管物Wを回転棚24に送
り込む時のみ動作するもので、チェーン80によって保管
物Wが第7図で左から右に所定の距離搬送されると、テ
ーブル72の側面に設けたセンサ89によってそのことが検
知され、自動的にモータ81が駆動し、ワイヤ84の循環移
動によりスライダ86がレール85を案内に第7図の左から
右の方向に移動を開始する。ある程度移動すると、プッ
シャ87の先端が立ち上がり、保管物Wの後を追従するよ
うにして移動する。保管物Wがチェーン80によって回転
棚24にある程度送り込まれた後は、プッシャ87の先端が
保管物Wの後部を押すようにして回転棚24に押し込む。
保管物Wを回転棚に押し込んだ後プッシャ87は左の位置
に戻る。 次に、回転棚24を第8図乃至第10図に基づいて説明す
る。 回転棚24は、棚90を備えた複数の垂直棚91がリンク
(図示省略)により接続され、駆動部93により回転する
回転軸94のスプロケット95により、下部レール96,上部
レール97を案内に水平循環移動をするものである。この
回転棚24には2つのプッシャ機構100が設けられてい
る。このプッシャ機構100は、駆動プーリ101を有したモ
ータ102と、従動プーリ103と、駆動プーリ101と従動プ
ーリ103に掛け渡したワイヤ104と、ワイヤ104に接続さ
れた1対の移動軸105,105と、移動軸105の水平移動案内
をする案内スリーブ106と、1対の移動軸105,105の先端
(第8図において左側)に設けたプッシャ107で構成さ
れている。 従ってプッシャ機構100は、モータ102が駆動すると、
ワイヤ104が駆動プーリ101と従動プーリ103を案内に循
環移動を行い、このワイヤ104に接続した移動軸105が案
内スリーブ106を案内にして第8図の想像線の位置まで
水平に移動する。すると移動軸105の先端に設けたプッ
シャ107が棚90に保管してある保管物Wを移載機27上に
押出す。 次に全体の動作を説明する。 第1の回転棚24aに保管物Wを保管する動作を説明す
る。 先ず、第1の移載機27aを上昇させ、最も下段のテー
ブル72aが第1の入庫直交移載装置31aの高さと一致した
位置で停止させ、待機状態にしておく。 次に、保管物入庫口22aから保管物Wを入庫すると、
保管物は入庫コンベヤ30により第1の入庫直交移載装置
31の上に送り込まれる。この際ストッパ36と挟み式スト
ッパ37の動作により3つの保管物が1組として第1の入
庫直交移載装置31の上に送り込まれる。 送り込まれた保管物Wは、第1の入庫直交移載装置31
の昇降用モータ46の駆動により、あらかじめ、ローラ40
間から突出し、循環移動しているチェーンコンベヤ41に
よって、待機状態の第1の移載機27aに送り込まれる。
これに伴いテーブル72上の搬送機構73が駆動され3つの
保管物を順次テーブル上に積載する。3つめの保管物W
をテーブル72上に確実に送り込むため最後は押し込みロ
ーラ42の駆動によって押し込まれる。 その後、移載機27aはテーブル一段分だけ下降し、下
から2段めのテーブル72bが第1の入庫直交移載装置31
の高さと一致した時点で停止する。次に2組目の保管物
が第1の入庫直交移載装置31の上に移され、前記と同様
にして第2のテーブル72b上に積載される。このように
して順次移載機27の各テーブル上に3つずつ保管物Wが
積載される。 保管物を積載した移載機27aは回転棚24aの一番下の棚
90aと一致する高さまで下降し、搬送機構73の駆動によ
り各保管物を各テーブル72a,72b,72c,72dと対向する各
棚90a,90b,90c,90d上に送り込む。この送り込みを確実
にするため各テーブル上のモータ81が保管物の送り込み
中に駆動を開始し、ワイヤ84によりプッシャ87を第7図
において左から右の方向に移動させ、プッシャ傾動部材
88からプッシャ87が離れた時、プッシャ87の先端が立ち
上がり、保管物Wの後を押すようにして3つめの保管物
を確実に棚90に押し込む。 このようにして第1の回転棚24aの最初の垂直棚91に
保管物が移された後は次の垂直棚91に保管物を保管すべ
く駆動部93駆動し、回転棚94を回転して、次の垂直棚91
を第1の移載機27aと対向する位置に移動させる。その
後は前記の動作の繰り返しによりその垂直棚91上に保管
物Wを保管させる。このようにして第1の回転棚24aの
各垂直棚91に保管物Wが順次保管されていく。 次に第2の回転棚24bに保管物Wを保管する動作を説
