JP2567791Y2 - トイレ装置 - Google Patents
トイレ装置Info
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- JP2567791Y2 JP2567791Y2 JP1991020027U JP2002791U JP2567791Y2 JP 2567791 Y2 JP2567791 Y2 JP 2567791Y2 JP 1991020027 U JP1991020027 U JP 1991020027U JP 2002791 U JP2002791 U JP 2002791U JP 2567791 Y2 JP2567791 Y2 JP 2567791Y2
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- Japan
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- photocatalyst
- irradiation
- toilet
- light
- ultraviolet lamp
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、臭気を効率的に除去で
きる便器に取付けられるトイレ装置に関する。
きる便器に取付けられるトイレ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】空気中には種々の臭いがある。例えばト
イレ中には、糞尿から発生するアンモニア、硫化水素、
アミン類、メルカプタン類、アルデヒド類、インド−ル
類、炭化水素類等の悪臭成分が含まれており、これらの
多種多様な成分が複雑かつ相互に作用しあって特異な臭
気を形成している。
イレ中には、糞尿から発生するアンモニア、硫化水素、
アミン類、メルカプタン類、アルデヒド類、インド−ル
類、炭化水素類等の悪臭成分が含まれており、これらの
多種多様な成分が複雑かつ相互に作用しあって特異な臭
気を形成している。
【0003】従来、このようなトイレ中の臭気を除去す
る方法として、次のような手段が提案されている。 (1)活性炭、シリカゲル等による臭気の吸着。 (2)トイレ内の空気の換気。 (3)芳香剤によるマスキング。 (4)有機物を腐敗させるバクテリアを殺し、腐敗を防
止する(生物的消臭)。 (5)中和、付加、縮合、酸化等の化学反応による消臭
(例えば、鉱酸や有機酸を用いてアンモニア、アミン類
を中和する。オゾンにより臭気を酸化する。)また、上
記方法を2種類以上組み合わせて対処している。
る方法として、次のような手段が提案されている。 (1)活性炭、シリカゲル等による臭気の吸着。 (2)トイレ内の空気の換気。 (3)芳香剤によるマスキング。 (4)有機物を腐敗させるバクテリアを殺し、腐敗を防
止する(生物的消臭)。 (5)中和、付加、縮合、酸化等の化学反応による消臭
(例えば、鉱酸や有機酸を用いてアンモニア、アミン類
を中和する。オゾンにより臭気を酸化する。)また、上
記方法を2種類以上組み合わせて対処している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらこれらの
手段では必ずしも充分ではない。そこで本出願人は、光
触媒及び光触媒に光を照射する光照射手段を用いる脱臭
手段を開発した。また特開平1−238867号公報に
開示されている光触媒による脱臭方法も開示されてい
る。なお光触媒による脱臭理論は現在必ずしもあきらか
ではないが、紫外線等の光照射により光触媒を活性化さ
せ、悪臭成分を効果的に分解して脱臭効果があることが
実験で確認されている。
手段では必ずしも充分ではない。そこで本出願人は、光
触媒及び光触媒に光を照射する光照射手段を用いる脱臭
手段を開発した。また特開平1−238867号公報に
開示されている光触媒による脱臭方法も開示されてい
る。なお光触媒による脱臭理論は現在必ずしもあきらか
ではないが、紫外線等の光照射により光触媒を活性化さ
せ、悪臭成分を効果的に分解して脱臭効果があることが
実験で確認されている。
【0005】本考案はかかる光触媒による脱臭装置を更
に改良したものであり、連続運転および断続運転に切り
替え可能とすることにより、光照射手段の長寿命化を図
りつつ、脱臭を必要とする時には迅速に脱臭できるトイ
レ装置を提供することを目的とする。
に改良したものであり、連続運転および断続運転に切り
替え可能とすることにより、光照射手段の長寿命化を図
りつつ、脱臭を必要とする時には迅速に脱臭できるトイ
レ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案のトイレ装置は、
便器に取付けられるトイレ装置であって、空気中の臭気
成分を吸着または分解除去する光触媒と、光触媒に光を
照射して脱臭を促す光照射手段と、空気を光触媒に接触
させる空気接触手段と、光照射手段の連続運転モードお
よび断続運転モードの一方を選択的に指定する照射状況
指定手段と、照射状況指定手段に応じて光照射手段を照
射させる制御手段と、人体による便器の使用を検知し検
知に応じて光照射手段を稼働させて光触媒に光を照射す
る使用検知手段とからなることを特徴とするものであ
る。
便器に取付けられるトイレ装置であって、空気中の臭気
成分を吸着または分解除去する光触媒と、光触媒に光を
照射して脱臭を促す光照射手段と、空気を光触媒に接触
させる空気接触手段と、光照射手段の連続運転モードお
よび断続運転モードの一方を選択的に指定する照射状況
指定手段と、照射状況指定手段に応じて光照射手段を照
射させる制御手段と、人体による便器の使用を検知し検
知に応じて光照射手段を稼働させて光触媒に光を照射す
る使用検知手段とからなることを特徴とするものであ
る。
【0007】光触媒は、トイレの空気と接触すると共に
光を照射されることにより空気中の悪臭成分を光化学的
に分解除去するものである。光触媒としては、光照射に
よって触媒反応を促進させるものであればどのようなも
のでもよく、その種類は限定されない。例えば、酸化チ
