JP2660764B2 - コンベヤ棚を有する倉庫設備 - Google Patents

コンベヤ棚を有する倉庫設備

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JP2660764B2
JP2660764B2 JP2206284A JP20628490A JP2660764B2 JP 2660764 B2 JP2660764 B2 JP 2660764B2 JP 2206284 A JP2206284 A JP 2206284A JP 20628490 A JP20628490 A JP 20628490A JP 2660764 B2 JP2660764 B2 JP 2660764B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、荷を直接にまたはパレットを介して保管
し、必要に応じて取出すのに採用されるコンベヤ棚を有
する倉庫設備に関するものである。
従来の技術 従来、この種のコンベヤ棚としては、たとえば実開平
1−121008号公報に見られる構造が提供されている。こ
の従来構造は、棚枠に、左右一対のコンベヤからなる搬
送装置を、その搬送方向を水平状として上下複数段にか
つ左右複数列に配設している。
この従来形式によると、フォークリフト車により搬送
経路の上流端に供給された荷は順送りされ、そしてスト
ッパに当接することで下流端に位置される。この下流端
の荷はフォークリフト車により取出される。
発明が解決しようとする課題 上記の従来形式によると、たとえば端数の荷を載置し
てなるパレット(ケース)を搬送装置に渡したとき、こ
のパレットは搬送経路内にストレージされかつ順送りさ
れることから、端数の荷をオーダピッキングしたいとき
に迅速に対処できない。また入庫や出庫はフォークリフ
トにより行うことから完全自動化の能率作業は期待でき
ない。なお完全自動化は、倉庫設備の出し入れ装置(ク
レーン)を組み合せることにより実現し得るが、この場
合に出し入れ装置周辺の安全性などに問題が生じる。
本発明の目的とするところは、端数の荷の要求である
オーダピッキングに迅速に対処し得るとともに、オーダ
ピッキングのための入出庫や正規のユニット単位の入庫
と、正規のユニット単位の出庫とを同時に行え、そして
完全自動化を完全にして実現し得るコンベヤ棚を有する
倉庫設備を提供する点にある。
課題を解決するための手段 上記目的を達成すべく本発明のコンベヤ棚を有する倉
庫設備は、棚枠に、駆動可能で水平状のコンベヤ装置を
上下複数段にかつ左右複数列に配設してコンベヤ棚を構
成し、前記コンベヤ装置群の上流端外方に、コンベヤ装
置の搬送経路とは直交状の一定経路上で走行自在な入庫
側出し入れ装置を設け、この入庫側出し入れ装置の一定
経路を中にしてコンベヤ棚とは反対側に格納棚を設ける
とともに、入庫側出し入れ装置の一定経路の側方に、こ
の入庫側出し入れ装置により荷を受け渡し自在な入庫装
置とピッキング作業部とを設け、前記コンベヤ装置群の
下流端外方に、コンベヤ装置の搬送経路とは直交状の一
定経路上で走行自在な出庫側出し入れ装置を設け、この
出庫側出し入れ装置の一定経路の側方でかつ前記ピッキ
ング作業部に隣接して、前記出庫側出し入れ装置により
荷を受け渡し自在な出庫装置を設けている。
作用 かかる本発明の構成によると、入庫装置により搬送さ
れて荷のうち、正規の荷は、入庫側出し入れ装置によっ
て目的とするコンベヤ装置の上流端に渡され、以ってコ
ンベヤ装置の駆動により下流側へ送られて、コンベヤ棚
において水平状でストレージ状に格納される。またパレ
ットやケースなどに端数で載置した荷は、入庫側出し入
れ装置によって格納棚の目的とする箇所に渡され、格納
される。そしてオーダに基づく端数の荷の出庫は、入庫
側出し入れ装置により格納棚から荷を取り出し、そして
荷をピッキング作業部に渡すことで行える。なお所期の
オーダピッキングを行ったのちの残りの荷は、入庫側出
し入れ装置により格納棚に戻される。また正規のユニッ
ト単位の荷の出庫は、出庫側出し入れ装置によりコンベ