明する。 先ずローラ40の回転が停止している第1の入庫直交移
載装置31の上に、入庫コンベヤ30によって送り込まれた
3つの保管物は、チェーンコンベヤ41によって引き込ま
れた後、チェーンコンベヤ41の下降と、ローラ40の回転
により、入庫横送りコンベヤ32に送り込まれる。入庫横
送りコンベヤ32はローラ51を回転して保管物を3つ横に
並べた状態で搬送し、第2の入庫直交移載装置33の上に
送り込む。送り込まれた3つ1組の保管物Wは、第1の
回転棚24aに保管されたときと同様の動作により、第2
の入庫直交移載装置33と移載機27bの働きにより第2の
回転棚24bに順次保管物されていく。 次に第1の回転棚24aに保管してある保管物Wを出庫
する動作を説明する。 まず移載機27aを上段もしくは下段の位置に昇降させ
垂直棚91の棚90と各テーブル72が対向した位置で停止さ
せる。次にプッシャ機構100のモータ102を駆動し、ワイ
ヤ104の循環移動により移動軸105を第8図において左方
向に移動させ、プッシャ107で各棚90上に保管してある
保管物Wを押しながら、第8図の想像線の位置まで移動
する。プッシャ107の移動により保管物が各テーブル72
に移されるが、その際各テーブル上の搬送機構73は駆動
されており、保管物Wをテーブル上に引き込むようにし
て積載する。このようにして各テーブル上に一度に保管
物が積載された後、移載機27aは最も下段のテーブル72a
または最も上段のテーブル72bが第1の出庫直交移載装
置の高さと一致した位置に昇降して停止する。そして搬
送機構73を再度駆動し、そのテーブル72上の保管物Wを
第1の出庫直交移載装置62上に移す。3つめの保管物W
は引き込みローラ64により確実に第1の出庫直交移載装
置62上に引き込まれる。 その後はローラ40間から突出しているチェーンコンベ
ヤ41により3つの保管物Wを出庫コンベヤ63上に送り込
む。そして、最後に出庫コンベヤ63のローラ35により順
次送られ、保管物出庫口22bより冷凍庫20の外部に出庫
される。 次に第2の回転棚24bから保管物Wを出庫する動作を
説明する。 保管物を回転棚24bから第2の出庫直交移載装置60に
積載するまでは第1の回転棚24aから第1の出庫直交移
載装置62上に保管物を出庫するときと同様の動作で行わ
れ、第2の出庫直交移載装置60のローラ40の回転により
出庫横送りコンベヤ61上に送り込まれる。その後は出庫
横送りコンベヤ61のローラ51の回転により第1の出庫直
交移載装置62上に3つの保管物が横に並んだ状態で送り
込まれる。そして3つの保管物Wは第1の出庫直交移載
装置のチェーンコンベヤ41により出庫コンベヤ63上に送
られ保管物出庫口22bより出庫される。 以上の実施例によると、入庫システム21全体を冷凍庫
20内に設置したので次の利点を有する。 (1)小さい入出庫口22から保管物を入出庫するので、
冷凍庫20内に外気が侵入せず、冷凍庫内の温度が一定に
保たれ、各装置に霜が付かず、入庫システム21全体が安
定した動作をする。 (2)人が冷凍庫内に入る必要がなく、作業能率を大幅
に向上できる。 (3)移載機27を冷凍庫20内に入れたので扉の開閉など
の時間が不要となり、又扉や移載機が凍結することがな
い。 (4)保管物Wは回転棚に保管するため、フォークリフ
トやスタッカーの通路が不要で、冷凍庫容積に対する保
管物の収納容積を上げることができる。又、入出庫サイ
クルが従来方式により大幅に短縮される。 (5)回転棚は回転するので、冷凍庫内を撹拌し保管物
Wの雰囲気条件を均一化できる。 (6)コンベヤによる入出庫を別の系統とし、移載装置
と回転棚は2系統としたので、入庫と出庫を並行処理で
き、又、一系統が故障しても作業が可能である。 (7)さらに、入出庫手段がバッファ機能を有するの
で、バッファコンベヤ上でも冷凍され商品の品質が保証
される。又、保管物を連続して余分に入出庫しても、入
出庫待機状態とすることができる。 考案の効果 本考案は、冷凍庫内に入出庫コンベヤの端部および昇
降移載機、そして水平回転棚を設置したから、入出庫コ
ンベヤが冷凍庫外と冷凍庫内を貫通する断面積の小さい
入出庫口のみが外気と庫内とを連通するので、外気の庫
内への侵入が著しく抑止されて温度損失が少なく庫内温
度を一定の低温に保持でき、また、入出庫コンベヤを夫
