JP2567687B2 - 小型多極プラグの中継用の筒型アダプタ−ソケット - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、複数のピン型のコンタクトを具備する小型
多極プラグと多極プラグとを接続するための筒型中継用
のアダプターソケットについての改良に関する。

［従来の技術］ 上述の小型多極プラグの中継用の筒型アダプターソケ
ットは、第１図の如く、金属材のリング状のアース端子
10で取り囲まれた絶縁材よりなる極保持部材11に、三本
のコンタクトピン12…を保持せしめて三極のプラグ部１
とした小型多極プラグＰと小型多極プラグＰとを中継す
る三極のアダプターソケットＳについていえば、第２図
に示している如く、筒状に形成したボディ２内の前端側
（図において左端側）と後端側とに、金属板よりなるリ
ング状のアース端子30と、そのリング状のアース端子30
で取り囲まれた絶縁材よりなる極保持部材31と、その極
保持部材31に形成せるメスコンタクト保持穴32…内に保
持せしめたメスコンタクト33…とで構成せる同形のジャ
ック部３を、それぞれ装設し、それら前後のジャック部
３・３にそれぞれ保持されているメスコンタクト33…を
結線して接続することで構成される。

ところで、この中継用の筒型アダプターソケットＳの
ボディ２の前後の両端側に設ける前後に一対のジャック
部３・３は、同じ三極の小型多極プラグＰのプラグ部１
が挿込まれることで、同形には作られるが、前後の何れ
のジャック部３・３も、例えば、第１図において右側に
位置している中継順位の後位にある小型多極プラグＰの
プラグ部１に対し嵌合して接続が完了するようにしてお
くことから、第３図に示している如く、左右に対称する
形態に取付けられる。

即ち、ボディ２を、第２図で仮想線ｗ中心に180度回
転させたときに、各メスコンタクト33…の配列状態が同
一のパターンとなって現れるように設けられる。

このため、第３図にて右側に示している後端側のジャ
ック部３においては、小型多極プラグＰのプラグ部１の
左側のコンタクトピン12−Ｌに対応する左側のメスコン
タクト33−Ｌが、平面視において左側に位置するが、第
３図にて左側に示している前端側のジャック部３におい
ては、平面視において右側に位置するようになる。

［発明が解決しようとする課題］ そして、このことから、この形態の小形多極プラグの
中継用の筒型アダプターソケットＳは、それのボディ２
内の前後の両端部の極保持部材31・31の各メスコンタク
ト保持穴32…に嵌装して保持せしめたそれぞれのメスコ
ンタクト33…の、前後に対応するもの同志を結線すると
き、第４図に示す如く、前後の極保持部材31・31に設け
たメスコンタクト保持穴32…のうちで、左右のセンター
に位置しているメスコンタクト保持穴32・32に嵌装した
メスコンタクト33・33同志は、それらに接続した結線34
・34をストレートに接続するが、前後の極保持部材31・
31に設けたメスコンタクト保持穴32…のうちで、左右に
対称するよう設けられているメスコンタクト保持穴32…
に嵌装したメスコンタクト33…にあっては、それらに接
続した結線34・34を、平面視においてＸ状に交叉させて
ハンダ付け35により接続して、前端側の極保持部材31の
左側に位置するメスコンタクト33が、後端側の極保持部
材31の右側に位置するメスコンタクト33に接続し、ま
た、前端側の極保持部材31の右側に位置するメスコンタ
クト33が、後端側の極保持部材31の左側に位置するメス
コンタクト33と接続するように、それぞれ左右に位置が
入れ換わるようにし、これにより、前後のジャック部３
・３に配列する多数のメスコンタクト33の配列パターン
が左右の中心線となる対称軸中心に180度回転した同一
のパターンとなるようにし、この接続を終えたところ
で、ボディ２内に組付けるようにしているので、組立て
が面倒になっている問題がある。

また、中継用アダプターの両側に接続される両コネク
タの接続すべき端子の配列順序が異なっている場合に、
中継用アダプター内において、端子連結部をクランク状
に形成して、並列する端子の連結部を互いに交差させる
ことで、配列順序を変更する手段が、実公昭57−18868
号公報により提起されている。

