JP2567489B2 - 穀物処理設備 - Google Patents

穀物処理設備

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JP2567489B2 JP2086641A JP8664190A JP2567489B2 JP 2567489 B2 JP2567489 B2 JP 2567489B2 JP 2086641 A JP2086641 A JP 2086641A JP 8664190 A JP8664190 A JP 8664190A JP 2567489 B2 JP2567489 B2 JP 2567489B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、荷受け部から供給される穀物を貯留する荷
受けタンクと、その荷受けタンクから供給される穀物を
貯留するテンパリングタンクと、そのテンパリングタン
クに貯留される穀物を乾燥する乾燥機と、乾燥後の穀物
を貯留する複数個のサイロとを備えた穀物処理設備に関
する。
〔従来の技術〕
従来では、穀物搬送ラインを、荷受けタンクからテン
パリングタンクへの搬送、テンパリングタンクから乾燥
機への搬送、及び、複数個のサイロの間での循環搬送の
夫々で共用するように構成されていた。従って、テンパ
リングタンクと乾燥機との間に亘って乾燥のために循環
搬送する場合には、穀物搬送ラインの一部を使用して穀
物を搬送させるようにしていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、穀物処理設備においては、乾燥剤の穀物を
出荷するまではサイロに貯留することになるが、サイロ
内での温度分布に偏りが生じて一部の穀物が高温になっ
て品質不良を生じる虞れがあることが知られている。
そこで、サイロ内の温度分布に偏りを生じそうになっ
た場合には、複数個のサイロ間に亘って穀物を移し替え
することにより、貯留されている穀物の温度分布の偏り
を解消させる処理が行われている。
しかしながら、従来のように、乾燥に際してテンパリ
ングタンクと乾燥機との間に亘って循環搬送させるため
に穀物搬送ラインの一部を使用すると、乾燥処理とサイ
ロ間での穀物移し替えとを同時には行えなくなり、例え
ば乾燥処理のために循環搬送しているときに、サイロ内
の穀温が上昇してサイロ間での移し替えの必要が生じて
も、その移し替えの処理ができなくなる等、設備を十分
に有効利用できない不利があった。
上記問題を解消するために、複数個のサイロが並置さ
れ、隣合うサイロ間の夫々にテンパリングタンクが配置
され、乾燥機が前記複数個のサイロの並置方向の一端側
に配置され、乾燥のための循環搬送用の搬送ラインと、
荷受けタンクとテンパリングタンクとの間の穀物移動用
の搬送ラインと、サイロ間での移し替えのための搬送ラ
インとが夫々各別に設けられたものがある(例えば、特
開昭63−302955号公報参照)。
しかしながら、上記のものでは、テンパリングタンク
がサイロの並置方向に分散状態で存在することになっ
て、乾燥のための循環搬送用の搬送ラインの搬送経路が
長くなり、更に、上記の三つの搬送ラインを夫々各別に
設けるため、設備が複雑高価になる不利がある。
又、乾燥のための循環搬送用の搬送ラインの搬送経路
が長いので、テンパリングタンクと乾燥機との間での穀
物搬送に要する時間が長くなるという不利がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、
その目的は、設備構成を複雑化することなく、且つ、テ
ンパリングタンクと乾燥機との間での搬送に要する時間
を短縮しながら、テンパリングタンクの乾燥機との間の
循環搬送と、サイロ間での移し替えのための搬送とを同
時に行えるようにすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による穀物処理設備は、荷受け部から供給され
る穀物を貯留する荷受けタンクと、その荷受けタンクか
ら供給される穀物を貯留するテンパリングタンクと、そ
のテンパリングタンクに貯留される穀物を乾燥する乾燥
機と、乾燥後の穀物を貯留する複数個のサイロとを備え
たものであって、その特徴構成は以下の通りである。
すなわち、前記複数個のサイロが並置され、その並置
方向の一端側に、前記テンパリングタンクが配置され、 前記乾燥機が前記テンパリングタンクに近接して配置
され、 前記テンパリングタンクと前記乾燥機との間において
穀物を循環搬送する乾燥用搬送ラインと、前記荷受けタ
