JP3689547B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像形成動作の所要時間を表示する機能は、画像形成を開始した後、画像形成の終了目安、および、画像形成動作の進行状況を表示する機能であった。
【0003】
また、従来、複写機、プリンター等の画像形成装置において、動作モード(紙サイズ、出力枚数、倍率等)を表示する表示手段をもち、この表示手段上に画像形成開始から終了までの画像形成所要時間を表示するものがある。例えば、画像形成を開始した場合、本装置は動作モードによってあらかじめ予測した画像形成終了までの時間を“終了まで3分かかります”あるいは“待ち時間3分”、“終了予定時刻11:20”などと表示して、使用者に報知する機能がある。また、“終了まで3分かかります”のような表示の場合、画像形成中の“終了まで2分かかります”、“終了まで1分かかります”と画像形成動作の進捗状況を表示するものがある。
【0004】
更に複数枚の原稿を原稿給送装置を使用して一度の操作で複数枚の原稿の画像形成動作を行なうものがある。この場合、画像形成開始時に装置は原稿枚数が何枚あるかわからないため、上記のような画像形成開始から終了までの画像形成所要時間をあらかじめ予測して表示することができない。
【0005】
そこで、装置上の操作部のキー等による原稿枚数入力手段により使用者があらかじめ入力した原稿枚数を基に画像形成開始から終了までの画像形成所要時間を表示していた。
【0006】
さらに従来、この種の技術として、例えば原稿枚数認識手段により認識された原稿枚数を基に画像形成動作全体の所要時間に応じた数値を導き出すという技術もあった。また、利用者は、画像形成動作開始直後の所要時間のみを認識するだけではなく、画像形成動作途中においても動作終了までの所要時間を認識できた方が効率の良い画像形成作業を行うことが出来る。さらに利用者は、画像形成動作のみの所要時間を認識するよりも利用者が画像形成開始動作を行った時点から画像形成動作が終了するまでの所要時間を認識した方が効率の良い画像形成作業を行うことが出来る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術 においては、画像形成を開始するまで、所要時間を表示しないため、画像形成開始以前に画像形成動作の所要時間を知ることが不可能であった。
【0008】
また、上記従来例 では、次のような欠点があった。
【0009】
使用者が上記画像形成所要時間を知るためには、あらかじめ原稿枚数を知らなければならなく、装置に原稿枚数を入力できないとこの画像形成所要時間表示機能はしないことになる。そのため、使用者は画像形成前に原稿の枚数を数えなければならなく、使い勝手が悪くなっていた。
【0010】
また、使用者が装置に原稿枚数を入力するため、間違った原稿枚数を入力してしまった場合、装置はその間違った原稿枚数で画像形成所要時間を予測してしまうため、当然間違った時間を表示してしまい使用者に混乱を招くことになっていた。
【0011】
さらに上記従来技術では、画像形成動作開始時の画像形成速度での所要時間に応じた数値を導き出していたため、導き出された数値は、画像形成動作中に画像形成速度を変化した場合の画像形成動作終了までの所要時間に応じた数値とは異なっていた。さらにまた従来技術では、画像形成動作のみの所要時間に応じた数値を導き出していたため、導き出された数値は、最適な画質を得る為に、画像形成動作開始前に動作する制御が機能した場合の画像形成動作終了までの所要時間とは異なる数値となっていた。
【0012】
そこで本発明の目的は以上のような問題を解消した画像形成装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、画像形成動作の所要時間を導き出す算出手段と、定着装置の表面温度を測定する測定手段と、前記測定手段の測定結果と所定温度との比較を行う比較手段と、画像形成動作中に、前記比較手段の比較結果に応じて、画像形成速度を切り換える制御を行う制御手段と、前記制御手段により切り換えられた画像形成速度に基づいて前記数値を補正する補正手段と、前記算出手段が算出した所要時間を表示する表示手段とを有し、前記制御手段による画像形成速度の切り換えが無しの場合には、前記算出手段により算出した所要時間を前記表示手段に表示し、画像形成速度の切り換え有りの場合には、前記算出手段により算出された所要時間を、更に切り換え後の画像形成速度に基づいて前記補正手段により補正を行った上で該補正した所要時間を前記表示手段に表示することで、画像形成速度が変化した時点から画像形成動作終了までの所要時間を補正して表示することを可能としたことを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態を含む全ての実施形態にかかる画像形成装置の構成を示す断面構成図である。
【0029】
図1を用いて、本装置の動作を示す。
【0030】
原稿トレイ9にセットされた原稿は自動原稿送り装置3において原稿台ガラス2の上に給送され、照明ランプ1によって照射され、その反射光像がドラム6上に静電画像を形成する。この静電画像(静電潜像)は現像器4により、加熱で軟化融溶する樹脂等からなるトナーを用いて顕像化される。この間に記録紙は、給紙トレイ11から搬送され、転写分離帯電器5によりトナー像が記録紙上に転写され、定着装置7により加熱定着された後にソータ8に内蔵された排紙トレイ10に排出される。なお、本装置は、原稿を原稿トレイ9にセットせずに、直接、原稿台ガラス2上にセットすることも可能である。この場合、自動原稿送り装置3は動作しない。