しかし、この手段は、クランク状に形成した連結部を
交差させることから、この交差する部位において、並列
する端子間に接続導通が生じ易く、組立て作業が面倒に
なる問題がある。また、交差させる部位の接触を避ける
ために互いに逃げる形状に形成することで、端子の連結
部をそれぞれ異なる形状に形成しなければならず、それ
だけ端子の種類を多くして製作コストを増大させる問題
がある。

［目的］ 本発明は、従来手段に生じているこれらの問題を解消
するためになされたものであって、ボディ２内の前後の
ジャック部３・３のそれぞれの極保持部材31・31に、左
右に対称する配列パターンに配位して設けられたメスコ
ンタクト保持穴32…に嵌装されるメスコンタクト33…
の、前後に対応するもの同志を左右に入れ換わった状態
として接続導通せしめるために、前後のメスコンタクト
33・33を平面視においてクランク状をなすように連結し
て、その連結部を交差させる際に、交差する連結部同志
の接触導通を確実に防止するようにしながら、連結部で
連結するそれらメスコンタクト33…の製作を簡略化する
新たな手段を提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ そして、本発明においては、この目的を達成するため
の手段として、筒状に形成したボディ内の前端部と後端
部とに、絶縁材により円柱状に形成した極保持部材と、
それら前後の極保持部材の外周に嵌装する金属板からな
るリング状のアース端子と、それら極保持部材に左右に
対称する配列パターンに配位してそれぞれ装設する多数
のメスコンタクト保持穴と、それら多数のメスコンタク
ト保持穴に嵌装して組付ける金属材よりなるメスコンタ
クトと、からなるジャック部をそれぞれ装設し、それら
前後のジャック部のメスコンタクトのうちの前後に対応
するもの同志を接続導通して組立てる小型多極プラグの
中継用の筒型アダプターソケットにおいて、前端側のジ
ャック部の極保持部材のメスコンタクト保持穴に嵌装す
るメスコンタクトとこれと前後方向視において左右に対
称するよう位置する後端側のジャック部の極保持部材の
メスコンタクト保持穴に嵌装するメスコンタクトとを、
それらメスコンタクトを断面略チャンネル状に成形する
金属板の底板部と一体に連続する連結板により平面視で
クランク状に連結してそれら前後のメスコンタクトが一
体に連続する連結メスコンタクトを形成し、その連結メ
スコンタクトを、連結板が下面側に位置する正立状態
と、連結板が上面側に位置する倒立状態との二つの形態
として、左右に一対に並列させ、それら一対の連結メス
コンタクトのそれぞれの前後の各メスコンタクトを、前
端のジャック部の極保持部材に設けたメスコンタクト保
持穴と、これと前後方向視において左右に対称するよう
位置する後端側のジャック部の極保持部材のメスコンタ
クト保持穴とに、それぞれ嵌挿保持せしめ、左右に並列
する一対の連結メスコンタクトの各連結板を、ボディ内
の前後の中間部位に、上下に略メスコンタクトの上下高
さの空間において対向するよう配位せしめてなる小型多
極プラグの中継用の筒型アダプターソケットを提起する
ものである。

［実施例］ 次に実施例を図面に従い詳述する。なお図面符号は、
従前手段のものと同効の構成部材については同一の符号
を用いるものとする。

第５図は本発明を実施せる小型多極プラグの中継用の
筒型アダプターソケットＳの横断平面図で、同図におい
て、２はボディ、３・３は該ボディ２内の前端側と後端
側とに組付けた前後のジャック部、30は各ジャック部３
のリング状のアース端子、31は各ジャック部３の極保持
部材、32…は各極保持部材31に形成したメスコンタクト
保持用の保持穴、33はその保持穴32に嵌挿して保持せし
めたメスコンタクトを示す。

ボディ２は、金属材または合成樹脂材により筒状に成
形する通常のもので、この例においては、ジャック部３
・３を組立てた後に、それの外周に合成樹脂材でインサ
ート成形することで構成してある。