タン(TiO2 )、酸化鉄(Fe2 O3 )、酸化タング
ステン(WO3 )、酸化スズ(SnO2 )、酸化ビスマ
ス(Bi2 O3 )、酸化ニッケル(NiO)、酸化銅
(Cu2 O)、酸化亜鉛(ZnO)、チタン酸ストロン
チウム(SiTiO3 )、酸化ケイ素(SiO2 )、硫
化モリブデン(MoS2 )、リン化インジウム(In
P)、リン化ガリウム(GaP)、鉛化インジウム(I
nPb)等の半導体、あるいは該半導体に白金(P
t)、ロジウム(Rh)、ニオブ(Nb)、銅(C
u)、スズ(Sn)、ルテニウム(Ru)、ニッケル
(Ni)、クロム(Cr)、マンガン(Mn)、セリウ
ム(Ce)、ランタン(La)等の金属または金属酸化
物を担持したもの等が挙げられ、これらのうちの少なく
とも1種を使用する。
光を照射されることにより空気中の悪臭成分を光化学的
に分解除去するものである。光触媒としては、光照射に
よって触媒反応を促進させるものであればどのようなも
のでもよく、その種類は限定されない。例えば、酸化チ
タン(TiO2 )、酸化鉄(Fe2 O3 )、酸化タング
ステン(WO3 )、酸化スズ(SnO2 )、酸化ビスマ
ス(Bi2 O3 )、酸化ニッケル(NiO)、酸化銅
(Cu2 O)、酸化亜鉛(ZnO)、チタン酸ストロン
チウム(SiTiO3 )、酸化ケイ素(SiO2 )、硫
化モリブデン(MoS2 )、リン化インジウム(In
P)、リン化ガリウム(GaP)、鉛化インジウム(I
nPb)等の半導体、あるいは該半導体に白金(P
t)、ロジウム(Rh)、ニオブ(Nb)、銅(C
u)、スズ(Sn)、ルテニウム(Ru)、ニッケル
(Ni)、クロム(Cr)、マンガン(Mn)、セリウ
ム(Ce)、ランタン(La)等の金属または金属酸化
物を担持したもの等が挙げられ、これらのうちの少なく
とも1種を使用する。
【0008】ところで、光触媒として酸化チタンと酸化
タングステンの混合金属酸化物を用いたときには、最大
波長が370nm以下(エネルギ3.35eV以上)の
紫外線を照射すると、酸素の共存下でアンモンア、アミ
ン類の窒素化合物、硫化水素、メルカプタン類の硫黄化
合物、アルデヒド類、ケトン類、アルコール類、脂肪酸
及び芳香族化合物などの悪臭の原因成分を酸化物などに
効率良く分解し悪臭除去できることが実験的に確認され
ている。酸化チタンと酸化タングステンの混合金属酸化
物による除臭の原理は、必ずしも明らかではないが、酸
化チタンと酸化タングステンのn型半導体の価電子帯の
電子が紫外線を吸収して伝導帯に励起され、そこで生じ
た価電子帯の正孔は触媒表面にある水酸基と反応し、伝
導帯に励起された電子は酸素と反応して活性の高いOH
ラジアル、Oラジアルなどが発生し、これが悪臭成分を
酸化分解するものと推察されている。
タングステンの混合金属酸化物を用いたときには、最大
波長が370nm以下(エネルギ3.35eV以上)の
紫外線を照射すると、酸素の共存下でアンモンア、アミ
ン類の窒素化合物、硫化水素、メルカプタン類の硫黄化
合物、アルデヒド類、ケトン類、アルコール類、脂肪酸
及び芳香族化合物などの悪臭の原因成分を酸化物などに
効率良く分解し悪臭除去できることが実験的に確認され
ている。酸化チタンと酸化タングステンの混合金属酸化
物による除臭の原理は、必ずしも明らかではないが、酸
化チタンと酸化タングステンのn型半導体の価電子帯の
電子が紫外線を吸収して伝導帯に励起され、そこで生じ
た価電子帯の正孔は触媒表面にある水酸基と反応し、伝
導帯に励起された電子は酸素と反応して活性の高いOH
ラジアル、Oラジアルなどが発生し、これが悪臭成分を
酸化分解するものと推察されている。
【0009】上記光触媒は、そのままで使用してもよ
く、さらに担体に担持して使用してもよい。担体として
は、コ−ジェライト、アルミナ、活性炭、活性炭素繊
維、ゼオライト等のセラミック多孔体、ステンレス、銅
等の金属網、ナイロンメッシュ等の化学繊維布、アルミ
ニウム、ステンレス等の鋼板等をハニカム状、発泡体
状、板状、網状、クロス状、ペレット状、粉末状等の形
状としたものが挙げられる。
く、さらに担体に担持して使用してもよい。担体として
は、コ−ジェライト、アルミナ、活性炭、活性炭素繊
維、ゼオライト等のセラミック多孔体、ステンレス、銅
等の金属網、ナイロンメッシュ等の化学繊維布、アルミ
ニウム、ステンレス等の鋼板等をハニカム状、発泡体
状、板状、網状、クロス状、ペレット状、粉末状等の形
状としたものが挙げられる。
【0010】光触媒は、上記空気接触手段により効率よ
く空気と接触する位置に配置するのがよい。例えば、ト
イレ室内の空気を導くダクトを配設し、このダクト中に
配設される空気接触手段の風上、あるいは風下に光触媒
を配設することができる。これにより、空気接触手段に
よって吸引された空気を、光触媒上に効率よく接触させ
ることができる。
く空気と接触する位置に配置するのがよい。例えば、ト
イレ室内の空気を導くダクトを配設し、このダクト中に
配設される空気接触手段の風上、あるいは風下に光触媒
を配設することができる。これにより、空気接触手段に
よって吸引された空気を、光触媒上に効率よく接触させ
ることができる。
【0011】光照射手段は、光触媒に光を照射して光触
媒を活性化させ脱臭を促すものである。照射する光のエ
ネルギ−としては、光触媒を励起させて臭気中の悪臭成
分を分解するのに対応した波長を有するエネルギ−であ
って、可視波長ないし紫外波長の領域のものが望まし
い。更に望ましくは、波長が150〜450nmの範
囲、出力が4〜100Wの範囲の光を照射するものがよ
い。上記範囲のものであれば、光触媒は高活性化し、ト
イレ等のアンモニア、メルカプタン類等の悪臭成分を高
効率で浄化することができる。
媒を活性化させ脱臭を促すものである。照射する光のエ
ネルギ−としては、光触媒を励起させて臭気中の悪臭成
分を分解するのに対応した波長を有するエネルギ−であ
って、可視波長ないし紫外波長の領域のものが望まし
い。更に望ましくは、波長が150〜450nmの範
囲、出力が4〜100Wの範囲の光を照射するものがよ