【0031】
図2は、本装置の操作部を概略的に示す概略図である。
【0032】
図2において、21は操作部本体であり、図1の上面に配置されている。22はスタートキーで画像形成動作開始を指示する。23はテンキーで画像形成部数等を設定する。前記部数の設定値に対する画像形成回数は下記タッチパネル26で設定される複写モードによって1又は2以上に成り得る。24はクリアキーでテンキー23で設定された数値をクリアする。25はストップキーで画像形成動作を中止させる。27は所要時間算出キーで画像形成動作所要時間算出を指示する。26はタッチパネルおよび表示部で、タッチパネルにおいてレイアウト設定等の応用設定、用紙設定、倍率設定、ソート/ノンソート等の複写モードを設定し、表示する。また、表示部において、所要時間29、テンキー23で設定された数値等を表示する。以下、本タッチパネルおよび表示部のタッチパネルにて設定される画像形成動作を複写モードと称する。また、本操作部にて設定される画像形成動作を動作モードと称する。本装置の画像形成動作の設定は全て、本操作部の設定によって決定される。
【0033】
図3は本装置の電気的作用を概略的に示すものである。
【0034】
図3において、30はキー入力装置で前述の操作部上の各種キー、およびタッチパネルであり、その出力はマイクロコンピュータ、記憶装置などで構成される制御装置32に供給される。31は画像形成動作用検出部でこれらは原稿照明ランプの位置検出、原稿サイズ検知、用紙検知等、図示しない本装置の画像形成動作に必要な検出部であり、これらの出力は制御装置32に供給される。33はタッチパネル及び表示部26の表示装置であり駆動信号は制御装置32によって供給される。34は画像形成動作用負荷で原稿照明ランプ1、現像器4、転写分離帯電器5、感光ドラム6、定着装置7などを駆動するモータ、制御用電磁クラッチ、加熱体等、図示しない本装置の画像形成動作に必要な負荷であり、これらは制御装置32によって制御される。
【0035】
制御装置32は、以下の各図のフローチャートに示す制御手順を格納したROMと、ROM内の制御手順を実行するCPUと、CPUの作業領域を有するRAMとを有する。
【0036】
まず、本実施形態の画像形成動作の所要時間算出方法について説明する。
【0037】
本実施形態では記録紙1枚当たりの所要時間を基に動作開始から終了までの所要時間を算出する方法を用いる。原稿サイズ、用紙サイズ、およびタッチパネル26において設定されたレイアウト設定、用紙設定、倍率設定、ソート/ノンソート等の複写モードから一意に決定される記録紙1枚当たりの所要時間t[秒]を、制御装置32の記憶装置(RAMまたはROM)は予め記憶している。これに原稿枚数m、およびテンキー23によって設定された原稿1枚当りの画像形成部数nを乗じて、一連の画像形成動作開始から終了までの所要時間Tを算出する。
【0038】
つまり、下式(1)により、所要時間を算出する。
【0039】
【数1】
T=t×m×n …(1)
さらに、画像形成動作開始後は、所要時間Tは残り所要時間となり、画像形成終了済み部数をxとした場合、下式(2)によって、残り所要時間を算出する。
【0040】
【数2】
T=t×(m×n−x) …(2)
従って、残り所要時間は、画像形成動作が進むにつれて、つまり画像形成終了済み部数xが増加するにつれて、減少していく。
【0041】
次に、本実施形態の動作について図4のフローチャートを用いて説明する。
【0042】
本装置は、電源投入後、スタートキーおよび所要時間算出キー押下待ちのスタンバイ状態にある(100,101)。ここで、スタートキーが押下された場合には、108以下に述べる画像形成動作を行い、事前に所要時間表示は行わない(100)。
【0043】
所要時間算出キーが押下された場合には(101)、原稿トレイ上の原稿有無を検知し、原稿トレイ上に原稿がある場合には、自動原稿送り装置にて、原稿枚数をカウントする(102,103)。原稿トレイに原稿がない場合は、原稿台ガラス上に原稿がセットされた場合であり、この時の原稿枚数は1である(102)。次に、原稿台ガラス上にセットされた原稿のサイズを検知する (自動原稿送りモードの場合は、先に述べたように自動原稿送り装置によって原稿が原稿台ガラス上にセットされる。)(103)。次に、操作部にて設定された動作モードを検知し(105)、先に述べた式(1)を以って、画像形成動作開始から終了までの所要時間を算出し(106)、これを表示部に表示し(107)、再び、スタートキーおよび所要時間算出キー押下待ちのスタンバイ状態に戻る。
【0044】
ここで、スタートキーが押下された場合、操作部にて設定された動作モードに基づき、全原稿に対する、全部数の画像形成が終了するまで(111)、画像形成動作を行う(108)。この間、先に述べた式(2)を以って、画像形成動作終了までの残り所要時間を算出し(109)、表示部の表示を更新して行く(110)。全原稿に対する、全部数の画像形成が終了した場合には(111)、残り所要時間表示を終了する(112)。
【0045】
上述の様に画像形成動作の所要時間の算出、表示を行うことにより、画像形成動作の開始以前に所要時間を表示することが可能になり、装置の実用性を向上することが可能となる。
【0046】
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態における画像形成動作の所要時間算出方法も、第1の実施形態と同じであり、式(1),式(2)を共用する。
【0047】
本発明の第2の実施形態における操作部は、第1の実施形態における操作部に下記の機能を追加している。