ヤ棚の目的とするコンベヤ装置の下流端から荷を取り出
し、出庫装置に渡すことで行われる。その際に出庫作業
は、入庫側出し入れ装置によるオーダピッキングのため
の入出庫作業や正規の入庫作業と同時に行える。なお、
オーダに応える荷が格納棚になかったとき、目的とする
荷が、出庫側出し入れ装置によって出庫装置に出庫さ
れ、この出庫装置からピッキング作業部に移つされる。
その後に荷は、入庫側出し入れ装置を介して格納棚へ格
納される。
実施例 以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第3図において1は棚枠で、左右複数の前部
支柱2と、左右複数の後部支柱3と、前部支柱2間を連
結する前部横材4と、後部支柱3間を連結する後部横材
5と、前部支柱2と後部支柱3とを連結する前後材6な
どから構成される。この棚枠1の支柱2,3や各材4〜6
間に形成される左右方向に複数列でかつ上下方向に複数
段の区画収納空間7には、左右一対のコンベヤ10,11か
らなるコンベヤ装置12が、その搬送方向13を奥行方向と
して水平状に配設されている。すなわち第2図、第4図
〜第6図に示すように一方のコンベヤ10におけるコンベ
ヤフレーム14は、左右一対の側板18と、両側板18の下端
間を連結する底板19とにより断面形状に形成されてい
る。前記側板18の上部には、ローラ(後述する)を取り
付けるための軸孔21が、また中間部には伝動装置(後述
する)を固定するためのボルト孔23が、それぞれ長さ方
向において所定ピッチ置きに複数形成され、そして一方
の側板18の下部にはガイドレール(後述する)を固定す
るためのボルト孔25が形成されている。このように形成
されたコンベヤフレーム14は棚枠1に対して着脱自在に
固定される。そのために底板19にはボルト孔26が形成さ
れるとともに、このボルト孔26に合致するナット27がコ
ンベヤフレーム14内で底板19上に固定され、そして横材
4,5を形成した貫通孔28に下方から通したボルト29を、
ボルト孔26を介してナット27にら合自在としている。樹
脂製のローラ31は、そのローラ軸32を軸孔21に通すこと
でコンベヤフレーム14に取付けられ、ローラ軸心33の周
りで遊転自在となる。前記コンベヤフレーム14内の底部
で一方の角部にはガイドレール35が全長に亘って配設さ
れ、このガイドレール35は外側に蟻溝部36を有するとと
もに、内側に上下一対のガイド部37,38を有する。前記
蟻溝部36内には板状のナット体39が摺動自在に嵌入さ
れ、前記ボルト孔25に外側から通したボルト40をナット
体39にら合し、締め付けることで、コンベヤフレーム14
に対してガイドレール35を固定し得る。
駆動体の一例であるチエン41は、その上位経路が上位
のガイド部37に、また下位経路が下位のガイド部38に支
持案内される。前記チエン41は、駆動スプロケット42と
従動スプロケット43との間にガイドスプロケット44など
を介して張設され、そして駆動スプロケット42をモータ
45に連動連結している。以上41〜45により伝動装置(後
述する)に常時連動した駆動装置34を構成する。46は搬
送経路を示す。47は荷で、パレット48を介して取り扱わ
れる。
前記ローラ31とガイドレール35の間においてコンベヤ
フレーム14内には、前記チエン41に連動しかつローラ31
に接続分離自在な伝動装置50が設けられる。すなわち樹
脂製の支持枠51は、一方の側板18の内面に当て付け自在
でかつガイドレール35の上部に嵌め込み自在な一方支持
板52と、この一方支持板52の前後端から他方に向けて連
設した一対のカバー板53と、これらカバー板53の下端間
を連結しかつ他方に向けて伸びる受け板54と、この受け
板54の他端に一体化されかつ他方の側板18の内面に当て
付け自在な他方支持板55とにより形成される。ここで受
け板54は前記底板19上に載置自在であり、そして受け板
54の上部には流体利用の作動装置であるシリンダ装置56
の本体57が一体形成されるとともに、下部には配管保持
部58が設けられている。前記一方支持板52の中央部には