い。上記範囲のものであれば、光触媒は高活性化し、ト
イレ等のアンモニア、メルカプタン類等の悪臭成分を高
効率で浄化することができる。
【0012】本考案ではエネルギ−源としては、水銀
灯、キセノン灯、メタルハライドランプ、ハロゲンラン
プ、蛍光ランプ等のフィラメントランプ、レ−ザ−光線
等の人工光源等が挙げられる。空気接触手段は、空気を
吸引し、光触媒に接触させるものである。空気接触手段
は、ファンモータと、ファンモータで駆動されるファン
羽根とで形成できる。
灯、キセノン灯、メタルハライドランプ、ハロゲンラン
プ、蛍光ランプ等のフィラメントランプ、レ−ザ−光線
等の人工光源等が挙げられる。空気接触手段は、空気を
吸引し、光触媒に接触させるものである。空気接触手段
は、ファンモータと、ファンモータで駆動されるファン
羽根とで形成できる。
【0013】照射状況指定手段は、光照射手段の連続運
転モードおよび断続運転モードの一方に指定するもので
あり、切替スイッチで構成できる。照射状況指定手段で
指定する断続運転モードは、複数種類モードにできる。
例えば1時間間隔モード、2時間間隔モード、3時間間
隔モード、4時間間隔モード、5時間間隔モード、6時
間間隔モードなどとすることができる。照射状況指定手
段はハウジングまたは他の部所に配設できる。 制御手
段は、照射状況指定手段に応じて光照射手段を照射させ
るものである。照射状況指定手段で断続運転に切り替え
られたときには、制御手段は、第1基準時間間隔(例え
ば3時間〜10時間)で光照射手段を第1照射時間(例
えば4分間〜15分間)ぶん照射する第1制御手段と、
第1基準時間間隔よりも長い第2基準時間間隔(例えば
1日〜7日)で光照射手段を第2照射時間(例えば30
分間〜80分間)ぶん照射する第2制御手段とで構成で
きる。第1照射時間、第2照射時間、第1基準時間間
隔、第2基準時間間隔は、所望の時間に設定できる。な
お制御手段はCPUを利用してプログラムに従ってソフ
ト的に構成できる。
転モードおよび断続運転モードの一方に指定するもので
あり、切替スイッチで構成できる。照射状況指定手段で
指定する断続運転モードは、複数種類モードにできる。
例えば1時間間隔モード、2時間間隔モード、3時間間
隔モード、4時間間隔モード、5時間間隔モード、6時
間間隔モードなどとすることができる。照射状況指定手
段はハウジングまたは他の部所に配設できる。 制御手
段は、照射状況指定手段に応じて光照射手段を照射させ
るものである。照射状況指定手段で断続運転に切り替え
られたときには、制御手段は、第1基準時間間隔(例え
ば3時間〜10時間)で光照射手段を第1照射時間(例
えば4分間〜15分間)ぶん照射する第1制御手段と、
第1基準時間間隔よりも長い第2基準時間間隔(例えば
1日〜7日)で光照射手段を第2照射時間(例えば30
分間〜80分間)ぶん照射する第2制御手段とで構成で
きる。第1照射時間、第2照射時間、第1基準時間間
隔、第2基準時間間隔は、所望の時間に設定できる。な
お制御手段はCPUを利用してプログラムに従ってソフ
ト的に構成できる。
【0014】ところで本考案では、更にタイミングよく
脱臭するために、照射状況指定手段による指定にかかわ
らず、トイレの使用中に光照射手段が稼働する様にでき
る。これを実現する手段としては、人体による便器の使
用を検知する使用検知手段を設ける。使用検知手段は、
人がトイレを使用している状態を検知するものであり、
使用開始及び使用終了を検知する。該使用検知手段とし
ては、以下のようなものが挙げられる。洋式大便器にお
いては、大便あるいは女子小便の場合、便座の回転軸に
設置され、閉じた便座に人が座ったときの荷重を検知す
る着座センサ−、あるいは上記荷重によりマイクロスイ
ッチを押す機構がある。あるいは便座のゴム脚部に圧力
センサ−を設置してもよい。また、便座に人が座ること
により赤外線を遮断または反射して人の着座を検知する
赤外線センサ−がある。また、洋式大便器における男子
小便の場合、あるいは洋式小便器の場合、便器の上部に
設置され、便座の前に人が立ったことを赤外線を遮断ま
たは反射して人の存在を検知する赤外線センサ−があ
る。また、超音波により上記と同様にして検知する超音
波センサ−も使用できる。また、和式大便器あるいは小
便器の場合、便座の前または上に人が立ったことを赤外
線または超音波を遮断または反射して人の存在ぬ検知す
る赤外線センサ−あるいは超音波センサ−がある。ま
た、トイレ全体に装置を設置してトイレ全体中の臭気を
除去する場合、トイレの入口に人が入ったことを赤外線
または超音波を遮断または反射して人の存在を検知する
赤外線センサ−あるいは超音波センサ−がある。
脱臭するために、照射状況指定手段による指定にかかわ
らず、トイレの使用中に光照射手段が稼働する様にでき
る。これを実現する手段としては、人体による便器の使
用を検知する使用検知手段を設ける。使用検知手段は、
人がトイレを使用している状態を検知するものであり、
使用開始及び使用終了を検知する。該使用検知手段とし
ては、以下のようなものが挙げられる。洋式大便器にお
いては、大便あるいは女子小便の場合、便座の回転軸に
設置され、閉じた便座に人が座ったときの荷重を検知す
る着座センサ−、あるいは上記荷重によりマイクロスイ
ッチを押す機構がある。あるいは便座のゴム脚部に圧力
センサ−を設置してもよい。また、便座に人が座ること
により赤外線を遮断または反射して人の着座を検知する
赤外線センサ−がある。また、洋式大便器における男子
小便の場合、あるいは洋式小便器の場合、便器の上部に
設置され、便座の前に人が立ったことを赤外線を遮断ま
たは反射して人の存在を検知する赤外線センサ−があ
る。また、超音波により上記と同様にして検知する超音
波センサ−も使用できる。また、和式大便器あるいは小
便器の場合、便座の前または上に人が立ったことを赤外
線または超音波を遮断または反射して人の存在ぬ検知す
る赤外線センサ−あるいは超音波センサ−がある。ま
た、トイレ全体に装置を設置してトイレ全体中の臭気を
除去する場合、トイレの入口に人が入ったことを赤外線