【0048】
1)タッチパネルおよび表示部26に、原稿枚数設定を要求する原稿枚数設定要求表示機能。
【0049】
2)テンキー23にて、原稿枚数設定を可能にする機能。
【0050】
3)設定された原稿枚数、または、デフォルト原稿枚数である1を表示し、タッチパネル上の確認キーにて原稿枚数の確認を可能にする機能。
【0051】
本実施形態の動作詳細を示す図5のフローチャートを用いて説明する。
【0052】
本装置は、電源投入後、スタートキーおよび所要時間算出キー押下待ちのスタンバイ状態にある(120,121)。ここで、スタートキーが押下された場合には、129以下に述べる画像形成動作を行い、事前所要時間表示は行わない(120)。
【0053】
所要時間算出キーが押下された場合には(121)、原稿枚数設定が確認されているか検知し(122)、確認されていない場合には、原稿枚数設定要求表示を行い、原稿枚数設定、および、確認待ち状態になる(122,123)。但し、予め決められた所定時間の間、原稿枚数設定が確認されていない場合には、所要時間算出キー押下を無効とし、再度、スタートキーおよび所要時間算出キー押下待ちのスタンバイ状態に戻る(124)。
【0054】
原稿枚数設定が確認されている場合には、原稿台ガラス上にセットされた原稿のサイズを検知する(自動原稿送りモードの場合は、先に述べたように自動原稿送り装置によって原稿が原稿台ガラス上にセットされる。)(125)。次に、操作部にて設定された動作モードを検知し(126)、先に述べた式(1)を以って、画像形成動作開始から終了までの所要時間を算出し(127)、これを表示部に表示し(128)、再び、スタートキーおよび所要時間算出キー押下待ちのスタンバイ状態に戻る。
【0055】
ここで、スタートキーが押下された場合、操作部にて設定された動作モードに基づき、全原稿に対する、全部数の画像形成が終了するまで(132)、画像形成動作を行う(129)。この間、先に述べた式(2)を以って、画像形成動作終了までの残り所要時間を算出し(130)、表示部の表示を更新して行く(131)。全原稿に対する、全部数の画像形成が終了した場合には(132)、残り所要時間表示を終了する(133)。
【0056】
上述の様に画像形成動作の所要時間の算出、表示を行うことにより、画像形成動作の開始以前に所要時間を表示することが可能になり、さらに、原稿枚数が設定されているかを確認することができ、装置の実用性を向上することが可能となる。
【0057】
第1および第2の実施形態によると、画像形成動作の開始以前に所要時間を表示することを可能にし、画像形成装置の実用性を向上することが可能となる。
【0058】
(第3の実施形態)
本実施形態における画像形成動作の所要時間算出方法も、第1の実施形態と同じであり、式(1),式(2)を共用する。
【0059】
次に、本実施形態の事前コピー所要時間表示動作について図6のフローチャートを用いて説明する。
【0060】
本装置は、電源投入後またはコピー動作終了後、ステップ200において所要時間算出モードの活性/不活性を示すパラメータであるtime calc modeをOFF(不活性)に初期化した後、スタートキーおよび所要時間算出キー押下待ちのスタンバイ状態に移行する(ステップ201,202,203)。ステップ201において、スタートキーが押下された場合には、ステップ212以降に述べる画像形成動作を行うが、一度も所要時間算出キーが押下されていない場合(time calc modeがOFFの場合)は事前所要時間表示は行わない。ステップ212〜ステップ215では操作部にて設定された動作モードに基づき、全原稿に対する、全部数の画像形成が終了するまで、画像形成動作を行う。この間、ステップ213において先に述べた式(2)を以って、画像形成動作終了までの残り所要時間を算出し、ステップ214で表示部の表示を更新して行く。ステップ215では全原稿に対する、全部数の画像形成が終了したか否かを判断しており、全画像形成が終了した場合には、ステップ216へ移行し、そうでない場合はステップ212へ戻り画像形成動作を再開する。ステップ216では表示部26の画面上から残り所要時間表示29を消去し画像形成動作を終了する。
【0061】
ステップ202では所要時間算出モードの活性/不活性を判断しており、time calc modeがOFFの場合はステップ203へ移行し、そうでない場合はステップ211へ移行する。ステップ203で所要時間算出キーが押下された場合には、ステップ204〜ステップ210の所要時間算出および所要時間表示を実行する。そうでない場合はステップ201へ戻る。ステップ204〜ステップ210ではtime calc modeをON(活性)にして(ステップ204)、原稿トレイ上の原稿有無を検知し(ステップ205)、原稿トレイ上に原稿がある場合には、自動原稿送り装置にて、原稿枚数をカウントする(ステップ206)。原稿トレイに原稿がない場合は、原稿台ガラス上に原稿がセットされた場合であり、この時の原稿枚数は1である。
【0062】
次に、原稿台ガラス上にセットされた原稿のサイズを検知する (自動原稿送りモードの場合は、先に述べたように自動原稿送り装置によって原稿が原稿台ガラス上にセットされる。)(ステップ207)。次に、操作部にて設定された動作モードを検知し(ステップ208)、先に述べた式(1)を以って、画像形成動作開始から終了までの所要時間を算出し(ステップ209)、これを表示部に表示し(ステップ210)、再びステップ201へ戻りスタンバイ状態になる。ステップ211では動作形成の動作モードが変更されたか否かの判断を行っており、動作モードが変更されている場合はステップ208〜ステップ210を実行して所要時間表示を更新し、そうでない場合はステップ201へ戻る。