ジャック部３の極保持部材31は、第６図乃至第９図に
示している如く、メスコンタクト保持穴32…を所定のパ
ターンに従い配列した状態として絶縁材である合成樹脂
材で成形してあることについては通常のものと変わりな
いが、内端側（第６図で右端側）の上下には外周方向に
突出する突起310が形設してあり、また、内端側の端面
の周縁を除いた部位は刳込凹部311に形成してある。そ
して、この極保持部材31を、背中合わせに二個対向させ
ることで前端側のジャック部３と後端側のジャック部３
のそれぞれの極保持部材として用いられる。

この極保持部材31を取り囲むリング状のアース端子30
は、バネ性のある金属板30aを第10図の如く所定の形状
に板どりして、これを第11図乃至第15図にあるように半
円筒体300に成形し、これを二個用いてシェル状に閉じ
合わせることで円筒状に形成してある。そして、該アー
ス端子30を形成する前記半円筒体300には、それの左右
（第11図で上下）の一側縁で、前後（第11図で左右）の
両端部に寄る部位に、前後方向の中心に向うに従い外周
側に張出すよう切り起された係合爪片301・301がそれぞ
れ形設してあり、また、中央部位には窓孔状の係合穴30
2が、前述の極保持部材31の内端側に設けた突起310の略
２倍の巾に形成してある。また、前後の両端側で左右に
それぞれ寄る部位には、内周側に張り出す押圧部303…
が形成してある。

極保持部材31のメスコンタクト保持穴32…に嵌合して
保持さすメスコンタクト33は、バネ性を具備する金属板
を板どりしてプレスにより前面視において断面略チャン
ネル状に成形し、それの先端側に、挿込まれてくるコン
タクトピン12を挾圧する接触片330・330を具備する形状
に形成することについては、従前手段のものと変わりな
いが、金属板から板どりするときに、前端側のジャック
部３に用いるメスコンタクト33と後端側のジャック部３
に用いるメスコンタクト33とが、それらの基端側を対向
させ、かつ、左右にずれて位置する状態において、クラ
ンク状の連結板331により一体に連結するよう板どり
し、これを成形していくことで、第16図および第17図に
示している如く、前端側のジャック部３用のメスコンタ
クト33と後端側のジャック部３用のメスコンタクト33と
が、クランク状の連結板331で一体に連結する形態に形
成してあり、かつ、それらを連結する連結板331が、そ
れらメスコンタクト33・33の上下の一側に偏って位置す
るようにしてある。

第18図および第19図は、メスコンタクト保持穴32…の
配列パターンにおいて、左右の中心に位置するメスコン
タクト保持穴32に嵌挿して保持さすメスコンタクト33を
示す。このものは、前後のメスコンタクト33・33の各基
端側を連結する連結板331が、直板状に形成してあり、
前後のメスコンタクト33・33が直線に沿い一体に連結す
るようにしてある。この左右の中心に位置するメスコン
タクト33・33を連結する連結板331は、それの長手方向
の中間部位が、連結したメスコンタクト33・33の上下の
巾の中間に位置するように成形しておく場合がある。

次に第20図〜第23図は、前述の半円筒体300・300をシ
ェル状に一対に閉じ合わせて、リング状のアース端子30
に組立てる際に用いる保持筒４を示す。該保持筒４は、
絶縁材である合成樹脂材により、内径が前記リング状の
アース端子30の外径に対応し、軸方向の長さが前記リン
グ状のアース端子30の軸方向の長さの略２分の１となる
短い筒状に成形してある。そして、それの内周面には、
径方向に二等配した位置に、前記リング状のアース端子
30を構成する半円筒体300に設けた係合爪片301の左右の
巾に対応する溝巾のガイド溝40が軸方向に沿って形成し
てあり、そのガイド溝40の長手方向の中間で、前記係合
爪片301の位置よりも外端側（第20図で左端側）に寄る
部位に、その係合爪片301と係合する係合突起41が設け
てある。また、該保持部材４の内端側（第20図で右端
側）の上下には、前述の極保持部材31の内端側に設けた
突起310を嵌合さす凹部42が設けてある。