または超音波を遮断または反射して人の存在を検知する
赤外線センサ−あるいは超音波センサ−がある。
【0015】ところで制御手段が空気接触手段の駆動を
制御する場合、使用検知手段で検知した便器などの使用
開始を検知した信号は制御手段に送られ、制御手段は予
め設定されたプログラムに従って空気接触手段及び光照
射手段を作動させることもできる。また、使用検知手段
により使用終了が検知されると、使用検知手段より使用
終了を知らせる信号が制御手段に送られ、制御手段は設
定されたプログラムに従って空気接触手段及び光照射手
段の作動を停止させる様にもできる。
制御する場合、使用検知手段で検知した便器などの使用
開始を検知した信号は制御手段に送られ、制御手段は予
め設定されたプログラムに従って空気接触手段及び光照
射手段を作動させることもできる。また、使用検知手段
により使用終了が検知されると、使用検知手段より使用
終了を知らせる信号が制御手段に送られ、制御手段は設
定されたプログラムに従って空気接触手段及び光照射手
段の作動を停止させる様にもできる。
【0016】制御手段、空気接触手段、光触媒、照射状
況指定手段及び光照射手段は、ハウジング例えば便器後
部に設けられるハウジング内に配設することもできる。
人体局部洗浄装置や暖房便座装置等が取りつけられてい
る便座においては、これらの装置を有するハウジング内
に内蔵させてもよい。
況指定手段及び光照射手段は、ハウジング例えば便器後
部に設けられるハウジング内に配設することもできる。
人体局部洗浄装置や暖房便座装置等が取りつけられてい
る便座においては、これらの装置を有するハウジング内
に内蔵させてもよい。
【0017】ここで、図4の特性線H1に示す様に光触
媒に吸着している悪臭成分吸着量Iが増加すると、光触
媒の吸着能力Cは低下する傾向にある。従って図5の特
性線H2に示す様に、使用時間Tが長くなると、光触媒
の吸着能力Cは低下する。また、図6の特性線H3に示
す様に、光照射手段としての紫外線ランプを点灯して紫
外線の照射で光触媒の活性化を図りながら使用すると、
光触媒の吸着能力は基本的には低下せず、長期間にわた
り良好な悪臭除去が期待できる。しかし紫外線ランプの
寿命は200時間程度と比較的短いために、連続照射す
ると、紫外線ランプの交換を早く行う必要がある。また
図7の特性線H4に示す様に、光照射手段を短時間例え
ば10分間でも照射すると、光触媒の吸着能力の復帰率
は80〜90%程度となる。
媒に吸着している悪臭成分吸着量Iが増加すると、光触
媒の吸着能力Cは低下する傾向にある。従って図5の特
性線H2に示す様に、使用時間Tが長くなると、光触媒
の吸着能力Cは低下する。また、図6の特性線H3に示
す様に、光照射手段としての紫外線ランプを点灯して紫
外線の照射で光触媒の活性化を図りながら使用すると、
光触媒の吸着能力は基本的には低下せず、長期間にわた
り良好な悪臭除去が期待できる。しかし紫外線ランプの
寿命は200時間程度と比較的短いために、連続照射す
ると、紫外線ランプの交換を早く行う必要がある。また
図7の特性線H4に示す様に、光照射手段を短時間例え
ば10分間でも照射すると、光触媒の吸着能力の復帰率
は80〜90%程度となる。
【0018】
【作用】照射状況指定手段で断続運転モードに指定され
たときには、制御手段は光照射手段を断続運転する。照
射状況指定手段で連続運転モードに指定されたときに
は、制御手段は光照射手段を連続運転する。
たときには、制御手段は光照射手段を断続運転する。照
射状況指定手段で連続運転モードに指定されたときに
は、制御手段は光照射手段を連続運転する。
【0019】
【実施例】以下、本考案の実施例を説明する。 (構成) 図1に示す様に、この脱臭装置は、ハウジング1と、第
1光触媒2と、第2光触媒3と、光照射手段としての紫
外線ランプ4と、空気接触手段としてのファン5と、制
御部6と、照射状況指定手段としての切替スイッチ7と
を具備する。
1光触媒2と、第2光触媒3と、光照射手段としての紫
外線ランプ4と、空気接触手段としてのファン5と、制
御部6と、照射状況指定手段としての切替スイッチ7と
を具備する。
【0020】ハウジング1の側面壁10には吸気口11
が形成され、側面壁12には排気口13が形成されてい
る。吸気口11と排気口13との間は通路14とされて
いる。第1光触媒2はハウジング1の通路14において
吸気口11側に第1保持部15を介して保持されてい
る。第2光触媒3はハウジング1の通路14において排
気口13側に第2保持部16を介して保持されている。
第2光触媒3は第1触媒2にて吸着されなかった悪臭ガ
ス成分を吸着するものである。第1触媒2および第2光
触媒3は、具体的には平均粒径0.01〜500μmの
チタニヤ(TiO2 )粉末とチタニヤゾルとを含む水溶
液に、担体としてのコージェライトハニカムを浸責し、
その後、乾燥処理、加熱処理して形成したものである。
コージェライトハニカムは、形状が略直方体であり、ハ
ニカム孔は150個/inch2 から300個/inc
h2 である。チタニヤ粉末はハニカムの容積1リットル
あたり約84gコートされている。
が形成され、側面壁12には排気口13が形成されてい
る。吸気口11と排気口13との間は通路14とされて
いる。第1光触媒2はハウジング1の通路14において
吸気口11側に第1保持部15を介して保持されてい
る。第2光触媒3はハウジング1の通路14において排
気口13側に第2保持部16を介して保持されている。
第2光触媒3は第1触媒2にて吸着されなかった悪臭ガ
ス成分を吸着するものである。第1触媒2および第2光
触媒3は、具体的には平均粒径0.01〜500μmの
チタニヤ(TiO2 )粉末とチタニヤゾルとを含む水溶
液に、担体としてのコージェライトハニカムを浸責し、
その後、乾燥処理、加熱処理して形成したものである。
コージェライトハニカムは、形状が略直方体であり、ハ
ニカム孔は150個/inch2 から300個/inc
h2 である。チタニヤ粉末はハニカムの容積1リットル
あたり約84gコートされている。