々独立して設置したので、保管物の搬入、搬出の同時並
行が可能になって入出庫作業の効率が向上し、さらに、
庫内に水平回転棚を設置したので所望の棚が昇降移載機
の物品受渡し位置まで移動できるから、保管物の棚段に
対する出入れ作業に当って従来の固定棚におけるような
スタッカークレーン、フォークリフト等のハンドリング
機械を庫内で走行させることなく、庫内の固定位置に設
置した昇降移載機のみで棚段に対する保管物の出入れが
可能になり、人が人手作業のために庫内に入る必要がな
くなったので、作業環境が著しく改善されて作業能率が
向上し、前述した外気の侵入が抑止されることによって
着霜も大幅に減少して機器の安定した動作が得られ、ス
タッカークレーン、フォークリフト等の走行空間が全く
不要であるので、保管物の収納庫内容積が増大するばか
りでなく、移載機に多段テーブルを設け、夫々のテーブ
ルに押込みプッシャを設けたので、移載機と回転棚との
間の保管物の受け渡しが複数の保管物の同時受け渡しを
可能にし、入出庫作業がきわめて能率よく遂行される等
の顕著な効果を奏する。 また、入出庫手段がバッファコンベヤを有するように
すれば、保管物を連続して多量に入出庫しても、その分
内部で自動的に停止し、入出庫待機状態にしておくこと
ができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の冷凍庫の全体的平面図、 第2図は正面図 第3図は入庫ラインの平面図、 第4図は入庫、出庫コイベヤの側面図、 第5図は入庫、出庫横送りコンベヤの側面図、 第6図は移載機の側面図、 第7図は移載機の平面図、 第8図は回転棚の側面図、 第9図は第8図の9−9矢視概略断面図、 第10図は第8図の10−10矢視概略断面図である。 W…保管物 20…冷凍庫 21…入出庫システム 22a…保管物入庫口 22b…保管物出庫口 23…入出庫手段 24…回転棚 27…移載機 30…入庫コンベヤ(バッファコンベヤ) 32…入庫横送りコンベヤ(バッファコンベヤ) 61…出庫横送りコンベヤ(バッファコンベヤ) 63…出庫コンベヤ(バッファコンベヤ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大南 和也 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番88号 株式会社椿本チエイン内 (72)考案者 鉄本 俊久 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番88号 株式会社椿本チエイン内 (72)考案者 末広 真也 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番88号 株式会社椿本チエイン内 (56)参考文献 特開 昭59−212304(JP,A) 実開 昭49−55651(JP,U) 実開 昭54−151874(JP,U) 特公 昭60−56984(JP,B2) 特公 昭57−54692(JP,B2) 実公 昭52−35556(JP,Y2)

Claims (1)

  1. (57)【実用新案登録請求の範囲】 1.入庫コンベヤおよび出庫コンベヤが夫々貫設された
    保管物入庫口および出庫口を有し、複数の棚段を有する
    水平回転棚を庫内に設置し、前記夫々のコンベヤの庫内
    に位置する端部と水平回転棚の間に保管物を移載する多
    段テーブルを有する昇降移載機を設置し、該昇降移載機
    の夫々のテーブルに保管物を水平回転棚の複数棚段へ同
    時に押込むプッシャを設けるとともに、水平回転棚に該
    棚の各棚段上の保管物を前記移載機の夫々のテーブル上
    に同時に押出すプッシャを設けた、回転棚と入出庫手段
    を備えた冷凍庫。
JP1987187160U 1987-12-10 1987-12-10 回転棚と入出庫手段を備えた冷凍庫 Expired - Lifetime JP2567873Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5235556U (ja) * 1975-09-03 1977-03-12
JPS54151874U (ja) * 1978-04-12 1979-10-22

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