JP2566921Y2 - 段ボール紙製コーナ部材 - Google Patents

段ボール紙製コーナ部材

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JP2566921Y2
JP2566921Y2 JP6454292U JP6454292U JP2566921Y2 JP 2566921 Y2 JP2566921 Y2 JP 2566921Y2 JP 6454292 U JP6454292 U JP 6454292U JP 6454292 U JP6454292 U JP 6454292U JP 2566921 Y2 JP2566921 Y2 JP 2566921Y2
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JP
Japan
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corrugated paper
center line
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JP6454292U
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Inventor
幸一 横山
Original Assignee
本州インターナショナル・パッケージング株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、外箱の4隅部に沿わせ
て立てて内容物の角部を介して該内容物を保持する段ボ
ール紙製コーナ部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコーナ部材は例えば図6に示すよ
うに、アングル状の発泡スチルロール製の本体12の一
部に、木製の補強材13を埋設して形成されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のコーナ部材は、
発泡スチロール材を使用しているので、廃棄焼却時の公
害の問題がある。
【0004】この公害上の問題を解決するため、段ボー
ル紙製のコーナ部材が知られているが、しかし、強度上
の問題がある。
【0005】本考案は、強度が大きく廃棄焼却時の公害
問題がない段ボール紙製コーナ部材を提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案によれば、外箱の
4隅部に沿わせて立てて内容物の角部を介して該内容物
を保持する段ボール紙製コーナ部材において、長尺の多
層段ボール紙の長手方向端部部分に中心線上の第1の折
り線と該第1の折り線に直交する第2の折り線とを同一
折り曲げ方向に刻設し、前記第1折り線以外の中心線の
両側に前記ダンボール紙の略厚さの巾の複数の抜き部を
千鳥状に打ち抜き、前記第2の折り線から折り曲げたの
ち前記中心線から逆方向に折り曲げ対向する両面で前記
外箱及び内容物への当接面を形成している。
【0007】上記多層段ボール紙には、2層ないし3層
の段ボール紙を用いるのが好ましい。
【0008】
【作用】上記のように構成された段ボール紙製コーナ部
材においては、多層段ボール紙をL字状に折り曲げ、更
に、その両端部分を外側に折り曲げ補強しているので、
大きい強度が得られる。又、組立てが非常に容易で、か
つ積層の為の接着剤等も全く不要である。
【0009】さらに、廃棄時には、容易に焼却すること
ができ、公害が全くない。
【0010】
【実施例】以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
【0011】図1において、段ボール紙製外箱10の内
部の1隅部に沿わせて、多層段ボール紙製コーナ部材1
がそれぞれ立てられており、これらコーナ部材1の内方
には、内容物11が収められている。
【0012】図2には、コーナ部材1を展開した原紙2
が示されている。この原紙2は、多層(図1の例では2
層であるが、1層又は3層以上であってもよい) の段ボ
ール紙が使用されている。
【0013】その原紙2は、巾Wが例えば163mmで
長さLが例えば630mmの長材紙で形成されている。
この原紙2の長手方向端部部分1aすなわち端部からの
長さL1(例えば80mm) の部分には、原紙2の中心
線上LC上に第1の折り線3が両側部分を離反する方向
(折り線3を境に紙面下方に曲げる方向) に刻設されて
いる。そして、この第1の折り線3に直交する第2の切
り線4が同方向に刻設されている。
【0014】他方、中心線LCの第1の折り線3,3以
外の中間部分1b(長さL2の部分)の両側には、巾W
1、W2が、それぞれ原紙2の厚さに略等しい寸法(例
えばそれぞれ18mm、15mm)の多数(図示の例で
は5個)の抜き部5〜9が千鳥状すなわち中心線LCの
左側に抜き部5,7,9が、右側に抜き部6,8がそれ
ぞれ打ち抜いて形成されている。そして、この一方の抜
き部例えば右側の抜き部6、8の上下にはテーパ部6
b、6c、8b、8cが形成され、後述のように折り曲
げたときにテーパ部6bは下面5aと、テーパ部6cは
上面7aとテーパ部8bは下面7bと、そしてテーパ部
8cは上面9aと係合してロックされるようになってい
る。
【0015】コーナ部材1の組立てに際し図3に示すよ
うに、第2の折り線4,4から端部部分1a,1aを折
り曲げる。
【0016】次いで、図4に示すように、中間部分1b
を中心線LCを境に第2の折り線4と逆方向すなわち相
互に接近する方向に折り曲げる。すると、例えば抜き部
7には、対向する突部7a(図2)が嵌入し、全体とし
てアングル状になるまで折り曲げられ、中間部分1bが
端部部分1a,1aで補強されて強固なコーナ部材1が
得られる。
【0017】このコーナ部材1を図1に示すように、外
箱1の内部の4隅部に沿わせて立て、内容物11を収納
すると、コーナ部材1の端部部分1a,1aは、外箱1
0の隅部内面に当接し、中間部分1bの内面は、内容物
11の角部外面に当接し、内容物11を外箱10に隙間
Cを設けて確実に保持する。
【0018】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているので、強度が大きく廃棄焼却時の公害問題がない
コーナ部材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す外箱への配置状態の分
解斜視図。
【図2】展開した原紙を示す平面図。
【図3】組立時の端部部分を折り曲げた状態を示す斜視
図。
【図4】組立時の中間部分を折り曲げた状態を示す斜視
図。
【図5】組立完了時の状態を示す斜視図。
【図6】従来のコーナ部材を示す斜視図。
【符号の説明】
C 隙間 LC 中心線 1 多層段ボール紙製コーナ部材 1a 端部部分 1b 中間部分 2 原紙 3 第1の折り線 4 第2の折り線 5〜9 抜き部 5a〜9a 突部 10 外箱 11 内容物 12 発泡スチロール製の本体 13 補強材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外箱の4隅部に沿わせて立てて内容物の
    角部を介して該内容物を保持する段ボール紙製コーナ部
    材において、長尺の多層段ボール紙の長手方向端部部分
    に中心線上の第1の折り線と該第1の折り線に直交する
    第2の折り線とを同一折り曲げ方向に刻設し、前記第1
    折り線以外の中心線の両側に前記ダンボール紙の略厚さ
    の巾の複数の抜き部を千鳥状に打ち抜き、前記第2の折
    り線から折り曲げたのち前記中心線から逆方向に折り曲
    げ対向する両面で前記外箱及び内容物への当接面を形成
    したことを特徴とする段ボール紙製コーナ部材。
JP6454292U 1992-09-16 1992-09-16 段ボール紙製コーナ部材 Expired - Lifetime JP2566921Y2 (ja)

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JP5500428B2 (ja) * 2009-02-25 2014-05-21 東レ株式会社 プリプレグロールの梱包体
JP5452643B2 (ja) 2012-02-28 2014-03-26 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 緩衝材
JP7448326B2 (ja) * 2018-10-02 2024-03-12 ダイナパック株式会社 段ボールシート、包装箱

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