【0021】紫外線ランプ4は、制御基板17にランプ
保持部40を介して縦形に保持されている。紫外線ラン
プ4は、殺菌線出力10W、波長240〜260nm、
主波長254nmのものを用いた。ハウジング1の室内
1aには安定器42が設けられている。安定器42は紫
外線ランプ4の点灯初期における過渡現象を抑制するも
のである。なお紫外線ランプ4と第1光触媒2との距離
は5〜20mm程度である。また紫外線ランプ4と第2
光触媒3との距離は5〜20mm程度である。
保持部40を介して縦形に保持されている。紫外線ラン
プ4は、殺菌線出力10W、波長240〜260nm、
主波長254nmのものを用いた。ハウジング1の室内
1aには安定器42が設けられている。安定器42は紫
外線ランプ4の点灯初期における過渡現象を抑制するも
のである。なお紫外線ランプ4と第1光触媒2との距離
は5〜20mm程度である。また紫外線ランプ4と第2
光触媒3との距離は5〜20mm程度である。
【0022】ファン5はハウジング1の通路14におい
て吸気口11に対面して第1保持部15を介して保持さ
れており、ファン羽根と、ファン羽根を回転させるファ
ンモータ52とで形成されている。なおファン5の風量
は0.1〜2m3 /分である。切替スイッチ7はハウジ
ング1の側面壁に装備されており、連続運転モードであ
るパワー脱臭処理と断続運転モードである通常脱臭処理
とを切り替えるスイッチである。ハウジング1にはパワ
ー脱臭処理の状態を示すLED7d、通常脱臭処理の状
態を示すLED7eが装備されている。
て吸気口11に対面して第1保持部15を介して保持さ
れており、ファン羽根と、ファン羽根を回転させるファ
ンモータ52とで形成されている。なおファン5の風量
は0.1〜2m3 /分である。切替スイッチ7はハウジ
ング1の側面壁に装備されており、連続運転モードであ
るパワー脱臭処理と断続運転モードである通常脱臭処理
とを切り替えるスイッチである。ハウジング1にはパワ
ー脱臭処理の状態を示すLED7d、通常脱臭処理の状
態を示すLED7eが装備されている。
【0023】制御部6はCPUを主体として構成されて
おり、入力インタフェース及び出力インタフェースをも
つ。図9に示す様に制御部6には切替スイッチ7、紫外
線ランプ4、ファンモータ52が接続されている。 (作用効果) さて本実施例では、ファンモータ52が駆動するとファ
ン5のファン羽根が回転し、悪臭を含んだハウジング1
外の空気は吸気口11から矢印A1方向にそって通路1
4に吸い込まれる。これにより、空気中の悪臭成分が第
1光触媒2に吸着する。また第1光触媒2に吸着しなか
った悪臭成分は第2光触媒3に吸着する。そして、制御
部6は所定時期に紫外線ランプ4を作動させて照射させ
る。これにより第1光触媒2、第2光触媒3は活性化さ
れるとともに、第1光触媒2、第2光触媒3に吸着され
ていた悪臭成分は分解されて取り除かれる。
おり、入力インタフェース及び出力インタフェースをも
つ。図9に示す様に制御部6には切替スイッチ7、紫外
線ランプ4、ファンモータ52が接続されている。 (作用効果) さて本実施例では、ファンモータ52が駆動するとファ
ン5のファン羽根が回転し、悪臭を含んだハウジング1
外の空気は吸気口11から矢印A1方向にそって通路1
4に吸い込まれる。これにより、空気中の悪臭成分が第
1光触媒2に吸着する。また第1光触媒2に吸着しなか
った悪臭成分は第2光触媒3に吸着する。そして、制御
部6は所定時期に紫外線ランプ4を作動させて照射させ
る。これにより第1光触媒2、第2光触媒3は活性化さ
れるとともに、第1光触媒2、第2光触媒3に吸着され
ていた悪臭成分は分解されて取り除かれる。
【0024】ところで、切替スイッチ7で断続運転モー
ドつまり通常脱臭処理に切り替えられているときには、
制御部6は紫外線ランプ4を所定の間隔で断続運転す
る。図2に断続運転モードつまり通常脱臭処理における
紫外線ランプ4の作動状況を示す。図2に示す様に本実
施例では紫外線ランプ4を10分間の間照射させたら、
5時間非照射状態とする。これを繰り返す。紫外線ラン
プ4が非照射状態のときでも、ファンモータ52を連続
的に回転させておき、ハウジング1外の悪臭成分を第1
光触媒2、第2光触媒3に吸着されておく。これにより
本実施例では断続運転モードでは、本来的には寿命の短
い特性をもつ紫外線ランプ4の寿命を確保しつつ、脱臭
効果を効果的に図り得る。
ドつまり通常脱臭処理に切り替えられているときには、
制御部6は紫外線ランプ4を所定の間隔で断続運転す
る。図2に断続運転モードつまり通常脱臭処理における
紫外線ランプ4の作動状況を示す。図2に示す様に本実
施例では紫外線ランプ4を10分間の間照射させたら、
5時間非照射状態とする。これを繰り返す。紫外線ラン
プ4が非照射状態のときでも、ファンモータ52を連続
的に回転させておき、ハウジング1外の悪臭成分を第1
光触媒2、第2光触媒3に吸着されておく。これにより
本実施例では断続運転モードでは、本来的には寿命の短
い特性をもつ紫外線ランプ4の寿命を確保しつつ、脱臭
効果を効果的に図り得る。
【0025】また本実施例では紫外線ランプ4の10分
間照射、5時間非照射を繰り返していると、図3の特性
線H6に示す様に第1光触媒2、第2光触媒3の復帰率
は復帰率P1、P2、P3、P4、P5の様に次第に低
下し、そのため第1光触媒2、第2光触媒3の悪臭除去
機能が低下してくる。この点本実施例では図3における
特性線H6のP7に示す様に3日間経過したら、制御部
6は紫外線ランプ4を1時間の間作動させて連続照射さ
せ、これにより第1光触媒2、第2光触媒3を再生させ
る再生処理を行う。これにより第1光触媒2、第2光触
媒3の復帰率を高める。これにより断続運転モードにお
いて第1光触媒2、第2光触媒3は効果的に再生され
る。本実施例ではかかる操作が順に行われる。なお図3
において、基準線Yは実用上必要な触媒2、3の吸着能
力値を示す。
間照射、5時間非照射を繰り返していると、図3の特性
線H6に示す様に第1光触媒2、第2光触媒3の復帰率