軸受孔部59が形成され、これに対向して他方支持板55に
は遊嵌孔部60が形成されている。前記軸受孔部59の上方
において一方支持板52にはナット61が埋め込み状に固定
され、前記ボルト孔23に外方から通したボルト62をナッ
ト61にら合し締め付けることで、一方支持板52が一方の
側板18に固定される。また遊嵌孔部60の下方において他
方支持板55にもナット63が埋め込み状に固定され、前記
ボルト孔23に外方から通したボルト64をナット63にら合
し締め付けることで、他方支持板55が他方の側板18に固
定される。前記シリンダ装置56は、膨縮自在なゴム体65
を前記本体57に上方から外嵌したのち、バンド66などで
固定することにより構成される。前記ローラ軸心33に沿
った支軸70は、一端を軸受孔部59に嵌入させるとともに
他端を遊嵌孔部60に突入させることで、軸受孔部59の部
分を支点として、一定範囲内で上下揺動自在となる。こ
の支軸70には、受動輪体の一例でありかつチエン41に常
時噛合状態にあるスプロケット71が遊転自在に取付けら
れ、このスプロケット71のボス部に伝動ローラ72を外嵌
し固定して、両者71,72を一体回転自在としている。こ
の伝動ローラ72はウレタンゴム製で、その外周を前記ロ
ーラ31の外周下部に当接離間自在としている。そして支
軸70の他端側に取付けたシリンダゴム受け73をゴム体65
に上方から当接させることで、シリンダ装置56の作動に
よって伝動ローラ72をローラ31に対して下方から当接離
間動すべく構成している。
上記したローラ31と伝動装置50との対は一つ置きに配
設され、各ローラ31間には、遊転ローラ78がローラ軸79
を介して配設されている。
他方のコンベヤ11におけるコンベヤフレーム80は、第
3図、第4図に示すように左右一対の側板84と、両側板
84の下端間を連結する底板85とにより断面形状に形成
される。前記側板84の上部には軸孔86が形成され、遊転
ローラ88を取付けたローラ軸89が両軸孔86に通される。
このように形成されたコンベヤフレーム80は棚枠1に対
して着脱自在に固定される。そのために底板85にはボル
ト孔90が形成されるとともに、このボルト孔90に合致す
るナット91がコンベヤフレーム80内で底板85上に固定さ
れ、そして横材4,5に形成した貫通孔92に下方から通し
たボルト93を、ボルト孔90を介してナット91にら合自在
としている。
前記ローラ31や遊転ローラ78,88には、その中間部の
位置にリング状のフランジ49,81,94が取付けられてい
る。これらフランジ49,81,94は周縁部が外側への傾斜部
に形成されている。その際に一方側のフランジ49は、前
記伝動ローラ72による当接部よりも内側に位置させて配
設してある。また両コンベヤフレーム14,80における外
側の側板18,84の上端からは、フランジ49,81,94の近く
にまで達するカバー30,82が連設されている。
前述したように一対のコンベヤ10,11からなるコンベ
ヤ装置12は、たとえば第6図に示すように、所定の配列
とした6個(複数個)を1グループとして搬送方向13に
複数グループ、実施例では8グループA,B,C,D,E,F,G,H
が配置され、各グループA〜Hごとに伝動装置50を接続
分離自在としている。すなわち各グループ単位で、シリ
ンダ装置56を直列に接続した給排ホース96を設け、これ
ら給排ホース96を、それぞれ電磁弁97を介して、給気装
置98からの共通の給気ホース99に連通・遮断自在として
いる。各グループA〜Hの下流端には、それぞれ在荷検
出器の一例である光電子スイッチ100が設けられる。こ
こで搬送方向13において隣接する2つのグループは、上
流側グループの光電子スイッチ100が検出動し、かつ下
流側グループの光電子スイッチ100が非検出のとき、両
グループの伝動装置50が同時に接続動(給気ホース99と
給排ホース96との連通)すべく構成している。そして両
グループの光電子スイッチ100が同時に検出動または同
時に非検出のとき、両グループの伝動装置50が同時に分
離動(給気ホース99と給排ホース96との遮断)すべく構