【0063】
上述の様に画像形成動作の所要時間の算出、表示を行うことにより、画像形成動作の開始以前に所要時間を表示することが可能となる。また、コピースタートキーの押下以前であれば動作モードの変更にあわせて所要時間表示を自動的に更新することにより、装置の実用性を向上することが可能となる。
【0064】
(第4の実施形態)
本実施形態における画像形成動作の所要時間算出方法も、第1の実施形態と同じであり、式(1),式(2)を共用する。
【0065】
本発明の第2の実施形態における操作部は、第1の実施形態における操作部に下記の機能を追加する。
【0066】
1)タッチパネルおよび表示部26に、原稿枚数設定を要求する原稿枚数設定要求表示機能。
【0067】
2)テンキー23にて、原稿枚数設定を可能にする機能。
【0068】
3)設定された原稿枚数、または、デフォルト原稿枚数である1を表示し、タッチパネル上の確認キーにて原稿枚数の確認を可能にする機能。
【0069】
本実施形態の動作詳細を示す図7のフローチャートを用いて説明する。
【0070】
本装置は、電源投入後またはコピー動作終了後、ステップ220において所要時間算出モードの活性/不活性を示すパラメータであるtime calc modeをOFF(不活性)に初期化した後、スタートキーおよび所要時間算出キー押下待ちのスタンバイ状態に移行する(ステップ221,222,223)。ステップ221において、スタートキーが押下された場合には、ステップ234以降に述べる画像形成動作を行うが、一度も所要時間算出キーが押下されていない場合(time calc modeがOFFの場合)は事前所要時間表示は行わない。
【0071】
ステップ234〜ステップ238では操作部にて設定された動作モードに基づき、全原稿に対する、全部数の画像形成が終了するまで、画像形成動作を行う。この間、ステップ235において先に述べた式(2)を以って、画像形成動作終了までの残り所要時間を算出し、ステップ236で表示部の表示を更新して行く。ステップ237では全原稿に対する、全部数の画像形成が終了したか否かを判断しており、全画像形成が終了した場合には、ステップ238へ移行し、そうでない場合はステップ234へ戻り画像形成動作を再開する。ステップ238では表示部26の画面上から残り所要時間表示29を消去し画像形成動作を終了する。
【0072】
ステップ222では所要時間算出モードの活性/不活性を判断しており、time calc modeがOFFの場合はステップ223へ移行し、そうでない場合はステップ230へ移行する。
【0073】
ステップ223で所要時間算出キーが押下された場合には、ステップ224〜ステップ233の所要時間算出および所要時間表示を実行する。そうでない場合はステップ221へ戻る。ステップ224でtime calc modeをON(活性)にして、原稿枚設定が確認されているか否かをステップ225において検知し、確認されている場合はステップ226へ移行し、そうでない場合はステップ231へ移行する。ステップ231では、原稿枚数設定要求表示を行い、原稿枚数設定、および、確認待ち状態になる。但し、ステップ232において、予め決められた所定時間の間、原稿枚数設定が確認されていないと判断された場合には、ステップ233で所要時間算出キー押下を無効とし、再度、スタートキーおよび所要時間算出キー押下待ちのスタンバイ状態に戻る。
【0074】
ステップ226では、原稿台ガラス上にセットされた原稿のサイズを検知する(自動原稿送りモードの場合は、先に述べたように自動原稿送り装置によって原稿が原稿台ガラス上にセットされる。)。次に、ステップ227で操作部にて設定された動作モードを検知し、先に述べた式(1)を以って、画像形成動作開始から終了までの所要時間を算出し(ステップ228)、これを表示部に表示し(ステップ229)、再びステップ221へ戻りスタンバイ状態になる。ステップ230では画像形成の動作モードが変更されたか否かの判断を行っており、動作モードが変更されている場合はステップ227〜ステップ233を実行して所要時間表示を更新し、そうでない場合はステップ221へ戻る。
【0075】
上述の様に画像形成動作の所要時間の算出、表示を行うことにより、画像形成動作の開始以前に所要時間を表示することが可能となる。また、コピースタートキーの押下以前であれば動作モードの変更にあわせて所要時間表示を自動的に変更することにより、装置の実用性を向上することが可能となり、さらに原稿枚数が設定してあるかを確認することができる。
【0076】
第3および第4の実施形態によると、画像形成動作の開始以前に所要時間を表示することを可能にし、画像形成装置の実用性を向上することが可能である。
【0077】
(第5の実施形態)
図8は、上述した画像形成装置の本実施形態にかかる操作部を概念的に示すものであり、そのほとんどは図2のそれと同じであるが、40は使用者毎に好みの使用方法を設定するためのユーザーモード(*)キー、41は原稿カウント専用キーである。
【0078】
次に本実施形態における所要時間の計算方法について説明する。本実施形態では、画像形成1枚当たりの所要時間から動作開始から終了までの所要時間を求める方法を用いる。原稿サイズ、用紙サイズ、動作モード、倍率から一意に決定される画像形成1枚当たりの所要時間をtとし、予め制御装置32の記憶装置(RAMまたはROM)に記憶しておく。部数、動作モード、原稿枚数から動作開始から終了までの画像形成を行う回数を求めこれをn1とし、動作開始から計算を実施するまでに画像形成が行われた回数をn2とし、計算を実施してから終了までの所用時間をTとすると、所用時間Tは次の計算式(3)で求める。