は復帰率P1、P2、P3、P4、P5の様に次第に低
下し、そのため第1光触媒2、第2光触媒3の悪臭除去
機能が低下してくる。この点本実施例では図3における
特性線H6のP7に示す様に3日間経過したら、制御部
6は紫外線ランプ4を1時間の間作動させて連続照射さ
せ、これにより第1光触媒2、第2光触媒3を再生させ
る再生処理を行う。これにより第1光触媒2、第2光触
媒3の復帰率を高める。これにより断続運転モードにお
いて第1光触媒2、第2光触媒3は効果的に再生され
る。本実施例ではかかる操作が順に行われる。なお図3
において、基準線Yは実用上必要な触媒2、3の吸着能
力値を示す。
【0026】更に本実施例では使用者が悪臭を感じた場
合は、切替スイッチ7を連続運転モードであるパワー脱
臭処理側に操作する。すると、制御部6はファンモータ
52を連続的に駆動させるとともに紫外線ランプ4を連
続的に作動させて紫外線の連続照射を行うので、空気中
の悪臭は迅速に取り除かれ、悪臭残存による使用者の不
快感を直ちに無くし得る。
合は、切替スイッチ7を連続運転モードであるパワー脱
臭処理側に操作する。すると、制御部6はファンモータ
52を連続的に駆動させるとともに紫外線ランプ4を連
続的に作動させて紫外線の連続照射を行うので、空気中
の悪臭は迅速に取り除かれ、悪臭残存による使用者の不
快感を直ちに無くし得る。
【0027】このように本実施例では悪臭が比較的少な
いときには、断続運転モードつまり通常脱臭処理にでき
る。また、使用者が悪臭を感じた場合、強い悪臭雰囲気
で使用する場合、悪臭雰囲気に長時間滞在する場合など
の様に強力脱臭を必要とするときには、連続運転モード
つまり強力脱臭処理にできる。このように本実施例で
は、状況に応じて紫外線ランプ4を必要ぶん照射させる
ことができ、紫外線ランプ4の長寿命化を図りつつ脱臭
を効率良く行い得る。 (適用例) 図8に適用例を示す。この適用例は洋式の便器に適用し
た例である。図8に示す様に、便器100、便座10
1、便蓋102が配設されており、更に便器100の後
方にはハウジング1が装備されている。ハウジング1に
は光触媒2、3、紫外線ランプ4、ファン5が内設され
ている。更に人体による便器の使用を検知し検知に応じ
て紫外線ランプ4を稼働させて光触媒2、3に光を照射
する使用検知手段が設けられている。使用検知手段とし
ては、前述したように、閉じた便座に人が座ったときの
荷重を検知する着座センサ−、あるいは、上記荷重によ
りマイクロスイッチを押す機構を採用できる。 (制御) 本実施例の制御部6のCPUが実行するメインルーチン
を図10に示す。図10に示す様に電源等の投入により
ステップS100で各種レジスタ、フラグなどを初期状
態に設定する。ステップS200でファンモータ52を
オンする。ステップS300で切替スイッチ検出サブル
ーチンを実行し、ステップS600で紫外線ランプを1
0分間照射する照射サブルーチンを実行し、ステップS
700で紫外線ランプを5時間非照射にする非照射サブ
ルーチンを実行し、ステップS800で再生処理サブル
ーチンを実行し、ステップS900でその他のサブルー
チンを実行し、ステップS1000で、1ルーチンの時
間を一定にする内部タイマの終了を待ってステップS2
00に戻る。
いときには、断続運転モードつまり通常脱臭処理にでき
る。また、使用者が悪臭を感じた場合、強い悪臭雰囲気
で使用する場合、悪臭雰囲気に長時間滞在する場合など
の様に強力脱臭を必要とするときには、連続運転モード
つまり強力脱臭処理にできる。このように本実施例で
は、状況に応じて紫外線ランプ4を必要ぶん照射させる
ことができ、紫外線ランプ4の長寿命化を図りつつ脱臭
を効率良く行い得る。 (適用例) 図8に適用例を示す。この適用例は洋式の便器に適用し
た例である。図8に示す様に、便器100、便座10
1、便蓋102が配設されており、更に便器100の後
方にはハウジング1が装備されている。ハウジング1に
は光触媒2、3、紫外線ランプ4、ファン5が内設され
ている。更に人体による便器の使用を検知し検知に応じ
て紫外線ランプ4を稼働させて光触媒2、3に光を照射
する使用検知手段が設けられている。使用検知手段とし
ては、前述したように、閉じた便座に人が座ったときの
荷重を検知する着座センサ−、あるいは、上記荷重によ
りマイクロスイッチを押す機構を採用できる。 (制御) 本実施例の制御部6のCPUが実行するメインルーチン
を図10に示す。図10に示す様に電源等の投入により
ステップS100で各種レジスタ、フラグなどを初期状
態に設定する。ステップS200でファンモータ52を
オンする。ステップS300で切替スイッチ検出サブル
ーチンを実行し、ステップS600で紫外線ランプを1
0分間照射する照射サブルーチンを実行し、ステップS
700で紫外線ランプを5時間非照射にする非照射サブ
ルーチンを実行し、ステップS800で再生処理サブル
ーチンを実行し、ステップS900でその他のサブルー
チンを実行し、ステップS1000で、1ルーチンの時
間を一定にする内部タイマの終了を待ってステップS2
00に戻る。
【0028】図11は通常脱臭処理かパワー脱臭処理の
状態かを判定する切替スイッチ検出サブルーチンを示
す。このサブルーチンでは、図11に示す様に、ステッ
プS302で切替スイッチ7の状態を読む。ステップS
304で切替スイッチ7が通常脱臭処理かパワー脱臭処
理の状態かを判定する。切替スイッチ7が通常脱臭処理
の状態であれば、ステップS306でSWフラグを1に
し、メインルーチンにリターンする。ステップS304
での判定の結果、パワー脱臭処理の状態であれば、ステ
ップS310でSWフラグを0にし、ステップS312
で紫外線ランプ4をオンにし、メインルーチンにリター
ンする。ここで、SWフラグが1のとき通常脱臭処理を
意味し、SWフラグが0のときパワー脱臭処理を意味す
る。
状態かを判定する切替スイッチ検出サブルーチンを示
す。このサブルーチンでは、図11に示す様に、ステッ
プS302で切替スイッチ7の状態を読む。ステップS
304で切替スイッチ7が通常脱臭処理かパワー脱臭処
