JP2567292Y2 - 棚板等の昇降装置 - Google Patents

棚板等の昇降装置

Info

Publication number
JP2567292Y2
JP2567292Y2 JP355392U JP355392U JP2567292Y2 JP 2567292 Y2 JP2567292 Y2 JP 2567292Y2 JP 355392 U JP355392 U JP 355392U JP 355392 U JP355392 U JP 355392U JP 2567292 Y2 JP2567292 Y2 JP 2567292Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pinion
rack
lifting device
shelf board
shelf
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP355392U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0555952U (ja
Inventor
侑弘 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okamura Corp
Original Assignee
Okamura Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okamura Corp filed Critical Okamura Corp
Priority to JP355392U priority Critical patent/JP2567292Y2/ja
Publication of JPH0555952U publication Critical patent/JPH0555952U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2567292Y2 publication Critical patent/JP2567292Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】本考案は、陳列棚の棚板等の高さを無段階
に調節し得る昇降装置に関し、特に、棚板等をラックと
ピニオンにより昇降させるようにした装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、本出願人が実願平3−7372
9号として実用新案登録出願をした「陳列棚の棚板昇降
装置」の考案を実施した陳列棚を示す斜視図である。
【0003】左右1対の支柱(101)の下端に、水平な脚
材(102)を固着し、左右の支柱(101)を横梁(103)及びX
字状の補強材(104)によって連接して、L字状のフレー
ムを形成し、左右の脚材(102)を最下段の棚板(105)で連
接してある。
【0004】各支柱(101)は、対向する内面側が開口し
たコの字状断面に形成してあり、左右複数対の昇降台(1
06)が、連動昇降機構により、それぞれの支柱(101)に沿
って同期的に昇降するように設置してある。
【0005】この連動昇降機構は、左右1対の昇降台(1
06)を連結して、1本の駆動軸(107)を水平に架設し、一
方の(図示では左側)昇降台(106)に付設した歯車ケース
(108)にウオーム歯車伝導装置を内蔵し、歯車ケース(10
8)の前面に突出したハンドル軸(109)に、クランクハン
ドル(110)を係合して回転させることにより、駆動軸(10
7)を回転させる。
【0006】駆動軸(107)の両端には、それぞれピニオ
ンを固着して、各支柱(101)の内部に垂直方向に設置し
たラック(114)に噛み合わせてあり、駆動軸(107)を回転
させることにより、昇降駆動するようにしてある。
【0007】駆動台(106)の前面には、複数個の縦長の
スリット(111)を垂直方向に列設し、後面にこれらのス
リット(111)に係合するフックを形成したブラケツト(11
2)を係着して、左右1対のブラケット(112)に、棚板(11
3)を載置してある。
【0008】歯車ケース(108)の前面に突出したハンド
ル軸(109)は、ブラケット(112)に載置した棚板(113)か
ら下方に離間した位置にしてあり、棚板(113)の前面か
らクランクハンドル(110)を挿入して、ハンドル軸(109)
に係合させることができるようにしてある。
【0009】図3の装置は、ハンドル軸(109)にクラン
クハンドル(110)を係合させて回転することにより、左
右1対の昇降台(106)を同期的に昇降させて、棚板(113)
の高さを無段階に調節できるが、昇降機構の主要部材で
あるラック(114)を、歯切盤を使用して切削加工により
形成したものを使用すると、加工費が高価について、陳
列棚の価格が高くなる問題がある。
【0010】この種の昇降装置におけるラツクを、簡易
に構成して加工費を低減させる手法として、実公昭59
−11636号公報、実公昭59−23555号公報、
及び実開昭56−113722号公報には、図4及び図
5に示すような手段が示されている。
【0011】図4は、これら先願公報に記載された昇降
装置の要部を示す側面図で、ウオーム(120)の回転を、
ウオーム歯車(121)を介して駆動軸(122)に伝達し、駆動
軸(122)に固着したピニオン(123)を回転させる。
【0012】ピニオン(123)は、板材(124)に所要ピッチ
で列設した多数の長方形の透孔(125)に噛み合わせてあ
る。図5は、板材(124)の正面図で、多数の透孔(125)
を、ピニオン(123)の歯列の円周ピッチに一致するピッ
