JP2566955Y2 - 吊下容器 - Google Patents

吊下容器

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JP2566955Y2
JP2566955Y2 JP1991097656U JP9765691U JP2566955Y2 JP 2566955 Y2 JP2566955 Y2 JP 2566955Y2 JP 1991097656 U JP1991097656 U JP 1991097656U JP 9765691 U JP9765691 U JP 9765691U JP 2566955 Y2 JP2566955 Y2 JP 2566955Y2
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英夫 青柳
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、円錐状商品を店頭にお
いて陳列状態で販売に供するのに使用される吊下容器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、円錐状をした菓子類を店頭で販売
する場合に使用される吊下容器としては、図5〜図7に
示すようなものが知られている。図5に示す吊下容器3
1は、孔32aの開いた板紙32を折り曲げて台紙33
に貼り付けた板紙製のものであり、図6に示す吊下容器
41は、多数の凹部42aを形成したプラスチック成形
物42を台紙43に取り付けたものであり、図7に示す
吊下容器51は、金属やプラスチックを連続した環状に
成形したものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
ののうち図5に示すものは、商品の下部が露出されず陳
列効果が低いという欠点があり、さらに紙の部品数が多
く組立て加工が面倒であるという問題点がある。また、
図6に示すものは、プラスチック成形物を作成するのに
金型を必要とすることからコストが高くなるという問題
点があり、図7に示すものは、金属やプラスチックを特
殊な形状に加工するのでこれもまたコストが高くなると
いう問題点がある。
【0004】本考案は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、製造が簡
単でコストも安い吊下容器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の吊下容器は、縦長状の1枚の板紙で形成さ
れる吊下容器であって、前記板紙にはこれを横断する複
数の受部領域がそれぞれ上下の谷折り線で区画され、各
受部領域はそれぞれ横に並ぶ複数の対向する円形孔が形
成された同幅の受部上面パネル及び受部下面パネルに山
折り線で分割されており、前記板紙における少なくとも
各受部領域の裏面側に熱接着性樹脂層が設けられてい
て、前記受部上面パネル及び受部下面パネルがその円形
孔が重なるようにして前方に突き出た状態で互いに熱接
着されてなる複数の受部を備え、さらに受部領域の上方
には2本の谷折り線が受部の幅より僅かに大きな幅を以
て横方向に設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0006】
【作用】上記構成からなる吊下容器は、その前方に突き
出た各受部に、受部上面パネル及び受部下面パネルの円
形孔同士が重なった受孔が形成された形態となり、この
受孔の中に円錐状商品を入れた状態で店頭の目立つ場所
に吊り下げられる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0008】図1は本考案に係る吊下容器の一実施例を
示す斜視図である。同図の吊下容器1は、図2に示す縦
長状の1枚の板紙2から形成されたものであって、その
前面に2段の受部A,Bを有しており、各受部A,Bは
円形状の受孔Ah,Bhをそれぞれ5つ備えている。
【0009】図2に示す板紙2は、熱接着性樹脂である
ポリエチレンを裏面側にコーティングしてなる紙材を打
ち抜いて形成されたものであり、同図に示すように、所
定幅の中間領域3を挟むようにして上下2つの受部領域
4,5がそれぞれ上下の横方向谷折り線a,bで区画さ
れており、さらにこれらの受部領域4,5はその中央を
横切る山折り線cによりの受部上面パネル4a,5a及
び受部下面パネル4b,5bに分割されている。そし
て、上側の受部領域4における受部上面パネル4a及び
受部下面パネル4bにはそれぞれ横に並ぶ5つの対向す
る円形孔4c,4dが形成されており、同様に、下側の
受部領域5における受部上面パネル5a及び受部下面パ
ネル5bにはそれぞれ横に並ぶ5つの対向する円形孔5
c,5dが形成されている。なお、本実施例では、上側
の受部領域4の円形孔4c,4dと下側の受部領域5の
円形孔5c,5dは互い違いに位置させている。さら
に、谷折り線a,bを折り曲げやすくするため、各円形
孔4c,4d,5c,5dはこの谷折り線a,bまで延
長した形状に形成されている。
【0010】上側の受部領域4の上方には看板部分とな
る大きな頭部領域6が設けられている。そして、この頭
部領域6の中程には2本の谷折り線e,fが横方向に設
けられており、上端近傍には吊下用の紐を通すための孔
6aが2つ形成されている。一方、下側の受部領域5の
下方には足部領域7が設けられている。
【0011】上記構成からなる板紙2から吊下容器1を
作成するに際しては、各受部領域4,5を山折り線cで
折り曲げるとともに谷折り線a,bで折り曲げることに
より、それぞれ受部上面パネル4aと受部下面パネル4
bの内面同士、受部上面パネル5aと受部下面パネル5
bの内面同士を対向させ、熱板でこれらを挟持して裏面
の熱接着性樹脂により接着する。このようにして形成さ
れた吊下容器1は、受部上面パネル4a及び受部下面パ
ネル4bがその円形孔4c及び4dが重なるようにして
前方に突き出た状態で互いに接着されてなる上段の受部
Aと、受部上面パネル5a及び受部下面パネル5bがそ