理の状態かを判定する。切替スイッチ7が通常脱臭処理
の状態であれば、ステップS306でSWフラグを1に
し、メインルーチンにリターンする。ステップS304
での判定の結果、パワー脱臭処理の状態であれば、ステ
ップS310でSWフラグを0にし、ステップS312
で紫外線ランプ4をオンにし、メインルーチンにリター
ンする。ここで、SWフラグが1のとき通常脱臭処理を
意味し、SWフラグが0のときパワー脱臭処理を意味す
る。
【0029】図12は通常脱臭処理において紫外線ラン
プ4を10分間照射する照射サブルーチンを示す。この
サブルーチンでは、図12に示す様に、ステップS60
2でSWフラグが1かどうか判定し、1であれば、通常
脱臭処理であるため、ステップS604で再生フラグが
0かどうか判定し、0であれば、ステップS606で照
射フラグが1かどうか判定し、1であれば、ステップS
608で紫外線ランプ4をオンし、ステップS610で
タイマVをインクリメントする。ステップS612でタ
イマVが10分間を越えていれば、照射時間が経過した
とみなし、ステップS614で紫外線ランプ4をオフに
し、ステップS616でタイマVをクリヤし、照射フラ
グを0にし、メインルーチンにリターンする。
プ4を10分間照射する照射サブルーチンを示す。この
サブルーチンでは、図12に示す様に、ステップS60
2でSWフラグが1かどうか判定し、1であれば、通常
脱臭処理であるため、ステップS604で再生フラグが
0かどうか判定し、0であれば、ステップS606で照
射フラグが1かどうか判定し、1であれば、ステップS
608で紫外線ランプ4をオンし、ステップS610で
タイマVをインクリメントする。ステップS612でタ
イマVが10分間を越えていれば、照射時間が経過した
とみなし、ステップS614で紫外線ランプ4をオフに
し、ステップS616でタイマVをクリヤし、照射フラ
グを0にし、メインルーチンにリターンする。
【0030】なおステップS602での判定の結果、S
Wフラグが0であれば、パワー脱臭処理を行うが、通常
脱臭処理を行う必要がないので、メインルーチンのステ
ップS900にジャンプする。またステップS606で
の判定の結果、照射フラグが0であれば、非照射域のた
め、ステップS630Wで紫外線ランプ4をオフにし、
そのままメインルーチンにリターンする。
Wフラグが0であれば、パワー脱臭処理を行うが、通常
脱臭処理を行う必要がないので、メインルーチンのステ
ップS900にジャンプする。またステップS606で
の判定の結果、照射フラグが0であれば、非照射域のた
め、ステップS630Wで紫外線ランプ4をオフにし、
そのままメインルーチンにリターンする。
【0031】図13は紫外線ランプ4を5時間非照射に
する非照射サブルーチンを示す。このサブルーチンで
は、図13に示す様に、ステップS702で再生フラグ
が0かどうか判定し、0であれば、非照射域のため、ス
テップS704でタイマRをインクリメントし、ステッ
プS706でタイマRが5時間経過したかを判定し、経
過しておればタイマRをクリヤし、ステップS710で
照射フラグを1にし、メインルーチンにリターンする。
ステップS706での判定の結果、5時間経過していな
ければ、そのままメインルーチンにリターンする。
する非照射サブルーチンを示す。このサブルーチンで
は、図13に示す様に、ステップS702で再生フラグ
が0かどうか判定し、0であれば、非照射域のため、ス
テップS704でタイマRをインクリメントし、ステッ
プS706でタイマRが5時間経過したかを判定し、経
過しておればタイマRをクリヤし、ステップS710で
照射フラグを1にし、メインルーチンにリターンする。
ステップS706での判定の結果、5時間経過していな
ければ、そのままメインルーチンにリターンする。
【0032】図14は3日間ごとに紫外線ランプ4を1
時間照射して第1光触媒2及び第2光触媒3を再生する
再生処理サブルーチンを示す。このサブルーチンでは、
図14に示す様に、ステップS802でタイマLをイン
クリメントする。ステップS804で3日経過したか判
定し、3日経過しておれば、再生処理を実施すべく、ス
テップS806で再生フラグを1にする。更にステップ
S808で紫外線ランプ4をオンし、ステップS810
でタイマSをインクリメントする。ステップS812で
タイマSが1時間経過したか判定し、1時間経過してい
たら、ステップS814で紫外線ランプ4をオフにし、
ステップS816でタイマS、タイマLをクリヤし、再
生処理が終了したので、ステップS818で再生フラグ
を0にする。なおステップS804での判定の結果、3
日経過していなければ、再生する必要がないので、再生
フラグを0にし、そのままメインルーチンにリターンす
る。
時間照射して第1光触媒2及び第2光触媒3を再生する
再生処理サブルーチンを示す。このサブルーチンでは、
図14に示す様に、ステップS802でタイマLをイン
クリメントする。ステップS804で3日経過したか判
定し、3日経過しておれば、再生処理を実施すべく、ス
テップS806で再生フラグを1にする。更にステップ
S808で紫外線ランプ4をオンし、ステップS810
でタイマSをインクリメントする。ステップS812で
タイマSが1時間経過したか判定し、1時間経過してい
たら、ステップS814で紫外線ランプ4をオフにし、
ステップS816でタイマS、タイマLをクリヤし、再
生処理が終了したので、ステップS818で再生フラグ
を0にする。なおステップS804での判定の結果、3
日経過していなければ、再生する必要がないので、再生
フラグを0にし、そのままメインルーチンにリターンす
る。
【0033】
【考案の効果】本考案のトイレ装置によれば、断続運転
モードと連続運転モードとを切り替え得るので、臭気が
比較的弱い場合には断続運転モードにして光照射手段の
長寿命化を図り得、また、臭気が強い場合や悪臭雰囲気
に長時間滞在する場合のように強力脱臭する必要がある
場合には、連続運転モードにして迅速に脱臭し、使用者
の不快感を直ちになくし得る。更に人体による便器の使