ンクから前記テンパリングタンクへ穀物を搬送自在で、
且つ、前記複数個のサイロの間に亘って穀物を搬送自在
な穀物搬送ラインとが、各別に搬送作用するように設け
られている点にある。
〔作 用〕
複数個のサイロが並置され、その並置方向の一端側
に、テンパリングタンクが配置され、乾燥機がテンパリ
ングタンクに近接して配置されているので、テンパリン
グタンクと乾燥機との間において穀物を循環搬送する乾
燥用搬送ラインの搬送経路を極力短くすることができ
る。
従って、テンパリングタンクと乾燥機との間での穀物
搬送に要する時間を短縮することができる。
次に、設備に受け入れた穀物の処理手順について説明
すれば、先ず、穀物搬送ラインによって荷受けタンクか
らテンパリングタンクに穀物を移動させ、次に、乾燥用
搬送ラインによってテンパリングタンクと乾燥機との間
を循環させながら穀物を乾燥し、乾燥後は、再度、穀物
搬送ラインによってテンパンリングタンクからサイロへ
移動させて乾燥済の穀物を貯留させることになる。
従って、荷受けタンクからテンパリングタンクに穀物
を移動させている間は、サイロ間での穀物移し替えは行
えないが、荷受けタンクからテンパリングタンクへの穀
物移動に要する時間は、乾燥処理に要する時間よりも大
幅に短いものである。
但し、荷受けタンクからテンパリングタンクへ穀物を
移動させた後は、テンパリングタンクと乾燥機との間で
の穀物循環は、乾燥用搬送ラインを使用して行えるの
で、乾燥処理を行っている間は、乾燥のための穀物循環
とは無関係に穀物搬送ラインを使用して、サイロ間での
穀物移し替えの処理を行えることになる。
〔発明の効果〕
もって、設備構成を複雑化することなく、且つ、テン
パリングタンクと乾燥機との間での搬送に要する時間を
短縮しながら、テンパリングタンクと乾燥機との間の循
環搬送と、サイロ間での移し替えのための搬送とを同時
に行えるようになり、設備の稼働率を向上できるに至っ
た。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図乃至第5図に示すように、穀物処理設備は、穀
物貯留用の複数個のタンク(1)と、穀物処理用の機械
類が収納される平面視が四角状の建物(2)とからな
り、その建物(2)の両側面に出入り口(3A),(3B)
が形成され、それら出入り口(3A),(3B)の一方側に
近接して荷受け部(3)が設けられている。
前記建物(2)は、タンク(1)を支柱として構成さ
れている。つまり、前記タンク(1)の複数個が、それ
らによって前記建物(2)の外壁を形成するように、間
隔を隔てて二列に並ぶ状態で並設されている。そして、
第6図にも示すように、前記タンク(1)の上部に、小
屋組み(5A)が組み付け固定され、この小屋組み(5A)
の上に、屋根材(5B)が載置固定され、もって、前記タ
ンク(1)及び前記建物(2)の内部空間を覆う屋根
(5)が形成されている。また、骨材を組付けた枠対
(4)が地上に立設され、その枠体(4)に、タンク
(1)の下部が支持されている。もって、建物(2)の
内部空間が穀物処理用の機械類や事務室等の設置空間
(6)として利用されるようになっている。
前記各タンク(1)は、その下端部が側面視において
下方ほど先細りの円錐形状に形成され、その円錐状の下
端部が前記枠体(4)によって地面より上方にある状態
で支持されている。そして、上方から穀物を投入し、且
つ、下端部より貯留した穀物を排出するようになってい
る。
ところで、前記複数個のタンク(1)のうちの前記荷
受け部(3)に隣接する箇所に位置するものが、荷受け
用タンク(1A)として用いられ、前記建物(2)の最も
奥に位置するものが、テンパリングタンク(1B)として
使用され、そして、前記荷受け用タンク(1A)と前記テ
ンパリングタンク(1B)との間に位置する各タンク
(1)が乾燥後の穀物を貯留するサイロ(1C)として使
用されるように、それらの使用目的に応じて設置位置を
決めてある。
説明を加えれば、前記荷受け部(3)は前記建物
(2)の出入り口(3A)に近接して設けられることか
ら、この荷受け部(3)に最も近い箇所に荷受け用タン
ク(1A)を配置することで、荷受け作業を能率良く行え
るようにしているのである。
又、穀物乾燥用の連続流下式の乾燥機(C3)は熱風や
穀物の流動に伴って発生する塵埃等を建物外に排出する
必要があることから、前記荷受け部(3)から最も離れ
た箇所となる前記建物(2)の奥部の壁面に隣接して設
置されることになる。
そして、前記乾燥機(C3)と前記テンパリングタンク
