JP2566965B2 - 複写機における熱ロ−ラ定着装置の定着温度制御方法 - Google Patents

複写機における熱ロ−ラ定着装置の定着温度制御方法

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JP2566965B2 JP62167357A JP16735787A JP2566965B2 JP 2566965 B2 JP2566965 B2 JP 2566965B2 JP 62167357 A JP62167357 A JP 62167357A JP 16735787 A JP16735787 A JP 16735787A JP 2566965 B2 JP2566965 B2 JP 2566965B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は複写機における熱ローラ定着装置の定着温度
制御方法に関するものである。
[従来技術] 一般に、静電式複写機で使用される熱ローラ定着装置
では、機械待機時に、定着ローラ(熱ローラ)はある設
定温度に維持されている。そして、複写開始信号により
送られてきた転写紙を定着ローラ対間にくわえ込んで熱
を与え、転写紙上のトナーを融着固定する。したがっ
て、この際、定着ローラの熱は転写紙に奪われることに
なるため、連続コピー(定着)時においては、定着ロー
ラの温度が低下し続け、最終的には定着可能温度以下に
下ってしまう。そのため、この場合、複写動作は中止
し、定着温度が設定温度まで回復した後に複写動作が再
開することになる。
第25図は上記の定着ローラ温度変化を示す温度特性図
であり、縦軸に定着温度Tをとり、横軸に時間tをとっ
ている。T1は待機温度、T2は定着下限温度を、又、t1,t
4は待機時、t2はコピー時、t3は温度回復時を示す。こ
の特性図が示すように、連続コピー(定着)により定着
ローラ温度がT2まで下ると、回復時間t3の間はコピー不
可能となる。このような回復時間t3をなくすには定着ロ
ーラ内のヒータに加える電力を増大させればよいことに
なるが、そうすると複写機全体の消費電力が増大して一
般家庭用電源が使用できなくなってしまう。
一方、複写機において、通常使用される複写紙の大き
さは小サイズ(A4、B5)から大サイズ(A3)まである
が、使用頻度について考察すると、小サイズの方が一般
的には圧倒的に多い。もともと電力的に制限がある場
合、小サイズ通紙時の連続定着枚数(時間)を多くする
ことができれば実使用上は問題がないことになる。
ところが、従来は、第26図に示すように、定着ローラ
1内には大サイズ紙2の通過領域Xに合せた発熱部4aを
有するヒータ4を1本だけ挿入配置した構成としてある
ため、小サイズ紙3を連続的に通紙した場合でも、大サ
イズ紙2しか通紙しない両サイドの通過領域Zをも加熱
していた。この結果、小サイズ紙3が通過する中央部の
領域Yは小サイズ紙3自体が熱を奪って行くため、第25
図で示す温度降下状態を示すが、小サイズ紙3の通過し
ない両サイドの領域Zは設定温度よりも高い温度になり
がちである。すなわち、第26図で示す定着ローラ1の両
サイドの領域Zを中央部の領域Yよりも温度が高くなる
まで加熱することは必要ないことであって、エネルギー
を無駄に消費している問題がある。
[目的] そこで、本発明は、小サイズ紙の連続複写時の定着保
証枚数を増加させ、更に、エネルギーを無駄に消費しな
いような定着温度制御方法を提供しようとするものであ
る。
[構成] 本発明は、上記目的を達成するために、連続転写時に
複写枚数の増加に応じて定着ローラの表面温度が低下し
ていく複写機の熱ローラ定着装置において、小サイズ紙
通過領域を加熱する主定着ヒータと、大サイズ紙のみの
通過領域を加熱する副定着ヒータとを定着ローラ内に挿
入配置すると共に、上記定着ローラの表面に、上記小サ
イズ紙通過領域の略中央に位置するよう温度検知素子を
設置し、且つ小サイズ紙の通紙時に、上記温度検知素子
によって検知した温度に応じて、上記副定着ヒータの点
灯デューティーを変化させ、余った電力を主定着ヒータ
に回す構成とする。