次に、これら部材によりアダプターソケットＳを組立
てる操作順を説明する。

組立てるアダプターソケットＳが、第７図に示してい
る三個のメスコンタクト保持穴32…のうちで、左右の中
心に位置しているメスコンタクト保持穴32は利用しない
二極の小型多極プラグＰを対象とするとする場合には、
第16図の如くクランク状の連結板331で連結した前端側
のジャック部３用のメスコンタクト33と後端側のジャッ
ク部３のメスコンタクト33とよりなる連結メスコンタク
トａを、二組み用い、これを第24図に示している如く、
一方の連結メスコンタクトａが連結板331を下にし他方
の連結メスコンタクトａが連結板331を上にした状態と
して上下に対向させ、この状態において、極保持部材31
・31を前方および後方から対向させて、それらのメスコ
ンタクト保持穴32…に、各メスコンタクト33を嵌挿さ
せ、前後の極保持部材31と極保持部材31とを背中合わせ
に接合させる。

これにより、前後のメスコンタクト33…は、前後の極
保持部材31・31の左右の各メスコンタクト保持穴32…内
に嵌合保持されて連結板331・331により接続導通した状
態となり、またその連結板331・331は、前後の極保持部
材31・31の各内端面の中心部位に形設してある刳込凹部
311内に収納された状態となる。

次に、この状態から、極保持部材31・31の外周に、二
つ割に形成しておいたリング状のアース端子30の各半円
筒体300・300を、それの中央部位に設けた係合穴302に
極保持部材31・31の突起310が嵌合する状態に被せて、
円筒状に閉じ合わせる。

そして、この状態のところに、前後の両端側から、保
持筒４・４をそれぞれ嵌挿していく。この嵌挿で各保持
筒４の内周面の係合突起41が半円筒体300・300の係合爪
片301・301を乗り越えて係合することで、第25図に示し
ている如く、リング状のアース端子30および前後の極保
持部材31・31ならびにメスコンタクト33等が一体的に結
合したアダプターソケット本体ｂに組立てられる。

次に、このアダプターソケット本体ｂの外周を、別に
成形しておくか、または、該アダプターソケット本体ｂ
をコアとしてインサート成形するボディ２で、被覆する
ことでアダプターソケットＳの製品に組立てられる。

組立てるアダプターソケットＳが、前述した左右の中
心に位置するメスコンタクト保持穴32をも利用する三極
の小型多極プラグＰを対象とするときは、そのメスコン
タクト保持穴32には、前記第18図および第19図に示して
いる如く直板状の連結板331で連結した形状の前後のメ
スコンタクト33・33を嵌挿さすようにする。

また、組立てるアダプターソケットＳが、第26図、第
27図のメスコンタクト保持穴32…の配列パターンにある
よう、５極または６極の小型多極プラグＰを対象とする
ものであるときは、前述の第24図に示した二組みに組合
わせた形態の前後のメスコンタクト33・33を、上下に多
段に並列する状態に使用する。