【0079】
【数3】
T=t×(n1−n2) …(3)
図9は上述した構成において動作する画像形成装置において、自動原稿送り装置を使用して、前述した所要時間を計算して表示するタイミングを示すフローチャートである。
【0080】
300ではタッチパネル及び表示部26により用紙の両面に画像形成を行うなど応用動作をさせるための動作モード設定、倍率設定、用紙設定をタッチパネル26を押下し選択することにより決定する。
【0081】
301ではテンキー23で画像形成を行う部数の設定を行う。
【0082】
次に302ではスタートキー22が押下されるまで待機する。スタートキー22押下後は303のステップに進む。
【0083】
303では所要時間表示を行うか否かを判断する。1例として、ユーザーモード(*)キー40が押された時、表示部26に図10に示す画面が表示される。この画面上のコピー待ち時間表示のON/OFFの項目で使用者がコピー待ち時間(すなわち所要時間)表示を行いたい場合はONを設定し、行いたくない場合はOFFを設定することが可能である。すなわち、この両面でコピー待ち時間(すなわち所要時間)表示がONであれば所要時間表示を行うため304のステップに進み、OFFであれば所要時間表示を行わないため本ルーチンは終了し画像形成動作を行う。
【0084】
304では自動原稿送り装置3を使用した原稿から画像形成を行う(原稿トレイ9に原稿がセットされている)場合は305、原稿台ガラス2に原稿を置かれた(すなわち、自動原稿送り装置3を使用しないで画像形成を行う)場合は306の各ステップへ進む。
【0085】
305では画像形成動作を行う前に、自動原稿送り装置3の原稿トレイ9にある原稿を1枚ずつ給排紙する(いわゆる、原稿カウント動作する)ことにより、原稿枚数を検出する。この原稿カウント動作後、画像形成が開始され、動作が終了する307まで画像形成は以下に説明する処理と並行して連続に行う。
【0086】
306で所要時間の算出を行う。これは前述した所要時間の計算方法に従い(3)式を用いて計算を行う。さらにここであらかじめ予測可能な誤差があれば補正計算を行う。そして、算出された所要時間を表示部26に表示させる。本実施例では1分単位の表示をすることにしたので仮に所要時間が3分の場合には「待ち時間3分」の文字列が表示部26に図11のように表示される。
【0087】
307では動作が終了していなければ306へ戻り、終了していれば306で表示部26に表示した所要時間を消去する。
【0088】
本発明は原稿枚数検出手段の1例として、自動原稿送り装置3の原稿トレイ9にある原稿を1枚ずつ給排紙する(いわゆる、原稿カウント動作する)ことにより、原稿枚数を検出する手段を説明したが、この手段のみに限ったものではない(例えば、原稿束の厚みから枚数を検出する手段でもよく、ページの原稿束の場合その原稿束の最後の原稿のページを読み取り原稿枚数とする検出手段でもよい。)。
【0089】
(第6の実施形態)
図8に示すように、本実施形態では自動原稿送り装置3に原稿束がセットされていれば、その原稿束をカウントして原稿枚数が何枚かを検出するための原稿カウント専用キー41を使用する。
【0090】
次に図12のフローチャートについて説する。
【0091】
310ではタッチパネル及び表示部26により用紙の両面に画像形成を行うなど応用動作をさせるための動作モード設定、倍率設定、用紙設定をタッチパネル26を押下し選択することにより決定する。
【0092】
311ではテンキー23で画像形成を行う部数の設定を行う。
【0093】
312で原稿カウント専用キー41が押下された場合313に進み、そうでなければ315に進む。
【0094】
313では自動原稿送り装置3に原稿がセットされていれば、自動原稿送り装置3の原稿トレイ9にある原稿を1枚ずつ給排紙する(いわゆる、原稿カウント動作する)ことにより、314で原稿枚数を検出する。
【0095】
次に315ではスタートキー22が押下されるまで待機する。スタートキー22押下後は動作が終了する320まで画像形成は以下に説明する処理と並行して連続に行う。スタートキー22押下後は316のステップに進む。
【0096】
316では所要時間表示を行うか否かを判断する。1例として、ユーザーモード(*)キー40が押された時、表示部26に図10に示す画面が表示される。この画面上のコピー待ち時間表示のON/OFFの項目で使用者がコピー待ち時間(すなわち所要時間)表示を行いたい場合はONを設定し、行いたくない場合はOFFを設定することが可能である。すなわち、この画面でコピー待ち時間(すなわち所要時間)表示がONであれば所要時間表示を行うため317のステップに進み、OFFであれば所要時間表示を行わないため本ルーチンは終了し画像形成動作を行う。
【0097】
317では自動原稿送り装置3を使用した原稿から画像形成を行う(原稿トレイ9に原稿がセットされている)場合は318、原稿台ガラス2に原稿を置かれた(すなわち、自動原稿送り装置3を使用しないで画像形成を行う)場合は319の各ステップへ進む。
【0098】
318では313,314で原稿枚数が既に検出されていれば、所要時間の算出が可能なため319へ進む。313,314を通らずに315でスタートキー22が押下されたならば、原稿枚数は不定のため、本ルーチンは終了し画像形成動作を行う。
【0099】