成している。そのために各電磁弁97はそれぞれの制御ユ
ニット101内に組み込まれている。また最下流のグルー
プAのみは、その光電子スイッチ100が検出動したとき
に伝動装置50が分離動すべく構成してある。102はスト
ッパを示す。以上によりコンベヤ棚103を構成する。
第1図、第2図に示すように、前記コンベヤ棚103の
上流端の外方には、各コンベヤ装置12との間で荷47を受
け渡し自在な入庫側出し入れ装置110が設けられる。こ
の入庫側出し入れ装置110は、床レール111や天井レール
112に支持案内されて前記搬送経路46とは直交状の一定
経路113上を往復走行自在な走行機体114と、この走行機
体114のポスト115に案内される昇降枠116と、この昇降
枠116に横方向出退自在に設けた出し入れ具(フォー
ク)117などから構成される。そして一定経路113を中に
してコンベヤ棚103とは反対側に格納棚105が設けられ
る。この格納棚105は、棚枠106に複数の棚板107を取付
け、上下方向ならびに左右方向に複数の区画収納空間10
8を形成することで構成される。
前記格納棚105の端部外方でかつ一定経路113の側方に
は、前記入庫出し入れ装置110により荷47を受け渡し自
在な入庫装置120が設けられる。この入庫装置120は複数
のコンベヤ121,122,123からなり、前記入庫側出し入れ
装置110のホームポジション118に対向する位置にはリフ
ト装置124が設けられる。前記入庫装置120とは反対側で
ホームポジション118に対向する位置には、前記入庫側
出し入れ装置110により荷47を受け渡し自在なピッキン
グ作業部126が設けられる。このピッキング作業部126
は、荷47を強制的または手動で正逆搬送自在なコンベヤ
などで構成される。
前記コンベヤ棚103の下流端の外方には、各コンベヤ
装置12との間で荷47を受け渡し自在な出庫側出し入れ装
置130が設けられる。この出庫側出し入れ装置130は前記
入庫側出し入れ装置110と同一またはほぼ同一構成であ
って、各部に同一符号を付してその説明は省略する。13
1は安全柵を示す。前記出庫側出し入れ装置130のホーム
ポジション118に対向しかつピッキング作業部126に隣接
した位置に出庫装置132が設けられ、これはコンベヤな
どから構成される。133は制御部を示す。
次に上記実施例における入庫、出庫作業を説明する。
第1図において入庫装置120により搬送されて終端の
リフト装置124にまで達した荷47(パレット48)は、入
庫側出し入れ装置110の作動によりコンベヤ棚103または
格納棚105に渡される。すなわち入庫側出し入れ装置110
における出し入れ具117の突出動、昇降枠116の上昇動、
出し入れ具117の退入動によって荷47は入庫側出し入れ
装置110に受け取られる。そして走行機体114の走行動、
昇降枠116の昇降動、出し入れ具117の突出動、昇降枠11
6の下降動、出し入れ具117の退入動によって、荷47はコ
ンベヤ棚103または格納棚105に入庫される。ここで荷47
がパレット48に正規の数で載置されていたときには、コ
ンベヤ棚103における目的とするコンベヤ装置12の上流
端に入庫される。また端数の荷47がパレット48に載置さ
れていたときには、格納棚105の目的とする(空の)区
間収納空間108に入庫される。
コンベヤ棚103に入庫された正規の荷47は下流側へ順
送り(後述する)される。そしてコンベヤ棚103内に荷4
7は、出庫側出し入れ装置130によって下流端のものから
取り出されたのち出庫装置132に渡される。また格納棚1
05内の荷47は、オーダに応じて入庫側出し入れ装置110
により取り出されたのちピッキング作業部126に渡され
る。そしてピッキング作業部126で所期のオーダピッキ
ングを終えた荷47は、入庫側出し入れ装置110により格
納棚105に戻される。なおオーダに応える荷47が格納棚1
05になかったとき、目的とする荷47が出庫側出し入れ装
置130によって出庫され、そして出庫装置132を介してピ
ッキング作業部126に移つされる。その後に荷47は格納