更に、本発明は、小サイズ紙通紙時に、それぞれ紙サ
イズと紙の厚さに応じて、紙サイズと紙の湿度に応じ
て、紙サイズと紙の温度に応じて、紙サイズと機内温度
に応じて副定着ヒータの点灯デューティーを変化させ、
余った電力を主定着ヒータに回すようにする。
したがって、大サイズ紙通紙の場合には、温度検出素
子によって主、副定着ヒータを同時に制御し、一方、小
サイズ紙通紙の場合には、主定着ヒータは温度検出素子
によって制御するが、副定着ヒータは定着ローラの温
度、紙の厚さ、紙の湿度、紙の温度、機内温度に応じて
設定された点灯デューティーによって制御する。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図及び第2図に示す如く、小サイズ紙3と大サイ
ズ紙2とで共通する中央部の通紙領域Yに対応した発熱
部5aを有する主定着ヒータ5と、大サイズ紙2のみが通
過する両サイドの通紙領域Zに対応した発熱部6aを有す
る副定着ヒータ6とを、定着ローラ1内に挿入配置し、
且つ該定着ローラ1の外表面には、上記主定着ヒータ5
の発熱部5aの中央部に対応した位置に、温度検知素子と
してのサーミスタ7を接設し、大サイズ紙通紙のとき
に、該サーミスタ7にて上記主、副定着ヒータ5,6の制
御を同時に行うよう構成すると共に、小サイズ紙通紙の
ときに、サーミスタ7にて副定着ヒータ6を、予め決定
しておいた点灯デューティー(duty)でON/OFF制御し得
るよう構成する。なお8は加圧ローラである。
かかる構成において、コピーが始まり、大サイズ紙2
を連続通紙する場合には、主定着ヒータ5と副定着ヒー
タ6とを共にサーミスタ7の制御により連続点灯させ
て、定着ローラ1の全領域を均一に加熱する。この場
合、定着ローラ1の表面の温度は全領域とも略同じよう
に第25図で示す温度降下状態を示し、更に定着下限温度
T2まで降下すると複写動作を停止する。
一方、小サイズ紙3を通紙する場合には、主定着ヒー
タ5の制御はサーミスタ7にて行うが、副定着ヒータ6
はサーミスタ7の温度により予め決めておいた点灯デュ
ーティーで制御する。この場合、サーミスタ7で検知し
た温度が高いときには、副定着ヒータ6の点灯デューテ
ィーを高くし、通紙が続いて検知温度が低下したときに
は、副定着ヒータ6の点灯デューティーを低くする。こ
の際、副通着ヒータ6の点灯デューティーを高いままに
しておくと、その部分の温度が高くなってしまいエネル
ギーを無駄に消費することになる。
したがって、本発明では、点灯デューティーを下げた
ときに発生する余った電力を主定着ヒータに回すように
する。これによって、小サイズ紙の定着保証枚数を増加
することができる。なお、主定着ヒータ5の点灯デュー
ティーは連続的あるいは段階的に変えることができる。
次に、上記制御を行わせるための具体的な制御回路を
第3図に示す。
10は8ビットのIC製CPUであり、11は該CPU10より時分
割に出力されるAD0〜7をALEによりアドレスA0〜7とデ
ータD0〜7に分けるIC製分割装置である。12は4ライン
から16ラインのデコーダであり、A12〜15を使用して周
辺のICをメモリマップド方式にて選択できるようになっ
ている。13は32KバイトのIC製ROMであり、A15により000
0H〜7FFFHにて使用でき、そのアドレス領域にプログラ
ミングしてある。14は2KバイトのIC製RAMであり、0F000
H〜0F7FFHに配置してある。15,16,17はプログラムによ
り入力、出力の任意設定ができるIC製I/Oポートであ
り、それぞれPA0〜7、PB0〜7、PC0〜7の24ビットの
ポートをもっている。18はIC製のキーボード/ディスプ
レイ(=LED)コントローラであり、操作部上のキー及
びLEDをコントロールするようにしてある。なお、19は
キー、LEDマトリックスを示す。又、20は出力を上記CPU
10のRST5.5,7.5に接続し割込み動作を与えさせるIC製の
プログラマブルタイマー、21はサーミスタ7の電位を読
込みそれによって定着温度を検知できるようにしたIC製
A/Dコンバータである。更に、22は電源入力(AC100V)
のIC製ゼロポイント検出器である。