用を検知する使用検知手段が設けられている。そのため
照射状況指定手段による指定にかかわらず、トイレの使
用中に光照射手段が稼働する様にできる。
モードと連続運転モードとを切り替え得るので、臭気が
比較的弱い場合には断続運転モードにして光照射手段の
長寿命化を図り得、また、臭気が強い場合や悪臭雰囲気
に長時間滞在する場合のように強力脱臭する必要がある
場合には、連続運転モードにして迅速に脱臭し、使用者
の不快感を直ちになくし得る。更に人体による便器の使
用を検知する使用検知手段が設けられている。そのため
照射状況指定手段による指定にかかわらず、トイレの使
用中に光照射手段が稼働する様にできる。
【0034】更に本考案のトイレ装置によれば、例えば
2〜3日ごとに光触媒の再生処理を行う場合には、その
都度、光触媒の復帰率を高め得る。
2〜3日ごとに光触媒の再生処理を行う場合には、その
都度、光触媒の復帰率を高め得る。
【図1】装置の断面図である。
【図2】紫外線ランプの作動状況を模式的に示すグラフ
である。
である。
【図3】紫外線ランプの作動状況及び触媒の復帰状況を
模式的に示すグラフである。
模式的に示すグラフである。
【図4】悪臭成分吸着量と触媒の吸着能力との関係を模
式的に示すグラフである。
式的に示すグラフである。
【図5】光照射しないときにおける使用時間と触媒の吸
着能力との関係を模式的に示すグラフである。
着能力との関係を模式的に示すグラフである。
【図6】光照射したときにおける使用時間と触媒の吸着
能力との関係を模式的に示すグラフである。
能力との関係を模式的に示すグラフである。
【図7】照射時間と触媒の吸着能力との関係を模式的に
示すグラフである。
示すグラフである。
【図8】適用例を示す断面図である。
【図9】ブロック図である。
【図10】制御部のCPUが実行するメインルーチンの
フローチャートである。
フローチャートである。
【図11】スイッチ検出サブルーチンのフローチャート
である。
である。
【図12】照射サブルーチンのフローチャートである。
【図13】非照射サブルーチンのフローチャートである
【図14】再生処理サブルーチンのフローチャートであ
る。
る。
図中、1はハウジング、2は第1光触媒、3は第2光触
媒、4は紫外線ランプ、5ファン、6は制御部、7は切
替スイッチ(照射状況指定手段)を示す。
媒、4は紫外線ランプ、5ファン、6は制御部、7は切
替スイッチ(照射状況指定手段)を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】便器に取付けられるトイレ装置であって、 空気中の臭気成分を吸着または分解除去する光触媒と、
該光触媒に光を照射して脱臭を促す光照射手段と、該空
気を上記光触媒に接触させる空気接触手段と、該光照射
手段の連続運転モードおよび断続運転モードの一方を選
択的に指定する照射状況指定手段と、該照射状況指定手
段に応じて該光照射手段を照射させる制御手段と、人体
による便器の使用を検知し検知に応じて該光照射手段を
稼働させて該光触媒に光を照射する使用検知手段とから
なることを特徴とするトイレ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991020027U JP2567791Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | トイレ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991020027U JP2567791Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | トイレ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04117644U JPH04117644U (ja) | 1992-10-21 |
JP2567791Y2 true JP2567791Y2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=31906176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991020027U Expired - Lifetime JP2567791Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | トイレ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2567791Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101743317B1 (ko) * | 2013-09-26 | 2017-06-05 | (주)엘지하우시스 | 광촉매재를 이용한 엘이디 광촉매 모듈 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2574840B2 (ja) * | 1988-01-22 | 1997-01-22 | 株式会社日立製作所 | 脱臭装置 |
JPH06102155B2 (ja) * | 1988-02-29 | 1994-12-14 | 株式会社日立製作所 | 脱臭剤・脱臭剤の製造方法・脱臭方法・脱臭装置およびこの脱臭装置を備えた冷凍サイクル装置 |
JPH01234729A (ja) * | 1988-03-14 | 1989-09-20 | Hitachi Ltd | 空気調和機 |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP1991020027U patent/JP2567791Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04117644U (ja) | 1992-10-21 |
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