棚105へ格納される。なおピッキング作業部126で空にな
ったパレット48は除去される。
次に上記実施例においてコンベヤ棚103での荷47の順
送り作業を説明する。
第4図、第5図は、給気ホース99を給排ホース96に接
続すべく電磁弁97を切り換え、エア圧力によるシリンダ
装置56の膨脹で支軸70を上方へ揺動させ、伝動ローラ72
を対応するローラ31に下方から圧接させた状態を示して
いる。このとき前記モータ45によりチエン41は常時駆動
されており、したがってチエン41に係合しているスプロ
ケット71は支軸70の周りで回転している。さらに伝動ロ
ーラ72は、ローラ31の外周下部に当接していることで、
ローラ31群を強制回転させる。これにより搬送経路46上
のパレット48は、両コンベヤ10,11のローラ31ならびに
遊転ローラ78,88間で支持され、そしてローラ31群の強
制回転による搬送力を受けた状態で、この搬送経路46上
で搬送されることになる。このとき非駆動の遊転ローラ
78,88群は追従回転を行う。さらにパレット48は、一方
のコンベヤ10におけるフランジ49,81と、他方のコンベ
ヤ11におけるフランジ94との間に位置していることか
ら、搬送時に横ずれしようとしたとき、これらフランジ
49,81,94に受け止められ、脱落することはない。しかも
フランジ49,81,94はローラ31,78,88と一体回転を行うこ
とから、このフランジ49,81,94に当接して横ずれが防止
さかつガイドされているパレット48との間では、ほとん
ど摺接が生じないことになる。
一対のコンベヤ10,11からなるコンベヤ装置12は、基
本的には上述したようにしてパレット48(荷47)の搬送
を行うのであるが、実際には光電子スイッチ100がパレ
ット48を検出、非検出することに基づいて制御部133に
より搬送制御がなされる。すなわち搬送経路46上が空の
状態において、入庫側出し入れ装置110により上流端の
グループH上にパレット48を卸すと、グループHの光電
子スイッチ100は検出動するグループGの光電子スイッ
チ100は非検出であることから、制御ユニット101ならび
に電磁弁97の作動により伝動装置50が接続動してグルー
プH,Gのローラ31が強制回転され、以ってパレット48を
グループHからグループGへと搬送する。パレット48が
グループGに入ると、このグループGの光電子スイッチ
100は検出動するがグループFは非検出であることか
ら、グループG,Fの伝動装置50が接続動し、パレット48
をグループGからグループFへと搬送する。このように
して順次下流側へと搬送されたパレット48はストッパ10
2に当接して停止し、グループAにてストレージされ
る。そして、このパレット48を光電子スイッチ100が検
出することで、グループAの伝動装置50は分離動するこ
とになる。2個目のパレット48も同様にして搬送され、
グループAのパレット48に当接してグループBでストレ
ージされる。このときグループBでは検出動されるが、
グループAも検出動していることから、このグループB
の伝動装置50も分離動することになる。このような作業
で、たとえば全てのグループA〜Hにパレット48をスト
レージし、全ての伝動装置50を分離動させたとする。こ
の状態で出庫側出し入れ装置130によりグループAのパ
レット48を取出すと、グループAの光電子スイッチ100
が非検出となることからグループA,Bの伝動装置50が接
続動し、以ってグループBのパレット48をグループAへ
と搬送する。すると、グループBの光電子スイッチ100
が非検出になることからグループB,Cの伝動装置50が接
続動し、以って第6図に示すようにグループCのパレッ
ト48をグループBへと搬送する。このような作用の繰り
返しによってパレット48の順送りを行える。
上記実施例ではグループA〜Hの全てのローラ31,78,
88にフランジ49,81,94を取付けた形式を述べたが、これ
はローラ間ピッチとパレット長さの関係などによって、
1つおきや2つおきなどで取付けてもよい。また遊転ロ
ーラ78は、伝動装置50などと対になったローラ31に代え
てもよい。