(1B)との間で穀物を循環させて乾燥処理することか
ら、前記乾燥機(C3)と前記テンパリングタンク(1B)
とは近接配置したほうが乾燥処理の効率が良くなること
になる。そこで、前記建物(2)の最も奥に位置するタ
ンク(1)をテンパリングタンク(1B)として使用する
ようにしているのである。
つまり、複数個のサイロ(1C)を並置し、その並置方
向の一端側に、テンパリングタンク(1B)を配置し、乾
燥機(C3)をテンパリングタンク(1B)に近接して配置
した配置構成としてある。
但し、前記荷受けタンク(1A)及び前記テンパリング
タンク(1B)は、その内部空間を平面視において周方向
に沿って四個の副タンク(7)に区画して。それら各副
タンク(7)を各別に使用できるように構成されてい
る。
前記荷受けタンク(1A)を例に説明を加えれば、第6
図及び第7図に示すように、前記四個の副タンク(7)
の夫々には、上部受け入れ口(8)と下部排出口(10)
が設けられ、それら上部受け入れ口(8)の何れに穀物
を供給するかを切り換える電磁操作式の切り換え弁
(9)が前記内部空間の上方部分に設けられ、下方部分
には、前記下部排出口(10)の何れから穀物を排出する
かを切り換える電磁操作式のシャッタ(11)が設けられ
ている。尚、図中、(12)は前記各副タンク(7)の夫
々の内部に送風するための通風ダクトである。但し、こ
の通風ダクト(12)は、前記荷受けタンク(1A)のみに
設けられるものであって、前記テンパリングタンク(1
B)には付設されていない。又、(A10)は受け入れた穀
物を建物上方に揚送するためのバケット式コンベヤ利用
の揚送ライン、(B1)は前記揚送ラインから排出される
穀物を前記荷受けタンク(1A)の上方に横送りするスク
リューコンベヤ利用の穀物供給ライン、(D6)はベルト
式のフローコンベヤ利用の穀物搬送ライン(D)の一部
を形成する第1搬送ラインである。
穀物処理用の機械類について説明すれば、第1図及び
第2図に示すように、前記荷受け部(3)に付設される
二個の荷受けホッパ(A1)、受け入れた穀物から藁屑等
の異物を除去するための粗選機(A4)、その粗選機(A
4)から排出される穀物を一時貯留す二個の流調タンク
(A6)、その流調タンク(A6)の何れに前記粗選機(A
4)から穀物を排出するかを切り換えるための切り換え
弁(A5)、前記流調タンク(A6)から排出される穀物を
計量する荷受け用計量機(A9)等からなる受け入れ用設
備や、前記乾燥機(C3)等の乾燥用設備や、精選機(E
4)、籾摺調整装置(F1)、石抜機(F2)、出荷用計量
機(F15)、複数の出荷用の玄米タンク(F11)等からな
る出荷用設備がある。そして、前述の如く、それら機械
類は、前記複数個のタンク(1)によって囲まれる建物
(2)の内部空間(6)を利用して、立体的(多層階
式)に配設されている。
次に、前記荷受けタンク(1A)、前記テンパリングタ
ンク(1B)、及び、前記サイロ(1C)の夫々の間で、穀
物を搬送するための搬送経路について説明する。
第1図及び第2図に示すように、前記荷受けホッパ
(A1)から受け入れられた未乾燥の穀物は、荷受けライ
ン(A2)によって横方向に搬送されたのち、第1揚送ラ
イン(A3)によって前記建物(2)の上方箇所に揚送さ
れ、前記粗選機(A4)によって混入した藁屑等の異物を
除去されることになる。
前記粗選機(A4)から排出される穀物は、前記切り換
え弁(A5)を介して前記二個の流調タンク(A6)の何れ
か空となっている側に排出されて一時貯留された後、各
流調タンク(A6)の下端部に付設された排出シャッタを
介して、前記荷受け用計量機(A9)に排出されて、受け
入れ重量が計量されるようになっている。
前記二個の流調タンク(A6)の機能について説明を加
えれば、前記荷受け用計量機(A9)は、いわゆるバッチ
式の計量機に構成されているため、計量中はその内部に
穀物を一時貯留する状態となる。従って、計量のために
受け入れた穀物を排出しなければ次の計量を行えないこ
とになる。そこで、前記二個の流調タンク(A6)を用い
て、一方が計量動作を行っている間に他方に穀物を貯留
させるようにすることで、先に受け入れた穀物の計量が
完了していなくても、次の荷受け処理を開始できるよう
にしているのである。但し、荷受け量が多い場合には、
前記二個の流調タンク(A6)に同一受け入れ先の穀物を
分配する状態で貯留させる場合もある。
前記荷受け用計量機(A9)から排出される計量後の穀
物は、第2揚送ライン(A10)によって再度、建物上方