上記ゼロポイント検出器22の詳細を第4図に示す。す
なわち、ダイオードD1〜D4からなるブリッジ回路23によ
って、第5図(イ)に示すようなAC(Sin波)を第5図
(ロ)に示すように全波整流するようにしてある。ここ
で、抵抗R5のb点の電圧は0〜12Vである。又、抵抗R1
とR4とでコンパレータ24の基準電位、たとえば、0.8Vを
作り、b点の電位が0.8V〜12Vの場合、コンパレータ24
の出力cが“H"を出力し、b点の電位が0.8V以下の場
合、コンパレータ24の出力cが“L"を出力するようにし
てある(第5図(ハ))。25はレベルシフターのインバ
ータであり、コンパレータ24の出力cを15V→5Vに変
え、更に論理を反転させるようにしてある(第5図
(ニ))。このインバータ25の出力dを第3図で示した
CPU10の割込み端子RST6.5へ与え、AC入力のゼロポイン
トで割込み動作が行われるようにしてある。
次に、定着ヒータ5,6をON/OFFさせるための回路図を
第6図に示す。
リレーRA1、RA2はメインスイッチONによりONされる。
サーミスタ7は温度によって抵抗値が変化するため、5V
とGND(接地)との間にサーミスタ7と固定抵抗R0を直
列に接続し、その接続点aの電圧をA/Dコンバータ21を
通じて読込むことにより定着ローラ1の温度を知ること
ができるようにしてある。
サーミスタ7の温度並びに転写紙の温度により、主定
着ヒータ5をONさせる場合は、I/Oポート15のPA0を“H"
にセットするとDCドライブ板26のTR1がONし、SSR1がON
し、その結果、主定着ヒータ5がONする。又、主定着ヒ
ータ5をOFFさせる場合は、I/Oポート15のPA0を“L"に
セットするとDCドライプ板26のTR1がOFFし、SSR1がOFF
し、その結果、主定着ヒータ5がOFFする。
一方、副定着ヒータ6をONさせる場合は、I/Oポート1
5のPA1を“H"にセットするとDCドライプ板26のTR2がON
し、SSR2がONし、その結果、副定着ヒータ6がONする。
又、副定着ヒータ6をOFFさせる場合は、I/Oポート15の
PA1を“L"にセットするとDCドライブ板26のTR2がOFF
し、SSR2がOFFし、その結果、副定着ヒータ6がOFFす
る。
定着ローラ1の温度と主、副定着ヒータ5,6の点灯の
デューティー比状態を示せば下記の表1の如くである。
このように、定着ローラ1の温度が低い時には、主定
着ヒータ5のデューティーを高めるようにしてある。
第7図乃至第11図は各デューティーの定着ヒータ5,6
のON/OFFの状態を示す。
小サイズの場合は、第7図乃至第10図に示すように定
着ローラ1の温度によってデューティー比を変える。
又、大サイズの場合は第11図に示すように定着ヒータ5,
6のデューティー比を1:1(50%)にする。なお、図中、
斜線を符した部分がON状態であり、斜線のない部分がOF
F状態を示す。
次に、第12図及び第13図により、定着コントロールの
サブルーチンについて説明する。
先ず、SB101でサーミスタ7の温度を読込み、続い
て、SB103によりコピー中か待機中かの判別を行う。
待機中の場合、SB104では、定着ローラ1の温度が待
機中の基準温度(=180℃)より高い時は、定着ヒータ
5,6をOFFし、低い時は、定着ヒータ5,6を50%デューテ
ィーにてONさせる。この場合、RHEAT1、RHEAT2にそれぞ
れ4をセットすると50%デューティーとなる。
一方、コピー中の場合、SB105にて、定着ローラ1の
温度がコピー中の基準温度(=177℃)より高い時は定
着ヒータ5,6をOFFする。SB106にて、転写紙が大サイズ
の場合は定着ヒータ5,6をデューティー比50%にてONさ
せる。この場合も、RHEAT2、RHEAT2にそれぞれ4をセッ
トする。
転写紙が小サイズの場合は、SB107〜109で、それぞれ
定着ローラ1の温度に応じたデューティー比とする。
第14図はゼロポイント電圧による割込み制御を説明す
るものである。
SB200ではレジスタの退避を行う。SB201、202でCHEAT
1、CHEAT2が共に0である場合、SB204でCHEAT1←RHEIT