また、第28図の如く、左右の中心に位置するメスコン
タクト保持穴32が、左右に対称して位置するメスコンタ
クト保持穴32・32の間に位置する場合には、その左右の
中心位置に用いるメスコンタクト33・33に、前述の第18
図および第19図に示した直列に連結する形態の連結メス
コンタクトａ′を用いる際に、それの連結板331を長手
方向の中間部がメスコンタクト33の上下の巾の中間に位
置するように折曲成形しておいて、第29図に示している
如く、それの連結板331が、組み合わせた上下の連結メ
スコンタクトａ・ａの連結板331と連結板331との間の間
隔内を透過するようにする。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明による小型多極プラグの
中継用の筒型アダプターソケットは、前端側のジャック
部３の極保持部材31に左右に対称させて保持せしめるメ
スコンタクト33…と、これと前後方向視において左右に
対称するよう位置させて後端側のジャック部３の極保持
部材31に保持せしめるメスコンタクト33…とを、それら
メスコンタクト33…を断面略チャンネル状に成形する金
属板の底板部と一体に連続する連結板331により平面視
でクランク状に連結してそれら前後のメスコンタクト33
・33が一体に連続する連結メスコンタクトａを形成し、
その連結メスコンタクトａを、連結板331が下面側に位
置する正立状態と、連結板331が上面側に位置する倒立
状態との、二つの形態として左右に一対に並列させ、そ
れら一対の連結メスコンタクトａ・ａの前後の各メスコ
ンタクト33・33を、前端側のジャック部３の極保持部材
31に設けたメスコンタクト保持穴32と、これと直後方向
視において左右に対称するよう位置する後端側のジャッ
ク部３の極保持部材31のメスコンタクト保持穴32とに、
それぞれ嵌挿保持せしめ、左右に並列する一対の連結メ
スコンタクトａ・ａの各連結板331・331を、ボディ２内
の前後の中間部位に、上下に略メスコンタクト33の上下
高さの空間をおいて対向するよう配位せしめて構成して
いるのだから、前端側のジャック部３の極保持部材31に
所定の配列パターンに従い設けられた多数のメスコンタ
クト保持穴32…に嵌装して組付けるメスコンタクト33…
と、後端側のジャック部３の極保持部材31に前記配列パ
ターンに従い設けられた多数のメスコンタクト保持穴32
…に嵌装して組付けるメスコンタクト33…とを、左右に
入れ換わった状態として接続導通させるための、平面視
においてクランク状をなす一方の連結メスコンタクトａ
の連結板331と他方の連結メスコンタクトａの連結板331
とが、平面視における交差部において、それらの相互の
接触導通を確実に防止するのに充分な間隔をおいて上下
に対向するようになる。そして、このように連結板331
と連結板331とを配位して組付けるのが、連結メスコン
タクトａを、連結板331が下面側に位置する正立状態
と、それを180度回転させて、裏返しとした倒立状態と
にして、一対に組合わせることで得られるようにしてい
るのだから、左右に一対の連結メスコンタクトａ・ａ
は、一種類に作ってよいので、製作コストを低減でき、
また、組立作業を簡略化し得るようになる。

また、前後のジャック部３・３の金属板からなるリン
グ状のアース端子30を、前後のジャック部３・３の極保
持部材31の略二倍の長さの半円筒体300・300に分割し、
それら半円筒体300・300を、突き合わせた前後のジャッ
ク部３・３の極保持部材31・31の外周に被せて円筒状に
閉じ合わせ、それの外周に、合成樹脂材により前記半円
筒体300の略半分の長さに成形せる保持筒４・４を前後
の端部から嵌挿して、閉じ合わせた前記半円筒体300・3
00を円筒状に組立てた構成とすることで、前後のジャッ
ク部３・３が、ユニット状のアダプターソケット本体ｂ
として組立てられることから、前後のジャック部３・３
がボディ２に一度に組付けられるようになって、この前
後のジャック部３・３の組付け作業も容易になる。