に揚送され、荷受け用の搬送ライン(B1)を介して前記
荷受けタンク(1A)に貯留されることになる。
前記荷受けタンク(1A)に貯留された穀物は、その下
端部から排出されて、穀物搬送ライン(D)を構成する
前記第1搬送ライン(D6)及びそれに引き続く第2搬送
ライン(D7)によって前記サイロ(1C)の下方を通過し
て前記テンパリングタンク(1B)の手前箇所まで搬送さ
れ、そして、第3揚送ライン(D12)によって建物上方
に揚送されるようになっている。
前記第3揚送ライン(D12)によって建物上方に揚送
された穀物は、切り換え弁(D13)によって出荷行程に
送るか乾燥行程に送るかを切り換えられるようになって
いる。
乾燥行程に送る場合には、乾燥用に使用される第4揚
送ライン(C7)によって上方に揚送されて前記テンパリ
ングタンク(1B)に収納されるようになっている。但
し、前記第4揚送ライン(C7)によって上方に揚送され
た穀物は、切り換え弁(C8)によって前記テンパリング
タンク(1B)に収納するか、前記サイロ(1C)に収納す
るかを切り換えることもできるようになっている。
前記テンパリングタンク(1B)に収納された穀物は、
前記穀物搬送ライン(D)とは独立して運転可能に設け
られた乾燥用搬送ライン(C)によって前記乾燥機(C
3)との間を循環搬送されることになる。
前記乾燥用搬送ライン(C)について説明すれば、前
記テンパリングタンク(1B)の下端部から排出される穀
物を横送りする第3搬送ライン(C11)と、その第3搬
送ライン(C11)の終端部まで横送りされた穀物を前記
乾燥機(C3)の上方まで揚送する第5揚送ライン(C1)
と、その第5揚送ライン(C1)によって揚送された穀物
を前記乾燥機(C3)に投入するか、前記サイロ(1C)に
搬送するかを切り換える切り換え弁(C2)と、前記乾燥
機(C3)の下端部から排出される穀物を前記テンパリン
グタンク(1B)に戻すために前記第4揚送ライン(C7)
の下端部に搬送する第4搬送ライン(C6)とからなる。
前記穀物搬送ライン(D)について説明すれば、前記
荷受けタンク(1A)と前記テンパリングタンク(1B)と
の間に配置されたサイロ(1C)の下端部から排出される
穀物は、前記荷受けタンク(1A)から前記テンパリング
タンク(1B)へ穀物を搬送する場合と同じ経路、すなわ
ち、前記第1搬送ライン(D6)、前記第2搬送ライン
(D7)、前記第3揚送ライン(D12)、及び、前記切り
換え弁(D13)を通って、前記乾燥用ライン(C)を構
成する第4揚送ライン(C7)とその切り換え弁(C8)、
及び、第5揚送ライン(C1)とその切り換え弁(C2)を
経由して、前記サイロ(1C)の上部において穀物を横送
りする第6搬送ライン(D1)に搬送されて、前記サイロ
(1C)に戻すことができるようになっている。
但し、前記穀物搬送用ライン(D)は、前記荷受けタ
ンク(1A)及び前記テンパリングタンク(1B)が配置さ
れた側とは反対側に配置されたサイロ(1C)との間での
穀物搬送も行えるようにするために、反対側のサイロ
(1C)の下端部において排出される穀物を横送りする第
7搬送ライン(D8)それに引き続く第8搬送ライン(D
9)、その第8搬送ライン(D9)から穀物を上方に揚送
する第6揚送ライン(D10)、揚送された穀物を横送り
して前記第3揚送ライン(D12)の始端部に合流させる
第9搬送ライン(D11)、前記荷受けタンク(1A)及び
前記テンパリングタンク(1B)の間のサイロ(1C)の上
部の第6搬送ライン(D1)を経由してこの反対側のサイ
ロ(1C)の上部に穀物を搬送する第10搬送ライン(D
2)、及び、サイロ(1C)の上部で穀物を横送りする第1
1搬送ライン(D3)の夫々を備えている。
次に、前記出荷行程について説明する。
前記サイロ(1C)から排出される穀物は、前記穀物搬
送ライン(D)の第3揚送ライン(D12)の上部に設け
られた切り換え弁(D13)によって前記穀物搬送ライン
(D)から分岐して、流調タンク(E1)、プリクリーナ
ー(E2)、及び、切り換え弁(E3)を経由して、前記精
選機(E4)又は売り渡し用計量機(E5)に搬送されるよ
うになっている。但し、前記精選機(E4)から排出され
る穀物を前記売り渡し用計量機(E5)に搬送することも
できるようになっている。
前記売り渡し用計量機(E5)で計量された穀物は、第
7揚送ライン(E8)で建物上方に揚送された後、前記籾
摺調整装置(F1)に搬送されるようになっている。但
し、前記第7揚送ライン(E8)の終端部に切り換え弁