1,CHEAT2←RHEAT2のセットを行う。なお、CHEAT1,CHEAT
2は定着コントロールルーチンで設定されたRHEAT1,RHEA
T2のカウンタである。SB201でCHEAT1=0でない時、SB2
03でCHEAT1の値を1カウントダウンし、主定着ヒータ5
をON、副定着ヒータ6をOFFする。CHEAT1=0であっ
て、SB202でのCHEAT2の判別がCHEAT2=0でない時は、S
B206でCHEAT2をカウンタダウンして主定着ヒータ5をOF
F、副定着ヒータ6をONする。その後CHEAT2=0になっ
た時、SB204でCHEAT1←RHEAT1,CHEAT2←RHEAT2を行う。
SB205では、割込み禁止解除を行い、SB200で行ったレジ
スタ退避の復帰を行う。
次に、本発明の第2実施例を説明する。
本実施例の場合、サーミスタ7の温度と転写紙の厚さ
によって副定着ヒータ5を、予め決めておいた点灯デュ
ーティーでON/OFF制御し得るよう、操作部あるいは機内
に、使用する転写紙の厚さを入力するスイッチ、たとえ
ば薄口用、中厚口用、厚口用の3段階のスイッチ27,28,
29(第15図参照)を設ける。
すなわち、一般に、複写機では、使用する転写紙の厚
さにより連続定着時の温度低下の割合が異なる。たとえ
ば、厚口の転写紙を定着すると温度低下が大きくなり、
転写紙の通過しない領域の温度は相対的に高くなる。し
かし、この場合、転写紙の通過しない領域の温度を通過
領域より高くする必要はないので、所要のスイッチ29に
切替えて副定着ヒータ6のデューティーを減少させ、余
分な電力を主定着ヒータ5に回すようにする。これによ
って、最適デューティーで連続定着を行うことができ、
小サイズ紙の定着保証枚数を増加することができる。
定着ヒータ5,6をON/OFFさせるための回路図は第15図
に示す如くであり、I/Oポート15のPB1〜3がスイッチ2
7,28,29の入力ポートとなっている。薄口用スイッチ27
を押下げるとPB1から“L"が入力され、これにより薄口
用スイッチ27が押下げられたことをCPU10が知ることが
できる。薄口用スイッチ27が押下げられないと、PB1は
“H"入力である。なお、PB2、PB3も同様である。
転写紙の厚さと主、副定着ヒータ5,6の点灯デューテ
ィー比状態を示せば以下の表2の如くである。
このように、転写紙の厚さが厚い時には、主定着ヒー
タ5のデューティー比を高めるようにしてある。
定着コントロールのサブルーチンは第16図及び第17図
に示す如くである。なお、転写紙の厚さがスイッチ27,2
8,29にて指定されないときは、中厚口と同じデューティ
ーにて定着ヒータ5,6をONさせる。
次に、本発明の第3実施例を説明する。
本実施例の場合、サーミスタ7の温度と転写紙の湿度
によって副定着ヒータ6を、予め決めておいた点灯デュ
ーティーでON/OFF制御し得るよう、給紙部にセットされ
た転写紙の近傍、たとえば、給紙トレイに、転写紙の湿
度を検知する湿度センサー(第3図の二点鎖線参照)を
設置する。
すなわち、環境の湿度が高く転写紙が大量に吸湿して
いる場合、連続定着時の定着ローラ1の表面温度の低下
が激しい。この際、転写紙が通過していない領域の温度
は通紙領域より高い必要性は全くないので、少なくとも
同温度になるまで副定着ヒータ6の点灯デューティーを
減少させ、その分の電力を主定着ヒータ5に回すように
する。
定着ヒータ5,6をON/OFFさせるための回路図は第18図
に示す如くであり、第6図に示した構成の回路におい
て、サーミスタ7と並列に湿度センサー30を組込んだも
のである。
転写紙まわりの湿度と主、副定着ヒータ5,6の点灯デ
ューティー比状態を示せば下記の表3の如くである。
定着コントロールのサブルーチンは第19図及び第20図
に示す如くである。
次で、本発明の第4実施例を説明する。
本実施例の場合、サーミスタ7の温度と転写紙の温度
によって副定着ヒータ6を、予め決めておいた点灯デュ
ーティーでON/OFF制御し得るよう、給紙部の近傍、たと
えば、給紙トレイに、転写紙の温度を測定する温度セン
サーサーミスタ31を、第3図における湿度センサー30の
代りに設置する。