【図面の簡単な説明】 第１図は小型多極プラグの中継用のアダプターソケット
の説明図、第２図は同上のアダプターソケットの横断平
面図、第３図は同上アダプターソケットの前後のジャッ
ク部のメスコンタクトの配列パターンを示す展開した説
明図、第４図は同上アダプターソケットの部分の斜視図
である。第５図は本発明によるアダプターソケットの横
断平面図、第６図は同上の極保持部材の横断平面図、第
７図は同上の前面図、第８図は同上の後面図、第９図は
同上の平面図、第10図はリング状のアース端子の半円筒
体を形成する板どりした金属板の平面図、第11図は成形
した半円筒体の平面図、第12図は同上の半円筒体の側面
図、第13図は同上半円筒体の前面図、第14図は同上半円
筒体の第11図におけるＡ−Ａ線断面図、第15図は同上半
円筒体の第11図におけるＢ−Ｂ線断面図、第16図は連結
メスコンタクトの斜視図、第17図は同上連結メスコンタ
クトの平面図、第18図は別の連結メスコンタクトの側面
図、第19図は同上連結メスコンタクトの平面図、第20図
は保持筒の縦断側面図、第21図は同上保持筒の前面図、
第22図は同上保持筒の後面図、第23図は同上保持筒の横
断平面図、第24図は連結メスコンタクトの組合わせた状
態の斜視図、第25図は組立てたアダプターソケット本体
の横断平面図、第26図、第27図、第28図はジャック部の
メスコンタクトの配列パターンの説明図、第29図は連結
メスコンタクトの別の組合わせた態様の斜視図である。 図面符号の説明 Ｐ……小型多極プラグ Ｓ……アダプターソケット ａ・ａ′……連結メスコンタクト ｂ……アダプターソケット本体 ｗ……仮想線、１……プラグ部 10……アース端子、11……極保持部材 12……コンタクトピン ２……ボディ、３……ジャック部 30……リング状のアース端子 30a……金属板、31……極保持部材 32……メスコンタクト保持穴 33……メスコンタクト、34……結線 35……ハンダ付け、300……半円筒体 301……係合爪片、302……係合穴 303……押圧部、310……突起 311……刳込凹部、330……接触片 331……連結板、４……保持筒 40……ガイド溝、41……係合突起 42……凹部

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】筒状に形成したボディ２内の前端部と後端
   部とに、絶縁材により円柱状に形成した極保持部材31・
   31と、それら前後の極保持部材31・31の外周に嵌装する
   金属板からなるリング状のアース端子30・30と、それら
   極保持部材31・31に左右に対称する配列パターンに配位
   してそれぞれ装設する多数のメスコンタクト保持穴32…
   と、それら多数のメスコンタクト保持穴32…に嵌装して
   組付ける金属材よりなるメスコンタクト33…と、からな
   るジャック部３・３をそれぞれ装設し、それら前後のジ
   ャック部３・３のメスコンタクト33…のうちの前後に対
   応するもの同志を接続導通して組立てる小型多極プラグ
   の中継用の筒型アダプターソケットＳにおいて、前端側
   のジャック部３の極保持部材31のメスコンタクト保持穴
   32…に嵌装するメスコンタクト33…とこれと前後方向視
   において左右に対称するよう位置する後端側のジャック
   部３の極保持部材31のメスコンタクト保持穴32…に嵌装
   するメスコンタクト33…とを、それらメスコンタクト33
   …を断面略チャンネル状に成形する金属板の底板部と一
   体に連続する連結板331により平面視でクランク状に連
   結してそれら前後のメスコンタクト33・33が一体に連続
   する連結メスコンタクトａを形成し、その連結メスコン
   タクトａ…を、連結板331が下面側に位置する正立状態
   と、連結板331が上面側に位置する倒立状態との二つの
   形態として、左右に一対に並列させ、それら一対の連結
   メスコンタクトａ・ａのそれぞれの前後の各メスコンタ
   クト33・33を、前端側のジャック部３の極保持部材31に
   設けたメスコンタクト保持穴32と、これと前後方向視に
   おいて左右に対称するよう位置する後端側のジャック部
   ３の極保持部材31のメスコンタクト保持穴32とに、それ
   ぞれ嵌挿保持せしめ、左右に並列する一対の連結メスコ
   ンタクトａ・ａの各連結板331・331を、ボディ２内の前
   後の中間部位に、上下に略メスコンタクト33の上下高さ
   の空間をおいて対向するよう配位せしめてなる小型多極
   プラグの中継用の筒型アダプターソケット。
2. 【請求項２】前後のジャック部３・３の金属板からなる
   リング状のアース端子30を、前後のジャック部３・３の
   極保持部材31の略二倍の長さの半円筒体300・300に分割
   し、それら半円筒体300・300を、突き合わせた前後の極
   保持部材31・31の外周に被せて円筒状に閉じ合わせ、そ
   れの外周に、合成樹脂材により前記半円筒体300の略半
   分の長さに成形せる保持筒４・４を前後の端部から嵌挿
   して、閉じ合わせた前記半円筒体300・300を円筒状に組
   立ててなる請求項１記載の小型多極プラグの中継用のア
   ダプターソケット。