(E9)が設けられ、第8揚送ライン(E10)を経由し
て、前記第7揚送ライン(E8)で建物上方に揚送された
穀物を前記サイロ(1C)の上部の第11搬送ライン(D1)
に合流させて、前記サイロ(1C)に戻すこともできるよ
うになっている。
前記籾摺調整装置(F1)から排出される穀物は、前記
石抜機(F2)を経由して第9揚送ライン(F4)で建物上
方に揚送され、切り換え弁(F5)を介して、出荷用計量
機(F15)の計量タンク(F5)又は玄米計量機(F6)に
搬送されるようになっている。
前記玄米計量機(F6)から排出される穀物は、第10揚
送ライン(F9)で上方に揚送され、第12搬送ライン(F1
0)を経由して、複数個の玄米タンク(F11)の夫々に所
定量毎に区分けされた状態で収納されるようになってい
る。
前記玄米タンク(F11)から排出される穀物は、第13
搬送ライン(F12)から、搬送用のトラックの荷台等に
排出されて出荷されることになる。
但し、詳述はしないが、前記玄米計量機(F6)から排
出される穀物は、前記切り換え弁(F7)によっていわゆ
るフレコンリング(F8)に送出して、前記玄米タンク
(F11)を経由しないで出荷することもできるようにな
っている。
尚、第1図中、(B3)は前記荷受けタンク(1A)の下
端部に付設された集塵ファンであって、前記四個の副タ
ンク(7)の夫々に対して各別に作用するように四個が
設けられている。又、(B4)は前記荷受けタンク(1A)
の上方から内部の空気を外部に排出するための吸引式の
排気ファンであって、前記四個の副タンク(7)に対し
て同時に作用するように一個が設けられている。
〔別実施例〕 上記実施例では、荷受けタンク(1A)及びテンパリン
グタンク(1B)の内部を複数個の副タンク(7)に分割
形成した場合を例示したが、前記サイロ(1C)と同様
に、内部を副タンク(7)に分割しないで複数個設ける
ようにしてもよい。
又、上記実施例では、荷受けタンク(1A)、テンパリ
ングタンク(1B)、及び、サイロ(1C)を、穀物処理設
備の機械類を収納する建物(2)の支柱として利用する
ようにした場合を例示したが、建物(2)の外に付設し
たり、内部に収納される形態で付設して建物(2)とは
別体に構成したり、前記荷受け部(3)を建物外に設け
るようにしてもよく、穀物搬送ライン(D)や乾燥用搬
送ライン(C)の具体構成等、各部の具体構成は各種変
更できる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る穀物処理設備の実施例を示し、第1
図は搬送経路を示す設備構成のブロック図、第2図は建
物内部の切欠平面図、第3図は切欠正面図、第4図は切
欠背面図、第5図は建物外観の斜視図、第6図は荷受け
タンクの切欠側面図、第7図は通風ダクトの切欠平面図
である。 (1A)……荷受けタンク、(1B)……テンパリングタン
ク、(1C)……サイロ、(3)……荷受け部、(C3)…
…乾燥機、(C)……乾燥用搬送ライン、(D)……穀
物搬送ライン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−302955(JP,A) 実開 昭63−197635(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷受け部(3)から供給される穀物を貯留
    する荷受けタンク(1A)と、その荷受けタンク(1A)か
    ら供給される穀物を貯留するテンパリングタンク(1B)
    と、そのテンパリングタンク(1B)に貯留される穀物を
    乾燥する乾燥機(C3)と、乾燥後の穀物を貯留する複数
    個のサイロ(1C)とを備えた穀物処理設備であって、 前記複数個のサイロ(1C)が並置され、その並置方向の
    一端側に、前記テンパリングタンク(1B)が配置され、 前記乾燥機(C3)が前記テンパリングタンク(1B)に近
    接して配置され、 前記テンパリングタンク(1B)と前記乾燥機(C3)との
    間において穀物を循環搬送する乾燥用搬送ライン(C)
    と、前記荷受けタンク(1A)から前記テンパリングタン
    ク(1B)へ穀物を搬送自在で、且つ、前記複数個のサイ
    ロ(1C)の間に亘って穀物を搬送自在な穀物搬送ライン
    (D)とが、各別に搬送作用するように設けられている
    穀物処理設備。
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