すなわち、一般に、給紙トレイに低温の転写紙をセッ
トすると、定着ローラ1の温度低下が大きくなる。この
際、転写紙が通過していない領域の温度は通紙部領域よ
り高い必要性は全くないので、少なくとも同温度になる
まで副定着ヒータ6の点灯デューティーを減少させ、そ
の分の電力を主定着ヒータ5に回すようにする。
定着ヒータ5,6をON/OFFさせるための回路図は第18図
に示す如くであり、この場合、湿度センサー30の代りに
温度センサー31を組込んである。
転写紙の温度の主、副定着ヒータ5,6の点灯デューテ
ィー比状態を示せば下記の表4の如くである。
このように、転写紙の湿度が低い程、主定着ヒータ5
のデューティー比を高めるようにする。
定着コントロールのサブルーチンは第21図及び第22図
に示す如くである。なお、tTは複写紙温度である。
更に、本発明の第5実施例を説明する。
本実施例の場合、サーミスタ7の温度と機内の温度に
よって副定着ヒータ6を、予め決めておいた点灯デュー
ティーでON/OFF制御し得るよう、機内の所要位置に、機
内温度を検知する温度センサー(サーミスタ)32を、第
4実施例と同様に第3図における湿度センサー30の代り
に設置する。
すなわち、定着ローラ1の副定着ヒータ6で加熱され
る部分の温度は、大きくは放熱量のバランスと点灯デュ
ーティーで決定される。たとえば、機内温度が高い場
合、放熱量が小さくなり、この部分の温度が高くなって
しまう。そこで、この部分の点灯デューティーを減少さ
せ、減少させた分の電力を主定着ヒータ5に回すように
する。
定着ヒータ5,6をON/OFFさせるための回路図は第18図
に示す如くであり、この場合も第4実施例と同様に湿度
センサー30の代りに温度センサー32を組込んだ構成とし
てある。
機内温度と主、副定着ヒータ5,6の点灯デューティー
比状態を示せば下記の表5の如くである。
このように、機内温度が高い程、主定着ヒータ5のデ
ューティー比を高めるようにしてある。
定着コントロールのサブルーチンは第23図及び第24図
に示す如くである。
なお、本発明は前記実施例にのみ限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない限り種々変更を加え得
ることは勿論である。
[効果] 以上述べた如く、本発明の熱ローラ定着装置における
定着温度制御方法によれば、定着ローラ内に、小サイズ
紙の通過領域を加熱する主定着ヒータと、大サイズ紙の
みの通過領域を加熱する副定着ヒータを挿入配置し、小
サイズ紙通紙時に、定着ローラ温度、転写紙の厚さ、転
写紙の湿度、転写紙の温度、機内温度等に応じて副定着
ヒータの点灯デューティーを変化させるようにしたの
で、小サイズ紙の連続複写時の定着保証枚数を増加させ
ることができ、しかも余分な電力を主定着ヒータに回す
ようにしたので、エネルギーを無駄に消費することをな
くせる、等の優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で採用する熱ローラ定着装置の概要を示
す図、第2図は第1図の概略側面図、第3図は本発明の
方法を実施するための制御回路図、第4図はゼロポイン
ト検出器の詳細を示す図、第5図(イ)〜(ニ)はゼロ
ポイント検出器における作業工程図、第6図は定着ヒー
タをON/OFFさせるための回路図、第7図乃至第11図は各
デューティーにおける定着ヒータのON/OFF状態を示す
図、第12図及び第13図は定着コントロールのサブルーチ
ン説明図、第14図はゼロポイント電圧による割込み制御
の説明図、第15図は本発明の第2実施例における定着ヒ
ータのON/OFF回路図、第6図及び第17図は本発明の第2
実施例における定着コントロールのサブルーチン説明
図、第18図は第3実施例における定着ヒータのON/OFF回
路図、第19図及び第20図は第3実施例における定着コン
トロールのサブルーチン説明図、第21図及び第22図は第
4実施例における定着コントロールのサブルーチン説明
図、第23図及び第24図は第5実施例における定着コント
ロールのサブルーチン説明図、第25図は定着ローラの温
度特性図、第26図は従来の熱ローラ定着装置の説明図で