チで列設してあり、これを正規の歯形の歯列を備えるラ
ックに代わる擬似ラツクとして使用するものである。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】上述の各先願公報に記
載されたような、板材(124)に多数の透孔(125)を列設し
た擬似ラックを使用する手段は、比較的軽量の部材を、
低速度で昇降させる場合には適用可能なものではある
が、以下のような問題点がある。
【0014】まず、ピニオン(123)の歯列が当接する部
分が、比較的薄肉の透孔(125)の縁部であるため、正規
の歯形の歯列を備えるラックに比して力の伝達効率が低
くて、駆動が重くなり、特に上昇させる際には大きな力
が必要となり、スムースに昇降させられない不都合があ
る。
【0015】また、ピニオン(123)と透孔(125)との噛み
合いが、正規の歯形のラックと異なる不自然な関係にな
るため、不愉快な振動やきしみ音を発生する不都合があ
る。
【0016】さらに、透孔(125)の薄肉の縁部は、ピニ
オン(123)の歯との摺接により比較的早期に摩耗して、
長期にわたって使用できない不都合がある。
【0017】本考案は、板材のプレス加工により簡易に
構成したラツクを使用して、しかも、上記の擬似ラック
における問題点を合理的に解決し得る棚板等の昇降装置
を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案は、次のとおりに構成されている。支柱に
垂直方向に設けたラックに、支柱に沿って昇降する昇降
台に軸支したピニオンを係合し、ピニオンを回転させて
昇降台を昇降させる棚板等の昇降装置において、前記ラ
ックを、多数の長方形をなす透孔をピニオンの歯列の円
周ピッチにほぼ等しいピッチで垂直方向に列設して形成
し、各透孔の下縁に、ピニオン設置側の裏面側に向かっ
て延出する当り部材をそれぞれ連設した板材で構成した
ことを特徴とする棚板等の昇降装置。
【0019】
【作用】ピニオンの円周ピッチに合わせて列設した多数
の長方形透孔の下縁に、ピニオンに対して裏面側に傾斜
させて延出する当り部材を設けたことにより、当り部材
が正規のラックにおける歯形に相当する1面を形成し
て、ピニオンとの間に正常な噛み合い関係を成立させる
ことができる。
【0020】
【実施例】図1は、本考案の昇降装置のラックを示す斜
視図、図2は、ピニオンとの噛み合い関係を示す断面図
である。
【0021】ラック(1)は、板材(2)を折り曲げて、前
面部(2a)と左右の側片部(2b)とでコの字状断面に形成
し、前面部(2a)に、多数の長方形の透孔(4)を、これに
噛み合うピニオン(6)の円周ピッチとほぼ等しいピッチ
で列設してある。
【0022】各透孔(4)は、それぞれ上縁及び両側縁を
コの字状に切設し、下縁を、ピニオン(6)に対して裏面
側に向けて折り曲げて、当り部材(5)を形成してある。
【0023】当り部材(5)は、後上方に向かって傾斜さ
せてあり、その傾斜角度(θ)を、ピニオン(6)の歯形の
圧力角にほぼ一致させてある。したがって、各当り部材
(5)は、図2に鎖線で示す正規のラックの歯形の上面側
の歯面に相当する位置に設定されている。
【0024】この種の昇降装置では、ピニオン(6)は、
駆動装置や棚板、及び棚板に載置した物品の重量によ
り、常時、下方に荷重がかかっているため、正規の歯形
を備えるラックの場合も、ピニオン(6)に係合する部分
は、各歯形の上面側の歯面のみであり、下面側の歯面
は、ピニオン(6)の歯面からバツクラッシュ分だけ離間
している。
【0025】したがって、図示のように、正規のラック
における歯形の上面側の歯面に相当する形状に、当り部
材(5)を形成しておくことにより、正規のラックと同じ
正常な噛み合い関係を確保することができる。
【0026】特に、ピニオン(6)の歯形がインボリュー
トである場合には、ラックの歯形は、傾斜した直線で構
成された台形であるので、当り部材(5)は、平板状の底
板(2)の一部を、透孔(4)の下縁で、単に所要角度に切
り起すだけでよく、きわめて簡単に構成することができ
る。
【0027】上記ラック(1)は、図3に示すラック(11
4)に代えて、支柱(101)の内面に固着して用いるのがよ
いが、図1に示すように、板材(2)をコ字状又は角筒状
に折曲して、板材(2)自体を支柱として用いてもよい。
【0028】
【考案の効果】(a) ラックとピニオンを用いた昇降装
置のラックを、簡易かつ迅速に製作することができ、歯
切盤で切削加工した通常形式のラックを使用する場合に
比して、安価に製作できる。
【0029】(b) ピニオンが当接する部分に、正規の
ラックの歯面に相当する当り部材(5)を設けてあるの
で、板材に長方形の透孔のみを列設した擬似ラックと異
なり、正規のラックと同様に、ピニオンと噛み合わせる
ことができる。
【0030】(c) 棚板等を、軽くかつスムースに昇降
駆動できる。
【0031】(d) 駆動に際して、不愉快な振動やきし
み音を発生することがない。
【0032】(e) 擬似ラツクに比して、摩耗が少な
く、長期間にわたって使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の昇降装置に使用するラックの一例を示
す斜視図である。
【図2】図1のラックとピニオンとの噛み合い関係を示
す断面図である。
【図3】従来の昇降装置を備えた陳列棚を示す斜視図で
ある。
【図4】擬似ラツクを使用した従来の昇降装置の要部を
示す側面図である。
【図5】図4の擬似ラックの概略正面図である。
【符号の説明】
(1)ラック (2)板材 (2a)前面部 (2b)側片部 (4)透孔 (5)当り部材 (6)ピニオン