319で所要時間の算出を行う。これは前述した所要時間の計算方法に従い(3)式を用いて計算を行う。さらにここであらかじめ予測可能な誤差があれば補正計算を行う。そして、算出された所要時間を表示部26に表示させる。本実施形態では1分単位の表示をすることにしたので仮に所要時間が3分の場合には「待ち時間3分」の文字列が表示部26に図11のように表示される。
【0100】
320では動作が終了していなければ319へ戻り、終了していれば319で表示部26に表示した所要時間を消去する。
【0101】
本発明は原稿検出専用手段の1例として、原稿カウント専用手段としたが、この手段のみに限ったものではない。また、原稿枚数検出手段の1例として、自動原稿送り装置3の原稿トレイ9にある原稿を1枚ずつ給排紙する(いわゆる、原稿カウント動作する)ことにより、原稿枚数を検出する手段を説明したが、この手段のみに限ったものではない(例えば、原稿束の厚みから枚数を検出する手段でもよく、ページの原稿束の場合その原稿束の最後の原稿のページを読み取り原稿枚数とする検出手段でもよい。)。
【0102】
以上説明したように、第5および第6の実施形態によれば、装置が画像形成前に、(原稿カウント動作を行う等により)原稿枚数を検出することによって、使用者が画像形成前に原稿の枚数を数えて、装置に原稿枚数を入力する必要がなくなり、画像形成所要時間表示機能を有効に使用できることになる。
【0103】
(第7の実施形態)
本実施形態では、画像を記録する記録材の間隔を変化させることで画像形成速度を切り換える。操作部は図2のものを使用する。図13は定着装置7の温度制御ブロック図を示している。
【0104】
すなわち、50は定着装置7を加熱する為の加熱体、51は定着装置7の表面温度を測定する温度センサである。制御装置32は前記温度センサの測定結果より定着装置を一定温度に保持する為に加熱体50を駆動・非駆動制御する。また図14は画像形成速度切り換え制御を示すフローチャートであり、Xは装置の通常画像形成速度、Yは速度切り換え後の画像形成速度(X>Y)、Aは装置の通常制御温度、Bは速度切り換えを実行する温度(A>B)、Cは画像形成動作を停止させる為の温度(B>C)、Dは通常の画像形成速度に復帰する為の温度(A>D>B)である。400では定着装置が一定温度を維持する為の制御を行っている。401では定着装置の測定温度と規定値Bとの比較を行っている。401の結果、測定値が規定値B未満の場合には405のステップに、規定値B以上の場合には402のステップに進む。405では測定値と規定値Cとの比較を行っており、C未満の場合は画質が維持できなくなる為に画像形成動作の停止処理408を、C以上の場合には406のステップに進む。406では既に画像形成速度が切り換えられているかの判断を行い、切り換え未実施の場合には、B〜Cの定着温度で画質を維持することが可能な画像形成速度Yに切り換える処理407を行い、切り換え実施済みの場合には終了し400に戻る。402でも406と同様に既に画像形成速度が切り換えられているかの判断を行い、速度切り換え実施済みの場合には、403で測定値と画像形成速度復帰温度Dとの比較を行い、速度切り換え未実施の場合には処理を終了し400に戻る。403の結果、復帰温度D未満の場合には400に戻り、復帰温度D以上の場合には画像形成速度を通常のXに復帰させる処理404を行った後、400に戻る。本実施形態ではこれらの処理を一定時間ごとに繰り返し実行する構成を取っている為、400に戻る際に一定時間の待ち処理409を行っている。また、本実施例では画像形成速度の切り換えを1段階のみとしているが、複数段階の切り換えを行うような構成としてもよい。
【0105】
所要時間の計算方法は(3)式を適用する。
【0106】
次に画像形成速度切り換え動作があった場合の所要時間を補正する方法について説明する。
【0107】
図15は速度切り換え処理が実行された場合の補正処理を示したフローチャートである。まず速度切り換え後の画像形成速度を判定する処理410が行われる。次に、この結果と通常の画像形成速度との比率を算出する処理411が行われる。処理412では、処理411での結果を速度切り換え実行時から動作終了までの所要時間数値に掛け合わせることで補正を行っている。また、413は通常の画像形成速度に復帰した場合の補正処理であり、このときの比率は1になるので通常画像形成速度の所要時間に応じた数値がそのまま補正値となる。
【0108】
図16は上述した構成において動作する画像形成装置において、前述した所要時間の計算を実施するタイミングを示すフローチャートである。420ではタッチパネル及び表示部26により用紙の両面に画像形成を行うなど応用動作をさせる為の動作モード設定、倍率設定、用紙設定をタッチパネルを押下し選択することにより決定する。421ではテンキー23で画像形成を行う部数の設定を行う。次に422ではスタートキー22が押下されるまで待機する。スタートキー22押下後は画像形成動作が終了するまで画像形成は以下に説明する処理と並行して連続に行う。423では、自動的に原稿をカウントする(例えば、第5の実施形態において実行可能)等をして、原稿枚数を認識する。ここで利用者にテンキー23等で原稿枚数を入力させて原稿枚数を認識しても構わないことは言うまでもない。原稿枚数が認識されたならば424のステップへ進む。424では、画像形成速度切り換え有無を判断している。速度切り換え無しの場合には、428で画像形成動作終了までの所要時間の算出を行う。これは前述した所要時間の計算方法に従い(3)式を用いて計算を行う。さらにここで予め予測可能な誤差があれば補正計算を行う。429では428で算出された画像形成動作終了までの所要時間を表示部26に表示させる。本実施形態では1分単位の表示をすることにしたので仮に画像形成動作終了までの所要時間が3分の場合には「残り3分です。」の文字列が表示部26に表示される。図2はこの場合の所要時間表示の一例である。速度切り換え有りの場合には、425で画像形成動作終了までの所要時間の算出を行う。これも前述した所要時間の計算方法に従い(3)式を用いて計算を行う。