の円形孔5c及び5dが重なるようにして前方に突き出
た状態で互いに接着されてなる下段の受部Bを備えたも
のとなり、上段の受部Aには5つの円形状受孔Ahが、
また下段の受部Bには5つの円形状受孔Bhがそれぞれ
形成された状態となる。そして、裏面に熱接着性樹脂を
積層していることから、通常の紙に比べて強度があり且
つ接着強度が高いものとなっている。
【0012】上記熱接着性樹脂としては、ポリエチレン
の他に、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、塩ビ
系ヒートシール剤等を使用できる。また、これらの樹脂
を裏面全体にコーティングした板紙を使用するのが加工
上好ましいが、受部領域4,5の裏面にのみコーティン
グした板紙を使用してもよい。
【0013】吊下容器1は、その前方に突き出た2段の
受部A,Bに設けられた円形状の受孔Ah,Bhの中に
円錐状商品を入れた状態で店頭の目立つ場所に吊り下げ
られる。この場合、頭部領域6の孔6aにハトメが施さ
れ、これに吊下用の紐が通されて吊り下げられるもので
ある。
【0014】また、吊下容器1は、図3に示すように、
受孔Ah,Bhの中に円錐状商品Sを入れた状態で段ボ
ール等の箱Kに収納して搬送することも可能であり、こ
のような状態で工場から出荷することにより店頭におい
て商品を入れる手間が省ける。この場合、図示の如く頭
部領域6を2本の谷折り線e,fで折り曲げることで段
ボール等の箱K内にピッタリと収納させることができ
る。
【0015】なお、上記実施例では、2段の受部A,B
を形成する例を示したが、板紙を縦にもっと長くして3
段以上の受部を形成するようにしてもよいものである。
【0016】また、上記実施例に示した如き2段の受部
を備えた吊下容器を縦方向に複数連接したものとしても
よい。例えば、2つ連接したものを示すと図4のようで
ある。同図において、上側の吊下容器11は先の実施例
で説明したものと略同じものであるが、下側の吊下容器
21は先の実施例のものにおける頭部領域6を小さくし
たものであり、この小さな頭部領域22を上側の吊下容
器11における足部領域12の裏面に糊付けして両者を
一体としている。なお、各吊下容器11,21は先の実
施例で説明したのと同様の手順で製造することができる
ものである。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の吊下容器
は、所定の形状に打ち抜いた1枚の板紙をその裏面に設
けた熱接着性樹脂により熱接着して受部を形成すること
で作成されるので、部品点数が少なく製造が簡単であっ
て、コストを低くすることができる。
【0018】また、従来の紙製のものに比べて強度があ
りかつ受部もしっかりと接着されているので陳列中に破
損することがなく、しかも円錐状商品の下部も見える状
態で収納できるので陳列効果にも優れている。
【0019】また、コストが低いため、メーカーで予め
円錐状商品を入れて小売店に搬送するワンウェイでの使
用も可能である。この場合、受部の受孔に円錐状商品を
入れ、頭部領域を2本の谷折り線で折り曲げたコンパク
トな状態で段ボール等の箱に収納することにより、店頭
で商品を入れる手間を省けるとともに、円錐状商品が受
孔から外れないようにして搬送することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る吊下容器の一実施例を示す斜視図
である。
【図2】図1に示す吊下容器を作成するための板紙の展
開図である。
【図3】商品を入れた吊下容器を箱に収納する状態を示
す概略図である。
【図4】吊下容器を縦方向に2つ連接したものを示す斜
視図である。
【図5】従来の吊下容器を示す斜視図である。
【図6】従来の吊下容器を示す正面図である。
【図7】従来の吊下容器を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 吊下容器 2 板紙 4,5 受部領域 4a,5a 受部上面パネル 4b,5b 受部下面パネル 4c,4d,5c,5d 円形孔 A,B 受部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦長状の1枚の板紙で形成される吊下容
    器であって、前記板紙にはこれを横断する複数の受部領
    域がそれぞれ上下の谷折り線で区画され、各受部領域は
    それぞれ横に並ぶ複数の対向する円形孔が形成された同
    幅の受部上面パネル及び受部下面パネルに山折り線で分
    割されており、前記板紙における少なくとも各受部領域
    の裏面側に熱接着性樹脂層が設けられていて、前記受部
    上面パネル及び受部下面パネルがその円形孔が重なるよ
    うにして前方に突き出た状態で互いに熱接着されてなる
    複数の受部を備え、さらに受部領域の上方には2本の谷
    折り線が受部の幅より僅かに大きな幅を以て横方向に設
    けられていることを特徴とする吊下容器。
JP1991097656U 1991-11-02 1991-11-02 吊下容器 Expired - Lifetime JP2566955Y2 (ja)

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JP1991097656U JP2566955Y2 (ja) 1991-11-02 1991-11-02 吊下容器

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JPH0539370U JPH0539370U (ja) 1993-05-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6313755U (ja) * 1986-06-12 1988-01-29
JP2678451B2 (ja) * 1988-01-30 1997-11-17 大日本印刷株式会社 紙複合容器

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