Claims (5)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱に垂直方向に設けたラックに、支柱
    に沿って昇降する昇降台に軸支したピニオンを係合し、
    ピニオンを回転させて昇降台を昇降させる棚板等の昇降
    装置において、前記ラックを、多数の長方形をなす透孔
    をピニオンの歯列の円周ピッチにほぼ等しいピッチで垂
    直方向に列設して形成し、各透孔の下縁に、ピニオン設
    置側の裏面側に向かって延出する当り部材をそれぞれ連
    設した板材で構成したことを特徴とする棚板等の昇降装
    置。
  2. 【請求項2】 当て部材を、板材より切り起して形成し
    たことを特徴とする請求項1に記載の棚板等の昇降装
    置。
  3. 【請求項3】 当り部材を、ピニオンの歯形の圧力角に
    ほぼ一致する角度で傾斜させたことを特徴とする請求項
    1または2に記載の棚板等の昇降装置。
  4. 【請求項4】 板材を、開口部がピニオン設置側の逆側
    を向くコの字状断面に形成し、そのピニオンに対向する
    面に透孔列を形成したことを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載の棚板等の昇降装置。
  5. 【請求項5】 板材により支柱を構成してなる請求項1
    〜4のいずれかに記載の棚板等の昇降装置。
JP355392U 1992-01-07 1992-01-07 棚板等の昇降装置 Expired - Lifetime JP2567292Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP355392U JP2567292Y2 (ja) 1992-01-07 1992-01-07 棚板等の昇降装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP355392U JP2567292Y2 (ja) 1992-01-07 1992-01-07 棚板等の昇降装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0555952U JPH0555952U (ja) 1993-07-27
JP2567292Y2 true JP2567292Y2 (ja) 1998-04-02

Family

ID=11560621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP355392U Expired - Lifetime JP2567292Y2 (ja) 1992-01-07 1992-01-07 棚板等の昇降装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2567292Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008043538A1 (de) * 2008-11-07 2010-05-12 Hilti Aktiengesellschaft Auspressvorrichtung
JP7337448B2 (ja) * 2019-07-30 2023-09-04 中野冷機株式会社 商品陳列装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0555952U (ja) 1993-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2567292Y2 (ja) 棚板等の昇降装置
JP2567293Y2 (ja) 棚板等の昇降装置
JPH07223800A (ja) 物品の昇降装置
JPH0574360U (ja) 陳列棚の棚板昇降装置
CN109349514A (zh) 一种双桥式米饼机
JP2565350Y2 (ja) 棚板等の昇降装置
JP2558794Y2 (ja) 陳列棚の棚板昇降装置
KR102097482B1 (ko) 각도 조절 절단기
JPH03210277A (ja) 運動機
CN113180956A (zh) 一种护理床的马桶升降机构
JPH07194662A (ja) 昇降支持装置
JP2563027Y2 (ja) 陳列棚の棚板昇降装置
JP3697625B2 (ja) 昇降作業台
JPH0662837U (ja) 棚板等の昇降装置
JP2563028Y2 (ja) 陳列棚の棚板昇降装置
CN217808160U (zh) 一种无机房电梯主机安装装置
JPH11193199A (ja) 多段式リフト装置
FR2621470A1 (fr) Meuble vitrine a etageres mobiles
JPH0662834U (ja) 棚板等の昇降装置
CN209868916U (zh) 一种cz互换成型机
JP4433872B2 (ja) 油飛散防止パネル
JP6877103B2 (ja) 什器
JP2561472Y2 (ja) 昇降式家具類
JP2566727Y2 (ja) 棚板等の昇降装置
JPH087032Y2 (ja) シヤツター装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19971125