【0109】
426では現時点から動作終了までの所要時間を切り換え後の画像形成速度での所要時間に補正する。427では画像形成動作が終了していなければ、424へ戻り、終了していれば429で表示部26に表示した所要時間を消去する。
【0110】
以上説明したように、第7の実施形態によれば、画像形成動作中に最適な画質を得る為に画像形成速度が変化した場合においては、画像形成速度が変化した時点から画像形成動作終了までの所要時間を補正して導き出すことが可能となり、利用者は、画像形成動作途中の所要時間確認時においても、動作終了までの所要時間を正確に把握することが可能となり、効率の良い画像形成作業を行うことが出来る。
【0111】
(第8の実施形態)
本実施形態における感光ドラム表面電位制御方法について説明する。本実施形態では画像形成装置内のドラム表面電位センサによりドラム表面の暗部電位及び明部電位を測定し、その情報を元に目標値に近づける方法を用いる。図17は感光ドラム表面電位制御に必要な装置を概略的に示すものである。すなわち、60は一次帯電器、61はドラム表面の電位を測定する為の電位センサ、62は画像形成時に基準の白色としている標準白色板である。図18は電位制御の一例を示したフローチャートである。まず500では、一次帯電器に予め設定されている基準電流を流す。501では、電位センサでドラム表面電位を測定する。502では、この測定値と目標の暗部電位値を比較し、測定値が目標値に対して外れている場合は503のステップへ、許容範囲内の場合は504のステップに進む。503では、測定値が目標値に近づくよう一次帯電器に流す電流値を補正する。504では、500の電流値を一次帯電器に流す電流値に決定している。505,506では、所定回数の補正が終了したか否かの判断を行い、終了した場合には507のステップへ、終了していない場合には501に戻り、繰り返し暗部電位の補正処理を継続する。507では、測定値が目標の暗部電位の許容範囲内に入らなかったので最終補正電流値を用いた場合の表面電位から暗部電位を決定している。次に508では、原稿照明ランプ1を原稿照射位置とは異なる位置に有る標準白色板62を照射できる位置に移動させている。509では、予め設定されている基準点灯電位を原稿照明ランプ1に印加する。これにより、その反射光が感光ドラム上に投影される。510では、この投影された部分のドラム表面電位を電位センサで測定する。511では、測定結果と目標の明部電位値を比較し、測定値が目標値に対して外れている場合は512のステップへ、許容範囲内の場合は509の印加電圧を原稿照明ランプに印加する電圧値に決定し終了する。512では、測定値が目標値に近づくよう原稿照明ランプに印加する電圧値を補正する。513,514では、所定回数の補正が終了したか否かの判断を行い、終了した場合には515のステップへ、終了していない場合には509に戻り、繰り返し明部電位の補正処理を継続する。515では、測定値が目標の明部電位の許容範囲内に入らなかったので最終補正電流値を用いた場合の表面電位から明部電位を決定する。
【0112】
所要時間の計算方法は(3)式を適用する。
【0113】
次にドラム電位制御動作があった場合の所要時間を補正する方法について説明する。図19は補正処理の一例を示したフローチャートである。まず520では、前記図18のドラム電位制御動作が実行されるか否かの判断が(制御装置32において)なされる。この結果、制御動作が無い場合には、補正処理を行わずに前記画像形成動作の所要時間算出結果を用いるが、制御動作がある場合には、521で前記制御動作が画像形成一枚毎に動作するモードであるか、画像形成動作開始前に一度のみ動作するモードであるかの判断を行う。この結果、画像形成一枚後毎に動作するモードである場合には523のステップに、画像形成開始前に一度のみ動作するモードである場合には522のステップに進む。522では、前記算出結果に制御動作終了までの最大所要時間Sを加算して補正を行う。本実施形態では、この制御動作終了までの所要時間は予め制御装置の記憶装置等に記憶させる構成としたが、制御動作実行時に算出する構成としてもいいことは言うまでもない。523では、1回の制御動作時間s1と、前記画像形成回数n1,n2から計算されるトータル制御動作時間S1(S1=s1×(n1−n2))を加算して補正を行う。
【0114】
図20は上述した構成において動作する画像形成装置において、前述した所要時間の計算を実施するタイミングを示すフローチャートである。530ではタッチパネル及び表示部26により用紙の両面に画像形成を行うなど応用動作をさせる為の動作モード設定、倍率設定、用紙設定をタッチパネルを押下し選択することにより決定する。531ではテンキー23で画像形成を行う部数の設定を行う。次に532ではスタートキー22が押下されるまで待機する。スタートキー22押下後は画像形成動作が終了するまで画像形成は以下に説明する処理と並行して連続に行う。533では、自動的に原稿をカウントする(例えば、第5の実施形態において実行可能)等をして、原稿枚数を認識する。ここで利用者にテンキー23等で原稿枚数を入力させて原稿枚数を認識しても構わないことは言うまでもない。