発明の効果 上記構成の本発明によると、入庫装置により搬送され
て荷のうち、正規の荷は、入庫側出し入れ装置によって
目的とするコンベヤ装置の上流端に渡すことができ、そ
してコンベヤ装置の駆動により下流側へ送ることで、コ
ンベヤ棚において水平状でストレージ状に格納できる。
またパレットやケースなどに端数で載置した荷は、入庫
側出し入れ装置によって格納棚の目的とする箇所に格納
することができ、そしてオーダに基づいて、入庫側出し
入れ装置によりピッキング作業部に迅速に出庫すること
ができ、さらに所期のオーダピッキングを行ったのちの
残りの荷は、入庫側出し入れ装置により格納棚に戻すこ
とができる。また正規のユニット単位の荷の出庫は、出
庫側出し入れ装置によって出庫装置に渡すことで行うこ
とができ、その際に出庫作業は、入庫側出し入れ装置に
よるオーダピッキングのための入出庫作業や正規の入庫
作業と同時に行うこともできて、それぞれの作業は迅速
に能率よく行うことができる。そして、オーダに応える
荷が格納棚になかったとき、目的とする荷を、出庫側出
し入れ装置によって出庫装置に出庫し、この出庫装置か
らピッキング作業部に移つすことで、容易にかつ迅速に
補充できる。なお、その後に荷は、入庫側出し入れ装置
を介して格納棚へ格納できる。このように本発明におい
ては、コンベヤ棚と両出し入れ装置との組み合せによっ
て入出庫作業を完全自動化でき、さらに格納棚の組み合
せにより、オーダ出庫を自動化できるとともに、入庫側
出し入れ装置の一定経路の一側を格納棚でカバーでき、
安全柵の役目を成して、上述した自動化を安全に実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は全体の概略平
面図、第2図はコンベヤ棚部分の一部切り欠き側面図、
第3図は同正面図、第4図は要部の一部切り欠き正面
図、第5図は駆動側コンベヤにおける要部の一部切り欠
き側面図、第6図はコンベヤ装置の作用状態を示す概略
側面図である。 1……棚枠、7……区間収納空間、10,11……コンベ
ヤ、12……コンベヤ装置、13……搬送方向、14……コン
ベヤフレーム、31……ローラ、34……駆動装置、41……
チエン、45……モータ、46……搬送経路、47……荷、48
……パレット、50……伝動装置、56……シリンダ装置、
70……支軸、71……スプロケット、72……伝動ローラ、
78……遊転ローラ、80……コンベヤフレーム、88……遊
転ローラ、97……電磁弁、100……光電子スイッチ、103
……コンベヤ棚、105……格納棚、108……区画収納空
間、110……入庫側出し入れ装置、113……一定経路、11
4……走行機体、116……昇降枠、117……出し入れ具、1
20……入庫装置、126……ピッキング作業部、130……出
庫側出し入れ装置、132……出庫装置、133……制御部、
A〜H……グループ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】棚枠に、駆動可能で水平状のコンベヤ装置
    を上下複数段にかつ左右複数列に配設してコンベヤ棚を
    構成し、前記コンベヤ装置群の上流端外方に、コンベヤ
    装置の搬送経路とは直交状の一定経路上で走行自在な入
    庫側出し入れ装置を設け、この入庫側出し入れ装置の一
    定経路を中にしてコンベヤ棚とは反対側に格納棚を設け
    るとともに、入庫側出し入れ装置の一定経路の側方に、
    この入庫側出し入れ装置により荷を受け渡し自在な入庫
    装置とピッキング作業部とを設け、前記コンベヤ装置群
    の下流端外方に、コンベヤ装置の搬送経路とは直交状の
    一定経路上で走行自在な出庫側出し入れ装置を設け、こ
    の出庫側出し入れ装置の一定経路の側方でかつ前記ピッ
    キング作業部に隣接して、前記出庫側出し入れ装置によ
    り荷を受け渡し自在な出庫装置を設けたことを特徴とす
    るコンベヤ棚を有する倉庫設備。
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