ある。 1……定着ローラ、2……大サイズ紙、3……小サイズ
紙、5……主定着ヒータ、6……副定着ヒータ、5a,6a
……発熱部、7……サーミスタ、27,28,29……スイッ
チ、30……湿度センサー、31,32……温度センサー。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】連続複写時に複写枚数の増加に応じて定着
    ローラの表面温度が低下していく複写機の熱ローラ定着
    装置において、小サイズ紙通過領域を加熱する主定着ヒ
    ータと、大サイズ紙のみの通過領域を加熱する副定着ヒ
    ータとを定着ローラ内に挿入配置すると共に、上記定着
    ローラの表面に、上記小サイズ紙通過領域の略中央に位
    置するよう温度検知素子を設置し、且つ小サイズ紙の通
    紙時に、上記温度検知素子によって検知した温度に応じ
    て、上記副定着ヒータの点灯デューティーを変化させ、
    余った電力を主定着ヒータに回すことを特徴とする複写
    機における熱ローラ定着装置の定着温度制御方法。
  2. 【請求項2】連続複写時に複写枚数の増加に応じて定着
    ローラの表面温度が低下していく複写機の熱ローラ定着
    装置において、小サイズ紙通過領域を加熱する主定着ヒ
    ータと、大サイズ紙のみの通過領域を加熱する副定着ヒ
    ータとを定着ローラ内に挿入配置すると共に、上記定着
    ローラの表面に、上記小サイズ紙通過領域の略中央に位
    置するよう温度検知素子を設置し、且つ小サイズ紙の通
    紙時に、紙サイズと紙の厚さに応じて、上記副定着ヒー
    タの点灯デューティーを変化させ、余った電力を主定着
    ヒータに回すことを特徴とする複写機における熱ローラ
    定着装置の定着温度制御方法。
  3. 【請求項3】連続複写時に複写枚数の増加に応じて定着
    ローラの表面温度が低下していく複写機の熱ローラ定着
    装置において、小サイズ紙通過領域を加熱する主定着ヒ
    ータと、大サイズ紙のみの通過領域を加熱する副定着ヒ
    ータとを定着ローラ内に挿入配置すると共に、上記定着
    ローラの表面に、上記小サイズ紙通過領域の略中央に位
    置するよう温度検知素子を設置し、且つ小サイズ紙の通
    紙時に、紙サイズと紙の湿度に応じて、上記副定着ヒー
    タの点灯デューティーを変化させ、余った電力を主定着
    ヒータに回すことを特徴とする複写機における熱ローラ
    定着装置の定着温度制御方法。
  4. 【請求項4】連続複写時に複写枚数の増加に応じて定着
    ローラの表面温度が低下していく複写機の熱ローラ定着
    装置において、小サイズ紙通過領域を加熱する主定着ヒ
    ータと、大サイズ紙のみの通過領域を加熱する副定着ヒ
    ータとを定着ローラ内に挿入配置すると共に、上記定着
    ローラの表面に、上記小サイズ紙通過領域の略中央に位
    置するよう温度検知素子を設置し、且つ小サイズ紙の通
    紙時に、紙サイズと紙の温度に応じて、上記副定着ヒー
    タの点灯デューティーを変化させ、余った電力を主定着
    ヒータに回すことを特徴とする複写機における熱ローラ
    定着装置の定着温度制御方法。
  5. 【請求項5】連続複写時に複写枚数の増加に応じて定着
    ローラの表面温度が低下していく複写機の熱ローラ定着
    装置において、小サイズ紙通過領域を加熱する主定着ヒ
    ータと、大サイズ紙のみの通過領域を加熱する副定着ヒ
    ータとを定着ローラ内に挿入配置すると共に、上記定着
    ローラの表面に、上記小サイズ紙通過領域の略中央に位
    置するよう温度検知素子を設置し、且つ小サイズ紙の通
    紙時に、紙サイズと機内温度に応じて、上記副定着ヒー
    タの点灯デューティーを変化させ、余った電力を主定着
    ヒータに回すことを特徴とする複写機における熱ローラ
    定着装置の定着温度制御方法。
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