原稿枚数が認識されたならば534のステップへ進む。534では画像形成動作が開始するまでにドラム電位制御動作が有るか無いかを判断し、画像形成動作開始前に電位制御動作が無い場合には535のステップに、また、画像形成動作開始前に電位制御動作が有る場合には、538の各ステップに進む。535では、画像形成動作終了までの所要時間の算出を行う。これは前述した所要時間の計算方法に従い(3)式を用いて計算を行う。さらにここで予め予測可能な誤差があれば補正計算を行う。536では535で算出された画像形成動作終了までの所要時間を表示部26に表示させる。本実施形態では1分単位の表示をすることにしたので仮に画像形成動作終了までの所要時間が3分の場合には「残り3分です。」の文字列が表示部26に表示される。図2はこの場合の所要時間表示の一例である。537では画像形成動作が終了していなければ、535に戻り、終了していれば536で表示部26に表示した所要時間を消去し終了する。
【0115】
534において電位制御動作が有る場合には、538のステップに進む。538では、まず画像形成動作終了までの所要時間の算出を行う。これも105のステップの場合と同様に前述した所要時間の計算方法に従い(3)式を用いて計算を行う。さらにここで予め予測可能な誤差があれば補正計算を行う。次に、539で、実行するドラム電位制御動作の所要時間を538で算出された画像形成動作終了までの所要時間に加算して補正し、540で表示部26に表示させる。541では画像形成動作が終了していなければ、538へ戻り、終了していれば540で表示部26に表示した所要時間を消去し終了する。
【0116】
以上説明したように、第8の実施形態においては画像形成動作開始前にドラム表面電位制御動作の実行有無が予め判断される場合においては、電位制御動作時間を含めた画像形成動作終了までの数値を導き出すことが可能となり、利用者は、画像形成開始動作を実行してから制御動作時間を含む画像形成動作終了までの所要時間を正確に把握することが可能となり、効率の良い画像形成作業を行うことが出来る。
【0117】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、画像形成動作に関する所要時間を極めて正確に把握することができ、効率的に画像処理を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる画像形成装置の断面図である。
【図2】同装置の操作部を示す図である。
【図3】同装置の主として制御部分のブロック図である。
【図4】本発明にかかる画像形成装置の動作の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明にかかる画像形成装置の動作の他の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明にかかる画像形成装置の動作のさらに他の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明にかかる画像形成装置の動作のさらに他の一例を示すフローチャートである。
【図8】同装置の操作部の他の一例を示す図である。
【図9】本発明にかかる画像形成装置の動作のさらに他の一例を示すフローチャートである。
【図10】同装置の操作部の表示部の表示の一例を示す図である。
【図11】同装置の操作部の表示部の表示の他の一例を示す図である。
【図12】本発明にかかる画像形成装置の動作のさらに他の一例を示すフローチャートである。
【図13】定着装置の内容の一例を示す図である。
【図14】本発明にかかる画像形成装置の動作のさらに他の一例を示すフローチャートである。
【図15】本発明にかかる画像形成装置の動作のさらに他の一例を示すフローチャートである。
【図16】本発明にかかる画像形成装置の動作のさらに他の一例を示すフローチャートである。
【図17】感光ドラム周辺装置を示す図である。
【図18】本発明にかかる画像形成装置の動作のさらに他の一例を示すフローチャートである。
【図19】本発明にかかる画像形成装置の動作のさらに他の一例を示すフローチャートである。
【図20】本発明にかかる画像形成装置の動作のさらに他の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 原稿台ガラス
3 自動原稿送り装置
21 操作部本体
22 スタートキー
23 テンキー
26 タッチパネル及び表示部
27 所要時間算出キー
29 所要時間表示
Claims (1)
- 画像形成動作の所要時間を導き出す算出手段と、
定着装置の表面温度を測定する測定手段と、
前記測定手段の測定結果と所定温度との比較を行う比較手段と、
画像形成動作中に、前記比較手段の比較結果に応じて、画像形成速度を切り換える制御を行う制御手段と、
前記制御手段により切り換えられた画像形成速度に基づいて前記数値を補正する補正手段と、
前記算出手段が算出した所要時間を表示する表示手段とを有し、
前記制御手段による画像形成速度の切り換えが無しの場合には、前記算出手段により算出した所要時間を前記表示手段に表示し、
画像形成速度の切り換え有りの場合には、前記算出手段により算出された所要時間を、更に切り換え後の画像形成速度に基づいて前記補正手段により補正を行った上で該補正した所要時間を前記表示手段に表示することで、画像形成速度が変化した時点から画像形成動作終了までの所要時間を補正して表示することを可能としたことを特徴とする画像形成装置。
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